JP2007280438A - 光ディスク記録装置および光ディスク記録方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】低コストで情報を光ディスクに書き込むことが可能な光ディスク記録装置を提供すること。
【解決手段】光ディスク1を回転駆動する駆動手段(スピンドルモータ11)と、光ディスクの回転角を検出する検出手段(エンコーダ12)と、光ディスクのトラックに予め記録されているアドレス情報を読み取る読み取り手段(光ピックアップ部14)と、光ディスクに書き込もうとする情報を記憶する記憶手段(RAM22)と、検出手段によって検出された回転角と、読み取り手段によって読み取られたアドレス情報とを参照し、記憶手段に記憶されている情報を、光ディスクの所定の位置に光学的に書き込む書き込み手段(光ピックアップ部14)と、を有する。
【選択図】図1

Description

本発明は、光ディスク記録装置および光ディスク記録方法に関する。
いわゆるCD(Compact Disc)またはDVD(Digital Versatile Disc)等の光ディスクは、その情報がディジタルデータで記録されているために複数回の複製によっても記録されている情報に劣化がないことから、不正な複製の対象となり易い。特に、それらの光ディスクが「海賊版」と称される光ディスクとして複製されると、著作権者や出版社に多大な不利益をもたらすことになる。
従って、著作権法でも特別な考慮が図られているとともに、出版社側では光ディスクのレーベル面や最内周側の鏡面領域に正規の製品であることを示す識別情報(製造ロット番号またはシリアル番号等)を印刷・刻印して製造・出荷を管理することが行われている。しかし、このような識別情報を印刷や刻印によって行うのではその複製も容易である。そこで、光ディスクの製造に際して、その保護層を形成する前または形成した後に、高出力レーザビームで、図8に示す光ディスク100の鏡面領域の反射層101に光ディスク100の中心から見て放射方向に長いバーコードエレメントとなる貫通孔102を形成してバーコードシンボル101aを構成する方式が提案されている(特許文献1参照)。
特開平6−203412号公報(要約書、請求項)
ところで、特許文献1に示す方法では、前述のように、高出力レーザビームによって貫通孔102を形成するが、高出力レーザビーム光源は一般に寿命が短く、また、部品の価格が高い。このため、多数の光ディスクに対してバーコードシンボルを形成する場合には、高出力レーザビーム光源を頻繁に交換する必要があることから、コストが高くつくという問題点がある。
また、貫通孔ではなく、レーザビームによって記録媒体(例えば、色素膜)に化学変化を発生させ、バーコードシンボルを形成する技術もある。そのような従来技術では、例えば、図8に示すように、楕円形のビーム断面形状110を有するレーザビーム光源を用いて、バーコードシンボルを形成する方法が一般的である。ところで、楕円形のビームの場合は、通常の円形のビームに比較して、ビームの断面積が大きいため、バーコードシンボルを形成するために必要な単位面積あたりのエネルギ密度を得ようとすると、レーザビーム光源の出力は面積に比例して高く設定する必要がある。したがって、前述の場合と同様にコストが高くつくという問題点がある。
本発明は、上記の事情に基づきなされたもので、その目的とするところは、低コストで情報を光ディスクに書き込むことが可能な光ディスク記録装置および光ディスク記録方法を提供することである。
上述の目的を達成するため、本発明の光ディスク記録装置は、光ディスクに情報を記録する光ディスク記録装置において、光ディスクを回転駆動する駆動手段と、光ディスクの回転角を検出する検出手段と、光ディスクのトラックに予め記録されているアドレス情報を読み取る読み取り手段と、光ディスクに書き込もうとする情報を記憶する記憶手段と、検出手段によって検出された回転角と、読み取り手段によって読み取られたアドレス情報とを参照し、記憶手段に記憶されている情報を、光ディスクの所定の位置に光学的に書き込む書き込み手段と、を有する。
このため、本発明によれば、低コストで情報を光ディスクに書き込むことが可能な光ディスク記録装置を提供することができる。
また、他の発明の光ディスク記録装置は、前述の発明に加えて、情報は著作権保護のためのバーコードシンボルであり、書き込み手段は、当該バーコードシンボルを、光ディスクのNBCAに光学的に書き込むようにしている。このため、著作権保護のためのバーコードシンボルをNBCAに安価かつ確実に書き込むことが可能になる。
また、他の発明の光ディスク記録装置は、前述の発明に加えて、書き込み手段による書き込みが正常であるか否かを判定する判定手段をさらに有するようにしている。このため、正常に書き込みがなされていない光ディスクについては、製品から確実に除外することができるので、製品の信頼性を向上できる。
また、他の発明の光ディスク記録装置は、前述の発明に加えて、判定手段は、バーコードシンボルが形成されたトラックのうちの複数のトラックについて判定を行うようにしている。このため、再生装置がどの位置から情報を読み取る場合でも確実に情報を読み取ることが可能な光ディスクを作成することができる。
また、他の発明の光ディスク記録装置は、前述の発明に加えて、書き込み手段は、光ディスクのデータ領域に情報を書き込むための書き込み手段と同一の書き込み手段によってバーコードシンボルを書き込むようにしている。このため、書き込み手段を構成するレーザ光源として低出力のものを使用することにより、光ディスク記録装置のコストを低減することができるとともに、装置の長寿命化を達成できる。
また、本発明の光ディスク記録方法は、光ディスクに情報を記録する光ディスク記録方法において、光ディスクを回転駆動し、光ディスクの回転角を検出し、光ディスクに予め記録されているアドレス情報を読み取り、光ディスクに書き込もうとする情報を記憶し、検出された回転角と、読み取られたアドレス情報とを参照し、記憶されている情報を、光ディスクに光学的に書き込む、ことを特徴とする。
このため、本発明によれば、低コストで情報を光ディスクに書き込むことが可能な光ディスク記録方法を提供することができる。
以下、本発明の一実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る光ディスク記録装置の構成例を示す図である。なお、本発明に係る光ディスク記録方法については、光ディスク記録装置の動作として説明する。図1に示すように、本発明の実施の形態に係る光ディスク記録装置10は、スピンドルモータ11、エンコーダ12、制御部13、光ピックアップ部14、変復調部15、デコーダ16、エンコーダ17、バーコードデコーダ18、バーコードエンコーダ19、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、I/F(Interface)23を主要な構成要素としている。
ここで、スピンドルモータ11は、例えば、DVD等の光ディスク1の中心軸に回転力を与えてこれを回転駆動する。エンコーダ12は、後述するようにエンコーダスケールとエンコーダ読み取り部とを有し、スピンドルモータ11の駆動軸に取り付けられたエンコーダスケールのパターンをエンコーダ読み取り部によって読み取ることにより、駆動軸の回転角を検出する。
図2は、図1に示すスピンドルモータ11とエンコーダ12の詳細な構成例を示す図である。この図に示すように、スピンドルモータ11の駆動軸11aの一端には、光ディスク1をクランプして保持するためのクランプ部11bが設けられている。また、駆動軸11aの他端には、円盤形状を有するエンコーダスケール12bが設けられている。エンコーダスケール12bの外周部には、光を遮断する遮断部12cと、光を透過する透過部12dとが交互に設けられている。なお、図2は、模式図であり、遮断部12cと透過部12dとは、図に示す場合よりも微細なパターンとして形成されている。エンコーダスケール12bの外周部の一部は、エンコーダ読み取り部12aの検出部内を通過するように構成されている。検出部の内部には発光部と、受光部とがエンコーダスケール12bを挟んで対向する位置に設けられている。発光部から射出された光は、エンコーダスケール12bの遮断部12cと透過部12dとによって遮断または透過されて受光部に入射される。従って、受光部が検出する光の強度により、遮断部12cまたは透過部12dのいずれが発光部および受光部の間に位置しているかを検出することができる。
なお、エンコーダ12としては、絶対エンコーダを使用してもよいし、相対エンコーダを使用して出力されるパルスをカウントしてその絶対位置を検出するようにしてもよい。検出された信号は、バーコードデコーダ18、バーコードエンコーダ19、および、CPU20に供給される。バーコードデコーダ18、バーコードエンコーダ19、および、CPU20は、エンコーダ12の検出信号に基づいて、駆動軸11aの回転角を知ることができる。
図1に戻る。制御部13は、CPU20の制御に基づいて、スピンドルモータ11を駆動するとともに、光ピックアップ部14に対してフォーカシング制御およびトラッキング制御等の制御を行う。また、制御部13は、光ディスク1から情報を読み出す場合と、情報を書き込む場合とでレーザ光の光の強度を変更する制御を実行する。
光ピックアップ部14は、レーザ光源、レーザ光源から照射されたレーザ光を光ディスク1に合焦させる光学部、光ディスク1から反射された光を電気信号に変換する検出部、および、フォーカシングとトラッキングを行うためのアクチュエータを主要な構成要素としている。なお、光ピックアップ部14から出力されるレーザ光は、楕円形状を有するビームではなく、通常の略円形のビーム形状を有しており、また、その出力も光ディスク記録再生装置(光ディスク1のデータ領域に対して情報を読み書きするための記録再生装置)として通常に使用されている範囲内のものを使用している。
変復調部15は、光ピックアップ14によって光ディスク1のデータ領域(画像、動画、音声等の情報が記録された領域)から読み出された信号(高周波信号)を、2値化する復調処理を実行するとともに、エンコーダ17から供給される2値化信号を高周波信号に変換する変調処理を実行する。また、変復調部15は、後述するバーコードシンボルに格納されている情報を読み出す場合には、バーコードシンボルに対応する高周波信号を2値化する復調処理を実行するとともに、バーコードエンコーダ19から供給される2値化信号を高周波信号に変換する変調処理を実行する。
デコーダ16は、変復調部15から供給された2値化信号を入力してデコードし、画像、動画、音声等の情報を生成し、I/F23に供給する。エンコーダ17は、I/F23から入力された画像、動画、音声等の情報を、例えば、MPEG(Moving Picture Expert Group)方式等に基づいてエンコードし、2値化信号として変復調部15に供給する。
バーコードデコーダ18は、バーコードシンボルに記録された情報を読み出す際に、変復調部15から出力される2値化信号を、エンコーダ12からの信号を参照しながら復号し、元の情報を生成する処理を実行する。バーコードエンコーダ19は、CPU20から供給される情報を、エンコーダ12からの信号を参照しながら、バーコードシンボルに変換する処理を実行する。なお、これらの動作については後述する。
CPU20は、ROM21に格納されているプログラムまたはデータに基づいて、装置の各部を制御する中央制御装置である。ROM21は、CPU20が実行する基本的なプログラムまたはデータを格納する半導体記憶装置である。RAM22は、CPU20が実行するプログラムまたはデータを一時的に記憶するための半導体記憶装置である。
I/F23は、外部の装置(例えば、パーソナルコンピュータまたはAV(Audio Video)機器)と接続して情報を授受するためのインタフェースである。
つぎに、以上の実施の形態の動作について説明する。図3は、図1に示す光ディスク記録装置10において、NBCA(Narrow Burst Cutting Area)にバーコードシンボルとしての情報を書き込む際の動作を説明するためのフローチャートである。このフローチャートが開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS10:CPU20は、制御部13に対して制御信号を供給し、スピンドルモータ11の回転を開始させる。スピンドルモータ11の回転が開始されると、光ディスク1が所定の角速度で回転を開始する。なお、スピンドルモータ11の制御としては、例えば、CAV(Constant Angular Velocity)となるように制御する。
ステップS11:CPU20は、制御部13に対して制御信号を供給し、光ピックアップ部14を光ディスク1の半径方向に移動させ、NBCAまで移動させる。ここで、NBCAとは、DVD等の記録媒体において、複製世代を管理するための情報を記録するための領域である。
図4は、DVD等の光ディスクの記録領域のレイアウトを説明するための図である。この図に示すように、DVD等の光ディスク1では、ディスクの最内周には、記録を行う際に用いる専用の記録領域として、記録情報管理領域が配置されている。この記録情報管理領域には、記録時にレーザパワーの校正を行う領域としてのPCA(Power Calibration Area)と、記録管理情報の保存領域としてのRMA(Recording Management Area)とが形成されている。記録情報管理領域の外周側には、リードイン領域が設けられており、その内側には、例えば、光ディスク1枚毎に固有の製造番号に相当するバーコードシンボルを記録するためのNBCAが設けられている。リードイン領域の外周側は、データ領域とされており、ユーザによって任意の情報が書き込まれる。データ領域の外周側はリードアウト領域とされている。本実施の形態の光ディスク記録装置10では、NBCAにバーコードシンボルを書き込む。
ステップS12:CPU20は、制御部13に対して制御信号を供給し、フォーカシング処理を実行させる。その結果、光ピックアップ部14は、NBCAに形成されているトラックにビームを合焦する。
ステップS13:CPU20は、制御部13に対して制御信号を供給し、トラッキング処理を実行させる。その結果、光ピックアップ部14から照射されるレーザ光は、NBCAに存在しているトラック上を移動する。
ステップS14:CPU20は、トラックに形成されているグルーブまたはランドのウォブリングパターンを読み取ることにより、トラックのアドレス情報を得る。なお、ウォブリングとは、トラックのアドレス情報に応じてガイド溝となるグルーブまたはランドを蛇行させたものである。当該ウォブリングを読み取ることにより、読み取り対象となっているトラックの位置を知ることができる。
ステップS15:CPU20は、ステップS14において取得されたアドレス情報に基づいて、バーコードシンボルを書き込むべき位置(目的位置)に到達したか否かを判定し、到達していない場合にはステップS14に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合にはステップS16に進む。
ステップS16:CPU20は、例えば、RAM22に格納されている、例えば、メディアIDを取得する。なお、メディアIDは、記録型DVD用の著作権保護技術であるCPRM(Content Protection for Recordable Media)に対応する情報であって、光ディスク1に対して1枚毎に付与されたユニークな番号(例えば、製造番号)である。CPU20は、取得したメディアIDをバーコードエンコーダ19に供給する。
ステップS17:バーコードエンコーダ19は、エンコーダ12からの出力信号を取得する。
ステップS18:バーコードエンコーダ19は、ステップS17において取得したエンコーダ12の出力信号を参照して、所定の角度になったか否かを判定し、所定の角度になった場合にはステップS19に進み、それ以外の場合にはステップS17に戻って同様の処理を繰り返す。具体的には、図5に示すように、所定の角度を基準とした角度θ1が検出された場合には、所定の角度(書き込み開始角度)に到達したと判定してステップS19に進む。
ステップS19:バーコードエンコーダ19は、バーコード書き込み処理を実行する。すなわち、バーコードエンコーダ19は、図5に示すように、光ディスク1の角度θ1〜θ2の区間に対して、図5にその一部を拡大して示すようなバーコードエレメント1cを記録する処理を実行する。図6(D)に示すように、光ディスク1のNBCA1aには、ランドとグルーブとが形成されており、光ピックアップ部14はグルーブ(またはランド)に対してトラッキング制御がなされているので、レーザ光120は図5に示す破線(トラックに対応)上をトレースしていく。光ディスク1がスピンドルモータ11によって回転されると、エンコーダ12からは、図6(A)に示すようなエンコーダ信号が出力される。バーコードエンコーダ19は、メディアIDを2値化データにエンコードし、当該2値化データと、エンコーダ信号とに応じて、変復調部15に図6(B)に示す書き込み信号を出力する。その結果、変復調部15は光ピックアップ部14に対して書き込み用のレーザ光を照射し、記録媒体の一部を熱によって変質または昇華させることにより、バーコードエレメント(バーコードシンボルを構成する1本の溝)1cを光ディスク1に書き込む。なお、図6の例は、3回連続して2値化データが“1”である場合を示しているが、2値化データが“0”である場合には、バーコードシンボルは形成されない。そして、1つのトラックに対する書き込みは、角度θ2になるまで継続して行われる。
ステップS20:バーコードエンコーダ19は、所定数の書き込みが終了したか否かを判定し、終了した場合にはステップS21に進み、それ以外の場合にはステップS17に戻って同様の処理を繰り返す。例えば、1081トラック分の書き込みが終了した場合(光ディスク1が1081回回転した場合)には、ステップS21に進む。
以上の処理により、図5に示すように、光ディスク1のNBCA1aに、メディアIDに対応するバーコードシンボル1bが角度θ1〜θ2の間に形成される。
ステップS21:CPU20は、形成されたバーコードシンボルが正常であるか否かを判定するためにバーコード読み取り確認処理を実行する。なお、この処理の詳細については後述する。
ステップS22:CPU20は、ステップS21におけるバーコード読み取り確認処理の結果が正常であるか否かを判定し、正常である場合には処理を終了し、それ以外の場合にはステップS23に進む。
ステップS23:CPU20は、バーコードシンボルの書き込みに失敗したことを、例えば、図示せぬ表示部に表示することにより、管理者に通知する。その結果、管理者は、当該光ディスク1はバーコードの書き込みに失敗したことを知る。
つぎに、図7を参照して、図3のステップS21に示すバーコード読み取り確認処理の詳細について説明する。図7に示す処理が開始されると、以下のステップが実行される。
ステップS30:CPU20は、処理回数をカウントするための変数iに初期値“1”を代入する。
ステップS31:CPU20は、制御部13に対して制御信号を与え、光ピックアップ部14を光ディスク1の内周側に移動させる。すなわち、書き込みが終了した時点では、光ピックアップ部14はバーコードシンボルの最外周側に位置しているので、最内周側に移動させる。
ステップS32:CPU20は、制御部13に対して制御信号を供給し、フォーカシング処理を実行させる。その結果、光ピックアップ部14は、NBCA1aに形成されている所定のトラックにビームを合焦する。
ステップS33:CPU20は、制御部13に対して制御信号を供給し、トラッキング処理を実行させる。その結果、光ピックアップ部14から照射される光ビームは、NBCA1aに形成されているトラック上を移動する。
ステップS34:CPU20は、トラックに形成されているランドまたはグルーブのウォブリングパターンを読み取ることにより、トラックのアドレス情報を読み取る。
ステップS35:CPU20は、ステップS34において取得されたアドレス情報に基づいて、バーコードシンボルが書き込まれている位置(目的位置)に到達したか否かを判定し、到達していない場合にはステップS34に戻って同様の処理を繰り返し、それ以外の場合にはステップS36に進む。
ステップS36:バーコードデコーダ18は、バーコードシンボルを読み取る処理を開始する。すなわち、光ピックアップ部14が光ディスク1のNBCA1aの所定のトラックに沿って読み取り用のレーザ光を照射しながら移動すると、当該レーザ光は、光ディスク1の表面で反射されて受光部に入射される。このとき、光ピックアップ部14から照射された光は、バーコード部分では反射率が低下するので、反射光の強度が弱くなる。それ以外の部分では、高い確率で反射されて光ピックアップ部14の受光部に入射される。受光部は、当該反射光の強弱を、電気信号に変換して出力する。変復調部15は、光ピックアップ部14から出力された電気信号を2値化信号に変換し、書き込み後確認信号(図6(C)参照)として、バーコードデコーダ18に供給する。バーコードデコーダ18は、書き込み後確認信号を、エンコーダ12からのエンコーダ信号(図6(A)参照)に基づいてデコードし、もとのメディアIDを得る。そして、得られたメディアIDをCPU20に供給する。
ステップS37:CPU20は、バーコードデコーダ18から供給されたメディアIDと、RAM22に格納されているメディアID(書き込みに使用したメディアID)とを比較し、これらが一致するか否かを判定する。その結果、一致する(正常である)と判定した場合には、ステップS39に進み、それ以外の場合にはステップS38に進む。
ステップS38:CPU20は、書き込みエラーが生じたことを管理者に対して通知する。その結果、管理者は書き込みが成功しなかったことを知ることができる。
ステップS39:CPU20は、処理回数をカウントする変数iの値を1インクリメントする。
ステップS40:CPU20は、変数iの値が3より大きいか否かを判定し、大きい場合にはもとの処理に復帰し、それ以外の場合にはステップS31に戻って同様の処理を繰り返す。すなわち、ステップS31〜S39の処理を3回繰り返した場合(正常な場合)にはもとの処理に復帰し、それ以外の場合にはステップS31に戻って同様の処理を繰り返す。
なお、ステップS31〜S39の処理では、光ディスク1の内周側から外周側に向かって3カ所でバーコードシンボルを読み取って正常であるか否かを判断する処理を実行する。すなわち、図7に示す処理では、図5に示すように、バーコードシンボルの内周側のトラック1dに光ピックアップ部14が移動されてバーコードシンボルが読み取られてチェックされ、続いて、中央のトラック1eに光ピックアップ部14が移動されてチェックされ、最後に、外周側のトラック1fに光ピックアップ部14が移動されてチェックされる。そして、3カ所においていずれも正常であると判断された場合には、書き込まれた情報が正常であると判断される。
以上の処理によれば、バーコードシンボルが正常に書き込まれたか否かを判定することができる。また、3カ所でチェックを行うようにしたので、再生装置によって情報の読み取り位置が異なる場合であっても、バーコードシンボルが確実に再生される光ディスク1のみを選択することができる。
以上に説明したように、本発明の実施の形態によれば、スピンドルモータ11の駆動軸に対してエンコーダ12を設け、当該エンコーダ12の出力信号を参照し、光ディスク1の回転角を検出してバーコードシンボルを書き込むようにしたので、バーコードシンボルを精度よく記録することができる。
また、以上の実施の形態では、図8に示す従来の場合と異なり、円形形状で小径の書き込み用レーザビームを用いて、バーコードシンボルを記録するようにした。このため、従来に比較すると、1回あたりのバーコードエレメントの形成長が短いために、何度も書き込みを行う必要があるものの、従来の場合と比較して低出力のレーザ光源を使用することができるので、装置全体のコストを低減することができる。また、低出力のレーザ光源は長寿命であるので、装置全体の長寿命化を図ることが可能になる。なお、書き込み回数が増えることについては、光ディスク1の回転数を上げることにより、ある程度短縮することが可能である。
また、以上の実施の形態では、書き込み終了後に、バーコードシンボルを読み出して、チェックするようにしたので、バーコードシンボルが正常に書き込まれているか否かを判定することができる。また、3カ所についてチェックするようにしたので、どのような再生装置で再生された場合でも書き込まれた情報が確実に再生できるように担保することができる。
また、以上の実施の形態では、NBCAに形成されたトラック上をトラッキングしながら、バーコードシンボルを書き込むようにしたので、例えば、光ディスク1が偏心した状態でクランプされた場合であっても、NBCAの所定の位置にバーコードシンボルを形成することができる。偏心の影響を受けなくなる。
なお、以上の各実施の形態は、一例であって、これ以外にも種々の変形実施態様が存在する。例えば、図1に示す実施の形態では、デコーダ16およびエンコーダ17も具備して、データ領域に対してもデータの書き込みおよび読み出しを可能としたが、これらのデコーダ16およびエンコーダ17については除外して、バーコードシンボルの書き込みおよび読み出し専用の装置とすることも可能である。
また、以上の実施の形態では、NBCAにバーコードシンボルを書き込む場合を例に挙げて説明したが、書き込み可能な情報はバーコードシンボルに限られず、例えば、文字情報または画像情報を書き込むようにしてもよい。また、NBCAではなく、データ領域にバーコード、文字情報、または、画像情報を書き込むことができるようにしてもよい。
また、以上の実施の形態では、エンコーダ12としては、図6に示すように、バーコードエレメントが形成される角度と対応する位置に、遮断部12cまたは透過部12dを有するエンコーダスケールを用いるようにしたが、バーコードエレメントの間隔に対して2倍の間隔で遮光部または透光部を有するエンコーダスケールを用いるとともに、2個の受光部を90度ずれた状態で配置し、それらの出力信号の排他的論理和を演算して得られた結果をエンコーダ信号として利用することも可能である。そのような実施の形態によれば、エンコーダスケールとして、精度の低いものを利用することができるので、装置のコストを低減することができる。
また、以上の実施の形態では、1枚の光ディスク1にバーコードシンボルを書き込む場合について説明したが、複数の光ディスクに対してバーコードシンボルを書き込む場合には、例えば、図7の処理の判定結果に応じて、レーザ光の強度を変化させたり、光ディスク1の回転速度を変化させたりするようにしてもよい。具体的には、エラーの発生率が高い場合には、レーザ光の強度を増したり、回転数を減速したりするようにしてもよい。そのような方法によれば、ロットとしてのエラーの発生率を減少させることができる。また、エラーの発生率が低い場合には、レーザ光の強度を減少させたり、回転数を増加させたりすることができる。レーザ光の強度を減少させる場合には、レーザ光源の寿命を長くすることができる。また、回転数を増加する場合には、書き込み処理に必要な時間を短縮することができる。
また、以上の実施の形態では、図7の処理において、書き込みに失敗したと判定した場合には、エラー通知をして終了するようにしたが、エラー通知をする前に再度の書き込みを行うようにしてもよい。そして、再度の書き込みの後に、再度確認を行って、それでも失敗したと判定した場合にエラー通知をするようにしてもよい。そのような方法によれば、光ディスク1を有効利用することができる。
また、以上の実施の形態では、書き込み処理と、確認処理とを別々のプロセスとして実行するようにしたが、1本のトラックに書き込みが終了した時点で、当該トラックについて確認処理を実行し、成功したと判定した場合には、次のトラックに進み、失敗した場合には、再度書き込みを実行するようにしてもよい。そのような方法によれば、バーコードシンボルを確実に記録することができる。
本発明は、例えば、バーコードを光ディスクに記録する光ディスク記録装置に利用することができる。
本発明の実施の形態の構成例を示す図である。 図1に示すスピンドルモータとエンコーダの詳細な構成例を示す図である。 図1の動作を説明するためのフローチャートである。 光ディスクの記録領域のレイアウトを示す図である。 光ディスクに記録されたバーコードシンボルの詳細を示す図である。 エンコーダ信号、書き込み信号、および、書き込み後確認信号の関係を示す図である。 図3のステップS21に示すバーコード読み取り確認処理の詳細を示すフローチャートである。 従来におけるバーコードシンボルの書き込み方法を示す図である。
符号の説明
1 光ディスク、10 光ディスク記録装置、11 スピンドルモータ(駆動手段)、12 エンコーダ(検出手段)、14 光ピックアップ部(読み取り手段、書き込み手段)、20 CPU(判定手段)、22 RAM(記憶手段)

Claims (6)

  1. 光ディスクに情報を記録する光ディスク記録装置において、
    上記光ディスクを回転駆動する駆動手段と、
    上記光ディスクの回転角を検出する検出手段と、
    上記光ディスクのトラックに予め記録されているアドレス情報を読み取る読み取り手段と、
    上記光ディスクに書き込もうとする情報を記憶する記憶手段と、
    上記検出手段によって検出された回転角と、上記読み取り手段によって読み取られたアドレス情報とを参照し、上記記憶手段に記憶されている情報を、上記光ディスクの所定の位置に光学的に書き込む書き込み手段と、
    を有することを特徴とする光ディスク記録装置。
  2. 前記情報は著作権保護のためのバーコードシンボルであり、前記書き込み手段は、当該バーコードシンボルを、前記光ディスクのNBCAに光学的に書き込むことを特徴とする請求項1記載の光ディスク記録装置。
  3. 前記書き込み手段による書き込みが正常であるか否かを判定する判定手段をさらに有することを特徴とする請求項2記載の光ディスク装置。
  4. 前記判定手段は、前記バーコードシンボルが形成されたトラックのうちの複数のトラックについて判定を行うことを特徴とする請求項3記載の光ディスク装置。
  5. 前記書き込み手段は、前記光ディスクのデータ領域に情報を書き込むための書き込み手段と同一の書き込み手段によって前記バーコードシンボルを書き込むことを特徴とする請求項2記載の光ディスク記録装置。
  6. 光ディスクに情報を記録する光ディスク記録方法において、
    上記光ディスクを回転駆動し、
    上記光ディスクの回転角を検出し、
    上記光ディスクに予め記録されているアドレス情報を読み取り、
    上記光ディスクに書き込もうとする情報を記憶し、
    検出された回転角と、読み取られたアドレス情報とを参照し、記憶されている情報を、上記光ディスクに光学的に書き込む、
    ことを特徴とする光ディスク記録方法。
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