JP2007279963A - コンテンツ再生システム - Google Patents

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由宗 小森
Toru Shinbayashi
徹 新林
Katsuya Tanaka
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Abstract

【課題】 権利者によるコンテンツ再生の際のユーザインタフェイスの自由度を高くすることのできるコンテンツ再生システムを提供する。
【解決手段】 携帯再生装置4と再生装置6とが近距離通信部56、72によって通信を確立すると、携帯再生装置4の権利状況送信手段48は、権利記録部50に記録されている権利データに基づく権利状況データを再生装置6に送信する。再生装置6の選択画面生成手段65は、受信した権利状況データに基づいて、コンテンツ選択画面を生成する。ユーザが携帯再生装置4の操作部を操作して、コンテンツを選択して再生指示を与えると、再生装置6の操作指示取得手段66はこの再生指示を受ける。権利認証手段68は、携帯再生装置4から送信されてきた権利状況データに基づいて、再生指示がなされたコンテンツの権利があれば再生を許可する。
【選択図】 図1

Description

この発明は、コンテンツを再生するシステムに関し、特にそのユーザインターフェイスに関するものである。
画像や音楽などのコンテンツを提供するに際して、その権利を管理するシステムとして特許文献1のような仕組みが提案されている。この仕組みでは、次のようにして権利を管理している。ユーザは、販売店において希望するコンテンツのカードを購入する。このカードにはコードが印刷されており、ユーザは携帯電話などから指定のサーバにアクセスし、コードを入力する。サーバでは、コンテンツとコードの対応関係を認証し、正しいコードであれば、ユーザの携帯電話にコンテンツをダウンロードする。以後、ユーザはダウンロードされたコンテンツを携帯電話にて再生することができる。
特開2004−171377
しかしながら、上記のような従来の技術には次のような問題があった。特許文献1に示される技術では、コンテンツの購入時にのみ権利の確認が行われるだけであり、購入後の不正コピーなどによる再生を管理することはできない。一方、自らがダウンロードしたコンテンツしか再生できず、同じコンテンツであっても他人の機器にダウンロードされたコンテンツは再生できないという制限があった。つまり、コンテンツの再生に制限があるにもかかわらず権利管理が十分ではなく、コンテンツの権利者、利用者の双方にとって、必ずしも好ましい仕組みであるとはいえなかった。
さらに、再生したいコンテンツを選択するためのユーザインターフェイス画面は、再生装置が主体的に生成するのが通常であった。このため、ユーザインタフェイスに柔軟性が欠けるという問題があった。
この発明は、上記のような問題点を解決して、権利者によるコンテンツ再生の際のユーザインタフェイスの自由度を高くすることのできるコンテンツ再生システムを提供することを目的とする。
(1)(2)(3)(4)(5)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
携帯装置は、再生装置との通信を行うための近距離通信部と、権利データを記録する権利記録部と、権利記録部を参照し、近距離通信部によって、再生装置に対して権利状況を示すデータを送信する権利状況送信手段とを備え、
再生装置は、携帯装置と近距離通信を行うための近距離通信部と、再生装置用コンテンツを記録するコンテンツ記録部と、操作指令を受ける操作指令取得手段と、近距離通信部によって、携帯再生装置からの権利状況を示すデータを受信し、コンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、権利状況データに基づいて、操作指令としての再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できるか否かを判断する権利認証手段と、権利認証手段によって再生が許可された再生装置用コンテンツを再生する再生手段とを備えている。
したがって、権利者によるコンテンツ再生の際のユーザインタフェイスを権利内容に合致したものとすることができる。
(6)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
携帯装置が、近距離通信部によって、再生装置に対して操作指令を送信する操作指令送信手段をさらに備え、再生装置の操作指令取得手段は、近距離通信部によって、携帯装置からの操作指令を受けるものであることを特徴としている。
したがって、携帯装置の保持する権利内容に応じたインターフェイス画面にて、携帯装置から再生装置を操作することができる。
(7)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
コンテンツ選択画面は、再生可能なコンテンツとそうでないコンテンツを区別して表示するものであることを特徴としている。
したがって、再生可能か否かを容易に知ることができる。
(8)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
権利記録部を参照し、権利状況を表示するコンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、携帯装置の側においてもコンテンツ選択画面を表示することができる。
(9)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
権利認証手段は、再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できないと判断した場合には、権利購入提案処理を開始する購入処理開始手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、再生する権利を有さないコンテンツの再生指令がなされたときにコンテンツの購入提案を行うことができる。
(10)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
権利認証手段は、再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できないと判断した場合には、近距離通信部によって携帯装置に権利不存在の旨を送信し、携帯装置は、近距離通信部によって権利不存在の旨を権利認証手段から受けて、権利購入提案処理を開始する購入処理開始手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、再生する権利を有さないコンテンツの再生指令がなされたときにコンテンツの購入提案を行うことができる。
(11)(12)(13)(14)(15)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
携帯装置は、再生装置との通信を行うための近距離通信部と、権利データを記録する権利記録部と、権利記録部を参照し、近距離通信部によって、再生装置に対して権利状況を示すデータを送信する権利状況送信手段とを備え、
再生装置は、サーバ装置との通信を行うための広域通信部と、携帯装置と近距離通信を行うための近距離通信部と、再生装置用コンテンツを記録するコンテンツ記録部と、広域通信部によって、サーバ装置から、コンテンツ選択画面を生成するためのデータを受信するコンテンツ選択画面データ取得手段と、近距離通信部によって携帯再生装置からの権利状況を示すデータを受信し、当該権利状況データとコンテンツ選択画面データとに基づいて、権利状況を表示するコンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、操作指令を受ける操作指令取得手段と、権利状況データに基づいて、操作指令としての再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できるか否かを判断する権利認証手段と、権利認証手段によって再生が許可された再生装置用コンテンツを再生する再生手段とを備えている。
したがって、権利者によるコンテンツ再生の際のユーザインタフェイスを権利内容に合致したものとすることができる。
(16)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
携帯装置が、近距離通信部によって、再生装置に対して操作指令を送信する操作指令送信手段をさらに備え、再生装置の操作指令取得手段は、近距離通信部によって、携帯装置からの操作指令を受けるものであることを特徴としている。
したがって、携帯装置の保持する権利内容に応じたインターフェイス画面にて、携帯装置から再生装置を操作することができる。
(17)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
携帯装置が、サーバ装置との通信を行うための広域通信部と、広域通信部によって、サーバ装置から、コンテンツ選択画面を生成するためのデータを受信するコンテンツ選択画面データ取得手段と、権利記録部を参照し、権利状況を表示するコンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段とをさらに備えている。
したがって、携帯装置の側においてもコンテンツ選択画面を表示することができる。
(18)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
権利認証手段は、再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できないと判断した場合には、権利購入提案処理を開始する購入処理開始手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、再生する権利を有さないコンテンツの再生指令がなされたときにコンテンツの購入提案を行うことができる。
(19)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
権利認証手段は、再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できないと判断した場合には、近距離通信部によって携帯装置に権利不存在の旨を送信し、携帯装置は、近距離通信部によって権利不存在の旨を権利認証手段から受けて、権利購入提案処理を開始する購入処理開始手段をさらに備えていることを特徴としている。
したがって、再生する権利を有さないコンテンツの再生指令がなされたときにコンテンツの購入提案を行うことができる。
(20)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
携帯装置は、非接触式ICカード、携帯電話、PDAのいずれかであることを特徴としている。
(21)この発明に係るコンテンツ再生システムは、
再生装置は、ビデオ再生装置、ハードディスクレコーダ、DVD再生装置、テレビ受信装置、ステレオ装置、携帯型音楽再生装置、パソコン、カーナビ、家庭用ゲーム機のいずれかであることを特徴としている。
この発明において「携帯装置」とは、可搬性があり操作部を有する装置をいい、携帯電話装置、携帯テレビ、携帯音楽プレイヤー、PDAなどを含む概念である。
「再生装置」とは、コンテンツ再生可能な装置をいい、ビデオ再生装置、ハードディスクレコーダ、DVD再生装置、テレビ受信装置、ステレオ装置、携帯型音楽再生装置、パソコン、カーナビ、家庭用ゲーム機を含む概念である。
「コンテンツ」とは、画像、音楽、音声、電子ブックなどの電子データをいう。
「広域通信」とは、インターネット、公衆回線網、広域無線通信などをいう。
「近距離通信」とは、赤外線通信、電磁結合通信、ブルーツース(商標)など、同一建物内程度の近距離で通信可能なものをいう。
「権利状況を示すデータ」とは、権利データそのものだけでなく、権利データに基づいて生成されたデータも含む概念である。
「要求手段」は、実施形態ではステップS12に対応する。
「取得手段」は、実施形態ではステップS13が対応する。
「権利状況送信手段」は、実施形態ではステップS18が対応する。
「操作指令送信手段」は、実施形態ではステップS21、S23が対応する。
「選択画面生成手段」は、実施形態ではステップS32が対応する。
「再生手段」は、実施形態ではステップS41が対応する。
「権利認証手段」は、実施形態ではステップS36が対応する。なお、権利認証手段による再生の許可は、再生手段に対して許可信号を伝えこれに応じて再生手段が再生を開始する場合だけでなく、再生手段に対して暗号化された再生装置用コンテンツの復号化キーを与えることにより再生を許可するような場合も含む。
「プログラム」とは、CPUにより直接実行可能なプログラムだけでなく、ソース形式のプログラム、圧縮処理がされたプログラム、暗号化されたプログラム等を含む概念である。
発明を実施するための形態
一.第1の実施形態
1.システムの全体構成
図1に、この発明の一実施形態によるコンテンツ再生システムの構成を示す。このシステムは、サーバ装置2、携帯再生装置4、再生装置6を備えている。サーバ装置2と携帯再生装置4は、広域通信部24、40を備えており、インターネットなどの広域通信網を介して通信を行う。再生装置6にも、広域通信部60が設けられており、サーバ装置2との間で、インターネットなどの広域通信網を介して通信を行う。
携帯再生装置4の要求手段42は、コンテンツの購入要求を広域通信部40を介してサーバ装置2に送信する。これを受けたサーバ装置2の対携帯送出手段20は、携帯用コンテンツおよび権利データを携帯再生装置4に送信する。携帯再生装置4の取得手段44は、広域通信部40を介してこの携帯用コンテンツ・権利データを受信し、それぞれ、コンテンツ記録部52、権利記録部50に記録する。
携帯再生装置4は、再生手段54によって、コンテンツ記録部52に記録されている携帯用コンテンツを再生する。これにより、ユーザは、購入したコンテンツを携帯再生装置で閲覧することができる。
一方、再生装置6に対し、サーバ装置2の対再生装置送出手段22は、再生装置用コンテンツを送信する。再生装置6の取得手段62は、広域通信部60を介してこれを受信し、コンテンツ記録部64に記録する。
携帯再生装置4と再生装置6とが近距離通信部56、72によって通信を確立すると、携帯再生装置4の権利状況送信手段48は、権利記録部50に記録されている権利データに基づく権利状況データを再生装置6に送信する。
再生装置6の選択画面生成手段65は、受信した権利状況データに基づいて、コンテンツ選択画面を生成する。生成されたコンテンツ選択画面は、再生装置6の表示部において表示される。
ユーザは、再生装置6に表示されたコンテンツ選択画面を見ながら、携帯再生装置4の操作部を操作する。携帯再生装置4の操作指令送信手段49は、ユーザの操作による操作指令を、近距離通信部56を介して再生装置6に送信する。
ユーザが携帯再生装置4の操作部を操作して、コンテンツを選択して再生指示を与えると、再生装置6の操作指示取得手段66はこの再生指示を受ける。
権利認証手段68は、携帯再生装置4から送信されてきた権利状況データに基づいて、再生指示がなされたコンテンツの権利があるかどうかを判断する。権利があると判断すれば、再生手段70によって、コンテンツ記録部64に記録されている再生装置用コンテンツを再生する。権利がないと判断すれば、再生を許可しない。
上記のようにして、携帯再生装置4においては購入したコンテンツの携帯版を再生することができ、再生装置6においては権利を有する携帯再生装置4が近距離通信の可能な範囲内にあることを条件に再生装置用コンテンツを再生することができる。
また、再生装置6におけるコンテンツ再生の際に表示するコンテンツ選択画面を、携帯再生装置4から送信した権利状況データに基づいて生成することができるので、権利状況に応じたコンテンツ選択画面を生成できる。
2.ハードウエア構成
2.1携帯再生装置のハードウエア構成
図2に、携帯再生装置である携帯電話4のハードウエア構成を示す。CPU41には、ディスプレイ47、スピーカ49、広域通信回路40、近距離通信回路56、メモリ43、操作部45が接続されている。なお、通話のための回路などは省略している。
ディスプレイ47は、携帯用コンテンツを表示したり、操作画面を表示したりするものである。スピーカ49は、携帯用コンテンツを音として出力したり、操作音を出力したりするものである。
メモリ43は、たとえば、不揮発性の書換可能な記憶回路(P−ROMなど)によって構成されている。メモリ43には、オペレーティングシステム(TRON(商標)など)51、制御プログラム53が記録されている。制御プログラム53は、OS51と協働してその機能を発揮する。OS51を用意せず、制御プログラム53単独で、その機能を実現するようにしてもよい。
操作部45は、コンテンツの権利購入、コンテンツの選択、再生指示などの操作を行うためのカーソルキー、数字・文字キーなどである。
2.2再生装置のハードウエア構成
図3に、再生装置6のハードウエア構成を示す。CPU61には、ディスプレイ69、スピーカ71、広域通信回路60、近距離通信回路72、ハードディスク63、操作部65、メモリ67が接続されている。
ディスプレイ69は、再生装置用コンテンツを表示したり、操作画面を表示したりするものである。スピーカ71は、再生装置用コンテンツを音として出力したり、操作音を出力したりするものである。
ハードディスク63には、オペレーティングシステム(WINDOWS(商標)など)73、制御プログラム75が記録されている。制御プログラム75は、OS73と協働してその機能を発揮する。OS73を用意せず、制御プログラム75単独で、その機能を実現するようにしてもよい。
操作部65は、コンテンツの選択、再生指示などの操作を行うためのカーソルキー、数字・文字キーなどである。
メモリ67は、揮発性メモリなどで構成され、CPU61のワークエリア、権利状況データの一時的な記憶などに用いられる。
2.3サーバ装置のハードウエア構成
図4に、サーバ装置2のハードウエア構成を示す。CPU21には、ハードディスク23、広域通信回路24が接続されている。
ハードディスク23には、オペレーティングシステム(WINDOWS(商標)など)73、制御プログラム75が記録されている。制御プログラム75は、OS73と協働してその機能を発揮する。OS73を用意せず、制御プログラム75単独で、その機能を実現するようにしてもよい。
さらに、ハードディスク23には、携帯用コンテンツ29、再生装置用コンテンツ31、権利管理データ33が記録される。権利管理データ33は、各ユーザ毎に、購入したコンテンツの権利状況を示すデータである。
3.コンテンツ提供再生処理
図5a〜図5dに、サーバ装置2のハードディスク63に記録された制御プログラム27、携帯再生装置4のメモリ43に記録された制御プログラム53、再生装置6のハードディスク63に記録された制御プログラム75のフローチャートを示す。
サーバ装置2のハードディスク23には、複数のコンテンツが記録されている。各コンテンツは、携帯用コンテンツ29と再生装置用コンテンツ31の組によって構成されている。組になっている携帯用コンテンツ29と再生装置用コンテンツは同じ内容のコンテンツであるが、前者が携帯再生装置用の低精度(画面サイズが小さい、画素が粗いなど)のコンテンツであるのに対し、後者が再生装置用の高精度(画面サイズが大きい、画素が細かいなど)のコンテンツである点において異なる。ハードディスク23には、図6に示すように、コンテンツ識別子、携帯用コンテンツのファイル名、再生装置用コンテンツのファイル名を記述したコンテンツテーブルが記録されている。なお、図においては省略しているが、コンテンツテーブルには、コンテンツのタイトル、購入価格などが記述されている。
なお、以下の処理において、サーバ装置2、携帯再生装置4、再生装置6の間の通信は暗号化して行われる。また、以下の処理説明において、ユーザの操作である旨を明示したもの以外については、サーバ装置4のCPU21、携帯再生装置4のCPU41、再生装置6のCPU61が制御プログラムにしたがって行う処理である。
ユーザがコンテンツの購入を行う際には、携帯再生装置4の操作部45を操作し、ユーザID、パスワードなどを入力してサーバ装置2にアクセスする(ステップS11)。携帯再生装置4は、自らのアドレスを付して、アクセス要求をサーバ装置2に送信する。これを受けて、サーバ装置2は、図6のコンテンツテーブルを参照して、図7に示すような購入画面を生成して携帯再生装置4に送信する(ステップS1)。この際、サーバ装置2は、各コンテンツのコンテンツ識別子も送信する。
携帯再生装置4は、これをディスプレイ47に表示する。ユーザは、操作部45を操作して、購入を希望するコンテンツを選択し、購入ボタンをクリックする。これにより、サーバ装置2に対して、選択されたコンテンツの購入要求が送信される(ステップS12)。この購入要求には、選択されたコンテンツのコンテンツ識別子も含めて送信される。
サーバ装置2では、コンテンツ識別子を含む購入要求を受けて、決済処理を行う。たとえば、ユーザIDに対応して予め登録されている銀行やクレジットの管理サーバと通信して、コンテンツ識別子に対応する購入価格を決済する。
サーバ装置2のハードディスク23には、各ユーザごとに権利フォルダが設けられ、当該フォルダの中に、全てのコンテンツの権利データが記録されている。サーバ装置2は、当該ユーザの権利フォルダに記録されている購入されたコンテンツの権利データにつき、そのフラグを「未購入状態」から「購入状態」にする(ステップS2)。
権利データのデータ構造を図8に示す。権利ステータスの購入/未購入フラグを「購入」にすることによって、権利がある状態となる。権利ステータスにおいては、権利入手日、有効期限などが記述される。
サーバ装置2は、当該ユーザの権利フォルダ中の全ての権利データを携帯再生装置4に送信する(ステップS2)。携帯再生装置4は、メモリ43に受信した権利データを記録する(ステップS13)。この権利データは、携帯再生装置4の電源をオフにしても保存される。なお、サーバ装置2は、全ての権利データを送信せず、購入されたコンテンツの権利データだけを送信するようにしてもよい。
続いて、携帯再生装置4は、購入したコンテンツのコンテンツ識別子をサーバ装置2に送信し、携帯用コンテンツのダウンロードを要求する(ステップS14)。これを受けて、サーバ装置2は、携帯用コンテンツを携帯再生装置4に送信する(ステップS3)。なお、携帯再生装置4において既に、携帯用コンテンツが記録されている場合には、携帯再生装置4はこのダウンロード要求を行わないようにしてもよい。
携帯再生装置4は、受信した携帯用コンテンツをメモリ43に記録する(ステップS15)。ユーザは、操作部45を操作することにより、携帯用コンテンツを再生することができる(ステップS16)。この際、携帯再生装置4は、ユーザからのコンテンツの再生指示を受けて、当該コンテンツの権利がある場合にのみ再生を許可する。
次に、購入したコンテンツを再生装置6にて再生する場合の処理について説明する。まず、ユーザは、携帯再生装置4を持って再生装置6の近傍(近距離通信が可能な程度)に近づき、操作部45を操作して再生装置6との通信を開始する(ステップS17)。この通信開始は、具体的には、図9の携帯再生装置4の画面に示すように、リモコンモードを選択することによって行われる。
なお、携帯再生装置4の近くに再生装置6がない場合には、近距離通信ができず通信は確立されない。
通信が確立すると、携帯再生装置4は、メモリ43に記録されている全ての権利データを再生装置6に送信する(ステップS18)。再生装置6は、これを受信してメモリ67に記憶する(ステップS31)。
携帯再生装置4は、記録している権利データに基づいて、コンテンツ選択画面を生成する(ステップS19)。さらに、これを、ディスプレイ47に表示する(ステップS20)。この際、携帯再生装置4は、権利があるコンテンツ(フラグが「購入」になっているもの)と、権利がないコンテンツ(フラグが「未購入」になっているもの)を区別して表示する。たとえば、図10Aに示すように、権利があるコンテンツについては、これを区別する表示90を付して表示する。
一方、権利データを受信した再生装置6においても、この権利データに基づいてコンテンツ選択画面を生成する(ステップS32)。そして、これをディスプレイ69に表示する(ステップS33)。ディスプレイ69に表示されたコンテンツ選択画面を、図10Bに示す。この画面においても区別表示90がなされている。なお、携帯再生装置4における区別表示と再生装置6における区別表示とは、必ずしも同一である必要はない。
次に、ユーザは、携帯再生装置4のディスプレイ47あるいは再生装置6のディスプレイ69のコンテンツ選択画面を見ながら、携帯再生装置4の操作部45を操作して、画面上のカーソル91を移動させる指示を与える(ステップS21)。操作部45の操作によるカーソルの移動指示を受けて、携帯再生装置4は、コンテンツ選択画面上のカーソルを移動させる(ステップS22、図10C参照)。
一方、カーソルの移動指示は再生装置6にも送信される(ステップS21)。再生装置6は、これを受けて、コンテンツ選択画面上のカーソルを移動させる(ステップS34、図10D参照)。
次に、ユーザが操作部45の「決定ボタン」を押すと、携帯再生装置4のディスプレイ47の表示は、図10Eのようになる。決定ボタンが押下された旨は、再生装置6にも送信され、再生装置6のディスプレイ69の表示は、図10Fのようになる。
次に、ユーザが操作部を操作して、再生ボタンにカーソル91をあわせて「決定ボタン」を押下すると、コンテンツ再生指示が再生装置6に送信される(ステップS23)。このコンテンツ再生指示には、選択されたコンテンツのコンテンツ識別子が含まれる。
再生装置6は、このコンテンツ再生指示を近距離通信部72によって受信する(ステップS35)。再生装置6は、メモリ43に記録されている権利データを参照し、再生指示がなされたコンテンツの権利があるかどうか、つまり、当該コンテンツの権利データのフラグが「購入」になっているかどうかを判断する(ステップS36)。権利がないと判断した場合には、権利購入提案処理(ステップS37)を実行する。
再生装置6は、権利があると判断した場合には、再生指示がなされたコンテンツの再生装置用コンテンツが、ハードディスク63に記録されているか否かを判断する(ステップS38)。既に、再生装置用コンテンツが再生装置6に記録されていれば、再生装置用コンテンツの再生を行う(ステップS41、図10H参照)。なお、再生装置用コンテンツの再生は、再生のためのプログラムや回路によって実行される。
再生装置6はコンテンツの再生を開始すると、再生開始信号を携帯再生装置4に送信する。携帯再生装置4はこの信号を受けて、ディスプレイ47の表示を、再生中に適した表示に変更する。たとえば、図10Gに示すように、再生ボタン(三角マーク)を停止ボタン(四角マーク)に変更する。再生中には、再生ボタンは不要だからである。
また、ステップS38において、再生装置用コンテンツが記録されていない場合には、サーバ装置4に対して当該コンテンツのダウンロード要求を行い(ステップS39)、ダウンロードしてハードディスク63に記録する(ステップS4、S40)。その後、再生装置用コンテンツの再生を行う(ステップS41)。
再生が終了すると、再生装置6は、携帯再生装置4との通信が終了したかどうかを判断する(ステップS42)。通信の終了は、たとえば、携帯再生装置4から通信終了の旨を受信したこと、再生装置6から近距離通信によって携帯再生装置4を呼び出しても返答がない場合(携帯再生装置4が再生装置6から離れた、リモコンモードを解除したなどの場合)などによって判断することができる。
通信終了を判断すると、再生装置6は、メモリ67に一時的に記憶していた権利データを消去する(ステップS43)。
このように、再生装置6の近傍に権利を有する携帯再生装置4がないと、コンテンツが再生できないようになっている。したがって、不正にコンテンツが複製されたとしても、権利を有する者でないと再生ができない。
また、コンテンツについて権利を記録した携帯再生装置4を有していれば、他人が当該コンテンツをダウンロードした再生装置6においても、近距離通信によって権利を認証して再生を行うことができる。つまり、権利を記録した携帯再生装置4を有する者であれば、他人がダウンロードした他人の再生装置6においても、再生装置用コンテンツを再生することができる。
さらに、携帯再生装置4に保有する権利状況に応じたコンテンツ選択画面を再生装置6に表示させることができる。
次に、ステップS36において、再生指示がなされたコンテンツの権利を有していない場合に行われる「権利購入提案処理」について説明する。図5dに、権利購入提案処理のフローチャートを示す。
再生装置6は、権利データを参照し、再生指示がなされたコンテンツの権利が無いと判断すると、当該コンテンツのコンテンツ識別子を含む購入案内要求を携帯再生装置4に送信する(ステップS71)。これを受けた携帯再生装置4は、サーバ装置2に転送する(ステップS61)。サーバ装置2は、購入案内要求を受けて、コンテンツ識別子によってコンテンツを特定し、当該コンテンツの購入案内画面を生成して送信する(ステップS51)。
携帯再生装置4は、受信した購入案内画面をディスプレイ47に表示する(ステップS62)。画面例を、図11に示す。携帯再生装置4は、購入案内画面を再生装置6に転送する。したがって、再生装置6においても、購入案内画面が表示される(ステップS72)。
ユーザが、操作部45を操作して購入ボタンをクリックすると、携帯再生装置4は、コンテンツ識別子を含む購入要求をサーバ装置2に送信する(ステップS63)。これにより、ステップS2、S13、S14、S3、S15において説明したと同様の権利の購入処理が行われる(ステップS52、S64、S65、S53、S66)。
このように、権利の購入が行われ、再生指示がなされたコンテンツの再生が行われる(ステップS35以下)。
4.その他の実施形態
4.1コンテンツ選択画面について
上記実施形態では、携帯再生装置4と再生装置6の双方にコンテンツ選択画面を表示するようにしている。しかし、再生装置6の側にだけコンテンツ選択画面を表示するようにしてもよい。
また、上記実施形態では、再生指示などの操作指令を携帯再生装置4から再生装置6に送信している。しかし、これら操作指令を再生装置6の操作部65から入力するようにしてもよい。
また、再生装置6の側から携帯再生装置4に権利状況データの取得指令を送信し、これに応じて携帯再生装置4が権利状況データを送信するようにしてもよい。これにより、再生装置6は、権利状況を反映したコンテンツ選択画面を表示する。この場合、携帯再生装置4は、再生装置6のリモコンモードになっている必要はなく、電話の待ち受け状態や通話状態であってもよい。
4.2コンテンツのダウンロードについて
上記実施形態では、権利購入時に自動的に携帯用コンテンツをサーバ装置2からダウンロードするようにしているが、ユーザの操作によって携帯用コンテンツをダウンロードするようにしてもよい。
また、権利購入時に、自動的に再生装置6に対して再生装置用コンテンツをダウンロードするようにしてもよい。この場合、図12Aに示すように処理をすることができる。なお、携帯再生装置4と再生装置6との間は近距離通信、携帯再生装置4とサーバ装置2との間、再生装置6とサーバ装置2との間は広域通信で行う。
携帯再生装置4がサーバ装置2に購入要求を送信する。これとともに、携帯再生装置4は当該購入要求(少なくとも、購入要求を行ったコンテンツ識別子が含まれていればよい)を再生装置6にも送信する。再生装置6は、自らのアドレスを付して、この購入要求をサーバ装置2に転送する。サーバ装置2は、携帯再生装置4および再生装置6からの購入要求(あるいはいずれか一方からの購入要求)を受けて、決済処理を行う。続いて、サーバ装置2は、携帯再生装置4に携帯用コンテンツをダウンロードし、再生装置6に再生装置用コンテンツをダウンロードする。
また、図12Bに示すような処理を行ってもよい。ユーザは、携帯再生装置4を操作して購入要求をサーバ装置2に送信する際に、再生装置用コンテンツをダウンロードすべき再生装置6のアドレスを指定する。なお、再生装置6のアドレスは予め携帯再生装置4に記憶しておいてもよいが、携帯再生装置4が近距離通信によって探し出すようにしてもよい。
つまり、携帯再生装置4は、購入要求を送信する際に近距離通信によって再生装置が存在しないかどうかを問い合わせる質問を送信する。近距離通信の可能な範囲内に再生装置6が存在しなければ、再生装置6からの返答を受けることはできない。再生装置6からの返答がなければ、携帯再生装置4は、購入要求のみをサーバ装置2に送信する。
一方、近距離通信の可能な範囲内に再生装置6が存在すれば、再生装置6からの返答を受けることができる。再生装置6からの返答があれば、携帯再生装置4は、再生装置6からそのアドレスを取得し、当該アドレスを付して購入要求をサーバ装置2に送信する。
これを受けたサーバ装置2は、携帯再生装置4に携帯用コンテンツをダウンロードし、再生装置6に再生装置用コンテンツをダウンロードする。
なお、上記実施形態では、再生装置6への再生装置用コンテンツのダウンロードや携帯再生装置4への携帯用コンテンツのダウンロードを、購入要求に関連づけて自動的に行う場合について説明した。しかし、コンテンツ購入の前後を問わず、ユーザによって携帯再生装置4や再生装置6を操作することにより、
任意にダウンロードを行うようにしてもよい。この実施形態では、携帯再生装置4に権利を記録しなければコンテンツの再生ができないので、権利購入前にコンテンツだけをダウンロードしても問題は生じない。また、権利がない状態(携帯再生装置に権利を購入していない、あるいは、再生装置の近傍に権利を記録した携帯再生装置がない状態)でコンテンツを再生しようとした場合には、完全に再生を禁止するか、あるいは、一部だけの再生(プレビュー)を許可するようにする。
上記実施形態では、再生装置6は再生装置用コンテンツをサーバ装置2からダウンロードすることによって得ている。しかし、再生装置6は、CD−ROMなどの可搬性記録媒体によって再生装置用コンテンツを取得するようにしてもよい。
なお、上記実施形態では、再生装置6に記録した再生装置用コンテンツを再生するようにしている。しかし、ストリーミングによってサーバ装置2から送信した再生装置用コンテンツを再生するようにしてもよい。
上記実施形態では、コンテンツが画像データである場合について説明したが、音声データや文字データ等であってもよい。
4.3権利データの送信について
上記実施形態では、全てのコンテンツの権利データをサーバ装置2から携帯再生装置4に送信している。しかしながら、購入済みのコンテンツの権利データのみを送信するようにしてもよい。また、携帯再生装置4から再生装置6に送信する権利データも、購入済みのコンテンツの権利データのみとしてもよい。この場合には、図10の各ディスプレイ画面には、購入済みのコンテンツだけが表示されることになる。
また、携帯再生装置4において誤って権利データを消去した場合や、携帯再生装置4を紛失した場合には、サーバ装置2にアクセスしてユーザ認証を行うことにより、再度、権利データをダウンロードできるようにしてもよい。
4.4再生装置用コンテンツの再生指示について
上記実施形態では、携帯再生装置4から再生装置6に対して再生装置用コンテンツの再生指示を送信している。しかし、再生装置6の操作部から再生指示を与えるようにしてもよい。また、再生装置6のためのリモコン装置から再生指示を与えるようにしてもよい。
上記実施形態では権利データそのものを携帯再生装置4から再生装置6に送信している。しかし、権利データそのものでなく権利データに基づいて生成した権利の有無を表すデータを送信するようにしてもよい。
上記実施形態では、権利データに基づいて当該コンテンツについての権利があることを確認すると再生を許可するようにしている。しかし、再生装置用コンテンツを暗号化しておき、権利があることが確認できた場合にのみ再生プログラム(再生回路)に復号化キーを与えるようにして、再生を許可するようにしてもよい。
4.5携帯再生装置
上記実施形態では、携帯再生装置4を用いて携帯用コンテンツを携帯再生装置4によって再生可能としている。しかし、サーバ装置2からは携帯用コンテンツを携帯再生装置にダウンロードしないようにしてもよい。この場合には、携帯再生装置は、権利証明装置としての意味を持つことになる。
上記実施形態では、権利データはサーバ装置2から携帯再生装置4にダウンロードされた。しかし、可搬性媒体によるなどの方法で、携帯再生装置に権利データを取得するようにしてもよい。
4.6再生許可判断について
上記実施形態では、再生装置あるいは携帯再生装置は、再生指令の出されたコンテンツについて権利を有しているかどうかを判断し、権利を有していれば再生を許可するようにしている。つまり、権利データには当該コンテンツについての権利を有しているか否かを記録するようにしている。
しかし、権利データ中に、再生が可能な再生装置(テレビ、カーナビゲーション装置、携帯装置など)、再生が可能な期間などを条件として記述しておき、当該条件に従って再生可能かどうかを判断するようにしてもよい。
さらに、コンテンツの精度(ビットレートなど)、暗号化されているか否か、ユーザが特定の会の会員であるかどうかに応じて、無条件で再生を許可するか、権利を購入していなければ再生を許可しないか、その判断処理を変えるようにしてもよい。
二.第2の実施形態
1.システムの全体構成
図13に、他の実施形態によるコンテンツ提供再生システムの全体構成を示す。第1の実施形態と異なる構成について説明する。サーバ装置2の対再生装置送出手段22は、再生装置6に対してコンテンツの一覧(コンテンツ名、コンテンツ再生時間などを含むデータ)を送信する。再生装置6が送るコンテンツの一覧は、当該ユーザが権利を有するか否かのデータを含んでいない。
再生装置6のコンテンツ選択画面データ取得手段65は、広域通信部60を介してコンテンツ一覧データを受信する。選択画面生成手段65は、コンテンツ一覧データおよび権利の有無を示すデータの双方に基づいて、コンテンツ選択画面を生成する。
2.ハードウエア構成
サーバ装置2、携帯再生装置4、再生装置6のハードウエア構成は第1の実施形態と同様である。
3.コンテンツ提供再生処理
第2の実施形態における、サーバ装置2のハードディスク63に記録された制御プログラム27、携帯再生装置4のメモリ43に記録された制御プログラム53、再生装置6のハードディスク63に記録された制御プログラム75のフローチャートは、第1の実施形態(図5a〜図5d)と共通する部分が多い。具体的には、コンテンツのダウンロードに係る図5a、図5c、図5dは同じである。
しかし、コンテンツの再生時のフローチャートが図5bとは異なっている。図14に、コンテンツ再生時のフローチャートを示す。サーバ装置2は、携帯再生装置4および再生装置6に対して、コンテンツテーブルを参照して、コンテンツの一覧(コンテンツ名などを含む)を送信する(ステップS4a)。携帯再生装置4、再生装置6は、これを受信して記録する(ステップS17a、ステップS31a)。
なお、サーバ装置2からのコンテンツ一覧の送信は、たとえば、サーバ装置2に新しいコンテンツが追加されたときに行うようにすればよい。この場合、サーバ装置2は、予め登録されている携帯再生装置4、再生装置6に対してコンテンツ一覧を送信する。
また、携帯再生装置4が再生装置6と通信を開始した際に、携帯再生装置4、再生装置6の側からサーバ装置2に対してコンテンツ一覧を要求し、これに応じて送信するようにしてもよい。
次に、ユーザは、携帯再生装置4を持って再生装置6の近傍(近距離通信が可能な程度)に近づき、操作部45を操作して再生装置6との通信を開始する(ステップS17)。
通信が確立すると、携帯再生装置4は、メモリ43に記録されている全ての権利データを再生装置6に送信する(ステップS18)。再生装置6は、これを受信してメモリ67に記憶する(ステップS31)。あるいは、権利を有するコンテンツの権利データのみを再生装置6に送信してもよい。
携帯再生装置4は、ステップS17aで受信したコンテンツ一覧と、記録している権利データに基づいて、コンテンツ選択画面を生成する(ステップS19)。さらに、これを、ディスプレイ47に表示する(ステップS20)。この際、携帯再生装置4は、権利があるコンテンツと、権利がないコンテンツを区別して表示する。たとえば、図10Aに示すように、権利があるコンテンツについては、これを区別する表示90を付して表示する。
一方、権利データを受信した再生装置6においても、ステップS31aで受信したコンテンツ一覧と権利データに基づいてコンテンツ選択画面を生成する(ステップS32)。そして、これをディスプレイ69に表示する(ステップS33)。ディスプレイ69に表示されたコンテンツ選択画面を、図10Bに示す。この画面においても区別表示90がなされている。
上記のように、この実施形態では、サーバ装置2から受信したコンテンツ一覧データと携帯再生装置4が有する権利情報に基づいて、コンテンツ選択画面を生成している。
コンテンツ再生に向けての以降の処理は、第1の実施形態と同じであるから説明を省略する。
4.その他の実施形態
第1の実施形態において説明した「その他の実施形態」は、第2の実施形態においても適用することができる。
この発明の一実施形態によるコンテンツ再生システムの全体構成図である。 携帯再生装置4のハードウエア構成を示す図である。 再生装置6のハードウエア構成を示す図である。 サーバ装置2のハードウエア構成を示す図である。 各装置の制御プログラムのフローチャートである。 各装置の制御プログラムのフローチャートである。 各装置の制御プログラムのフローチャートである。 各装置の制御プログラムのフローチャートである。 コンテンツテーブルを示す図である。 購入画面を示す図である。 権利データの構造を示す図である。 携帯再生装置4の機能選択画面を示す図である。 携帯再生装置4および再生装置6のコンテンツ一覧画面を示す図である。 コンテンツ購入提案画面を示す図である。 他の実施形態を示す図である。 第2の実施形態によるコンテンツ提供再生システムの全体構成図である。 第2の実施形態におけるコンテンツ再生時のフローチャートである。
符号の説明
40・・・広域通信部
42・・・要求手段
44・・・取得手段
48・・・権利状況送信手段
49・・・操作指令送信手段
50・・・権利記録部
52・・・コンテンツ記録部
54・・・再生手段
56・・・近距離通信部
65・・・選択画面生成手段

Claims (21)

  1. 携帯装置と再生装置とを備えたコンテンツ再生システムにおいて、
    前記携帯装置は、
    再生装置との通信を行うための近距離通信部と、
    権利データを記録する権利記録部と、
    権利記録部を参照し、近距離通信部によって、再生装置に対して権利状況を示すデータを送信する権利状況送信手段と、
    を備え、
    前記再生装置は、
    携帯装置と近距離通信を行うための近距離通信部と、
    再生装置用コンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
    操作指令を受ける操作指令取得手段と、
    近距離通信部によって、携帯再生装置からの権利状況を示すデータを受信し、コンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、
    権利状況データに基づいて、操作指令としての再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できるか否かを判断する権利認証手段と、
    権利認証手段によって再生が許可された再生装置用コンテンツを再生する再生手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ提供システム。
  2. 再生装置との通信を行うための近距離通信部と、
    権利データを記録する権利記録部と、
    権利記録部を参照し、近距離通信部によって、再生装置に対して権利状況を示すデータを送信し、再生装置においてコンテンツ選択画面を表示させるための権利状況送信手段と、
    を備えた携帯装置。
  3. コンピュータによって携帯装置を実現するためのプログラムであって、
    権利データを記録する権利記録部を参照し、近距離通信部によって、再生装置に対して権利状況を示すデータを送信し、再生装置においてコンテンツ選択画面を表示させるための権利状況送信手段と、
    をコンピュータによって実現するための携帯装置プログラム。
  4. 携帯装置と近距離通信を行うための近距離通信部と、
    再生装置用コンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
    操作指令を受ける操作指令取得手段と、
    近距離通信部によって、携帯再生装置からの権利状況を示すデータを受信し、コンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、
    権利状況データに基づいて、操作指令としての再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できるか否かを判断する権利認証手段と、
    権利認証手段によって再生が許可された再生装置用コンテンツを再生する再生手段と、
    を備えた再生装置。
  5. コンピュータによって再生装置を実現するためのプログラムであって、
    操作指令を受ける操作指令取得手段と、
    近距離通信部によって、携帯再生装置からの権利状況を示すデータを受信し、コンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、
    権利状況データに基づいて、操作指令としての再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できるか否かを判断する権利認証手段と、
    権利認証手段によって再生が許可された再生装置用コンテンツを再生する再生手段と、
    をコンピュータによって実現するための再生装置プログラム。
  6. 請求項1〜5のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記携帯装置は、
    近距離通信部によって、再生装置に対して操作指令を送信する操作指令送信手段をさらに備え、
    前記再生装置の操作指令取得手段は、近距離通信部によって、携帯装置からの操作指令を受けるものであること
    を特徴とするもの。
  7. 請求項1〜6のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記コンテンツ選択画面は、再生可能なコンテンツとそうでないコンテンツを区別して表示するものであることを特徴とするもの。
  8. 請求項1〜7のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    権利記録部を参照し、権利状況を表示するコンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  9. 請求項1〜8のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    権利認証手段は、再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できないと判断した場合には、権利購入提案処理を開始する購入処理開始手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  10. 請求項1〜8のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    権利認証手段は、再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できないと判断した場合には、近距離通信部によって携帯装置に権利不存在の旨を送信し、
    携帯装置は、近距離通信部によって権利不存在の旨を権利認証手段から受けて、権利購入提案処理を開始する購入処理開始手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  11. 携帯装置と再生装置とを備えたコンテンツ再生システムにおいて、
    前記携帯装置は、
    再生装置との通信を行うための近距離通信部と、
    権利データを記録する権利記録部と、
    権利記録部を参照し、近距離通信部によって、再生装置に対して権利状況を示すデータを送信する権利状況送信手段と、
    を備え、
    前記再生装置は、
    サーバ装置との通信を行うための広域通信部と、
    携帯装置と近距離通信を行うための近距離通信部と、
    再生装置用コンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
    広域通信部によって、サーバ装置から、コンテンツ選択画面を生成するためのデータを受信するコンテンツ選択画面データ取得手段と、
    近距離通信部によって携帯再生装置からの権利状況を示すデータを受信し、当該権利状況データとコンテンツ選択画面データとに基づいて、権利状況を表示するコンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、
    操作指令を受ける操作指令取得手段と、
    権利状況データに基づいて、操作指令としての再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できるか否かを判断する権利認証手段と、
    権利認証手段によって再生が許可された再生装置用コンテンツを再生する再生手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ提供システム。
  12. 再生装置との通信を行うための近距離通信部と、
    権利データを記録する権利記録部と、
    権利記録部を参照し、近距離通信部によって、再生装置に対して権利状況を示すデータを送信し、再生装置において権利状況を示したコンテンツ選択画面を表示させるための権利状況送信手段と、
    を備えた携帯装置。
  13. コンピュータによって携帯装置を実現するためのプログラムであって、
    権利データを記録する権利記録部を参照し、近距離通信部によって、再生装置に対して権利状況を示すデータを送信し、再生装置において権利状況を示したコンテンツ選択画面を表示させるための権利状況送信手段と、
    をコンピュータによって実現するための携帯装置プログラム。
  14. サーバ装置との通信を行うための広域通信部と、
    携帯装置と近距離通信を行うための近距離通信部と、
    再生装置用コンテンツを記録するコンテンツ記録部と、
    広域通信部によって、サーバ装置から、コンテンツ選択画面を生成するためのデータを受信するコンテンツ選択画面データ取得手段と、
    近距離通信部によって携帯再生装置からの権利状況を示すデータを受信し、当該権利状況データとコンテンツ選択画面データとに基づいて、権利状況を表示するコンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、
    操作指令を受ける操作指令取得手段と、
    権利状況データに基づいて、操作指令としての再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できるか否かを判断する権利認証手段と、
    権利認証手段によって再生が許可された再生装置用コンテンツを再生する再生手段と、
    を備えた再生装置。
  15. コンピュータによって再生装置を実現するためのプログラムであって、
    サーバ装置との通信を行うための広域通信部によって、サーバ装置から、コンテンツ選択画面を生成するためのデータを受信するコンテンツ選択画面データ取得手段と、
    近距離通信部によって携帯再生装置からの権利状況を示すデータを受信し、当該権利状況データとコンテンツ選択画面データとに基づいて、権利状況を表示するコンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、
    操作指令を受ける操作指令取得手段と、
    権利状況データに基づいて、操作指令としての再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できるか否かを判断する権利認証手段と、
    権利認証手段によって再生が許可された再生装置用コンテンツを再生する再生手段と、
    をコンピュータによって実現するための再生装置プログラム。
  16. 請求項10〜15のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記携帯装置は、
    近距離通信部によって、再生装置に対して操作指令を送信する操作指令送信手段をさらに備え、
    前記再生装置の操作指令取得手段は、近距離通信部によって、携帯装置からの操作指令を受けるものであること
    を特徴とするもの。
  17. 請求項10〜16のいずれかのシステム、装置またはプログラムにおいて、
    前記携帯装置は、
    サーバ装置との通信を行うための広域通信部と、
    広域通信部によって、サーバ装置から、コンテンツ選択画面を生成するためのデータを受信するコンテンツ選択画面データ取得手段と、
    権利記録部を参照し、権利状況を表示するコンテンツ選択画面を生成する選択画面生成手段と、
    をさらに備えていることを特徴とするもの。
  18. 請求項10〜17のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    権利認証手段は、再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できないと判断した場合には、権利購入提案処理を開始する購入処理開始手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  19. 請求項10〜18のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    権利認証手段は、再生指示がなされた再生装置用コンテンツの再生を許可できないと判断した場合には、近距離通信部によって携帯装置に権利不存在の旨を送信し、
    携帯装置は、近距離通信部によって権利不存在の旨を権利認証手段から受けて、権利購入提案処理を開始する購入処理開始手段をさらに備えていることを特徴とするもの。
  20. 請求項1〜19のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    携帯装置は、非接触式ICカード、携帯電話、PDAのいずれかであることを特徴とするもの。
  21. 請求項1〜20のシステム、装置またはプログラムにおいて、
    再生装置は、ビデオ再生装置、ハードディスクレコーダ、DVD再生装置、テレビ受信装置、ステレオ装置、携帯型音楽再生装置、パソコン、カーナビ、家庭用ゲーム機のいずれかであることを特徴とするもの。

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