JP2007278758A - インダクタンス検出回路、トルクセンサユニット、および、電動パワーステアリング装置 - Google Patents

インダクタンス検出回路、トルクセンサユニット、および、電動パワーステアリング装置 Download PDF

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Abstract

【課題】基準電圧(オフセット電圧)の変化幅に等しい出力変化幅を得ることができる。
【解決手段】励磁電圧が印加され、接続点で直列接続された1対の検出コイルと、前記接続点の測定電位と基準電位との差分電圧を増幅する差動増幅回路77,78と、前記差動増幅回路77,78の出力電圧のオフセット電圧を発生するオフセット電圧発生回路71,72とを備え、前記オフセット電圧が変更される。また、このオフセット電圧は、CPU60が生成する矩形波信号Vduty1,Vduty2のデューティ比を可変することによって制御される。
【選択図】図2

Description

本発明は、直列接続された1対の検出コイルのインダクタンス差を検出するインダクタンス検出回路、トルクセンサユニット、および、電動パワーステアリング装置に関する。
車両に搭載されている電動パワーステアリング装置は、運転者の操舵によってステアリング軸(シャフト)に加えられるトルクを検出するトルクセンサが設けられており、このトルクセンサからのトルク信号に応じた操舵補助力を付与するように構成されている。このトルクセンサとして、シャフトの軸方向の近接する2箇所に被着された磁歪膜と、各磁歪膜の磁気特性変化を検出する1対の検出コイルとを備え、インダクタンスの差を演算することによりトルクの方向と大きさを検出したトルクセンサが開示されている(特許文献1,特許文献2)。
また、特許文献3には、デューティ比を可変した矩形波を平滑した基準電圧を生成する基準電圧生成手段と、シャフトに印加されたトルクに応じて互いに逆方向にインダクタンスが変化する一対の検出コイルの接続点の電圧であるコイル電圧と前記基準電圧との差分電圧を増幅する差動増幅回路と、を備え、差分電圧が所定の基準電位となるようにデューティ比を変更する中点電圧調整回路が開示されている。
特開2002−257648号公報(図18,図19) 特開2004−239652号公報(図10,図11) 特開2005−331453号公報(図7,図11,図12)
しかし、特許文献1,2に記載のトルクセンサは、バラツキ等により検出回路からの出力特性の差がシフトし、操舵トルクがゼロのときにも検出回路出力の中点電位が所定の基準電位にならないいわゆる中点ずれが生じる。電動パワーステアリング装置に使用される場合、トルクセンサの出力の中点ずれは操舵補助力の左右差となり、操舵を行う運転者に違和感を与えることになる。また、直列接続された1対の検出コイルに励磁電圧を印加して、1対の検出コイルの中点電位を検出してトルク検出を行う場合にも、中点電位の補正を行う必要がある。
これら中点ずれの問題を解消するために、特許文献3の技術を併用することが考えられる。ところが、特許文献3の技術では、マイクロコンピュータ(CPU)の出力電圧(5V)を用いて生成された矩形波電圧を平滑して基準電圧を生成している。このため、デューティ比を8bitの分解能で可変した場合の基準電圧の分解幅は5V/256=0.0195Vである。また、差動増幅回路の差動入力に基準電圧が印加されているので、この分解幅が増幅されることになる。このため、中点調整によるトルク変化が粗くなり、操向ハンドルのトルク左右差を十分に減少させることができなかった。
そこで、本発明は、オフセット電圧(基準電圧)の変化幅に等しい出力変化幅を得ることができるインダクタンス検出回路、トルクセンサユニット、および、電動パワーステアリング装置を提供することを課題とする。
前記課題を解決するため、請求項1に係るインダクタンス検出回路は、励磁電圧が印加され、接続点で直列接続された1対の検出コイルと、前記接続点の測定電位と基準電位との差分電圧を増幅する差動増幅回路と、前記差動増幅回路の出力電圧のオフセット電圧を発生するオフセット電圧発生回路とを備え、前記オフセット電圧が変更されることを特徴とする。
これによれば、直列接続された1対の検出コイルに励磁電圧が印加され、1対の検出コイルの接続点の測定電位と基準電位との差分電圧が差動増幅回路によって増幅される。また、この差動増幅回路の出力電圧のオフセットが変更される。このオフセット電圧は増幅度に依存しないので、オフセット電圧(前記基準電圧に相当)の変化幅が差動増幅回路の出力変化幅となる。
また、請求項2に係る発明は、請求項1に記載のインダクタンス検出回路において、前記オフセット電圧発生回路は、前記測定電位が変化する前の初期電位と前記基準電位との差の電圧を発生することを特徴とする。これによれば、測定電位が変化する前の差動増幅回路の出力電圧が基準電位に設定される。
また、請求項3に係る発明は、請求項1または請求項2に記載のインダクタンス検出回路において、前記増幅回路は、所定の電源電圧により駆動され、前記オフセット電圧は、分圧された前記電源電圧をデューティ比で可変した電圧であることを特徴とする。これによれば、分圧された電源電圧がオフセット電圧にされるので、デューティ比を可変した場合の電圧変動分解幅を小さくすることができる。
また、請求項4に係るトルクセンサは、請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のインダクタンス検出回路と、前記1対の検出コイルに離間して挿入され(遊挿され)、磁歪膜が被着されたシャフトとを備えたことを特徴とする。これによれば、磁歪膜が被着されたシャフトに加えられるトルクを1対の検出コイルのインダクタンス変化として検出することができる。このとき、磁歪膜が磁気異方性を有し、各々逆方向の異方性となるようにシャフトの軸方向2箇所に被着することにより、トルク印加によって互いに逆方向のインダクタンス変化が得られる。
請求項5に係るトルクセンサは、励磁電圧が印加され、第1の接続点で直列接続された1対の第1の検出コイルと、前記励磁電圧が印加され、第2の接続点で直列接続された1対の第2の検出コイルと、1対の前記第1の検出コイルおよび1対の前記第2の検出コイルに離間して挿入され、磁歪膜が被着されたシャフトと、前記第1の接続点の測定電位と基準電位との差分電圧を増幅する第1の増幅回路と、前記第2の接続点の測定電位と前記基準電位との差分電圧を増幅する第2の増幅回路と、前記第1の増幅回路の出力電圧と前記第2の増幅回路の出力電圧との差分電圧を増幅する差動増幅回路と、前記第1の増幅回路および前記第2の増幅回路の出力電圧のオフセット電圧を変更するオフセット電圧発生回路とを備え、前記オフセット電圧を変更することを特徴とする。
請求項6に係る電動パワーステアリング装置は、請求項4または請求項5に記載のトルクセンサを備え、前記シャフトはステアリング軸であることを特徴とする。
本発明によれば、基準電圧の変化幅に等しい出力変化幅を得ることができるインダクタンス検出回路、トルクセンサユニット、および、電動パワーステアリング装置を提供することができる。
(第1実施形態)
本発明の一実施形態であるインダクタンス検出回路が使用される磁歪式トルクセンサユニットについて説明する。
図1において、磁歪式トルクセンサユニット150は、シャフト(ステアリング軸)20の近接する軸方向2箇所の全周に被着されている磁歪膜30a,30bと、直列接続されている検出コイル40a,40bと、逆方向に直列接続されている検出コイル40c,40dと、検出コイル40a,40b,40c,40dに励磁電圧を印加するブリッジ回路10と、検出コイル40a,40bの接続点VS1および検出コイル40c,40dの接続点VS2の差分電圧を演算するインダクタンス検出回路100と、インダクタンス検出回路100が生成する励磁信号Iを反転するインバータ55とを備えている。
ブリッジ回路10は、4個のスイッチング素子10a,10b,10c,10dを備えており、スイッチング素子10a,10cはnチャネルMOSFETであり、スイッチング素子10b,10dはpチャネルMOSFETである。スイッチング素子10aおよびスイッチング素子10cのドレインが検出コイル電源Vccに接続され、スイッチング素子10bおよびスイッチング素子10dのソースが接地されている。また、スイッチング素子10aのソースとスイッチング素子10bのドレインと端子S1とが接続され、スイッチング素子10cのソースとスイッチング素子10dのドレインと端子S2とが接続されている。また、スイッチング素子10aのゲートとスイッチング素子10bとゲート端子G1とが接続され、スイッチング素子10cのゲートとスイッチング素子10dのゲートとゲート端子G2とが接続されている。
これにより、ブリッジ回路10は、端子G1を接地電位にすることにより端子S1が接地電位になり、ゲート端子G1を検出コイル電源Vccの電源電位にすることにより端子S1が電源電位になるようになっている。同様に、ブリッジ回路10は、ゲート端子G2を接地電位にすることにより端子S2が接地電位になり、ゲート端子G2を電源電位にすることにより端子S2が電源電位になるようになっている。
磁歪膜30a,30bは、例えば、Fe−Ni系やFe−Cr系の磁気異方性を有する膜であり、シャフト20の近接する軸方向2箇所に各々逆方向の異方性となるように被着されている。このため、シャフト20にトルクが一方向に加えられると、磁歪膜30a,30bには、透磁率差が現れ、トルクが逆方向に加えられると逆方向の透磁率差が現れる。
ここで、磁歪膜30a,30bの被着方法および異方性の付与方法について説明する。まず、シャフト20に、ロックウェル硬さがHRC40〜65となる熱処理を施した後、シャフト20の軸方向2箇所の外周面に、上下に離間して磁歪膜30a,30bをメッキや蒸着によって被着する。次に、シャフト20を捩ることにより、磁歪膜30aに対し反時計廻りのトルクT(例えば、10kgf・m(98N・m)程度)を加え、この状態でコイルを用いて磁歪膜30aを高い周波数で振動させることにより、磁歪膜30aを約300℃で数秒加熱して冷却した後に反時計廻りのトルクTを取り除くと、磁歪膜30aには異方性が付与される。次に、逆方向へとシャフト20を捩ることにより、磁歪膜30bに対し時計廻りのトルクT(例えば、10kgf・m(98N・m)程度)を加え、この状態でコイルを用いて磁歪膜30bを磁歪膜30aと同様に高い周波数で振動させることにより、磁歪膜30bを約300℃で加熱する。この結果、磁歪膜30bには磁歪膜30aとは逆方向の異方性が付与される。
検出コイル40a,40bの直列回路あるいは検出コイル40c,40dの直列回路は、磁歪膜30a,30bの透磁率差をインダクタンス差として検出するものである。直列回路の両端に励磁電圧を印加すると、磁歪膜30a,30bの透磁率差の変動が接続点VS1,VS2の電位変動となって検出される。すなわち、検出コイル40a,40b,40c,40dの各接続点の電位と、トルク変化前の電位である中点電位との差によってトルク変化が検出される。このとき、検出コイル40c,40dは逆方向に接続されているので、接続点VS1の電位と接続点VS2の電位とは逆方向に変動する。すなわち、何れか一方の接続点の電位のみを検出する場合よりも2倍の感度が得られる。
インダクタンス検出回路100は、接続点VS1と接続点VS2との差分電圧を増幅するものであり、各接続点VS1,VS2の電位をデューティ可変された電圧(後記するオフセット電圧)を用いて補正することができる。これにより、前記中点電位が所定の基準電位に補正される。また、インダクタンス検出回路100は、矩形波信号を生成し、励磁信号Iとしてブリッジ回路10のゲート端子G2に供給する。インバータ55は、励磁信号Iの反転信号を生成し、この信号をゲート端子G1に供給する。
次に、図2を参照してインダクタンス検出回路100を詳細に説明する。
インダクタンス検出回路100は、オフセット電圧発生回路71,72と、オフセット電圧発生回路71,72の出力電圧VREF1,VREF2の差動電圧を増幅する差動増幅回路77,78と、差動増幅回路77,78の出力電圧V01,V02の差動電圧を増幅する差動増幅回路79と、CPU60と、を備える。
オフセット電圧発生回路71は、CPU60が生成した矩形波信号Vduty1を平滑した直流電圧をバッファアンプOP11を介して出力し、オフセット電圧VREF1を生成するものであるが、特に、矩形波信号Vduty1と基準電位Vcとの電位差が抵抗器R11,R111で分圧されている点を特徴とする。すなわち、矩形波信号Vduty1が最大電圧Vccであるとき、
(Vcc−Vc)・R11/(R11+R111)+Vc
に分圧され、矩形波信号が最低電圧0Vであるとき、
Vc・R11/(R11+R111)
に分圧される。これの分圧された電圧波形でデューティ比が変化し、コンデンサC11によって平滑された直流電圧が出力され、オフセット電圧VREF1となる。
例えば、CPU60が5Vで駆動され、最高電圧が5Vである場合は、図3(a)のような最高電圧5V、最低電圧0Vの矩形波信号Vduty1がCPU60から出力される。なお、縦軸はCPU出力電圧[V]であり、横軸は時間[s]である。また、R11/(R11+R111)=2/5 の場合の分圧電圧波形は、図3(b)のように、中点電位2.5Vを中心とする最高電圧4V、最低電圧1Vの矩形波電圧波形となり、最高電圧と最低電圧との差V1は3Vである。また、図3(c)の実線は、オフセット電圧発生回路71,72(図2参照)に入力される矩形波信号Vduty1,Vduty2のデューティを可変した場合の出力VREF1,VREF2の電圧変化を示している。また、図3(c)の破線は特許文献2に記載の基準電圧生成手段の出力電圧変化である。本実施形態のオフセット電圧発生回路71,72の方が分解幅が小さいことが解る。
再び、図2に戻り、オフセット電圧発生回路71の具体的回路構成は、一端が基準電位Vc、例えば、2.5Vに維持された抵抗器R111の他端と、一端にCPU60の矩形波信号Vduty1が入力された抵抗器R11の他端と、コンデンサC11の一端とがバッファアンプOP11の非反転入力(+)に接続され、反転入力(−)と出力VREF1とが接続された回路構成である。
差動増幅回路77は、オペアンプOP12と抵抗器R12,R13,R14,R15,R16とコンデンサC12とを備え、接続点VS1の電位VVS1と基準電位Vcの差動電圧を増幅し、オフセット電圧発生回路71の出力であるオフセット電圧VREF1を加算するものである。すなわち、オフセット電圧発生回路71は、
Vo1=R14/R13・(VVS1−Vc)+VREF1
の電圧を出力する。ここで、R12=R13、R16=R14を条件としている。
また、具体的回路構成は、接続点VS1に抵抗器R12の一端が接続され,抵抗器R12の他端と抵抗器R16の一端とがオペアンプOP12の非反転入力(+)に入力されている。また、抵抗器R16の他端にはオフセット電圧VREF1が入力されている。さらに、オペアンプOP12の反転入力(−)には、一端が基準電位Vcに維持された抵抗器R13の他端と抵抗器R14の一端とが接続され、オペアンプOP12の出力V01には抵抗器R14の他端と抵抗器R15の一端が接続されている。また、抵抗器R15の他端には、一端が接地されたコンデンサC12の他端と出力端子VT1とが接続されている。
同様に、オフセット電圧発生回路72は、バッファアンプOP21と抵抗器R21,R211とコンデンサC21とを備え、CPU60の矩形波信号Vduty2からオフセット電圧VREF2を生成するものである。また、差動増幅回路78は、オペアンプOP22と、抵抗器R22,R23,R24,R25,R26と、コンデンサC22とを備え、接続点VS2の電位と基準電位Vcとの差分電圧を増幅し、オフセット電圧VREF2を加算し、出力V02している。また、出力端子VT2に平均化された電圧が出力される。
差動増幅回路79は、差動増幅回路77の出力V01と差動増幅回路78の出力V02の差分電圧を増幅し、基準電位Vcのオフセット電圧を加算するものである。具体的には、一端が差動増幅回路77の出力V01に接続された抵抗器R31と抵抗器R32の一端がオペアンプOP31の反転入力(−)に接続され、抵抗器32の他端がオペアンプOP31の出力端子VT3に接続されている。また、一端が差動増幅回路78の出力V02に接続された抵抗器R33の他端と、一端が基準電位Vcに維持された抵抗器R34の他端とがオペアンプOP31の非反転入力(+)に接続されている。
さらに、CPU60は、出力端子VT1,VT2からの帰還信号を入力し、矩形波信号Vduty1,Vduty2のデューティ比を可変している。また、CPU60は、ブリッジ回路10のゲート端子G1に入力するための励磁信号と、ゲート端子G2に入力するためのその反転信号とを生成している。
図4(a)は、シャフト20に、検出コイル40a,40b,40c,40dが巻回された状態を示した図である。円環状の検出コイル40a,40cが、被着された磁歪膜30bの軸方向2箇所にシャフト20と離間して挿入されている。また、円環状の検出コイル40b,40dが、磁歪膜30aの軸方向2箇所にシャフト20と離間して挿入されている。なお、各検出コイル40a,40b,40c,40dの巻回方向は同一であり、発生する磁界H1,H2,H3,H4を打ち消していない。また、検出コイル40a,40dと検出コイル40b,40cとの間には矩形波電圧が印加され、検出コイル40aと検出コイル40bとの接続点VS1が引き出され、検出コイル40cと検出コイル40dとの接続点VS2が引き出されている。
図4(b)は検出コイル電圧の波形であり、この印加電圧波形はパルス幅t1、デューティ1/2の矩形波交流電圧である。励磁信号Iのハイレベル信号がブリッジ回路10のゲート端子G2に入力され、この反転信号であるローレベル信号がゲート端子G1に入力されると、端子S2が電源電位になり、端子S1が接地電位になる。一方、励磁信号Iのローレベル信号がゲート端子G2に入力され、この反転信号であるハイレベル信号がゲート端子G1に入力されると、端子S1が電源電位になり、端子S2が接地電位になる。これにより、検出コイル40a,40bの直列回路、および、検出コイル40c,40dの直列回路には、正および負の電圧に交互に反転する矩形波交流電圧が印加される。
図4(c)は、検出コイル電流の波形である、検出コイル40a,40b,40c,40dに正の電圧が印加されると、インダクタンスの逆数を比例係数として時間的に単調増加する電流が流れる。また、検出コイル40a,40b,40c,40dに負の電圧が印加されると時間的に単調減少する電流が流れる。このとき、増加電流の最大値はパルス幅t1により制限され、検出コイル40a,40b,40c,40dに飽和電流は流れない。また、負の時間も矩形波交流電圧が検出コイル40a,40b,40c,40dに印加されており(図示せず)、時刻ゼロの時に負の電流値から立ち上がっている。なお、インダクタンスを規定する透磁率は非線形特性を有するので、電流は直線的には変化しない。また、正負対称の交流電流を流すことにより、正または負のパルス電流の場合のみよりも磁束密度の絶対値が約半分となる。
以上説明したように、本実施形態の磁歪式トルクセンサユニット150によれば、検出コイル40a,40bおよび検出コイル40c,40dの接続点VS1,VS2の電位VVS1,VVS2と、基準電位Vcとの電位差が増幅され、デューティ比によって変化する直流のオフセット電圧VREF1,VREF2が加算される。このとき、トルクがゼロのときの電位VVS1,VVS2である中点電位が基準電位Vcにならないときでも、デューティ比を可変して、オフセット電圧VREF1,VREF2を(基準電位Vc−中点電位)に設定することにより、差動増幅回路77,78の出力電圧が基準電位Vcに補正される。このとき、オフセット電圧VREF1,VREF2は、差動増幅回路77,78の増幅率R14/R13、R24/R23に依存しないので、デューティ比の分解能が低い場合でも電圧変動(分解能)を小さくすることができる。
また、オフセット電圧VREF1,VREF2は、CPU60の矩形波信号Vduty1,Vduty2が中点電位を基準として分圧され、分圧された波形が平滑されて生成されるので、分解幅が小さくなる。したがって、CPU60の分解能を上げずに出力分解能を向上することができる。したがって、接続点VS1,VS2の電位と基準電位Vcとの差を高精度に調整することができる。
(電動パワーステアリング装置)
次に、前記実施形態の磁歪式トルクセンサユニット150が使用される電動パワーステアリング装置について、図5を参照して説明する。
電動パワーステアリング装置200は、操向ハンドル210を回転させると操向ハンドル210に直結するステアリング軸(シャフト20)がラックピニオン機構270を構成するピニオン260を回転し、これによってラック軸250を移動させて転舵輪220の方向を変える。このとき、磁歪式トルクセンサユニット150が、検出コイル40を用いてトルクを検出し、出力したトルク信号Tに応じて、制御装置230が電動機240を駆動制御する。電動機240は、動力伝達機構280を介してピニオン260を回転させ、操向ハンドル210の操舵トルクを軽減させるように動作する。なお、運転者の操舵トルクをTHとし、ピニオン260に伝達されるトルクをTPとし、電動機240による補助トルクの大きさに関連した定数をKAとすると、TH=TP/(1+KA)の関係が成立する。
磁歪式トルクセンサユニット150は中点ずれを補正するオフセット電圧の分解幅が増幅されないので、電動パワーステアリング装置200は中点調整によるトルク変化が細かくなりハンドルトルクの左右差を低減させることができる。このため、運転者の操舵フィーリングが向上する。また、ECU(Electrical Control Unit)と組み合わせた場合の中点調整が簡易になり、設計自由度が大きくなる。
(比較例1)
次に、インダクタンス検出回路の比較例1について説明する。
図6において、インダクタンス検出回路110は、基準電圧生成回路73,74と、差動増幅回路75,76と、差動増幅回路75,76の出力の差動電圧を増幅する差動増幅回路79と、CPU60とを備える。
基準電圧生成回路73は、CPU60が生成した矩形波信号Vduty1を平滑した直流電圧をバッファアンプOP11を介して出力し、基準電圧VREF1を生成するものである。すなわち、矩形波信号Vduty1を分圧しない点で実施形態と相違する。差動増幅回路77は、オペアンプOP12と抵抗器R12,R13,R14,R15,R16とコンデンサC12とを備え、接続点VS1の電位VVS1と基準電圧VREF1の差動電圧を増幅し、出力電圧V1を生成するものである。すなわち、
V1=R14/R13(VVS1−VREF1)
の電圧が出力され、増幅率はR14/R13によって規定される。また、電位VVS1だけでなく基準電圧VREF1も増幅される。なお、R12=R13、R16=R14を条件としている。
同様に、基準電圧生成回路74は、CPU60の矩形波信号Vduty2から基準電圧VREF2を生成するものであり、差動増幅回路78は、接続点VS2と基準電圧VREF2との差分電圧を増幅した出力電圧V2を生成するものである。また、差動増幅回路79は、前記実施形態と同様である。また、CPU60は、ブリッジ回路10のゲート端子G1に入力する為の励磁信号を生成している。
本比較例の場合は、基準電圧VREF1,VREF2がR14/R13の増幅率で増幅されて出力されるので、矩形波信号Vduty1,Vduty2のデューティ比の分解能で定まる変化幅が増幅される。このため、中点調整によるトルク変化が粗くなりハンドルトルクの左右差を十分に減少させることができない。
(比較例2)
次に、インダクタンス検出回路の比較例2について説明する。
図7に示されるインダクタンス検出回路120は、比較例1のインダクタンス検出回路110に対して、差動増幅回路75,76の抵抗器R16,R26が無い点で相違する。
これにより、オペアンプOP12の出力電圧V1は、
V1=(VS1−VREF1)・R14/R13+VS1
=(1+R14/R13)・VS1−R14/R13・VREF1
となり、インダクタンス検出回路110と同様に、オフセット電圧VREF1が増幅される。また、VS1に対する増幅率(1+R14/R13)となり、インダクタンス検出回路110の増幅率R14/R13と相違する。
(変形例)
本発明は前記した実施形態に限定されるものではなく、例えば以下のような変形が可能である。
(1)前記実施形態は、スイッチング素子10a,10b,10c,10dにMOSFETを用いたが、バイポーラトランジスタ、IGBT等の他のスイッチング素子を用いることもできる。
(2)前記実施形態は、差動増幅回路77,78の抵抗器R16,R26の一端にオフセット電圧VREF1,VREF2を印加して、オフセットを加算したが、差動増幅後にオフセット電圧VREF1,VREF2を加算してもよい。
(3)前記実施形態のブリッジ回路10は、スイッチング素子10a,10cにnチャネルMOSFETを用い、スイッチング素子10b,10dにpチャネルMOSFETを用いたが、スイッチング素子10a,10cにpチャネルMOSFETを用い、スイッチング素子10b,10dにnチャネルMOSFETを用いることもできる。この場合には、スイッチング素子10a,10cのソースが検出コイル電源に接続され、ソースが端子S1,S2に接続される。これにより、スイッチング素子10a,10bあるいはスイッチング素子10c,10dは、ゲート端子G1,G2を電源電位にすると端子S1,S2が接地電位になり、ゲート端子G1,G2を接地電位にすると端子S1,S2が電源電位になるインバータ回路を構成する。
(4)前記各実施形態では、検出コイル40c,40dを検出コイル40a、40bの逆方向に接続して接続点VS1と接続点VS2との差動出力を得たが、同方向に接続するとトルク印加により同方向に電位変動し、差動出力はゼロ点近傍になる。言い換えれば、異常が発生するとゼロ点でなくなるので、これを検出して異常検出手段とすることができる。
(5)本発明の電動パワーステアリング装置には、操向ハンドル210と転舵輪220とが機械的に切り離されたステアバイワイヤ(Steer_By_Wire)が含まれる。
本発明の一実施形態である磁歪式トルクセンサユニットの回路構成図である。 インダクタンス検出回路の回路図である。 デューティ比を可変した場合のオフセット電圧の変化を示す図と、CPU出力電圧波形を示す図と、CPU出力が分圧された分圧波形を示す図である。 検出コイルがシャフトに巻回された状態および接続を示す図と、検出コイルの電圧波形および電流波形を示す図である。 電動パワーステアリング装置の構成図である。 インダクタンス検出回路の比較例である。 インダクタンス検出回路の他の比較例である。
符号の説明
10 ブリッジ回路
10a,10b,10c,10d スイッチング素子
20 シャフト(ステアリング軸)
30a,30b 磁歪膜
40,40a,40b,40c,40d 検出コイル
55 インバータ
60 CPU
71,72 オフセット電圧発生回路
73,74 基準電圧生成回路
75,76,77,78,79 差動増幅回路
100,110,120 インダクタンス検出回路
150 磁歪式トルクセンサユニット(トルクセンサユニット)
200 電動パワーステアリング装置
210 操向ハンドル
220 転舵輪
230 制御装置
240 電動機
250 ラック軸
260 ピニオン
270 ラックピニオン機構
280 動力伝達機構

Claims (6)

  1. 励磁電圧が印加され、接続点で直列接続された1対の検出コイルと、
    前記接続点の測定電位と基準電位との差分電圧を増幅する差動増幅回路と、
    前記差動増幅回路の出力電圧のオフセット電圧を発生するオフセット電圧発生回路と
    を備え、
    前記オフセット電圧が変更されることを特徴とするインダクタンス検出回路。
  2. 前記オフセット電圧発生回路は、前記測定電位が変化する前の初期電位と前記基準電位との差の電圧を発生することを特徴とする請求項1に記載のインダクタンス検出回路。
  3. 前記増幅回路は、所定の電源電圧により駆動され、
    前記オフセット電圧は、分圧された前記電源電圧をデューティ比で可変した電圧であることを特徴とする請求項1または請求項2に記載のインダクタンス検出回路。
  4. 請求項1ないし請求項3の何れか1項に記載のインダクタンス検出回路と、
    前記1対の検出コイルに離間して挿入され、磁歪膜が被着されたシャフトと
    を備えたトルクセンサユニット。
  5. 励磁電圧が印加され、第1の接続点で直列接続された1対の第1の検出コイルと、
    前記励磁電圧が印加され、第2の接続点で直列接続された1対の第2の検出コイルと、
    1対の前記第1の検出コイルおよび1対の前記第2の検出コイルに離間して挿入され、磁歪膜が被着されたシャフトと、
    前記第1の接続点の測定電位と基準電位との差分電圧を増幅する第1の増幅回路と、
    前記第2の接続点の測定電位と前記基準電位との差分電圧を増幅する第2の増幅回路と、
    前記第1の増幅回路の出力電圧と前記第2の増幅回路の出力電圧との差分電圧を増幅する差動増幅回路と、
    前記第1の増幅回路および前記第2の増幅回路の出力電圧のオフセット電圧を変更するオフセット電圧発生回路と
    を備え、
    前記オフセット電圧を変更することを特徴とするトルクセンサユニット。
  6. 請求項4または請求項5に記載のトルクセンサユニットを備え、
    前記シャフトは、ステアリング軸であることを特徴とする電動パワーステアリング装置。
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