JP2005031803A - コンテンツマネージメント装置,ネットワーク経由でのコンテンツの取得方法,プログラム - Google Patents
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Abstract
【課題】ネットワークに接続可能な様々な機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させる。
【解決手段】装置1に、ネットワーク31上のコンテンツ提供装置33にアクセスして提供可能なコンテンツのリストデータを取得する手段と、リストデータを用いてコンテンツのリストを表示する手段と、ネットワーク31に接続された機器21〜23のうちコンテンツを取得させる機器として選択された機器から、その機器をネットワーク31上で識別する識別情報を取得する手段と、リストの中からコンテンツが選択されるとともに識別情報が取得されたことに基づき、装置33にアクセスし、選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報として識別情報を送信する手段と、選択された機器を制御して、装置33から提供されたコンテンツを取得させる手段とを備える。
【選択図】 図3
【解決手段】装置1に、ネットワーク31上のコンテンツ提供装置33にアクセスして提供可能なコンテンツのリストデータを取得する手段と、リストデータを用いてコンテンツのリストを表示する手段と、ネットワーク31に接続された機器21〜23のうちコンテンツを取得させる機器として選択された機器から、その機器をネットワーク31上で識別する識別情報を取得する手段と、リストの中からコンテンツが選択されるとともに識別情報が取得されたことに基づき、装置33にアクセスし、選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報として識別情報を送信する手段と、選択された機器を制御して、装置33から提供されたコンテンツを取得させる手段とを備える。
【選択図】 図3
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーにアクセス可能な様々なAV(Audio Visual)機器を制御して、ネットワーク経由でコンテンツを取得させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、インターネット上のサイトから映像,音楽等のコンテンツをダウンロードやストリーミングによって取得することのできるAV機器として、パーソナルコンピュータや、ミュージックサーバー(音楽の録音機能及びネットワーク接続機能を有する専用の機器)や、ホームサーバー(テレビジョン番組の録画機能及びネットワーク接続機能を有する専用の機器)といった様々なAV機器が普及している。
【0003】
従来、ユーザーは、家庭内において、これらのAV機器でインターネット上のサイトからコンテンツを取得する場合、コンテンツを取得させようとする個々のAV機器毎に、そのAV機器の操作方法に従った操作を行う必要があった。
【0004】
すなわち、インターネット上のサイトから提供される或る音楽コンテンツはパーソナルコンピュータでダウンロードし、そのサイトから提供される別の音楽コンテンツはミュージックサーバーでダウンロードしようとする場合、パーソナルコンピュータとミュージックサーバーとの両方を、それぞれの操作方法に従って操作する必要があった。
【0005】
他方、本出願人は、複数のAV機器を制御するリモートコントローラとして、AV機器毎にレイアウトされた操作パネルを画面表示し、1つ操作パネルでの操作に基づいて、その操作パネルに対応しているAV機器を制御するようにしたリモートコントローラを既に提案済みである(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
ユーザーは、このリモートコントローラを使用して複数のAV機器でインターネット上のサイトからコンテンツを取得する場合には、コンテンツを取得させようとする個々のAV機器毎にそのAV機器用の操作パネルを選択して画面表示させ、その操作パネルで操作を行うことになる。
【0007】
しかし、このリモートコントローラを使用する場合にも、操作パネルはAV機器毎にレイアウトされているので、コンテンツを取得させようとする個々のAV機器毎に、そのAV機器の操作方法に従った操作を行う必要があることにはやはり変りがなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−16990公報(段落番号0012〜0019、図1〜図3)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、今日のようにネットワークに接続可能なAV機器の種類が家庭内で増えている状況のもとでは、コンテンツを取得させようとする個々のAV機器毎にそのAV機器の操作方法に従った操作を行うことは、ユーザーにとってたいへん煩雑である。
【0010】
また、従来のようにコンテンツを取得させようとする個々のAV機器を操作してそのAV機器そのものからインターネット上のサイトにアクセスする場合には、ユーザーの個人情報が、様々なAV機器からインターネット経由で送信されることになる。
【0011】
しかし、このように様々なAV機器から個人情報を送信することは、個人情報の漏洩の危険性を増すことになるので、個人情報の保護というセキュリティの観点からは好ましくない。
【0012】
本発明は、上述の点に鑑み、ユーザーが、ネットワークに接続可能な様々な機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるようにすることや、それらの機器にネットワーク経由でコンテンツを取得させる際の個人情報の漏洩の危険性を低減させることを課題としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本出願人は、ネットワーク経由で通信を行う通信手段と、この通信手段を介し、ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、このコンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する第1の取得手段と、表示手段と、この取得手段で取得したリストデータを用いて、コンテンツのリストをこの表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、この表示手段に表示されたリストの中からコンテンツを選択するための第1の操作手段と、ネットワークに接続された機器の中から、コンテンツの取得させる機器を選択するための第2の操作手段と、この第2の操作手段で選択された機器から、その機器をネットワーク上で識別するための識別情報を取得する第2の取得手段と、この第1の操作手段でコンテンツが選択されるとともに、この識別情報が取得されたことに基づき、この通信手段を介し、このコンテンツ提供装置にアクセスして、その選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報としてこの識別情報を送信する送信処理手段と、この第2の操作手段で選択された機器を制御して、このコンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを取得させる機器制御手段とを備えたコンテンツマネージメント装置を提案する。
【0014】
このコンテンツマネージメント装置では、ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、このコンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータが取得される。そして、このリストデータを用いて、コンテンツのリストが表示される。
【0015】
ユーザーは、このリストの中から、取得したいコンテンツを選択することができる。そして、その後、ネットワークに接続された機器の中から、その選択したコンテンツを取得させる機器を選択することができる。
【0016】
このようにして、コンテンツを取得させる機器が選択されると、このコンテンツマネージメント装置により、その機器にアクセスして、その機器をネットワーク上で識別するための識別情報が取得される。そして、コンテンツ提供装置にアクセスして、選択されたコンテンツを示す情報が送信されるとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報としてこの識別情報が送信される。
【0017】
コンテンツ提供装置では、これらの情報に基づき、選択されたコンテンツを、ユーザーが選択した機器に提供することができる。
【0018】
そして、このコンテンツマネージメント装置により、ユーザーが選択した機器が制御されて、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツがその機器に取得される。
【0019】
このように、ユーザーは、このコンテンツマネージメント装置を使用することにより、コンテンツを取得させようとする個々の機器毎にその機器の操作方法に従った操作を行うことなく、まず取得したいコンテンツを選択した後、その選択したコンテンツを取得させる機器を選択するという同一の操作手順で(換言すれば、まずどのコンテンツを取得したいかを選択するというオブジェクト指向の操作で)、ネットワークに接続可能な様々な機器にネットワーク経由でコンテンツを取得させることができる。
【0020】
これにより、ネットワークに接続可能な様々なAV機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるようになる。
【0021】
また、このコンテンツマネージメント装置によれば、コンテンツマネージメント装置そのものがネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスすることにより、ネットワークに接続された機器にこのコンテンツ提供装置からコンテンツが提供される。これにより、コンテンツを取得させる機器からではなく、このコンテンツマネージメント装置からこのコンテンツ提供装置に個人情報を送信することができる。
【0022】
したがって、ユーザーは、ネットワークに接続可能な様々な機器にコンテンツを取得させる際にも、それらの様々な機器からそれぞれネットワーク経由で個人情報を送信する必要がなくなり、この1台のコンテンツマネージメント装置だけからネットワーク経由で個人情報を送信すれば足りる。これにより、ネットワーク経由で送信する個人情報をこの1台のコンテンツマネージメント装置だけで集中管理することができるので、個人情報の漏洩の危険性が低減する。
【0023】
なお、このコンテンツマネージメント装置において、一例として、赤外線による通信手段と、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積させる機器として、ネットワークに接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能な機器を選択するための第3の操作手段とをさらに備え、機器制御手段は、第2の操作手段で選択された機器を制御して、コンテンツ提供装置から取得したコンテンツを、この第3の操作手段で選択された機器に転送させるとともに、この第3の操作手段で選択された機器を制御して、その転送されたコンテンツを記録させることが好適である。
【0024】
それにより、ユーザーは、このコンテンツマネージメント装置を使用するだけで、ネットワーク上のコンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを、ネットワークには接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能な機器に蓄積させることもできるようになる。
【0025】
また、このコンテンツマネージメント装置において、一例として、表示されたリストの中から選択されたコンテンツと、そのコンテンツを蓄積させた機器とを示す情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された情報を用いて、蓄積したコンテンツのリストを表示手段に表示させる第2の表示制御手段とさらに備えることが好適である。
【0026】
それにより、ユーザーは、この蓄積されたコンテンツのリストから、ネットワーク上のコンテンツ提供装置から提供された個々のコンテンツがそれぞれどの機器に蓄積されているかを容易に把握することができるようになる。
【0027】
また、このコンテンツマネージメント装置において、一例として、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積した機器から、そのコンテンツを入力可能な機器を、表示手段に表示する第3の表示制御手段と、この第3の表示制御手段によって表示された機器の中から、コンテンツを利用する利用機器を選択するための第4の操作手段と、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積した機器を制御して、そのコンテンツを、この第4の操作手段で選択された利用機器に転送させる第2の機器制御手段とをさらに備えることが好適である。
【0028】
それにより、ユーザーは、このコンテンツマネージメント装置を使用するだけで、ネットワーク経由で提供されたコンテンツを、そのコンテンツを蓄積した機器とは別の機器で利用することもできるようになる。
【0029】
また、このコンテンツマネージメント装置において、一例として、ICカードを読み取るICカードリーダーと、ネットワーク上の課金決済装置との間で、このICカードリーダーによってICカードから読み取った情報を用いて、コンテンツ提供装置から提供されるコンテンツの課金決済を行う課金決済手段とをさらに備えることが好適である。
【0030】
それにより、ネットワークに接続可能な様々な機器に有料のコンテンツを取得させる際に、それらの様々な機器からそれぞれネットワーク経由で課金決済にかかわる個人情報を送信する必要がなくなるのでそうした個人情報の漏洩の危険性が低減するとともに、課金決済にかかわる個人情報等の入力操作をユーザーが行わなくても、ICカードを用いて課金決済を行うことができるようになる。
【0031】
次に、本出願人は、ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介し、ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、このコンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する第1の取得ステップと、この第1の取得ステップで取得した前記リストデータを用いて、コンテンツのリストを表示手段に表示させる第1の表示制御ステップと、ネットワークに接続された機器の中からコンテンツの取得させる機器が選択されたことに基づき、その選択された機器から、その機器をネットワーク上で識別するための識別情報を取得する第2の取得ステップと、第1の表示制御ステップで表示させたリストの中からコンテンツが選択されるとともに、この識別情報が取得されたことに基づき、この通信手段を介し、このコンテンツ提供装置にアクセスして、その選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報としてこの識別情報を送信する送信処理ステップと、その選択された機器を制御して、このコンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを取得させる機器制御ステップとを備えることをネットワーク経由でのコンテンツの取得方法を提案する。
【0032】
また、本出願人は、コンピュータに、ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介し、ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、このコンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する手順と、このリストデータを用いて、コンテンツのリストを表示手段に表示させる手順と、ネットワークに接続された機器の中からコンテンツの取得させる機器が選択されたことに基づき、その選択された機器から、その機器をネットワーク上で識別するための識別情報を取得する手順と、このリストの中からコンテンツが選択されるとともに、この識別情報が取得されたことに基づき、この通信手段を介し、このコンテンツ提供装置にアクセスして、その選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報としてこの識別情報を送信する手順と、その選択された機器を制御して、このコンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを取得させる手順とを実行させるためのプログラムを提案する。
【0033】
この方法やプログラムを実行する装置によれば、前述の本発明に係るコンテンツマネージメント装置について説明したのと全く同様にして、ユーザーが、ネットワークに接続可能な様々な機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるとともに、それらの機器にネットワーク経由でコンテンツを取得させる際の個人情報の漏洩の危険性を低減させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明を適用した携帯端末の外観構成例を示す正面図である。このコンテンツマネージメント携帯端末(以下単に‘携帯端末’とも呼ぶ)1の表側の面には、タッチパネル式の表示部2や、モード(後述するコンテンツモード等)選択用等の各種の釦3や、スピーカ4や、マイクロホン5が設けられている。
【0035】
また、図には表れていないが、携帯端末1の側面には、赤外線通信用の赤外線送信部が設けられており、携帯端末1の裏側の面には、非接触ICカードを挿入して保持するための挿入口も設けられている。非接触ICカードとしては、例えばFeliCa(フェリカ)(「FeliCa」は登録商標)を採用してクレジットカード機能や電子マネー機能を有するものが知られている。
【0036】
図2は、携帯端末1の回路構成を示すブロック図である。携帯端末1には、制御・処理系として、CPU11,ブートメモリ(EEPROM)12,キャッシュメモリ(SRAM)13を搭載したメインボード14が設けられている。CPU11は、ブートメモリ12に格納されたプログラムやデータに基づき、後出の各種処理を実行する。
【0037】
メインボード14には、図1の表示部2を含んだタッチセンサ付液晶モジュール15と、図1の各釦3,スピーカ4及びマイクロホン5が接続されている。
【0038】
また、メインボード14には、非接触ICカードのカードリーダー/ライター16と、前述の赤外線送信部を含んだ赤外線通信モジュール17と、無線LAN(IEEE802.11b)のインターフェース18と、電源としてのバッテリー19とが接続されている。カードリーダー/ライター16として用いることのできる非接触ICカードリーダー/ライターとしては、例えばFeliCaを採用したカードリーダー/ライターが知られている。
【0039】
図3は、この携帯端末1を利用したコンテンツ再生・ダウンロードシステムの全体構成例を示す図である。このシステムは、家庭20内のAV機器であるパーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー(音楽の録音機能及びネットワーク接続機能を有する専用の機器)22やホームサーバー(テレビジョン番組の録画機能及びネットワーク接続機能を有する専用の機器)23やテレビジョン受信機24やオーディオシステム25からコンテンツを再生・出力表示させたり、インターネット31上のサイトからパーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー22やホームサーバー23にコンテンツをダウンロードするためのものである。
【0040】
家庭20内では、携帯端末1が、無線LANアクセスポイント26,IPルーター27及びADSLモデム28を介してインターネット31に接続されるとともに、無線LANアクセスポイント26,IPルーター27及びイーサネット(登録商標)29を介してパーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー22やホームサーバー23と通信可能になっている。
【0041】
IPルーター27は、LAN側の複数の機器にそれぞれ固有のIPアドレスを割り当てる機能を持った機種のIPルーターである。携帯端末1,パーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23には、それぞれIPルーター27によってIPアドレスが割り当てられている。
【0042】
テレビジョン受信機24及びオーディオシステム25は、赤外線通信による遠隔制御が可能な機器である。パーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23,テレビジョン受信機24,オーディオシステム25は、互いにAVケーブルでつながれている(図では、図示の都合上、パーソナルコンピュータ21とオーディオシステム25とをつなぐAVケーブルのみを示している)。
【0043】
携帯端末1のブートメモリ12(図2)には、インターネット31上に存在するコンテンツ保管サービスサイト(ユーザーがアップロードしたコンテンツを保管するサービスを行うサイト)32や複数のダウンロードサイト(コンテンツを無料または有料でダウンロードすることのできるサイト)33のURLのデータも記憶されている。コンテンツ保管サービスサイト32では、ユーザーを管理するためのユーザー管理サーバー34や、ユーザーからアップロードされたコンテンツを蓄積するオンラインストレージ35が、ゲートウェイ36を介してインターネット31に接続されている。
【0044】
インターネット31上には、ダウンロードサイト33と提携して、クレジットカード機能や電子マネー機能を有する非接触ICカードによる課金決済サービスを行う課金決済サービスプロバイダ37も存在している。
【0045】
次に、このシステムでコンテンツの再生・出力表示やダウンロードを行う際の、携帯端末1の表示画面や携帯端末1による処理について説明する。
【0046】
〔コンテンツの再生・出力表示〕
まず、コンテンツを再生・出力表示する場合について説明する。携帯端末1の釦3(図1)の操作によってコンテンツモードが選択されると、携帯端末1のCPU11(図2)は、携帯端末1の表示部2(図1)に、図5に示すようなコンテンツモードメニューを表示させる。このコンテンツモードメニューは、ユーザーが視聴したいコンテンツのカテゴリーを選択するためのメニューであり、音楽を表す‘Music’や映像を表す‘Movie’等のカテゴリーが表示される。
【0047】
図5のコンテンツモードメニューで1つのカテゴリーが選択される(1つのカテゴリーの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図4にも▲1▼として示すように、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23にアクセスするとともに、インターネット31経由でコンテンツ保管サービスサイト32にアクセスして、パーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23,オンラインストレージ35に蓄積されているコンテンツのうち、選択されたカテゴリーのコンテンツのリストデータ(タイトルやアーティスト名や時間や蓄積場所等のメタデータ)の送信を要求する。
【0048】
パーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23,コンテンツ保管サービスサイト32からは、図4にも▲2▼として示すように、この要求に応じて、コンテンツのリストデータが携帯端末1に送信される。
【0049】
携帯端末1のCPU11は、この送信されたリストデータを用いて、選択されたカテゴリーのコンテンツのリストを生成し、そのリストを表示部2に表示する。図6は、図5のコンテンツモードメニューで音楽が選択された(‘Music’の箇所がタッチされた)際に表示されるリストを例示した図である。‘Location’はコンテンツの蓄積場所(コンテンツを蓄積しているAV機器)であり、‘PC’はパーソナルコンピュータ21(図3)を表し、‘Server’はミュージックサーバー22(図3)を表し、‘Onine’はオンラインストレージ35(図3)を表し、‘CD’はオーディオシステム25(図3)を表す。
【0050】
このコンテンツリストから1つのコンテンツが選択される(1つのコンテンツの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図7に示すように、コンテンツを再生・出力表示するための操作UI(ユーザーインターフェース)40と、選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や蓄積場所の表示欄(ここでは図6のリストからパーソナルコンピュータ21に蓄積されている音楽コンテンツが選択された例を示している)と、そのコンテンツの現在の再生時間の表示欄と、‘Setup’釦50とを含む機器コントロールパネルを表示部2に表示する。
【0051】
操作UI40は、AV機器によらず統一されており、上段に再生釦41,一時停止釦42,停止釦43が表示されると共に、下段に巻戻しや早送りのための釦44〜47,ボリューム調整釦48及び49が表示される。
【0052】
‘Setup’釦50が操作されない場合には、操作UI40の全ての釦41〜49は、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器を制御してコンテンツを出力表示させるための釦になる。すなわち、この場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40の各釦41〜49の操作に応じて、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器を制御して、そのコンテンツの再生・出力表示や、再生の停止や、ボリューム調整等を行わせる。
【0053】
具体的には、例えば図7の例のように、選択された音楽コンテンツの蓄積場所がパーソナルコンピュータ21である場合には、図9Aにも示すように、操作UI40の全ての釦41〜49は、パーソナルコンピュータ21を制御してコンテンツを出力表示させるための釦になる。すなわち、この場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40の各釦41〜49の操作に応じて、図4にも▲3▼として示すように、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21を制御し、パーソナルコンピュータ21にインストールされているマルチメディアソフト(例えばWindows Media Player(「Windows」は登録商標))により、その音楽コンテンツの再生・出力表示や、再生の停止や、ボリューム調整等を行わせる。
【0054】
他方、‘Setup’釦50が操作されると、携帯端末1のCPU11は、選択されたコンテンツを出力表示させるAV機器として、そのコンテンツを蓄積しているAV機器と、そのコンテンツを入力して出力表示することが可能な別のAV機器とのうちのいずれかを選択するためのアイコンを含む出力機器選択画面を表示部2に表示する。
【0055】
図8は、図7の例のように、選択された音楽コンテンツの蓄積場所がパーソナルコンピュータ21である場合の、出力機器選択画面の例を示す。選択された音楽コンテンツを蓄積しているAV機器であるパーソナルコンピュータ21を‘PC&Speaker’として表すアイコン51と、音楽コンテンツを出力表示可能な別のAV機器であるオーディオシステム25(図3)のステレオアンプを‘Amplifier’として表すアイコン52とが表示される。
【0056】
この出力機器選択画面で、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器とは別のAV機器が選択される(この別のAV機器を表すアイコンがタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、再び図7の機器コントロールパネルを表示部2に表示する。
【0057】
このように、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器とは別のAV機器が出力機器選択画面で選択された場合には、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47は、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器を制御するための釦になるが、ボリューム釦48,49は、出力機器選択画面で選択された別のAV機器を制御するための釦になる。すなわち、この場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47の操作に応じて、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器を制御して、そのコンテンツの再生と、出力機器選択画面で選択されたAV機器へのAVケーブル経由でのそのコンテンツの転送とを行わせる。また、携帯端末1のCPU11は、出力機器選択画面で選択された別のAV機器を制御して、転送されたそのコンテンツを、操作UI40のボリューム釦48,49の操作に応じたボリュームで出力表示させる。
【0058】
具体的には、例えば図8の出力機器選択画面でオーディオシステム25のステレオアンプが選択された(アイコン52がタッチされた)場合には、図9Bにも示すように、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47全ての釦41〜49は、パーソナルコンピュータ21を制御するための釦になるが、ボリューム釦48,49は、オーディオシステム25のステレオアンプを制御するための釦になる。すなわち、この場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47の操作に応じて、図4にも▲4▼として示すように、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21を制御して、選択されたコンテンツを再生させてAVケーブル30経由でオーディオシステム25に転送させ、また、図4にも▲5▼として示すように、赤外線通信によってオーディオシステム25のステレオアンプを制御して、パーソナルコンピュータ21から転送されたそのコンテンツを、操作UI40のボリューム釦48,49の操作に応じたボリュームで出力表示させる。
【0059】
ここでは、パーソナルコンピュータ21に蓄積されている音楽コンテンツがコンテンツリストから選択された場合を例にとったが、例えばオーディオシステム25に蓄積されている音楽コンテンツがコンテンツリストから選択されるとともに出力機器選択画面(図8)でもオーディオシステム25が選択された場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40の各釦41〜49の操作に応じて、赤外線通信によってオーディオシステム25を制御して、選択された音楽コンテンツの再生・出力表示や、再生の停止や、ボリューム調整等を行わせる。
【0060】
また、例えばコンテンツ保管サービスサイト32のオンラインストレージ35にアップロードした音楽コンテンツがコンテンツリストから選択されるとともに出力機器選択画面(図8)でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、携帯端末1のCPU11は、後述の〔コンテンツのダウンロード〕において説明するように、パーソナルコンピュータ21との間で機器認証,機器情報の受け取りを行い、その機器情報をコンテンツ保管サービスサイト32(図3)のユーザー管理サーバー34にインテーネット31経由で送信するとともに、操作UI40の各釦41〜49の操作に応じて、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21を制御し、マルチメディアソフトによって、コンテンツ保管サービスサイト32からダウンロードされる再生・出力表示や、再生の停止や、ボリューム調整等を行わせる。
【0061】
また、ここではコンテンツモードメニュー(図5)で音楽が選択された場合を例にとって説明したが、例えばコンテンツモードメニューで映像が選択されるとともに映像コンテンツのリストの中から1つのコンテンツが選択された場合にも、やはり、図7に示したように、選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や蓄積場所が表示部2の上側部分に表示され、現在の再生時間及び‘Setup’釦50が表示部2の中央部分に表示され、操作UI40が表示部2の下側部分に表示される。
【0062】
そして、‘Setup’釦50が操作されない場合には、やはり、操作UI40の全ての釦41〜49は、選択された映像コンテンツを蓄積しているAV機器を制御するための釦になる。他方、‘Setup’釦50が操作され、出力機器選択画面で、選択された映像コンテンツを蓄積しているAV機器とは別のAV機器が選択された場合には、やはり、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47は、選択された映像コンテンツを蓄積しているAV機器を制御するための釦になるが、ボリューム釦48,49は、出力機器選択画面で選択された別のAV機器を制御するための釦になる。
【0063】
具体的には、例えば、選択された映像コンテンツがホームサーバー23(図3)に蓄積されており、出力機器選択画面でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、図9Cにも示すように、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47は、ホームサーバー23を制御するための釦になるが、ボリューム釦48,49は、パーソナルコンピュータ21を制御するための釦になる。
【0064】
このように、この携帯端末1によれば、ユーザーが、まず利用したいコンテンツを選択すると、そのコンテンツの属性に基づいたユーザーインタフェースである操作UI40が表示され、そして、ユーザーが、操作UI40によってコンテンツの利用(ここでは出力表示)に関する入力を行うだけで、コンテンツを蓄積したAV機器からコンテンツを利用(出力表示)するAV機器にコンテンツが転送されて、その利用機器でコンテンツが利用(出力表示)される。
【0065】
これにより、コンテンツを蓄積しているAV機器とそのコンテンツを利用(出力表示)するAV機器とが相違する場合に、ユーザーが、それらのAV機器の違いを意識することなく、一つのユーザーインターフェースによってコンテンツを利用(出力表示)することができるようになっている。
【0066】
換言すれば、ユーザーは、「コンテンツの選択→コンテンツを利用する機器→コンテンツを蓄積している機器」というオブジェクト指向のユーザーインターフェースでコンテンツを利用することができることになる。
【0067】
また、操作UI40は、AV機器によらず、コンテンツの種類のみに依存する統一されたユーザーインタフェースである。
【0068】
したがって、ユーザーは、コンテンツを蓄積しているAV機器やコンテンツを出力表示するAV機器の種類毎に異なる操作方法を覚えることなく、コンテンツを出力表示させることができるようになっている。
【0069】
また、ユーザーは、出力表示させたいコンテンツを選択した後、そのコンテンツを出力表示させるAV機器も出力機器選択画面で選択できるようになっている。
【0070】
また、ユーザーは、この携帯端末1を使用するだけで、例えばイーサネット(登録商標)29経由でのみ制御可能なAV機器(パーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー22やホームサーバー23)に蓄積されているコンテンツを、赤外線通信でのみ制御可能なAV機器(テレビジョン受像機24やオーディオシステム25)で出力表示させることができるようになっている。
【0071】
〔コンテンツのダウンロード〕
次に、図3のシステムでコンテンツをダウンロードする場合について説明する。図5のコンテンツモードメニューで1つのカテゴリーが選択されると、そのカテゴリーのコンテンツリストが表示部2に表示されるが、図6にも示すように、コンテンツリストの下側には‘Website’釦53も表示される。
【0072】
このWebsite’釦53が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図11に例示するように、ダウンロードサイト33(図3)のうち、図5のコンテンツモードメニューで選択されたカテゴリーのコンテンツをダウンロード可能なサイトのリストを表示部2に表示する。
【0073】
このダウンロードサイトリストから1つのダウンロードサイトが選択される(1つのダウンロードサイトの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図10にも▲1▼として示すように、ダウンロードサイト33のうちその選択されたダウンロードサイトにアクセスして、ダウンロード可能なコンテンツのリストデータ(タイトルやアーティスト名や時間や価格等のメタデータ)の送信を要求する。
【0074】
アクセスされたダウンロードサイトからは、図10にも▲2▼として示すように、この要求に応じて、コンテンツのリストデータが携帯端末1に送信される。
【0075】
携帯端末1のCPU11は、この送信されたリストデータを用いて、選択されたカテゴリーのコンテンツのリストを生成し、図12に例示するように、そのリストを表示部2に表示する。
【0076】
このコンテンツリストから1つのコンテンツが選択される(1つのコンテンツの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図13に示すようなコンテンツ確認画面(選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や価格の表示欄と、‘Cancel’釦61,‘OK’釦62を含む画面)を表示部2に表示する。
【0077】
このコンテンツ確認画面で‘OK’釦62が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図14に示すような支払方法選択画面(選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や価格の表示欄と、非接触ICカードのクレジットカード機能による支払いを選択するための釦71と、非接触ICカードの電子マネー機能による支払いを選択するための釦72とを含む画面)を表示部2に表示する。
【0078】
この支払方法選択画面の釦71または72で支払方法が選択されると、携帯端末1のCPU11は、図15に示すように、非接触ICカードを挿入させるメッセージと、‘Cancel’釦81,‘OK’釦82とを含むメッセージ画面を表示部2に表示する。
【0079】
携帯端末1の裏面の挿入口に非接触ICカードが挿入されるとともにこのメッセージ画面で‘OK’釦82が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図16に示すような注文内容確認画面(選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や価格の表示欄と、支払金額(電子マネー機能を選択した場合には現在の残額も)と、‘Cancel’釦91,‘OK’釦92を含む画面)を表示部2に表示する。
【0080】
この注文内容確認画面で‘OK’釦92が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図10にも▲3▼として示すように、課金決済サービスプロバイダ37にアクセスして、非接触ICカードのデータ(ユーザーの住所・氏名やクレジットカード番号等の個人情報)や、支払方法選択画面(図14)で選択された支払方法を示すデータを送信する。課金決済サービスプロバイダ37では、これらのデータに基づき、カードの承認や課金決済を行う。
【0081】
課金決済が終わると、携帯端末1のCPU11は、図17に示すように、注文の完了を伝えるメッセージと、注文を受けたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や価格の表示欄と、電子マネー機能を選択した場合の新たな残額と、‘OK’釦101とを含むメッセージ画面を表示部2に表示する。
【0082】
このメッセージ画面で‘OK’釦101が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図18に例示するように、ダウンロードしたコンテンツを蓄積するAV機器として、そのコンテンツをダウンロードするAV機器自体を選択するためのアイコン102と、別のAV機器を選択するためのアイコン103とを含む蓄積機器選択画面を表示部2に表示する。図18の例では、音楽コンテンツを蓄積する別のAV機器として、オーディオシステム25を選択するためのアイコン103が表示されている。
【0083】
この蓄積機器選択画面で、ダウンロードしたコンテンツを蓄積するAV機器が選択される(いずれかのアイコンの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図19に例示するような、コンテンツをダウンロードするAV機器を選択するためのアイコンを含むダウンロード機器選択画面を表示部2に表示する。図19の例では、音楽コンテンツをダウンロードするAV機器として、パーソナルコンピュータ21を選択するためのアイコン104と、ミュージックサーバー22を選択するためのアイコン105とが表示されている。
【0084】
このダウンロード機器選択画面で、ダウンロードするAV機器が選択される(いずれかのアイコンの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、イーサネット(登録商標)29経由で、ダウンロード機器として選択されたAV機器にアクセスして、そのAV機器の機器認証(間違いなく自己のシステム内のAV機器であることの認証)を行うとともに、そのAV機器の機器情報(IPアドレス等)を取得する。
【0085】
また、蓄積機器選択画面(図18)で、コンテンツをダウンロードするAV機器自体が選択されている場合には、携帯端末1のCPU11は、ダウンロード機器として選択されたAV機器に対し、ダウンロードしたコンテンツを自己に蓄積させる指示を行う。
【0086】
他方、蓄積機器選択画面で、コンテンツをダウンロードするAV機器とは別のAV機器が選択されている場合には、携帯端末1のCPU11は、ダウンロード機器として選択されたAV機器に対し、ダウンロードしたコンテンツをAVケーブル経由でその別のAV機器に出力可能な状態になったときに、そのことを携帯端末1に通知させるとともにダウンロードしたコンテンツをAVケーブル経由でその別のAV機器に出力させる指示を行う。
【0087】
具体的には、例えば図19のダウンロード機器選択画面でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、携帯端末1のCPU11は、図10にも▲4▼として示すように、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21にアクセスして、この機器認証,機器情報の受け取り,指示を行う。
【0088】
そして、携帯端末1のCPU11は、図10にも▲5▼として示すように、インターネット31経由で、ダウンロードサイト33のうちダウンロードサイトリスト(図11)から選択されたダウンロードサイトにアクセスして、コンテンツリスト(図12)から選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、ダウンロード先のAV機器を指定する情報として、ダウンロード機器選択画面(図19)で選択されたAV機器から取得した機器情報を送信する。
【0089】
また、蓄積機器選択画面(図18)で、コンテンツをダウンロードするAV機器とは別のAV機器が選択されている場合には、携帯端末1のCPU11は、その別のAV機器に対し、コンテンツをダウンロードするAV機器からAVケーブル経由で入力されるコンテンツを記録するためのスタンバイの指示を行う。
【0090】
具体的には、例えば図18の蓄積機器選択画面でオーディオシステム25が選択されている場合には、図10にも▲6▼として示すように、携帯端末1のCPU11は、赤外線通信により、オーディオシステム25に対してこの指示を行う。
【0091】
ダウンロードサイト33のうちダウンロードサイトリスト(図11)から選択されたダウンロードサイトからは、携帯端末1から送信された情報に基づき、コンテンツリスト(図12)から選択されたコンテンツが、インターネット31及びイーサネット(登録商標)29経由で、ダウンロード機器として選択されたAV機器にダウンロードされる。
【0092】
具体的には、例えば図19のダウンロード機器選択画面でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、図10にも▲7▼として示すように、インターネット31及びイーサネット(登録商標)29経由で、パーソナルコンピュータ21にコンテンツがダウンロードされる。
【0093】
蓄積機器選択画面(図18)で、コンテンツをダウンロードするAV機器自体が選択されている場合には、前述の携帯端末1からの指示に基づき、ダウンロード機器として選択されたAV機器に、ダウンロードしたコンテンツがそのまま記録される。
【0094】
他方、蓄積機器選択画面(図18)で、コンテンツをダウンロードするAV機器とは別のAV機器が選択されている場合には、前述の携帯端末1からの指示に基づき、ダウンロード機器として選択されたAV機器から、ダウンロードしたコンテンツをAVケーブル経由でその別のAV機器に出力可能な状態になったときに、そのことがイーサネット(登録商標)29経由で携帯端末1に通知されるとともに、ダウンロードしたコンテンツがAVケーブル経由でその別のAV機器に出力される。
【0095】
携帯端末1のCPU11は、この通知を受け取ると、その別のAV機器に対し、赤外線通信により、コンテンツをダウンロードするAV機器からAVケーブル経由で入力されるコンテンツを記録させる指示を行う。これにより、ダウンロードしたコンテンツが、その別のAV機器に蓄積される。
【0096】
具体的には、例えば図18の蓄積機器選択画面でオーディオシステム25が選択されるとともに図19のダウンロード機器選択画面でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、図10にも▲8▼として示すように、パーソナルコンピュータ21から携帯端末1にこの通知が行われ、ダウンロードしたコンテンツがパーソナルコンピュータ21からオーディオシステム25が出力される。また、図10にも▲9▼として示すように、携帯端末1はオーディオシステム25に対して記録指示を行う。これにより、パーソナルコンピュータ21にダウンロードしたコンテンツが、オーディオシステム25に蓄積される。
【0097】
携帯端末1のCPU11は、ダウンロード機器として選択されたAV機器とのイーサネット(登録商標)29経由での通信に基づき、ダウンロードの進捗状況を監視する。そして、ダウンロードが完了すると、図20に示すように、ダウンロードしたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や蓄積場所(図18の蓄積機器選択画面で選択されたAV機器)の表示欄と、ダウンロードが完了したことを伝えるメッセージと、ダウンロードしたコンテンツを再生させるためのアイコン106と、ダウンロードを続けるためのアイコン107とを含むメッセージ画面を表示部2に表示する。
【0098】
このメッセージ画面で、ダウンロードしたコンテンツを再生させることが選択される(アイコン106の表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図7の再生機器コントロールパネルを表示部2に再び表示する。そして、携帯端末1のCPU11は、操作UI40の操作に応じて、ダウンロードしたコンテンツを蓄積したAV機器を制御してそのコンテンツを再生させる。
【0099】
また、携帯端末1のCPU11は、ダウンロードしたコンテンツのリストデータをブートメモリ12(図2)に記憶する。そして、それ以降コンテンツリスト(図6)を表示部2に表示する際には、携帯端末1のCPU11は、その記憶したリストデータを含むコンテンツリストを表示する。
【0100】
ここでは有料のコンテンツをダウンロードする場合について説明したが、無料のコンテンツをダウンロードする場合には、図13のコンテンツ確認画面には金額が表示されないとともに、コンテンツ確認画面で‘OK’釦62が操作されたことに基づいて直ちに図18の蓄積機器選択画面が表示される(図14〜図17の課金決済用の画面は表示されない)。
【0101】
このように、ユーザーは、この携帯端末1を使用することにより、コンテンツをダウンロードさせようとする個々のAV機器毎にそのAV機器の操作方法に従った操作を行うことなく、まず取得したいコンテンツを選択した後、その選択したコンテンツをダウンロードさせるAV機器を選択するという同一の操作手順で(換言すれば、まずどのコンテンツをダウンロードしたいかを選択するというオブジェクト指向の操作で)、ネットワークに接続可能な様々なAV機器にネットワーク経由でコンテンツをダウンロードさせることができる。
【0102】
これにより、ネットワークに接続可能な様々なAV機器(パーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー22やホームサーバー23)に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるようになっている。
【0103】
また、この携帯端末1によれば、携帯端末1そのものがネットワーク上のサイトにアクセスすることにより、ネットワークに接続されたAV機器にこのサイトからコンテンツがダウンロードされる。これにより、コンテンツをダウンロードさせるAV機器からではなく、この携帯端末1からこのサイトに個人情報(例えば前述のように有料コンテンツをダウンロードする際の課金決済にかかわる個人情報)を送信することができる。
【0104】
したがって、ユーザーは、ネットワークに接続可能な様々なAV機器にコンテンツを取得させる際にも、それらの様々なAV機器からそれぞれネットワーク経由で個人情報を送信する必要がなくなり、この1台の携帯端末1だけからネットワーク経由で個人情報を送信すれば足りる。
【0105】
これにより、ネットワーク経由で送信する個人情報をこの1台の携帯端末1だけで集中管理することができるので、個人情報の漏洩の危険性が低減する。
【0106】
また、ユーザーは、簡単な操作によって、ネットワーク上のサイトからダウンロードされるコンテンツを、オーディオアンプ25のような、ネットワークには接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能なAV機器に蓄積させることもできるようになっている。
【0107】
また、ユーザーは、この携帯端末1に表示されるコンテンツリスト(図6)から、ダウンロードしたコンテンツがどのAV機器に蓄積されているかを容易に把握することができるようになっている。
【0108】
また、有料コンテンツをダウンロードする際の課金決済にかかわる個人情報等の入力操作をユーザーが行わなくても、ICカードを用いて課金決済を行うことができるようになっている。
【0109】
なお、以上の例では、携帯端末1にコンテンツ保管サービスサイト32やダウンロードサイト33のURLを記憶することにより、携帯端末1がこれらのサイトにアクセスするようになっている。しかし、別の例として、携帯端末1に対してサービスを行う専用のサイトを設け、携帯端末1がそのサイトを経由してコンテンツ保管サービスサイトやダウンロードサイトにアクセスするようにしてもよい。
【0110】
また、以上の例ではコンテンツをダウンロードするために本発明を適用しているが、ストリーミングによってコンテンツを取得するために本発明を適用してもよい。
【0111】
また、以上の例では、非接触ICカードを、有料のコンテンツをダウンロードする際の課金決済手段としてのみ利用している。しかし、別の例として、非接触ICカードを、会員制のコンテンツ保管サービスサイトやダウンロードサイトでサービスを受ける際のログインツールとして利用してもよい。
【0112】
図21A,Bは、それぞれログインツールとしての非接触ICカードの利用例を示す。このうち、図21Aの例では、ユーザーが会員制サイト(コンテンツ保管サービスサイトやダウンロードサイト)112に会員登録した際のユーザーIDが携帯端末1に記憶されている。そして、ユーザーが携帯端末1に非接触ICカード111を挿入すると、携帯端末1が非接触ICカード111のユーザーIDを読み取ってユーザーを認証する。そして、会員制サイト112からのユーザーIDの要求に応じて、携帯端末1が、認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDを会員制サイト112に送信することにより、会員制サイト112でそのユーザーIDが確認されて、ログインできるようになっている。
【0113】
他方、図21Bの例では、非接触ICカード111のユーザーIDそのものが会員制サイト112に会員登録する際のユーザーIDとして用いられており、ユーザーが携帯端末1に非接触ICカード111を挿入すると、会員制サイト112からのユーザーIDの要求に応じて、携帯端末1が、この非接触ICカード111から読み取ったユーザーIDを会員制サイト112に送信することにより、会員制サイト112でユーザーIDが確認されて、ログインできるようになっている。
【0114】
また、さらに別の例として、複数のユーザー(家族)が1台の携帯端末1を共用する際に、非接触ICカードを、ユーザー毎に、制御可能なAV機器やアクセス可能なサイトを制限するツールとして利用してもよい。
【0115】
図22は、こうした制限用ツールとしての非接触ICカードの利用例を示す。複数のユーザーの非接触ICカードのユーザーIDが、それぞれ制御を許可するAV機器やアクセスを許可するサイトのURLの情報(許可情報)と対応させて携帯端末1に記憶されている。そして、或るユーザーが携帯端末1に自分の非接触ICカード111を挿入すると、携帯端末1が非接触ICカード111のユーザーIDを読み取ってユーザーを認証する。そして、携帯端末1が、認証したユーザーについて記憶している許可情報に基づき、そのユーザーに許可されているAV機器113に蓄積されているコンテンツや、そのユーザーに許可されているサイト114のみを、コンテンツリスト(図6)やダウンロードサイトリスト(図7)に表示する。
【0116】
このように、制御可能なAV機器をユーザー毎に制限することにより、家庭内の或るユーザー専用のAV機器が他のユーザーによって無断で使用される(そのAV機器に蓄積されているコンテンツが他のユーザーによって無断で再生されたり、そのAV機器に他のユーザーによって無断でコンテンツがダウンロードされる)ことが防止される。
【0117】
また、このように、アクセス可能なサイトをユーザー毎に制限することにより、例えば、ユーザー毎の嗜好に合わせたサイトにアクセスすることや、未成年者が成人向けのサイトにアクセスしないようにすることができる。
【0118】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザーが、ネットワークに接続可能な様々な機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるという効果や、ネットワークに接続可能な様々な機器にネットワーク経由でコンテンツを取得させる際の個人情報の漏洩の危険性を低減させることができるという効果が得られる。
【0119】
また、ユーザーが、ネットワーク上のコンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを、ネットワークには接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能な機器に蓄積させることができるという効果も得られる。
【0120】
また、ユーザーが、ネットワーク上のコンテンツ提供装置から提供された個々のコンテンツがそれぞれどの機器に蓄積されているかを容易に把握することができるという効果も得られる。
【0121】
また、ユーザーが、ネットワーク経由で提供されたコンテンツを、そのコンテンツを蓄積した機器とは別の機器で利用することができるという効果も得られる。
【0122】
また、ネットワークに接続可能な様々な機器に有料のコンテンツを取得させる際に、それらの様々な機器からそれぞれネットワーク経由で課金決済にかかわる個人情報を送信する必要がなくなるのでそうした個人情報の漏洩の危険性が低減するとともに、課金決済にかかわる個人情報等の入力操作をユーザーが行わなくても、ICカードを用いて課金決済を行うことができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯端末の外観構成例を示す正面図である。
【図2】図1の携帯端末の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1の携帯端末を利用したコンテンツ再生・ダウンロードシステムの全体構成例を示す図である。
【図4】コンテンツ再生時の図3のシステムでの通信の様子を示す図である。
【図5】コンテンツ再生時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図6】コンテンツ再生時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図7】コンテンツ再生時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図8】コンテンツ再生時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図9】図7の操作UIの役割の具体例を示す図である。
【図10】コンテンツダウンロード時の図3のシステムでの通信の様子を示す図である。
【図11】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図12】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図13】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図14】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図15】コンテンツダウンロード時の図3のシステムでの情報の流れを示す図である。
【図16】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図17】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図18】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図19】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図20】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図21】図1の携帯端末における非接触ICカードの別の利用例を示す図である。
【図22】図1の携帯端末における非接触ICカードの別の利用例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンテンツマネージメント携帯端末、 2 表示部、 3 スピーカ、 4 マイクロホン、 5 釦、 11 CPU、 12 ブートメモリ、 13キャッシュメモリ、 14 メインボード、 15タッチセンサ付液晶モジュール、 16 非接触ICカードリーダー/ライター、 17 赤外線通信モジュール、 18 無線LANのインターフェース、 21 パーソナルコンピュータ、 22 ミュージックサーバー、 23 ホームサーバー、 24 テレビジョン受信機、 25 オーディオシステム、 26 無線LANアクセスポイント、 27 IPルーター、 28 ADSLモデム、 29 イーサネット(登録商標)、 31 インターネット、 32 コンテンツ保管サービスサイト、 33 ダウンロードサイト、 34 ユーザー管理サーバー、 35オンラインストレージ、 36 ゲートウェイ、 37 課金決済サービスプロバイダ、 40 操作UI、 111 非接触ICカード
【発明の属する技術分野】
本発明は、ネットワーにアクセス可能な様々なAV(Audio Visual)機器を制御して、ネットワーク経由でコンテンツを取得させる装置に関する。
【0002】
【従来の技術】
今日、インターネット上のサイトから映像,音楽等のコンテンツをダウンロードやストリーミングによって取得することのできるAV機器として、パーソナルコンピュータや、ミュージックサーバー(音楽の録音機能及びネットワーク接続機能を有する専用の機器)や、ホームサーバー(テレビジョン番組の録画機能及びネットワーク接続機能を有する専用の機器)といった様々なAV機器が普及している。
【0003】
従来、ユーザーは、家庭内において、これらのAV機器でインターネット上のサイトからコンテンツを取得する場合、コンテンツを取得させようとする個々のAV機器毎に、そのAV機器の操作方法に従った操作を行う必要があった。
【0004】
すなわち、インターネット上のサイトから提供される或る音楽コンテンツはパーソナルコンピュータでダウンロードし、そのサイトから提供される別の音楽コンテンツはミュージックサーバーでダウンロードしようとする場合、パーソナルコンピュータとミュージックサーバーとの両方を、それぞれの操作方法に従って操作する必要があった。
【0005】
他方、本出願人は、複数のAV機器を制御するリモートコントローラとして、AV機器毎にレイアウトされた操作パネルを画面表示し、1つ操作パネルでの操作に基づいて、その操作パネルに対応しているAV機器を制御するようにしたリモートコントローラを既に提案済みである(例えば、特許文献1参照)。
【0006】
ユーザーは、このリモートコントローラを使用して複数のAV機器でインターネット上のサイトからコンテンツを取得する場合には、コンテンツを取得させようとする個々のAV機器毎にそのAV機器用の操作パネルを選択して画面表示させ、その操作パネルで操作を行うことになる。
【0007】
しかし、このリモートコントローラを使用する場合にも、操作パネルはAV機器毎にレイアウトされているので、コンテンツを取得させようとする個々のAV機器毎に、そのAV機器の操作方法に従った操作を行う必要があることにはやはり変りがなかった。
【0008】
【特許文献1】
特開2002−16990公報(段落番号0012〜0019、図1〜図3)
【0009】
【発明が解決しようとする課題】
しかし、今日のようにネットワークに接続可能なAV機器の種類が家庭内で増えている状況のもとでは、コンテンツを取得させようとする個々のAV機器毎にそのAV機器の操作方法に従った操作を行うことは、ユーザーにとってたいへん煩雑である。
【0010】
また、従来のようにコンテンツを取得させようとする個々のAV機器を操作してそのAV機器そのものからインターネット上のサイトにアクセスする場合には、ユーザーの個人情報が、様々なAV機器からインターネット経由で送信されることになる。
【0011】
しかし、このように様々なAV機器から個人情報を送信することは、個人情報の漏洩の危険性を増すことになるので、個人情報の保護というセキュリティの観点からは好ましくない。
【0012】
本発明は、上述の点に鑑み、ユーザーが、ネットワークに接続可能な様々な機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるようにすることや、それらの機器にネットワーク経由でコンテンツを取得させる際の個人情報の漏洩の危険性を低減させることを課題としてなされたものである。
【0013】
【課題を解決するための手段】
この課題を解決するために、本出願人は、ネットワーク経由で通信を行う通信手段と、この通信手段を介し、ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、このコンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する第1の取得手段と、表示手段と、この取得手段で取得したリストデータを用いて、コンテンツのリストをこの表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、この表示手段に表示されたリストの中からコンテンツを選択するための第1の操作手段と、ネットワークに接続された機器の中から、コンテンツの取得させる機器を選択するための第2の操作手段と、この第2の操作手段で選択された機器から、その機器をネットワーク上で識別するための識別情報を取得する第2の取得手段と、この第1の操作手段でコンテンツが選択されるとともに、この識別情報が取得されたことに基づき、この通信手段を介し、このコンテンツ提供装置にアクセスして、その選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報としてこの識別情報を送信する送信処理手段と、この第2の操作手段で選択された機器を制御して、このコンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを取得させる機器制御手段とを備えたコンテンツマネージメント装置を提案する。
【0014】
このコンテンツマネージメント装置では、ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、このコンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータが取得される。そして、このリストデータを用いて、コンテンツのリストが表示される。
【0015】
ユーザーは、このリストの中から、取得したいコンテンツを選択することができる。そして、その後、ネットワークに接続された機器の中から、その選択したコンテンツを取得させる機器を選択することができる。
【0016】
このようにして、コンテンツを取得させる機器が選択されると、このコンテンツマネージメント装置により、その機器にアクセスして、その機器をネットワーク上で識別するための識別情報が取得される。そして、コンテンツ提供装置にアクセスして、選択されたコンテンツを示す情報が送信されるとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報としてこの識別情報が送信される。
【0017】
コンテンツ提供装置では、これらの情報に基づき、選択されたコンテンツを、ユーザーが選択した機器に提供することができる。
【0018】
そして、このコンテンツマネージメント装置により、ユーザーが選択した機器が制御されて、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツがその機器に取得される。
【0019】
このように、ユーザーは、このコンテンツマネージメント装置を使用することにより、コンテンツを取得させようとする個々の機器毎にその機器の操作方法に従った操作を行うことなく、まず取得したいコンテンツを選択した後、その選択したコンテンツを取得させる機器を選択するという同一の操作手順で(換言すれば、まずどのコンテンツを取得したいかを選択するというオブジェクト指向の操作で)、ネットワークに接続可能な様々な機器にネットワーク経由でコンテンツを取得させることができる。
【0020】
これにより、ネットワークに接続可能な様々なAV機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるようになる。
【0021】
また、このコンテンツマネージメント装置によれば、コンテンツマネージメント装置そのものがネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスすることにより、ネットワークに接続された機器にこのコンテンツ提供装置からコンテンツが提供される。これにより、コンテンツを取得させる機器からではなく、このコンテンツマネージメント装置からこのコンテンツ提供装置に個人情報を送信することができる。
【0022】
したがって、ユーザーは、ネットワークに接続可能な様々な機器にコンテンツを取得させる際にも、それらの様々な機器からそれぞれネットワーク経由で個人情報を送信する必要がなくなり、この1台のコンテンツマネージメント装置だけからネットワーク経由で個人情報を送信すれば足りる。これにより、ネットワーク経由で送信する個人情報をこの1台のコンテンツマネージメント装置だけで集中管理することができるので、個人情報の漏洩の危険性が低減する。
【0023】
なお、このコンテンツマネージメント装置において、一例として、赤外線による通信手段と、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積させる機器として、ネットワークに接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能な機器を選択するための第3の操作手段とをさらに備え、機器制御手段は、第2の操作手段で選択された機器を制御して、コンテンツ提供装置から取得したコンテンツを、この第3の操作手段で選択された機器に転送させるとともに、この第3の操作手段で選択された機器を制御して、その転送されたコンテンツを記録させることが好適である。
【0024】
それにより、ユーザーは、このコンテンツマネージメント装置を使用するだけで、ネットワーク上のコンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを、ネットワークには接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能な機器に蓄積させることもできるようになる。
【0025】
また、このコンテンツマネージメント装置において、一例として、表示されたリストの中から選択されたコンテンツと、そのコンテンツを蓄積させた機器とを示す情報を記憶する記憶手段と、この記憶手段に記憶された情報を用いて、蓄積したコンテンツのリストを表示手段に表示させる第2の表示制御手段とさらに備えることが好適である。
【0026】
それにより、ユーザーは、この蓄積されたコンテンツのリストから、ネットワーク上のコンテンツ提供装置から提供された個々のコンテンツがそれぞれどの機器に蓄積されているかを容易に把握することができるようになる。
【0027】
また、このコンテンツマネージメント装置において、一例として、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積した機器から、そのコンテンツを入力可能な機器を、表示手段に表示する第3の表示制御手段と、この第3の表示制御手段によって表示された機器の中から、コンテンツを利用する利用機器を選択するための第4の操作手段と、コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積した機器を制御して、そのコンテンツを、この第4の操作手段で選択された利用機器に転送させる第2の機器制御手段とをさらに備えることが好適である。
【0028】
それにより、ユーザーは、このコンテンツマネージメント装置を使用するだけで、ネットワーク経由で提供されたコンテンツを、そのコンテンツを蓄積した機器とは別の機器で利用することもできるようになる。
【0029】
また、このコンテンツマネージメント装置において、一例として、ICカードを読み取るICカードリーダーと、ネットワーク上の課金決済装置との間で、このICカードリーダーによってICカードから読み取った情報を用いて、コンテンツ提供装置から提供されるコンテンツの課金決済を行う課金決済手段とをさらに備えることが好適である。
【0030】
それにより、ネットワークに接続可能な様々な機器に有料のコンテンツを取得させる際に、それらの様々な機器からそれぞれネットワーク経由で課金決済にかかわる個人情報を送信する必要がなくなるのでそうした個人情報の漏洩の危険性が低減するとともに、課金決済にかかわる個人情報等の入力操作をユーザーが行わなくても、ICカードを用いて課金決済を行うことができるようになる。
【0031】
次に、本出願人は、ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介し、ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、このコンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する第1の取得ステップと、この第1の取得ステップで取得した前記リストデータを用いて、コンテンツのリストを表示手段に表示させる第1の表示制御ステップと、ネットワークに接続された機器の中からコンテンツの取得させる機器が選択されたことに基づき、その選択された機器から、その機器をネットワーク上で識別するための識別情報を取得する第2の取得ステップと、第1の表示制御ステップで表示させたリストの中からコンテンツが選択されるとともに、この識別情報が取得されたことに基づき、この通信手段を介し、このコンテンツ提供装置にアクセスして、その選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報としてこの識別情報を送信する送信処理ステップと、その選択された機器を制御して、このコンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを取得させる機器制御ステップとを備えることをネットワーク経由でのコンテンツの取得方法を提案する。
【0032】
また、本出願人は、コンピュータに、ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介し、ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、このコンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する手順と、このリストデータを用いて、コンテンツのリストを表示手段に表示させる手順と、ネットワークに接続された機器の中からコンテンツの取得させる機器が選択されたことに基づき、その選択された機器から、その機器をネットワーク上で識別するための識別情報を取得する手順と、このリストの中からコンテンツが選択されるとともに、この識別情報が取得されたことに基づき、この通信手段を介し、このコンテンツ提供装置にアクセスして、その選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報としてこの識別情報を送信する手順と、その選択された機器を制御して、このコンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを取得させる手順とを実行させるためのプログラムを提案する。
【0033】
この方法やプログラムを実行する装置によれば、前述の本発明に係るコンテンツマネージメント装置について説明したのと全く同様にして、ユーザーが、ネットワークに接続可能な様々な機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるとともに、それらの機器にネットワーク経由でコンテンツを取得させる際の個人情報の漏洩の危険性を低減させることができる。
【0034】
【発明の実施の形態】
以下、本発明を、図面を用いて具体的に説明する。図1は、本発明を適用した携帯端末の外観構成例を示す正面図である。このコンテンツマネージメント携帯端末(以下単に‘携帯端末’とも呼ぶ)1の表側の面には、タッチパネル式の表示部2や、モード(後述するコンテンツモード等)選択用等の各種の釦3や、スピーカ4や、マイクロホン5が設けられている。
【0035】
また、図には表れていないが、携帯端末1の側面には、赤外線通信用の赤外線送信部が設けられており、携帯端末1の裏側の面には、非接触ICカードを挿入して保持するための挿入口も設けられている。非接触ICカードとしては、例えばFeliCa(フェリカ)(「FeliCa」は登録商標)を採用してクレジットカード機能や電子マネー機能を有するものが知られている。
【0036】
図2は、携帯端末1の回路構成を示すブロック図である。携帯端末1には、制御・処理系として、CPU11,ブートメモリ(EEPROM)12,キャッシュメモリ(SRAM)13を搭載したメインボード14が設けられている。CPU11は、ブートメモリ12に格納されたプログラムやデータに基づき、後出の各種処理を実行する。
【0037】
メインボード14には、図1の表示部2を含んだタッチセンサ付液晶モジュール15と、図1の各釦3,スピーカ4及びマイクロホン5が接続されている。
【0038】
また、メインボード14には、非接触ICカードのカードリーダー/ライター16と、前述の赤外線送信部を含んだ赤外線通信モジュール17と、無線LAN(IEEE802.11b)のインターフェース18と、電源としてのバッテリー19とが接続されている。カードリーダー/ライター16として用いることのできる非接触ICカードリーダー/ライターとしては、例えばFeliCaを採用したカードリーダー/ライターが知られている。
【0039】
図3は、この携帯端末1を利用したコンテンツ再生・ダウンロードシステムの全体構成例を示す図である。このシステムは、家庭20内のAV機器であるパーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー(音楽の録音機能及びネットワーク接続機能を有する専用の機器)22やホームサーバー(テレビジョン番組の録画機能及びネットワーク接続機能を有する専用の機器)23やテレビジョン受信機24やオーディオシステム25からコンテンツを再生・出力表示させたり、インターネット31上のサイトからパーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー22やホームサーバー23にコンテンツをダウンロードするためのものである。
【0040】
家庭20内では、携帯端末1が、無線LANアクセスポイント26,IPルーター27及びADSLモデム28を介してインターネット31に接続されるとともに、無線LANアクセスポイント26,IPルーター27及びイーサネット(登録商標)29を介してパーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー22やホームサーバー23と通信可能になっている。
【0041】
IPルーター27は、LAN側の複数の機器にそれぞれ固有のIPアドレスを割り当てる機能を持った機種のIPルーターである。携帯端末1,パーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23には、それぞれIPルーター27によってIPアドレスが割り当てられている。
【0042】
テレビジョン受信機24及びオーディオシステム25は、赤外線通信による遠隔制御が可能な機器である。パーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23,テレビジョン受信機24,オーディオシステム25は、互いにAVケーブルでつながれている(図では、図示の都合上、パーソナルコンピュータ21とオーディオシステム25とをつなぐAVケーブルのみを示している)。
【0043】
携帯端末1のブートメモリ12(図2)には、インターネット31上に存在するコンテンツ保管サービスサイト(ユーザーがアップロードしたコンテンツを保管するサービスを行うサイト)32や複数のダウンロードサイト(コンテンツを無料または有料でダウンロードすることのできるサイト)33のURLのデータも記憶されている。コンテンツ保管サービスサイト32では、ユーザーを管理するためのユーザー管理サーバー34や、ユーザーからアップロードされたコンテンツを蓄積するオンラインストレージ35が、ゲートウェイ36を介してインターネット31に接続されている。
【0044】
インターネット31上には、ダウンロードサイト33と提携して、クレジットカード機能や電子マネー機能を有する非接触ICカードによる課金決済サービスを行う課金決済サービスプロバイダ37も存在している。
【0045】
次に、このシステムでコンテンツの再生・出力表示やダウンロードを行う際の、携帯端末1の表示画面や携帯端末1による処理について説明する。
【0046】
〔コンテンツの再生・出力表示〕
まず、コンテンツを再生・出力表示する場合について説明する。携帯端末1の釦3(図1)の操作によってコンテンツモードが選択されると、携帯端末1のCPU11(図2)は、携帯端末1の表示部2(図1)に、図5に示すようなコンテンツモードメニューを表示させる。このコンテンツモードメニューは、ユーザーが視聴したいコンテンツのカテゴリーを選択するためのメニューであり、音楽を表す‘Music’や映像を表す‘Movie’等のカテゴリーが表示される。
【0047】
図5のコンテンツモードメニューで1つのカテゴリーが選択される(1つのカテゴリーの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図4にも▲1▼として示すように、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23にアクセスするとともに、インターネット31経由でコンテンツ保管サービスサイト32にアクセスして、パーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23,オンラインストレージ35に蓄積されているコンテンツのうち、選択されたカテゴリーのコンテンツのリストデータ(タイトルやアーティスト名や時間や蓄積場所等のメタデータ)の送信を要求する。
【0048】
パーソナルコンピュータ21,ミュージックサーバー22,ホームサーバー23,コンテンツ保管サービスサイト32からは、図4にも▲2▼として示すように、この要求に応じて、コンテンツのリストデータが携帯端末1に送信される。
【0049】
携帯端末1のCPU11は、この送信されたリストデータを用いて、選択されたカテゴリーのコンテンツのリストを生成し、そのリストを表示部2に表示する。図6は、図5のコンテンツモードメニューで音楽が選択された(‘Music’の箇所がタッチされた)際に表示されるリストを例示した図である。‘Location’はコンテンツの蓄積場所(コンテンツを蓄積しているAV機器)であり、‘PC’はパーソナルコンピュータ21(図3)を表し、‘Server’はミュージックサーバー22(図3)を表し、‘Onine’はオンラインストレージ35(図3)を表し、‘CD’はオーディオシステム25(図3)を表す。
【0050】
このコンテンツリストから1つのコンテンツが選択される(1つのコンテンツの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図7に示すように、コンテンツを再生・出力表示するための操作UI(ユーザーインターフェース)40と、選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や蓄積場所の表示欄(ここでは図6のリストからパーソナルコンピュータ21に蓄積されている音楽コンテンツが選択された例を示している)と、そのコンテンツの現在の再生時間の表示欄と、‘Setup’釦50とを含む機器コントロールパネルを表示部2に表示する。
【0051】
操作UI40は、AV機器によらず統一されており、上段に再生釦41,一時停止釦42,停止釦43が表示されると共に、下段に巻戻しや早送りのための釦44〜47,ボリューム調整釦48及び49が表示される。
【0052】
‘Setup’釦50が操作されない場合には、操作UI40の全ての釦41〜49は、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器を制御してコンテンツを出力表示させるための釦になる。すなわち、この場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40の各釦41〜49の操作に応じて、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器を制御して、そのコンテンツの再生・出力表示や、再生の停止や、ボリューム調整等を行わせる。
【0053】
具体的には、例えば図7の例のように、選択された音楽コンテンツの蓄積場所がパーソナルコンピュータ21である場合には、図9Aにも示すように、操作UI40の全ての釦41〜49は、パーソナルコンピュータ21を制御してコンテンツを出力表示させるための釦になる。すなわち、この場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40の各釦41〜49の操作に応じて、図4にも▲3▼として示すように、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21を制御し、パーソナルコンピュータ21にインストールされているマルチメディアソフト(例えばWindows Media Player(「Windows」は登録商標))により、その音楽コンテンツの再生・出力表示や、再生の停止や、ボリューム調整等を行わせる。
【0054】
他方、‘Setup’釦50が操作されると、携帯端末1のCPU11は、選択されたコンテンツを出力表示させるAV機器として、そのコンテンツを蓄積しているAV機器と、そのコンテンツを入力して出力表示することが可能な別のAV機器とのうちのいずれかを選択するためのアイコンを含む出力機器選択画面を表示部2に表示する。
【0055】
図8は、図7の例のように、選択された音楽コンテンツの蓄積場所がパーソナルコンピュータ21である場合の、出力機器選択画面の例を示す。選択された音楽コンテンツを蓄積しているAV機器であるパーソナルコンピュータ21を‘PC&Speaker’として表すアイコン51と、音楽コンテンツを出力表示可能な別のAV機器であるオーディオシステム25(図3)のステレオアンプを‘Amplifier’として表すアイコン52とが表示される。
【0056】
この出力機器選択画面で、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器とは別のAV機器が選択される(この別のAV機器を表すアイコンがタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、再び図7の機器コントロールパネルを表示部2に表示する。
【0057】
このように、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器とは別のAV機器が出力機器選択画面で選択された場合には、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47は、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器を制御するための釦になるが、ボリューム釦48,49は、出力機器選択画面で選択された別のAV機器を制御するための釦になる。すなわち、この場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47の操作に応じて、選択されたコンテンツを蓄積しているAV機器を制御して、そのコンテンツの再生と、出力機器選択画面で選択されたAV機器へのAVケーブル経由でのそのコンテンツの転送とを行わせる。また、携帯端末1のCPU11は、出力機器選択画面で選択された別のAV機器を制御して、転送されたそのコンテンツを、操作UI40のボリューム釦48,49の操作に応じたボリュームで出力表示させる。
【0058】
具体的には、例えば図8の出力機器選択画面でオーディオシステム25のステレオアンプが選択された(アイコン52がタッチされた)場合には、図9Bにも示すように、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47全ての釦41〜49は、パーソナルコンピュータ21を制御するための釦になるが、ボリューム釦48,49は、オーディオシステム25のステレオアンプを制御するための釦になる。すなわち、この場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47の操作に応じて、図4にも▲4▼として示すように、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21を制御して、選択されたコンテンツを再生させてAVケーブル30経由でオーディオシステム25に転送させ、また、図4にも▲5▼として示すように、赤外線通信によってオーディオシステム25のステレオアンプを制御して、パーソナルコンピュータ21から転送されたそのコンテンツを、操作UI40のボリューム釦48,49の操作に応じたボリュームで出力表示させる。
【0059】
ここでは、パーソナルコンピュータ21に蓄積されている音楽コンテンツがコンテンツリストから選択された場合を例にとったが、例えばオーディオシステム25に蓄積されている音楽コンテンツがコンテンツリストから選択されるとともに出力機器選択画面(図8)でもオーディオシステム25が選択された場合には、携帯端末1のCPU11は、操作UI40の各釦41〜49の操作に応じて、赤外線通信によってオーディオシステム25を制御して、選択された音楽コンテンツの再生・出力表示や、再生の停止や、ボリューム調整等を行わせる。
【0060】
また、例えばコンテンツ保管サービスサイト32のオンラインストレージ35にアップロードした音楽コンテンツがコンテンツリストから選択されるとともに出力機器選択画面(図8)でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、携帯端末1のCPU11は、後述の〔コンテンツのダウンロード〕において説明するように、パーソナルコンピュータ21との間で機器認証,機器情報の受け取りを行い、その機器情報をコンテンツ保管サービスサイト32(図3)のユーザー管理サーバー34にインテーネット31経由で送信するとともに、操作UI40の各釦41〜49の操作に応じて、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21を制御し、マルチメディアソフトによって、コンテンツ保管サービスサイト32からダウンロードされる再生・出力表示や、再生の停止や、ボリューム調整等を行わせる。
【0061】
また、ここではコンテンツモードメニュー(図5)で音楽が選択された場合を例にとって説明したが、例えばコンテンツモードメニューで映像が選択されるとともに映像コンテンツのリストの中から1つのコンテンツが選択された場合にも、やはり、図7に示したように、選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や蓄積場所が表示部2の上側部分に表示され、現在の再生時間及び‘Setup’釦50が表示部2の中央部分に表示され、操作UI40が表示部2の下側部分に表示される。
【0062】
そして、‘Setup’釦50が操作されない場合には、やはり、操作UI40の全ての釦41〜49は、選択された映像コンテンツを蓄積しているAV機器を制御するための釦になる。他方、‘Setup’釦50が操作され、出力機器選択画面で、選択された映像コンテンツを蓄積しているAV機器とは別のAV機器が選択された場合には、やはり、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47は、選択された映像コンテンツを蓄積しているAV機器を制御するための釦になるが、ボリューム釦48,49は、出力機器選択画面で選択された別のAV機器を制御するための釦になる。
【0063】
具体的には、例えば、選択された映像コンテンツがホームサーバー23(図3)に蓄積されており、出力機器選択画面でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、図9Cにも示すように、操作UI40のボリューム釦48,49以外の各釦41〜47は、ホームサーバー23を制御するための釦になるが、ボリューム釦48,49は、パーソナルコンピュータ21を制御するための釦になる。
【0064】
このように、この携帯端末1によれば、ユーザーが、まず利用したいコンテンツを選択すると、そのコンテンツの属性に基づいたユーザーインタフェースである操作UI40が表示され、そして、ユーザーが、操作UI40によってコンテンツの利用(ここでは出力表示)に関する入力を行うだけで、コンテンツを蓄積したAV機器からコンテンツを利用(出力表示)するAV機器にコンテンツが転送されて、その利用機器でコンテンツが利用(出力表示)される。
【0065】
これにより、コンテンツを蓄積しているAV機器とそのコンテンツを利用(出力表示)するAV機器とが相違する場合に、ユーザーが、それらのAV機器の違いを意識することなく、一つのユーザーインターフェースによってコンテンツを利用(出力表示)することができるようになっている。
【0066】
換言すれば、ユーザーは、「コンテンツの選択→コンテンツを利用する機器→コンテンツを蓄積している機器」というオブジェクト指向のユーザーインターフェースでコンテンツを利用することができることになる。
【0067】
また、操作UI40は、AV機器によらず、コンテンツの種類のみに依存する統一されたユーザーインタフェースである。
【0068】
したがって、ユーザーは、コンテンツを蓄積しているAV機器やコンテンツを出力表示するAV機器の種類毎に異なる操作方法を覚えることなく、コンテンツを出力表示させることができるようになっている。
【0069】
また、ユーザーは、出力表示させたいコンテンツを選択した後、そのコンテンツを出力表示させるAV機器も出力機器選択画面で選択できるようになっている。
【0070】
また、ユーザーは、この携帯端末1を使用するだけで、例えばイーサネット(登録商標)29経由でのみ制御可能なAV機器(パーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー22やホームサーバー23)に蓄積されているコンテンツを、赤外線通信でのみ制御可能なAV機器(テレビジョン受像機24やオーディオシステム25)で出力表示させることができるようになっている。
【0071】
〔コンテンツのダウンロード〕
次に、図3のシステムでコンテンツをダウンロードする場合について説明する。図5のコンテンツモードメニューで1つのカテゴリーが選択されると、そのカテゴリーのコンテンツリストが表示部2に表示されるが、図6にも示すように、コンテンツリストの下側には‘Website’釦53も表示される。
【0072】
このWebsite’釦53が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図11に例示するように、ダウンロードサイト33(図3)のうち、図5のコンテンツモードメニューで選択されたカテゴリーのコンテンツをダウンロード可能なサイトのリストを表示部2に表示する。
【0073】
このダウンロードサイトリストから1つのダウンロードサイトが選択される(1つのダウンロードサイトの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図10にも▲1▼として示すように、ダウンロードサイト33のうちその選択されたダウンロードサイトにアクセスして、ダウンロード可能なコンテンツのリストデータ(タイトルやアーティスト名や時間や価格等のメタデータ)の送信を要求する。
【0074】
アクセスされたダウンロードサイトからは、図10にも▲2▼として示すように、この要求に応じて、コンテンツのリストデータが携帯端末1に送信される。
【0075】
携帯端末1のCPU11は、この送信されたリストデータを用いて、選択されたカテゴリーのコンテンツのリストを生成し、図12に例示するように、そのリストを表示部2に表示する。
【0076】
このコンテンツリストから1つのコンテンツが選択される(1つのコンテンツの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図13に示すようなコンテンツ確認画面(選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や価格の表示欄と、‘Cancel’釦61,‘OK’釦62を含む画面)を表示部2に表示する。
【0077】
このコンテンツ確認画面で‘OK’釦62が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図14に示すような支払方法選択画面(選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や価格の表示欄と、非接触ICカードのクレジットカード機能による支払いを選択するための釦71と、非接触ICカードの電子マネー機能による支払いを選択するための釦72とを含む画面)を表示部2に表示する。
【0078】
この支払方法選択画面の釦71または72で支払方法が選択されると、携帯端末1のCPU11は、図15に示すように、非接触ICカードを挿入させるメッセージと、‘Cancel’釦81,‘OK’釦82とを含むメッセージ画面を表示部2に表示する。
【0079】
携帯端末1の裏面の挿入口に非接触ICカードが挿入されるとともにこのメッセージ画面で‘OK’釦82が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図16に示すような注文内容確認画面(選択されたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や価格の表示欄と、支払金額(電子マネー機能を選択した場合には現在の残額も)と、‘Cancel’釦91,‘OK’釦92を含む画面)を表示部2に表示する。
【0080】
この注文内容確認画面で‘OK’釦92が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図10にも▲3▼として示すように、課金決済サービスプロバイダ37にアクセスして、非接触ICカードのデータ(ユーザーの住所・氏名やクレジットカード番号等の個人情報)や、支払方法選択画面(図14)で選択された支払方法を示すデータを送信する。課金決済サービスプロバイダ37では、これらのデータに基づき、カードの承認や課金決済を行う。
【0081】
課金決済が終わると、携帯端末1のCPU11は、図17に示すように、注文の完了を伝えるメッセージと、注文を受けたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や価格の表示欄と、電子マネー機能を選択した場合の新たな残額と、‘OK’釦101とを含むメッセージ画面を表示部2に表示する。
【0082】
このメッセージ画面で‘OK’釦101が操作されると、携帯端末1のCPU11は、図18に例示するように、ダウンロードしたコンテンツを蓄積するAV機器として、そのコンテンツをダウンロードするAV機器自体を選択するためのアイコン102と、別のAV機器を選択するためのアイコン103とを含む蓄積機器選択画面を表示部2に表示する。図18の例では、音楽コンテンツを蓄積する別のAV機器として、オーディオシステム25を選択するためのアイコン103が表示されている。
【0083】
この蓄積機器選択画面で、ダウンロードしたコンテンツを蓄積するAV機器が選択される(いずれかのアイコンの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図19に例示するような、コンテンツをダウンロードするAV機器を選択するためのアイコンを含むダウンロード機器選択画面を表示部2に表示する。図19の例では、音楽コンテンツをダウンロードするAV機器として、パーソナルコンピュータ21を選択するためのアイコン104と、ミュージックサーバー22を選択するためのアイコン105とが表示されている。
【0084】
このダウンロード機器選択画面で、ダウンロードするAV機器が選択される(いずれかのアイコンの表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、イーサネット(登録商標)29経由で、ダウンロード機器として選択されたAV機器にアクセスして、そのAV機器の機器認証(間違いなく自己のシステム内のAV機器であることの認証)を行うとともに、そのAV機器の機器情報(IPアドレス等)を取得する。
【0085】
また、蓄積機器選択画面(図18)で、コンテンツをダウンロードするAV機器自体が選択されている場合には、携帯端末1のCPU11は、ダウンロード機器として選択されたAV機器に対し、ダウンロードしたコンテンツを自己に蓄積させる指示を行う。
【0086】
他方、蓄積機器選択画面で、コンテンツをダウンロードするAV機器とは別のAV機器が選択されている場合には、携帯端末1のCPU11は、ダウンロード機器として選択されたAV機器に対し、ダウンロードしたコンテンツをAVケーブル経由でその別のAV機器に出力可能な状態になったときに、そのことを携帯端末1に通知させるとともにダウンロードしたコンテンツをAVケーブル経由でその別のAV機器に出力させる指示を行う。
【0087】
具体的には、例えば図19のダウンロード機器選択画面でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、携帯端末1のCPU11は、図10にも▲4▼として示すように、イーサネット(登録商標)29経由でパーソナルコンピュータ21にアクセスして、この機器認証,機器情報の受け取り,指示を行う。
【0088】
そして、携帯端末1のCPU11は、図10にも▲5▼として示すように、インターネット31経由で、ダウンロードサイト33のうちダウンロードサイトリスト(図11)から選択されたダウンロードサイトにアクセスして、コンテンツリスト(図12)から選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、ダウンロード先のAV機器を指定する情報として、ダウンロード機器選択画面(図19)で選択されたAV機器から取得した機器情報を送信する。
【0089】
また、蓄積機器選択画面(図18)で、コンテンツをダウンロードするAV機器とは別のAV機器が選択されている場合には、携帯端末1のCPU11は、その別のAV機器に対し、コンテンツをダウンロードするAV機器からAVケーブル経由で入力されるコンテンツを記録するためのスタンバイの指示を行う。
【0090】
具体的には、例えば図18の蓄積機器選択画面でオーディオシステム25が選択されている場合には、図10にも▲6▼として示すように、携帯端末1のCPU11は、赤外線通信により、オーディオシステム25に対してこの指示を行う。
【0091】
ダウンロードサイト33のうちダウンロードサイトリスト(図11)から選択されたダウンロードサイトからは、携帯端末1から送信された情報に基づき、コンテンツリスト(図12)から選択されたコンテンツが、インターネット31及びイーサネット(登録商標)29経由で、ダウンロード機器として選択されたAV機器にダウンロードされる。
【0092】
具体的には、例えば図19のダウンロード機器選択画面でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、図10にも▲7▼として示すように、インターネット31及びイーサネット(登録商標)29経由で、パーソナルコンピュータ21にコンテンツがダウンロードされる。
【0093】
蓄積機器選択画面(図18)で、コンテンツをダウンロードするAV機器自体が選択されている場合には、前述の携帯端末1からの指示に基づき、ダウンロード機器として選択されたAV機器に、ダウンロードしたコンテンツがそのまま記録される。
【0094】
他方、蓄積機器選択画面(図18)で、コンテンツをダウンロードするAV機器とは別のAV機器が選択されている場合には、前述の携帯端末1からの指示に基づき、ダウンロード機器として選択されたAV機器から、ダウンロードしたコンテンツをAVケーブル経由でその別のAV機器に出力可能な状態になったときに、そのことがイーサネット(登録商標)29経由で携帯端末1に通知されるとともに、ダウンロードしたコンテンツがAVケーブル経由でその別のAV機器に出力される。
【0095】
携帯端末1のCPU11は、この通知を受け取ると、その別のAV機器に対し、赤外線通信により、コンテンツをダウンロードするAV機器からAVケーブル経由で入力されるコンテンツを記録させる指示を行う。これにより、ダウンロードしたコンテンツが、その別のAV機器に蓄積される。
【0096】
具体的には、例えば図18の蓄積機器選択画面でオーディオシステム25が選択されるとともに図19のダウンロード機器選択画面でパーソナルコンピュータ21が選択された場合には、図10にも▲8▼として示すように、パーソナルコンピュータ21から携帯端末1にこの通知が行われ、ダウンロードしたコンテンツがパーソナルコンピュータ21からオーディオシステム25が出力される。また、図10にも▲9▼として示すように、携帯端末1はオーディオシステム25に対して記録指示を行う。これにより、パーソナルコンピュータ21にダウンロードしたコンテンツが、オーディオシステム25に蓄積される。
【0097】
携帯端末1のCPU11は、ダウンロード機器として選択されたAV機器とのイーサネット(登録商標)29経由での通信に基づき、ダウンロードの進捗状況を監視する。そして、ダウンロードが完了すると、図20に示すように、ダウンロードしたコンテンツのタイトルやアーティスト名や時間や蓄積場所(図18の蓄積機器選択画面で選択されたAV機器)の表示欄と、ダウンロードが完了したことを伝えるメッセージと、ダウンロードしたコンテンツを再生させるためのアイコン106と、ダウンロードを続けるためのアイコン107とを含むメッセージ画面を表示部2に表示する。
【0098】
このメッセージ画面で、ダウンロードしたコンテンツを再生させることが選択される(アイコン106の表示箇所がタッチされる)と、携帯端末1のCPU11は、図7の再生機器コントロールパネルを表示部2に再び表示する。そして、携帯端末1のCPU11は、操作UI40の操作に応じて、ダウンロードしたコンテンツを蓄積したAV機器を制御してそのコンテンツを再生させる。
【0099】
また、携帯端末1のCPU11は、ダウンロードしたコンテンツのリストデータをブートメモリ12(図2)に記憶する。そして、それ以降コンテンツリスト(図6)を表示部2に表示する際には、携帯端末1のCPU11は、その記憶したリストデータを含むコンテンツリストを表示する。
【0100】
ここでは有料のコンテンツをダウンロードする場合について説明したが、無料のコンテンツをダウンロードする場合には、図13のコンテンツ確認画面には金額が表示されないとともに、コンテンツ確認画面で‘OK’釦62が操作されたことに基づいて直ちに図18の蓄積機器選択画面が表示される(図14〜図17の課金決済用の画面は表示されない)。
【0101】
このように、ユーザーは、この携帯端末1を使用することにより、コンテンツをダウンロードさせようとする個々のAV機器毎にそのAV機器の操作方法に従った操作を行うことなく、まず取得したいコンテンツを選択した後、その選択したコンテンツをダウンロードさせるAV機器を選択するという同一の操作手順で(換言すれば、まずどのコンテンツをダウンロードしたいかを選択するというオブジェクト指向の操作で)、ネットワークに接続可能な様々なAV機器にネットワーク経由でコンテンツをダウンロードさせることができる。
【0102】
これにより、ネットワークに接続可能な様々なAV機器(パーソナルコンピュータ21やミュージックサーバー22やホームサーバー23)に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるようになっている。
【0103】
また、この携帯端末1によれば、携帯端末1そのものがネットワーク上のサイトにアクセスすることにより、ネットワークに接続されたAV機器にこのサイトからコンテンツがダウンロードされる。これにより、コンテンツをダウンロードさせるAV機器からではなく、この携帯端末1からこのサイトに個人情報(例えば前述のように有料コンテンツをダウンロードする際の課金決済にかかわる個人情報)を送信することができる。
【0104】
したがって、ユーザーは、ネットワークに接続可能な様々なAV機器にコンテンツを取得させる際にも、それらの様々なAV機器からそれぞれネットワーク経由で個人情報を送信する必要がなくなり、この1台の携帯端末1だけからネットワーク経由で個人情報を送信すれば足りる。
【0105】
これにより、ネットワーク経由で送信する個人情報をこの1台の携帯端末1だけで集中管理することができるので、個人情報の漏洩の危険性が低減する。
【0106】
また、ユーザーは、簡単な操作によって、ネットワーク上のサイトからダウンロードされるコンテンツを、オーディオアンプ25のような、ネットワークには接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能なAV機器に蓄積させることもできるようになっている。
【0107】
また、ユーザーは、この携帯端末1に表示されるコンテンツリスト(図6)から、ダウンロードしたコンテンツがどのAV機器に蓄積されているかを容易に把握することができるようになっている。
【0108】
また、有料コンテンツをダウンロードする際の課金決済にかかわる個人情報等の入力操作をユーザーが行わなくても、ICカードを用いて課金決済を行うことができるようになっている。
【0109】
なお、以上の例では、携帯端末1にコンテンツ保管サービスサイト32やダウンロードサイト33のURLを記憶することにより、携帯端末1がこれらのサイトにアクセスするようになっている。しかし、別の例として、携帯端末1に対してサービスを行う専用のサイトを設け、携帯端末1がそのサイトを経由してコンテンツ保管サービスサイトやダウンロードサイトにアクセスするようにしてもよい。
【0110】
また、以上の例ではコンテンツをダウンロードするために本発明を適用しているが、ストリーミングによってコンテンツを取得するために本発明を適用してもよい。
【0111】
また、以上の例では、非接触ICカードを、有料のコンテンツをダウンロードする際の課金決済手段としてのみ利用している。しかし、別の例として、非接触ICカードを、会員制のコンテンツ保管サービスサイトやダウンロードサイトでサービスを受ける際のログインツールとして利用してもよい。
【0112】
図21A,Bは、それぞれログインツールとしての非接触ICカードの利用例を示す。このうち、図21Aの例では、ユーザーが会員制サイト(コンテンツ保管サービスサイトやダウンロードサイト)112に会員登録した際のユーザーIDが携帯端末1に記憶されている。そして、ユーザーが携帯端末1に非接触ICカード111を挿入すると、携帯端末1が非接触ICカード111のユーザーIDを読み取ってユーザーを認証する。そして、会員制サイト112からのユーザーIDの要求に応じて、携帯端末1が、認証したユーザーについて記憶しているユーザーIDを会員制サイト112に送信することにより、会員制サイト112でそのユーザーIDが確認されて、ログインできるようになっている。
【0113】
他方、図21Bの例では、非接触ICカード111のユーザーIDそのものが会員制サイト112に会員登録する際のユーザーIDとして用いられており、ユーザーが携帯端末1に非接触ICカード111を挿入すると、会員制サイト112からのユーザーIDの要求に応じて、携帯端末1が、この非接触ICカード111から読み取ったユーザーIDを会員制サイト112に送信することにより、会員制サイト112でユーザーIDが確認されて、ログインできるようになっている。
【0114】
また、さらに別の例として、複数のユーザー(家族)が1台の携帯端末1を共用する際に、非接触ICカードを、ユーザー毎に、制御可能なAV機器やアクセス可能なサイトを制限するツールとして利用してもよい。
【0115】
図22は、こうした制限用ツールとしての非接触ICカードの利用例を示す。複数のユーザーの非接触ICカードのユーザーIDが、それぞれ制御を許可するAV機器やアクセスを許可するサイトのURLの情報(許可情報)と対応させて携帯端末1に記憶されている。そして、或るユーザーが携帯端末1に自分の非接触ICカード111を挿入すると、携帯端末1が非接触ICカード111のユーザーIDを読み取ってユーザーを認証する。そして、携帯端末1が、認証したユーザーについて記憶している許可情報に基づき、そのユーザーに許可されているAV機器113に蓄積されているコンテンツや、そのユーザーに許可されているサイト114のみを、コンテンツリスト(図6)やダウンロードサイトリスト(図7)に表示する。
【0116】
このように、制御可能なAV機器をユーザー毎に制限することにより、家庭内の或るユーザー専用のAV機器が他のユーザーによって無断で使用される(そのAV機器に蓄積されているコンテンツが他のユーザーによって無断で再生されたり、そのAV機器に他のユーザーによって無断でコンテンツがダウンロードされる)ことが防止される。
【0117】
また、このように、アクセス可能なサイトをユーザー毎に制限することにより、例えば、ユーザー毎の嗜好に合わせたサイトにアクセスすることや、未成年者が成人向けのサイトにアクセスしないようにすることができる。
【0118】
【発明の効果】
以上のように、本発明によれば、ユーザーが、ネットワークに接続可能な様々な機器に、簡単な操作によってネットワーク経由でコンテンツを取得させることができるという効果や、ネットワークに接続可能な様々な機器にネットワーク経由でコンテンツを取得させる際の個人情報の漏洩の危険性を低減させることができるという効果が得られる。
【0119】
また、ユーザーが、ネットワーク上のコンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを、ネットワークには接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能な機器に蓄積させることができるという効果も得られる。
【0120】
また、ユーザーが、ネットワーク上のコンテンツ提供装置から提供された個々のコンテンツがそれぞれどの機器に蓄積されているかを容易に把握することができるという効果も得られる。
【0121】
また、ユーザーが、ネットワーク経由で提供されたコンテンツを、そのコンテンツを蓄積した機器とは別の機器で利用することができるという効果も得られる。
【0122】
また、ネットワークに接続可能な様々な機器に有料のコンテンツを取得させる際に、それらの様々な機器からそれぞれネットワーク経由で課金決済にかかわる個人情報を送信する必要がなくなるのでそうした個人情報の漏洩の危険性が低減するとともに、課金決済にかかわる個人情報等の入力操作をユーザーが行わなくても、ICカードを用いて課金決済を行うことができるという効果も得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を適用した携帯端末の外観構成例を示す正面図である。
【図2】図1の携帯端末の回路構成を示すブロック図である。
【図3】図1の携帯端末を利用したコンテンツ再生・ダウンロードシステムの全体構成例を示す図である。
【図4】コンテンツ再生時の図3のシステムでの通信の様子を示す図である。
【図5】コンテンツ再生時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図6】コンテンツ再生時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図7】コンテンツ再生時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図8】コンテンツ再生時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図9】図7の操作UIの役割の具体例を示す図である。
【図10】コンテンツダウンロード時の図3のシステムでの通信の様子を示す図である。
【図11】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図12】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図13】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図14】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図15】コンテンツダウンロード時の図3のシステムでの情報の流れを示す図である。
【図16】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図17】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図18】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図19】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図20】コンテンツダウンロード時の図1の携帯端末の表示画面を示す図である。
【図21】図1の携帯端末における非接触ICカードの別の利用例を示す図である。
【図22】図1の携帯端末における非接触ICカードの別の利用例を示す図である。
【符号の説明】
1 コンテンツマネージメント携帯端末、 2 表示部、 3 スピーカ、 4 マイクロホン、 5 釦、 11 CPU、 12 ブートメモリ、 13キャッシュメモリ、 14 メインボード、 15タッチセンサ付液晶モジュール、 16 非接触ICカードリーダー/ライター、 17 赤外線通信モジュール、 18 無線LANのインターフェース、 21 パーソナルコンピュータ、 22 ミュージックサーバー、 23 ホームサーバー、 24 テレビジョン受信機、 25 オーディオシステム、 26 無線LANアクセスポイント、 27 IPルーター、 28 ADSLモデム、 29 イーサネット(登録商標)、 31 インターネット、 32 コンテンツ保管サービスサイト、 33 ダウンロードサイト、 34 ユーザー管理サーバー、 35オンラインストレージ、 36 ゲートウェイ、 37 課金決済サービスプロバイダ、 40 操作UI、 111 非接触ICカード
Claims (7)
- ネットワーク経由で通信を行う通信手段と、
前記通信手段を介し、前記ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、前記コンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する第1の取得手段と、
表示手段と、
前記取得手段で取得した前記リストデータを用いて、コンテンツのリストを前記表示手段に表示させる第1の表示制御手段と、
前記表示手段に表示された前記リストの中からコンテンツを選択するための第1の操作手段と、
前記ネットワークに接続された機器の中から、コンテンツを取得させる機器を選択するための第2の操作手段と、
前記第2の操作手段で選択された機器から、該機器を前記ネットワーク上で識別するための識別情報を取得する第2の取得手段と、
第1の操作手段でコンテンツが選択されるとともに、前記識別情報が取得されたことに基づき、前記通信手段を介し、前記コンテンツ提供装置にアクセスして、前記選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報として前記識別情報を送信する送信処理手段と、
前記第2の操作手段で選択された機器を制御して、前記コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを取得させる機器制御手段と
を備えることを特徴とするコンテンツマネージメント装置。 - 請求項1に記載のコンテンツマネージメント装置において、
赤外線による通信手段と、
前記コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積させる機器として、ネットワークに接続できないが赤外線通信で遠隔制御可能な機器を選択するための第3の操作手段と
をさらに備え、
前記機器制御手段は、前記第2の操作手段で選択された機器を制御して、前記コンテンツ提供装置から取得したコンテンツを、前記第3の操作手段で選択された機器に転送させるとともに、前記第3の操作手段で選択された機器を制御して、前記転送されたコンテンツを記録させる
ことを特徴とするコンテンツマネージメント装置。 - 請求項1に記載のコンテンツマネージメント装置において、
前記リストの中から選択されたコンテンツと、該コンテンツを蓄積させた機器とを示す情報を記憶する記憶手段と、
前記記憶手段に記憶された情報を用いて、蓄積したコンテンツのリストを前記表示手段に表示させる第2の表示制御手段と
をさらに備えることを特徴とするコンテンツマネージメント装置。 - 請求項1に記載のコンテンツマネージメント装置において、
前記コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積した機器から、該コンテンツを入力可能な機器を、前記表示手段に表示する第3の表示制御手段と、
前記第3の表示制御手段によって表示された機器の中から、コンテンツを利用する利用機器を選択するための第4の操作手段と、
前記コンテンツ提供装置から提供されたコンテンツを蓄積した機器を制御して、該コンテンツを、前記第4の操作手段で選択された前記利用機器に転送させる第2の機器制御手段と
をさらに備えることを特徴とするコンテンツマネージメント装置。 - 請求項1に記載のコンテンツマネージメント装置において、
ICカードを読み取るICカードリーダーと、
ネットワーク上の課金決済装置との間で、前記ICカードリーダーによってICカードから読み取った情報を用いて、前記コンテンツ提供装置から提供されるコンテンツの課金決済を行う課金決済手段と
をさらに備えることを特徴とするコンテンツマネージメント装置。 - ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介し、前記ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、前記コンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する第1の取得ステップと、
前記第1の取得ステップで取得した前記リストデータを用いて、コンテンツのリストを表示手段に表示させる第1の表示制御ステップと、
前記ネットワークに接続された機器の中からコンテンツの取得させる機器が選択されたことに基づき、前記選択された機器から、該機器を前記ネットワーク上で識別するための識別情報を取得する第2の取得ステップと、
前記第1の表示制御ステップで表示させた前記リストの中からコンテンツが選択されるとともに、前記識別情報が取得されたことに基づき、前記通信手段を介し、前記コンテンツ提供装置にアクセスして、前記選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報として前記識別情報を送信する送信処理ステップと、
前記選択された機器を制御して、前記コンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを取得させる機器制御ステップと
を備えることを特徴とするネットワーク経由でのコンテンツの取得方法。 - コンピュータに、
ネットワーク経由で通信を行う通信手段を介し、前記ネットワーク上のコンテンツ提供装置にアクセスして、前記コンテンツ提供装置で提供可能なコンテンツのリストデータを取得する手順と、
前記リストデータを用いて、コンテンツのリストを表示手段に表示させる手順と、
前記ネットワークに接続された機器の中からコンテンツの取得させる機器が選択されたことに基づき、前記選択された機器から、該機器を前記ネットワーク上で識別するための識別情報を取得する手順と、
前記リストの中からコンテンツが選択されるとともに、前記識別情報が取得されたことに基づき、前記通信手段を介し、前記コンテンツ提供装置にアクセスして、前記選択されたコンテンツを示す情報を送信するとともに、コンテンツの提供先の機器を指定する情報として前記識別情報を送信する手順と、
前記選択された機器を制御して、前記コンテンツ提供装置から提供されるコンテンツを取得させる手順と
を実行させるためのプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2003193769A JP2005031803A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | コンテンツマネージメント装置,ネットワーク経由でのコンテンツの取得方法,プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2003193769A JP2005031803A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | コンテンツマネージメント装置,ネットワーク経由でのコンテンツの取得方法,プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
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JP2005031803A true JP2005031803A (ja) | 2005-02-03 |
Family
ID=34205139
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JP2003193769A Pending JP2005031803A (ja) | 2003-07-08 | 2003-07-08 | コンテンツマネージメント装置,ネットワーク経由でのコンテンツの取得方法,プログラム |
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Country | Link |
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2003
- 2003-07-08 JP JP2003193769A patent/JP2005031803A/ja active Pending
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