JP2007278115A - エンジンの吸気装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】燃焼室内のガス流動を強化して燃焼安定性を改善しつつ、残留ガスの吸気管への逆流を抑制して吸気制御弁の近傍におけるデポジット付着を防止する。
【解決手段】各気筒の吸気管6に設けられ、シャフト14とともに回転して吸気管6内の流路を開閉する吸気制御弁13を備えたエンジンの吸気装置において、吸気制御弁13を閉じたときに、吸気管の中心線Xよりも上側に第1開口部61が形成されるとともに、吸気管の中心線Xよりも下側に第2開口部62が形成され、第2開口部62の開口面積が第1吸気流路61の開口面積よりも小さくなるように構成した。
【選択図】図2

Description

本発明は、エンジンの吸気装置に関し、特に、各気筒の吸気管に設けられた吸気制御弁によって燃焼室内のガス流動を強化するようにしたエンジンの吸気装置の改良に関する。
内燃機関の燃焼改善、特に希薄混合気の安定した燃焼を実現するためには、燃焼室内のガス流動を強化(スワールやタンブルを生成)することが有効である。
各気筒の吸気管に設けられた吸気制御弁によって燃焼室内のガス流動を強化するようにしたエンジンの吸気装置としては、例えば、特許文献1に記載のものがある。この装置では、吸気ポートの通路断面の中で吸気流を偏在させたい側と反対側の領域から、吸気流を偏在させたい側の吸気上流側に吸気の一部を還流させることによってガス流動の強化を図るようにしている。より具体的には、吸気ポートの下側の領域から吸気ポートの上側に吸気の一部を下流させてタンブルを強化している(タンブル流を生成している)。
特開2004−124835号公報
しかしながら、上記従来の技術では、次のような問題がある。
すなわち、吸気ポート内において還流通路側(吸気流を偏在させたい側と反対側)の吸気流量が減少するため、この吸気ポートの還流通路側の領域を介して、吸気の一部とともに前サイクルで筒内に残された残留ガスが吸気ポート内に逆流し易くなる。絞り部となる吸気制御弁の下流側には低圧領域が発生するため、この逆流した残留ガスは吸気制御弁の近傍にまで到達することとなる。このため、残留ガスに含まれるカーボン等が吸気制御弁の近傍にデポジットとして付着してしまい、吸気制御弁の動作不良や制御精度の悪化を招くおそれがある。
本発明は、このような問題を解決するためになされたものであり、各気筒の吸気管に設けられた吸気制御弁によって燃焼室内のガス流動を強化して燃焼安定性の改善を図りつつ、残留ガスの吸気管への逆流を効果的に防止して吸気制御弁の近傍におけるデポジット付着を防止することのできるエンジンの吸気装置を提供することを目的とする。
このため、本発明は、各気筒の吸気管に設けられ、シャフトとともに回転して前記吸気管内の流路を開閉する吸気制御弁を備えたエンジンの吸気装置において、前記吸気制御弁を閉じたときに、前記吸気管の中心線よりも上側に第1開口部が形成されるとともに、前記吸気管の中心線よりも下側に第2開口部が形成され、前記第2開口部の開口面積が前記第1開口部の開口面積よりも小さくなるように構成した。
ここで、前記第1開口部としては、例えば、前記吸気制御弁に設けられた切欠部によって(切欠部と吸気管の内壁との間に)形成されるものがある。なお、前記吸気管が仕切り壁によって上下(流路)に分割され、前記吸気制御弁が下側の流路を開閉するような場合には、吸気制御弁が下側流路を閉塞したときに開放している上側流路が前記第1開口部となる。
また、第2開口部は、前記吸気制御弁の下端面と前記吸気管の内壁との間や、前記シャフトと前記吸気管との間に形成されてもよいし(隙間等)、吸気制御弁に設けられた第2切欠部によって(第2切欠部と吸気管の内壁との間に)形成されてもよい。さらに、前記吸気制御弁に設けられた貫通孔が第2開口部となってもよい。
なお、吸気制御弁を閉じたときの状態を吸気上流側から見たときに(換言すると、吸気管の流路断面において)、前記第1開口部が左側(又は右側)に偏っている場合には、前記第2開口部はそれとは反対側の右側(又は左側)に形成されるのが好ましく、また、第2開口部の開口面積は、第1開口部の開口面積の20〜25%程度とするのが好ましい。
本発明によれば、各気筒の吸気管に吸気制御弁を備えた構成において、所定の運転条件のときに吸気制御弁を閉じたときに形成される第1開口部によって吸入空気の流れを偏らせて燃焼室内にガス流動(スワールやタンブル)を生成して燃焼安定性(特に希薄域における燃焼安定性)を改善することができる。また、同時に形成される第2開口部を通過する吸入空気によって、吸気の一部及び残留ガスの吸気管への逆流や吸気制御弁の下流側における低圧領域の発生も抑制できる。これにより、吸気制御弁の近傍へのデポジット付着を防止でき、長期間にわたって吸気制御弁の安定した動作と高い精度を維持できる。
以下、本発明の実施形態を図に基づいて説明する。
図1は、本発明の第1実施形態に係るシステム構成を示している。図1において、エンジン1に吸入される空気は、エアクリーナ2を通過後、エアフローメータ3で流量を計測されて電制スロットル弁4に導かれる。この電制スロットル弁4で吸入空気量の制御が行われる。吸入空気は、その後、吸気コレクタ5を経て各気筒の吸気管6に導かれる。そして、吸気管6において、燃料噴射弁7から噴射された燃料と混合されて混合気を形成し、該混合気が吸気弁8を介して燃焼室9内に供給される。
燃焼室9内に供給された混合気は、点火プラグ10によって着火され、燃焼する。燃焼排気は、排気弁11を介して排気通路12へと排出される。その後、燃料排気は、排気通路12に介装された排気浄化触媒(図示省略)によって浄化されて大気中に放出される。
各気筒の吸気管6には、吸気制御弁13が配設されている。この吸気制御弁13は、その下端付近に回転シャフト14が固定される、いわゆるフラップ式のバルブであり、回転シャフト14とともに回転して吸気管6(すなわち、吸気管6内の流路)を開閉する。なお、各吸気制御弁13は、エンジン1の気筒列方向に延びて各吸気管6を貫通する一本の回転シャフト14に取り付けられている。
図2は、吸気制御弁13の閉弁時(吸気管6内流路を閉じた時)の状態を示している。
図2に示すように、本実施形態においては、吸気制御弁13の閉弁時に、吸気管6の中心線Xよりも上側に上側開口部(本発明に係る第1開口部に相当する)61が形成され、吸気管6の中心線Xよりも下側に下側開口部(本発明に係る第2開口部に相当する)62が形成される。具体的には、吸気上流側から見て、吸気管6内の右上部(すなわち、吸気管6の流路断面の右上部)に上側開口部61が形成され、吸気管6内の下部(すなわち、吸気管6の流路断面の下部)に下側開口部62が形成されている(図2(b)のハッチング部参照)。なお、吸気制御弁13の全開時には、該吸気制御弁13は吸気管6の下部に形成された格納部63に格納されるようになっている(図2(a)参照)。
すなわち、吸気制御弁13には、その上端が左右方向の所定範囲で(図では、右端から左右方向の中央まで)切り欠かれた切欠部131が設けられており、吸気制御弁13の閉弁時には、この切欠部131によって上記上側開口部61が形成される。また、吸気制御弁6の閉弁時には、回転シャフト14と吸気管6の内壁との間に所定の隙間gが形成されるようになっており、この隙間gが上記下側開口部62となる。かかる隙間gは、例えば、図2(c)に示すように、回転シャフト14と吸気管6の内壁(内底面)との間に隙間gが形成されるように回転シャフト14の取付位置を設定してもよいし、図2(d)に示すように、回転シャフト14の該当箇所に所定幅の周方向の溝(又は小径部)141を形成し、吸気制御弁13の閉弁時において、該溝(又は小径部)141が吸気管6の内壁(内底面)に対向する位置となるように構成するようにしてもよい。
ここで、上側開口部61は、燃焼室9内のガス流動を強化するために形成されるものであり、基本的には、エンジン毎にその形状、開口面積及び開口位置が設定される(但し、ガス流動をより効果的に強化する観点からは、吸気管断面の上部で左右のいずれかに偏った位置に開口部を設けるが一般的である)。また、下側開口部62は、(全サイクルの)残留ガスが吸気管6へ逆流することや吸気制御弁13閉弁時に吸気制御弁13の下流側に低圧領域が発生することを防止するために形成されるものである。
なお、実験及びシミュレーションの結果によれば、上側開口部61によるガス流動の強化を損なうことなく、残留ガスの逆流や低圧領域の発生を防止するためには、下側開口部62の開口面積を、上側開口部61の開口面積の20〜25%程度とすればよいことが確認されており、本実施形態においてもそのように設定されている。
図1に戻って、エンジンコントロールユニット(以下「ECU」という)20は、エンジン1の運転条件等に基づいて、電制スロットル弁4、燃料噴射弁7、点火プラグ10及び吸気制御弁13を制御する。このため、ECU20には、エアフローメータ3により計測(検出)される吸入空気量Qaのほか、アクセルペダルセンサ(図示省略)により検出されるアクセル開度APO、クランク角センサ(図示省略)により検出されるエンジン回転速度Ne、水温センサ(図示省略)により検出されるエンジン冷却水温度Twなどが入力されるようになっている。
次に、以上の構成を有する本実施形態の作用を説明する。
ECU20は、エンジン1の運転状態が低回転低負荷領域にある場合には、吸気制御弁13を全閉状態とする。すると、吸気制御弁13によって吸気管6(内の流路)は、その大部分が閉塞されるが、吸気制御弁13に設けられている切欠部131及び回転シャフト14と吸気管6の内壁(内底面)との間に生じる隙間gによって、上側開口部61及び下側開口部62が形成される。このため、吸入された空気は、図3の矢印A、Bで示すように、上側開口部61と下側開口部62とを通過することになる。
ここで、下側開口部62の開口面積は、上側開口部61の開口面積の20〜25%程度と小さく設定されており、吸入された空気の大部分は上側開口部61を通過する。この上側開口部61を通過する空気は、その流速が高められて吸気管断面の斜め上方から燃焼室9内に流れ込む。これにより、燃焼室9内に強力なスワールやタンブル(ガス流動)が生成される(矢印A)。
また、吸入された空気の一部は下側開口部62、すなわち、回転シャフト14と吸気管6の内壁との間の隙間gを通過する。この下側開口部62を通過する空気は流吸気管6の下部を流れることになる(矢印B)。この結果、吸気管6の下部に流れが生じることにより、吸気制御弁13の閉弁時において、前サイクルの残留ガスの逆流(吸気の一部とともに逆流するものであり、矢印Cで示す)が防止される。また、同時に吸気制御弁13の下流側(D部)における低圧領域の発生も防止される。
この結果、吸気制御弁13を閉じることにより、特に希薄域における燃焼安定性を改善することができるとともに、残留ガスの逆流、特に吸気制御弁13の近傍にまで逆流してしまうような事態を防止できる。これにより、吸気制御弁の近傍へのデポジット付着を防止でき、長期間にわたって吸気制御弁の安定した動作と高い精度を維持できる
なお、上記実施形態では、吸気制御弁13の閉弁時に、吸気上流側から見て、吸気管6内の右上部(吸気管6の流路断面の右上部)に上側開口部61が形成され、吸気管6内の下部の全幅(吸気制御弁13の左端に対応する位置から右端に対応する位置まで)にわたって下側開口部62が形成されているが、これに限るものではなく、下記変形例のように、吸気管6の中心線Xよりも上側に上側開口部61が形成され、吸気管6の中心線Xよりも下側に下側開口部62が形成されればよい(もちろん、これらを適宜組み合わせるようにしてもよい)。
以下、上記第1実施形態の変形例をいくつか示す。
図4は、上記実施形態の変形例を示しており、図2(b)に対応する図である。
図4(a)は、第1の変形例を示している。この例では、回転シャフト14と吸気管6の内壁との間に所定の隙間g1が、吸気上流側から見て、吸気制御弁13(吸気管6の流路断面)の左端から吸気制御弁13(流路断面)の左右方向の中央までの間に形成されるようになっている(すなわち、下側開口部62が吸気管6の左右方向の中央よりも左側に偏って形成されている)。これは、上側開口部61が右側に偏って形成されていることから、この偏りによる影響(生成されるガス流動の影響)を受けて、残留ガスが左側に偏って逆流し易くなることを考慮したものである(したがって、上側開口部61が左側に偏っている場合には、下側開口部62は右側に偏らせることになる)。なお、この例における下側開口部62は、例えば、回転シャフト14側、吸気管6の内壁側のいずれかに(又は双方に)凹部を設けることで容易に形成できる。
図4(b)は、第2の変形例を示している。この例では、吸気上流側から見て、吸気制御弁13の上下方向の中央よりも下側の左端面と吸気管6の内壁との間の隙間g2を下側開口部62としている(すなわち、下側開口部62は左側に偏って形成されている)。なお、図では、吸気管6の内壁側を部分的に凹ませているが、吸気制御弁13側を切り欠いてもよい(下記図4(c)参照)。また、場合によっては、図4(b)において破線で示すように、吸気管断面の左端全体を開口させるようにしてもよい(すなわち、少なくとも吸気管6の流路断面の下側に開口部が形成されるようにすればよい)。
図4(c)は、第3の変形例を示している。この例では、吸気制御弁13に設けられた第2切欠部132によって下側開口部62が形成される。この変形例においても、第2切欠部132(すなわち、下側開口部62)は、吸気上流側から見て、左側に偏って形成されている。なお、第2切欠部132の形状やより詳細な位置などはエンジン毎に適宜設定される。
図4(d)は、第4の変形例を示している。この例では、吸気制御弁13に設けられた貫通孔133によって下側開口部62が形成される。貫通孔133が左側に偏って形成されていることやエンジン毎にその形状や詳細な位置などが適宜設定されることは第2切欠部132の場合と同様である。
図5は、第5の変形例を示している。この例は、上記第1実施形態がフラップ式のバルブを用いているのに対して、バタフライ式のバルブを用いるようにしたものである。基本的な構成や動作は上記第1実施形態と同じである。
図5(a)は、上記第1実施形態が回転シャフト14と吸気管6の内壁との間の隙間gによって下側開口部61が形成されるのに対し、吸気制御弁13の下端面と吸気管6の内壁との間の隙間g3によって下側開口部62が形成される点が異なる。例えば、回転シャフト14が吸気管6の上下方向の中央に(中心線Xに直交するように)配置される場合には、回転シャフト14の中心から吸気制御弁13の上端までの寸法Lよりも回転シャフト中心から吸気制御弁13の下端までの寸法Lの方がg3だけ小さくなっていれば、上記隙間gが形成されることになる。なお、図5(b)〜(e)は、フラップ式のバルブを用いた場合の変形例の構成(図4(a)〜(d))をバタフライ式のバルブに適用したものを示している。これらにおいても、下側開口部62は、回転シャフト14側、吸気管6の内壁側のいずれかに(又は双方に)凹部や切欠部を設けることで容易に形成できる(もちろん、具体的な形状や詳細な位置は適宜設定される)。
以上の各種変形例においても、燃焼室9のガス流動を強化して、特に希薄域における燃焼安定性を改善することができるとともに、残留ガスの逆流、特に吸気制御弁13の近傍にまで逆流してしまうことを防止できる。これにより、吸気制御弁の近傍へのデポジット付着を防止でき、長期間にわたって吸気制御弁の安定した動作と高い精度を維持できる。
次に、第2実施形態を説明する。
図6は、第2実施形態における吸気制御弁13の閉弁時の状態を示しており、図6(a)は図2(a)に、図6(b)は図3にそれぞれ対応する図である。図6に示すように、本実施形態では、吸気制御弁13の下流側において、吸気管6が仕切り壁15によって上側流路6aと下側流路6bとに分割されている点が上記第1実施形態と相違する。その他の構成は上記第1実施形態と同様である。
本実施形態においても、吸気制御弁13の閉弁時には、上記第1実施形態と同様に、吸気管6の中心線Xよりも上側に上側開口部61が形成され、吸気管6の中心線Xよりも下側に下側開口部62が形成される(図2〜図5を参照)。
この実施形態によると、吸気制御弁13の下流側に仕切り壁15を設け、吸気管6を上側流路6aと下側流路6bとに分割しているので、吸入された空気の大部分は、上側開口部61を通過した後も上側流路6aのみを流れることとなり、吸気管断面の上半分の部分から燃焼室9内に流れ込む(図6(b)の矢印A)。したがって、空気がより急な傾斜をもって燃焼室9内に流れ込むことになるので、燃焼室9内でさらに強力なガス流動が生成される(ガス流動がさらに強化される)。なお、下側開口部62を通過する空気により(図6(b)の矢印B)、残留ガスの逆流(図6(b)の矢印C)や低圧領域(図6(b)のD部)の発生を防止し、残留ガスが吸気制御弁13の近傍にまで逆流してしまうことを防止できることは上記第1実施形態と同様である。特に、本実施形態では、燃焼室9内により強力なガス流動が生成され、残留ガスの逆流がし易くなる傾向にあるので、下側開口部62を設けた効果(すなわち、残留ガスの逆流防止及び吸気制御弁近傍へのデポジット付着の防止)が顕著にあらわれる。
ところで、上記第2実施形態のように、吸気管6を仕切り壁15によって上側流路6aと下側流路6bとに(上下に)分割した構成においては、図7(図2(a)、図6(a)に対応する図である)に示すように、吸気制御弁13の閉弁時に、該吸気制御弁13が下側流路6bのみを閉塞する(すなわち、吸気制御弁13は下側流路6bのみを開閉する)場合がある(変形例)。このような場合には、吸気制御弁13の閉弁時に開放されている上側流路6aが上側開口部61に相当することとなり、下側開口部62は上記第1、2実施形態と同様に形成する。かかる構成においても、燃焼室9のガス流動を強化しつつ、残留ガスの逆流、特に吸気制御弁13の近傍にまで逆流してしまうことを防止して、これにより、長期間にわたって吸気制御弁の安定した動作と高い精度を維持できる。
本発明の実施形態に係るエンジンのシステム図である。 第1実施形態における吸気制御弁の閉弁時の状態を示す図である。 第1実施形態の作用を説明するための図である。 第1実施形態の変形例を示す図である。 第1実施形態の他の変形例を示す図である。 第2実施形態における吸気制御弁の閉弁時の状態を示す図である。 第2実施形態の変形例を示す図である。
符号の説明
1…エンジン、6…吸気管、6a…上側流路、6b…下側流路、9…燃焼室、13…吸気制御弁、14…回転シャフト、15…仕切り壁、61…上側開口部、62…下側開口部、63…(吸気制御弁)格納部、131…切欠部、132…第2切欠部、133…貫通孔、141…溝(又は小径部)

Claims (9)

  1. 各気筒の吸気管に設けられ、シャフトとともに回転して前記吸気管内の流路を開閉する吸気制御弁を備えたエンジンの吸気装置において、
    前記吸気制御弁を閉じたときに、前記吸気管の中心線よりも上側に第1開口部が形成されるとともに、前記吸気管の中心線よりも下側に第2開口部が形成され、
    前記第2開口部は、その開口面積が前記第1吸気流路の開口面積よりも小さいことを特徴とするエンジンの吸気装置。
  2. 前記第1開口部は、前記吸気制御弁に設けられた切欠部によって形成されることを特徴とする請求項1記載のエンジンの吸気装置。
  3. 前記吸気管は、前記吸気制御弁の下流側が仕切り壁によって上側流路と下側流路とに分割されていることを特徴とする請求項1又は請求項2記載のエンジンの吸気装置。
  4. 前記第1開口部は、前記吸気制御弁が前記下側流路を閉塞したときの前記上側流路であることを特徴とする請求項3記載のエンジンの吸気装置。
  5. 前記第2開口部は、前記シャフトと前記吸気管の内壁との間又は吸気制御弁の端面と前記吸気管の内壁との間に形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のエンジンの吸気装置。
  6. 前記第2開口部は、前記吸気制御弁に設けられた第2切欠部によって形成されることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のエンジンの吸気装置。
  7. 前記第2開口部は、前記吸気制御弁に設けられた貫通孔であることを特徴とする請求項1〜4のいずれか一つに記載のエンジンの吸気装置。
  8. 前記第1開口部は、前記吸気管の流路断面において左右方向の中央より左側又は右側に偏って形成され、
    前記第2開口部は、前記吸気管の流路断面において前記第1開口部とは左右反対側に偏って形成されることを特徴とする請求項1〜7のいずれか一つに記載のエンジンの吸気装置。
  9. 前記第2開口部の開口面積は、前記第1開口部の開口面積の20〜25%であることを特徴とする請求項1〜8のいずれか一つに記載のエンジンの吸気装置。
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