JP2005277663A - コンテンツ流通システム、コンテンツ記録機、コンテンツ再生機、携帯端末およびサーバ - Google Patents

コンテンツ流通システム、コンテンツ記録機、コンテンツ再生機、携帯端末およびサーバ Download PDF

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Abstract

【課題】コンテンツの不正使用を簡単な手段によって有効に防止できるシステムを提供する。
【解決手段】携帯電話機10と、コンテンツ記録機20と、コンテンツ再生機30と、サーバ40とから構成される。携帯電話機10をコンテンツ記録機20に接続してコンテンツを選択すると、携帯電話機10の電話番号とコンテンツIDがサーバ40に登録され、サーバ40で暗号鍵と復号鍵とが作成される。コンテンツ記録機20はサーバ40から取得した暗号鍵でコンテンツを暗号化し、暗号化されたコンテンツが携帯電話機10にダウンロードされる。再生時には、携帯電話機10をコンテンツ再生機30に接続し、携帯電話機10からサーバ40へ架電して認証要求を行う。サーバ40は電話番号が登録済であれば認証OKと判定して復号鍵を返信し、コンテンツ再生機30はこの復号鍵でコンテンツを復号化して再生する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、携帯端末を利用して映像や音楽等のコンテンツを流通させるコンテンツ流通システムに関するものである。
レンタルビデオショップにおいては、従来から、コンテンツが記録されたCD(Compact Disk)、DVD(Digital Versatile Disk)、ビデオカセットテープなどのメディアをレンタル代金と引換に顧客に貸与し、貸与したメディアを一定期間内に返却させるというシステムが採用されている。しかし、このようなシステムでは、顧客が期限までにメディアを返却しないおそれがあり、また、顧客がメディアを借りている間は、そのメディアを他の顧客が借りられない場合があるという問題点を有している。
そこで、上記のような問題点を解決するため、コンテンツが記録された有体物たるメディアを顧客に貸し出すのではなく、無体物たるコンテンツデータを顧客が持参した可搬型の記録装置にダウンロードして貸し出すシステムが提案されている。このようなレンタルシステムは、例えば後記の特許文献1〜特許文献3に示されている。
特許文献1のシステムにおいては、コンテンツデータを有するサーバ装置に携帯記録装置を接続し、サーバ装置の画面に表示されるコンテンツの中から希望するコンテンツを選択して携帯記録装置へダウンロードした後、携帯記録装置をサーバ装置から外して持ち帰るようになっている。
特許文献2のシステムにおいては、ネットワークを介してダウンロードされる貸出コンテンツのデータファイルに、貸出期間が満了するとデータファイルを自動的に消滅させるアプリケーションプログラムを付加することにより、貸出期間を越えるコンテンツの不正使用を防止するとともに、利用不可のコンテンツにより記録媒体の容量がいたずらに圧迫されるのを防止するようにしている。
特許文献3のシステムにおいては、貸出条件として設定された制限範囲内でコンテンツが使用されるように、レンタルサーバ装置がコンテンツに対して暗号化によるプロテクトを施し、この暗号化されたコンテンツをネットワークを介して利用者の端末装置に送信することで貸出を行うようになっている。端末装置側では、貸出条件に合致するか否かをチェックして、貸出条件を満たす場合に限り、コンテンツを復号して再生する。
特開2002−92571号公報 特開2003−168020号公報 特開2001−319164号公報
特許文献1のシステムでは、携帯記録装置にダウンロードされたコンテンツが、顧客によって不正にコピーされるおそれがある。特許文献2のシステムでは、貸出期間満了後はコンテンツが自動消滅するため不正コピーはできなくなるが、貸出期間が満了するまでは、コンテンツが不正にコピーされるおそれが残る。一方、特許文献3のシステムでは、貸出先の端末装置の識別番号を貸出条件に入れることで、コンテンツが不正にコピーされた場合でも、他の端末装置でコンテンツが再生されるのを禁止することができる。しかしながら、この貸出条件は、ダウンロードしたコンテンツのデータファイルに入っているため、データファイルを解析することで解読される可能性があり、解読された場合には貸出条件が不正に書き換えられて、コンテンツが期限を越えて使用されたり、他の端末装置で再生されたりすることが起こりうる。
以上のように、従来のシステムでは、レンタルしたコンテンツの不正使用に対する対策が十分とは言えなかった。そこで、本発明は、コンテンツの不正使用を簡単な手段によって有効に防止できるシステムを提供することを目的としている。
本発明の第1の形態に係るコンテンツ流通システムは、コンテンツを供給するコンテンツ記録機と、このコンテンツ記録機からダウンロードしたコンテンツを格納する電話機能を備えた携帯端末と、この携帯端末に格納されているコンテンツを再生するコンテンツ再生機と、コンテンツ記録機および携帯端末と通信が可能なサーバとから構成される。コンテンツ記録機は、一覧表示されたコンテンツの中から希望のコンテンツを選択できるようになっていて、選択されたコンテンツの識別情報を携帯端末から取得した電話番号とともにサーバへ送信する。サーバは、コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録するとともに、コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成し、作成した暗号鍵をコンテンツ記録機へ送信する。 コンテンツ記録機は、サーバから受信した暗号鍵で選択されたコンテンツを暗号化して、この暗号化されたコンテンツを前記携帯端末へ送信する。携帯端末は、コンテンツ再生機でコンテンツの再生を行う際に、サーバへ架電することにより認証要求を行い、サーバは、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行い、電話番号が一致する場合は、復号鍵を携帯端末へ送信する。携帯端末は、暗号化されたコンテンツと、サーバから受信した復号鍵とをコンテンツ再生機へ送信し、コンテンツ再生機は、携帯端末から暗号化されたコンテンツと復号鍵とを受信し、暗号化されたコンテンツを復号鍵で復号してコンテンツの再生を行う。
上記のシステムにおいては、ダウンロードしたコンテンツを再生するためには、必ず携帯端末からサーバへ認証要求を行って、サーバから復号鍵を入手する必要がある。したがって、たとえ携帯端末にダウンロードされたコンテンツが他の携帯端末へコピーされたとしても、そのコンテンツの再生を行うには、サーバから正規の復号鍵を入手する必要がある。しかるに、復号鍵は携帯端末の電話番号と対応しており、電話番号は携帯端末ごとに必ず異なるから、復号鍵を入手するために他の携帯端末からサーバへ架電を行っても、サーバでは電話番号が登録済でなければ認証が拒絶され、電話番号が登録済であっても抽出される復号鍵は別のものであるため、他の携帯端末は正規の復号鍵を入手することができない。この結果、コピーしたコンテンツの再生が不可能となり、コンテンツの不正使用が防止される。
本発明の第2の形態に係るコンテンツ流通システムは、コンテンツを供給するコンテンツ記録機と、このコンテンツ記録機からダウンロードしたコンテンツを格納する電話機能を備えた携帯端末と、コンテンツ記録機および携帯端末と通信が可能なサーバとから構成される。コンテンツ記録機は、一覧表示されたコンテンツの中から希望のコンテンツを選択できるようになっていて、選択されたコンテンツの識別情報を携帯端末から取得した電話番号とともにサーバへ送信する。 サーバは、コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録するとともに、コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成し、作成した暗号鍵をコンテンツ記録機へ送信する。コンテンツ記録機は、サーバから受信した暗号鍵で選択されたコンテンツを暗号化して、この暗号化されたコンテンツを携帯端末へ送信する。携帯端末は、コンテンツの再生時にサーバへ架電することにより認証要求を行い、サーバは、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行い、電話番号が一致する場合は、復号鍵を前記携帯端末へ送信する。携帯端末は、サーバから受信した復号鍵で暗号化されたコンテンツを復号してコンテンツの再生を行う。
上記第2の形態においても、コンテンツ再生のためにはサーバから正規の復号鍵を入手する必要があるので、第1の形態の場合と同様の原理に基づき、他の携帯端末へコピーしたコンテンツの不正使用が防止される。また、第2の形態では、第1の形態におけるコンテンツ再生機を携帯端末が兼ねているため、システムの構成が簡略化される。
本発明の好ましい実施形態では、上述した第1、第2のいずれの形態においても、サーバが復号鍵に有効期間を設定する。この場合、コンテンツ再生機または携帯端末は、受け取った復号鍵の有効期間を検査し、有効期間が経過していない場合は、暗号化されたコンテンツを当該復号鍵で復号してコンテンツの再生を行い、有効期間が経過している場合は、当該復号鍵によるコンテンツの復号を禁止する。
このように復号鍵に有効期間を設定することで、たとえコンテンツとともに復号鍵がコピーされた場合でも、コンテンツを利用できる期間が制限されるため、コンテンツ提供側の損害を抑制することができる。
上記のように有効期間を設けた場合は、当該有効期間内において、サーバが携帯端末から複数回の認証要求を受け付け、各回の認証ごとに、利用可能期間が設定された復号鍵を携帯端末へ送信するようにしてもよい。この結果、利用可能期間内に限り、コンテンツ再生機または携帯端末でのコンテンツ再生が許容されることとなる。これによると、利用可能期間経過後は、再度サーバで認証を得る必要があるが、復号鍵が他の携帯電話機に不正コピーされた場合は、サーバへの再認証要求時に電話番号の不一致から認証が拒絶されるので、コンテンツ再生は不可能となる。したがって、コンテンツ提供側の損害をより一層効果的に抑制することができる。
また、上記のように有効期間内で複数回の認証を行うようにした場合は、サーバにおいて、各回の認証ごとにコンテンツに対する課金処理を行うようにしてもよい。これによると、コンテンツが利用される時点で確実に課金を行うことができる。
本発明に係る携帯端末は、当該携帯端末の電話番号をコンテンツ記録機へ送信する送信手段と、コンテンツ記録機から受信した暗号化されたコンテンツを格納する記憶手段と、コンテンツの再生時にサーバへ認証要求を行うための架電手段と、サーバから復号鍵を受信する受信手段とを備える。
本発明に係るコンテンツ記録機は、携帯端末が接続される接続手段と、コンテンツのデータを格納する記憶手段と、コンテンツの一覧が表示される表示手段と、表示手段に表示されたコンテンツの中から希望のコンテンツを選択する選択手段と、選択手段で選択されたコンテンツの識別情報を、接続手段に接続された携帯端末から取得した電話番号とともにサーバへ送信する送信手段と、サーバから受信した暗号鍵で選択されたコンテンツを暗号化する暗号化手段とを備える。
第1の形態のシステムに用いられる本発明のコンテンツ再生機は、携帯端末から暗号化されたコンテンツと復号鍵とを受信する受信手段と、受信手段が受信した暗号化されたコンテンツを復号鍵で復号する復号化手段と、復号化手段で復号されたコンテンツを再生する再生手段とを備える。
第2の形態のシステムに用いられる本発明の携帯端末は、コンテンツ記録機から暗号化されたコンテンツと復号鍵とを受信する受信手段と、受信手段が受信した暗号化されたコンテンツを復号鍵で復号する復号化手段と、復号化手段で復号されたコンテンツを再生する再生手段とを備える。
本発明に係るサーバは、コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録する登録手段と、コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成する鍵作成手段と、鍵作成手段で作成された暗号鍵をコンテンツ記録機へ送信する暗号鍵送信手段と、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行う認証手段と、認証手段により電話番号の一致が認証された場合に、復号鍵を携帯端末へ送信する復号鍵送信手段とを備える。
本発明の第1の形態に係るコンテンツ流通方法は、コンテンツを供給するコンテンツ記録機と、このコンテンツ記録機からダウンロードしたコンテンツを格納する電話機能を備えた携帯端末と、この携帯端末に格納されているコンテンツを再生するコンテンツ再生機と、コンテンツ記録機および携帯端末と通信が可能なサーバとを用いたコンテンツ流通方法であって、以下のステップから構成される。
(a)コンテンツ記録機において、一覧表示されたコンテンツの中から選択されたコンテンツの識別情報を携帯端末から取得した電話番号とともにサーバへ送信するステップ。
(b)サーバにおいて、コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録するとともに、コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成し、作成した暗号鍵をコンテンツ記録機へ送信するステップ。
(c)コンテンツ記録機において、サーバから受信した暗号鍵で選択されたコンテンツを暗号化して、この暗号化されたコンテンツを携帯端末へ送信するステップ。
(d)携帯端末において、コンテンツ再生機でコンテンツの再生を行う際に、サーバへ架電することにより認証要求を行うステップ。
(e)サーバにおいて、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行い、電話番号が一致する場合は、復号鍵を携帯端末へ送信するステップ。
(f)携帯端末において、暗号化されたコンテンツと、サーバから受信した復号鍵とをコンテンツ再生機へ送信するステップ。
(g)コンテンツ再生機において、携帯端末から暗号化されたコンテンツと復号鍵とを受信し、暗号化されたコンテンツを復号鍵で復号してコンテンツの再生を行うステップ。
本発明の第2の形態に係るコンテンツ流通方法は、コンテンツを供給するコンテンツ記録機と、このコンテンツ記録機からダウンロードしたコンテンツを格納する電話機能を備えた携帯端末と、コンテンツ記録機および携帯端末と通信が可能なサーバとを用いたコンテンツ流通方法であって、以下のステップから構成される。
(a)コンテンツ記録機において、一覧表示されたコンテンツの中から選択されたコンテンツの識別情報を携帯端末から取得した電話番号とともにサーバへ送信するステップ。
(b)サーバにおいて、コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録するとともに、コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成し、作成した暗号鍵をコンテンツ記録機へ送信するステップ。
(c)コンテンツ記録機において、サーバから受信した暗号鍵で選択されたコンテンツを暗号化して、この暗号化されたコンテンツを携帯端末へ送信するステップ。
(d)携帯端末において、コンテンツの再生時にサーバへ架電することにより認証要求を行うステップ。
(e)サーバにおいて、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行い、電話番号が一致する場合は、復号鍵を携帯端末へ送信するステップ。
(f)携帯端末において、サーバから受信した復号鍵で暗号化されたコンテンツを復号してコンテンツの再生を行うステップ。
本発明によれば、電話番号を用いた認証方式によって、コンテンツの不正使用を有効に防止できるシステムを実現することができる。
図1は、本発明に係るコンテンツ流通システムの第1実施形態を示す図である。10は電話機能を備えた携帯端末としての携帯電話機、20はコンテンツを供給するコンテンツ記録機である。両者はケーブル等を介して接続可能となっており、携帯電話機10にコンテンツ記録機20からコンテンツをダウンロードすることができる。コンテンツ記録機20は、レンタルショップやコンビニエンスストアなどに設置されている。30は携帯電話機10にダウンロードされたコンテンツを再生するコンテンツ再生機であって、例えばDVD(Digital Versatile Disk)プレーヤとモニタ装置とから構成される。このコンテンツ再生機30は、利用者の自宅に設置されている。40は携帯電話機10およびコンテンツ記録機20と通信が可能なサーバであって、通信回線53により電話網51に接続されているとともに、通信回線54によりコンテンツ記録機20に接続されている。このサーバ40は、レンタルショップやコンテンツ製作会社などに設置されている。52は電話網51に接続されている無線局であって、携帯電話機10は、この無線局52および電話網51を介して、サーバ40へアクセスできるようになっている。
図2は、携帯電話機10の電気的構成を示したブロック図である。11は操作部であって、各種のキーから構成される。12はマイクロフォン等から構成される音声入力部である。13は表示部であって、例えば液晶ディスプレイから構成される。14はスピーカ等から構成される音声出力部である。15は通信部であって、無線局52および電話網51を介してサーバ40へ架電(電話をかけること)を行い、サーバ40との間で通信を行う。この通信部15は、通常の電話や電子メールの通信を行う機能も備えている。16はROMやRAM等からなるメモリであって、携帯電話機10の電話番号を記憶する電話番号エリア16aと、コンテンツ記録機20からダウンロードしたコンテンツを格納するコンテンツ格納エリア16bとが設けられている。17はコネクタインターフェイスであって、コンテンツ記録機20と接続するためのケーブル(図示省略)が接続される。18は携帯電話機10の動作を制御する制御部であって、マイクロコンピュータなどから構成される。
以上の構成において、通信部15は携帯電話機10における架電手段、送信手段および受信手段に相当し、メモリ16は携帯電話機10における記憶手段に相当する。なお、コンテンツをダウンロードするメモリは、外付けのメモリであってもよい。また、最近では携帯電話機に内蔵可能な小型で薄型のハードディスクが登場しており、携帯電話機10にこのようなハードディスクを内蔵させて、これにコンテンツをダウンロードするようにしてもよい。この場合は、ハードディスクが記憶手段に相当する。
図3は、コンテンツ記録機20の電気的構成を示したブロック図である。21は各種の操作用ボタンからなる操作部、22はタッチパネルからなる表示部であって、タッチパネルの画面には操作部21の一部のボタンが表示される。23は取引処理部であって、投入された貨幣やカードなどに対して所定の処理を行うとともに、レシート等を印刷して発行する。24は記憶装置であって、大容量のハードディスクを備えており、このハードディスクにはコンテンツ25のデータが格納されている。コンテンツには、映画、音楽、ゲーム、電子出版物、コンピュータプログラムなど各種のものがある。26は通信部であって、通信回線54(図1)を介してサーバ40との間で通信を行う。27はROMやRAM等からなるメモリである。28はコネクタインターフェイスであって、携帯電話機10と接続するためのケーブル(図示省略)が接続される。29はコンテンツ記録機20の動作を制御する制御部であって、マイクロコンピュータなどから構成される。
以上の構成において、操作部21はコンテンツ記録機20における選択手段に相当し、表示部22はコンテンツ記録機20における表示手段に相当し、通信部26はコンテンツ記録機20における送信手段に相当し、メモリ27はコンテンツ記録機20における記憶手段に相当し、コネクタインターフェイス28はコンテンツ記録機20における接続手段に相当し、制御部29は、コンテンツ記録機20における暗号化手段に相当する。なお、本実施形態では、携帯電話機10とコンテンツ記録機20とがケーブルで接続されるようになっているが、携帯電話機10とコンテンツ記録機20とを無線で接続するようにしてもよい。この場合は、それぞれの通信部15、26が接続手段に相当する。
図4は、コンテンツ再生機30の電気的構成を示したブロック図である。ここでは、コンテンツ再生機としてDVDプレーヤを例に挙げているが、これに限らず、専用の再生機を用いてもよい。なお、DVDプレーヤに接続されるモニタについては、図示を省略してある。31は、DVD100に対して情報の読取りと書込みとを行うディスク読取/書込部であって、光ピックアップやその駆動部などから構成される。32は、映像信号や音声信号を処理する信号処理部であって、ディスク読取/書込部31によりDVD100から読み取った信号を処理して再生信号として出力するとともに、外部から入力される記録信号を処理してディスク読取/書込部31へ出力する。また、この信号処理部32は、後述するように、携帯電話機10から受け取った暗号化されたコンテンツを復号化して再生する機能も備えている。33は、DVD100を駆動するためのディスク駆動部であって、DVD100を回転させるディスクモータやその駆動回路などから構成される。34は各種キーからなる操作部、35は蛍光表示管などからなる表示部である。36はRAMやROMなどからなるメモリであって、暗号化されたコンテンツを復号化するための復号プログラムを格納したプログラムエリア36aを備えている。37は通信部であって、図示しないリモコンからの信号を受信する受信部を備えている。38はコネクタインターフェイスであって、携帯電話機10と接続するためのケーブル(図示省略)が接続される。39は、コンテンツ再生機30の動作を制御する制御部であって、マイクロコンピュータなどから構成される。
以上の構成において、信号処理部32はコンテンツ再生機30における復号化手段および再生手段に相当し、コネクタインターフェイス38はコンテンツ再生機30における受信手段に相当する。なお、本実施形態では、携帯電話機10とコンテンツ再生機30とがケーブルで接続されるようになっているが、携帯電話機10とコンテンツ再生機30とを無線で接続するようにしてもよい。この場合は、それぞれの通信部15、37が接続手段に相当する。
図5(a)は、サーバ40の電気的構成を示したブロック図である。41は情報を入力するための入力装置であって、キーボードやディスクドライブ、外部インターフェイス等を備えている。42は通信部であって、図1の通信回線53、電話網51および無線局52を介して携帯電話機10の通信部15(図2)との間で通信を行うための送受信回路を備えている。43はROMやRAM等から構成されるメモリ、44は情報を表示する表示部である。45は大容量のハードディスクを備えた記憶装置であって、このハードディスクには、後述するデータベース46が格納されている。47はサーバ40の動作を制御する制御部であって、マイクロコンピュータなどから構成される。
以上の構成において、通信部42はサーバ40における暗号鍵送信手段および復号鍵送信手段に相当し、制御部47と記憶装置45はサーバ40における登録手段、鍵作成手段および認証手段に相当する。
図5(b)は、記憶装置45が保有するデータベース46の一例をテーブルで表した図である。データベース46には、コンテンツID、電話番号、暗号鍵、復号鍵、日時、有効期間、課金額が記憶されている。コンテンツIDは、各コンテンツに固有の識別情報であって、コンテンツごとに予め付与されている。電話番号は、コンテンツのダウンロード要求があった携帯電話機10の電話番号である。暗号鍵はコンテンツを暗号化するための鍵、復号鍵は暗号化されたコンテンツを復号化するための鍵である。日時は、暗号鍵と復号鍵の作成を行った日時、および認証を行った日時である。有効期間は、復号鍵を有効な鍵として利用することができる期間である。課金額は、コンテンツの利用(再生)のたびに課金される金額である。
次に、以上のシステムにおけるコンテンツの流通について説明する。まず、図6および図7を参照して、コンテンツを記録(ダウンロード)する場合と、再生する場合の概略手順を説明する。
図6は、コンテンツ記録時の概略手順を説明する図である。携帯電話機10をケーブル等でコンテンツ記録機20に接続し、コンテンツ記録機20の画面でコンテンツが選択されると、コンテンツ記録機20は、携帯電話機10から取得した電話番号を、選択されたコンテンツのIDとともにサーバ40へ送る。サーバ40では、電話番号とコンテンツIDとを登録するとともに、コンテンツの暗号鍵と復号鍵とを作成し、暗号鍵のみをコンテンツ記録機20へ返信する。コンテンツ記録機20は、サーバ40から受け取った暗号鍵を用いてコンテンツを暗号化し、暗号化されたコンテンツを携帯電話機10へ送信する。この結果、携帯電話機10には、選択したコンテンツが暗号化データとしてダウンロードされる。
図7は、コンテンツ再生時の概略手順を説明する図である。最初に、携帯電話機10からサーバ40に対して、復号鍵を取得するための認証要求を行う。この認証要求は、携帯電話機10からサーバ40へ架電することで、自動的に行われる。認証要求を受けたサーバ40は、電話番号とコンテンツIDが登録済であるか否かをチェックし、登録済であれば、該当するコンテンツの復号鍵を携帯電話機10に返信する。携帯電話機10は、サーバ40から取得した復号鍵を、ダウンロード済の暗号化されたコンテンツとともにコンテンツ再生機30へ送信する。コンテンツ再生機30では、復号鍵を用いて暗号化されたコンテンツを復号化し、コンテンツを再生する。
次に、コンテンツ記録時の手順を図8のフローチャートを参照して更に詳細に説明する。携帯電話機10側の処理は、制御部18を構成するマイクロコンピュータにより実行され、コンテンツ記録機20側の処理は制御部29を構成するマイクロコンピュータにより実行され、サーバ40側の処理は制御部47を構成するマイクロコンピュータにより実行される。
携帯電話機10をケーブル等でコンテンツ記録機20へ接続すると(ステップS1)、携帯電話機10は、メモリ16の電話番号エリア16aに記憶されている電話番号や、コンテンツ格納エリア16bの空き容量などの情報を、通信部15からコンテンツ記録機20へ送信する(ステップS2)。その後、携帯電話機10はコンテンツの受信を待機する待機状態となる(ステップS3)。コンテンツ記録機20は、最初、待機状態にあり(ステップS11)、携帯電話機10から電話番号等を受信すると(ステップS12)、記憶装置24に格納されているコンテンツ25の一覧を表示部22に表示する(ステップS13)。
図10は、表示部22の一覧表示画面22Aの例を示している。この画面22Aには、コンテンツの題名、再生時間、金額、利用可能期間などが一覧表示されているとともに、操作用のボタン61〜65が表示されている。61はダウンロードするコンテンツを選択するための決定ボタン、62はコンテンツの詳細(キャスト、スタッフ等)を表示させるための詳細表示ボタン、63は選択するコンテンツにカーソルK1を移動させるためのカーソルボタン、64は画面をスクロールさせて次画面のコンテンツ一覧を表示するための次画面表示ボタン、65aは前画面に戻るための戻りボタンである。
一覧表示画面22Aにコンテンツ一覧を表示した後、コンテンツが選択されるのを待ち(ステップS14)、選択するコンテンツにカーソルK1を合わせて決定ボタン61が押されると(ステップS14:YES)、表示部22にはコンテンツのダウンロードを案内するダウンロード案内画面が表示される(ステップS15)。
図11は、表示部22のダウンロード案内画面22Bの例を示している。この画面22Bには、選択されたコンテンツに対する課金額や利用可能期間に関する案内が表示されているとともに、操作用のボタン66、67が表示されている。66はダウンロードを実行するためのダウンロードボタン、67はダウンロードをキャンセルして図10の画面に戻るためのキャンセルボタンである。
ダウンロード案内画面22Bを表示した後、ダウンロードボタン66が押されるのを待ち(ステップS16)、ダウンロードボタン66が押されると(ステップS16:YES)、ステップS17へ進み、キャンセルボタン67が押されると(ステップS16:NO)、ステップS13の一覧表示画面22Aへ戻る。ステップS17では、選択されたコンテンツのコンテンツIDと、ステップS12で取得した携帯電話機10の電話番号とを、通信部26から通信回線54を介してサーバ40へ送信する。
サーバ40は、最初、待機状態にあり(ステップS31)、コンテンツ記録機20からコンテンツIDと電話番号とが送られてくると、これらを通信部42で受信し、記憶装置45のデータベース46に登録する(ステップS32)。この場合、図5(b)に示したように、コンテンツIDと電話番号とが対応するよう両者を関連付けてデータベース46に登録する。次に、サーバ40では、受信したコンテンツIDに対応する暗号鍵と復号鍵とを作成する(ステップS33)。そして、暗号鍵を通信部42から通信回線54を介してコンテンツ記録機20へ送信する(ステップS34)。その後、ステップS31の待機状態に戻る。
なお、暗号鍵と復号鍵は、例えばコンテンツIDと、電話番号と、現在日時と、乱数とを用いて作成される。鍵の作成に電話番号を用いることで、同じコンテンツでも電話番号が違えば、鍵は異なったものとなる。但し、これは一例であって、電話番号を用いないで暗号鍵と復号鍵を作成することも可能である。また、作成された暗号鍵と復号鍵は、図5(b)に示したように、コンテンツIDおよび電話番号と対応させてデータベース46に記録される。このとき、復号鍵には有効期間(始期および終期)が設定され、この有効期間が復号鍵と対応させてデータベース46に記録される。
コンテンツ記録機20では、サーバ40から送られてきた暗号鍵を通信部26が受信すると(ステップS18)、制御部29は、この暗号鍵を用いて、ステップS14で選択されたコンテンツの暗号化処理を行う(ステップS19)。そして、暗号化したコンテンツのデータ容量を、ステップS12で取得した携帯電話機10のコンテンツ格納エリア16bの空き容量と比較し、コンテンツのダウンロードが可能か否かを判定する(ステップS20)。エリア16bの空き容量がコンテンツデータの容量以上であれば、ダウンロードが可能と判定され(ステップS20:YES)、暗号化したコンテンツを、コネクタインターフェイス28に接続されたケーブルを介して、携帯電話機10へ送信する(ステップS21)。そして、送信が終了すると、ダウンロードの完了を通知するダウンロード完了通知画面を表示部22に表示する(ステップS22)。
図12は、表示部22のダウンロード完了通知画面22Cの例を示している。この画面22Cには、ダウンロードの完了や認証受付期限を知らせるメッセージなどが表示されているとともに、ボタン68a、65bが表示されている。ボタン68aは、操作を終了するための終了ボタンであって、このボタンが操作されるとステップS11の待機状態に戻る。ボタン65bは、図10の画面に戻るための戻りボタンである。ボタン65bの操作により、図10の画面において、別のコンテンツを選択してダウンロードすることができる。
ステップS20の判定の結果、コンテンツ格納エリア16bの空き容量が少なくて、ダウンロードが不可であれば(ステップS20:NO)、エラー画面が表示される(ステップS23)。図13は、表示部22のエラー画面22Dの例を示している。この画面22Dには、携帯電話機10のメモリ容量(コンテンツ格納エリア16bの空き容量)の不足によりダウンロードが不可の旨のメッセージが表示されているとともに、ボタン68b、65cが表示されている。ボタン68bは、操作を終了するための終了ボタンであって、このボタンが操作されるとステップS11の待機状態に戻る。ボタン65cは、図10の画面に戻るための戻りボタンである。
一方、携帯電話機10においては、コンテンツ記録機20から送られてくる暗号化されたコンテンツをコネクタインターフェイス17を介して受信し、受信したコンテンツをメモリ16のコンテンツ格納エリア16bに格納する(ステップS4)。これにより、コンテンツ記録機20から携帯電話機10へ、暗号化されたコンテンツがダウンロードされる。なお、このとき、コンテンツとともにコンテンツIDも一緒にダウンロードされる。ダウンロードが完了すると、前述のようにコンテンツ記録機20にダウンロード完了通知画面22C(図12)が表示されるので、利用者はこの画面22Cの案内に従い、コンテンツ記録機20のコネクタからケーブルを抜いて携帯電話機10を取り外す(ステップS5)。この時点では、携帯電話機10はコンテンツが記録された一種のメディアとなっている。
次に、コンテンツ再生時の手順を図9のフローチャートを参照して更に詳細に説明する。コンテンツ再生機30側の処理は制御部39を構成するマイクロコンピュータにより実行され、携帯電話機10側の処理は、制御部18を構成するマイクロコンピュータにより実行され、サーバ40側の処理は制御部47を構成するマイクロコンピュータにより実行される。
コンテンツ再生機30は、最初、携帯電話機10からのコンテンツの受信を待機している状態にある(ステップS41)。携帯電話機10をケーブルでコンテンツ再生機30へ接続し(ステップS51)、所定の操作を行うと、携帯電話機10の表示部13に、ダウンロードしたコンテンツの一覧が表示される(ステップS52)。
図14は、携帯電話機10の表示部13における一覧表示画面13Aの例を示している。この画面22Aには、コンテンツの題名、再生時間、金額などが一覧表示されているとともに、操作用のボタン71、72aが表示されている。71は再生するコンテンツを選択するための決定ボタン、72aは前画面に戻るための戻りボタンである。なお、この一覧表示画面13Aは、コンテンツ再生機30のモニタ装置(図示省略)に表示してもよい。以下の図15〜図17の各画面13B〜13Dについても同様である。
携帯電話機10では、一覧表示画面13Aにコンテンツ一覧を表示した後、コンテンツが選択されるのを待ち(ステップS53)、再生するコンテンツにカーソルK2を合わせて決定ボタン71が選択されると(ステップS53:YES)、表示部13にはコンテンツ再生の認証を確認するための認証確認画面が表示される(ステップS54)。なお、カーソルK2の移動や決定ボタン71の選択は、操作部11でのキー操作によって行われる。
図15は、携帯電話機10の表示部13における認証確認画面13Bの例を示している。この画面13Bには、選択したコンテンツの再生には認証が必要なことや、課金額、コンテンツの利用可能期間に関する案内が表示されているとともに、操作用のボタン73a、72bが表示されている。73aは認証を承認する場合に選択するOKボタン、72bは図14の画面に戻るための戻りボタンである。
認証確認画面13Bを表示した後、OKボタン73aが押されるのを待ち(ステップS55)、OKボタン73aが押されると(ステップS55:YES)、ステップS56へ進み、戻りボタン72bが押されると、ステップS52の一覧表示画面13Aに戻る。ステップS56では、メモリ16の電話番号エリア16aに記憶されている電話番号を読み出し、通信部15から無線局52、電話網51、通信回線53を介してサーバ40へ架電して、サーバ40との接続を行う。そして、サーバ40に接続されると、ステップS53で選択したコンテンツのIDをサーバ40へ送信する(ステップS57)。
サーバ40は、最初、待機状態にあり(ステップS71)、携帯電話機10から架電があると、当該携帯電話機10の電話番号を通信部42を介して自動的に取得する(ステップS72)。この電話番号は、メモリ43の所定領域に一時的に格納される。続いて、携帯電話機10から送られてくるコンテンツIDを通信部42で受信する(ステップS73)。このコンテンツIDも、メモリ43の所定領域に一時的に格納される。そして、携帯電話機10から取得した電話番号およびコンテンツIDに基づいて、再生を許可するか否かの認証を行う(ステップS74)。この認証は、取得した電話番号およびコンテンツIDが、データベース46に登録済の電話番号およびコンテンツIDと一致するか否かをチェックすることにより行う。
認証結果が正常の場合、すなわち取得した電話番号とコンテンツIDが登録済のものと一致した場合は(ステップS75:YES)、これらに対応する復号鍵をデータベース46から抽出し、通信部42から通信回線53、電話網51、無線局52を介して携帯電話機10へ送信する(ステップS76)。その後、送信した復号鍵に対応するコンテンツに対し課金処理を行う(ステップS77)。これにより、データベース46に課金額が記録される。一方、認証の結果が正常でない場合、すなわち取得した電話番号とコンテンツIDが登録済のものと一致しない場合は(ステップS75:NO)、ステップS76、S77の処理を実行せずに、ステップS71の待機状態に戻る。
携帯電話機10では、サーバ40から送られてくる復号鍵を通信部15が受信すると(ステップS58)、表示部13に認証が正常に行われたことを通知する認証通知画面が表示される(ステップS59)。
図16は、認証通知画面13Cの例を示している。この画面13Cには、認証が成功したことや、コンテンツの利用可能期間に関する案内が表示されているとともに、操作用のボタン73b、72cが表示されている。73bは認証通知を承認する場合に選択するOKボタン、72cは図14の画面に戻るための戻りボタンである。
認証通知画面13Cにおいて、OKボタン73bが選択されると、携帯電話機10は、サーバ40から取得した復号鍵と、コンテンツ記録機20からダウンロードした暗号化されたコンテンツとを、ケーブルを介してコンテンツ再生機30へ送信する(ステップS60)。
コンテンツ再生機30では、携帯電話機10から送信されてくる復号鍵と暗号化されたコンテンツとをコネクタインターフェイス38を介して受信する(ステップS42)。受信が終了し、操作部34で再生操作が行われると(ステップS43)、受信した復号鍵が有効か否かを判定する(ステップS44)。復号鍵の有効、無効については後述する。判定の結果、復号鍵が有効であれば(ステップS44:YES)、信号処理部32は、この復号鍵を用い、メモリ36に記憶されている復号プログラムに従って、暗号化されたコンテンツを復号化し、コンテンツの再生を行う(ステップS45)。再生された映像は図示しないモニタ装置に表示され、再生された音声は図示しないスピーカから出力される。なお、この再生にあたっては、携帯電話機10を一種のメディアとして利用するので、携帯電話機10から送られてくるコンテンツは、ストリームデータとして信号処理部32でリアルタイムに再生される。一方、ステップS44での判定の結果、復号鍵が有効でなければ(ステップS44:NO)、制御部39は、信号処理部32でのコンテンツの復号・再生を禁止する。
以上のようなシステムによると、ダウンロードしたコンテンツが格納されている携帯電話機10をコンテンツ再生機30に接続しても、コンテンツを再生することはできず、コンテンツ再生のためには、必ず携帯電話機10からサーバ40へ認証要求を行って、サーバ40から復号鍵を入手する必要がある。そして、この復号鍵は、携帯電話機10の電話番号に基づいて作成されたものであるから、同じコンテンツでも電話番号が異なれば復号鍵は異なったものとなる。したがって、たとえ携帯電話機10にダウンロードされたコンテンツが他の携帯電話機へコピーされたとしても、そのコンテンツの再生を行うには、他の携帯電話機からサーバ40へ架電して認証要求を行い、正規の復号鍵を入手する必要がある。この認証要求時に、携帯電話機の電話番号がサーバ40に自動的に通知される。しかるに、電話番号は携帯電話機ごとに必ず異なるから、他の携帯電話機からサーバ40へ認証要求を行っても、サーバ40にその電話番号が登録されていなければ認証が拒絶され、復号鍵を入手することはできない。また、電話番号がたまたまサーバ40に登録されていて、サーバ40からその電話番号に対応する復号鍵が返信されたとしても、この返信された復号鍵は電話番号の違いから本来の復号鍵ではなく、コンテンツを復号することはできない。したがって、いずれにせよ、他の携帯電話機へコピーしたコンテンツは再生が不可能となり、これによってコンテンツの不正使用が防止される。
図18(a)は、復号鍵の有効・無効を説明する図である。前述のように、サーバ40から携帯電話機10へ送信される復号鍵には、有効期間が設定されている。この有効期間は、例えば1ヶ月に設定される。この有効期間を過ぎると、復号鍵は無効となり、もはや使用できなくなる。また、復号鍵には、有効期間とは別に、利用可能期間が設定されている。この利用可能期間は、サーバ40で認証を受けた後のコンテンツ再生を一定期間内に制限するためのもので、コンテンツをレンタルする場合の貸出期間に相当するものである。図10や図11でも示したように、利用可能期間は例えば7日間に設定される。サーバ40は、有効期間内であれば、携帯電話機10から複数回の認証要求を受け付け、各回の認証ごとに、利用可能期間が設定された復号鍵を携帯電話機10へ送信する。復号鍵を用いてコンテンツ再生機30でコンテンツの再生が行えるのは、復号鍵の有効期間内であって、かつ利用可能期間が経過していない場合に限られる。このため、図9のステップS44では、有効期間と利用可能期間とを検査することにより、復号鍵の有効・無効を判定する。利用可能期間を過ぎると、たとえ有効期間内であってもコンテンツは再生できなくなり、再度サーバ40で認証を受ける必要がある。このようにして、レンタルされたコンテンツの利用条件が担保される。
復号鍵の有効期間が経過した後は、当然のことながら、サーバ40は認証要求を受け付けない。この場合は、携帯電話機10の表示部13にエラー画面が表示される。図17は、エラー画面13Dの例を示している。この画面13Dには、認証を拒否するメッセージが表示されているとともに、操作用のボタン73c、72dが表示されている。73cは認証拒否を承認する場合に選択するOKボタン、72dは図14の画面に戻るための戻りボタンである。
このように、復号鍵に有効期間を設定することで、たとえコンテンツとともに復号鍵が他の携帯電話機等にコピーされた場合でも、コンテンツを利用できる期間が制限されるため、コンテンツ提供側の損害を抑制することができる。また、有効期間内に複数回の認証要求を受け付け、各回の認証ごとに、利用可能期間が設定された復号鍵を受け取るようにしたことで、利用可能期間内に限りコンテンツの再生が許容されることとなる。この結果、復号鍵が他の携帯電話機に不正コピーされても、利用可能期間経過後は再度サーバ40で認証を得る必要があるため、再認証要求時に電話番号の不一致から認証が拒絶され、コンテンツ再生は不可能となる。したがって、コンテンツ提供側の損害をより一層効果的に抑制することができる。さらに、各回の認証ごとにコンテンツに対する課金処理を行うことで、コンテンツが利用される時点で確実に課金を行うことができる。
なお、図18(a)の例では、有効期間内に複数回の認証を行っているが、図18(b)のように、認証は1回のみとし、一度認証を受ければ以後は有効期間が経過するまでコンテンツの再生を許容するような運用とすることも可能である。この場合は、図9のステップS44において、有効期間のみを検査すればよい。
図19は、本発明に係るコンテンツ流通システムの第2実施形態を示す図である。先の第1実施形態においては、携帯電話機10にダウンロードしたコンテンツをコンテンツ再生機30に転送して再生するようにしたが、第2実施形態では、携帯電話機10自身でコンテンツを再生するようにしている。したがって、図1のコンテンツ再生機30が不要となり、システム構成が簡略化されている。この第2実施形態においては、携帯電話機10が復号プログラムを保有しており、メモリ16にダウンロードしたコンテンツが制御部18で復号され再生される。再生された映像は携帯電話機10の表示部13に表示され、再生された音声は音声出力部14から出力される。この実施形態では、通信部15が受信手段に相当し、制御部18が復号手段および再生手段に相当する。その他の構成については、図1の第1実施形態と同じであるので、図19で図1と同一部分には同一符号を付し、詳細な説明は省略する。
次に、第2実施形態におけるコンテンツの流通について説明する。コンテンツ記録機20から携帯電話機10にコンテンツをダウンロードする場合の手順は、第1実施形態で説明した図8の手順と全く同じでるから、ここでは説明を省略する。
図20は、第2実施形態におけるコンテンツ再生時の手順を示している。図20では、図9と同じステップには同一符号を付してある。最初に、携帯電話機10の操作部11の操作により、モードをコンテンツ再生モードに設定する(ステップS51a)。すると、表示部13に図14の一覧表示画面13Aが表示され、コンテンツの一覧が表示される(ステップS52)。その後、この画面でコンテンツが選択されるのを待ち(ステップS53)、再生するコンテンツにカーソルK2を合わせて決定ボタン71が選択されると(ステップS53:YES)、表示部13には図15の認証確認画面13Bが表示される(ステップS54)。
認証確認画面13Bを表示した後、OKボタン73aが押されるのを待ち(ステップS55)、OKボタン73aが押されると(ステップS55:YES)、ステップS56へ進み、戻りボタン72bが押されると、ステップS52の一覧表示画面13Aに戻る。ステップS56では、メモリ16の電話番号エリア16aに記憶されている電話番号を読み出し、通信部15から無線局52、電話網51、通信回線53を介してサーバ40へ架電して、サーバ40との接続を行う。そして、サーバ40に接続されると、ステップS53で選択したコンテンツのIDをサーバ40へ送信する(ステップS57)。
サーバ40は、最初、待機状態にあり(ステップS71)、携帯電話機10から架電があると、当該携帯電話機10の電話番号を通信部42を介して自動的に取得する(ステップS72)。この電話番号は、メモリ43の所定領域に一時的に格納される。続いて、携帯電話機10から送られてくるコンテンツIDを通信部42で受信する(ステップS73)。このコンテンツIDも、メモリ43の所定領域に一時的に格納される。そして、携帯電話機10から取得した電話番号およびコンテンツIDに基づいて、再生を許可するか否かの認証を行う(ステップS74)。この認証は、取得した電話番号およびコンテンツIDが、データベース46に登録済の電話番号およびコンテンツIDと一致するか否かをチェックすることにより行う。
認証結果が正常の場合、すなわち取得した電話番号とコンテンツIDが登録済のものと一致した場合は(ステップS75:YES)、これらに対応する復号鍵をデータベース46から抽出し、通信部42から通信回線53、電話網51、無線局52を介して携帯電話機10へ送信する(ステップS76)。その後、送信した復号鍵に対応するコンテンツに対し課金処理を行う(ステップS77)。これにより、データベース46に課金額が記録される。一方、認証の結果が正常でない場合、すなわち取得した電話番号とコンテンツIDが登録済のものと一致しない場合は(ステップS75:NO)、ステップS76、S77の処理を実行せずに、ステップS71の待機状態に戻る。
携帯電話機10では、サーバ40から送られてくる復号鍵を通信部15が受信すると(ステップS58)、表示部13に図16の認証通知画面13Cが表示される(ステップS59)。この認証通知画面13Cにおいて、OKボタン73bが選択され、続いて所定の再生操作が行われると(ステップS61)、携帯電話機10は、サーバ40から取得した復号鍵が有効か否かを、前述した有効期間および利用可能期間を検査して判定する(ステップS62)。判定の結果、復号鍵が有効であれば(ステップS62:YES)、制御部18は復号鍵を用いて、復号プログラムに従って暗号化されたコンテンツを復号化し、コンテンツの再生を行う(ステップS63)。一方、復号鍵が有効でなければ(ステップS62:NO)、制御部18は、コンテンツの復号・再生を禁止する。
本発明では、以上述べた実施形態以外にも、種々の形態を採用することができる。例えば、上記実施形態では携帯端末として携帯電話機10を例に挙げたが、携帯端末は電話機能を備えていてサーバ40へ架電により接続可能な端末であれば、例えばPDA(Personal Digital Assistants)のような端末であってもよい。
また、上記実施形態では、コンテンツ記録機20の記憶装置24にコンテンツデータを予め格納しておく例を挙げたが、コンテンツデータをサーバ40側に保有させ、コンテンツ記録機20からの要求に応じて、サーバ40からコンテンツ記録機20の記憶装置24にコンテンツデータを都度転送するようにしてもよい。
また、サーバ40における認証として、携帯電話キャリアが行う電話局としての認証を利用することで、携帯電話機10の料金が未納の場合に、エラー画面を表示してコンテンツのダウンロードを禁止するような運用も可能である。
さらに、図19に示した第2実施形態において、携帯電話機10がテレビ用信号出力端子を備えている場合は、携帯電話機10とテレビジョン受像機とをケーブルで接続して、携帯電話機10で再生したコンテンツをテレビ画面に表示するようにしてもよい。
本発明に係るコンテンツ流通システムの第1実施形態を示す図である。 携帯電話機の電気的構成を示したブロック図である。 コンテンツ記録機の電気的構成を示したブロック図である。 コンテンツ再生機の電気的構成を示したブロック図である。 サーバの電気的構成およびデータベースの例を示した図である。 コンテンツ記録時の概略手順を説明する図である。 コンテンツ再生時の概略手順を説明する図である。 コンテンツ記録時の手順を詳細に示したフローチャートである。 コンテンツ再生時の手順を詳細に示したフローチャートである。 コンテンツ記録機における一覧表示画面の例である。 コンテンツ記録機におけるダウンロード案内画面の例である。 コンテンツ記録機におけるダウンロード完了通知画面の例である。 コンテンツ記録機におけるエラー画面の例である。 携帯電話機における一覧表示画面の例である。 携帯電話機における認証確認画面の例である。 携帯電話機における認証通知画面の例である。 携帯電話機におけるエラー画面の例である。 復号鍵の有効・無効を説明する図である。 本発明に係るコンテンツ流通システムの第2実施形態を示す図である。 第2実施形態におけるコンテンツ再生時の手順を詳細に示したフローチャートである。
符号の説明
10 携帯電話機(携帯端末)
15 通信部
16 メモリ
18 制御部
20 コンテンツ記録機
21 操作部
22 表示部
25 コンテンツ
26 通信部
27 メモリ
28 コネクタインターフェイス
29 制御部
30 コンテンツ再生機
32 信号処理部
38 コネクタインターフェイス
40 サーバ
42 通信部
47 制御部
45 記憶装置

Claims (12)

  1. コンテンツを供給するコンテンツ記録機と、このコンテンツ記録機からダウンロードしたコンテンツを格納する電話機能を備えた携帯端末と、この携帯端末に格納されているコンテンツを再生するコンテンツ再生機と、前記コンテンツ記録機および携帯端末と通信が可能なサーバとから構成され、
    前記コンテンツ記録機は、一覧表示されたコンテンツの中から希望のコンテンツを選択できるようになっていて、選択されたコンテンツの識別情報を前記携帯端末から取得した電話番号とともに前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、前記コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録するとともに、前記コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成し、作成した暗号鍵を前記コンテンツ記録機へ送信し、
    前記コンテンツ記録機は、前記サーバから受信した暗号鍵で前記選択されたコンテンツを暗号化して、この暗号化されたコンテンツを前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末は、前記コンテンツ再生機でコンテンツの再生を行う際に、前記サーバへ架電することにより認証要求を行い、
    前記サーバは、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行い、電話番号が一致する場合は、前記復号鍵を前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末は、暗号化されたコンテンツと、前記サーバから受信した復号鍵とを前記コンテンツ再生機へ送信し、
    前記コンテンツ再生機は、前記携帯端末から前記暗号化されたコンテンツと復号鍵とを受信し、前記暗号化されたコンテンツを前記復号鍵で復号してコンテンツの再生を行うことを特徴とするコンテンツ流通システム。
  2. コンテンツを供給するコンテンツ記録機と、このコンテンツ記録機からダウンロードしたコンテンツを格納する電話機能を備えた携帯端末と、前記コンテンツ記録機および携帯端末と通信が可能なサーバとから構成され、
    前記コンテンツ記録機は、一覧表示されたコンテンツの中から希望のコンテンツを選択できるようになっていて、選択されたコンテンツの識別情報を前記携帯端末から取得した電話番号とともに前記サーバへ送信し、
    前記サーバは、前記コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録するとともに、前記コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成し、作成した暗号鍵を前記コンテンツ記録機へ送信し、
    前記コンテンツ記録機は、前記サーバから受信した暗号鍵で前記選択されたコンテンツを暗号化して、この暗号化されたコンテンツを前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末は、コンテンツの再生時に前記サーバへ架電することにより認証要求を行い、
    前記サーバは、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行い、電話番号が一致する場合は、前記復号鍵を前記携帯端末へ送信し、
    前記携帯端末は、前記サーバから受信した復号鍵で前記暗号化されたコンテンツを復号してコンテンツの再生を行うことを特徴とするコンテンツ流通システム。
  3. 請求項1または請求項2に記載のコンテンツ流通システムにおいて、
    前記サーバは、前記復号鍵に有効期間を設定し、
    前記コンテンツ再生機または前記携帯端末は、受け取った復号鍵の有効期間を検査し、有効期間が経過していない場合は、前記暗号化されたコンテンツを当該復号鍵で復号してコンテンツの再生を行い、有効期間が経過している場合は、当該復号鍵によるコンテンツの復号を禁止することを特徴とするコンテンツ流通システム。
  4. 請求項3に記載のコンテンツ流通システムにおいて、
    前記サーバは、前記有効期間内において、前記携帯端末から複数回の認証要求を受け付け、各回の認証ごとに、利用可能期間が設定された復号鍵を前記携帯端末へ送信し、
    前記利用可能期間内に限り、前記コンテンツ再生機または前記携帯端末でのコンテンツ再生を許容することを特徴とするコンテンツ流通システム。
  5. 請求項4に記載のコンテンツ流通システムにおいて、
    前記サーバは、各回の認証ごとにコンテンツに対する課金処理を行うことを特徴とするコンテンツ流通システム。
  6. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコンテンツ流通システムに用いられる携帯端末であって、
    当該携帯端末の電話番号を前記コンテンツ記録機へ送信する送信手段と、
    前記コンテンツ記録機から受信した暗号化されたコンテンツを格納する記憶手段と、
    コンテンツの再生時に前記サーバへ認証要求を行うための架電手段と、
    前記サーバから復号鍵を受信する受信手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  7. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコンテンツ流通システムに用いられるコンテンツ記録機であって、
    前記携帯端末が接続される接続手段と、
    コンテンツのデータを格納する記憶手段と、
    コンテンツの一覧が表示される表示手段と、
    前記表示手段に表示されたコンテンツの中から希望のコンテンツを選択する選択手段と、
    前記選択手段で選択されたコンテンツの識別情報を、前記接続手段に接続された携帯端末から取得した電話番号とともに前記サーバへ送信する送信手段と、
    前記サーバから受信した暗号鍵で前記選択されたコンテンツを暗号化する暗号化手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ記録機。
  8. 請求項1に記載のコンテンツ流通システムに用いられるコンテンツ再生機であって、
    前記携帯端末から前記暗号化されたコンテンツと復号鍵とを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した暗号化されたコンテンツを前記復号鍵で復号する復号化手段と、
    前記復号化手段で復号されたコンテンツを再生する再生手段と、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ再生機。
  9. 請求項2に記載のコンテンツ流通システムに用いられる携帯端末であって、
    前記コンテンツ記録機から前記暗号化されたコンテンツと復号鍵とを受信する受信手段と、
    前記受信手段が受信した暗号化されたコンテンツを前記復号鍵で復号する復号化手段と、
    前記復号化手段で復号されたコンテンツを再生する再生手段と、
    を備えたことを特徴とする携帯端末。
  10. 請求項1ないし請求項5のいずれかに記載のコンテンツ流通システムに用いられるサーバであって、
    前記コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録する登録手段と、
    前記コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成する鍵作成手段と、
    前記鍵作成手段で作成された暗号鍵を前記コンテンツ記録機へ送信する暗号鍵送信手段と、
    認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行う認証手段と、
    前記認証手段により電話番号の一致が認証された場合に、前記復号鍵を前記携帯端末へ送信する復号鍵送信手段と、
    を備えたことを特徴とするサーバ。
  11. コンテンツを供給するコンテンツ記録機と、このコンテンツ記録機からダウンロードしたコンテンツを格納する電話機能を備えた携帯端末と、この携帯端末に格納されているコンテンツを再生するコンテンツ再生機と、前記コンテンツ記録機および携帯端末と通信が可能なサーバとを用いたコンテンツ流通方法であって、
    前記コンテンツ記録機において、一覧表示されたコンテンツの中から選択されたコンテンツの識別情報を前記携帯端末から取得した電話番号とともに前記サーバへ送信するステップと、
    前記サーバにおいて、前記コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録するとともに、前記コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成し、作成した暗号鍵を前記コンテンツ記録機へ送信するステップと、
    前記コンテンツ記録機において、前記サーバから受信した暗号鍵で前記選択されたコンテンツを暗号化して、この暗号化されたコンテンツを前記携帯端末へ送信するステップと、
    前記携帯端末において、前記コンテンツ再生機でコンテンツの再生を行う際に、前記サーバへ架電することにより認証要求を行うステップと、
    前記サーバにおいて、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行い、電話番号が一致する場合は、前記復号鍵を前記携帯端末へ送信するステップと、
    前記携帯端末において、暗号化されたコンテンツと、前記サーバから受信した復号鍵とを前記コンテンツ再生機へ送信するステップと、
    前記コンテンツ再生機において、前記携帯端末から前記暗号化されたコンテンツと復号鍵とを受信し、前記暗号化されたコンテンツを前記復号鍵で復号してコンテンツの再生を行うステップと、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ流通方法。
  12. コンテンツを供給するコンテンツ記録機と、このコンテンツ記録機からダウンロードしたコンテンツを格納する電話機能を備えた携帯端末と、前記コンテンツ記録機および携帯端末と通信が可能なサーバとを用いたコンテンツ流通方法であって、
    前記コンテンツ記録機において、一覧表示されたコンテンツの中から選択されたコンテンツの識別情報を前記携帯端末から取得した電話番号とともに前記サーバへ送信するステップと、
    前記サーバにおいて、前記コンテンツ記録機から受信したコンテンツ識別情報と電話番号とを関連付けて登録するとともに、前記コンテンツ識別情報に対応する暗号鍵および復号鍵を作成し、作成した暗号鍵を前記コンテンツ記録機へ送信するステップと、
    前記コンテンツ記録機において、前記サーバから受信した暗号鍵で前記選択されたコンテンツを暗号化して、この暗号化されたコンテンツを前記携帯端末へ送信するステップと、
    前記携帯端末において、コンテンツの再生時に前記サーバへ架電することにより認証要求を行うステップと、
    前記サーバにおいて、認証要求のあった携帯端末の電話番号が登録済の電話番号と一致するか否かの認証を行い、電話番号が一致する場合は、前記復号鍵を前記携帯端末へ送信するステップと、
    前記携帯端末において、前記サーバから受信した復号鍵で前記暗号化されたコンテンツを復号してコンテンツの再生を行うステップと、
    を備えたことを特徴とするコンテンツ流通方法。
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