JP2007275194A - 物掛け具 - Google Patents

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Takeshi Higano
健 日向野
Reiko Kitano
怜子 北濃
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Abstract

【課題】簡単な操作で、広い範囲にわたって微細な調整をすることができるようにすることが本発明の課題である。
【解決手段】支持体1に腕体2を断面非円形の軸3によって回動可能に取り付ける。支持体1は、本体部6の上端に上板部7を設け、左右の側端に側板部8・8を設ける。側板部8・8には、それぞれ5つの円形の孔が括れ部14・・・14を介して上下方向に連続する受孔9・9を設ける。腕体2は、先端部分を引掛部11とし、後端部に受部5を設けて繋ぎ、ループ状にしてある。組み立てるには、支持体1の側板部8・8に設けたいずれかの受孔9・9に軸3を挿通し、軸3の両端部に軸受具4・4を取り付ける。軸受具4には、貫通孔12を設けて腕体2の後端部を貫通させ、後端部に受部5を設けて繋ぐ。軸3は、断面小判型で、腕体2の後端部を軸受具4・4の貫通孔12・12に貫通させた時、その断面は、腕体2の長手方向に長くなるようになっている。
【選択図】図1

Description

本発明は、窓枠やドア枠の上枠や鴨居等の被取付体に取り付けて、主に、洗濯物を掛けたハンガー等を吊下げて物干として使用する物掛け具に関するものである。
この種の物掛け具においては、取付可能な被取付体の厚さは、支持体の上板部下面と、受孔に挿通した腕体の当接部上面との間の距離によって決まるが、その距離を変更して取付可能な被取付体の厚さ寸法に対応するために、実願昭59−46210号(実開昭60−158476号)考案及び特願2003−273985号(特開2005−34349号)発明が提案されている。
前者の従来例においては、本発明の物掛け具が取り付けられる被取付体の厚さ寸法に対応するために、腕体を挿通する受孔を独立して複数段上下に設けて、腕体を挿通する受孔を変更して調整しているものである。また、後者の従来例は、前者の構成に加えて、腕体の後端部に、回動中心からの距離が異なる複数の当接面を有する受具を、回動可能に設けて、受具を回動することによって腕体からの突出高さを異ならせて微細な調整も可能にしたものである。
実開昭60−158476号公報 特開2005−34349号公報
前者の従来例においては、受孔を独立して設けるため、強度の問題からその間隔を小さくすることが難しく、微調整ができないという問題があり、この問題を解決するために、後者の従来例は、前者の構成に加えて、腕体の後端部に回動可能な受具を設けたものであるが、大きな調整をするのに、腕体を、支持体から外して複数の受孔のいずれかに挿通して行い、その後微調整を、受具を回動することによって行うという操作が必要であり、その操作が面倒であるという問題があり、簡単な操作で、大きな調整も微調整も行うことができるようにすることが本発明の課題である。
本発明は、上記の課題を解決するために、略垂直状態に設けられる支持体に腕体を前方に略水平状態に設けて被取付体に取り付けられる物掛け具において、支持体は、本体部の上部に後方に突出する上板部を設けると共に、本体部の側部に左右方向に貫通する受孔を設け、受孔は、複数の孔を括れ部を介して上下方向に連続して設けて成るものであり、受孔には断面非円形の軸を貫通させ、腕体は、先端部に引掛部を設けると共に後端部に受部を設けて成り、軸に腕体を取り付け、腕体は、支持体の本体部に対して略直角の時に、軸が受孔の括れ部を通過できずに移動不能で、かつ支持体の本体部に対して先端部を回動して一定以上傾けた時に、軸が受孔の括れ部を通過して上下に移動が可能になるようにして成り、腕体を支持体の本体部に対して一定以上傾けて上下に移動してその位置を変更し、支持体の上板部を被取付体の上面に載置すると共に、腕体を略直角に回動して受部の上面を被取付体の下面に当接させて取り付けるように成し、被取付体の厚さに応じて取り付けられるように構成したことを特徴とするものである。
以上のように本発明によれば、腕体を、支持体から外すことなく上下に移動させる距離を大きくすることができ、なおかつ、腕体を挿通する受孔は、独立して複数段設けるのではなく、上下方向に複数連続して設けて成るので、その間隔を小さくすることが可能であり、簡単な操作で、広い範囲にわたって微細な調整をすることができるという効果がある。
本発明の物掛け具は、支持体1に腕体2を断面非円形の軸3によって回動可能に取り付けられている。支持体1は、金属板に合成樹脂製のカバーを被せて成り、縦長の長方形状の本体部6の上端には、上板部7を直角に後方に折曲して設け、左右の側端には、側板部8・8を直角に後方に折曲して設けてある。側板部8・8には、それぞれ5つの円形の孔が括れ部14・・・14を介して上下方向に連続する受孔9・9を設け、上板部7の後端縁の2箇所に下方向に突出する爪部10・10を設けてある。
腕体2は、金属棒材を細長いU字状に折曲して先端部分を引掛部11とし、平行に分かれている後端部に合成樹脂製の受部5を設けて繋ぎ、ループ状にしてある。腕体2の先端部分の引掛部11には、引掛けるものが滑って移動するのを防止するための球状のストッパー13・・・13を設けてある。
本発明の物掛け具を組み立てるには、まず、支持体1の側板部8・8に設けた、対向して対となっているいずれかの受孔9・9に軸3を挿通し、軸3の両端部に軸受具4・4を取り付ける。この軸受具4には、軸3方向と直行する方向に貫通孔12を設けてあり、それぞれの貫通孔12・12に腕体2の平行に分かれている後端部をそれぞれ貫通させ、後端部に合成樹脂製の受部5を設けて繋いでループ状にする。
軸3は、一方向が長い断面略小判型で、腕体2の後端部を軸受具4・4の貫通孔12・12に貫通させた時、その断面は、腕体2の長手方向に長くなるようになっている。軸3の断面は、一方向(横方向)の寸法が受孔9の括れ部14の幅寸法よりも長く、他方向(縦方向)の寸法が、受孔9の括れ部14の幅寸法よりも短くなっていればよい。
腕体2が水平で支持体1に対して直角になっている時は、軸3は横長の状態(図5参照)で、受孔9・9の括れ部14・14を通過できず、腕体1は、回動はできるが上下に移動はできない状態であり、引掛部11が上になるように腕体1を回動して支持体1に対して平行になっている時は、軸3は縦長の状態(図6参照)で、受孔9・9の括れ部14・14を通過可能で、腕体1は、上下に移動できる状態になる。
本発明の物掛け具を被取付体Tに取り付けるには、図3及び図6に示すように、腕体1を回動して支持体1に対して平行にして、被取付体Tの厚さに応じて上下いずれかに移動させた後、支持体1の上板部7を、被取付体Tの上面に載置し、爪部10・10を喰い込ませる。その後、腕体1の先端を下方に回動して受部5を被取付体Tの下面に当接させて取り付ける。
腕体が水平状態の本発明の全体斜視図である。 本発明の取付状態を示す一部断面図である。 腕体が垂直状態の本発明の全体斜視図である。 本発明の要部の分解斜視図である。 腕体が水平状態の本発明の縦断面図である。 腕体が垂直状態の本発明の縦断面図である。 本発明を薄い被取付体に取り付けた状態を示す一部断面図である。 本発明を厚い被取付体に取り付けた状態を示す一部断面図である。
符号の説明
1 支持体
2 腕体
3 軸
5 受部
6 本体部
7 上板部
9 受孔
11 引掛部

Claims (1)

  1. 略垂直状態に設けられる支持体に腕体を前方に略水平状態に設けて被取付体に取り付けられる物掛け具において、支持体は、本体部の上部に後方に突出する上板部を設けると共に、本体部の側部に左右方向に貫通する受孔を設け、受孔は、複数の孔を括れ部を介して上下方向に連続して設けて成るものであり、受孔には断面非円形の軸を貫通させ、腕体は、先端部に引掛部を設けると共に後端部に受部を設けて成り、軸に腕体を取り付け、腕体は、支持体の本体部に対して略直角の時に、軸が受孔の括れ部を通過できずに移動不能で、かつ支持体の本体部に対して先端部を回動して一定以上傾けた時に、軸が受孔の括れ部を通過して上下に移動が可能になるようにして成り、腕体を支持体の本体部に対して一定以上傾けて上下に移動してその位置を変更し、支持体の上板部を被取付体の上面に載置すると共に、腕体を略直角に回動して受部の上面を被取付体の下面に当接させて取り付けるように成し、被取付体の厚さに応じて取り付けられるように構成したことを特徴とする物掛け具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN109652961A (zh) * 2019-02-18 2019-04-19 浙江好易点智能科技有限公司 循环式晾衣组件和晾衣架及晾衣机

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