JP2007277456A - 硬化性樹脂組成物 - Google Patents

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Abstract

【課題】発光素子の封止に好適な適度な粘性を有する樹脂組成物であって、その硬化物がエポキシ樹脂と同等以上の屈折率を有し、耐熱性と耐光性に優れ、熱応力緩和性を有する樹脂組成物を提供する。
【解決手段】硬化性樹脂組成物が、式(1)で表されるフルオレン基含有アクリレート又はメタクリレートと、特定の単官能アクリレート又はメタクリレートを含有する。
【化1】
Figure 2007277456

(式中、X:-(CH2CH2O)n-又は-(CH2CH2O)n-CH2CH(OH)CH2O- 、n=1〜5
R:アクリル又はメタクリル )
【選択図】なし

Description

本発明は、光学素子の封止等に有用な硬化性樹脂組成物に関する。
従来、LEDの封止樹脂として、ビスフェノールAグリシジルエーテル型のエポキシ樹脂が使用されているが、この樹脂は耐熱性と耐光性(特に、UVや青色光に対する耐光性)に劣り、高輝度LEDやUV発光のLED等で使用された場合には、LEDから放射される熱や光によって変色をおこす。そのため、LEDの輝度が経時変化するという問題がある。
この問題に対しては、高透明性のエポキシ樹脂が開発されているが、未だ、十分な耐熱性や耐光性を得るには至っていない。
これに対し、ゲルタイプのシリコーン樹脂が、エポキシ樹脂に比して耐熱性や耐光性に優れることから、高輝度LEDに使用されるようになっている。
しかしながら、ゲルタイプのシリコーン樹脂には次のような問題点がある。
第1に、表面にべたつきがあり、ゴミや埃がつきやすいという問題がある。そのため現状におけるシリコーン樹脂の用途は、レンズ機能を有するドーム部とLEDのチップ基部とを接合した後にこれらの間隙に充填する樹脂として、あるいはLEDを面実装する場合の封止樹脂としての用途に限られている。
第2に、シリコーン樹脂は、屈折率がエポキシ樹脂より小さく、1.41〜1.51であるため、LEDからの光取り出し効率が劣る。即ち、高輝度LEDにおいては、そのチップ基板としてサファイヤ基板が用いられることが多く、サファイヤ基板側から光を取り出す方式が主流となっている。サファイヤの屈折率は1.76であるから、サファイヤ基板から封止樹脂へ光を効率よく取り出すためには、封止樹脂の屈折率はサファイヤの屈折率である1.76に近い方がよい。しかしながら、シリコーン樹脂の屈折率は、一般的なジメチルシリコーン樹脂が1.41であり、フェニル基を導入することで屈折率を高めたジフェニルジメチル系やフェニルメチル系のシリコーン樹脂が1.51程度であり、双方共にエポキシ樹脂の屈折率の1.53〜1.57よりも低い。そのため、高輝度LEDの封止樹脂としてシリコーン樹脂を用いた場合には、エポキシ樹脂を用いた場合に比して光取り出し効率が劣ることを余儀なくされている。
第3に、電子材料に用いられるシリコーン樹脂は付加反応型であり、2液性であるため、使用直前に2液を混合しなくてはならないという制約がある。2液の混合には通常、スタティスティックミキサーが用いられるが、このミキサーでは比較的低粘度のものしか混合できないため、2液混合後の樹脂組成物を十分に高い粘度で得ることが難しい。そのため、所定のレンズ形状に成型することができず、封止樹脂にレンズ機能を付与することができない。
このようなシリコーン樹脂の問題点のうち、屈折率については、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛等の高屈折率の微粒子を樹脂中に添加することで樹脂組成物の屈折率を高める手法が提案されている(特許文献1)。しかしながら、この手法でシリコーン樹脂の屈折率をエポキシ樹脂よりも高めるためには、少なくとも10〜40体積%の割合で微粒子を樹脂中に添加しなくてはならず、そのためにかえって透明性が損なわれ、また、封止樹脂として使用する場合に必要な流動性を得ることも困難となる。シングルナノサイズと呼ばれる微粒子を用いることで透明性を向上させようとする試みもあるが、シングルナノサイズの超微粒子は凝集力が極めて強く、2次凝集粒子を形成させることなく均一に樹脂中に分散させることは極めて困難である。そのため、このような微粒子を用いた樹脂でLEDを封止する技術は実用化されていない。
一方、光学用反射防止膜の製造に用いる高屈折率の樹脂として、フルオレン基含有モノアクリレートを用いることが提案されており(特許文献2)、この化合物をLEDの封止樹脂として用いることが考えられる。
しかしながら、フルオレン基含有モノアクリレートは、粘度が非常に高いために封止剤としての取り扱い性に劣る。フルオレン基含有モノアクリレートに、例えば、2-ヒドロキシエチルアクリレート等の低粘度希釈剤を添加すると、その組成物の粘度を低下させることはできるが、希釈剤の使用により屈折率が低下するという問題が生じる。また、この組成物は硬化後も非常に硬く、LEDの封止樹脂として用いると、熱応力により、チップと樹脂の間に剥離が生じたり、チップが破損したり、配線が断線する等の問題が生じる。
特開2004−15063号公報 特開2002−293762号公報
以上のような従来技術の問題点に対し、本発明は、LEDの封止樹脂の形成に好適な粘度を有する樹脂組成物であって、その硬化物が、少なくともエポキシ樹脂と同等以上の屈折率を有し、耐熱性と耐光性に優れ、適度な粘性を有し、これを用いて封止したLEDにおいて封止樹脂の剥離、チップの破損、断線等の障害が生じない程度に硬化物の硬度が低くなる樹脂組成物を提供すること、また、そのような樹脂組成物の硬化物、及びその硬化物で封止した光学素子を提供することを目的とする。
本発明者らは、フルオレンを有する特定の2官能アクリレート又はメタアクリレートと、特定の単官能アクリレート又はメタアクリレートからなる樹脂組成物は、適度な粘性を有する1液性の硬化性樹脂組成物となり、その硬化物の屈折率はエポキシ樹脂と同等以上の1.55以上であり、耐熱性、耐光性に優れ、さらに封止樹脂として好適な硬度も有することを見出し、本発明を完成させた。
即ち、本発明は、次式(1)で表されるフルオレン基含有アクリレート又はメタクリレート、及び次式(2)又は(3)で表される単官能アクリレート又はメタクリレート
を含有する硬化性樹脂組成物を提供する。











Figure 2007277456
(式中、X:-(CH2CH2O)n- 又は-(CH2CH2O)n-CH2CH(OH)CH2O- 、
n=1〜5
R:アクリル又はメタクリル )
Figure 2007277456
(式中、A:アクリル又はメタクリル
X:フェニル、クミルフェニル、ビフェニル、テルフェニル又は
多環式芳香族炭化水素基
Y:-(CH2CH2O)n- もしくは-(CH2CH2CH2O)n- 但しn=1〜5、又は
-(CH2CH2O)n1-(CH2CH2CH2O)n2- 、n1+n2=2〜5)
Figure 2007277456
(式中、A:アクリル又はメタクリル
X:フェニル、クミルフェニル、ビフェニル、テルフェニル又は
多環式芳香族炭化水素基
Y:-(CH2CH2O)n- もしくは-(CH2CH2CH2O)n- 、n=1〜5、又は
-(CH2CH2O)n1-(CH2CH2CH2O)n2- 、n1+n2=2〜5)
R:CH3、Br又はI、m=1〜6)
また、本発明は、この硬化性樹脂組成物を硬化させてなる硬化物、特に、この硬化性樹脂組成物を用いて封止されてなる発光素子を提供する。
本発明によれば、次のような効果を得ることができる。
第1に、本発明の樹脂組成物は熱又はUV照射によって容易に硬化させることができる1液性であるため可使用時間に制限がない。また、粘度調整が可能であり、用途に応じた粘度に調整することができる。したがって、本発明の樹脂組成物は取り扱い性に優れている。
第2に、この樹脂組成物の硬化物は表面にべたつきのないドライタッチで、自己形状保持性がある。このため、この硬化物は封止機能に加えてレンズ機能を発揮するものとなる。
第3に、この硬化物はフルオレン基含有モノアクリレートの硬化物のように硬くなく、ガラス転移点(Tg)を100℃以下にでき、熱応力緩和性がある。そのため、LEDチップに熱応力を与えることがなく、封止不良によるチップの劣化や熱応力による断線の問題を解消することができる。
第4に、この硬化物の屈折率は、エポキシ樹脂と同等以上の1.55以上であり、LEDのサファイヤ基板からの光取り出し効率を向上させることができる。
第5に、この硬化物は耐熱性と耐光性に優れ、透明性を維持することができる。したがって、この硬化物によれば、高輝度LEDを封止した場合の発光量の経時変化を低減させることが可能となる。
以下、本発明を詳細に説明する。なお、以下の説明において、(メタ)アクリレートは、アクリレート又はメタクリレートを意味する。
本発明の樹脂組成物は、次式(1)
Figure 2007277456


(式中、X:-(CH2CH2O)n- 又は-(CH2CH2O)n-CH2CH(OH)CH2O- 、
n=1〜5
R:アクリル又はメタクリル )

で表されるフルオレン基含有(メタ)アクリレートを含有する。
式(1)の化合物は、硬化前の屈折率が1.57〜1.62、硬化後の屈折率が1.58〜1.65であり、エポキシ樹脂と同等以上の屈折率を有し、また、耐熱性と耐光性に優れた化合物である。式(1)において、nが5を超えると屈折率が小さくなりすぎるので好ましくない。
式(1)の(メタ)アクリレートとしては市販のものを使用することができる。例えば、次式(1a)の9,9'-ビス(4-(2-アクリロキシエトキシ)フェニルフルオレン)(大阪ガスケミカル社、BPEF−A)(屈折率1.614)や、




Figure 2007277456

次式(1b)の9,9'-ビス(4-(2-(3-アクリロイル-2-ヒドロキシプロポキシ)エトキシ)フェニル)フルオレン(大阪ガスケミカル社)(屈折率1.574)を使用することができる。
Figure 2007277456

本発明の樹脂組成物においては、式(1)のフルオレン基含有(メタ)アクリレートを一種又は複数種を含有することができる。
式(1)のフルオレン基含有(メタ)アクリレートの単独組成物は粘度が高く、薄膜コーティング、印刷、注入等の用途には適さない。そこで、本発明においては、次式(2)
Figure 2007277456
(式中、A:アクリル又はメタクリル
X:フェニル、クミルフェニル、ビフェニル、テルフェニル又は
多環式芳香族炭化水素基
Y:-(CH2CH2O)n- もしくは-(CH2CH2CH2O)n- 、n=1〜5、又は
-(CH2CH2O)n1-(CH2CH2CH2O)n2- 、n1+n2=2〜5)
で表される単官能(メタ)アクリレート、又は次式(3)
Figure 2007277456
(式中、A:アクリル又はメタクリル
X:フェニル、クミルフェニル、ビフェニル、テルフェニル又は
多環式芳香族炭化水素基
Y:-(CH2CH2O)n- もしくは-(CH2CH2CH2O)n- 、n=1〜5、又は
-(CH2CH2O)n1-(CH2CH2CH2O)n2- 、n1+n2=2〜5)
R:CH3、Br又はI、m=1〜6)

で表される単官能(メタ)アクリレートを併用する。
式(2)及び式(3)において、Xの多環式芳香族炭化水素としては、ナフタレン、ジナフタレン、アントラセン、ピレン等をあげることができる。
式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートとしては、市販品を使用することができ、例えば、パラクミルフェノキシエチルアクリレート(東亜合成社、アロニックスM110)(モノマー屈折率1.5542、粘度125mPa)、
Figure 2007277456

2-(2-アクリロキシエトキシ)ビフェニル(東亜合成社、TO1463)(モノマー屈折率1.5785、粘度125mPa)
Figure 2007277456

フェノキシエチルアクリレート(大阪有機化学工業社、ビスコートV192)(ポリマーTg.−22℃、モノマー屈折率1.519、粘度9.7mPa)



Figure 2007277456

等がある。
本発明において、式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートは、その単独種を使用してもよく、複数種を適宜組合せて使用してもよい。
式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートは粘度(E型粘度計、25℃)が数十〜数千mPaの範囲であり、これを上述のフルオレン基含有(メタ)アクリレートに配合した樹脂組成物は、粘度が100〜100000mPaとなり、薄膜コーティング、印刷、注入等の用途に適した粘度を有するものとなる。
式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートはベンゼン骨格を有し、式(1)のフルオレン基含有(メタ)アクリレートとの相溶性が良好である。また、式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートは、屈折率が1.5以上と高く、配合量を多くしても最終的な硬化物の屈折率を高く維持することが可能である。そのため、式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートは、配合量の自由度が高く、その具体的な配合量は、これを式(1)のフルオレン基含有(メタ)アクリレートに配合して得られる樹脂組成物に必要とされる粘度、屈折率等に応じて適宜定めることができる。例えば、150℃×240時間程度の高い耐熱性が必要とされる場合には、式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートと、式(1)のフルオレン基含有(メタ)アクリレートとの配合比を0.2:1〜1:1程度とすることが好ましい。式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートを多く使用すると、耐熱性が低下する。
硬化物のガラス転移点(Tg)を100℃以下にし、硬化物に十分な熱応力緩和性を付与するためには、式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートの配合重量(W1)と、式(1)のフルオレン基含有(メタ)アクリレートの配合重量(W0)との比(W1/W0)を0.5以上とすることが好ましい。
また、この場合において、樹脂組成物の屈折率を1.58以上にする場合には、式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートと、式(1)のフルオレン基含有(メタ)アクリレートとの配合重量比を0.2:1〜2:1より好ましくは0.5:1〜1:1とすることが好ましい。
なお、式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレートを併用することにより、屈折率や硬化物の物性の他、透明性、耐光性、硬化速度等も調整することができる。
本発明の樹脂組成物には、必要に応じて、組成物の硬化速度、粘度、硬化物の屈折率、透明性、耐光性、耐熱性等の物性の調整のため、種々のモノマーを含有することができる。但し、硫黄を含むモノマーは、熱による黄変の問題があるため、含有しないことが好ましい。
本発明の樹脂組成物に好ましく含有させることのできるモノマーとしては、例えば、低粘度を目的として、スチレン等の芳香族ビニルモノマーをあげることができる。
また、硬化物のTgを低くし、硬化物に柔軟性を付与するため、樹脂組成物のTgを低下させるモノマーを配合することできる。このようなモノマーとしては、ブチルアクリレート、2-エチルヘキシルアクリレート、2-メトキシアクリレート、3-メトキシブチルアクリレート等がある。これらは屈折率が通常1.45以下であり、多量に配合すると本発明の硬化物の屈折率を1.55以上とすることができない。そのため、これらのモノマーの配合量は、通常50重量%以下とすることが好ましい。
硬化物の透明性を高めるため、カットオフ周波数を下げるモノマーを配合することができる。カットオフ周波数を下げることで、LEDから発光させるUV光や青色光に対して硬化物が透明になり、これらの光が硬化物に吸収されなくなる。そのため、輝度の損失を防ぐことができると共に、硬化物がこれらの光で劣化することを防止でき、長期に亘って透明性を安定に維持することができるので好ましい。このようなモノマーとしては、シクロヘキシル(メタ)アクリレート、ジシクロペンテニル(メタ)アクリレート、トリシクロデカニル(メタ)アクリレート、イソボルニル(メタ)アクリレート、アダマンチル(メタ)アクリレート等をあげることができる。
本発明の樹脂組成物の硬化剤としては、パーオキサイド類、アゾ化合物類等のラジカル性硬化剤やUV硬化剤等を使用することができる。その配合量は、モノマーの合計量100重量部に対して0.1〜5重量部が好ましい。
また、本発明の樹脂組成物には、硬化物の屈折率をさらに高めるため、高屈折率超微粒子を配合することができる。ここで、高屈折率超微粒子とは、酸化チタン、酸化ジルコニウム、酸化亜鉛、酸化アルミニウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物からなり、直径20nm以下、より好ましくは9nm以下のシングルナノサイズと呼ばれる粒子径を有し、屈折率が1.6以上の透明な微粒子である。高屈折率超微粒子としては、表面に疎水性処理が施されていることが好ましい。
この他、本発明の樹脂組成物には、重合禁止剤、その他種々の添加剤を配合することができる。例えば、重合禁止剤として、ハイドロキノン、メトキノン、BHT等を25〜1000ppm配合することができる。チキソトロピー性の付与剤として、アエロゾル等の酸化ケイ素微粒子を配合することができる。LEDの発光波長の変換のため、着色染料、YAG蛍光体等を配合してもよい。
本発明の樹脂組成物は、式(1)のフルオレン基含有(メタ)アクリレート、及び
式(2)又は(3)の単官能(メタ)アクリレート、さらに必要に応じて添加される成分を常法により混合することにより、液状組成物として得ることができる。
この樹脂組成物は、温度80〜150℃の加熱又はUV照射により硬化させることができる。また、LED、光ディスク、レーザー等の発光素子の光学封止用硬化性樹脂組成物として好適に使用できるものとなる。したがって、本発明は、本発明の樹脂組成物で封止した発光素子を包含する。
以下、実施例に基づいて、本発明を詳細に説明する。
実施例1
(1)樹脂組成物の調製
9,9-ビス(4-(2-アクリロキシエトキシ)フェニル)フルオレン(大阪ガスケミカル社、商品名BPEF−A)80重量部とパラクミルフェノキシエチルアクリレート(東亞合成社、商品名アロニックスM110)20重量部とを配合し、60℃にて均一に混合し、40℃に冷却した。次で、硬化剤(日本油脂社製、パーヘキサO)1重量部を配合し、遊星式混合機を用いて均一に分散し、樹脂組成物を得た。
(2)硬化物シートの作製
(1)の樹脂組成物を2枚のPETからなる離型フィルムに挟み込み、厚みを調整し、80℃のオーブンで1時間熱処理して硬化させた。室温に戻した後、離型フィルムを取り除き、厚さ0.5mmの硬化物シートを得た。
(3)評価
上述の樹脂組成物及び硬化物シートに対し、以下の評価を行った。結果を表1に示す。
(3-1)粘度
樹脂組成物の粘度をE型粘度計(25℃)で測定した。
(3-2)屈折率
上述の樹脂組成物及び硬化物シートの屈折率を、それぞれアッベの屈折率計(ナトリウムD線(589nm)、25℃)を用いて測定した。
(3-3)カットオフ波長
硬化物シートを試料片とし、カットオフ波長を分光光度計により調べた。その結果、硬化物シートのカットオフ波長は325nmであった。なお、カットオフ波長は、青色LEDの発光波長である440±20nmよりも十分低いことが実用上必要とされる。
(3-4)光取り出し効率(総発光量の比率)
まず、市販の緑色LED(ルミレッツ社製ルキセオン)のレンズ部と封止樹脂を除去することにより、LEDチップ基部(ベアチップとその台座)を得、このLEDチップ基部を積分球内で発光させ、総発光量が17ルーメンになるように電流値を調整した。
次に、直径5mmの半球状のくぼみ形状を有する金型を用い、そのくぼみの中に上述の樹脂組成物を流し込み、その上にLEDチップ基部を、該チップ基部が樹脂組成物に接するように下向きに配置し、80℃のオーブン中で1時間熱処理して樹脂組成物を硬化させた。室温に冷却後、金型から取り出すことにより、透明な半球状ドームを有するLED素子を得、その総発光量を積分球を用いて測定した。その結果、38ルーメンであった。
光取り出し効率として、こうして得たLED素子の総発光量とベアチップの総発光量との比を求めた。
LED素子において、光取り出し効率は、半球状ドームを構成する樹脂の屈折率が、LEDチップ基板を構成するサファイヤの屈折率と近い程高くなる。
(3-5)ガラス転移点(Tg)
動的粘弾性測定装置レオバイブロン(オリエンテック社、DDV−25FP)により硬化物シートのガラス転移点を測定した。
(3-6)ショアA硬度
ASTM D2240に基づき、タイプAデュロメータを用いて硬化物シートのショアA硬度(室温)を測定した。
(3-7)耐光性試験
硬化物シートを試料片とし、JIS A1415に基づき、フェードメーターによる96時間の耐光試験を行い、色の変化の有無を目視で調べた。
(3-8)耐熱性試験
硬化物シートを試料片とし、150℃の空気雰囲気下で96時間おく耐熱性試験を行い、その前後の透明性の変化の有無を目視で調べた。
実施例2〜6
9,9-ビス(4-(2-アクリロキシエトキシ)フェニル)フルオレンとパラクミルフェノキシエチルアクリレートとの配合量を表1のように変え、硬化剤として、チバスペシャリティーケミカルズ社、イルガキュアI−651を使用する以外は実施例1と同様にして樹脂組成物を調製し、また、得られた樹脂組成物に対し、ハロゲンランプで積算光量1J/cm2 を照射して硬化させることにより硬化物シートを作製し、それらを評価した。結果を表1に示す。
実施例7〜11
パラクミルフェノキシエチルアクリレートに代えて2-(2-アクリロキシエトキシ)ビフェニル(東亞合成社製、商品名 TO1463)を表1の配合量で使用する以外は実施例2と同様にして樹脂組成物を調製し、また、得られた樹脂組成物から硬化物シートを作製し、それらを評価した。結果を表1に示す。
実施例12〜13
パラクミルフェノキシエチルアクリレートに代えてフェノキシエチルアクリレート(大阪有機化学工業社、商品名 ビスコートV192)を表1の配合量で使用する以外は実施例2と同様にしてアクリル組成物を調製し、また、得られたアクリル組成物から硬化物シートを作製し、それらを評価した。結果を表1に示す。
比較例1
市販のビスフェノールA型のエポキシ樹脂(ジャパンエポキシレジー社、エピコート828)100重量部に、新日本理化社、リガシッドMH700を100重量部と、サンアプロ社、DBU−フェノール塩0.5重量部を混合し、150℃で2時間硬化させ、実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
比較例2
市販のポリジメチルシリコーン系付加反応型の2液性シリコーン樹脂(東レ・ダウコーニング・シリコーン社、CY−52276)について実施例1と同様の評価を行った。結果を表1に示す。
比較例3
各実施例で用いた9,9-ビス(4-(2-アクリロキシエトキシ)フェニル)フルオレン(大阪ガスケミカル社製、商品名 BPEF−A)に対し、硬化剤として日本油脂社、パーヘキサOを1.0重量部使用し、単独モノマー組成物とその硬化物について実施例1と同様の評価を行った。結果を表1及び表2に示す。
また、実施例1〜6で用いたパラクミルフェノキシエチルアクリレート(東亞合成社製、商品名アロニックスM110)、実施例7〜11で用いた2-(2-アクリロキシエトキシ)ビフェニル(東亞合成社製、商品名 TO1463)、実施例12〜13で用いたフェノキシエチルアクリレート(大阪有機化学工業社、商品名 ビスコートV192)に対しても、それぞれ硬化剤として日本油脂社、パーヘキサOを1.0重量部使用し、単独モノマー組成物とその硬化物について実施例1と同様の評価を行った。結果を表2に示す。
さらに、各実施例について、単官能アクリレートのフルオレン基含有アクリレートに対する配合重量比と樹脂組成物の屈折率との関係を図1に示し、単官能アクリレートのフルオレン基含有アクリレートに対する配合重量比と硬化物のガラス転移点(Tg)との関係を図2に示した。


Figure 2007277456





Figure 2007277456
表1から、9,9-ビス(4-(2-アクリロキシエトキシ)フェニル)フルオレンの単独モノマー組成物(比較例3)の硬化物は、屈折率が高く、耐光性も良好であるが、組成物の粘度が高く、飴状で測定できず、封止樹脂としての取り扱い性に劣ることがわかる。また、表2から、ガラス転移点も高く熱応力緩和性に劣ることがわかる。
これに対し、各実施例の硬化物は、屈折率がエポキシ樹脂と同等の1.55以上であり、耐光性も良好であり、さらに、樹脂組成物の粘度が封止樹脂として適した範囲にあり、ガラス転移点が9,9-ビス(4-(2-アクリロキシエトキシ)フェニル)フルオレンの単独モノマー硬化物よりも低く、熱応力緩和性に優れていることがわかる。
特に、図2から、単官能(メタ)アクリレートのフルオレン基含有(メタ)アクリレートに対する配合重量比を0.5以上とすることにより、硬化物のガラス転移点を100℃以下にでき、さらに図1から、B:パラクミルフェノキシエチルアクリレート及びC:2-(2-アクリロキシエトキシ)ビフェニルにおいては、フルオレン基含有(メタ)アクリレートに対する配合重量比を0.2〜2とすることにより、樹脂組成物の屈折率を1.58以上にできることがわかる。
また、表1から、単官能アクリレートとして2-(2-アクリロキシエトキシ)ビフェニルを使用すると(実施例7〜11)、パラクミルフェノキシエチルアクリレートを使用した場合(実施例1〜6)に比して硬化物がより高屈折率になることがわかる。
ショアA硬度も、各実施例の硬化物は、9,9-ビス(4-(2-アクリロキシエトキシ)フェニル)フルオレンの単独組成物の硬化物に比して低く、硬化物の硬さが低減していることが確認できる。
光取り出し効率について、実施例1の光取り出し効率は2.24で、比較例1の光取り出し効率に比して1割程度も高く、本発明によれば、無駄な電力消費を押さえ、放熱性を良好とし、また発光量を多くできることがわかる。
比較例1のエポキシ樹脂の硬化物は、光取り出し効率が各実施例に比して低いことに加え、耐光性試験、耐熱性試験で明らかな黄変が認められ、高輝度LEDの封止樹脂としては好ましくないことがわかる。
比較例2のシリコーン樹脂の硬化物は光取り出し効率が1.53倍と低い。これは、シリコーン樹脂の屈折率が低いことと、比較例2の硬化物は過度に柔らかく、半球形状を保持できなかったことによる。
本発明の樹脂組成物は、LED、光ディスク、レーザー等の発光素子の光学封止用樹脂組成物として有用であり、特に高輝度LEDの封止樹脂組成物として有用である。
また、本発明の樹脂組成物を用いて封止した発光素子は、フラットパネルのバックライト、信号機、広告看板の照明、自動車のヘッドライト等種々の分野で使用される。
単官能アクリレートのフルオレン基含有アクリレートに対する配合重量比と樹脂組成物の屈折率との関係図である。 単官能アクリレートのフルオレン基含有アクリレートに対する配合重量比と硬化物のガラス転移点(Tg)との関係図である。

Claims (10)

  1. 次式(1)で表されるフルオレン基含有アクリレート又はメタクリレート、及び
    次式(2)又は(3)で表される単官能アクリレート又はメタクリレート
    を含有する硬化性樹脂組成物。
    Figure 2007277456
    (式中、X:-(CH2CH2O)n- 又は-(CH2CH2O)n-CH2CH(OH)CH2O- 、
    n=1〜5
    R:アクリル又はメタクリル)
    Figure 2007277456
    (式中、A:アクリル又はメタクリル
    X:フェニル、クミルフェニル、ビフェニル、テルフェニル又は
    多環式芳香族炭化水素基
    Y:-(CH2CH2O)n- もしくは-(CH2CH2CH2O)n- 、n=1〜5、又は
    -(CH2CH2O)n1-(CH2CH2CH2O)n2- 、n1+n2=2〜5)
    Figure 2007277456
    (式中、A:アクリル又はメタクリル
    X:フェニル、クミルフェニル、ビフェニル、テルフェニル又は
    多環式芳香族炭化水素基
    Y:-(CH2CH2O)n- もしくは-(CH2CH2CH2O)n- 、n=1〜5、又は
    -(CH2CH2O)n1-(CH2CH2CH2O)n2- 、n1+n2=2〜5)
    R:CH3、Br又はI、m=1〜6)
  2. 屈折率が1.55以上である請求項1記載の硬化性樹脂組成物。
  3. 屈折率が1.58以上である請求項1記載の硬化性樹脂組成物。
  4. 硬化物のガラス転移点が100℃以下である請求項1〜3のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
  5. 式(2)又は(3)で表される単官能アクリレート又はメタクリレートの(1)で表されるフルオレン基含有アクリレート又はメタクリレートに対する配合重量比が、0.2〜2である請求項1〜4のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
  6. 式(2)で表される単官能アクリレートが、パラクミルフェノキシエチルアクリレート又は2-(2-アクリロキシエトキシ)ビフェニルである請求項1〜5のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
  7. 式(1)で表されるフルオレン基含有アクリレート又はメタクリレートと式(2)又は(3)で表される単官能アクリレート又はメタクリレートとの混合物よりも屈折率の高い超微粒子が分散されている請求項1〜6のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物。
  8. 請求項1〜7のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物からなる光学封止用硬化性樹脂組成物。
  9. 請求項1〜8のいずれかに記載の硬化性樹脂組成物を硬化させてなる硬化物。
  10. 請求項8記載の硬化性樹脂組成物を用いて封止されてなる発光素子。

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