JP2002073421A - ライセンス発行装置、コンテンツ再生装置、ライセンス発行方法、およびコンテンツ再生方法 - Google Patents

ライセンス発行装置、コンテンツ再生装置、ライセンス発行方法、およびコンテンツ再生方法

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JP2002073421A
JP2002073421A JP2000262912A JP2000262912A JP2002073421A JP 2002073421 A JP2002073421 A JP 2002073421A JP 2000262912 A JP2000262912 A JP 2000262912A JP 2000262912 A JP2000262912 A JP 2000262912A JP 2002073421 A JP2002073421 A JP 2002073421A
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Japan
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JP2000262912A
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English (en)
Inventor
Teruo Akashi
輝夫 明石
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 再生装置に限定されずにコンテンツを利用で
きるようにする。 【解決手段】 ライセンス発行装置200は、利用者が
希望するコンテンツのライセンス情報を、利用者が携帯
するメモリカード100の装置IDを用いて暗号化し
て、当該メモリカード100に書き込む。コンテンツ再
生装置300は、利用者が携帯するメモリカード100
に書き込まれたライセンス情報を、当該メモリカード1
00の装置IDを用いて復号する。そして、コンテンツ
再生装置300は、復号したライセンス情報において利
用を許可されているコンテンツに対応する暗号化コンテ
ンツを復号して再生する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ライセンス発行
装置、コンテンツ再生装置、ライセンス発行方法、およ
びコンテンツ再生方法に関する。さらに詳しくは、コン
テンツと当該コンテンツのライセンスとを分離して提供
するコンテンツ提供システムにおけるライセンス発行装
置、コンテンツ再生装置、ライセンス発行方法、および
コンテンツ再生方法に関する。
【0002】
【従来の技術】デジタル技術の発達により、ソフトウエ
アプログラムのみならず、絵画、音楽、映画などの著作
物もデジタルデータとして管理され、流通するようにな
っている。近年ではさらに、ネットワーク技術の著しい
進歩により、これらの著作物を、時間と場所を問わず、
ネットワークを介して利用者に配布することが可能な環
境が整いつつある。
【0003】デジタルデータとしてのこれらのコンテン
ツは、従来のアナログデータと異なり、複製を繰り返し
ても品質が劣化しない。したがって、コンテンツを販売
する側としては、流通しているコンテンツが著作権者の
許可なく複製されるような不正利用を防止することが不
可欠である。この点に関しては、暗号技術の発展がコン
テンツのセキュリティレベルの向上に寄与している。暗
号化技術としては、暗号化鍵と復号化鍵に同一の鍵を用
いる対称暗号の一種であるDESや、暗号化と復号化と
で鍵の異なる非対称暗号のRSA暗号などが知られてい
る。
【0004】コンテンツの不正利用を防ぐ技術の第1の
例として、販売しようとするコンテンツの全部または一
部をあらかじめ暗号化してそのままでは利用不可能な状
態に保護しておき、利用者が保護状態を解除するための
ライセンスを購入する、という販売方式がある。この方
式では、コンテンツを再生する装置に固有のIDを認識
し、配布するライセンスをこのIDを含めて暗号化して
おく。そして、再生時に、ライセンスを復号化して取り
出したIDと再生装置に固有のIDとを比較して一致し
た場合にのみ再生を行う。このように、コンテンツを再
生できる装置を限定し、不正に複製された装置上での利
用を防いでいる。
【0005】また、第2の例として、ネットワーク上に
管理センターを設け、コンテンツの再生時に、ネットワ
ークを介して管理センターに接続し、パスワード等によ
りあらかじめ登録された利用者の認証を行うという手法
がある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上述の第1の例におい
ては、コンテンツをライセンスとともに購入した後で
は、コンテンツを再生できる装置はライセンスを受けた
再生装置に限定される。このため、コンテンツが自由に
流通するようになっても、そのコンテンツを利用すると
きには再生装置の制約を受ける。すなわち、特定のコン
ピュータにライセンスされたプログラムは、そのコンピ
ュータにアクセスしなければ利用できない。家庭の据置
型プレーヤにライセンスされた音楽は、外出先の携帯端
末では利用できない。携帯型ビデオ再生装置にライセン
スされた映画は、家庭内の大画面ディスプレイを備える
装置では再生できない。このような種々の不具合が生じ
る。
【0007】また、上述の第2の例においては、ネット
ワークに接続でき、かつ管理センターと通信するための
手段が不可欠となる。したがって、このような機能を持
たない再生装置での利用は制限される。
【0008】
【課題を解決するための手段】この発明の1つの局面に
従うと、ライセンス発行装置は、携帯可能なライセンス
記憶装置に、コンテンツの利用を許可するライセンス情
報を書き込むものである。ライセンス記憶装置は、自己
を一意に識別することができる装置IDと相手装置の正
当性を認証する機能とを有する。ライセンス発行装置
は、認証手段と、ライセンス情報作成手段と、第1の暗
号化手段とを備える。認証手段は、利用者が携帯するラ
イセンス記憶装置の正当性を認証する。ライセンス情報
作成手段は、利用者が携帯するライセンス記憶装置が正
当なものであると認証手段によって認証されたとき、利
用者によって指定されたコンテンツの利用を許可するラ
イセンス情報を作成する。第1の暗号化手段は、ライセ
ンス情報作成手段によって作成されたライセンス情報を
利用者が携帯するライセンス記憶装置の装置IDを用い
て暗号化して、当該暗号化したライセンス情報を利用者
が携帯するライセンス記憶装置に書き込む。
【0009】上記ライセンス発行装置では、利用者が希
望するコンテンツのライセンス情報を、携帯可能な独立
したハードウエアであるライセンス記憶装置に書き込
む。したがって、利用者は、希望するコンテンツのライ
センス情報が書き込まれたライセンス記憶装置を携帯
し、ライセンス記憶装置に対応したさまざまな形態のコ
ンテンツ再生装置を利用してコンテンツの提供を受ける
ことができる。
【0010】また、ライセンス情報は、ライセンス記憶
装置の装置IDを用いて暗号化される。これにより、暗
号化ライセンス情報を不正にコピーしたライセンス記憶
装置を用いてコンテンツの提供を受けるような不正な利
用を防ぐことができる。
【0011】また、上記ライセンス発行装置は、コンテ
ンツのライセンス情報だけを利用者の携帯するライセン
ス記憶装置に書き込む。したがって、利用者が希望する
コンテンツが大容量のコンテンツであっても、ライセン
ス情報の発行にかかる時間を増大させることがなく、ま
た、利用者はライセンス記憶装置の記憶容量を気にする
必要もない。
【0012】また、ライセンス情報のデータ量はコンテ
ンツのデータ量に比べて小さいため、利用者は1つのラ
イセンス記憶装置でたくさんのコンテンツを利用するこ
とができる。
【0013】好ましくは、上記ライセンス情報は、利用
者によって指定されたコンテンツを識別するためのコン
テンツIDを含む。
【0014】好ましくは、上記ライセンス情報は、利用
者によって指定されたコンテンツを利用する際の制限事
項を示すコンテンツ利用条件を含む。
【0015】好ましくは、上記ライセンス情報は、利用
者によって指定されたコンテンツを復号するための復号
化鍵を含む。
【0016】好ましくは、上記認証手段は、第2の暗号
化手段を含む。第2の暗号化手段は、利用者が携帯する
ライセンス記憶装置が有する装置鍵を用いて、利用者が
携帯するライセンス記憶装置の装置IDを暗号化する。
そして、上記第1の暗号化手段は、第2の暗号化手段に
よって暗号化された装置IDを用いてライセンス情報を
暗号化して、当該暗号化したライセンス情報を利用者が
携帯するライセンス記憶装置に書き込む。
【0017】好ましくは、上記ライセンス発行装置は、
利用者が携帯するライセンス記憶装置にネットワークを
介して接続される。
【0018】上記ライセンス発行装置によれば、利用者
は、ライセンス発行装置と距離的に離れた所にいても、
ネットワークを介してライセンス発行装置にアクセス可
能な携帯端末などを用いて、ライセンス情報の発行を受
けることができる。
【0019】この発明のもう1つの局面に従うと、コン
テンツ再生装置は、暗号化されたコンテンツを復号して
再生するものである。また、コンテンツ再生装置は、携
帯可能なライセンス記憶装置の装置IDを用いて暗号化
されて当該ライセンス記憶装置に記憶されたライセンス
情報に基づいてコンテンツを復号して再生するものであ
る。ライセンス記憶装置は、自己を一意に識別すること
ができる装置IDと相手装置の正当性を認証する機能と
を有する。そして、コンテンツ再生装置は、認証手段
と、復号手段と、再生手段とを備える。認証手段は、利
用者が携帯するライセンス記憶装置の正当性を認証す
る。復号手段は、利用者が携帯するライセンス記憶装置
が正当なものであると認証手段によって認証されたと
き、利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶された
ライセンス情報を、当該ライセンス記憶装置の装置ID
を用いて復号する。再生手段は、復号手段によって得ら
れたライセンス情報において利用を許可されているコン
テンツに対応する暗号化されたコンテンツを復号して再
生する。
【0020】上記コンテンツ再生装置では、利用者が携
帯するライセンス記憶装置に書き込まれたライセンス情
報を用いて暗号化コンテンツを復号し再生する。したが
って、利用者は、希望するコンテンツのライセンス情報
が書き込まれたライセンス記憶装置を携帯し、ライセン
ス記憶装置に対応したさまざまな形態のコンテンツ再生
装置を利用してコンテンツの提供を受けることができ
る。
【0021】また、利用者が携帯するライセンス記憶装
置に書き込まれたライセンス情報は、当該ライセンス記
憶装置の装置IDを用いて復号される。これにより、暗
号化ライセンス情報を不正にコピーしたライセンス記憶
装置を用いてコンテンツの提供を受けるような不正な利
用を防ぐことができる。
【0022】好ましくは、上記利用者が携帯するライセ
ンス記憶装置に記憶されたライセンス情報は、当該ライ
センス情報において利用を許可されているコンテンツを
復号するための復号化鍵を含む。そして、上記再生手段
は、復号手段によって得られたライセンス情報に含まれ
る復号化鍵を用いて、当該ライセンス情報おいて利用を
許可されているコンテンツに対応する暗号化されたコン
テンツを復号する。
【0023】好ましくは、上記利用者が携帯するライセ
ンス記憶装置に記憶されたライセンス情報は、当該ライ
センス情報において利用を許可されているコンテンツを
識別するためのコンテンツIDを含む。そして、上記再
生手段は、復号手段によって得られたライセンス情報に
含まれるコンテンツIDを用いて、当該ライセンス情報
おいて利用を許可されているコンテンツに対応する暗号
化されたコンテンツを取得する。
【0024】好ましくは、上記コンテンツ再生装置はさ
らに、蓄積手段を備える。蓄積手段は、暗号化されたコ
ンテンツを蓄積する。そして、上記再生手段は、復号手
段によって得られたライセンス情報において利用を許可
されているコンテンツに対応する暗号化されたコンテン
ツを蓄積手段から取得する。
【0025】上記コンテンツ再生装置では、再生する可
能性のあるコンテンツをあらかじめすべて蓄積手段に蓄
積しておくことにより、取得するのに時間のかかる大容
量のコンテンツであっても即座に再生することができ
る。
【0026】好ましくは、上記再生手段は、復号手段に
よって得られたライセンス情報において利用を許可され
ているコンテンツに対応する暗号化されたコンテンツを
ネットワークを介して取得する。
【0027】上記コンテンツ再生装置では、コンテンツ
の再生時にその都度暗号化コンテンツをネットワークを
介して取得する。これにより、仮想的に容量が無限大の
コンテンツサーバを所有することと同様の効果が得られ
る。
【0028】好ましくは、上記利用者が携帯するライセ
ンス記憶装置に記憶されたライセンス情報は、当該ライ
センス情報において利用を許可されているコンテンツを
利用する際の制限事項を示すコンテンツ利用条件を含
む。そして、上記再生手段は、復号手段によって得られ
たライセンス情報に含まれるコンテンツ利用条件に従っ
て、当該ライセンス情報において利用を許可されている
コンテンツに対応する暗号化されたコンテンツを復号し
て再生する。
【0029】好ましくは、上記コンテンツ再生装置はさ
らに、コンテンツ利用条件更新手段と、更新後ライセン
ス情報生成手段と、暗号化手段と、書き換え手段とを備
える。コンテンツ利用条件更新手段は、復号手段によっ
て得られたライセンス情報に含まれるコンテンツ利用条
件を、再生手段によるコンテンツの再生に応じて更新す
る。更新後ライセンス情報生成手段は、復号手段によっ
て得られたライセンス情報に含まれるコンテンツ利用条
件に代えてコンテンツ利用条件更新手段によって更新さ
れたコンテンツ利用条件を含んだ更新後ライセンス情報
を生成する。暗号化手段は、更新後ライセンス情報生成
手段によって生成された更新後ライセンス情報を利用者
が携帯するライセンス記憶装置の装置IDを用いて暗号
化する。書き換え手段は、利用者が携帯するライセンス
記憶装置に記憶されたライセンス情報を、暗号化手段に
よって暗号化された更新後ライセンス情報に書き換え
る。
【0030】上記コンテンツ再生装置では、コンテンツ
の再生に応じてコンテンツ利用条件が変化する場合で
も、コンテンツ利用条件を更新することができ、正しい
コンテンツ利用条件を保持することができる。
【0031】この発明のさらにもう1つの局面に従う
と、コンテンツ再生装置は、暗号化されたコンテンツを
復号して再生するものである。また、コンテンツ再生装
置は、携帯可能なライセンス記憶装置の装置鍵を用いて
暗号化された当該ライセンス記憶装置の装置ID、を用
いて暗号化されて当該ライセンス記憶装置に記憶された
ライセンス情報に基づいてコンテンツを復号して再生す
るものである。ライセンス記憶装置は、自己を一意に識
別することができる装置IDと相手装置の正当性を認証
する機能とを有する。そして、コンテンツ再生装置は、
認証手段と、復号手段と、再生手段とを備える。認証手
段は、利用者が携帯するライセンス記憶装置の正当性を
認証し、当該ライセンス記憶装置が正当であると認証さ
れたとき、当該ライセンス記憶装置の装置鍵を用いて当
該ライセンス記憶装置の装置IDを暗号化して暗号化装
置IDを生成する。復号手段は、利用者が携帯するライ
センス記憶装置に記憶されたライセンス情報を、認証手
段によって生成された暗号化装置IDを用いて復号す
る。再生手段は、復号手段によって得られたライセンス
情報において利用を許可されているコンテンツに対応す
る暗号化されたコンテンツを復号して再生する。
【0032】この発明のさらにもう1つの局面に従う
と、ライセンス発行方法は、携帯可能なライセンス記憶
装置に、コンテンツの利用を許可するライセンス情報を
書き込むものである。ライセンス記憶装置は、自己を一
意に識別することができる装置IDと相手装置の正当性
を認証する機能とを有する。そして、ライセンス発行方
法は、認証ステップと、書き込みステップとを備える。
認証ステップでは、利用者が携帯するライセンス記憶装
置の正当性を認証する。書き込みステップでは、利用者
が携帯するライセンス記憶装置が正当なものであると認
証ステップによって認証されたとき、利用者によって指
定されたコンテンツの利用を許可するライセンス情報を
利用者が携帯するライセンス記憶装置の装置IDを用い
て暗号化して、当該暗号化したライセンス情報を利用者
が携帯するライセンス記憶装置に書き込む。
【0033】上記ライセンス発行方法では、利用者が希
望するコンテンツのライセンス情報を、携帯可能な独立
したハードウエアであるライセンス記憶装置に書き込
む。したがって、利用者は、希望するコンテンツのライ
センス情報が書き込まれたライセンス記憶装置を携帯
し、さまざまな形態のコンテンツ再生装置を利用してコ
ンテンツの提供を受けることができる。
【0034】また、ライセンス情報は、ライセンス記憶
装置の装置IDを用いて暗号化される。これにより、暗
号化ライセンス情報を不正にコピーしたライセンス記憶
装置を用いてコンテンツの提供を受けるような不正な利
用を防ぐことができる。
【0035】また、上記ライセンス発行方法では、コン
テンツのライセンス情報だけを利用者の携帯するライセ
ンス記憶装置に書き込む。したがって、利用者が希望す
るコンテンツが大容量のコンテンツであっても、ライセ
ンス情報の発行にかかる時間を増大させることがなく、
また、利用者はライセンス記憶装置の記憶容量を気にす
る必要もない。
【0036】また、ライセンス情報のデータ量はコンテ
ンツのデータ量に比べて小さいため、利用者は1つのラ
イセンス記憶装置でたくさんのコンテンツを利用するこ
とができる。
【0037】この発明のさらにもう1つの局面に従う
と、コンテンツ再生方法は、暗号化されたコンテンツを
復号して再生するものである。また、コンテンツ再生方
法は、携帯可能なライセンス記憶装置の装置IDを用い
て暗号化されて当該ライセンス記憶装置に記憶されたラ
イセンス情報に基づいてコンテンツを復号して再生する
ものである。ライセンス記憶装置は、自己を一意に識別
することができる装置IDと相手装置の正当性を認証す
る機能とを有する。そして、コンテンツ再生方法は、認
証ステップと、復号ステップと、再生ステップとを備え
る。認証ステップでは、利用者が携帯するライセンス記
憶装置の正当性を認証する。復号ステップでは、認証ス
テップにおいて利用者が携帯するライセンス記憶装置が
正当なものであると認証されたとき、当該利用者が携帯
するライセンス記憶装置に記憶されたライセンス情報
を、当該ライセンス記憶装置の装置IDを用いて復号す
る。再生ステップでは、復号ステップによって得られた
ライセンス情報において利用を許可されているコンテン
ツに対応する暗号化されたコンテンツを復号して再生す
る。
【0038】上記コンテンツ再生方法では、利用者が携
帯するライセンス記憶装置に書き込まれたライセンス情
報を用いて暗号化コンテンツを復号し再生する。したが
って、利用者は、希望するコンテンツのライセンス情報
が書き込まれたライセンス記憶装置を携帯し、さなざま
な形態のコンテンツの提供を受けることができる。
【0039】また、利用者が携帯するライセンス記憶装
置に書き込まれたライセンス情報は、当該ライセンス記
憶装置の装置IDを用いて復号される。これにより、暗
号化ライセンス情報を不正にコピーしたライセンス記憶
装置を用いてコンテンツの提供を受けるような不正な利
用を防ぐことができる。
【0040】好ましくは、上記再生ステップでは、復号
ステップによって得られたライセンス情報において利用
を許可されているコンテンツに対応する暗号化されたコ
ンテンツをネットワークを介して取得する。
【0041】上記コンテンツ再生方法では、コンテンツ
の再生時にその都度暗号化コンテンツをネットワークを
介して取得する。これにより、仮想的に容量が無限大の
コンテンツサーバを所有することと同様の効果が得られ
る。
【0042】好ましくは、上記利用者が携帯するライセ
ンス記憶装置に記憶されたライセンス情報は、当該ライ
センス情報において利用を許可されているコンテンツを
利用する際の制限事項を示すコンテンツ利用条件を含む
ものである。そして、上記再生ステップでは、復号ステ
ップによって得られたライセンス情報に含まれるコンテ
ンツ利用条件に従って、当該ライセンス情報において利
用を許可されているコンテンツに対応する暗号化された
コンテンツを復号して再生する。
【0043】好ましくは、上記コンテンツ再生方法はさ
らに、更新ステップと、暗号化ステップと、書き換えス
テップとを備える。更新ステップでは、復号ステップに
よって得られたライセンス情報に含まれるコンテンツ利
用条件を、再生ステップにおけるコンテンツの再生に応
じて更新する。暗号化ステップでは、復号ステップによ
って得られたライセンス情報に含まれるコンテンツ利用
条件に代えて更新ステップによって更新されたコンテン
ツ利用条件を含んだ更新後ライセンス情報を、利用者が
携帯するライセンス記憶装置の装置IDを用いて暗号化
する。書き換えステップでは、利用者が携帯するライセ
ンス記憶装置に記憶されたライセンス情報を、暗号化ス
テップによって暗号化された更新後ライセンス情報に書
き換える。
【0044】上記コンテンツ再生方法では、コンテンツ
の再生に応じてコンテンツ利用条件が変化する場合で
も、コンテンツ利用条件を更新することができ、正しい
コンテンツ利用条件を保持することができる。
【0045】
【発明の実施の形態】以下、この発明の実施の形態を図
面を参照して詳しく説明する。なお、図中同一または相
当部分には同一符号を付し、その説明は繰り返さない。
また、この発明では暗号アルゴリズムに制限を設けてい
ないが、以下の実施の形態における説明では、特に断り
のない限り暗号アルゴリズムとして暗号鍵と復号鍵に同
一の鍵を用いる共通鍵暗号方式を想定している。
【0046】(第1の実施形態)図1は、この発明の第
1の実施形態によるコンテンツ提供システムの構成を示
す図である。図1を参照して、このコンテンツ提供シス
テムでは、ソフトウエア、音楽、映像などの電子的な著
作物であるデジタルコンテンツ(以下、コンテンツとい
う。)と、当該コンテンツの利用を許可するライセンス
情報とが分離して配布される。コンテンツは、そのまま
では利用ができないように暗号化して暗号化コンテンツ
として配布される。また、暗号化コンテンツは、ネット
ワーク、放送、パッケージなどさまざまな形態で配布さ
れる。
【0047】コンテンツの提供を希望する利用者は、メ
モリカード100をライセンス発行装置200に挿入す
る。ライセンス発行装置200は、利用者が希望するコ
ンテンツの利用を許可するライセンス情報を、利用者が
携帯するメモリカード100の装置IDを用いて暗号化
して、当該メモリカード100に書き込む。すなわち、
メモリカード100には暗号化ライセンス情報だけが書
き込まれる。そして利用者は、暗号化ライセンス情報が
書き込まれたメモリカード100をコンテンツ再生装置
300に挿入する。コンテンツ再生装置300は、利用
者が携帯するメモリカード100に書き込まれたライセ
ンス情報を、当該メモリカード100の装置IDを用い
て復号する。そして、コンテンツ再生装置300は、復
号したライセンス情報において利用を許可されているコ
ンテンツに対応する暗号化コンテンツを復号して再生す
る。このようにして、コンテンツと、当該コンテンツの
利用を許可するライセンス情報とが提供される。
【0048】以下、図1に示したメモリカード100、
ライセンス発行装置200、およびコンテンツ再生装置
300の具体的な構成、ライセンス発行装置200によ
るライセンス情報の発行の手順、ならびにコンテンツ再
生装置300によるコンテンツの再生の手順について詳
しく説明する。
【0049】図2は、図1に示したメモリカード100
およびライセンス発行装置200の具体的な構成を示す
ブロック図である。以下、図2を参照しつつ説明する。
【0050】<メモリカード100の構成>メモリカー
ド100は、携帯可能な独立したハードウエアであり、
自己を一意に識別可能な装置IDを有する。そして、メ
モリカード100は、装置ID読み出し手段110と、
相手装置認証手段120と、ライセンス記憶手段130
とを備える。
【0051】装置ID読み出し手段110は、メモリカ
ード100が有する装置IDを読み出して出力する。
【0052】相手装置認証手段120は、ライセンス情
報を送受信する相手装置が正当な装置かどうかを認証す
る。相手装置は、ライセンス発行装置200からライセ
ンス情報の提供を受ける場合にはライセンス発行装置2
00であり、コンテンツ再生装置300によってコンテ
ンツの提供を受ける場合にはコンテンツ再生装置300
である。相手装置認証手段120は、例えば、使用不可
能なライセンス情報を発行してライセンス料のみを得る
というような不正なライセンス発行装置を排除するため
に必要である。
【0053】ライセンス記憶手段130は、ライセンス
発行装置200からの暗号化されたライセンス情報を記
憶する。ライセンス記憶手段130としては、例えば、
フラッシュメモリなどが挙げられる。
【0054】<ライセンス発行装置200の構成>ライ
センス発行装置200は、メモリカード認証手段210
と、コンテンツID入力手段220と、コンテンツ利用
条件入力手段230と、コンテンツ復号化鍵取得手段2
40と、連結手段250と、暗号化手段260とを備え
る。
【0055】メモリカード認証手段210は、メモリカ
ード100が正当なものであるかどうかを認証する。メ
モリカード認証手段210は、認証に先立ってメモリカ
ード100から装置IDを取得する。そしてメモリカー
ド100との間で相互に認証を行った後、装置IDを暗
号化して暗号化装置IDを出力する。これは、コンテン
ツを再生する際にコンテンツ再生装置300で同一の鍵
を得るためである。
【0056】コンテンツID入力手段220は、利用者
が指定したコンテンツに対するコンテンツIDを出力す
る。コンテンツIDとは、各コンテンツを識別するため
の記号である。コンテンツID入力手段220として
は、例えば、キーボードやタッチパネルなどの入力装置
によって利用者に直接に所望のコンテンツに対応したコ
ンテンツIDの入力を促し、入力されたコンテンツID
をそのまま出力するものが挙げられる。また、別の例と
しては、ライセンス情報の発行が可能なコンテンツタイ
トルの一覧をディスプレイなどに表示して利用者に選択
を促し、選択されたコンテンツタイトルに対するコンテ
ンツIDを、図3に示すようなコンテンツタイトル31
とコンテンツID32とが対応づけられたデータベース
から取得するというものが挙げられる。なお、図3に示
すデータベースでは、コンテンツタイトル31、コンテ
ンツID32、およびコンテンツ復号化鍵33が対応づ
けられている。そして、コンテンツ復号化鍵33の情報
は、外部から読み出すことができないように保護されて
いる。
【0057】コンテンツ利用条件入力手段230は、コ
ンテンツ利用条件を出力する。コンテンツ利用条件と
は、コンテンツを利用する際の制限事項を示す情報であ
る。コンテンツ利用条件としては、例えば、コンテンツ
がソフトウエアプログラムである場合に、「扱うデータ
量は100Kバイトまでとする」というような制限事項
を示す情報が挙げられる。また、別の例としては、コン
テンツが音楽データの場合に、「再生することができる
期間」を示す情報が挙げられる。コンテンツ利用条件は
コンテンツの特性に応じてさまざまなものが考えられる
ため、コンテンツまたはコンテンツのカテゴリに対応し
た利用条件データベースを設けてもよい。この場合に
も、上述したコンテンツID入力手段220におけるの
と同様に、利用者に利用条件の一覧を提示して利用者に
選択を促すなどの方法がある。
【0058】コンテンツ復号化鍵取得手段240は、コ
ンテンツID入力手段220からのコンテンツIDを受
け、当該コンテンツIDに対応するコンテンツを暗号化
された状態から復号するための鍵を取得する。例えば、
図3に示したデータベースを参照して取得することがで
きる。
【0059】連結手段250は、コンテンツID入力手
段220からのコンテンツID、コンテンツ利用条件入
力手段230からのコンテンツ利用条件、およびコンテ
ンツ復号化鍵取得手段240からのコンテンツ復号化鍵
を連結してライセンス情報を生成する。
【0060】暗号化手段260は、連結手段250によ
って生成されたライセンス情報をメモリカード認証手段
210からの暗号化装置IDで暗号化して暗号化ライセ
ンス情報を生成する。そして、暗号化手段260は、暗
号化ライセンス情報をメモリカード100のライセンス
記憶手段130へ書き込む。
【0061】<ライセンス情報の発行の手順>図4は、
図2に示したライセンス発行装置200によるライセン
ス情報の発行の手順を示すフローチャートである。以
下、図4および図2を参照しつつライセンス情報の発行
の手順について説明する。
【0062】まず、ステップST401において、利用
者は、メモリカード100をライセンス発行装置200
の所定の挿入口に差し込む。これにより、メモリカード
100に設けられたピンとライセンス発行装置200の
ソケットとの間が電気的に接続される。この結果、メモ
リカード100とライセンス発行装置200との間で、
お互いにデータを送受信するための通信手段が確保され
る。
【0063】次いで、ステップST402において、メ
モリカード100とライセンス発行装置200との間
で、お互いが正当な装置であることの認証が行われる。
この相互認証の手順については後述する。相互認証中に
エラーが発生した場合には処理が中断されて利用者にそ
の旨が知らされる。相互認証を行った後、メモリカード
認証手段210は、メモリカード100の装置IDを暗
号化して暗号化装置IDを生成する。
【0064】次いで、ステップST403において、利
用者は、コンテンツID入力手段220を利用して、希
望するコンテンツに対応するコンテンツIDを入力す
る。これにより、利用者が希望するコンテンツに対応す
るコンテンツIDが得られる。
【0065】次いで、ステップST404において、利
用者は、コンテンツ利用条件入力手段230を利用し
て、コンテンツ利用条件を入力する。これにより、利用
者が希望するコンテンツに対するコンテンツ利用条件が
得られる。
【0066】次いで、ステップST405において、利
用者は、希望するコンテンツおよびその利用条件に対応
した料金を支払う。料金の支払い手段/方法としては、
種々の公知の手段/方法を利用することができる。
【0067】次いで、ステップST406において、コ
ンテンツ復号化鍵取得手段240は、ステップST40
3において得られたコンテンツIDに対応するコンテン
ツを暗号化された状態から復号するための鍵を取得す
る。ここでは、図3に示したデータベースを参照して取
得する。
【0068】次いで、ステップST407において、連
結手段250は、ステップST403において得られた
コンテンツID、ステップST404において得られた
コンテンツ利用条件、およびステップST406におい
て得られたコンテンツ復号化鍵を連結してライセンス情
報を生成する。
【0069】次いで、ステップST408において、暗
号化手段260は、ステップST407において得られ
たライセンス情報をステップST402において得られ
た暗号化装置IDで暗号化して暗号化ライセンス情報を
生成する。
【0070】次いで、ステップST409において、暗
号化手段260は、ステップST408において得られ
た暗号化ライセンス情報をメモリカード100のライセ
ンス記憶手段130へ書き込む。通常、メモリカード1
00のライセンス記憶手段130には、複数のコンテン
ツの暗号化ライセンス情報が記憶される。そこで、ライ
センス記憶手段130に暗号化ライセンス情報を書き込
む際には、図5に示すように、暗号化ライセンス情報5
3に対応づけてコンテンツタイトル51、コンテンツ付
属情報52なども書き込んでおく。これにより、後で利
用者が、複数の暗号化ライセンス情報から希望のコンテ
ンツを指示することが容易となる。
【0071】このようにして、利用者の希望するコンテ
ンツのライセンス情報が、利用者の携帯するメモリカー
ド100のライセンス記憶手段130に書き込まれる。
【0072】以上のように、第1の実施形態におけるラ
イセンス発行装置200は、メモリカード認証手段21
0と、暗号化手段260とを設けたため、コンテンツと
分離したライセンス情報を、正当と認識されたメモリカ
ード100へ記憶させることができる。
【0073】また、利用者が希望するコンテンツ自体は
書き込まずにそのコンテンツのライセンス情報だけを、
利用者の携帯するメモリカード100に書き込む。した
がって、利用者が希望するコンテンツが大容量のコンテ
ンツであっても、ライセンス情報の発行にかかる時間を
増大させることがなく、また、メモリカード100のラ
イセンス記憶手段130の記憶容量を気にする必要もな
い。
【0074】また、ライセンス情報のデータ量はコンテ
ンツのデータ量に比べて小さいため、利用者は1つのメ
モリカード100でたくさんのコンテンツを利用するこ
とができる。
【0075】なお、ここでは、連結手段250によって
生成されるライセンス情報にはコンテンツ利用条件が含
まれているが、コンテンツ利用条件を用いずにコンテン
ツIDとコンテンツ復号化鍵とを連結してライセンス情
報を生成してもよい。この場合は、コンテンツ利用条件
入力手段230を設ける必要はない。
【0076】また、コンテンツ復号化鍵を用いずにコン
テンツIDとコンテンツ利用条件とを連結してライセン
ス情報を生成してもよい。この場合、ライセンス発行装
置200にコンテンツ復号化鍵取得手段240を設ける
必要はなくなるが、その代わりに、コンテンツ再生装置
300にコンテンツ復号化鍵取得手段を設ける必要があ
る。
【0077】<相互認証の手順>次に、図4に示したス
テップST402における相互認証の手順について、図
6および図2を参照しつつ説明する。なお、図6中、ス
テップST601−ST606はメモリカード100の
相手装置認証手段120における処理、ステップST6
11−ST616はライセンス発行装置200のメモリ
カード認証手段210における処理を示す。
【0078】認証に先立って、ライセンス発行装置20
0のメモリカード認証手段210は、メモリカード10
0から装置ID(id)を取得する。このように、メモ
リカード100およびライセンス発行装置200は、あ
らかじめメモリカード100の装置ID(id)を共有
しておく。さらに、メモリカード100は装置鍵Kd1
を、ライセンス発行装置200は装置鍵Kd2を持つ。
装置鍵Kd1,Kd2は、それぞれの装置自身で保持
し、外部から読み出しできないようにしておく。望まし
くは、解析できないような耐タンパー装置で防御されて
いる。メモリカード100およびライセンス発行装置2
00がお互いに正当な装置であれば、装置鍵Kd1と装
置鍵Kd2は同一であるものとする。
【0079】まず、ステップST601において、メモ
リカード100の相手装置認証手段120は、暗号化装
置ID(Ei1)を生成する。暗号化装置ID(Ei
1)は、メモリカード100の装置ID(id)を装置
鍵Kd1を用いて暗号化することによって生成される。
これを図6では、Ei1=F(Kd1,id)と表して
いる。
【0080】一方、ステップST611において、ライ
センス発行装置200のメモリカード認証手段210
は、暗号化装置ID(Ei2)を生成する。暗号化装置
ID(Ei2)は、メモリカード100の装置ID(i
d)を装置鍵Kd2を用いて暗号化することによって生
成される。これを図6では、Ei2=F(Kd2,i
d)と表している。
【0081】そして以下の処理によって、お互いが有す
る暗号化装置ID(Ei1,Ei2)が同一であること
を、暗号化装置ID(Ei1,Ei2)を装置外部の通
信手段を用いてやりとりすることなく確認することによ
って、お互いの装置の正当性を認証する。
【0082】ステップST602において、メモリカー
ド100の相手装置認証手段120は、乱数R1を生成
し、ライセンス発行装置200のメモリカード認証手段
210へ送信する。
【0083】そして、ステップST603において、メ
モリカード100の相手装置認証手段120は、乱数R
1を暗号化装置ID(Ei1)を用いて暗号化して暗号
化乱数E1r1を生成する。これを図6では、E1r1
=E(Ei1,R1)と表している。
【0084】一方、ステップST612において、ライ
センス発行装置200のメモリカード認証手段210
は、受信した乱数R1を暗号化装置ID(Ei2)を用
いて暗号化して暗号化乱数E2r1を生成する。これを
図6では、E2r1=E(Ei2,R1)と表してい
る。そして、ライセンス発行装置200のメモリカード
認証手段210は、暗号化乱数E2r1をメモリカード
100の相手装置認証手段120へ送信する。
【0085】次いで、ステップST604において、メ
モリカード100の相手装置認証手段120は、ステッ
プST603において生成した暗号化乱数E1r1と、
ステップST612において受信した暗号化乱数E2r
1とを比較する。比較の結果、両者が一致しないとき
は、ステップST606に進み、相手装置認証手段12
0は、ライセンス発行装置200が正当なものではない
とみなし(エラー発生)、利用者にその旨を知らせる。
そして処理を終了する。一方、両者が一致するときは、
相手装置認証手段120は、ライセンス発行装置200
が正当なものであるとみなし、ステップST605に進
む。
【0086】ステップST613において、ライセンス
発行装置200のメモリカード認証手段210は、乱数
R2を生成し、メモリカード100の相手装置認証手段
120へ送信する。
【0087】そして、ステップST614において、ラ
イセンス発行装置200のメモリカード認証手段210
は、乱数R2を暗号化装置ID(Ei2)を用いて暗号
化して暗号化乱数E2r2を生成する。これを図6で
は、E2r2=E(Ei2,R2)と表している。
【0088】一方、ステップST605において、メモ
リカード100の相手装置認証手段120は、受信した
乱数R2を暗号化装置ID(Ei1)を用いて暗号化し
て暗号化乱数E1r2を生成する。これを図6では、E
1r2=E(Ei1,R2)と表している。そして、メ
モリカード100の相手装置認証手段120は、暗号化
乱数E1r2をライセンス発行装置200のメモリカー
ド認証手段210へ送信する。
【0089】次いで、ステップST615において、ラ
イセンス発行装置200のメモリカード認証手段210
は、ステップST614において生成した暗号化乱数E
2r2と、ステップST605において受信した暗号化
乱数E1r2とを比較する。比較の結果、両者が一致し
ないときは、ステップST616に進み、ライセンス発
行装置200のメモリカード認証手段210は、メモリ
カード100が正当なものではないとみなし(エラー発
生)、利用者にその旨を知らせる。そして処理を終了す
る。一方、両者が一致するときは、ライセンス発行装置
200のメモリカード認証手段210は、メモリカード
100が正当なものであるとみなす。
【0090】以上のようにして、メモリカード100と
ライセンス発行装置200との間で、お互いが正当な装
置であることの認証(相互認証)が行われる。
【0091】そして、相互認証の手続きが終了した後、
メモリカード認証手段210は、暗号化装置ID(Ei
2)を暗号化手段260へ出力する。
【0092】なお、ここでは装置鍵Kd1,Kd2を用
いているが、これらを用いず、装置IDに特定の変換F
を施してEi1,Ei2を得ることもできる。この場合
は、変換Fを非公開にして、変換方法が共通である装置
を正当な装置を認証することとなる。
【0093】<コンテンツ再生装置300の構成>図7
は、図1に示したメモリカード100およびコンテンツ
再生装置300の具体的な構成を示すブロック図であ
る。以下、図7を参照してコンテンツ再生装置300の
具体的な構成について説明する。
【0094】コンテンツ再生装置300は、メモリカー
ド認証手段210と、コンテンツID入力手段220
と、復号手段310と、分離手段320と、比較手段3
30と、再生手段340と、暗号化コンテンツデータベ
ース350とを備える。
【0095】復号手段310は、メモリカード100の
ライセンス記憶手段130に記憶された暗号化ライセン
ス情報を読み出し、読み出した暗号化ライセンス情報を
メモリカード認証手段210からの暗号化装置IDを用
いて復号してライセンス情報を得る。
【0096】分離手段320は、復号手段310によっ
て得られたライセンス情報から、コンテンツID、コン
テンツ利用条件、およびコンテンツ復号化鍵を得る。
【0097】比較手段330は、分離手段によって得ら
れたコンテンツIDとコンテンツID入力手段220に
よって得られたコンテンツIDとを比較し、両者が一致
するときは、再生指示信号を再生手段340に出力す
る。
【0098】暗号化コンテンツデータベース350に
は、コンテンツをそのままでは利用ができないように暗
号化した暗号化コンテンツが格納されている。
【0099】再生手段340は、比較手段330からの
再生指示信号に応答して、分離手段320によって得ら
れたコンテンツIDに対応する暗号化コンテンツを暗号
化コンテンツデータベース350から取得する。そして
再生手段340は、取得した暗号化コンテンツを分離手
段320によって得られたコンテンツ復号化鍵を用いて
復号し、分離手段320によって得られたコンテンツ利
用条件に従って再生する。
【0100】<コンテンツの再生の手順>図8は、図7
に示したコンテンツ再生装置300によるコンテンツの
再生の手順を示すフローチャートである。以下、図8お
よび図7を参照しつつコンテンツの再生の手順について
説明する。
【0101】まず、ステップST801において、利用
者は、再生を希望するコンテンツに対する暗号化ライセ
ンス情報が記憶されたメモリカード100をコンテンツ
再生装置300の所定の挿入口に差し込む。これによ
り、メモリカード100に設けられたピンとコンテンツ
再生装置300のソケットとの間が電気的に接続され
る。この結果、メモリカード100とコンテンツ再生装
置300との間で、お互いにデータを送受信するための
通信手段が確保される。
【0102】次いで、ステップST802において、メ
モリカード100とコンテンツ再生装置300との間
で、お互いが正当な装置であることの認証が行われる。
この相互認証は、図6に示したのと同様の手順で行われ
る。相互認証を行った後、コンテンツ再生装置300の
メモリカード認証手段210は、メモリカード100の
装置IDを暗号化して暗号化装置IDを生成する。
【0103】次いで、ステップST803において、利
用者は、コンテンツID入力手段220を利用して、再
生を希望するコンテンツに対するコンテンツIDを入力
する。通常、メモリカード100のライセンス記憶手段
130には、複数の暗号化ライセンス情報が記憶されて
いる。しかし、図5に示したように、メモリカード10
0のライセンス記憶手段130には、暗号化ライセンス
情報53に対応づけてコンテンツタイトル51、コンテ
ンツ付属情報52なども記憶されている。したがって、
メモリカード100のライセンス記憶手段130に記憶
されているコンテンツタイトル/コンテンツ付属情報の
一覧を利用者に提示して、希望するコンテンツタイトル
を選択させた後、図3に示したのと同様のデータベース
を用いてコンテンツIDを得ることができる。
【0104】次いで、ステップST804において、復
号手段310は、メモリカード100のライセンス記憶
手段130から、利用者が再生を希望するコンテンツに
対する暗号化ライセンス情報を読み出す。ここでは、ス
テップST803において利用者が選択したコンテンツ
タイトルを用いることによって、復号すべき暗号化ライ
センス情報を容易に特定することができる。そして、復
号手段310は、読み出した暗号化ライセンス情報を、
ステップST802においてメモリカード認証手段21
0によって生成された暗号化装置IDを用いて復号し、
ライセンス情報を得る。
【0105】次いで、ステップST805において、分
離手段330は、復号手段310によって得られたライ
センス情報を、コンテンツID、コンテンツ復号化鍵、
およびコンテンツ利用条件に分離する。
【0106】次いで、ステップST806において、比
較手段330は、ステップST803においてコンテン
ツID入力手段220によって得られたコンテンツID
と、ステップST805において分離手段320によっ
て得られたコンテンツIDとを比較する。比較の結果、
両者が同一であれば、このライセンス情報は正当なライ
センス発行装置によって発行されたものであるとみな
し、比較手段330は、再生指示信号を再生手段340
に出力する。
【0107】次いで、ステップST807において、再
生手段340は、比較手段330からの再生指示信号に
応答して、分離手段320によって得られたコンテンツ
IDに対応する暗号化コンテンツを暗号化コンテンツデ
ータベース350から取得する。そして再生手段340
は、取得した暗号化コンテンツを分離手段320によっ
て得られたコンテンツ復号化鍵を用いて復号し、分離手
段320によって得られたコンテンツ利用条件に従って
再生する。例えば、コンテンツ利用条件として利用可能
な期限が付加されたものであれば、現在の日付と利用可
能な期限とを比較することにより、再生を行うかどうか
を再生前に判断する。
【0108】このようにして、利用者が希望するコンテ
ンツの再生が行われる。
【0109】以上のように、第1の実施形態におけるコ
ンテンツ再生装置300は、メモリカード認証手段21
0と、復号手段310と、再生手段340とを設けたた
め、コンテンツと分離したライセンス情報を、正当と認
識されたメモリカード100から読み込んで、対応する
コンテンツを再生することができる。
【0110】なお、ここでは、暗号化コンテンツデータ
ベース350をコンテンツ再生装置300内に設けた
が、これを外部、例えば、通信回線を介して遠隔地に設
けてもよい。この場合、コンテンツ再生装置300は、
コンテンツIDのような情報でコンテンツを特定して、
外部にある暗号化コンテンツデータベースより暗号化コ
ンテンツを受信し、再生する。このように暗号化コンテ
ンツデータベースを外部に設けることは、コンテンツ再
生装置が大きな記憶容量を確保できない携帯端末である
場合に有利である。
【0111】また、メモリカード100のライセンス記
憶手段130に記憶されたライセンス情報にコンテンツ
利用条件が含まれていない場合には、分離手段320で
はコンテンツ利用条件は得られない。したがって、コン
テンツ再生手段340は利用条件を考慮する必要はな
い。
【0112】また、メモリカード100のライセンス記
憶手段130に記憶されたライセンス情報にコンテンツ
復号化鍵が含まれていない場合には、図5に示したよう
なコンテンツIDとコンテンツ復号化鍵とを対応づけた
データベースを設けておき、このデータベースを用い
て、分離手段320によって得られたコンテンツIDよ
りコンテンツ復号化鍵を得ることができる。
【0113】また、メモリカード100のライセンス記
憶手段130から読み込んだ暗号化ライセンス情報が十
分信頼できるものである場合には、コンテンツID入力
手段220および比較手段330を取り除いた構成とす
ることも可能である。
【0114】また、図2に示したライセンス発行装置2
00の暗号化手段260および図7に示したコンテンツ
再生装置300の復号化手段310では、暗号/復号の
鍵としてメモリカード認証手段210からの暗号化装置
IDを用いているが、これに代えて、外部から読み出し
不可能な非公開の鍵をライセンス発行装置200および
コンテンツ再生装置300にあらかじめ記憶させてお
き、これを暗号/復号の鍵としてもよい。さらにこの場
合、暗号化/復号化の暗号アルゴリズムとして、例えば
RSAのような非対称暗号を用い、それぞれの装置で対
応する鍵を記憶しておくこともできる。
【0115】<効果>以上のように、この発明の第1の
実施形態によるコンテンツ提供システムでは、ライセン
ス発行装置200は、コンテンツのライセンス情報を、
携帯可能な独立したハードウエアであるメモリカード1
00に書き込む。そして、コンテンツ再生装置300
は、メモリカード100に記憶されたライセンス情報に
従ってコンテンツを再生する。したがって、利用者は、
希望するコンテンツのライセンス情報が書き込まれたメ
モリカード100を携帯し、ライセンス発行装置200
に対応したさまざまな形態のコンテンツ再生装置300
を利用してコンテンツの提供を受けることができる。す
なわち、利用者は、コンテンツ再生装置300の形態に
制限されることなく、購入したコンテンツを利用するこ
とができる。
【0116】また、ライセンス情報は、暗号化装置ID
を用いて暗号化/復号化される。すなわち、ライセンス
情報は、個々のメモリカード100を一意に識別可能な
装置IDを用いて暗号化/復号化される。これにより、
暗号化ライセンス情報を不正にコピーしたメモリカード
を用いてコンテンツの提供を受けるような不正な利用を
防ぐことができる。
【0117】また、ライセンス発行装置200はコンテ
ンツのライセンス情報だけを、利用者の携帯するメモリ
カード100に書き込む。したがって、利用者が希望す
るコンテンツが大容量のコンテンツであっても、ライセ
ンス情報の発行にかかる時間を増大させることがなく、
また、メモリカード100のライセンス記憶手段130
の記憶容量を気にする必要もない。
【0118】また、ライセンス情報のデータ量はコンテ
ンツのデータ量に比べて小さいため、利用者は1つのメ
モリカード100でたくさんのコンテンツを利用するこ
とができる。
【0119】また、コンテンツは暗号化されて配布さ
れ、ライセンス情報を購入しなければ再生が不可能なた
め、ネットワーク、放送、パッケージなど形態を問わず
自由に流通させることが可能となり、かつ、利用者にと
っては入手が容易となる。これにより、利用者は必ずし
もコンテンツを所有する必要がなく、ライセンス情報の
みを購入、携帯し、必要に応じてコンテンツにアクセス
すればよい。この結果、利用者側でコンテンツを蓄積す
るための大容量のデータ蓄積装置を確保できない場合
は、コンテンツの再生時にその都度ダウンロードするこ
とによって、仮想的に容量が無限大のコンテンツサーバ
を所有することと同様の効果が得られる。一方、利用者
側に大容量のデータ蓄積装置を確保できる場合は、事前
に再生する可能性のあるコンテンツをすべてダウンロー
ドしておき、再生時にはライセンス情報を購入すること
によって、ダウンロードに時間のかかる大容量のコンテ
ンツを即座に再生することが可能となる。
【0120】(第2の実施形態)この発明の第2の実施
形態によるコンテンツ提供システムでは、図7に示した
コンテンツ再生システム300に代えて、図9に示すコ
ンテンツ再生装置900を備える。そして、その他の構
成を第1の実施形態におけるコンテンツ提供システムと
同じくする。
【0121】<コンテンツ再生装置900の構成>図9
を参照して、このコンテンツ再生装置900は、メモリ
カード認証手段210と、コンテンツID入力手段22
0と、復号手段310と、分離手段320と、比較手段
330と、再生手段340と、暗号化コンテンツデータ
ベース350と、コンテンツ利用条件更新手段910
と、連結手段920と、暗号化手段930と、暗号化ラ
イセンス情報更新手段940とを備える。
【0122】再生手段340は、第1の実施形態におい
て説明した動作に加えてさらに、コンテンツを再生した
ことを示す再生検知信号を生成し、コンテンツ利用条件
を出力する。
【0123】コンテンツ利用条件更新手段910は、コ
ンテンツ再生手段340からの再生検知信号を受けて、
コンテンツ再生手段340からコンテンツ利用条件を読
み込み、当該コンテンツ利用条件を更新して更新後コン
テンツ利用条件を生成する。これは、コンテンツの再生
前後でコンテンツ利用条件が変化する場合(例えば、コ
ンテンツ利用条件として「コンテンツを利用することが
できる回数」が定められている場合など)を想定してい
る。このように利用回数に制限が存在する場合は、1回
再生するごとに残りの利用回数を減じていかなければな
らない。そして減じた後の利用回数を新たにコンテンツ
の利用条件として更新することが必要となる。
【0124】連結手段920は、コンテンツ利用条件更
新手段910からの更新後コンテンツ利用条件と、分離
手段320からのコンテンツIDおよびコンテンツ復号
化鍵とを連結して、更新後ライセンス情報を生成する。
【0125】暗号化手段930は、連結手段920から
の更新後ライセンス情報をメモリカード認証手段210
からの暗号化装置IDを用いて暗号化して、更新後暗号
化ライセンス情報を生成する。
【0126】暗号化ライセンス情報更新手段940は、
メモリカード100のライセンス記憶手段130に記憶
されている暗号化ライセンス情報を、暗号化手段930
によって生成された更新後暗号化ライセンス情報に書き
換える。
【0127】<コンテンツ再生装置900の動作>以
下、図9に示したコンテンツ再生装置900の動作につ
いて説明する。
【0128】コンテンツ再生装置900は、図8に示し
たステップST801−ST807における処理と同様
の処理によってコンテンツの再生を行う。
【0129】そして、コンテンツの再生が終了した後ま
たはコンテンツの再生中に、再生手段340は、再生検
知信号をコンテンツ利用条件更新手段910に出力す
る。
【0130】次いで、コンテンツ利用条件更新手段91
0は、再生検知信号を受けて、再生手段340からコン
テンツ利用条件を読み込み、当該コンテンツ利用条件の
うち再生に応じて変更すべき部分を変更する。例えば、
コンテンツ利用条件が「再生可能な回数は3である」と
いう条件であれば、再生可能な回数を1減じて2と変更
する。そして、これを更新後コンテンツ利用条件として
連結手段920へ出力する。
【0131】次いで、連結手段920は、更新後コンテ
ンツ利用条件と、コンテンツIDと、コンテンツ復号化
鍵とを連結して、更新後ライセンス情報を生成する。
【0132】次いで、暗号化手段930は、更新後ライ
センス情報を暗号化装置IDを用いて暗号化する。
【0133】次いで、暗号化ライセンス情報更新手段9
40は、メモリカード100のライセンス記憶手段13
0に記憶されている暗号化ライセンス情報を消去し、更
新後暗号化ライセンス情報を書き込む。
【0134】<効果>以上のように、第2の実施形態に
よるコンテンツ再生装置900は、コンテンツ利用条件
更新手段910と、連結手段920と、暗号化手段93
0と、暗号化ライセンス情報更新手段940とを設けた
ため、コンテンツの再生に応じてコンテンツ利用条件が
変化する場合でも、コンテンツ利用条件を更新すること
ができ、正しいコンテンツ利用条件を保持することが可
能となる。
【0135】(第3の実施形態)図10は、図1に示し
たコンテンツ提供システムの適用例を示す図である。以
下、図10を参照して、コンテンツ提供システムの適用
例について説明する。
【0136】ライセンス発行装置200は、駅、コンビ
ニ、店頭などに設置されたり(200a)、パソコンや
携帯電話などの端末400から有線、無線を問わずアク
セス可能なネットワークに接続されたりする(200
b)。そして、利用者は、ライセンス発行装置200a
または端末400にメモリカード100を挿入し、ガイ
ダンスに従って希望のコンテンツ(音楽、映画、ゲー
ム、電子本など)を選択して、表示された料金を支払
う。ライセンス発行装置200a,200bは、利用者
が選択したコンテンツに対するライセンス情報を、メモ
リカード100の装置IDを用いて暗号化してメモリカ
ード100へ書き込む。書き込みが終了すると、利用者
はレシートを受け取り、メモリカード100を取り出
す。このように、利用者は、自宅/外出先のいずれにお
いても、希望するコンテンツの暗号化ライセンス情報を
メモリカード100に書き込むことができる。そして、
利用者は、CDやMDなどの希望のコンテンツが格納さ
れた媒体を持ち歩く必要はなく、ライセンス情報だけが
書き込まれたメモリカード100を携帯すればよい。
【0137】一方、コンテンツは、そのままでは利用が
できないように暗号化して暗号化コンテンツとして、ネ
ットワーク、放送、パッケージなどのさまざまな形態で
流通している。
【0138】そして、利用者の自宅に設けられたホーム
サーバ350aには、パソコンからネットワーク経由で
ダウンロードした暗号化コンテンツや、デジタルTVの
データ放送を受信して得られた暗号化コンテンツなどが
蓄積されている。利用者は、希望するコンテンツの暗号
化ライセンス情報が書き込まれたメモリカードを自宅に
あるコンテンツ再生装置300aに挿入することによっ
て、コンテンツの提供を受けることができる。
【0139】また、外出先(列車、飛行機などの交通機
関、自動車、店、図書館、ホテルなど)にも、コンテン
ツサーバ350b、コンテンツ再生装置300bが設け
られている。コンテンツ再生装置300bは、コンテン
ツの提供者側が用意するものであってもよいし、利用者
が所持する携帯端末を利用してもよい。利用者は、希望
するコンテンツの暗号化ライセンス情報が書き込まれた
メモリカードをコンテンツ再生装置300bに挿入する
ことによって、コンテンツの提供を受けることができ
る。
【0140】コンテンツ提供者にとっては、豊富なコン
テンツを提供することによる集客効果、差別化、徴収し
た利用料などのメリットが得られる。また、コンテンツ
の再生中にCMを流して広告収入を得たり、自店舗の紹
介をしたりすることができる。さらに、高音質、高画質
を売りにしたコンテンツ再生装置を用意して、その利用
料を徴収することもできる(例えば、ハイビジョン映像
なら100円増しにするなど)。
【0141】利用者にとっては、好きな音楽を、自宅、
車の中、電車の中、船の中、飛行機の中などで聴くこと
ができる。しかも、CDやMDなどの媒体や再生装置を
持ち歩く必要がなく、メモリカード1枚だけでよい。
【0142】また、利用者は、最近はやりの個室スペー
スで、音楽を聴いたり、映画を見たり、本を読んだり、
ゲームをしたりというようにさまざまなコンテンツを提
供を受けることができる。この場合、個室スペースの提
供者は、メモリカードにライセンス情報が書き込まれて
いれば個室スペースの利用料を無料とすることもでき
る。ライセンス発行装置が設けられていれば、利用者
は、メモリカードにライセンス情報が書き込まれていな
い場合にも、その場で購入することができる。
【0143】また、利用者は、旅行先で見所を調べるた
めに、旅行前に買った雑誌(コンテンツ)へアクセスし
て調べることもできる。これにより、利用者は、雑誌、
新聞、百科事典などを持ち歩く必要がなくなる。
【0144】
【発明の効果】この発明の1つの局面に従ったライセン
ス発行装置は、利用者が希望するコンテンツのライセン
ス情報を、携帯可能な独立したハードウエアであるライ
センス記憶装置に書き込む。したがって、利用者は、希
望するコンテンツのライセンス情報が書き込まれたライ
センス記憶装置を携帯し、ライセンス記憶装置に対応し
たさまざまな形態のコンテンツ再生装置を利用してコン
テンツの提供を受けることができる。
【0145】また、ライセンス情報は、ライセンス記憶
装置の装置IDを用いて暗号化されるため、暗号化ライ
センス情報を不正にコピーしたライセンス記憶装置を用
いてコンテンツの提供を受けるような不正な利用を防ぐ
ことができる。
【0146】また、コンテンツのライセンス情報だけを
利用者の携帯するライセンス記憶装置に書き込むため、
利用者が希望するコンテンツが大容量のコンテンツであ
っても、ライセンス情報の発行にかかる時間を増大させ
ることがなく、また、利用者はライセンス記憶装置の記
憶容量を気にする必要もない。
【0147】また、ライセンス情報のデータ量はコンテ
ンツのデータ量に比べて小さいため、利用者は1つのラ
イセンス記憶装置でたくさんのコンテンツを利用するこ
とができる。
【0148】また、ライセンス発行装置は、利用者が携
帯するライセンス記憶装置にネットワークを介して接続
されるため、利用者はライセンス発行装置と距離的に離
れた所にいても、ネットワークを介してライセンス発行
装置にアクセス可能な携帯端末などを用いて、ライセン
ス情報の発行を受けることができる。
【0149】この発明のもう1つの局面に従ったコンテ
ンツ再生装置は、利用者が携帯するライセンス記憶装置
に書き込まれたライセンス情報を用いて暗号化コンテン
ツを復号し再生する。したがって、利用者は、希望する
コンテンツのライセンス情報が書き込まれたライセンス
記憶装置を携帯し、ライセンス記憶装置に対応したさま
ざまな形態のコンテンツ再生装置を利用してコンテンツ
の提供を受けることができる。
【0150】また、利用者が携帯するライセンス記憶装
置に書き込まれたライセンス情報は、当該ライセンス記
憶装置の装置IDを用いて復号されるため、暗号化ライ
センス情報を不正にコピーしたライセンス記憶装置を用
いてコンテンツの提供を受けるような不正な利用を防ぐ
ことができる。
【0151】また、蓄積手段を設けたため、再生する可
能性のあるコンテンツをあらかじめすべて蓄積しておく
ことができる。これにより、取得するのに時間のかかる
大容量のコンテンツであっても即座に再生することがで
きる。
【0152】また、再生手段は、復号手段によって得ら
れたライセンス情報において利用を許可されているコン
テンツに対応する暗号化されたコンテンツをネットワー
クを介して取得するため、コンテンツの再生時にその都
度暗号化コンテンツをネットワークを介して取得するこ
とができる。これにより、仮想的に容量が無限大のコン
テンツサーバを所有することと同様の効果が得られる。
【0153】また、コンテンツ利用条件更新手段と、更
新後ライセンス情報生成手段と、暗号化手段と、書き換
え手段とを設けたため、コンテンツの再生に応じてコン
テンツ利用条件が変化する場合でも、コンテンツ利用条
件を更新することができ、正しいコンテンツ利用条件を
保持することができる。
【0154】この発明のさらにもう1つの局面に従った
ライセンス発行方法は、利用者が希望するコンテンツの
ライセンス情報を、携帯可能な独立したハードウエアで
あるライセンス記憶装置に書き込む。したがって、利用
者は、希望するコンテンツのライセンス情報が書き込ま
れたライセンス記憶装置を携帯し、さまざまな形態のコ
ンテンツ再生装置を利用してコンテンツの提供を受ける
ことができる。
【0155】この発明のさらにもう1つの局面に従った
コンテンツ再生方法は、利用者が携帯するライセンス記
憶装置に書き込まれたライセンス情報を用いて暗号化コ
ンテンツを復号し再生する。したがって、利用者は、希
望するコンテンツのライセンス情報が書き込まれたライ
センス記憶装置を携帯し、さまざまな形態のコンテンツ
の提供を受けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態によるコンテンツ提
供システムの構成を示す図である。
【図2】図1に示したメモリカードおよびライセンス発
行装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【図3】コンテンツタイトル、コンテンツID、および
コンテンツ復号化鍵が対応づけられたデータベースのデ
ータ構造を示す図である。
【図4】図2に示したライセンス発行装置によるライセ
ンス情報の発行の手順を示すフローチャートである。
【図5】メモリカードのライセンス記憶手段に記憶され
る情報を示す図である。
【図6】メモリカードとライセンス発行装置との間での
相互認証の手順を示すフローチャートである。
【図7】図1に示したメモリカードおよびコンテンツ再
生装置の具体的な構成を示すブロック図である。
【図8】図7に示したコンテンツ再生装置によるコンテ
ンツの再生の手順を示すフローチャートである。
【図9】この発明の第2の実施形態によるコンテンツ再
生装置の構成を示すブロック図である。
【図10】図1に示したコンテンツ提供システムの適用
例を示す図である。
【符号の説明】
100 メモリカード 120 相手装置認証手段 130 ライセンス記憶手段 200,200a,200b ライセンス発行装置 210 メモリカード認証手段 250,920 連結手段 260,930 暗号化手段 300,900,300a,300b コンテンツ再生
装置 310 復号手段 340 再生手段 350,350a,350b 暗号化コンテンツデータ
ベース 910 コンテンツ利用条件更新手段 940 暗号化ライセンス情報更新手段
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.7 識別記号 FI テーマコート゛(参考) G06F 17/60 302 G06F 9/06 660F H04L 9/08 H04L 9/00 601A 9/32 673B

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 自己を一意に識別することができる装置
    IDと相手装置の正当性を認証する機能とを有する携帯
    可能なライセンス記憶装置に、コンテンツの利用を許可
    するライセンス情報を書き込むライセンス発行装置であ
    って、 利用者が携帯するライセンス記憶装置の正当性を認証す
    る認証手段と、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置が正当なもの
    であると前記認証手段によって認証されたとき、前記利
    用者によって指定されたコンテンツの利用を許可するラ
    イセンス情報を作成する手段と、 前記ライセンス情報作成手段によって作成されたライセ
    ンス情報を前記利用者が携帯するライセンス記憶装置の
    装置IDを用いて暗号化して、当該暗号化したライセン
    ス情報を前記利用者が携帯するライセンス記憶装置に書
    き込む第1の暗号化手段とを備えることを特徴とするラ
    イセンス発行装置。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載のライセンス発行装置に
    おいて、 前記ライセンス情報は、 前記利用者によって指定されたコンテンツを識別するた
    めのコンテンツIDを含むことを特徴とするライセンス
    発行装置。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載のライセンス発行装置に
    おいて、 前記ライセンス情報は、 前記利用者によって指定されたコンテンツを利用する際
    の制限事項を示すコンテンツ利用条件を含むことを特徴
    とするライセンス発行装置。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載のライセンス発行装置に
    おいて、 前記ライセンス情報は、 前記利用者によって指定されたコンテンツを復号するた
    めの復号化鍵を含むことを特徴とするライセンス発行装
    置。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載のライセンス発行装置に
    おいて、 前記認証手段は、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置が有する装置
    鍵を用いて、前記利用者が携帯するライセンス記憶装置
    の装置IDを暗号化する第2の暗号化手段を含み、 前記第1の暗号化手段は、 前記第2の暗号化手段によって暗号化された装置IDを
    用いて前記ライセンス情報を暗号化して、当該暗号化し
    たライセンス情報を前記利用者が携帯するライセンス記
    憶装置に書き込むことを特徴とするライセンス発行装
    置。
  6. 【請求項6】 請求項1に記載のライセンス発行装置に
    おいて、 前記ライセンス発行装置は、前記利用者が携帯するライ
    センス記憶装置にネットワークを介して接続されること
    を特徴とするライセンス発行装置。
  7. 【請求項7】 暗号化されたコンテンツを復号して再生
    するコンテンツ再生装置であって、 前記コンテンツ再生装置は、 自己を一意に識別することができる装置IDと相手装置
    の正当性を認証する機能とを有する携帯可能なライセン
    ス記憶装置の装置IDを用いて暗号化されて当該ライセ
    ンス記憶装置に記憶されたライセンス情報に基づいてコ
    ンテンツを復号して再生するものであり、 利用者が携帯するライセンス記憶装置の正当性を認証す
    る認証手段と、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置が正当なもの
    であると前記認証手段によって認証されたとき、前記利
    用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶されたライセ
    ンス情報を、当該ライセンス記憶装置の装置IDを用い
    て復号する復号手段と、 前記復号手段によって得られたライセンス情報において
    利用を許可されているコンテンツに対応する暗号化され
    たコンテンツを復号して再生する再生手段とを備えるこ
    とを特徴とするコンテンツ再生装置。
  8. 【請求項8】 請求項7に記載のコンテンツ再生装置に
    おいて、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶された
    ライセンス情報は、当該ライセンス情報において利用を
    許可されているコンテンツを復号するための復号化鍵を
    含むものであり、 前記再生手段は、 前記復号手段によって得られたライセンス情報に含まれ
    る復号化鍵を用いて、当該ライセンス情報おいて利用を
    許可されているコンテンツに対応する暗号化されたコン
    テンツを復号することを特徴とするコンテンツ再生装
    置。
  9. 【請求項9】 請求項7に記載のコンテンツ再生装置に
    おいて、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶された
    ライセンス情報は、当該ライセンス情報において利用を
    許可されているコンテンツを識別するためのコンテンツ
    IDを含むものであり、 前記再生手段は、 前記復号手段によって得られたライセンス情報に含まれ
    るコンテンツIDを用いて、当該ライセンス情報おいて
    利用を許可されているコンテンツに対応する暗号化され
    たコンテンツを取得することを特徴とするコンテンツ再
    生装置。
  10. 【請求項10】 請求項7に記載のコンテンツ再生装置
    において、 前記コンテンツ再生装置はさらに、 暗号化されたコンテンツを蓄積する手段を備え、 前記再生手段は、 前記復号手段によって得られたライセンス情報において
    利用を許可されているコンテンツに対応する暗号化され
    たコンテンツを前記蓄積手段から取得することを特徴と
    するコンテンツ再生装置。
  11. 【請求項11】 請求項7に記載のコンテンツ再生装置
    において、 前記再生手段は、 前記復号手段によって得られたライセンス情報において
    利用を許可されているコンテンツに対応する暗号化され
    たコンテンツをネットワークを介して取得することを特
    徴とするコンテンツ再生装置。
  12. 【請求項12】 請求項7に記載のコンテンツ再生装置
    において、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶された
    ライセンス情報は、当該ライセンス情報において利用を
    許可されているコンテンツを利用する際の制限事項を示
    すコンテンツ利用条件を含むものであり、 前記再生手段は、 前記復号手段によって得られたライセンス情報に含まれ
    るコンテンツ利用条件に従って、当該ライセンス情報に
    おいて利用を許可されているコンテンツに対応する暗号
    化されたコンテンツを復号して再生することを特徴とす
    るコンテンツ再生装置。
  13. 【請求項13】 請求項12に記載のコンテンツ再生装
    置において、 前記コンテンツ再生装置はさらに、 前記復号手段によって得られたライセンス情報に含まれ
    るコンテンツ利用条件を、前記再生手段によるコンテン
    ツの再生に応じて更新するコンテンツ利用条件更新手段
    と、 前記復号手段によって得られたライセンス情報に含まれ
    るコンテンツ利用条件に代えて前記コンテンツ利用条件
    更新手段によって更新されたコンテンツ利用条件を含ん
    だ更新後ライセンス情報を生成する手段と、 前記更新後ライセンス情報生成手段によって生成された
    更新後ライセンス情報を前記利用者が携帯するライセン
    ス記憶装置の装置IDを用いて暗号化する手段と、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶された
    ライセンス情報を、前記暗号化手段によって暗号化され
    た更新後ライセンス情報に書き換える手段とを備えるこ
    とを特徴とするコンテンツ再生装置。
  14. 【請求項14】 暗号化されたコンテンツを復号して再
    生するコンテンツ再生装置であって、 前記コンテンツ再生装置は、 自己を一意に識別することができる装置IDと相手装置
    の正当性を認証する機能とを有する携帯可能なライセン
    ス記憶装置の装置鍵を用いて暗号化された当該ライセン
    ス記憶装置の装置ID、を用いて暗号化されて当該ライ
    センス記憶装置に記憶されたライセンス情報に基づいて
    コンテンツを復号して再生するものであり、 利用者が携帯するライセンス記憶装置の正当性を認証
    し、当該ライセンス記憶装置が正当であると認証された
    とき、当該ライセンス記憶装置の装置鍵を用いて当該ラ
    イセンス記憶装置の装置IDを暗号化して暗号化装置I
    Dを生成する認証手段と、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶された
    ライセンス情報を、前記認証手段によって生成された暗
    号化装置IDを用いて復号する復号手段と、 前記復号手段によって得られたライセンス情報において
    利用を許可されているコンテンツに対応する暗号化され
    たコンテンツを復号して再生する再生手段とを備えるこ
    とを特徴とするコンテンツ再生装置。
  15. 【請求項15】 自己を一意に識別することができる装
    置IDと相手装置の正当性を認証する機能とを有する携
    帯可能なライセンス記憶装置に、コンテンツの利用を許
    可するライセンス情報を書き込むライセンス発行方法で
    あって、 利用者が携帯するライセンス記憶装置の正当性を認証
    し、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置が正当なもの
    であると認証されたとき、 前記利用者によって指定されたコンテンツの利用を許可
    するライセンス情報を前記利用者が携帯するライセンス
    記憶装置の装置IDを用いて暗号化して、当該暗号化し
    たライセンス情報を前記利用者が携帯するライセンス記
    憶装置に書き込むことを特徴とするライセンス発行方
    法。
  16. 【請求項16】 暗号化されたコンテンツを復号して再
    生するコンテンツ再生方法であって、 前記コンテンツ再生方法は、 自己を一意に識別することができる装置IDと相手装置
    の正当性を認証する機能とを有する携帯可能なライセン
    ス記憶装置の装置IDを用いて暗号化されて当該ライセ
    ンス記憶装置に記憶されたライセンス情報に基づいてコ
    ンテンツを復号して再生するものであり、 利用者が携帯するライセンス記憶装置の正当性を認証す
    るステップと、 前記認証ステップにおいて前記利用者が携帯するライセ
    ンス記憶装置が正当なものであると認証されたとき、前
    記利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶されたラ
    イセンス情報を、当該ライセンス記憶装置の装置IDを
    用いて復号するステップと、 前記復号ステップによって得られたライセンス情報にお
    いて利用を許可されているコンテンツに対応する暗号化
    されたコンテンツを復号して再生するステップとを備え
    ることを特徴とするコンテンツ再生方法。
  17. 【請求項17】 請求項16に記載のコンテンツ再生方
    法において、 前記再生ステップでは、 前記復号ステップによって得られたライセンス情報にお
    いて利用を許可されているコンテンツに対応する暗号化
    されたコンテンツをネットワークを介して取得すること
    を特徴とするコンテンツ再生方法。
  18. 【請求項18】 請求項16に記載のコンテンツ再生方
    法において、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶された
    ライセンス情報は、当該ライセンス情報において利用を
    許可されているコンテンツを利用する際の制限事項を示
    すコンテンツ利用条件を含むものであり、 前記再生ステップでは、 前記復号ステップによって得られたライセンス情報に含
    まれるコンテンツ利用条件に従って、当該ライセンス情
    報において利用を許可されているコンテンツに対応する
    暗号化されたコンテンツを復号して再生することを特徴
    とするコンテンツ再生方法。
  19. 【請求項19】 請求項18に記載のコンテンツ再生方
    法において、 前記復号ステップによって得られたライセンス情報に含
    まれるコンテンツ利用条件を、前記再生ステップにおけ
    るコンテンツの再生に応じて更新するステップと、 前記復号ステップによって得られたライセンス情報に含
    まれるコンテンツ利用条件に代えて前記更新ステップに
    よって更新されたコンテンツ利用条件を含んだ更新後ラ
    イセンス情報を、前記利用者が携帯するライセンス記憶
    装置の装置IDを用いて暗号化するステップと、 前記利用者が携帯するライセンス記憶装置に記憶された
    ライセンス情報を、前記暗号化ステップによって暗号化
    された更新後ライセンス情報に書き換えるステップとを
    さらに備えることを特徴とするコンテンツ再生方法。
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