JP2007278800A - 計器装置 - Google Patents

計器装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007278800A
JP2007278800A JP2006104457A JP2006104457A JP2007278800A JP 2007278800 A JP2007278800 A JP 2007278800A JP 2006104457 A JP2006104457 A JP 2006104457A JP 2006104457 A JP2006104457 A JP 2006104457A JP 2007278800 A JP2007278800 A JP 2007278800A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
printing
peripheral edge
dial
light
instrument device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006104457A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4812500B2 (ja
Inventor
Yoshifumi Takatsuka
義史 高塚
Kenji Matsumura
健司 松村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yazaki Corp
Original Assignee
Yazaki Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Yazaki Corp filed Critical Yazaki Corp
Priority to JP2006104457A priority Critical patent/JP4812500B2/ja
Publication of JP2007278800A publication Critical patent/JP2007278800A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4812500B2 publication Critical patent/JP4812500B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Details Of Measuring Devices (AREA)

Abstract

【課題】十分な立体感を醸し出し、それにより視認性の向上を図ることができると共に、さらにデザイン的にも優れた計器装置を提供する。
【解決手段】計器装置10は、回転駆動される指針14と、前記指針14の先端部にて指示される意匠が施された表示部21、及び当該表示部21の外周を取り囲み、その内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部23、が設けられた文字板15と、前記印刷部23を前記文字板15の表面側から照明する第1の照明手段17と、を備えている。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば自動車等の車両に搭載される計器装置に関する。
従来、この種の計器装置にあって、指針により指示される意匠が施された文字板に立体感を醸し出させるようにしたものが知られている(例えば、特許文献1,2参照)。
図5に示すように、特許文献1に開示された計器装置100は、回転計101と、速度計と、燃料計と、水温計と、を備えた複合計器装置であり、駆動装置により回転駆動される計器毎の指針と、指針により指示される意匠が施された表示部が設けられた計器毎の文字板と、を備えている。
さらに図6を参照して、回転計101は、駆動装置により回転駆動される指針102と、指針102の先端部により指示される文字などの意匠が施された円形の表示部104が設けられた文字板103と、を含んでいる。そして、文字板103には、表示部104を取り囲み、その内周縁から外周縁に向けて該表示部104の後方(即ち、目視方向に表示部104よりも奥側)に傾斜した傾斜部105がさらに設けられている。
図7に示すように、傾斜部105には、例えば青色、黄色、桃色などの有彩色の色調のインクにより、その内周縁から外周縁に向かって次第に色が濃くなるグラデーション印刷が施されている。そして、計器装置100には、傾斜部105の外周に配置されて該傾斜部105を照明する照明手段としての光源107及びこの光源107の光を集光して傾斜部105に向けて照射する導光部材108が設けられている。
このように構成された計器装置100では、光源107の光が導光部材108を介して傾斜部105に照射され、その際、傾斜部105に施されたグラデーション印刷により該傾斜部105は、その内周縁から外周縁に向かうに従って次第に色が濃くなるように光輝して表示部104を取り囲む。それにより表示部104を前方に浮かび上がらせるような立体感が醸し出される。
特開2002−296078号公報 特開2002−12056号公報
上記特許文献1に開示された計器装置100においては、有彩色の色調のインクにより傾斜部105にグラデーション印刷が施されており、また、上記特許文献2に開示された計器装置においても同様である。しかし、このような単純な着色印刷によると、グラデーション印刷によっても傾斜部105の光輝がのっぺりしたものとなり、十分な立体感を醸し出すには至らず、また、照明の有無によらず常にインクの色調に視認されることとなり、デザイン的にも平凡である。
本発明は、上述した事情に鑑みてなされたものであり、その目的は、十分な立体感を醸し出し、それにより視認性の向上を図ることができると共に、さらにデザイン的にも優れた計器装置を提供することにある。
上記目的は、本発明に係る下記(1)〜(5)の計器装置により達成される。
(1)回転駆動される指針と、前記指針の先端部にて指示される意匠が施された表示部、及び当該表示部の外周を取り囲み、その内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部が表面に設けられた文字板と、前記印刷部を前記文字板の表面側から照明する第1の照明手段と、を備えたことを特徴とする計器装置。
(2)前記印刷部を前記文字板の裏面側から照明する第2の照明手段をさらに備えたことを特徴とする(1)に記載の計器装置。
(3)前記印刷部が、その内周縁から外周縁に向けて前記表示部の前方又は後方に傾斜していることを特徴とする(1)又は(2)に記載の計器装置。
(4)前記グラデーション印刷が、前記印刷部の内周縁又は外周縁のいずれか前に位置する周縁から他方の周縁に向けて反射率が変化することを特徴とする(3)に記載の計器装置。
(5)前記第1の照明手段が、光源、及び当該光源からの光を集光して前記印刷部に向けて射出する導光部材、を含み、前記導光部材の射出面において、前記印刷部の内周縁又は外周縁のいずれか反射率が高い前記グラデーション印刷が施された周縁側に向けて光を射出する面が凸面に、他方の反射率が低い前記グラデーション印刷が施された周縁側に向けて光を射出する面が凹面に形成されていることを特徴とする(1)から(4)のいずれかに記載の計器装置。
上記(1)の計器装置によれば、表示部を取り囲む印刷部には、その内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施されており、この印刷部を文字板の表面側から照明する第1の照明手段の照射光は印刷部にて反射されるが、反射率の低いグラデーション印刷が施された周縁では反射光が弱く文字板の地色が透けて見え、他方、反射率の高いグラデーション印刷が施された周縁側に向けて次第に反射光が強くなって光って見え、それに伴い文字板の地色が隠される。このように内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部は、単純な着色印刷が施されたものに比べて光輝態様が変化に富み、それにより十分な立体感が醸し出され、視認性の向上を図ることができる。
また、透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部は、例えば日中等で第1の照明手段により照明されていない場合には、その全域において文字板の地色が透けて見え、これに対し夜間等で第1の照明手段により照明されている場合には、上記の通りの光輝態様を示し、第1の照明手段による照明の有無で異なる表現が可能となって、デザイン的にも優れる。
上記(2)の計器装置によれば、印刷部を文字板の裏面側から照明する第2の照明手段の照射光のうち文字板の表面側に射出されるのは印刷部を透過した透過光であり、この第2の照明手段によれば、反射率が次第に変化するグラデーション印刷に影響されずに印刷部をほぼ均一に文字板の地色で光輝させることができる。それにより、例えば日中は第2の照明手段によって印刷部をほぼ均一に文字板の地色で光輝させ、夜間は第1の照明手段によって印刷部を上記の光輝態様とするなど、照明手段の切換えで顕著に異なる表現が可能となって、デザイン的に優れる。
上記(3)の計器装置によれば、印刷部が、その内周縁から外周縁に向けて表示部の前方(即ち、目視方向に表示部よりも手前側)又は後方(即ち、目視方向に表示部よりも奥側)に傾斜しており、印刷部の上記第1の照明手段による照明時の光輝態様と相まって、より立体感が醸し出され、視認性の向上を図ることができる。
上記(4)の計器装置によれば、グラデーション印刷が印刷部の内周縁又は外周縁のいずれか前に位置する周縁から他方の周縁に向けて反射率が変化しており、印刷部の傾斜と上記第1の照明手段による照明時の光輝態様との相乗効果を高めることができ、さらに立体感が醸し出され、視認性の一層の向上を図ることができる。
上記(5)の計器装置によれば、印刷部の内周縁又は外周縁のいずれか反射率が低いグラデーション印刷が施された周縁側には、導光部材の射出面における凹面にて拡散された光が照射され、そして、他方の反射率が高いグラデーション印刷が施された周縁側には、導光部材の射出面における凸面にて収束された光が照射されるので、印刷部において反射率の低いグラデーション印刷が施された周縁では反射光が一層弱く、他方、反射率の高いグラデーション印刷が施された周縁では反射光が一層強くなり、上記第1の照明手段による照明時の光輝態様がより明瞭なものとなって、さらに立体感が醸し出され、視認性の一層の向上を図ることができる。
本発明によれば、十分な立体感を醸し出し、それにより視認性の向上を図ることができると共に、さらにデザイン的にも優れた計器装置を提供することができる。
以下、本発明に係る好適な実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
(第1実施形態)
図1は本発明に係る計器装置の第1実施形態の一部破断外観斜視図、図2は図1に示す計器装置のII−II線断面図、図3は図1に示す計器装置に用いられる文字板の印刷部周りの一部破断外観斜視図である。
尚、本明細書において、目視者に対向する側を表(前)とする。
図1〜図3に示すように、本実施形態の計器装置10は、回路基板11と、この回路基板11に組み付けられた駆動装置12と、この駆動装置12から伸びた回転軸13に連結されて回転駆動される指針14と、この指針14の背後に配置された文字板15と、この文字板15の所要領域は露呈させつつ該文字板15の表面を覆う見返し16と、この見返し16と回路基板11との間にあって文字板15の外周に配置された第1の照明手段17と、回路基板11と文字板15との間に配置されたケース18とから構成されている。
回路基板11は、例えばガラスエポキシ系基材に配線パターンを施した硬質回路基板であって、駆動装置12の駆動制御を行う制御装置や、その他、抵抗、コンデンサ等の各種回路部品が前記配線パターンに電気接続されている。
駆動装置12は、例えばステッピングモータであって、回転軸13を回路基板11に貫通させて回路基板11の裏面に装着されており、半田付け等の適宜導通手段により前記配線パターンに電気的に接続されている。そして、指針14は、この駆動装置12から伸びた回転軸13の先端に連結され、回転駆動される。
文字板15は、例えば黒色など有彩色の色調を有する不透明な合成樹脂で形成されており、回路基板11の表面に載置されているケース18によってその裏面を支持され、該ケース18に組付けられている。
文字板15の中央部には、指針14の先端部の回転軌道に沿って配置されて指針14の先端部により指示される文字や目盛などの意匠が施された円形状の表示部21が設けられている。表示部21において、文字や目盛などの意匠部分は透光性とされており、回路基板11においてこれら意匠部分の背後にあたる位置には、例えばLED等の文字板照明用光源22が配設されており、これら意匠部分は、光源22から射出された光を透過して光輝するようになっている。
文字板15には、表示部21の外周を取り囲み、その内周縁から外周縁に向けて表示部21の後方に傾斜した円輪状の印刷部23が設けられている。そして、印刷部23には、前に位置する内周縁から外周縁に向けて反射率が次第に高くなる透明透光性のグラデーション印刷が施されている。このようなグラデーション印刷は、例えば、図3に示すようにクリアインク粒の疎密によってなされる。
さらに文字板15には、印刷部23の外周を取り囲む円輪状のフランジ部24が設けられている。フランジ部24には、適宜な間隔をおいて周方向に複数の取付孔25が穿設されており、印刷部23を文字板15の表面側から照明するための第1の照明手段17の一構成要素である後述の導光部材31が、その係合突起32を取付孔25に係合させて組み付けられている。
第1の照明手段17は、回路基板11に配設された、例えばLED等の複数の光源33と、これら光源33の光を集光して文字板15の印刷部23に向けて射出する導光部材31と、で構成されている。
導光部材31は、例えば透光性のアクリル樹脂によって形成されたプリズム部材であって、文字板15のフランジ部24に載置された円環状の射出部34と、この射出部34の外周縁部から回路基板11に向けて垂設された複数の集光部35と、を備えている。
光源33は、回路基板11において導光部材31の各集光部35の端面に対向する位置に配置されている。これらの光源33から射出された光は、導光部材31の各集光部35の端面に入射し、導光部材31の内部で反射されながら射出部34の内周面である射出面36に導かれる。この射出面36は、その前縁が後縁に比べて小径とされ、それにより文字板15の傾斜した印刷部23と同様に傾斜して印刷部23と略対向しており、この射出面36から文字板15の印刷部23に向けて光が照射される。
導光部材31の射出面36から射出された光のうち、この射出面36の主に前縁側から射出された光が、反射率の低いグラデーション印刷が施された印刷部23の内周縁側を照明し、射出面36の主に後縁側から射出された光が、反射率の高いグラデーション印刷が施された印刷部23の外周縁側を照明する。そこで、射出面36の前縁側は凹面36aとされ、この凹面36aから射出される光は拡散されるようになっており、また射出面36の後縁側は凸面36bとされ、この凸面36bから射出される光は収束されるようになっている。
尚、導光部材31の射出部34の前端面37には、例えば白色など光を反射しやすい有彩色の色調を有するインクによる印刷が施され、さらにその前面に装飾性の高い、例えば銀色などのインクによる印刷が施されている。
このように構成された本実施形態の計器装置10によれば、文字板15の表示部21を取り囲む印刷部23には、その内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施されており、この印刷部23が第1の照明手段17により照明された際には、反射率の低いグラデーション印刷が施された内周縁では反射光が弱く、文字板15の地色(即ち、本実施形態では文字板15を形成する合成樹脂の色)が透けて見え、そして反射率の高いグラデーション印刷が施された外周縁側に向けて次第に反射光が強くなって光って見え、それに伴い文字板15の地色が隠される。このように内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部23は、単純な着色印刷が施されたものに比べて光輝態様が変化に富み、それにより十分な立体感が醸し出され、視認性の向上を図ることができる。
また、透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部23は、例えば日中等で照明されない場合には、その全域において文字板15の地色が透けて見え、これに対し夜間等で照明された場合には、上記の通りの光輝態様を示し、照明の有無で異なる表現が可能となって、デザイン的にも優れる。
また、本実施形態の計器装置10によれば、文字板15の印刷部23が、その内周縁から外周縁に向けて表示部21の後方に傾斜しており、上記第1の照明手段17による照明時の印刷部23の光輝態様と相まって、より立体感が醸し出され、視認性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の計器装置10によれば、グラデーション印刷が印刷部23の内周縁及び外周縁のうち前に位置する内周縁から他方の外周縁に向けて反射率が高くなっており、印刷部23の傾斜と上記第1の照明手段17による照明時の光輝態様との相乗効果を高めることができ、さらに立体感が醸し出され、視認性の一層の向上を図ることができる。
また、本実施形態の計器装置10によれば、印刷部23の内周縁及び外周縁のうち反射率が低いグラデーション印刷が施された内周縁側には、導光部材31の射出面36における凹面36aにて拡散された光が照射され、そして、他方の反射率が高いグラデーション印刷が施された外周縁側には、導光部材31の射出面36における凸面36bにて収束された光が照射されるので、印刷部23において、反射率の低いグラデーション印刷が施された内周縁では反射光が一層弱く、他方、反射率の高いグラデーション印刷が施された外周縁では反射光が一層強くなり、上記第1の照明手段17による照明時の光輝態様がより明瞭なものとなって、さらに立体感が醸し出され、視認性の一層の向上を図ることができる。
尚、上述した計器装置10において、文字板15の地色は、該文字板15の表面に有彩色の色調のインクを印刷して設定するようにしてもよい。この場合、印刷部23には、有彩色の色調のインクにより内周縁から外周縁に向かって次第に色が濃くなるグラデーション印刷を施し、さらにその表面に内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷を施すようにしてもよい。これによれば、例えば日中等で第1の照明手段17による照明がない場合の印刷部23における表現を変化に富んだものにすることができる。
また、上述した計器装置10において、文字板15の印刷部23を半透明な合成樹脂で形成するなどして透光性とし、文字板照明用光源22により印刷部23を文字板15の裏面側から照明する(即ち、光源22を第2の照明手段として使用する)ようにしてもよい。これによれば、印刷部23を文字板15の裏面側から照明する第2の照明手段22の照射光のうち文字板15の表面側に射出されるのは印刷部23を透過した透過光であり、この第2の照明手段22によって、反射率が次第に変化するグラデーション印刷に影響されずに印刷部23をほぼ均一に文字板15の地色で光輝させることができる。それにより、例えば日中は第2の照明手段22によって印刷部23をほぼ均一に文字板15の地色で光輝させ、夜間は第1の照明手段17によって印刷部23を上記の光輝態様とするなど、照明手段17,22の切換えで顕著に異なる表現が可能となって、デザイン的に優れる。
また、上述した計器装置10において、グラデーション印刷は印刷部23の内周縁から外周縁に向けて反射率が高くなっているものとして説明したが、内周縁から外周縁に向けて反射率が低くなるようにしてもよい。
(第2実施形態)
図4は本発明に係る計器装置の第2実施形態の断面図である。
尚、上述した第1実施形態の計器装置10と共通する部材には同一符号を付し、説明を省略あるいは簡略する。
図4に示すように、本実施形態の計器装置50は、回路基板11と、この回路基板11に組み付けられた駆動装置12と、この駆動装置12から伸びた回転軸13に連結されて回転駆動される指針14と、この指針14の背後に配置された文字板55と、この文字板55の所要領域は露呈させつつ該文字板55の表面を覆う見返し56と、回路基板11と文字板55との間に配置されたケース58と、文字板55と回路基板11との間に設けられた第1の照明手段57と、から構成されている。
文字板55は、回路基板11の表面に載置されているケース58によりその裏面を支持され、該ケース58に組み付けられている。文字板55の中央部には、例えば車両状態を示す文字や記号、その他目盛などの意匠が施された円形状の表示部61aが設けられ、そして、該表示部61aの外周縁から後方に傾斜しながら広がる円輪状の傾斜部62を介し、指針14の先端部の回転軌道に沿って配置されて指針14の先端部により指示される目盛などの意匠が施された円輪状の表示部61bが設けられている。
表示部61a,61bにおいて、文字や目盛などの意匠部分は透光性とされており、回路基板11においてこれら意匠部分の背後にあたる位置には、例えばLED等の文字板照明用光源22が配設されており、これらの意匠部分は、光源22から射出された光を透過して光輝するようになっている。また、傾斜部62は、その全体が透光性とされている。
さらに、文字板55には、表示部61bの外周を取り囲み、その内周縁から外周縁に向けて表示部21の前方に傾斜した円輪状の印刷部63が設けられている。そして、印刷部63には、前に位置する外周縁から内周縁に向けて反射率が次第に高くなる透明透光性のグラデーション印刷が施されている。
第1の照明手段57は、回路基板11に配設された例えばLED等の複数の光源73と、これら光源73の光を集光して文字板55の印刷部63に向けて射出する導光部材71と、で構成されている。
導光部材71は、例えば透光性のアクリル樹脂によって形成されたプリズム部材であって、文字板55の傾斜部62の背後に配置された円環状の射出部74と、この射出部74の外周縁部から回路基板11に向けて垂設された複数の集光部75と、を備えており、ケース58に組付けられている。
光源73は、回路基板11において、導光部材71の各集光部75の端面に対向する位置に配置されている。これらの光源73から射出された光は、導光部材71の各集光部75の端面に入射し、導光部材71の内部で反射されながら射出部74の外周面である射出面76に導かれる。射出面76から射出された光は、文字板55の傾斜部62を透過して印刷部63にその表面側から照射される。
導光部材71の射出面76から射出された光のうち、この射出面76の主に前縁側から射出された光が、反射率の低いグラデーション印刷が施された印刷部63の外周縁側を照明し、射出面76の主に後縁側から射出された光が、反射率の高いグラデーション印刷が施された印刷部63の内周縁側を照明する。そこで、射出面76の前縁側は凹面76aとされ、この凹面76aから射出される光は拡散されるようになっており、また射出面76の後縁側は凸面76bとされ、この凸面76bから射出される光は収束されるようになっている。
このように構成された本実施形態の計器装置50によれば、文字板55の表示部61bを取り囲む印刷部63には、その内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施されており、この印刷部63が第1の照明手段57により照明された際には、反射率の低いグラデーション印刷が施された外周縁では反射光が弱く、文字板55の地色が透けて見え、そして反射率の高いグラデーション印刷が施された内周縁側に向けて次第に反射光が強くなって光って見え、それに伴い文字板55の地色が隠される。このように内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部63は、単純な着色印刷が施されたものに比べ、その光輝態様が変化に富み、それにより十分な立体感が醸し出され、視認性の向上を図ることができる。
また、透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部63は、例えば日中等で照明されない場合には、その全域において文字板55の地色が透けて見え、これに対し夜間等で照明された場合には、上記の通りの光輝態様を示し、照明の有無で異なる表現が可能となって、デザイン的にも優れる。
また、本実施形態の計器装置50によれば、文字板55の印刷部63が、その内周縁から外周縁に向けて表示部61bの前方に傾斜しており、上記第1の照明手段57による照明時の印刷部63の光輝態様と相まって、より立体感が醸し出され、視認性の向上を図ることができる。
また、本実施形態の計器装置50によれば、グラデーション印刷が印刷部63の内周縁及び外周縁のうち前に位置する外周縁から他方の内周縁に向けて反射率が高くなっており、印刷部63の傾斜と上記第1の照明手段57による照明時の光輝態様との相乗効果を高めることができ、さらに立体感が醸し出され、視認性の一層の向上を図ることができる。
また、本実施形態の計器装置50によれば、印刷部63の内周縁及び外周縁のうち反射率が低いグラデーション印刷が施された外周縁側には、導光部材71の射出面76における凹面76aにて拡散された光が照射され、そして、他方の反射率が高いグラデーション印刷が施された内周縁側には、導光部材71の射出面76における凸面76bにて収束された光が照射されるので、印刷部63において、反射率の低いグラデーション印刷が施された外周縁では反射光が一層弱く、他方、反射率の高いグラデーション印刷が施された内周縁では反射光が一層強くなり、上記第1の照明手段57による照明時の光輝態様がより明瞭なものとなって、さらに立体感が醸し出され、視認性の一層の向上を図ることができる。
尚、本発明は、前述した実施形態に限定されるものではなく、適宜、変形、改良等が可能である。
本発明に係る計器装置の第1実施形態の一部破断外観斜視図である。 図1に示した計器装置のII−II線断面図である。 図1に示した計器装置に用いられる反射率可変透明印刷部周りの一部破断外観斜視図である。 本発明に係る計器装置の第2実施形態の断面図である。 従来の計器装置の平面図である。 図5に示した計器装置の断面図である。 図5に示した計器装置に用いられる傾斜部周りの一部破断外観斜視図である。
符号の説明
10 計器装置
12 駆動装置
14 指針
15 文字板
17 第1の照明手段
21 表示部
22 文字板照明用光源(第2の照明手段)
23 印刷部
31 導光部材
33 光源
36 射出面
36a 凹面
36b 凸面

Claims (5)

  1. 回転駆動される指針と、
    前記指針の先端部にて指示される意匠が施された表示部、及び当該表示部の外周を取り囲み、その内周縁から外周縁にわたって反射率が次第に変化する透明透光性のグラデーション印刷が施された印刷部が表面に設けられた文字板と、
    前記印刷部を前記文字板の表面側から照明する第1の照明手段と、
    を備えたことを特徴とする計器装置。
  2. 前記印刷部を前記文字板の裏面側から照明する第2の照明手段をさらに備えたことを特徴とする請求項1に記載の計器装置。
  3. 前記印刷部が、その内周縁から外周縁に向けて前記表示部の前方又は後方に傾斜していることを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の計器装置。
  4. 前記グラデーション印刷が、前記印刷部の内周縁又は外周縁のいずれか前に位置する周縁から他方の周縁に向けて反射率が変化することを特徴とする請求項3に記載の計器装置。
  5. 前記第1の照明手段が、光源、及び当該光源からの光を集光して前記印刷部に向けて射出する導光部材、を含み、
    前記導光部材の射出面において、前記印刷部の内周縁又は外周縁のいずれか反射率が高い前記グラデーション印刷が施された周縁側に向けて光を射出する面が凸面に、他方の反射率が低い前記グラデーション印刷が施された周縁側に向けて光を射出する面が凹面に形成されていることを特徴とする請求項1から請求項4のいずれかに記載の計器装置。
JP2006104457A 2006-04-05 2006-04-05 計器装置 Active JP4812500B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006104457A JP4812500B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 計器装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006104457A JP4812500B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 計器装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007278800A true JP2007278800A (ja) 2007-10-25
JP4812500B2 JP4812500B2 (ja) 2011-11-09

Family

ID=38680394

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006104457A Active JP4812500B2 (ja) 2006-04-05 2006-04-05 計器装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4812500B2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109373A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Denso Corp 指針計器

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296078A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Nippon Seiki Co Ltd 計器装置
JP2004151028A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Nippon Seiki Co Ltd 指針式計器

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002296078A (ja) * 2001-03-30 2002-10-09 Nippon Seiki Co Ltd 計器装置
JP2004151028A (ja) * 2002-10-31 2004-05-27 Nippon Seiki Co Ltd 指針式計器

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2009109373A (ja) * 2007-10-31 2009-05-21 Denso Corp 指針計器

Also Published As

Publication number Publication date
JP4812500B2 (ja) 2011-11-09

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP1258712B1 (en) Meter for vehicle
JP4792831B2 (ja) 計器用表示板およびそれを備えた指針計器
JP4826209B2 (ja) 指示計器
JP3526036B2 (ja) 計器装置
JP2007085983A (ja) 計器
JP4329061B2 (ja) 計器装置
JP2006194636A (ja) 指針計器
JP5045403B2 (ja) 指針計器
JP6153075B2 (ja) 表示装置
JP4566728B2 (ja) 指針計器
JP4812500B2 (ja) 計器装置
JP4690128B2 (ja) 計器
JP3928841B2 (ja) 計器装置
JP4175308B2 (ja) 車両用指針計器
JP6020048B2 (ja) 計器装置
JP4603467B2 (ja) 計器用表示板およびそれを備えた指針計器
JP5725976B2 (ja) 自動車用計器
JP2010091337A (ja) 車両用表示装置
JP2008209351A (ja) 指針計器
JP2007052031A (ja) 車両用指針計器
JP2007064682A (ja) 車両用指針計器
JP3788359B2 (ja) 照明装置
JP4474947B2 (ja) 計器の照明装置
JP2004226363A (ja) 車両用計器
JP2008064636A (ja) 計器装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD04 Notification of resignation of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7424

Effective date: 20071129

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080714

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20110421

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20110426

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20110624

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110816

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110823

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4812500

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140902

Year of fee payment: 3

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250