JP2007274830A - 車両用電力供給装置 - Google Patents

車両用電力供給装置 Download PDF

Info

Publication number
JP2007274830A
JP2007274830A JP2006098672A JP2006098672A JP2007274830A JP 2007274830 A JP2007274830 A JP 2007274830A JP 2006098672 A JP2006098672 A JP 2006098672A JP 2006098672 A JP2006098672 A JP 2006098672A JP 2007274830 A JP2007274830 A JP 2007274830A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
switch
inverter
power storage
power supply
supply device
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006098672A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4640234B2 (ja
Inventor
Michiyuki Haniyu
倫之 羽二生
Susumu Komiyama
晋 小宮山
Hironori Kosaka
裕紀 小坂
Kazuhiro Takeda
和宏 竹田
Hiroshi Iwano
岩野  浩
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP2006098672A priority Critical patent/JP4640234B2/ja
Publication of JP2007274830A publication Critical patent/JP2007274830A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4640234B2 publication Critical patent/JP4640234B2/ja
Expired - Fee Related legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/70Energy storage systems for electromobility, e.g. batteries
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02TCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO TRANSPORTATION
    • Y02T10/00Road transport of goods or passengers
    • Y02T10/60Other road transportation technologies with climate change mitigation effect
    • Y02T10/72Electric energy management in electromobility

Landscapes

  • Charge And Discharge Circuits For Batteries Or The Like (AREA)
  • Electric Propulsion And Braking For Vehicles (AREA)

Abstract

【課題】従来技術同様の直並列切換が可能であり、さらに接続する充電抵抗及びスイッチ数を低減し、構成回路のコスト削減を実現する車両用電力供給装置を提供する。
【解決手段】車両用電力供給装置は、モータ5に接続されたインバータ4と電気的に接続される第1と第2の蓄電手段11、12と、蓄電手段をインバータに直列接続するための回路に配置された第1のスイッチ手段22と、蓄電手段をインバータに並列接続するための回路に配置された第2のスイッチ手段24、25と、第1のスイッチ手段に対して並列接続される第3のスイッチ手段21及び異常電流を抑制する1つの充電抵抗3と、第3のスイッチ手段と1つの充電抵抗との間から分岐し、一方の蓄電手段を1つの充電抵抗を介してインバータに接続するための回路に配置された第4のスイッチ手段23と、複数のスイッチ手段のそれぞれの作動を制御する制御手段9と、を有している。
【選択図】図2

Description

本発明は、車両用電力供給装置に関する。
電気自動車には、車両駆動用のモータに電気的に接続可能な複数の蓄電手段を有する車両用電力供給装置が組み込まれている(特許文献1参照)。特許文献1に開示された車両用電力供給装置は、複数の蓄電手段を直列接続又は並列接続に切り換えることが可能に構成され、複数の蓄電手段の直並列を切り換えることによって、複数の蓄電手段からの出力電圧を変化させている。具体的には、要求される印加電圧が小さい場合には、複数の蓄電手段のすべてを並列接続して出力電圧を小さくし、要求される印加電圧が大きい場合には、複数の蓄電手段のすべてを直列接続して出力電圧を大きくしている。
特開平5−236608号公報
特許文献1に示されるような車両用電力供給装置にあっては、複数の蓄電手段の直並列接続を切り換えるときには、接続する蓄電手段とインバータとの電位差によって生じる異常電流(突入電流)を抑制することが必要である。このため、車両用電力供給装置には一般的に、異常電流を抑制する充電抵抗や、電流が充電抵抗を流れる回路と電流が充電抵抗を迂回して流れる回路とを選択的に切り換えるためのスイッチなどが設けられている。
しかしながら、複数の蓄電手段のそれぞれに、専用の充電抵抗やスイッチなどを設けると、コストの増加を伴う結果となる。
本発明は、2個の蓄電手段の直並列接続の切り換えを従来技術と同様に行うとともに、その上で、異常電流を抑制するための充電抵抗の個数やスイッチの個数の増加を抑え、もって、コスト的に有利な車両用電力供給装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するための請求項1に記載の発明は、車両駆動用電動機に接続されたインバータと電気的に接続される第1と第2の蓄電手段と、
前記第1の蓄電手段及び前記第2の蓄電手段を前記インバータに直列接続するための回路に配置された第1のスイッチ手段と、
前記第1の蓄電手段及び前記第2の蓄電手段を前記インバータに並列接続するための回路に配置された第2のスイッチ手段と、
前記第1のスイッチ手段に対して並列接続される第3のスイッチ手段及び異常電流を抑制する1つの充電抵抗と、
前記第3のスイッチ手段と前記1つの充電抵抗との間から分岐し、一方の前記蓄電手段を前記1つの充電抵抗を介して前記インバータに接続するための回路に配置された第4のスイッチ手段と、
前記複数のスイッチ手段のそれぞれの作動を制御する制御手段と、
を有することを特徴とする。
本発明によれば、2個の蓄電手段の直並列接続の切り換えを従来技術と同様に行うことができ、その上で、異常電流を抑制するための充電抵抗の個数やスイッチの個数の増加を抑え、もって、コスト的に有利な車両用電力供給装置を得ることができる。
(第1の実施形態)
以下、本発明に係る車両用電力供給装置を、図面を参照しつつ説明する。
図1は、本発明の第1の実施形態に係る車両の概略、及び車両用電力供給装置1の構成を示す図である。
図1に示すように、車両としての電気自動車は、電力供給装置1(車両用電力供給装置に相当する)からインバータ4を介して供給される電力によって回転駆動されるモータ5(車両駆動用電動機に相当する)と、モータ5の出力軸に接続される減速機6と、減速機6に接続される差動装置7と、差動装置7に接続されモータ5の回転動が伝達されて回転駆動される車輪8とを有する。電力供給装置1は、回路部2と、回路部2の作動を制御する制御部9(制御手段に相当する)とを有する。制御部9は、コントローラ91と、スイッチドライブ回路92とを有する。また、電気自動車は、車両の運転状態を表す所定の情報を検出する図示しない複数のセンサを有する。センサは、コントローラ91に接続されている。センサからの出力信号がコントローラ91に入力される。センサには、アクセルペダルに取り付けられアクセル開度を検出するアクセルペダルセンサ(APS)や、車輪速センサなどが含まれる。
図2は、図1に示す回路部2の詳細図である。回路部2は、概説すれば、モータ5に接続されたインバータ4と電気的に接続される電池11、12(第1と第2の蓄電手段に相当する)と、電池11、12をインバータ4に直列接続するための回路に配置されたスイッチ22(第1のスイッチ手段に相当する)と、電池11をインバータ4に並列接続するための回路に配置されたスイッチ24(第2のスイッチ手段に相当する)と、電池12をインバータ4に並列接続するための回路に配置されたスイッチ25(第2のスイッチ手段に相当する)と、スイッチ22に対して並列接続されるスイッチ21(第3のスイッチ手段に相当する)及び異常電流を抑制する1つの充電抵抗3と、スイッチ21と1つの充電抵抗3との間から分岐し、一方の電池11を1つの充電抵抗3を介してインバータ4に接続するための回路に配置されたスイッチ23(第4のスイッチ手段に相当する)と、インバータ4との接続を遮断するコンダクタスイッチ26とを有する。スイッチ21〜25、及びコンダクタスイッチ26のそれぞれの作動は、制御部9によって制御される。
前記電池11、は、単一の単位電池又は複数の単位電池を直列接続して構成されている。電池12も同様に、単一の単位電池又は複数の単位電池を直列接続して構成されている。電池11、12は、インバータ4を介してモータ5に電気的に直並列接続可能な二次電池である。
スイッチ21は、電池11の正極と電池12の負極とをつなぐ経路上に配置され、電池11の正極とスイッチ21との間に充電抵抗3が配置されている。
スイッチ22は、電池11の正極と充電抵抗3をつなぐ経路上から電池12の負極へとつながる経路上に配置されている。
スイッチ23は、充電抵抗3とスイッチ21とをつなぐ経路上からインバータ4の正極(以降、インバータの接続部であって、電池の正極と接続する側をインバータの正極とし、また負極と接続する側をインバータの負極と称して説明する)へとつながる経路上に配置されている。
スイッチ24は電池11の正極とインバータ4の正極とをつなぐ経路上に配置され、スイッチ25は電池12の負極とインバータ4の負極とをつなぐ経路上に配置されている。また、電池11の負極はインバータ4の負極と、電池12の正極はインバータ4の正極とそれぞれ接続する。
これにより、スイッチ21のみをオンすると、インバータ4に対し、電池11と電池12とが充電抵抗3を介して直列接続する経路を形成し、また、スイッチ22のみをオンすると、インバータ4に対し、電池11と電池12とが充電抵抗3を介さずに直列接続する経路を形成する。さらにまた、スイッチ23のみをオンすると、電池11が充電抵抗3を介してインバータ4と接続する経路を形成し、スイッチ24のみをオンすると、電池11が充電抵抗3を介さずにインバータ4と接続する経路を形成する。さらにまた、スイッチ25のみをオンすると、電池12が充電抵抗3を介さずにインバータ4と接続する経路を形成する。
次に、本実施形態における回路部2の制御方法について説明する。図1に示すコントローラ91は、車両の運転状態を検知し、種々の運転状態に応じてスイッチドライブ回路92を駆動させ複数のスイッチ21〜26を制御する。車両が運転中の場合、コントローラ91はモータ5の要求電圧に応じて電池11と電池12との直並列接続を切り換えるように制御する。また、電池11と電池12とがモータ5に接続するとき、モータ5の要求電圧に応じて、直列に接続又は並列に接続するように制御する。
以下に、代表的なスイッチ切換動作を、図3〜図15に示す各スイッチ操作に基づく電流経路及び各部の電圧を示す図を参照し説明する。なお、図3〜図15の各図において、(A)に回路図を、(B)に等価回路図を示す。
(直列に接続するとき)
本回路において電池11と電池12とがモータ5に接続していない状態から、電池11と電池12とを直列に接続する場合、図3に示すように、まず、スイッチ21のみをオンする。このときのインバータ4の電位Vinv1を下記の式(1)に示す。なお、抵抗値がRである充電抵抗3においては、電流Iの向きに逆らう方向に電圧変化が生じるため、直列に接続する場合、電池11の電圧V11と電池12の電圧V12との和から、充電抵抗3における電圧変化量IRを引いた電圧がインバータ4に印加されることになる。また、各電池11、12の電圧V11、V12は、それら電池11、12の開放電圧と通電時の内部抵抗による電圧変化量との和からなることを意味し、以降別段の定めがないときはこれを前提とし説明する。
Vinv1=V11+V12−IR ・・・(1)
である。
スイッチ21をオンした後に、図4に示すようにスイッチ21をオフするとともにスイッチ22のみをオンすることにより、電池11と電池12とは充電抵抗3を介さずにインバータ4に対し直列に接続される。このときのインバータ4の電位Vinv2を下記の式(2)に示す。
Vinv2=V11+V12 ・・・(2)
である。
なお、この切換に伴うインバータ4の電位変化(電位の大小関係)は、
Vinv1→Vinv2(Vinv1<Vinv2)
のとおりである。
このように、インバータ4に対し、電池11と電池12とを直列に接続するとき、最初にスイッチ21をオンして充電抵抗3に通電させた後にスイッチ22をオンして直列に接続するための回路を形成することにより、異常電流を抑制することができる。
(並列に接続するとき)
本回路において電池11と電池12とがモータ5に接続していない状態から、電池11と電池12とを並列に接続する場合、図5に示すように、まず、スイッチ23のみをオンする。このときのインバータ4の電位Vinv3を下記の式(3)に示す。なお、充電抵抗3においては、電流Iの向きに逆らう方向に電圧変化が生じるため、この接続の場合、電池11の電圧V11から、充電抵抗3における電圧変化量IRを引いた電圧がインバータ4に印加されることになる。
Vinv3=V11−IR ・・・(3)
である。
スイッチ23をオンした後に、図6に示すようにスイッチ23をオフするとともにスイッチ24とスイッチ25をオンすることにより、電池11と電池12とは充電抵抗3を介さずにインバータ4に対し並列に接続される。このときのインバータ4の電位Vinv4を下記の式(4)に示す。
Vinv4=V=V ・・・(4)
である。
なお、この切換に伴うインバータ4の電位変化(電位の大小関係)は、
Vinv3→Vinv4(Vinv3<Vinv4)
のとおりである。
このように、インバータ4に対し、電池11と電池12とを並列に接続するとき、最初にスイッチ23をオンして充電抵抗3に通電させた後にスイッチ24及びスイッチ25をオンして並列に接続するための回路を形成することにより、異常電流を抑制することができる。
(並直列切換)
次に、並列接続されている電池11と電池12とを直列接続に切り換えるときのスイッチの切換動作を説明する。本スイッチ切換動作における初期状態である並列接続状態とは、図6に示すスイッチ24とスイッチ25がオンしている状態であり、インバータ4の電位はVinv4である。まず、図6の状態から図3に示すようにスイッチ24とスイッチ25をオフし、スイッチ21のみオンする。このときのインバータ4の電位はVinv1である。そして、スイッチ21をオンした後に、図4に示すように、スイッチ21をオフするとともにスイッチ22のみをオンすることにより電池11と電池12とは完全に並列接続から直列接続に切り換わる。このときのインバータ4の電位はVinv2である。この切換に伴うインバータ4の電位変化(電位の大小関係)は、
Vinv4→Vinv1→Vinv2(Vinv4<Vinv1<Vinv2)
のとおりである。
このように、インバータ4に対し、並列接続されている電池11と電池12とを直列接続に切り換えるとき、スイッチ21をオンして充電抵抗3に通電させた後にスイッチ22をオンして直列接続するための回路を形成することにより、異常電流を抑制することができる。
(直並列切換1)
次に、直列接続されている電池11と電池12とを並列接続に切り換えるときのスイッチの切換動作を説明する。本スイッチ切換動作における初期状態である直列接続状態とは、図4に示すスイッチ22のみがオンしている状態であり、インバータ4の電位はVinv2である。まず、図4の状態から図7に示すようにスイッチ22をオフし、スイッチ23のみオンする。このときのインバータ4の電位Vinv5を下記の式(5)に示す。なお、スイッチ23をオンした瞬間は、接続する電池11よりもインバータ4の電位のほうが高くなっており、インバータ4から電池11の方向に電流が流れるため、接続する充電抵抗3における電圧変化量IRを電池11の電圧V11に足した電圧がインバータ4の電位Vinv5となる。
Vinv5=V11+IR ・・・(5)
である。
そして、図8に示すようにスイッチ23をオンした状態を保ったまま、スイッチ25をさらにオンする。このスイッチ25をオンした瞬間は、Vinv5と電池12の電圧V12では差が生じているが、各電池の内部抵抗によって電池11と電池12の電圧は等しくなり、充電抵抗3における電圧変化は生じなくなる。充電抵抗3における電圧変化が生じなくなったら、図6に示すように、スイッチ25をオンしたまま、スイッチ23をオフしスイッチ24をさらにオンすることにより電池11と電池12とは完全に直列接続から並列接続に切り換わる。このときのインバータ4の電位はVinv4である。この切換に伴うインバータ4の電位変化(電位の大小関係)は、
Vinv2→Vinv5→Vinv4(Vinv2>Vinv5>Vinv4)
のとおりである。
このように、インバータ4に対し、直列接続されている電池11と電池12とを並列接続に切り換えるとき、スイッチ23をオンして充電抵抗3に通電させた後にスイッチ24及びスイッチ25をオンして並列接続するための回路を形成することにより、異常電流を抑制することができる。
(直並列切換2)
直並列切換1の改変例を説明する。本改変例は、直並列を切り換えるときに、充電抵抗3を介さずに異常電流を抑制するようにしたものである。なお、本切換動作は、接続する電池11と電池12との電位に差があるときに特に効果的なものである。
まず、モータ5が力行状態(力行状態とは、電池が放電している状態である)であり、かつ電池11の電圧V11が電池12の電圧V12よりも大きい(V11>V12)場合の説明をする。ここでは直並列切換直前の電池11の電圧V11が110V、電池12の電圧V12が90Vのときの一例を説明する。図9は、直並列切換1と同様に、スイッチ22をオンし、出力電圧がV11=110V、V12=90Vとなっている状態を示している。インバータ4の電圧は、電圧V11と電圧V12との和からVinv2=200Vである。まず、図10に示すように、スイッチ22をオフし、インバータ4への電圧印加をなくす。ただしスイッチ26はオンしたままでよい。なお、以下のスイッチ切換においてスイッチ26は常にオンしているものとする。すると、電池11、12には電流が流れないため、通電時にそれぞれの電池11、12において生じていた内部抵抗による電圧変化がなくなり、電池11、12の電圧は、それぞれの開放電圧に近づく(以降、ここでいう変化後の各電池の電圧をV11’、V12’と記す)。ここでは変化後の各電池11、12の電圧をV11’=120V、V12’=100Vとする。一方、インバータ4の電圧Vinvはモータ5への出力により低下する。そしてインバータ4の電圧Vinvが、高電位側である電池11の電圧V11’=120Vに近づいたら、図11に示すようにスイッチ24をオンする。さらに、この状態で出力を続け、図12に示すように電池11の出力電圧及びインバータ4の電圧が電池12の電圧V12’=100Vに近づいたら、図13に示すようにスイッチ25をさらにオンすることにより電池11と電池12とは完全に直列接続から並列接続に切り換わる。
このように、電池11、12が放電する場合であって、インバータ4に対し直列接続されている電池11と電池12とを並列接続に切り換えるとき、スイッチ21〜25のうちオンしているスイッチを一旦すべてオフさせ、インバータ4の電圧Vinvが電池11及び電池12のうち高電位側の電池の出力電圧に近づいたら、出力電圧がインバータ4の電圧Vinvに近い高電位側の電池から順に接続するように、スイッチ24又はスイッチ25を順にオンさせることにより、異常電流の抑制を可能とする。なお、本実施形態においては、インバータ4の電圧Vinvが、高電位である電池11の電圧V11’に近づいたら、スイッチ24をオンするとしているが、このスイッチのオンタイミングは、完全にインバータ4の電圧Vinvと電池11の電圧V11’とが同じ値になった時でなくてもよく、若干の許容範囲を有する。この許容範囲は、電池の内部抵抗での損失や、回路を通電する際の損失による電圧変化量に相当する。
次に、モータ5が回生状態(回生状態とは、電池が充電している状態である)であり、かつ電池11の電圧V11が電池12の電圧V12よりも大きい(V11>V12)場合の説明をする。ここでは直並列切換直前の電池11の電圧V11が110V、電池12の電圧V12が90Vのときの一例を説明する。図9は、直並列切換1と同様に、スイッチ22をオンし、出力電圧がV11=110V、V12=90Vとなっている状態を示している。インバータ4の電圧は、電圧V11と電圧V12との和からVinv2=200Vである。まず、図10に示すように、スイッチ22をオフし、インバータ4への電圧印加をなくす。すると、電池11、12には電流が流れないため、通電時にそれぞれの電池11、12において生じていた内部抵抗による電圧変化がなくなり、電池11、12の電圧は、それぞれの開放電圧に近づく(以降、ここでいう変化後の各電池の電圧をV11’’、V12’’と記す)。ここでは力行時同様に変化後の各電池11、12の電圧をV11’’=120V、V12’’=100Vとする。一方、インバータ4の電圧Vinvは、回生中であるため、モータ損失など(モータ消費量)を意図的に増加させ低下させる。そしてインバータ4の電圧Vinvが、少なくとも低電位側である電池12の切換前の電圧V12=90V以下になったら、図14に示すようにスイッチ25をオンする。さらに、この状態で充電を続け、少なくとも電池12の電圧及びインバータ4の電圧が電池11の切換前の電圧V11=110Vに近づいたら、図15に示すようにスイッチ24をさらにオンすることにより電池11と電池12とは完全に直列接続から並列接続に切り換わる。
このように、電池11、12が充電する場合であって、インバータ4に対し直列接続されている電池11と電池12とを並列接続に切り換えるとき、オンしているスイッチを一旦すべてオフさせ、インバータ4の電圧Vinvを電池11及び電池12の出力電圧よりも小さくした後に、電池11及び電池12のうち低電位側の電池から順に接続するように、スイッチ24又はスイッチ25を順にオンさせることにより、異常電流の抑制を可能とし、順次充電することができる。なお、本実施形態においては、一旦すべてのスイッチがオフした後、インバータ4の電圧Vinvが、低電位である電池12の切換前の電圧V12に近づいたら、スイッチ25をオンするとし、また電池11を接続する際にも電池12及びインバータ4の電圧Vinvが電池11の切換前の電圧V11に近づいたらスイッチ24をオンするとしているが、このスイッチのオンタイミングは、上述する力行時同様に若干の許容範囲を有する。この許容範囲は、電池の内部抵抗での損失や、回路を通電する際の損失による電圧変化量に相当する。
図16は、特許文献1に示される回路において、2個の電池のそれぞれに、専用の充電抵抗やスイッチを設けてなる対比例に係る電力供給装置を示す図である。図示するように、2つの電池を有する電力供給装置において、それら電池の単数、複数及び直並列の接続を切り換え可能にするとともに、各切り換え時の異常電流を防ぐためには、6つのスイッチと、3つの充電抵抗とを設ける必要がある。
これに対して、本実施形態にあっては、5つのスイッチ21〜25と、1つの充電抵抗3とを設けることによって、直列接続時、並列接続時、並直列切換時及び直並列切換時に対比例と同様に異常電流を抑制することができ、その上で、異常電流を抑制するための充電抵抗の個数やスイッチの個数を対比例に比べて減少させることができる。充電抵抗の個数やスイッチの個数の増加を抑えられることに伴い、コスト的に有利な車両用電力供給装置を得ることができる。
また、本実施形態の電力供給装置の直並列切換時においては、充電抵抗を介さずに異常電流を抑制する切換をも可能とし、スイッチ及び充電抵抗の数の減少を可能とし、電力供給装置のさらなるコスト削減を実現する。
なお、本実施形態においては、図2に示す回路を前提とし、電池11及び電池12のうちいずれか一方と充電抵抗3とが接続する場合、常に電池11と接続しているが、図17に示す回路を用いれば、常に電池12が充電抵抗3と接続するようになり、それに対応する制御を行うことによりこの回路においても本実施形態同様の効果を得ることができる。
さらにまた、充電抵抗3を介さずに切換を行う場合、V11>V12を条件としたが、V11<V12の場合でも、対応する切換制御を行うことにより同様の効果を得る。
さらにまた、本実施形態において数値限定しているものは、あくまでも一実施形態であり、定義する条件を満たしていれば、他の数値であっても同様の効果を得る。
(第2の実施形態)
図18は、第2の実施形態に係る車両用電力供給装置の回路部の詳細図である。第2の実施形態は、第1の実施形態で説明した直並列切換1のときに、さらに制御を行うものである。前述したように、第1の実施形態における直並列切換1においては、電池11と電池12とを直列接続から並列接続に切り換える際に、直列接続から並列接続に一気に切り換えるのではなく、まず電池11と充電抵抗3とを接続して充電抵抗3において異常電流を抑制し、その後に、電池11と電池12とを並列に接続している。図18は、このような直並列切換1の一連の過程のうち、図7と同様に、スイッチ23のみがオンし、電池11のみが充電抵抗3と接続している状態を示している。
第2の実施形態は、図18に示す接続状態で、充電抵抗3に電流が流れるときにさらに制御を行うものであり、以下、第1の実施形態の直並列切換1との差異について説明する。
第2の実施形態の電力供給装置1は、図18に示すように、1つの充電抵抗3にかかる電圧を測定する電圧測定器3a(充電抵抗部電圧測定手段に相当する)をさらに備えている。電圧測定器3aによって測定された電圧をVと記す。第2の実施形態における直並列切換の基本的なスイッチ操作は、第1の実施形態で説明したものと同様であり、ここでは制御についてのみ図19に示すフローチャートを参照しつつ説明する。
まず、コントローラ91から直並列切換1の切換指令によって(ステップS1(以降「ステップS」を「S」と記す)、電池11と電池12とを直列に接続していたスイッチ22がOFFし、スイッチ23がONする(S2)。なお、このときの電流の経路は、図18に示すとおりである。
次に、充電抵抗3の電圧Vを電圧測定器3aによって測定し(S3)、測定された電圧Vと充電抵抗3の既知の抵抗値Rとから、実際に充電抵抗3に通電する電流IDRrを算出する。IDRrの添え字「D」はDirect current(直流電流)の略、添え字「r」はrealの略であり、「R」は充電抵抗に流れる電流を意味するものである。算出した電流IDRrが、予め設定されている上限電流値IDMAX未満かどうかを判断する(S4)。
電流IDRrが上限電流値IDMAX以上の場合(S4;No)、モータ5に印加する交流電流の電流位相βを遅角化させ(S5)、再度S3以降を実行する。電流IDRrが上限電流値IDMAX未満である場合(S4;Yes)は、第1の実施形態の直並列切換1で説明したように、スイッチ25をONし(S6)、さらにスイッチ23をOFF、スイッチ24をONすることにより(S7)、電池11と電池12とは並列接続に切り換わる。
なお、モータ5に印加する交流電流の電流位相βは、コントローラ91によりモータ・インバータドライブ回路93(図1を参照)を駆動し、インバータ4を制御することで変化する。
電流IDRrの上限電流値IDMAXは、スイッチ23をオンするときに形成される経路(図18中の太線経路)の上限電流である。まず電流IDRrからスイッチ23の素子温度を推定する。ただし、素子温度は温度センサなどで測定してもよい。そして、図20に示す素子温度と上限電流との関係図を参照し、上限電流IDMAXを設定する。
電流位相βとは、モータ5に印加する交流電流の電流位相を意味し、一般的に電流制御を実行するときのベクトル制御に用いる指令値id、iqからなる角度を意味し、id、iqは各電圧ごとにモータ回転数とトルクとから決定される。さらに、電流位相βの遅角化とは、図25に示す一般的な電流位相とモータ効率との相関MAPの、「損失最小・効率最大」の位相位置から効率が急激に低下する電流位相増角方向(条件:0°≦β≦90°)に変更することである。なお本実施形態における遅角化の程度は、モータのトルクが要求発電トルク以下とならない範囲で遅角化させる。
本実施形態は、第1の実施形態の直並列切換1を行う場合であって、電池11と充電抵抗3がインバータ4に接続し、かつインバータ4と電池11との電位差が大きく、通電する電流IDRrが上限電流値IDMAX以上のとき、モータ5に印加する交流電流の電流位相βを遅角化しモータ効率を下げる。そして、モータ効率低下に伴いモータ・インバータ損失が増加することにより、相当する電流IDRrが低下し、図18に示すスイッチ23をオンするときに形成される経路に通電する電流IDRrを上限電流値IDMAX未満に抑えることを可能とする。充電抵抗3にかかる電圧が大きいときに、電流IDRrが上限電流値IDMAX以上とならないようにするためには、充電抵抗3の大型化が要求される。本実施形態によれば、充電抵抗3を大型化させなくても電流IDRrを上限電流値IDMAX未満に抑えることが可能となり、充電抵抗3の小型化を通してコストの削減が可能となる。なお、図25の相関MAPからもわかるように、モータ効率は電流位相を進角化しても遅角化しても下がるが、瞬時に効率低下を図るためには遅角化することがより好ましい。
さらにまた、本実施形態においては、図2に示す回路を前提とし、一つの電池と充電抵抗3がインバータ4に接続する場合、常に電池11と充電抵抗3とが接続しているが、図17に示す回路を用いれば、常に電池12が充電抵抗と接続するようになり、それに対応する制御を行うことによりこの回路においても本実施形態同様の効果を得ることができる。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、第2の実施形態の更なる改変例である。第3の実施形態は、直並列切換指令(S11)の後、スイッチ制御を実行する前に、切換判断をさらに行うものである。以下、図21及び図22に示すフローチャートに沿って説明する。ただし、図21に示す、ステップ11、ステップ13〜ステップ15、ステップ17、及びステップ18のそれぞれは、図19に示したステップ1、ステップ2〜ステップ4、ステップ6、及びステップ7と同様の制御を行っている。ここではステップ12及びステップ16の詳細を説明し、重複する制御フローの説明は省略する。
図22に、図21に示す切換判断(ステップS12(以降「ステップS」を「S」と記す))の詳細を示す。図22に示す切換判断では、まず電池11の状態を推定する(S121)。なお、電池11の状態には、主に、電圧、温度、充電状態(State of Charge:SOC)などが含まれる。電池の電圧及び温度は、図示しない電圧測定器及び温度センサによって検出される。SOCは、電力演算によって推定される。
次に、インバータ4の電圧Vinvを検出し(S122)、電池11の電圧V11とインバータ4の電圧Vinvと充電抵抗3の抵抗値Rとから、図18のように接続した場合に充電抵抗3に通電する電流IDRe(e:estimate=推定の電流)を算出し(式(6)参照)、その算出した電流IDReが上限電流値IDMAX未満かどうか判断する(S123)。
|Vinv−V11|/R=IDRe ・・・(6)
である。
本実施形態における上限電流値IDMAXは、第2の実施形態で説明するものと同様である。そして、電流IDReが上限電流値IDMAX未満である場合(S123;Yes)直並列切換を許可する(S126)。一方、電流IDReが上限電流値IDMAX以上である場合(S123;No)、電流位相βの遅角化によって発電トルクを変えずに実際の電流IDRrを低減可能かどうかを判断する(S124)。ここで、電流IDRrをステップ124の条件のもと低減可能であるならば(S124;Yes)、目標遅角量Δβを演算し(S125)、直並列切換を許可する(S126)。しかし、ステップ124にて、発電トルクを変えずに電流IDRrの低減が不可能な場合(S124;No)、直並列切換を禁止し(S127)、処理を終了する。
ここで、ステップ125の目標遅角量Δβの演算を図23に沿って説明する。図23は、目標遅角量Δβの演算手順を示しているが、演算に必要なデータは予め検出及び設定しておくものとし、ここではそれらデータを利用した演算手順のみを説明する。また図24(A)に示すMAPは、縦軸にモータの発電トルク、横軸にモータ5へ印加する交流電流の電流位相βをとるグラフである。振幅の異なる任意の交流電流IAX(A=Alternating current:交流電流、x=複数の交流電流に付す任意の番号)を示す。本実施形態では、IA1、IA2、IA3の3つを用い、これら3つの交流電流の大小関係はIA1<IA2<IA3とし、任意の要求発電トルクを設定するときの各交流電流IA1、IA2、IA3の電流位相βxをβ1、β2、β3とする。なお、図24(B)に各交流電流IA1、IA2、IA3をモータに印加するときのモータ・インバータ損失P、及び損失変化量ΔPxの関係を簡素化して示す。
まず、図23の目標モータ・インバータ損失演算部では、電流IDReの値と上限電流値IDMAXとから目標直流電流低下量ΔIを決定し、目標直流電流低下量ΔIと、インバータ4の電圧Vinvと、電流変化にともなうモータ・インバータ損失変化量ΔPxとの関係式から、インバータ4の電圧Vinvを一定とする場合であって、目標直流電流低下量ΔI分の電流を低下させるときの損失変化量ΔPxを演算する(下記の式(7)参照)。なお、インバータ4の電圧Vinvを一定としたのは、ここでいう電圧がインバータ4に接続する平滑コンデンサの電圧に相当するため、コンデンサの特性上、本演算を行う上では一定とみなせるからである。
ΔI=ΔPx/Vinv ・・・(7)
である。
そして、図23の、目標遅角量演算部では、算出した損失変化量ΔPxと、要求発電トルクと、モータ5に印加する実交流電流IAXと、実交流電流IAXの電流位相βxとから、図24(A)(B)のマップを参照し、目標遅角量Δβを演算する。一例を説明する。目標モータ・インバータ損失変化量ΔPx(本演算においては、前記損失変化量ΔPxを算出目標値として演算するため、前記損失変化量ΔPxを目標モータ・インバータ損失変化量ΔPxと言い替えている)をΔP2、実交流電流IAXをIA1と、実交流電流IAXの電流位相βxをβ1とすると、図24(B)より、実交流電流IA1をIA2に変化させれば、目標モータ・インバータ損失変化量ΔP2を得られる。この実交流電流IAxを変化させるためには、図24(A)より電流位相をβ1からβ2へ変化させればよい。そしてこのときの、電流位相変化量|β2−β1|が目標遅角量Δβに相当する。なお、この電流位相変化に伴い生じる実交流電流変化量|IA2−IA1|は、追加交流電流ΔIとしてさらに印加する。
そして、ステップ16における電流位相βの遅角化は、第2の実施形態のステップ5における遅角化とは異なり、ステップ125にて算出した目標遅角量Δβだけ変化させる。
本実施形態は、第2の実施形態と同様の効果を得るとともに、直並列切換指令の後、スイッチ23をオンする前に、さらに直並列切換の可否判断をすることにより、充電抵抗3に大電流が流れることをより確実に抑制し、第2の実施形態の効果を一層確実に得ることを可能とする。また、電流位相βの遅角量Δβを予め推定(演算)することにより、より効率良く第2の実施形態の効果を得ることを可能とする。
(第4の実施形態)
図26は、第4の実施形態に係る車両用電力供給装置の回路部の詳細図である。第4の実施形態の車両用電力供給装置は、スイッチ21〜25を、ダイオードのように一方向の電流のみ任意に遮断可能なスイッチから構成した点で、双方向の電流を任意に遮断可能なスイッチ(機械式スイッチ、双方向スイッチなど)から構成した第1〜第3の実施形態と相違している。第4の実施形態は、特に、車両用電力供給装置を起動する際に、スイッチ21〜25の起動診断を可能とし安全かつ無駄なく(迅速)に行い得るように構成されている。以下、回路構成と診断シーケンスを説明する。
図26に示すように、第4の実施形態の車両用電力供給装置は、スイッチ21〜25がダイオードのように一方向の電流のみ任意に遮断可能なスイッチから構成され、さらに、出力端電圧を測定する電圧測定器3b(出力端電圧測定手段に相当する)と、1つの充電抵抗3にかかる電圧を測定する電圧測定器3a(充電抵抗部電圧測定手段に相当する)と、ヒューズ27と、を有する。
電池11、12、スイッチ21〜25及び充電抵抗3は第1〜第3の実施形態で説明した車両用電力供給装置1と同様に接続されている。スイッチ21〜25の切り換え制御については、第1〜第3の実施形態と同様に行うことができる。
図26には、スイッチ21又はスイッチ22をオンするときに考えられる3つの短絡経路が、破線、一点鎖線、及び二点鎖線によって示されており、短絡経路にヒューズ27を接続する。なお、図26で示すヒューズ27の位置は、短絡経路上で、かつ3つの短絡経路の一部が重なり合う位置であり、下記の各診断シーケンスにおいて、必ずしもこの位置に配置しなければならないわけではなく、スイッチ診断時に最初にオンするスイッチが含まれる短絡経路上であれば図26に示すヒューズの位置と異なってもよい。
次に、スイッチ診断シーケンスについて説明する。本診断シーケンスは第1の実施形態で説明した電池11と電池12とを直列接続するスイッチ21又はスイッチ22から診断を開始する。なお、本スイッチ診断は、コンダクタスイッチ26がオフの状態であり、電池11及び電池12はモータ5と接続していない状態で行うものである。また、図28及び図30に示す表内の記号は、診断結果を○、△、×、?の記号で表示する。診断結果○は、スイッチが正常で、制御部9からの信号によってオンすることができることを意味する。診断結果△は、スイッチが正常で制御部9からの信号によってオフしているのか、スイッチが異常で常時オフ(断線)しているのかまだ判断できていないことを意味する。診断結果×は、スイッチが異常で常時オン(短絡)していることを意味する。そして、診断結果?は、シーケンス上まだ診断前であり、スイッチが正常であるか異常であるか不明な状態を意味する。
以下に、スイッチ21から診断を開始した場合と、スイッチ22から診断を開始した場合のそれぞれの診断シーケンスの詳細を順に説明する。
まず、スイッチ21から診断を開始するシーケンスを説明する。
図27には、スイッチ21から診断を開始する際に、スイッチ21をオンするときに考えられる短絡経路を示す。また、図28にスイッチ21から診断を開始するときの、診断シーケンスを示す。まず診断ステップを説明する。まずすべてのスイッチをOFFにする(ステップ#11(以降ステップは単に#と記す))。次にスイッチ21のみをONする(#12)。次にスイッチ21とスイッチ24のみをONする(#13)。次にスイッチ21とスイッチ25のみをONする(#14)。次にスイッチ22のみをONする(#15)。そして、最後にスイッチ22とスイッチ23のみをONする(#16)。
次に、各ステップ(#11〜#16)での電圧測定手段3a及び3b(以降図中の表と共に、電圧測定手段3bにおいて計測された電圧をV1、3aにおいて計測された電圧をV2と記す)の電圧及び診断結果を表に沿って説明する。なお、表中のVbattは複数の電池の電圧が等しいときの電池一つ当たりの出力電圧を意味する。
ステップ#11において、V1がVbattで、V2が0であるならば、少なくともスイッチ21、スイッチ22は正常異常を問わずOFFしていることがわかる。
ステップ#12においては、V1がVbatt×2でV2が0であるならば、スイッチ21は正常にONしていることがわかるとともに、スイッチ22、スイッチ23は正常異常問わずOFFしていることがわかる。なお、スイッチ22はステップ#11の状態のままなのでOFFであり、またスイッチ21をONした瞬間に、スイッチ23が異常ONしているとすれば図27に示す充電抵抗3を介さない経路はすでに短絡しヒューズ27により通電が遮断されるので、ここでは以降診断シーケンスを続行させるうえで、スイッチ23は異常ON以外で少なくともOFFする状態であるとする診断結果を表中では示している。
ステップ#13においては、V1がVbatt×2でV2がVbattであるならば、スイッチ24が正常にONしていることがわかる。なおこのステップにおける経路は充電抵抗3を介している。
ステップ#14においては、V1がVbatt×2でV2がVbattであるならば、スイッチ25が正常にONしていることがわかる。なおこのステップにおける経路は充電抵抗3を介している。ステップ#13と当ステップ#14は順不同である。
ステップ#15においては、V1がVbatt×2でV2が0であるならば、スイッチ22が正常にONしていることがわかる。なお、このステップにおける経路は充電抵抗3を介していないが、既にスイッチ21、スイッチ24及びスイッチ25は正常であることが診断されているとともに、仮にスイッチ23が異常ONしたとしても、それによる短絡経路には充電抵抗3が介される。ここではV2が0のときとしているので、スイッチ23の異常ONによる経路短絡を考慮する必要はない。
そして、最後のステップ#16においては、V1がVbatt×2でV2がVbattであるならば、スイッチ23が正常にONしていることがわかる。なおこのステップにおける経路は充電抵抗3を介している。
次に、スイッチ22から診断を開始するシーケンスを説明する。
図29には、スイッチ22から診断を開始する際に、スイッチ22をオンするときに考えられる短絡経路を示す。なお、この回路においてヒューズ27は、短絡経路上であり、かつ2つの短絡経路を含む、図29に示す一点鎖線及び二点鎖線部分に配置すればよい。また、図30にスイッチ22から診断を開始するときの、診断シーケンスを示す。まず診断ステップを説明する。まずすべてのスイッチをOFFにする(#21)。次にスイッチ22のみをONする(#22)。次にスイッチ22とスイッチ23のみをONする(#23)。次にスイッチ21のみをONする(#24)。次にスイッチ21とスイッチ24のみをONする(#25)。そして、最後にスイッチ21とスイッチ25のみをONする(#26)。
次に、各ステップ(#21〜#26)での電圧測定手段3a及び3bにおいて計測される電圧及び診断結果を表に沿って説明する。
ステップ#21において、V1がVbattで、V2が0であるならば、少なくともスイッチ21、スイッチ22は正常異常を問わずOFFしていることがわかる。
ステップ#22においては、V1がVbatt×2でV2が0であるならば、スイッチ22は正常にONしていることがわかるとともに、スイッチ21、スイッチ24及びスイッチ25は正常異常問わずOFFしていることがわかる。なお、スイッチ21はステップ#21の状態のままなのでOFFであり、またスイッチ22をONした瞬間に、スイッチ24又はスイッチ25が異常ONしているとすれば図29に示す充電抵抗3を介さない経路はすでに短絡しヒューズ27により通電が遮断されるので、ここでは以降診断シーケンスを続行させるうえで、スイッチ24及びスイッチ25は異常ON以外で少なくともOFFする状態であるとする診断結果を表中では示している。
ステップ#23においては、V1がVbatt×2でV2がVbattであるならば、スイッチ23が正常にONしていることがわかる。なおこのステップにおける経路は充電抵抗3を介している。
ステップ#24においては、V1がVbatt×2でV2が0であるならば、スイッチ21が正常にONしていることがわかる。なお、このステップにおける経路は充電抵抗3を介していないが、既にスイッチ22及びスイッチ23は正常であることが診断されているとともに、仮にスイッチ24又はスイッチ25が異常ONしたとしても、それによる短絡経路には充電抵抗3が介される。ここではV2が0のときとしているので、スイッチ24又はスイッチ25の異常ONによる経路短絡を考慮する必要はない。
ステップ#25においては、V1がVbatt×2でV2がVbattであるならば、スイッチ24が正常にONしていることがわかる。なおこのステップにおける経路は充電抵抗3を介している。
そして、最後のステップ#26においては、V1がVbatt×2でV2がVbattであるならば、スイッチ25が正常にONしていることがわかる。なおこのステップにおける経路は充電抵抗3を介している。ステップ#25と当ステップ#26は順不同である。
一般に、双方向の電流を任意に遮断可能なスイッチ(機械式スイッチ、双方向スイッチなど)を含む回路であれば、個々のスイッチをそれぞれオン・オフすることにより出力端電圧V1が変化し、短絡の危険は無い。
本実施形態では、電力供給装置においてスイッチ21〜25が、一方向の電流のみを遮断可能なダイオードなどを含むスイッチである場合に、出力端電圧と充電抵抗3の端子間電圧を測定する電圧測定器3b、3aを設けるとともに、スイッチ診断時に形成される短絡経路上には充電抵抗3を介する診断経路を提供し、また、充電抵抗3を介することができない短絡経路上にはヒューズ27を設けることにより、異常電流を抑制して安全にスイッチ診断をすることを可能とする。
本実施形態においては、図26に示す回路構成の電力供給装置においてスイッチ21〜25が、一方向の電流のみを遮断可能なダイオードなどを含むスイッチである場合の起動診断である。しかし、図26に示すような短絡経路がすでに形成されているため、すべてのスイッチがオフするときでも出力端電圧にV1=Vbattが発生してしまう。これにより、スイッチ23〜25から診断を開始しようとしても、出力端電圧V1=Vbattに電圧変化を生じさせることができずスイッチが正常に作動しオンしているのか異常オンしているのか診断することが不可能である。そこで、電池11と電池12を直列に接続し出力端電圧V1をV1=VbattからV1=Vbatt×2に電圧変化を生じさせるスイッチ21またはスイッチ22から診断を開始すれば、上述する短絡経路を有していてもスイッチ21またはスイッチ22の正常・異常の診断をすることが可能となり、よって、以降の各スイッチの起動診断も可能となる。これにより、図26に示す回路構成においてスイッチの起動診断を可能とし安全且つ無駄なく迅速に行うことが実現できる。
さらにまた、本実施形態は図1に示す回路構成を基準としたが、図17に示す回路においても同様の効果を得る。さらにまた、本実施形態ではダイオードを含むスイッチを基準としたが、ダイオード以外でも一方向の電流のみを任意に遮断可能な半導体素子を含むスイッチが接続する場合であれば同様の効果を得る。さらにまた、本実施形態では回路中の2つの電池の出力電圧が等しいことを前提としたが、それらの電圧が異なる場合であっても同様の効果を得る。
(その他の改変例)
第1の蓄電手段を1個の電池11から構成し、第2の蓄電手段を1個の電池12から構成した実施形態について種々説明したが、第1と第2の蓄電手段は、この構成に限定されるものはない。例えば、第1の蓄電手段を、複数の電池を直列および/または並列に接続した電池群から構成したり、第2の蓄電手段を、複数の電池を直列および/または並列に接続した電池群から構成したりしてもよい。
本発明の第1の実施形態に係る車両の概略、及び車両用電力供給装置の構成を示す図である。 図1に示す回路部の詳細図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、モータが力行状態で、スイッチ(21)をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、モータが力行状態で、スイッチ22をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、モータが力行状態で、スイッチ23をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、モータが力行状態で、スイッチ24及びスイッチ25をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、モータが回生状態で、スイッチ23をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、モータが力行状態で、スイッチ23及びスイッチ25をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、スイッチ22をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、モータが力行状態で、図9の状態から、スイッチ22のオフするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、図10の状態から、スイッチ24をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、図11の状態で、スイッチ24をオンし続けるときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、図12の状態から、さらにスイッチ25をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、モータが回生状態で、図9の状態から、スイッチ22をオフし、表記の条件を満たすときにさらにスイッチ25をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 図2に示す車両用電力供給装置において、図14の状態から、スイッチ24をオンするときの回路図(A)及び等価回路図(B)を示す図である。 対比例に係る車両用電力供給装置の回路部の詳細図である。 第1の実施形態の改変例に係る車両用電力供給装置の回路部の詳細図である。 第2の実施形態に係る車両用電力供給装置の回路部の詳細図である。 第2の実施形態における、直並列切換時の電流位相の遅角化の詳細を示すフローチャートである。 第2の実施形態及び第3の実施形態における上限電流値IDMAXを決定するマップである。 第3の実施形態における、直並列切換時の電流位相の遅角化の詳細を示すフローチャートである。 第3の実施形態における、切換判断の詳細を示すフローチャートである。 第3の実施形態における、目標遅角量の演算手順の詳細を示す概略図である。 図24(A)は第3の実施形態における、任意の交流電流の電流位相と発電トルクとの関係の一例を示すマップであり、図24(B)は図24(A)に示す、任意の交流電流とモータ・インバータ損失との関係を示す概略マップである。 電流位相と、モータ効率との関係を示すマップである。 第4の実施形態に係る車両用電力供給装置の回路部の詳細図である。 図26に示す車両用電力供給装置において、スイッチ21をオンするときの短絡経路図である。 第4の実施形態における、スイッチ21から診断を開始するときの、診断シーケンスである。 図26に示す車両用電力供給装置において、スイッチ22をオンするときの短絡経路図である。 第4の実施形態における、スイッチ22から診断を開始するときの、診断シーケンスである。
符号の説明
1 車両用電力供給装置、
11、12 電池(第1と第2の蓄電手段)、
2 回路部、
3 充電抵抗、
4 インバータ、
5 モータ(車両駆動用電動機)、
6 減速機、
7 差動装置、
8 車輪、
9 制御部(制御手段)、
91 コントローラ、
92 スイッチドライブ回路、
93 モータ・インバータドライブ回路、
21 スイッチ(第3のスイッチ手段)、
22 スイッチ(第1のスイッチ手段)、
23 スイッチ(第4のスイッチ手段)、
24 スイッチ(第2のスイッチ手段)、
25 スイッチ(第2のスイッチ手段)、
26 コンダクタスイッチ、
27 ヒューズ。

Claims (11)

  1. 車両駆動用電動機に接続されたインバータと電気的に接続される第1と第2の蓄電手段と、
    前記第1の蓄電手段及び前記第2の蓄電手段を前記インバータに直列接続するための回路に配置された第1のスイッチ手段と、
    前記第1の蓄電手段及び前記第2の蓄電手段を前記インバータに並列接続するための回路に配置された第2のスイッチ手段と、
    前記第1のスイッチ手段に対して並列接続される第3のスイッチ手段及び異常電流を抑制する1つの充電抵抗と、
    前記第3のスイッチ手段と前記1つの充電抵抗との間から分岐し、一方の前記蓄電手段を前記1つの充電抵抗を介して前記インバータに接続するための回路に配置された第4のスイッチ手段と、
    前記複数のスイッチ手段のそれぞれの作動を制御する制御手段と、
    を有してなる車両用電力供給装置。
  2. 請求項1に記載の車両用電力供給装置において、
    前記制御手段は、前記第1の蓄電手段と前記第2の蓄電手段とを前記インバータに対して直列に接続するとき、前記第3のスイッチ手段をオンして前記1つの充電抵抗に通電させた後に、前記第1のスイッチ手段をオンして前記直列接続するための回路を形成することを特徴とする車両用電力供給装置。
  3. 請求項1に記載の車両用電力供給装置において、
    前記制御手段は、
    前記第1の蓄電手段と前記第2の蓄電手段とを前記インバータに対して並列に接続するとき、前記第4のスイッチ手段をオンして前記1つの充電抵抗に通電させた後に、前記第2のスイッチ手段をオンして前記並列接続するための回路を形成することを特徴とする車両用電力供給装置。
  4. 請求項1に記載の車両用電力供給装置において、
    前記制御手段は、
    並列接続されている前記第1の蓄電手段と前記第2の蓄電手段とを前記インバータに対して直列接続に切り換えるとき、前記第3のスイッチ手段をオンして前記1つの充電抵抗に通電させた後に、前記第1のスイッチ手段をオンして前記直列接続するための回路を形成することを特徴とする車両用電力供給装置。
  5. 請求項1に記載の車両用電力供給装置において、
    前記制御手段は、
    直列接続されている前記第1の蓄電手段と前記第2の蓄電手段とを前記インバータに対して並列接続に切り換えるとき、前記第4のスイッチ手段をオンして前記1つの充電抵抗に通電させた後に、前記第2のスイッチ手段をオンして前記並列接続するための回路を形成することを特徴とする車両用電力供給装置。
  6. 請求項1に記載の車両用電力供給装置において、
    前記制御手段は、前記車両用電力供給装置が放電する場合であって、前記インバータに対し直列接続されている前記第1の蓄電手段と前記第2の蓄電手段とを並列接続に切り換える場合、前記第1〜第4のスイッチ手段を一旦すべてオフさせ、前記インバータの電圧が前記第1と第2の蓄電手段のうち高電位側の蓄電手段の出力電圧に近づいたときに、前記高電位側の蓄電手段から順に接続するように、前記第2のスイッチ手段をオンさせること特徴とする車両用電力供給装置。
  7. 請求項1に記載の車両用電力供給装置において、
    前記制御手段は、前記車両用電力供給装置が充電する場合であって、前記インバータに対し直列接続する前記第1の蓄電手段と前記第2の蓄電手段とを並列接続に切り換える場合、前記第1〜第4のスイッチ手段を一旦すべてオフさせ、前記インバータの電圧を前記第1と第2の蓄電手段のいずれの出力電圧よりも小さくした後に、前記第1の蓄電手段又は第2の蓄電手段のうち低電位側の蓄電手段から順に接続するように、前記第2のスイッチ手段をオンさせること特徴とする車両用電力供給装置。
  8. 請求項5に記載の車両用電力供給装置において、
    前記1つの充電抵抗にかかる電圧を測定する充電抵抗部電圧測定手段を備え、
    前記制御手段は前記インバータに対して、前記第4のスイッチ手段がオンする場合であって、算出される前記充電抵抗を通電する電流が上限電流値以上のとき、前記インバータから前記車両駆動用電動機への印加電流の電流位相を変化させ、前記車両駆動用電動機の効率を低下させるように指令をすることを特徴とする車両用電力供給装置。
  9. 請求項8に記載の車両用電力供給装置において、
    前記制御手段は、前記第4のスイッチ手段をオンする前に、直並列切換の可否判断をすると共に、前記電流位相の変化量を予め算出することを特徴とする車両用電力供給装置。
  10. 請求項8に記載の車両用電力供給装置において、
    前記電流位相を変化させる場合、電流位相を遅角化させることを特徴とする車両用電力供給装置。
  11. 請求項1に記載の車両用電力供給装置において、
    前記第1〜第4のスイッチ手段が、一方向の電流のみ任意に遮断可能なスイッチから構成され、
    出力端電圧を測定する出力端電圧測定手段と、
    前記1つの充電抵抗にかかる電圧を測定する充電抵抗部電圧測定手段と、
    前記第1の蓄電手段又は前記第2の蓄電手段のうち少なくとも一方を含み、且つ前記一つの充電抵抗を介さずに形成される短絡経路に設けられるヒューズとを備え、
    前記第1〜第4のスイッチ手段の起動診断をするとき、前記第1のスイッチ手段または前記第3のスイッチ手段から診断を開始することを特徴とする車両用電力供給装置。
JP2006098672A 2006-03-31 2006-03-31 車両用電力供給装置 Expired - Fee Related JP4640234B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006098672A JP4640234B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 車両用電力供給装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006098672A JP4640234B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 車両用電力供給装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007274830A true JP2007274830A (ja) 2007-10-18
JP4640234B2 JP4640234B2 (ja) 2011-03-02

Family

ID=38677044

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006098672A Expired - Fee Related JP4640234B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 車両用電力供給装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4640234B2 (ja)

Cited By (15)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2010109884A1 (ja) * 2009-03-27 2010-09-30 株式会社日本総合研究所 製造方法および車両
CN102602300A (zh) * 2011-01-21 2012-07-25 本田技研工业株式会社 电动车辆用电源装置
CN102602299A (zh) * 2011-01-21 2012-07-25 本田技研工业株式会社 电动车辆用电源装置
JP2013055829A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Ntt Facilities Inc 電力供給システム及び電力供給方法
WO2013042243A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 トヨタ自動車株式会社 車両の電源システム
JP2014147158A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Nippon Soken Inc 電力供給装置
WO2018012471A1 (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 株式会社デンソー 電源制御装置、及び電源システム
JP2019122106A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社豊田中央研究所 電源装置
JP2019129568A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 トヨタ自動車株式会社 電池システム
JP2019149927A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft エネルギー貯蔵装置を充電するための方法
CN111181203A (zh) * 2018-11-09 2020-05-19 丰田自动车株式会社 车辆的电源及电源的控制方法
JP2020171190A (ja) * 2013-08-06 2020-10-15 ゴゴロ インク 単一又は複数の動力電池を使用して電気車両に電力を供給するためのシステム及び方法
US11682914B2 (en) 2016-11-25 2023-06-20 Dyson Technology Limited Battery system
DE112022002357T5 (de) 2021-04-29 2024-02-15 Autonetworks Technologies, Ltd. Fahrzeugseitig angeordnete umschaltvorrichtung
JP7432896B2 (ja) 2020-11-24 2024-02-19 株式会社エフ・シー・シー 電動車両

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000324710A (ja) * 1999-05-17 2000-11-24 Okamura Kenkyusho:Kk 直並列切り換え型キャパシタ蓄電装置
JP2000354304A (ja) * 1999-06-09 2000-12-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The モータ駆動用電力変換装置
JP2005295697A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置
JP2009523000A (ja) * 2006-01-09 2009-06-11 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 電気またはハイブリッド自動車用のエネルギー蓄積システム

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2000324710A (ja) * 1999-05-17 2000-11-24 Okamura Kenkyusho:Kk 直並列切り換え型キャパシタ蓄電装置
JP2000354304A (ja) * 1999-06-09 2000-12-19 Chugoku Electric Power Co Inc:The モータ駆動用電力変換装置
JP2005295697A (ja) * 2004-03-31 2005-10-20 Sanyo Electric Co Ltd 車両用の電源装置
JP2009523000A (ja) * 2006-01-09 2009-06-11 ゼネラル・エレクトリック・カンパニイ 電気またはハイブリッド自動車用のエネルギー蓄積システム

Cited By (25)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010228678A (ja) * 2009-03-27 2010-10-14 Japan Research Institute Ltd 製造方法および車両
WO2010109884A1 (ja) * 2009-03-27 2010-09-30 株式会社日本総合研究所 製造方法および車両
CN102602299B (zh) * 2011-01-21 2014-08-06 本田技研工业株式会社 电动车辆用电源装置
CN102602300A (zh) * 2011-01-21 2012-07-25 本田技研工业株式会社 电动车辆用电源装置
CN102602299A (zh) * 2011-01-21 2012-07-25 本田技研工业株式会社 电动车辆用电源装置
JP2012152080A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Honda Motor Co Ltd 電動車両用電源装置
JP2012152079A (ja) * 2011-01-21 2012-08-09 Honda Motor Co Ltd 電動車両用電源装置
CN102602300B (zh) * 2011-01-21 2014-10-08 本田技研工业株式会社 电动车辆用电源装置
US8575883B2 (en) 2011-01-21 2013-11-05 Honda Motor Co., Ltd. Power unit for electric vehicle
US8587249B2 (en) 2011-01-21 2013-11-19 Honda Motor Co., Ltd. Power unit for electric vehicle
JP2013055829A (ja) * 2011-09-05 2013-03-21 Ntt Facilities Inc 電力供給システム及び電力供給方法
WO2013042243A1 (ja) * 2011-09-22 2013-03-28 トヨタ自動車株式会社 車両の電源システム
JP2014147158A (ja) * 2013-01-28 2014-08-14 Nippon Soken Inc 電力供給装置
JP2020171190A (ja) * 2013-08-06 2020-10-15 ゴゴロ インク 単一又は複数の動力電池を使用して電気車両に電力を供給するためのシステム及び方法
WO2018012471A1 (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 株式会社デンソー 電源制御装置、及び電源システム
JP2018011372A (ja) * 2016-07-11 2018-01-18 株式会社デンソー 電源制御装置、及び電源システム
US11682914B2 (en) 2016-11-25 2023-06-20 Dyson Technology Limited Battery system
JP2019122106A (ja) * 2017-12-28 2019-07-22 株式会社豊田中央研究所 電源装置
JP6992540B2 (ja) 2018-01-23 2022-01-13 トヨタ自動車株式会社 電池システム
JP2019129568A (ja) * 2018-01-23 2019-08-01 トヨタ自動車株式会社 電池システム
JP2019149927A (ja) * 2018-02-27 2019-09-05 ドクター エンジニール ハー ツェー エフ ポルシェ アクチエンゲゼルシャフトDr. Ing. h.c. F. Porsche Aktiengesellschaft エネルギー貯蔵装置を充電するための方法
CN111181203A (zh) * 2018-11-09 2020-05-19 丰田自动车株式会社 车辆的电源及电源的控制方法
CN111181203B (zh) * 2018-11-09 2023-10-03 丰田自动车株式会社 车辆的电源及电源的控制方法
JP7432896B2 (ja) 2020-11-24 2024-02-19 株式会社エフ・シー・シー 電動車両
DE112022002357T5 (de) 2021-04-29 2024-02-15 Autonetworks Technologies, Ltd. Fahrzeugseitig angeordnete umschaltvorrichtung

Also Published As

Publication number Publication date
JP4640234B2 (ja) 2011-03-02

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP4640234B2 (ja) 車両用電力供給装置
JP4788461B2 (ja) 電源制御装置およびリレーの異常検出方法
JP5886789B2 (ja) 電気自動車のリレー接点診断装置及び方法
US8631894B2 (en) Electric vehicle, and control apparatus and control method for electric vehicle
US7098624B2 (en) Method and system for detecting the disconnection of an auxiliary power supply from a poly-phase motor
CN104769809B (zh) 用于控制车辆中的电气系统的方法
JP6259975B2 (ja) 負荷遮断時のアクティブな整流器のための過電圧保護手段
US8825252B2 (en) Vehicle and control method therefor
JP2010200455A (ja) 自動車および平滑コンデンサの放電方法
US10703221B2 (en) Power supply control apparatus for electric vehicle
JPH10257778A (ja) 電気自動車の制御装置
JP5828300B2 (ja) 電気自動車
US20190173412A1 (en) Abnormality diagnosis apparatus
US11400917B2 (en) Power supply system for vehicle
JP6107349B2 (ja) バッテリ充放電制御装置
JP2006304408A (ja) 電源装置および電源装置の制御方法
US10826425B2 (en) Drive device and control method for vehicle
JP2018121495A (ja) 回転電機制御装置
JP2011122485A (ja) 車両駆動制御システム
JP6683167B2 (ja) 回転電機制御装置、及び電源システム
JP5741168B2 (ja) 電源システムおよびそれを搭載する車両、ならびに電源システムの制御方法
JP7298433B2 (ja) 回転電機システム
JP2010213417A (ja) ハイブリッド型作業機械及びその制御方法
JP6445157B2 (ja) 電力変換制御装置、バッテリ制御装置、駆動制御サブシステム
JP4135425B2 (ja) 多相モータ駆動用インバータシステムおよびその制御方法

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20090204

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20101028

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20101102

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20101115

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20131210

Year of fee payment: 3

LAPS Cancellation because of no payment of annual fees