JP2005353219A - 光ディスク記録再生装置および可視画像記録制御方法 - Google Patents

光ディスク記録再生装置および可視画像記録制御方法 Download PDF

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Abstract

【課題】 光ピックアップのトラバース方向の動力源として直流モータを使用した光ディスク記録再生装置においても、単独で光ディスクのレーベル面へ記録できる装置を提供する。
【解決手段】 可視情報記録制御手段を有しており、トラバース駆動手段によって光ピックアップを内周側に移動させた記録開始位置から外周方向に順次移動S203させ、レーザ光パワーを制御して可視情報の書き込む。トラッキング駆動系を動作させてシフト量が一定レベル以上となったら、光ピックアップを外周方向に一定距離移動S207し、トラッキング駆動系によってレーザースポットを内周方向に移動S209させ、記録済領域と未記録領域との境目を検出したときの前記トラッキングアクチュエータ手段のシフト量を保持し、S203に戻って周方向の座標情報に応じてレーザ光パワーを制御して可視情報を書き込む。
【選択図】 図3

Description

本発明は光ディスク記録再生装置のレーザ光によってトラックの存在しない光ディスクの情報記録面とは反対側の面(一般にレーベル面と呼ばれている)に、文字や画像などの可視情報を形成できる光ディスク記録再生装置に関するものである。
この種の光ディスク記録再生装置は(特許文献1)に記載されている。これは、デジタル情報がピットで記録される情報記録面にデジタルデータを記録する代わりに、ピットパターンにより可視画像を構成して記録するものである。しかしながら、この方法では、デジタルデータの記録可能な容量が減少してしまう。そこで、近年データ面とは反対側のレーベル面に、トラックを備えない感熱で発色する性質の感熱層を形成し、この光ディスクのレーベル面が光ディスク記録再生装置の光ピックアップと対向するように光ディスク記録再生装置のスピンドルモータにセットし、光ディスクを角速度一定(CAV制御)で回転駆動しながら、目的の可視情報の画像をこの回転に同期して光ピックアップに供給することで可視画像を記録する技術が下記の(非特許文献1)で報告されている。
光ピックアップにはレーザーダイオードが内蔵されており、光ディスクの情報記録面にアクセスしてデジタル情報を記録する際の前記レーザーダイオードは、前記情報記録面に記録済みのデジタル情報を読み出す場合に比べて大きい光パワーのレーザ光を出射できるように出力パワーが制御される。前記レーベル面への可視情報の書き込みの際にも前記情報記録面へのデジタル情報の書き込み時と同様の光パワーを変調して照射し、前記感熱層を発色させて目的の画像を記録している。
なお、前記レーベル面への画像の書き込みの際には、光ピックアップを光ディスクの径方向(トラバース方向)に動かして前記レーベル面に目的の画像を展開して記録される。光ピックアップの従来のトラバース方向の制御は、下記の(特許文献1)では本来データの記録用に設けられたトラックにより、時々の径方向の位置が決定されているが、後者のレーベル面に可視画像を記録する方法では、トラックが存在しないため、光ピックアップのトラッキングアクチュエータの駆動量と、トラバース駆動によるピックアップの移動のみにより半径位置を制御しなければならない。
この構成によると、光ディスク記録再生装置とは別に用意されたプリンタ装置を使用しなくても、前記レーベル面へ画像を書き込むことができる。
特開2003−203348 記載欄: PCワールド 記事名:ライトスクライブ シンプリファイズ CD/DVD ラベリング 報告者:ラモン ジィ マクロード 記事日時:2004/01/12 インターネット検索日:2004/05/28 アドレス:http://www.pcworld.com/news/article/0,aid,114211,00.asp (LightScribe Simplifies CD/DVD Labeling Ramon G. McLeod contributed to this report. Melissa J. Perenson, PC World Monday, January 12, 2004)
レーベル面への記録を行おうとする際に、レーベル面にトラックが形成されていないので、トラック方向の記録位置を特定することは困難である。ステッピングモータによりピックアップを半径方向に駆動する光ディスク記録再生装置では、ステッピングモータのパルス送り量精度での半径位置の特定が可能であるが、これではレーベル面に任意の精密な可視画像情報を記録するには不十分である。
また、トラッキングアクチュエータへの印加電圧によりレーザースポットをシフトさせて、半径位置を制御することも可能であるが、印加電圧に対して半径方向のシフト量が線形ではなく、トラッキングアクチュエータや、ドライバ集積回路のばらつきにより正確なシフト量としにくい。
本発明は、半径方向の位置を特定するためのトラックを持たない光ディスクのレーベル面などに設けられた感熱色素などによって可視画像を記録する光ディスク記録再生装置において、トラバース送り量以上の精度で、トラッキングアクチュエータやドライバ集積回路のばらつきに依存せず半径方向への精密な制御を行い、可視画像を記録できる光ディスク記録再生装置を提供することを目的とする。
本発明の請求項1記載の光ディスク記録再生装置は、光ピックアップの照射光により光ディスク上に形成された可視情報記録面の可視情報記録層の物理構造を変化させて可視情報を記録する光ディスク記録再生装置であって、光ディスクの半径方向に光ピックアップを移動するトラバース送り手段と、前記光ピックアップの記録・再生レーザースポットを光ディスクの半径方向に微少シフトさせるトラッキングアクチュエータ手段と、前記光ピックアップのアクセス位置の前記可視情報記録層の状態が可視情報記録済み領域か未記録領域を検出する可視情報記録済/未記録領域検出手段と、光ディスクの回転位置を検出する回転位置検出手段と、光ディスクの内周付近の初期位置を起点として、前記トラバース送り手段とトラッキングアクチュエータ手段を動作させて、前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端の検索を行う半径記録位置制御手段と、可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する可視情報記録制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項2記載の光ディスク記録再生装置は、デジタル情報の記録または再生が可能なデジタル情報記録面を有する光ディスクの半径方向に光ピックアップを移動するトラバース送り手段と、前記光ピックアップの記録・再生レーザースポットを光ディスクの半径方向に微少シフトさせるトラッキングアクチュエータ手段とを有し、前記光ディスクの前記デジタル情報記録面とは反対側の可視情報記録面の可視情報記録層に対して、前記光ピックアップの照射光により前記可視情報記録層の物理構造を変化させて可視情報を記録する光ディスク記録再生装置であって、前記光ピックアップのアクセス位置の前記可視情報記録層の状態が可視情報記録済み領域か未記録領域を検出する可視情報記録済/未記録領域検出手段と、光ディスクの回転位置を検出する回転位置検出手段と、光ディスクの内周付近の初期位置を起点として、最初に初期位置に可視画像情報の記録を行ったのち、前記トラッキングアクチュエータ手段のレーザースポットのシフト量を徐々に増加して外周方向に移動しながら前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端を検索し、前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量が一定以上となったときには、前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフトを中央付近にもどし、前記トラバース送り手段を動作させて前記光ピックアップを外周方向に一定量移動させ、現在位置が未記録領域である場合には、前記トラッキングアクチュエータ手段によりレーザースポットのシフト量を内周方向に徐々に増加させながら記録済み領域を探索したのち、前記トラッキングアクチュエータ手段のレーザースポットのシフト量を徐々に増加して外周方向に移動しながら前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端を検索する半径記録位置制御手段と、可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する可視情報記録制御手段とを備えることを特徴とする。
本発明の請求項3記載の光ディスク記録再生装置は、請求項1において、前記可視情報記録制御手段を、前記可視情報記録面の内周側に記録された半径位置基準領域を検出して、この位置を基点として可視情報の記録を開始するよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項4記載の光ディスク記録再生装置は、請求項1において、可視情報記録済/未記録領域検出手段を、予め用意された反射光レベルをもとに決定した閾値により記録済領域/未記録領域を検出するよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項5記載の光ディスク記録再生装置は、請求項1において、前記可視情報記録制御手段を、記録する可視情報のビットパターンを未記録領域が一定時間以上連続しないように変調して記録するよう構成したことを特徴とする。
本発明の請求項6記載の光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法は、デジタル情報の記録または再生が可能なデジタル情報記録面を有し、デジタル情報記録面とは反対側の可視情報記録面に可視情報記録層を備えた光ディスクに対して、光ピックアップの照射光により前記可視情報記録層の物理構造を変化させて可視情報を記録するに際し、光ディスクの内周付近の初期位置を起点として、最初に初期位置に可視画像情報の記録を行う第1ステップと、前記第1ステップの後に、前記トラバース送り手段とトラッキングアクチュエータ手段を動作させて、前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端を検索する第2ステップと、可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する第3ステップとを有することを特徴とする。
本発明の請求項7記載の光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法は、デジタル情報の記録または再生が可能なデジタル情報記録面を有し、デジタル情報記録面とは反対側の可視情報記録面に可視情報記録層を備えた光ディスクに対して、光ピックアップの照射光により前記可視情報記録層の物理構造を変化させて可視情報を記録するに際し、光ディスクの可視情報記録層が光ピックアップに対向するようにスピンドルモータにセットされ、前記光ピックアップをトラバース送り手段によって前記光ディスクの最内周付近の基準位置に移動し前記光ピックアップの記録・再生レーザースポットを半径方向にシフトさせるトラッキングアクチュエータ手段によって前記基準位置に相当する可視画像を記録する第1ステップと、前記トラッキングアクチュエータ手段によるシフト量を増加してレーザースポットを外周方向に移動しながら、前記光ピックアップのレーザー光から可視情報の未記録領域に入ったことを検出するする第2ステップと、
可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する第3ステップとを有し、前記第2ステップにおいて前記未記録領域を検出したときの前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量を保持した状態で、次の半径位置に相当する可視画像を周方向の座標位置に応じて前記第3ステップで記録する動作を、前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量が一定以上となるまで繰り返し、前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量が一定以上となったとき、前記トラバース送り手段を動作させて前記光ピックアップを外周方向に一定量移動させ、再度トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量をゼロとし、前記光ピックアップを前記トラバース送り手段によって光ディスク外周方向に移動したのち、現在位置が未記録済領域である場合には、前記トラッキングアクチュエータ手段によりレーザースポットを光ディスク内周方向にシフトさせて記録済領域と未記録領域との境目を検出したときの前記トラッキングアクチュエータ手段のシフト量を保持し、現在位置が記録済領域である場合には、前記トラッキングアクチュエータ手段によるシフト量を増加してレーザースポットを外周方向に移動しながら前記第3ステップで前記光ディスクの前記可視情報記録面に可視画像を記録することを特徴とする。
本発明の請求項8記載の光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法は、請求項6において、第1ステップを、前記可視情報記録面の内周側に記録された半径位置基準領域を検出して、この位置を基点として可視情報の記録を開始することを特徴とする。
本発明の請求項9記載の光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法は、請求項6において、第2ステップでは、予め用意された反射光レベルをもとに決定した閾値により記録済領域/未記録領域を検出することを特徴とする。
本発明の請求項10記載の光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法は、請求項6において、第1ステップまたは第3ステップでは、記録する可視情報を未記録領域が一定時間以上連続しない様に変調することを特徴とする。
本発明の請求項11記載の光ディスクは、デジタル情報の記録または再生が可能なデジタル情報記録面を有し、デジタル情報記録面とは反対側の面に形成され、光ピックアップの照射光により物理構造が変化して可視情報を記録可能な可視情報記録層を備えた光ディスクであって、前記可視情報記録層の最内周付近に、これを起点として外周方向に記録位置をずらしながら所望の可視情報を順次記録するための、半径位置の基準となる可視情報が記録されていることを特徴とする。
本発明の光ディスク記録再生装置によれば、半径方向の位置を特定するためのトラックを持たない光ディスクのレーベル面などに対して、光ピックアップのトラバース送り量以上の精度で、トラッキングアクチュエータやドライバ集積回路のばらつきに依存せず半径方向への精密な制御を行い、可視画像を記録できる。
以下、本発明の光ディスク記録再生装置および可視画像記録制御方法を具体的な実施の形態に基づいて説明する。
(実施の形態1)
図1〜図3は本発明の光ディスク記録再生装置の(実施の形態1)を示す。
図1は本発明に使用する光ディスク101を示す。ここではCD−ROM規格の光ディスクに適用した例を説明する。
光ディスク101には、片面にデジタル情報記録面203が形成され、もう一方の面には可視情報記録面202が形成されている。
この光ディスク101の使用に際しては、図2に示す光ディスク記録再生装置の光ピックアップ102に、デジタル情報記録面203または可視情報記録面202が対向するように光ディスク101が、スピンドルモータ106にセットされる。
CD−ROM規格の光ディスク101の場合のデジタル情報記録面203には、螺旋状にピットが形成されており、光ディスク記録再生装置ではこのピットを光ピックアップ102からレーザ光を照射してトレースして再生信号を得る。
可視情報記録面202は、感熱によって物理変化を起こすことにより発色する感熱層で構成されており、光ピックアップ102からの一定レベル以上のレーザー光により物理変化を起こさせて可視情報を記録する。この可視情報記録面202にはトラックは形成されていない。
光ディスク101のデジタル情報記録面203にアクセスしてデジタル情報を読み書きできる図2に示した光ディスク記録再生装置112は、スピンドルモータ106にセットされて回転駆動される前記光ディスク101にアクセスして記録再生を実施する前記光ピックアップ102を有している。
一般的なこの光ピックアップ102は、読み書きに必要なレーザ光を出射する半導体レーザーダイオード113と、この半導体レーザーダイオード113からのレーザ光を光ディスク101のデジタル情報記録面203上、または光ディスク101の可視情報記録面202上で合焦点させるように対物レンズ114をフォーカスアクチュエータコイルにより移動させるフォーカス駆動系115と、記録層205に螺旋状に形成されたピットをトレースするように対物レンズ114をトラッキングアクチュエータコイルにより移動させて微調整するトラッキング駆動系116と、デジタル情報記録面202からの反射光を検出するフォトセンサ117を内蔵している。
この光ピックアップ102は、直流モータ118を動力源として光ディスク101の径方向にトラバース制御するトラバース駆動回路105によって位置変更できるように構成されている。
詳しくは、フォトセンサ117よりの出力再生信号は、再生信号処理回路108で処理されて、種々のサーボエラー信号、再生信号(RF)が生成され信号処理回路109に送られる。種々のエラー信号のうち、フォーカスエラー信号は信号処理回路109で処理されて、これをもとにフォーカス駆動信号を生成し、フォーカス駆動回路103を介してフォーカス駆動系115を駆動して、フォーカス制御を行う。
107は光ディスク101を回転させるスピンドルモータ106のスピンドルドライバで、この通常のスピンドルドライバ107は、スピンドルモータ106内のホール素子の出力を元に、スピンドルモータ106の回転を制御する。また、ホール素子の出力を加工して1回転をN分割した領域毎にパルスを出力するFG信号出力を備え、このFG信号をもとに、1回転をN分割した領域毎に回転角を検出するとともに、回転数を信号処理回路109で監視して一定回転数となるよう制御を行う。光ピックアップ102から射出されるレーザ光の半径方向位置は、光ピックアップ102全体を半径方向に駆動するトラバース駆動回路105と、トラッキング駆動系116を介して対物レンズ114を光ディスク101の半径方向に駆動して微少な半径位置を制御するトラッキング駆動回路104とで制御されている。デジタル情報記録面203の再生時には、デジタル情報記録面203に形成された情報トラックにレーザ光を追従させて情報を再生するために、再生信号より再生信号処理回路108にて生成されたトラッキングエラー信号により信号処理回路109がトラッキング駆動回路104を制御して、半径方向のレーザ光の微少位置制御を行うと共に、トラバース駆動回路105を制御して光ピックアップ102全体の半径方向の移動制御を行う。
CPU110は、再生信号処理回路108や信号処理回路109の制御や調整動作、光ディスク記録再生装置112の様々な制御を行う。111はホストコンピュータで、前記可視情報記録面202へ記録するための可視画像情報を記憶し、光ディスク記録再生装置112に可視画像情報を順次送信して、次のようにして記録を行わせる。
可視情報の書き込みに際しては、可視情報記録面202が光ピックアップ102に対向するように光ディスク101がスピンドルモータ106にセットされる。
図3は光ディスク101の可視情報記録面202に光ディスク記録再生装置112が実際に可視画像を記録する場合の、CPU110と信号処理回路109の構成を示している。
可視画像記録開始に先立って、CPU110はステップS201において、信号処理回路109に命令を送り、トラバース駆動回路105を動作させて光ピックアップ102を光ディスク101の最内周付近の記録開始位置P1に移動させる。移動方法としては、たとえば光ピックアップ102を最内周に移動させたのち、一定量だけ外周方向に移動させる方法が一般的である。
次に、CPU110はステップS202において、トラッキング駆動系116によるトラッキング方向の微調整量がゼロ(レンズシフトセンターの状態)になるようにトラッキング駆動回路104を非動作状態として、レーザースポットをシフトさせない状態で前記記録開始位置P1に相当する光ディスク101の1周分の可視画像を記録する。
なお、一回転中の回転位置は信号処理回路109の回転位置検出手段109Bが前記CPU110に指示されて前記FGパルスに基づいて判定している。
ここで可視画像の記録は、ホストコンピュータ111よりCPU110が現在の半径位置に対応する可視画像データを受け取ると、信号処理回路109の可視情報記録制御手段109Dが前記CPU110に指示されて実施する。具体的には、受け取った可視画像データを一定期間以上に亘ってスペースが連続しない様に変調されたビットパターンに変換する。変換動作は通常、信号処理回路109内に設けられた専用のハードウエアにて行われる。変換されたビットパターンと、スピンドルドライバ107より出力されるFGパルスによる回転位置情報により、レーザー制御信号を出力して光ピックアップ102のレーザー発光レベルを変化させることにより、所望のビットパターンを光ディスク101上の可視情報記録面202に記録する。可視画像情報を記録すると、可視情報記録面202のその位置は記録済み領域となる。
ステップS203では、直流モータ118の駆動を行わないようにトラバース駆動回路105を非動作状態とした状態で、トラッキング駆動回路104を動作させてトラッキング駆動系116によって対物レンズ114の位置を移動させてレーザースポットを外周方向に徐々にシフトさせながら、ステップS204において、現在位置が未記録であることを検出するまで、ステップS205を経てステップS203を実行してシフト量を増加させる。
このステップS204での未記録領域の判別は、信号処理回路109の可視情報記録済/未記録領域検出手段109Aが前記CPU110に指示されて実施する。具体的には、光ディスク101の可視情報記録面202に照射したレーザースポットの反射光量をもとに判別する。すなわち、記録済み領域では、可視画像情報のビットパターンの記録により平均反射率は通常低下しているからである。より精度を高めるために、記録済み部分と、未記録部分で反射光量を予め測定しておき、この値をもとに閾値を決定することも可能である。また、光ディスク101の装填時に、未記録部分、記録済み部分にレーザースポットを移動可能であれば、光ディスク101が交換される度に未記録部分と記録済み部分で反射光量を測定することで、ディスク毎の反射率のばらつきを吸収して正確な動作を行うことも出来る。
ステップS204においてレーザースポットが未記録領域に入ったと判定された場合には、ステップS205にて先ほどのレーザースポットのシフト量を保持した状態で、該当する半径位置の可視画像ビットパターンを記録して、ステップS203を経てステップS204に戻って未記録領域を再度探索する動作を繰り返す。
トラッキング駆動系116によるレーザースポットのシフト量が一定以上になったことをステップS206で検出すると、CPU110はステップS207にて、トラバース駆動回路105が直流モータ118を駆動して光ピックアップ102を外周方向に一定量移動させ、再度トラッキング駆動回路104によるレーザースポットのシフト量をゼロにする。
なお、光ピックアップ102を外周方向に移動させるレーザースポットのシフト量は、トラバース駆動回路105によるピックアップの移動量の精度と、トラッキング駆動回路104によるレーザースポットのシフト量の許容値から予め決定する。シフト量の許容値は、シフトが大きくなった際の記録・再生効率の悪化の度合いと、対物レンズ114の可動範囲などから決定することができる。
次に、光ピックアップ102が移動した位置で、レーザースポットのシフト量がゼロの状態(レンズシフトセンターの状態)で、ステップS208にて、現在位置が記録済み領域か、未記録領域かを検出する。未記録領域である場合には、記録済み領域の最外終端を探すために、ステップS209にて、トラバース駆動回路105を非動作状態として、トラッキング駆動回路104を動作させてレーザースポットを内周方向に徐々にシフトさせながら、再度ステップS208にて、現在位置が記録済みであることを検出するまで、繰り返しステップS209とステップS208を実施して内周方向へのシフト量を増加させる。この記録済み端の内周端の検索は、信号処理回路109の半径記録位置制御手段109Cが前記CPU110に指示されて実施する。
内周方向へのシフトさせて、現在位置が記録済み領域になったとステップS208で判定したのち、またはステップS208にて現在位置が記録済み領域であったと検出した場合には、未記録領域の最内周端を探すために、ステップS203に戻ってトラバース駆動回路105を非動作状態として、トラッキング駆動回路104を動作させてレーザースポットを外周方向に徐々にシフトさせながら、ステップS204にて、現在位置が未記録であることを検出するまで、内周方向にシフト量を増加させて、再度可視画像記録を行う動作を所望の可視画像情報の記録が完了するまで行う。
このように、半径方向の位置を特定するトラックを持たない光ディスクのレーベル面などに設けられた感熱色素などに、トラバース駆動回路105によるトラバース送り量以上の精度で、トラッキングアクチュエータやドライバ集積回路のばらつきに依存せず半径方向への精密な制御を行い、光ピックアップ102のレーザー光によって可視画像を記録できる。
なお、本実施の形態ではCD規格のディスク表面に可視情報記録層を設けたディスクに可視画像情報を記録する場合を例に説明したが、感熱式の可視画像記録層を備える光ディスクに可視画像を記録するシステムであれば同様に実施が可能である。
また、本実施の形態では、装填された光ディスク101に対して無条件で可視情報を記録する場合を例に説明したが、ステップS201で記録開始位置に移動した際に、現在位置が記録済みかどうかを判別することにより、記録済みである場合には可視情報記録済みディスクであると判断して記録を停止することも可能である。
また、未記録であるべき部分の反射光量が記録済み部分の反射光量に対して一定以上の差がない場合には、記録済みディスクであると判断して記録を停止することも可能である。
なお、光ディスクの内周付近の初期位置を起点として、最初に初期位置に可視画像情報の記録を行う第1ステップは、ステップS201とステップS202に対応している。
前記前記第1ステップの後に、前記トラバース送り手段とトラッキングアクチュエータ手段を動作させて、前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端を検索する第2ステップは、ステップS203,S204,S206,S207,S208,S209に対応している。
可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する第3ステップは、ステップS205に対応している。
また、上記の実施の形態では、可視情報の記録開始位置が光ディスク101の最内周付近であり、この位置から外周側に向かって可視情報を光ピックアップで記録したが、光ディスク101の最外周付近を可視情報の記録開始位置とし、この位置から内周側に向かって可視情報を光ピックアップで記録するように構成することもできる。
(実施の形態2)
図4と図5は本発明の光ディスク記録再生装置の(実施の形態2)を示す。
図4はこの(実施の形態2)で使用する光ディスク101を示し、(実施の形態1)において使用した図1のそれとは、光ディスク101の可視情報記録面の最内周付近に、一定幅に渡って可視情報記録済み領域300が予め設けられた点だけが異なっている。可視情報記録済み領域300に記録する可視画像情報は特になんでも良く、ランダムなピットパターンや、光ディスクの属性などを示すデータ、可視画像など様々なものを記録できる。
光ディスク記録再生装置の概略の構成は図2に示した(実施の形態1)と同様であるが、CPU110と信号処理回路109とで構成されている制御手段が、図5に示すように変更されている。
具体的には、光ディスク101の可視情報記録面202に光ディスク記録再生装置112が実際に可視画像を記録する動作について説明する。
記録開始に先立って、ステップS201において、CPU110は信号処理回路109に命令を送り、トラバース駆動回路105を動作させて光ピックアップ102を光ディスク101の最内周付近の記録開始位置に移動させる。移動方法としては、たとえば光ピックアップ102を最内周に移動させたのち、一定量だけ外周方向に移動させる方法が一般的である。この位置で、レーザースポットは前記可視画像記録済み領域300に居ることになる。
次に、ステップS203にて、トラバース駆動回路105を非動作状態として、トラッキング駆動回路104を動作させてレーザースポットを外周方向に徐々にシフトさせながら、ステップS204にて、現在位置が未記録であることを検出するまで、シフト量を増加させる。未記録領域の判別は、光ディスク101の可視情報記録面に照射したレーザースポットの反射光量をもとに判別することができる。すなわち、記録済み領域では、可視画像情報のビットパターンの記録により平均反射率は通常低下しているからである。より精度を高めるために、予め記録済み部分と、未記録部分で反射光量を測定しておき、この値をもとに閾値を決定することも可能である。このとき、記録済み領域は前記最内周の予め用意された記録済み領域300を用い、未記録領域は更に外周方向に一定量移動した箇所で光ディスク101が交換されるたびに測定を行えばよい。また、未記録であるべき部分の反射光量が記録済み部分の反射光量に対して一定以上の差がない場合には、記録済みディスクであると判断して記録を停止することも可能である。
未記録領域に入ると、ステップS205にて先ほどのレーザースポットのシフト量を保持した状態で、該当半径位置の可視画像ビットパターンを記録して、ステップS204に戻って再度未記録領域を探索する動作を繰り返す。
また、ステップS206にて、シフト量が一定以上になったことを検出すると、ステップS207にて、トラバース駆動回路105を動作させて光ピックアップ102を外周方向に一定量移動させ、再度トラッキング駆動回路104によるレーザースポットのシフト量をゼロにする。
光ピックアップ102を外周方向に移動させるレーザースポットのシフト量は、トラバース駆動回路105によるピックアップの移動量の精度と、トラッキング駆動回路104によるレーザースポットのシフト量の許容値から予め決定する。シフト量の許容値は、シフトが大きくなった際の記録・再生効率の悪化の度合いと、対物レンズ114の可動範囲などから決定することができる。
次に、光ピックアップ102が移動した位置で、レーザースポットのシフト量がゼロの状態で、ステップS208にて、現在位置が記録済み領域か、未記録領域かを検出する。未記録領域である場合には、記録済み領域の最外終端を探すために、ステップS209にて、トラバース駆動回路105を非動作状態として、トラッキング駆動回路104を動作させてレーザースポットを内周方向に徐々にシフトさせながら、再度ステップS208にて、現在位置が記録済みであることを検出するまで、内周方向にシフト量を増加させる。現在位置が記録済み領域になったのち、またはステップS208にて現在位置が記録済み領域であった場合には、未記録領域の最内周端を探すために、ステップS203にもどってトラバース駆動回路105を非動作状態として、トラキング駆動回路104を動作させてレーザースポットを外周方向に徐々にシフトさせながら、ステップS204にて、現在位置が未記録であることを検出するまで、内周方向にシフト量を増加させて、可視画像記録を行う動作を所望の可視画像情報の記録が完了するまで繰り返し行う。
なお、本実施の形態ではCD規格のディスク表面に可視情報記録層を設けたディスクに可視画像情報を記録する場合を例に説明したが、感熱式の可視画像記録層を備える光ディスクに可視画像を記録するシステムであれば同様に実施可能である。
このように(実施の形態2)によれば、半径方向の位置を特定するためのトラックを持たない光ディスクのレーベル面などに設けられた感熱色素などによって可視画像を記録する光ディスク記録再生装置において、トラバース送り量以上の精度で、トラッキングアクチュエータやドライバ集積回路のばらつきに依存せず半径方向への精密な制御を行い、また記録済み、未記録の判断の基準となる測定を確実に行って、記録ミスの発生を防止して、可視画像を記録する光ディスク記録再生装置、及び光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法を提供することができる。
なお、上記の(実施の形態1)(実施の形態2)において、光ピックアップ102を光ディスク半径方向に移動するトラバース送り手段は、トラバース駆動回路105と直流モータ118などで構成されている。
光ピックアップ102の記録・再生レーザースポットを光ディスク半径方向に微少シフトさせるトラッキングアクチュエータ手段は、トラッキング駆動回路104とトラッキング駆動系116とで構成されている。
本発明にかかる光ディスク記録再生装置または光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法、及び光ディスクは、デジタル情報記録面とは反対側の面に形成され、光ピックアップの照射光により物理構造が変化して可視情報を記録可能な可視情報記録層を備えた光ディスクに可視画像を記録する際に、トラッキングアクチュエータやドライバ集積回路のばらつきに依存せず、精密なトラック方向を位置制御を特別な装置の追加なしに行うことができる光ディスク記録再生装置及び、光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法、光ディスクを提供することができる。
本発明の(実施の形態1)の光ディスク記録再生装置で使用する光ディスクの斜視図 本発明の(実施の形態1)の光ディスク記録再生装置の構成図 同実施の形態のCPU110と信号処理回路109の可視画像記録に関するルーチンのフローチャート図 本発明の(実施の形態2)の光ディスク記録再生装置で使用する光ディスクの斜視図 同実施の形態のCPU110と信号処理回路109の可視画像記録に関するルーチンのフローチャート図
符号の説明
202 可視情報記録面
203 デジタル情報記録面
101 光ディスク
102 光ピックアップ
104 トラッキング駆動回路
105 トラバース駆動回路
106 スピンドルモータ
107 スピンドルドライバ
108 再生信号処理回路
109 信号処理回路
109A 可視情報記録済/未記録領域検出手段
109B 回転位置検出手段
109C 半径記録位置制御手段
109D 可視情報記録制御手段
110 CPU
113 半導体レーザーダイオード
114 対物レンズ
115 フォーカス駆動系
116 トラッキング駆動系
117 フォトセンサ
118 直流モータ

Claims (11)

  1. 光ピックアップの照射光により光ディスク上に形成された可視情報記録面の可視情報記録層の物理構造を変化させて可視情報を記録する光ディスク記録再生装置であって、
    光ディスクの半径方向に光ピックアップを移動するトラバース送り手段と、
    前記光ピックアップの記録・再生レーザースポットを光ディスクの半径方向に微少シフトさせるトラッキングアクチュエータ手段と、
    前記光ピックアップのアクセス位置の前記可視情報記録層の状態が可視情報記録済み領域か未記録領域を検出する可視情報記録済/未記録領域検出手段と、
    光ディスクの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    光ディスクの内周付近の初期位置を起点として、前記トラバース送り手段とトラッキングアクチュエータ手段を動作させて、前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端の検索を行う半径記録位置制御手段と、
    可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する可視情報記録制御手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  2. デジタル情報の記録または再生が可能なデジタル情報記録面を有する光ディスクの半径方向に光ピックアップを移動するトラバース送り手段と、前記光ピックアップの記録・再生レーザースポットを光ディスクの半径方向に微少シフトさせるトラッキングアクチュエータ手段とを有し、前記光ディスクの前記デジタル情報記録面とは反対側の可視情報記録面の可視情報記録層に対して、前記光ピックアップの照射光により前記可視情報記録層の物理構造を変化させて可視情報を記録する光ディスク記録再生装置であって、
    前記光ピックアップのアクセス位置の前記可視情報記録層の状態が可視情報記録済み領域か未記録領域を検出する可視情報記録済/未記録領域検出手段と、
    光ディスクの回転位置を検出する回転位置検出手段と、
    光ディスクの内周付近の初期位置を起点として、最初に初期位置に可視画像情報の記録を行ったのち、前記トラッキングアクチュエータ手段のレーザースポットのシフト量を徐々に増加して外周方向に移動しながら前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端を検索し、前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量が一定以上となったときには、前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフトを中央付近にもどし、前記トラバース送り手段を動作させて前記光ピックアップを外周方向に一定量移動させ、現在位置が未記録領域である場合には、前記トラッキングアクチュエータ手段によりレーザースポットのシフト量を内周方向に徐々に増加させながら記録済み領域を探索したのち、前記トラッキングアクチュエータ手段のレーザースポットのシフト量を徐々に増加して外周方向に移動しながら前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端を検索する半径記録位置制御手段と、
    可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する可視情報記録制御手段と
    を備えることを特徴とする光ディスク記録再生装置。
  3. 前記可視情報記録制御手段を、前記可視情報記録面の内周側に記録された半径位置基準領域を検出して、この位置を基点として可視情報の記録を開始するよう構成した
    請求項1記載の光ディスク記録再生装置。
  4. 可視情報記録済/未記録領域検出手段を、予め用意された反射光レベルをもとに決定した閾値により記録済領域/未記録領域を検出するよう構成した
    請求項1記載の光ディスク記録再生装置。
  5. 前記可視情報記録制御手段を、
    記録する可視情報のビットパターンを未記録領域が一定時間以上連続しないように変調して記録するよう構成した
    請求項1記載の光ディスク記録再生装置。
  6. デジタル情報の記録または再生が可能なデジタル情報記録面を有し、デジタル情報記録面とは反対側の可視情報記録面に可視情報記録層を備えた光ディスクに対して、光ピックアップの照射光により前記可視情報記録層の物理構造を変化させて可視情報を記録するに際し、
    光ディスクの内周付近の初期位置を起点として、最初に初期位置に可視画像情報の記録を行う第1ステップと、
    前記第1ステップの後に、前記トラバース送り手段とトラッキングアクチュエータ手段を動作させて、前記可視情報記録済/未記録領域検出手段により次に記録すべき未記録領域の内周端を検索する第2ステップと、
    可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する第3ステップと
    を有する光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法。
  7. デジタル情報の記録または再生が可能なデジタル情報記録面を有し、デジタル情報記録面とは反対側の可視情報記録面に可視情報記録層を備えた光ディスクに対して、光ピックアップの照射光により前記可視情報記録層の物理構造を変化させて可視情報を記録するに際し、
    光ディスクの可視情報記録層が光ピックアップに対向するようにスピンドルモータにセットされ、前記光ピックアップをトラバース送り手段によって前記光ディスクの最内周付近の基準位置に移動し前記光ピックアップの記録・再生レーザースポットを半径方向にシフトさせるトラッキングアクチュエータ手段によって前記基準位置に相当する可視画像を記録する第1ステップと、前記トラッキングアクチュエータ手段によるシフト量を増加してレーザースポットを外周方向に移動しながら、前記光ピックアップのレーザー光から可視情報の未記録領域に入ったことを検出するする第2ステップと、可視情報記録層に書き込むべき可視情報のデータと、現在の半径位置と、前記回転位置検出手段の検出結果による座標情報に応じて前記光ピックアップを制御して可視情報を記録する第3ステップとを有し、前記第2ステップにおいて前記未記録領域を検出したときの前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量を保持した状態で、次の半径位置に相当する可視画像を周方向の座標位置に応じて前記第3ステップで記録する動作を、前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量が一定以上となるまで繰り返し、前記トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量が一定以上となったとき、前記トラバース送り手段を動作させて前記光ピックアップを外周方向に一定量移動させ、再度トラッキングアクチュエータ手段によるレーザースポットのシフト量をゼロとし、前記光ピックアップを前記トラバース送り手段によって光ディスク外周方向に移動したのち、現在位置が未記録済領域である場合には、前記トラッキングアクチュエータ手段によりレーザースポットを光ディスク内周方向にシフトさせて記録済領域と未記録領域との境目を検出したときの前記トラッキングアクチュエータ手段のシフト量を保持し、現在位置が記録済領域である場合には、前記トラッキングアクチュエータ手段によるシフト量を増加してレーザースポットを外周方向に移動しながら前記第3ステップで前記光ディスクの前記可視情報記録面に可視画像を記録する
    光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法。
  8. 第1ステップを、
    前記可視情報記録面の内周側に記録された半径位置基準領域を検出して、この位置を基点として可視情報の記録を開始する
    請求項6記載の光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法。
  9. 第2ステップでは、予め用意された反射光レベルをもとに決定した閾値により記録済領域/未記録領域を検出する
    請求項6記載の光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法。
  10. 第1ステップまたは第3ステップでは、
    記録する可視情報を未記録領域が一定時間以上連続しない様に変調する
    請求項6記載の光ディスク記録再生装置の可視画像記録制御方法。
  11. デジタル情報の記録または再生が可能なデジタル情報記録面を有し、デジタル情報記録面とは反対側の面に形成され、光ピックアップの照射光により物理構造が変化して可視情報を記録可能な可視情報記録層を備えた光ディスクであって、
    前記可視情報記録層の最内周付近に、これを起点として外周方向に記録位置をずらしながら所望の可視情報を順次記録するための、半径位置の基準となる可視情報が記録されている
    光ディスク。
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