JP4356711B2 - 光ディスクへの可視画像記録方法及び光ディスク記録装置 - Google Patents

光ディスクへの可視画像記録方法及び光ディスク記録装置 Download PDF

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Description

本発明は、CD−R/RWやDVD+R/RW及びDVD−R/RWなどの光ディスクのディスク面にレーザーを使用して可視画像を形成する光ディスクへの可視画像記録方法及び光ディスク記録装置に関し、特に、既に可視画像が形成されている光ディスクに新たな可視画像を追加して記録する場合に適用して好適なものである。
光ディスクの記録面やレーベル面(記録面と反対側の面)にレーザーを使用して文字や図形等の可視画像を形成することは知られている。
例えば、特許文献1には光ディスクのレーベル面側から見える個所に可視光特性変化層を設け、レーザー光を照射することによりその可視光特性を変化させて可視画像を形成することが提案されている。
また、特許文献2には、レーザーを使用して可視画像を記録することが可能な光ディスクにおいて、記録膜に可逆的な相変化材料を用い、記録した図形を書き換えることが提案されている。
さらに、特許文献3には、既に可視画像が形成されている光ディスクの記録面に新たに可視画像を追記することが提案されている。
なお、特許文献4には、光ディスクのディスク面に形成するのに好適なバーコードが提案されている。
特開2002−203321号公報 特開2003−016649号公報 特開2004−039019号公報 特開2004−063030号公報
上述のように、特許文献3において、レーザーにより既に可視画像が形成されている光ディスクのディスク面に、さらに、可視画像を追記することは提案されている。
しかしながら、特許文献3に記載されているものは、追記の態様や順番があらかじめ決まっており、使用者は自由な態様で追記することはできなかった。
可視画像を追記するときには、既に形成されている可視画像のディスク面上の位置を認識することが、新たに記録する画像と既存の画像との重なりを防止したり、無駄な空間が発生することを防ぐために必要である。
このために、上記特許文献3では、(1)ディスク上に形成されているウォブル(wobble)から位置アドレスを検出して、記録した可視画像位置のスタート又はエンドアドレスを記録する方法、及び、(2)反射光信号のエンベロープ形状から可視画像が形成されてる領域を検出する方法が提案されている。
しかしながら、上記(1)の方法は、位置アドレスを検出することができるように、可視画像を記録する領域に案内溝(groove)が設けられていることが必要であった。また、上記(2)の方法では、精度よく位置を検出することが困難であったが、場所、順番、形状があらかじめ決まっているので、格別な精度は必要でなかった。
そこで、本発明は、レーザーを用いて可視画像を記録することができる光ディスクにおいて、可視画像を容易かつ自由に追記することができる光ディスクへの可視画像記録方法及び光ディスク記録装置を提供することを目的としている。
上記目的を達成するために、本発明の光ディスクへの可視画像記録方法及び光ディスク記録装置は、光ディスクにレーザーを使用して可視画像を形成するときに、その可視画像のディスク面における位置と形と大きさを表し得る画像領域情報を光ディスクの所定の領域に記録しておき、その光ディスク上に可視画像を追記するときに、前記画像領域情報を読み出して、可視画像を形成するための編集画面に、該読み出された画像領域情報の形の情報に対応する形を、画像領域情報の大きさの情報に対応する大きさで、画像領域情報の位置の情報に対応する位置に画像として表示するようにしたことを主要な特徴としている。
ここで、前記光ディスクの最内周部又は/及び最外周部には所定の幅で複数の案内溝が設けられた記録領域が設けられており、この記録領域に前記画像領域情報が記録される。そして、前記可視画像は案内溝が設けられていない平坦なミラー面とされた可視画像記録領域に形成される。
また、前記画像領域情報を前記光ディスクの記録領域に記録する方法として、(1)画像領域情報を所定の符号化方法によって符号化し、該符号に従って前記記録領域のトラックにマークとスペースを交互に形成する方法、(2)画像領域情報の各ビットを前記記録領域のトラックを所定長ごとに分割した区分にそれぞれ割り当て、該区分をそのビットの値に応じて光学的に差別化できる状態に形成する方法、及び、(3)前記画像領域情報に対応するバーコードを前記記録領域に放射状に形成する方法、のいずれかの方法で記録するようにしている。
さらに、前記光ディスクは可視画像記録層とデータ記録層を有する片面2層構造の光ディスクであってもよく、この場合には、前記画像領域情報は該ディスクのデータ記録層に記録される。
さらにまた、前記画像領域情報には、その可視画像に対応する図形上の点を極座標(半径、角度)で表現した情報が含まれている。
本発明の光ディスクへの可視画像記録方法及び光ディスク記録装置によれば、光ディスクとそのディスク面に既に形成されている可視画像の領域を再現して表示することができ、任意の領域を有する可視画像を容易かつ自由に配置して、その配置に対応して追記することができる。
また、可視画像記録領域に案内溝が無いディスクでも、ディスク面に形成されている可視画像の位置、形及び大きさを示しうる画像領域情報を記録することができる。
さらに、可視画像記録領域に案内溝がないため、高品質の画像を形成することができる。
さらにまた、可視画像記録層とデータ記録層とを有する片面2層構造の光ディスクを用いた場合には、ディスクを裏返してセットすることなく、データ記録と可視画像の描画を行うことができる。
本発明で使用される光ディスクには、大きく分けて2種類のものがある。はじめに、本発明において使用される可視画像を記録することができる2種類の光ディスクについて説明し、以下、本発明の光ディスクに記録される画像領域情報、画像領域情報の記録方法、本発明の光ディスク記録装置の構成、本発明の光ディスク記録装置の動作の順に説明する。
1.第1の種類の光ディスク
図1は、本発明において使用する第1の種類の光ディスク1の一実施の形態におけるレーベル面の構造を示す図である。なお、記録面は、CD系(CD−R/RW)又はDVD系(DVD−R/RW、DVD+R/RW)のいずれであってもよい。
この図に示すように、光ディスク1におけるディスク内周部の所定の半径から所定の半径まで案内溝(Groove)が螺旋状に形成されている。また、ディスク外周部の所定の半径から所定の半径まで案内溝が螺旋状に形成されている。図示した例では、半径22mm〜24mmの最内周部の領域2(以下、「内周側インフォメーションエリア」とよぶ。)と半径56mm〜58mmの最外周部の領域3(以下、「外周側インフォメーションエリア」とよぶ。)が形成されている。この内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3に前記画像領域情報が記憶される。なお、内周側インフォメーションエリア2と外周側インフォメーションエリア3の両方を設ける必要はなく、いずれか一方のみを設けるようにしてもよい。
前記案内溝にはウォブル(wobble)が形成されており、ウォブルには、ディスク位置情報(アドレス情報)がわかるように、位相変調やFM変調等が施されている。DVD系規格のADIP(Address In Pre-Groove)、CD系規格のATIP(Absolute Time in Pre-Groove)、あるいは、それらとは全く違った仕様のウォブルが形成されていても構わない。また、ウォブルの長さ(1周期の長さ)はその領域内で一定としてもよいし、可変としてもよい。
前記内周側インフォメーションエリア2と外周側インフォメーションエリア3の間の領域4は、可視画像を記録することができる可視画像記録領域である。前記特許文献1に記載されているように、レーザー光をこの可視画像記録領域4に照射することによりその可視光特性を変化させて可視画像を形成することができる。
この可視画像記録領域4には上記案内溝は形成されておらず、平坦なミラー面とされている。本発明においては、ディスク面に形成された可視画像の領域を示す画像領域情報にその領域に含まれる点を表す極座標を用いており、前述した特許文献3の発明のようにディスク上の絶対アドレス情報を必要としないため、案内溝を設ける必要がないこと、可視画像の記録中にトラッキングをかける必要がないこと、及び、案内溝があると光の干渉等により、可視画像の見栄えに影響があることなどの理由から、前記可視画像記録領域4を平坦なミラー面としている。
また、前記光ディスク1には、あらかじめ一つの半径方向が基準角度位置として定められており、光ディスク1上に設けたブラックドットなどのマークや、前記内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3から知ることができる所定のアドレス位置を該基準角度位置を示すマークとすることができる。
光ディスク1に可視画像を初めて記録するとき、及び、可視画像を追記するときは、この基準角度位置を示すマークが検出されたタイミングに同期させて可視画像の記録を開始させる。これにより、何度描画しても、毎回ディスク上の同じ角度位置から描画記録が開始され、既に可視画像が記録されている光ディスク上に新たな可視画像を追記するときに、該追記する可視画像を既存の可視画像に対する所望の位置に記録することができる。
2.第2の種類の光ディスク
上述した第1の種類の光ディスクは、記録面にデータを記録し、その反対側の面であるレーベル面に可視画像を記録するものであった。したがって、記録面にデータを記録した後にレーベル面に可視画像を記録するときには、光ディスクを裏返しにしてドライブ装置に挿入することが必要であった。
次に、光ディスクを裏返しにして挿入する必要のない第2の種類の光ディスクについて説明する。この第2の種類の光ディスクは、1枚のディスクにデータ記録層と可視画像記録層(画像描画層)を形成した片面2層構造のディスク(デュアルレイヤーディスク)であり、レンズのフォーカス位置を変更するだけで、片側から両方の層(データ記録層と画像描画層)にアクセスすることができる。後述するように、この第2の種類のディスクを用いる場合には、そのデータ記録層に前記画像領域情報を記録することができる。
このようなデュアルレイヤーディスクとしては、CDRタイプ、DVDRタイプ、及び、CDR−DVDRの混合タイプなどがある。
図2は、本発明において使用する第2の種類の光ディスクの層構造を示す図であり、(a)は、CDRタイプのデュアルレイヤーディスクの層構造、(b)はDVDRタイプのデュアルレイヤーディスクの層構造、(c)はCDR−DVDR混合タイプのデュアルレイヤーディスクの層構造を示している。
図2の(a)に示すように、CDRタイプのデュアルレイヤーディスクは、データ面側(対物レンズ側)から、グルーブ(案内溝)付きのポリカーボネート層、データ記録層が順に設けられている。通常のCDRの場合には、前記データ記録層の次に反射層と保護層が設けられるのであるが、このディスクにおいては、前記データ記録層の上に半透明層が設けられており、その上に、中間層を介して、可視画像記録層(画像描画層)が設けられている。また、描画した可視画像をレーベル面から目視することができるように、画像描画層の上に半透明層と保護層が設けられている。全体の厚さは1.2mmとされている。
対物レンズを通ったレーザ光は、データ記録層及び半透明層を透過して画像描画層に到達し、画像描画層に熱が加わって感熱層が化学変化を起こして色が変化することにより可視画像を描画することができる。
図2の(b)はDVDRタイプのデュアルレイヤーディスクの層構造を示す図である。
図示するように、データ面側から順に、グルーブ付きのポリカーボネート層、データ記録層、半透明層からなるDVDデータ記録基板が設けられており、中間層を介して、画像描画層、半透明層及びポリカーボネート層からなる画像描画基板が設けられている。前記両基板を貼り合わせ、全体の厚さは、1.2mmとされている。
対物レンズを通ったレーザ光は、データ記録層及び半透明層を通って画像描画層に到達し、可視画像を描画することができる。
図2の(c)はCDR−DVDRの混合タイプの層構造を示している。CDR−DVDRの混合タイプには、データ記録をCD側で行い、画像描画をDVD側で行うものと、データ記録をDVD側で行い画像描画をCD側で行うものがあるが、ここでは、データ記録をCD側で行い、画像描画をDVD側で行うものを示している。
図示するように、データ面側(対物レンズ側)からポリカーボネート層、画像描画層、半透明層からなる画像描画基板が設けられており、グルーブ付きの中間層、データ記録層、半透明層及び保護層からなるCDデータ記録基板が設けられている。前記両基板を貼り合わせ、全体の厚さは、1.2mmとされている。
このような片面2層構造の光ディスクを用いる場合には、レーザ光のフォーカス位置を変更するだけで、片側から両方の層への読み書きが可能であるため、ディスクを裏返してセットすることなくデータの記録再生や可視画像の描画を行うことができる。また、トラックアトワンス方式、又はセッションアトワンス方式により追記を行うことができるマルチセッションディスクであるため、そのデータ記録層のプログラムエリアのメインデータに前記画像領域情報を記録することができる。この第2の種類の光ディスクを使用するために新たにハードウエアを追加する必要もなく、光ディスク記録装置のファームウエアの変更程度で済む。
なお、この第2の種類の光ディスクにおいては、データ記録層の所定のアドレス位置を、前述した基準角度位置を示すマークとすることができる。
本発明においては、前記第1の種類の光ディスクを使用するときは、前記可視画像記録領域4に可視画像を記録するときに、上述した内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3に、該記録される可視画像の占める領域の位置、形及び大きさを表し得る画像領域情報を記憶するようにしている。また、前記第2の種類の光ディスクを使用するときは、前記画像描画層(可視画像記録層)に可視画像を記録するときに、そのディスクのデータ記録層のプログラムエリアに前記画像領域情報を記録するようにしている。そして、後から、前記可視画像記録領域4又は画像描画層に新たな可視画像を追加して記録するときに、前記画像領域情報を読み出して既に記録されている可視画像の領域を表示することにより、任意の形の可視画像を既存の可視画像と重なることなく自由に配置して記録することができるようにしている。
3.画像領域情報
次に、記録された可視画像の占める領域の位置、形及び大きさを表し得る画像領域情報について説明する。
本発明においては、記録された可視画像に含まれる点の位置を示す情報とその可視画像をどのような形として捉えたかを示す情報とを用いてその可視画像の位置、形及び大きさを表現することができるようにしている。このような画像領域情報は、可視画像の領域をどのような形として捉えるかによって異なってくる。
そして、前記点の位置を例えば極座標系を用いて表現している。光ディスクの中心を原点、前記基準角度位置に対応する半径を基準線(角度ゼロ位置)とする極座標系を用いる。なお、角度は前記基準線から時計回りに増加するものとして説明する。
3−1.可視画像の領域を長方形又は円形として捉える場合
図3は、可視画像を長方形又は円形として捉える場合の画像領域情報を説明するための図であり、(a)は長方形として捉える場合、(b)は円形として捉える場合を示している。
前記光ディスク1の可視画像記録領域4又は画像描画層に可視画像を形成するときには、ホストコンピュータ上で画像編集プログラムを使用して形成しようとする絵や文字などを含むイメージデータを作成又は選択し、該イメージデータに応じてレーザー光のパワーを制御して可視画像を形成している。
一般に、絵や文字など(以下、「絵柄」とよぶ。)を含んだイメージデータはビットマップ(.bmp)等の形式になっており、その外形は、通常、正方形又は長方形である。そこで、図3の(a)に示すように、その正方形又は長方形6の一辺を基準線5に対して平行に配置したとき、前記極座標系において、最も内周側に位置するイメージデータ点Aの座標を(r1,θ1)、最も外周側に位置する点Bの座標を(r2,θ2)とする。図中のC点とD点は、A点とB点の座標が分かれば計算で求めることができる。これにより、可視画像の大きさも求めることができる。
さらに、前記座標情報とは別に、この可視画像を正方形又は長方形として捉えたことを示す情報も併せて記録しておく。すなわち、(R,A(r1,θ1),B(r2,θ2))という形式の画像領域情報とする。ここで、“R”は“Rectangle”を意味する。
なお、最外周部に位置する座標Bの半径情報“r2”は光ディスクの半径を超えていても良い。また、長方形のみを扱う場合には、A点とB点の座標のみを記録すればよい。
さらに、可視画像の配置位置によっては、A点とD点あるいはA点とC点が同じ半径位置に位置するときがある。このような場合は、角度の小さい方を採用する。そのとき、同様にB点とC点あるいはB点とD点が同じ半径位置に位置しているので、角度値の大きいほうを採用するものとする。
その後、図示する可視画像7の追記が行なわれたとする。このとき、第1の種類の光ディスクを使用している場合には、新たな可視画像領域7に対応する画像領域情報(R,E(r3,θ3),F(r4,θ4))が前記内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3に追加して記録される。また、前記第2の種類の光ディスクを使用している場合には、追記される前から描画されていた可視画像の領域と追記された可視画像7の領域の両者を含む画像領域情報、すなわち、追記された後にディスク面に描画されている可視画像に対応する画像領域情報が、第2の種類の光ディスクにおけるデータ記録層に記録される。以後、可視画像をディスク面に追記していく度にこの工程が繰り返される。
図3の(b)は、可視画像の領域を円形として捉えた場合を示している。この場合には、円8の中心点Aの座標(円中心までの距離、角度)、円の半径B(円形半径)、及び、円形状であることを示す情報Cの3つの情報により、可視画像の位置、形及び大きさを表現することができる。すなわち、(C,A(r1,θ1),B(r2,θ1))とすればよい。また、B情報の角度θ1は省略してもよい。ここで、“C”は“Circle”を意味する情報である。
3−2.可視画像の領域を扇形として捉える場合
図4は、可視画像を扇形として捉える場合について説明するための図である。なお、ここでは、中心角度が等しく半径のみが異なる2つの円弧と該2つの円弧のそれぞれの端点を結ぶ半径方向の2本の直線で囲まれる形を扇形とよぶ。
図4に示すように文字などのイメージデータはアプリケーションによりディスク形状に合わせて円周方向に配置されることが多々ある。この場合には、前述した図3の(a)のように可視画像領域を長方形として捉えるよりも扇形として捉える方が可視画像の占める領域を無駄なく表現することができ、効果的である。
図4に示すように、可視画像「VWXYZ」が含まれる扇形(円弧AC、直線CB、円弧BD及び直線DAで囲まれた領域)9の最内半径をr1、最外半径をr2とし、また、この扇形の前記基準線5から時計回りでみたときの前方にあたる角度をθ1、後方の角度をθ2とする。このときの扇形の頂点であるA,B,C,Dの極座標は容易に求めることができ、扇形の大きさを求めることもできる。
そして、前述の場合と同様に、イメージデータを扇形として捉えたという情報も併せて記録しておく。例えば、(S,A,B)という形式の情報とする。ここで、“S”は“Sector”を意味する。なお、扇形のみを使用するときには、A点とB点の座標A(r1,θ1)及びB(r2,θ2)のみを記録するように設定しても良い。
3−3.イメージデータ内の絵柄に相当する領域のみを可視画像として捉える場合
イメージデータの領域中に含まれている絵柄は必ずしもイメージデータの領域全体にわたって存在するわけではない。この場合、前記図3に示した手法では、絵柄は小さいのに可視画像領域は大きく捉えられてしまうこととなる。そこで、イメージデータ中の絵柄のない部分のデータはヌル(null)として扱い、可視画像領域として記録する対象から外す。
図5はこの様子を示す図である。図5の(a)及び(b)に示すように、星形の絵柄がイメージデータ10の中に含まれているとする。そこで、図5の(a)に示すように、イメージデータ10中の絵柄の部分のみを抽出し、その部分を前記図4に示した場合と同様に扇形11の可視画像として捉えて、その画像領域情報を作成する。あるいは、図5の(b)に示すように、イメージデータ10の絵柄の部分を前記図3の(a)の場合と同様に長方形12の可視画像として捉えて、その画像領域情報を作成する。
このようにイメージデータ内の絵柄の存在する領域のみを可視画像の領域として捉えたることにより、無駄がなく正確な画像領域情報を作成することができる。
3−4.イメージデータ内の絵柄を忠実に再現する場合
上述の場合は、可視画像の領域を長方形、円形又は扇形として捉えるものであった。次に、可視画像の領域をできるだけ実際の絵柄の形に近づけた形で捉える場合について説明する。
図6の(a)は、イメージデータ内の絵柄を多角形として捉える場合を示している。
まず、前述の場合と同様に、イメージデータ内において絵柄が存在しない部分のデータをヌルとして画像領域情報の対象から外す。
次に、絵柄の位置、形及び大きさを定めることができる複数の点を決定する。前記図5の(a)及び(b)の場合には、この絵柄を含む四角形又は扇形の頂点4つを定め、可視画像領域を形成したが、この場合は、さらに多くの極座標点が必要となる。一般に、平面図形は3点存在すれば形を定めることができるが、複雑な図形の場合は座標点を増やす必要がある。
例として、図6の(a)のような星形13の場合は、A〜Jの10点の座標点を採択すればよい。当然、座標点を多くとればとるほど限りなく正確に絵柄の形を再現することができる。したがって、ある絵柄の周囲の座標点を少なくとも3点以上定め、それら全てを可視画像の画像領域情報に含ませる。そして、前記図3の(a)及び(b)や図4の場合と同様に、形を表す情報も併せて記録する。すなわち、画像領域情報の表現は、例えば、(F,A(r1,θ1),B(r2,θ2),C(r3,θ3),・・・,J(r10,θ10))となる。ここで、“F”は“Free”を意味する情報である。
可視画像を追記する場合は、これらの点を直線で結ぶことにより、可視画像領域を再現することができる。
図6の(b)は、可視画像の領域を絵柄の形に限りなく近づけるための他の方法を示す図である。
前述の場合と同様に、イメージデータ内において絵柄のある領域のみを抽出して、その領域をある一定の半径長さ(例えば、5mm)ごとに区切り、円周方向に分割する。分割後の形を扇形として捉え、絵柄を複数の扇形により表現する。
図6の(b)に示した例では、まず、抽出した絵柄14をそれぞれ所定値ずつ異なる半径r1、r2、・・・、r5を有する円弧で区切り、隣接する円弧で挟まれた各領域において絵柄14を含む扇形15、16、17及び18を決定する。そして、各扇形15〜18を表現する前記図4と同様の画像領域情報を、前記絵柄14を表す画像領域情報とする。
なお、前記絵柄を分割する半径長さを細かくすればするほど、実際の絵柄の形に近づけることができる。
4.第1の種類の光ディスクにおける画像領域情報の記録方法
次に、上述のように各種の方法で決定された画像領域情報を実際に前述した第1の種類の光ディスク1の所定の領域(内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3)に記録する方法について説明する。
前述のように、第1の種類の光ディスクにおいては、画像領域情報はディスク内周部の内周側インフォメーションエリア2又はディスク外周部の外周側インフォメーションエリア3の案内溝が形成されている範囲内の領域(画像領域情報記録領域)に記録される。
4−1.直接記録
前記内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3をCD系規格におけるPMA(Program Memory Area)に相当する領域として使用する。
図7の(a)に示すように、前記内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3に上述した画像領域情報をCD−R/RWで使用しているEFM(Eight to Fourteen Modulation)エンコード、又は、DVD記録で使用している8to16エンコードを使用して記録する。すなわち、EFMエンコード又は8to16エンコードにより符号化された画像領域情報の各符号に応じて、各トラックにマークとスペースを交互に形成することにより記録する。これは、通常のCD記録又はDVD記録の場合と同様にして行うことができる。
この画像領域情報を再生するときは、通常のCD又はDVDの再生と同様のCDデコード又はDVDデコードをすればよい。
4−2.トラックを所定長ごとに分割した区分を1ビットとして記録
上述した記録方法の場合は、記録後再生する際に記録品位(ジッタ、エラー)が悪いと適切に読み出せない恐れがある。そこで、一つのマークの大きさを大きくすることにより記録品位の影響を度外視させることができる。
そのために、画像領域情報の1ビットに前記内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3のトラックを所定長ごとに分割した区分を割り当てて画像領域情報を記録する。例えば、1ADIPワード、1ECC(Error Correcting Code)ブロック、又は、1サブコードフレームなどといった所定の長さに1ビットを割り当てればよい。
図7の(b)は、マーク長さを1ADIPワードとしてこれを前記画像領域情報の1ビットに対応させている例を示している。該ビットが”1”のときは、1ADIPワードの長さのランダムパターンを記録し、”0”のときはランダムパターンを記録しないようにすることで前記画像領域情報を記録する。
ランダムパターンが記録されていない場所では反射率が高く、ランダムパターンが記録されているところでは反射率が低くなるので、光ディスク1から反射される光のレベルを検出することにより、記録された情報を読み出すことができる。この場合は、記録の状態が多少悪くても画像領域情報を問題なく読み出すことができる。なお、反射率の大小関係は逆でも良い。
仮に、一つの極座標に2バイト使用したとしても、画像領域情報としては5バイトほどになり、この場合、10ECCブロック相当の長さになる。内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3の長さを考慮すれば全く問題のない長さである。
4−3.可視画像描画技術を利用して形成したバーコードとして記録
図7の(c)は、画像領域情報に対応するバーコードを形成する場合を示している。前記画像領域情報に対応するバーコードを可視画像形成技術を使用して前記内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3に形成する。このとき、前記特許文献4に記載されたバーコードが好適である。なお、この図においては、バーコードの各バーが直線状に配置されているが、実際には、円周状に(放射状に)配置されることとなる。このバーコードに記録されている情報は、上述の場合と同様に、光ディスク1から反射される光のレベルを検出することにより再生することができる。
バーコードの半径方向の長さを2mm、円周上のピッチを1mm程度とすれば、トラッキングをかけなくても読み出しが可能となる。
なお、このバーコードを形成する方法を採用するときには、必ずしも、前記内周側インフォメーションエリア2及び外周側インフォメーションエリア3に案内溝を形成する必要はない。
5.第2の種類の光ディスクにおける画像領域情報の記録方法
前記第2の種類の光ディスクは、トラックアトワンス(Track At Once)方式、又はセッションアトワンス(Session At Once)方式でデータを追記できるマルチセッションディスクであり、第2の種類の光ディスクを用いる場合には、前述した画像領域情報をプログラムエリアのメインデータとして記録することができる。
図8は、マルチセッションディスクに画像領域情報が記録されている様子を説明するための図である。この図に示した例では、リードインLIA1とプログラムエリアPA1とリードアウトLOA1からなるセッション1、リードインLIA2とプログラムエリアPA2とリードアウトLOA2からなるセッション2、及び、リードインLIA3とプログラムエリアPA3とリードアウトLOA3からなるセッション3が記録されている。そして、セッション1のプログラムエリアPA1とセッション3のプログラムエリアPA3にはデータが記録されており、セッション2のプログラムエリアPA2には、描画された画像の画像領域情報が記録されている。
このように、第2の種類の光ディスクには、画像領域情報をプログラムエリアのメインデータとして記録することができる。
図9の(a)は、上述のように、プログラムエリアのメインデータとして画像領域情報を記録するときにおける1セクタ(2048バイト)を構成するデータバイトの定義の一例を示す図である。
この図に示す例では、第0〜3バイトには画像領域情報であることを示す認識コード、第4〜7バイトには何回目の追記であるかを示す情報、第8〜11バイトには画像の形を表す情報、第12〜15バイトには第1の極座標情報、第16〜19バイトには第2の極座標情報、以下、描画された可視画像の領域を表すのに必要な情報が順に記録される。なお、規格化されているフォーマットに従い、最低限必要なセクタ数となるように、上記データを繰り返し記録する。例えば、16セクタ必要な場合には、上記1セクタを16回繰り返して記録する。
図9の(b)は、画像領域情報が記録されている具体例を示す図である。この図に示す例は、前記3−1で説明した可視画像の領域を長方形として捉えた画像領域情報R(A,B)及びR(C,D)である場合を示している。
第8〜11バイトには画像の形として長方形を示すR(Rectangle)が記録されており、第12〜15バイトにはその第1の点の座標情報A(r1,θ1)、第16〜19バイトにはその第2の点の座標情報B(r2,θ2)が記録されている。さらに、第20〜23バイトには第2の長方形の第1の点の座標情報C(r3,θ3)が記録されており、第24〜27バイトにはその第2の点の座標情報D(r4,θ4)が記録されている。この例では、画像の形を示す情報Rが同じであるため、第2の長方形を示す情報の記録は省略しているが、省略せずに記録するようにしてもよい。
このように、第2の種類の光ディスクを用いる場合には、そのデータ記録層のプログラムエリアに前述した画像領域情報を記録することができる。
6.光ディスク記録装置の構成
図10は、本発明の光ディスクへの可視画像記録方法を実行することができる光ディスク記録装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。この構成により、前述した第1の種類の光ディスク及び第2の種類の光ディスクのいずれに対してもデータの記録再生及び可視画像の記録を行うことができる。
本実施の形態の光ディスク記録装置は、前記光ディスク1に対してデータの記録再生及び可視画像の形成を行う光ディスクドライブ装置20、及び、該光ディスクドライブ装置20に接続されたホストコンピュータ(ホストPC)40で構成されている。ホストコンピュータ40には、追記する可視画像を編集するための画像編集プログラムや光ディスク1にデータや可視画像を記録したり、データを再生するための制御プログラムが搭載されている。なお、ホストコンピュータ40の有する機能を前記光ディスクドライブ装置20に持たせるようにしてもよい。
図示するように、光ディスクドライブ装置20は、光ディスク1を回転駆動するスピンドルモータ21、光ピックアップ22、RFアンプ23、サーボ回路24、デコーダ25、アドレス検出回路26、HF信号検出回路27、制御部28、レーザーパワーを制御するALPC(Automatic Laser Power Control)回路29、バッファメモリ30、エンコーダ31、ストラテジ回路32、及び、光ピックアップ22のレーザーダイオードを駆動するレーザードライバ33を備えている。
光ピックアップ22は光ディスク1にレーザー光を照射してデータの記録及び再生を行うとともに、可視画像の形成を行う。レーザー光を光ディスク1に照射したときの戻り光受光信号(EFM変調又は8to16変調されたRF信号)は、RFアンプ23で増幅され、サーボ回路24、デコーダ25、アドレス検出回路26及びHF信号検出回路27に供給される。
サーボ回路24は、前記RFアンプ23からの信号と制御部28からの制御信号に基づいて前記スピンドルモータ21の回転制御及び前記光ピックアップ22のフォーカス制御やトラッキング制御を行う。
デコーダ25は、前記RFアンプ23から供給されるEFM変調又は8to16変調された信号を復調し、再生データを出力する。光ディスクが前記第1の種類の光ディスクであって、前記画像領域情報が前記内周側インフォメーションエリア2又は前記外周側インフォメーションエリア3に前記図7の(a)に示した直接記録により記録されているときや、第2の種類の光ディスクのあるセッションに前記画像領域情報が記録されているときは、このデコーダ25により画像領域情報が再生される。
アドレス検出回路26は、前記RFアンプ23から供給される信号からウォブル信号成分を抽出して前記ADIP(又はATIP)を復号し、アドレス情報(位置アドレス)を検出する。
HF信号検出回路27は、前記RFアンプ23から供給されるRF信号のエンベロープを検出して、前記制御部28に供給する。前記ADIPやバーコードを形成されていない領域は反射率が高く、それらが形成された領域は反射率が低い。従って、このHF信号検出回路27から出力される信号のエンベロープの状態から、前記図7の(b)に示したように画像領域情報をADIPの有無により符号化した場合や、前記図7の(c)に示したように画像領域情報に対応するバーコードを形成した場合には、このHF信号検出回路27の出力から前記画像領域情報を再生することができる。
バッファメモリ30は、ホストコンピュータ40から供給される情報、すなわち、光ディスク1に記録すべきデータ(記録データ)及び光ディスク1に描画する可視画像のデータを記憶する。
エンコーダ31は、バッファメモリ30から読み出された記録データ又は可視画像のデータをEFM変調又は8to16変調し、ストラテジ回路32に出力する。
ストラテジ回路32は、エンコーダ31から供給された信号に時間軸補正処理等を行い、レーザードライバ33に出力する。
レーザードライバ33は、ストラテジ回路32から供給される変調された信号と、ALPC回路29の制御に基づいて、光ピックアップ22のレーザーダイオードを駆動する。
前述のように、前記光ディスク1には、前記基準角度位置を示すマークが設けられており、前記制御部28は、前記アドレス検出回路26や前記デコーダ25などからの出力に基づいて前記基準角度位置を示すマークを検出するようになされている。
光ディスク1に可視画像を形成するとき、前記制御部28は、前記基準角度位置を示すマークを検出したタイミングで、前記エンコーダ31にその周回に描画する画像データのエンコードを開始させ、その画像データに対応する可視画像の記録を開始させる。
これにより、光ディスク1の所定の位置から可視画像を形成することができる。
7.光ディスク記録装置の動作
図11は、上述した本発明の光ディスク記録装置により、前記光ディスク1に可視画像を形成するときの処理の流れを示すフローチャートである。このフローは、前述した第1の種類の光ディスクに可視画像を描画するとき、及び、前述した第2の種類の光ディスクに可視画像を描画するときの両者に共通である。
ユーザが前記光ディスクドライブ装置20に光ディスク1をセットすると、まず、セットされた光ディスク1が可視画像を追記することができる光ディスクであるか否かが判定される(ステップS1)。可視画像を追加して書き込むことができないディスクであるときには、この処理を終了する。
可視画像を追加して書き込むことができる光ディスクであり、その光ディスクが第1の種類の光ディスクであるときには、前述した内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3内の画像領域情報記録領域を再生し、また、その光ディスクが前記第2の種類の光ディスクであるときには、前記データ記録層のプログラムエリアを再生して(ステップS2)、前記画像領域情報が記録されているか否かを判定する(ステップS3)。
画像領域情報が記録されていないときは、可視画像を始めて記録するとき(初回記録)であるため、ステップS5に進む。
画像領域情報が読み出されたときは、ステップS4に進み、該読み出された画像領域情報に基づいて、光ディスク1とそのディスク面に形成されている可視画像の領域をホストコンピュータ40に接続されたディスプレイ上に表示する。すなわち、該読み出された画像領域情報の形の情報に対応する形を、画像領域情報の大きさの情報に対応する大きさで、画像領域情報の位置の情報に対応する位置に画像として表示する。ここで、光ディスクが第2の種類の光ディスクで、画像領域情報が記録されているセッションが複数読み出されたときは、最後に記録された画像領域情報を用いる。そして、ステップS5に進む。
図中の(a)は読み出された画像領域情報に基づいて光ディスク1のディスク面に形成されている可視画像の領域を再現して表示している様子の一例を示す図である。図示するように、光ディスク1の輪郭50の内部に、領域51と領域52で示される2つの可視画像が形成されている様子が再現される。
ステップS5において、ユーザは、ホストコンピュータ40上で画像編集プログラムを使用して、光ディスク1の可視画像記録領域4又は画像描画層に記録したい画像を編集し、決定する。このとき、可視画像の追記を行なう場合には、前記ステップS4で再現された既存の可視画像の領域が表示された画面を用いて、表示されている既存の可視画像の領域と追記する画像とを編集する。編集によって、既存の可視画像の領域に対する追加する画像の配置や大きさや形が決定される。初回記録の場合には、光ディスクの輪郭が表示された画面を用いる。ユーザーは、例えば、所望のサムネイル画像などを選択し、所望の文字を書き込んで追記する可視画像を決定し、その位置を決定する。
図中の(b)は、該ステップS5の処理を行っているときの編集画面に表示されている追加する画像の様子を示す図である。この図に示すように、既存の可視画像の領域51及び52とともに、追記する可視画像53が編集されて表示されている。
追記したい可視画像が決定されると、前記ホストコンピュータ40は、追加された可視画像のイメージデータを前記光ディスクドライブ装置20に送出し、前記光ディスクドライブ装置20はレーザーを使用し、その可視画像を光ディスク1の指定された位置に編集に対応して描画する(ステップS6)。
次に、前記ホストコンピュータ40は、追加された可視画像の位置、形及び大きさを表し得る画像領域情報を、前記図3〜図6に関して説明したようにして算出する(ステップS7)。
そして、該算出した画像領域情報を、前記光ディスク1が第1の種類の光ディスクであるときには、その前記内周側インフォメーションエリア2又は外周側インフォメーションエリア3に前記図7に関して説明した記録方法のうちのいずれかを用いて記録する。また、光ディスク1が第2の種類の光ディスクであるときには、そのプログラムエリアに算出した画像領域情報をTAO、SAOにて記録する(ステップS8)。この場合には、今回の編集作業前からディスクに描画されていた可視画像に今回の編集作業により追加された可視画像を加えた画像領域情報を記録する。
さらに、可視画像を追記するときには前記ステップS2に戻り、追記しないときには、この処理を終了する(ステップS9)。
なお、上記においては、第2の種類の光ディスクを使用する場合において、可視画像が追記されるごとに、可視画像が追記された後のディスク面に記録されている可視画像に対応する画像領域情報を記録するようにしていたが、これに限られることはなく、第1の種類の光ディスクを使用する場合と同様に、追記された可視画像に対応する画像領域情報を新たなセッションに記録するようにし、画像領域情報が記録されている全てのセッションのデータを読み出して合成し、ディスプレイ上に表示するようにしてもよい。
また、上述した実施の形態においては、画像領域情報に含まれる点の位置を極座標で表現していたが、これに限られることはなく、光ディスクの中心を原点、特定の半径方向をX軸、それと直交する半径方向をY軸とする直交座標系を用いるようにしてもよい。
本発明において使用する第1の種類の光ディスクの一実施の形態の構造を示す図である。 本発明において使用する第2の種類の光ディスクの層構造を示す図であり、(a)はCDRタイプのデュアルレイヤー光ディスクの層構造を示す図、(b)はDVDRタイプのデュアルレイヤー光ディスクの層構造を示す図、(c)はCDR−DVDR混合タイプのデュアルレイヤー光ディスクの層構造を示す図である。 画像領域情報を説明するための図であり、(a)は可視画像を長方形として捉える場合、(b)は円形として捉える場合を示す図である。 可視画像を扇形として捉える場合の画像領域情報を説明するための図である。 イメージデータ内の絵柄に相当する領域のみを画像領域情報として記録する対象とする場合について説明するための図であり、(a)は扇形として捉える場合、(b)は長方形として捉える場合を示す図である。 イメージデータ内の絵柄の形をより忠実に再現する場合について説明するための図であり、(a)は多角形として表現する場合、(b)は複数の扇形により表現する場合を示す図である。 画像領域情報を第1の種類の光ディスクに記録する方法について説明するための図であり、(a)は画像領域情報を記録領域に直接記録する場合、(b)は記録領域のトラックを所定長ごとに分割して区分を1ビットとして記録する場合、(c)は画像領域情報に対応するバーコードを可視画像記録の手法によって記録領域に形成する場合を示している。 第2の種類の光ディスクにおけるプログラムエリアへの記録の様子を説明するための図である。 第2の種類の光ディスクへの画像領域情報の記録方法を説明するための図であり、(a)はデータバイトの定義を示す図であり、(b)は画像領域情報の記録の具体例を示す図である。 本発明の光ディスク記録装置の一実施の形態の構成を示すブロック図である。 光ディスクに可視画像を追記するときの処理の流れを示すフローチャートである。
符号の説明
1:光ディスク、2:内周側インフォメーションエリア、3:外周側インフォメーションエリア、4:可視画像記録領域、20:光ディスクドライブ装置、21:スピンドルモータ、22:光ピックアップ、23:RFアンプ、24:サーボ回路、25:デコーダ、26:アドレス検出回路、27:HF信号検出回路、28:制御部、29:ALPC回路、30:バッファメモリ、31:エンコーダ、32:ストラテジ回路、33:レーザードライバ、40:ホストコンピュータ

Claims (12)

  1. 光ディスクにレーザーを使用して可視画像を形成するときに、該可視画像のディスク面における位置と形と大きさを表し得る画像領域情報を前記光ディスクの所定の領域に記録する工程と、
    光ディスクから前記画像領域情報を読み出す工程と、
    前記光ディスクに可視画像を形成するための編集画面に該読み出された画像領域情報の形の情報に対応する形を、画像領域情報の大きさの情報に対応する大きさで、画像領域情報の位置の情報に対応する位置に画像として表示する工程と、
    前記編集画面で、前記編集画面に表示されている前記光ディスクに形成されている可視画像に対応する画像と、前記光ディスクに新たに追加して形成する可視画像に対応するイメージデータを編集する工程と、
    前記編集画面における編集に対応して前記光ディスクへ新たに追加する可視画像を前記光ディスクへ形成する工程とを含む光ディスクへの可視画像記録方法であって、
    前記光ディスクには、可視画像を形成するための可視画像記録領域と、ディスクの最内周部又は最外周部の少なくとも一方にあらかじめ溝を彫る方法によって螺旋状に形成された複数のトラックを有する記録領域とが設けられており、
    前記可視画像記録領域には前記溝は形成されておらず、
    前記記録領域は前記画像領域情報が記録される領域である
    ことを特徴とする光ディスクへの可視画像記録方法。
  2. 前記画像領域情報を記録する工程は、前記画像領域情報を所定の符号化方法によって符号化し、該符号に従って前記記録領域のトラックにマークとスペースを交互に形成する工程であることを特徴とする請求項記載の光ディスクへの可視画像記録方法。
  3. 前記画像領域情報を記録する工程は、前記画像領域情報の各ビットを前記記録領域のトラックを所定長ごとに分割した区分にそれぞれ割り当て、該区分をそのビットの値に応じて光学的に差別化できる状態に形成する工程であることを特徴とする請求項記載の光ディスクへの可視画像記録方法。
  4. 前記画像領域情報を記録する工程は、前記画像領域情報に対応するバーコードを前記記録領域に放射状に形成する工程であることを特徴とする請求項記載の光ディスクへの可視画像記録方法。
  5. 光ディスクにレーザーを使用して可視画像を形成するときに、該可視画像のディスク面における位置と形と大きさを表し得る画像領域情報を前記光ディスクの所定の領域に記録する工程と、
    光ディスクから前記画像領域情報を読み出す工程と、
    前記光ディスクに可視画像を形成するための編集画面に該読み出された画像領域情報の形の情報に対応する形を、画像領域情報の大きさの情報に対応する大きさで、画像領域情報の位置の情報に対応する位置に画像として表示する工程と、
    前記編集画面で、前記編集画面に表示されている前記光ディスクに形成されている可視画像に対応する画像と、前記光ディスクに新たに追加して形成する可視画像に対応するイメージデータを編集する工程と、
    前記編集画面における編集に対応して前記光ディスクへ新たに追加する可視画像を前記光ディスクへ形成する工程とを含む光ディスクへの可視画像記録方法であって、
    前記光ディスクは、可視画像記録層とデータ記録層とを有する片面2層構造の光ディスクであり、
    前記画像領域情報を記録する工程は、前記画像領域情報を前記光ディスクのデータ記録層に記録する工程であることを特徴とする光ディスクへの可視画像記録方法。
  6. 前記画像領域情報は、当該可視画像に対応する図形における点の位置を、前記光ディスクの特定の半径方向を基準角度位置とし、前記光ディスクの中心を原点とする極座標で表現した情報を含むことを特徴とする請求項1又は請求項5記載の光ディスクへの可視画像記録方法。
  7. 光ディスクにレーザーを使用して可視画像を形成することができる光ディスク記録装置であって、
    光ディスクに可視画像を形成するときに、該可視画像のディスク面における位置と形と大きさを表し得る画像領域情報を前記光ディスクの所定の領域に記録する手段と、
    光ディスクから前記画像領域情報を読み出す手段と、
    前記光ディスクに可視画像を形成するための編集画面に該読み出された画像領域情報の形の情報に対応する形を、画像領域情報の大きさの情報に対応する大きさで、画像領域情報の位置の情報に対応する位置に画像として表示する手段と、
    前記編集画面における編集に対応して前記光ディスクへ新たに追加する可視画像を前記光ディスクへ形成する手段とを有し、
    前記光ディスクには、可視画像を形成するための可視画像記録領域と、ディスクの最内周部又は最外周部の少なくとも一方にあらかじめ溝を彫る方法によって螺旋状に形成された複数のトラックからなる記録領域とが設けられており、
    前記可視画像記録領域には前記溝は形成されておらず、
    前記記録領域は前記画像領域情報が記録される領域である
    ことを特徴とする光ディスク記録装置。
  8. 前記画像領域情報を記録する手段は、前記画像領域情報を所定の符号化方法によって符号化し、該符号に従って前記記録領域のトラックにマークとスペースを交互に形成する手段であることを特徴とする請求項記載の光ディスク記録装置。
  9. 前記画像領域情報を記録する手段は、前記画像領域情報の各符号ビットを前記記録領域のトラックを所定長ごとに分割した区分にそれぞれ割り当て、該区分をそのビットの値に応じて光学的に差別化できる状態に形成する手段であることを特徴とする請求項記載の光ディスク記録装置。
  10. 前記画像領域情報を記録する手段は、前記画像領域情報に対応するバーコードを前記記録領域に放射状に形成する手段であることを特徴とする請求項記載の光ディスク記録装置。
  11. 光ディスクにレーザーを使用して可視画像を形成することができる光ディスク記録装置であって、
    光ディスクに可視画像を形成するときに、該可視画像のディスク面における位置と形と大きさを表し得る画像領域情報を前記光ディスクの所定の領域に記録する手段と、
    光ディスクから前記画像領域情報を読み出す手段と、
    前記光ディスクに可視画像を形成するための編集画面に該読み出された画像領域情報の形の情報に対応する形を、画像領域情報の大きさの情報に対応する大きさで、画像領域情報の位置の情報に対応する位置に画像として表示する手段と、
    前記編集画面における編集に対応して前記光ディスクへ新たに追加する可視画像を前記光ディスクへ形成する手段とを有し、
    前記光ディスクは、可視画像記録層とデータ記録層とを有する片面2層構造の光ディスクであり、
    前記画像領域情報を記録する手段は、前記光ディスクのデータ記録層に前記画像領域情報を記録するものであることを特徴とする光ディスク記録装置。
  12. 前記画像領域情報は、当該可視画像に対応する図形における点の位置を、前記光ディスクの特定の半径方向を基準角度位置とし、前記光ディスクの中心を原点とする極座標で表現した情報を含むことを特徴とする請求項7又は請求項11記載の光ディスク記録装置。
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