JP2007274808A - ステータコア、ステータ、回転電機、及びステータの製造方法 - Google Patents

ステータコア、ステータ、回転電機、及びステータの製造方法 Download PDF

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Abstract

【課題】コイルを変形させることなくステータコアに組み付けることを可能にしつつ、コイルのステータ径方向内側への脱落を防止するための手段を設けることが可能とする。
【解決手段】内周側に複数のティース6a、7aが突出形成されたステータコア3を、それぞれが一つのティース6a、7aを備える複数のコア片に分割してなるステータコア3であって、複数の前記コア片をステータ周方向D1に沿って交互に第一コア片6、第二コア片7とし、第一コア片6は、ステータ周方向D1に沿って所定間隔で放射状に複数配置された状態で、ステータ径方向D2外側からコイル4を組み付け可能に形成され、第二コア片7は、放射状に配置された複数の第一コア片6の各隙間に、ステータ径方向D2の外側から挿入可能に形成されている。
【選択図】図12

Description

本発明は、電動機又は発電機として用いられる回転電機、並びにそのステータコア、ステータ、及びステータの製造方法に関する。
これまで、ステータコアの内周側に所定間隔で形成された複数のスロットにコイルを組み付ける場合、ステータコアを保持した状態で、その径方向内側からコイルの一対のコイル辺部を挿入するのが通常であった(例えば、特許文献1参照)。ここで、スロットは、ステータコアの軸心から延びる放射方向に形成されている。そのため、ステータコアの径方向内側からコイルの一対のコイル辺部を挿入する場合、2つのスロットの間隔に合わせて一対のコイル辺部の間隔を広げながら挿入することが必要となる。したがって、この変形分を考慮して、予めコイルの周長を長めに形成する必要があった。そのため、ステータコアの軸方向両側に突出するコイル端部が長くなり、ステータの小型化の妨げとなっていた。また、前記のようにコイルを変形させながら挿入するため、コイルにストレスがかかるという問題もあった。
一方、コイルを変形させずにステータコアに組み付けることができる技術として、ステータコアを複数のステータコア片に分割し、ステータ円周方向に配置されたコイルに対してステータコア片を挿入することにより、ステータを製造する方法が知られている(例えば、特許文献2参照)。すなわち、図16に示すように、このステータ製造方法では、まず、コイル101が、ステータ円周方向に沿って配置され、全体として円周状に仮組み合わせされる。そして、コイル101の仮組み合わせが終了した後、電磁鋼板を積層して形成した複数の分割ステータコア片102を、仮組み合わせされたコイル101に順次挿入する。その後、分割ステータコア片102を、外側から接着剤や溶接等により固定することにより、コイル101が装着されたステータ103が完成する。
特開2004−72956号公報(第11−13頁、第18−19図) 特開2001−309594号公報(第4頁、第6図)
上記の図16に示すステータは、分割ステータコア片102をコイル101の径方向外側から挿入する構成となっている。したがって、各分割ステータコア片102のティース102aの先端部がコイル101に引っ掛かり、或いはコイルを傷つけることがない構造とする必要があり、コイル101がステータ径方向内側(ロータ側)に脱落することを防止するための突起等の構造を設けることが困難であった。そのため、振動の多い場所での使用等のようにコイル101の脱落が懸念される条件で使用される回転電機の構成としては不向きであるという問題があった。
本発明は、上記の課題に鑑みてなされたものであり、その目的は、コイルを変形させることなくステータコアに組み付けることを可能にしつつ、コイルのステータ径方向内側への脱落を防止するための手段を設けることが可能なステータコアの構造、並びに、それを用いたステータ、回転電機、及びステータの製造方法を提供することにある。
上記目的を達成するための本発明に係る、内周側に複数のティースが突出形成されたステータコアを、それぞれが一つのティースを備える複数のコア片に分割してなるステータコアの特徴構成は、複数の前記コア片をステータ周方向に沿って交互に第一コア片、第二コア片とし、前記第一コア片は、ステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に複数配置された状態で、ステータ径方向外側からコイルを組み付け可能に形成され、前記第二コア片は、前記放射状に配置された複数の前記第一コア片の各隙間に、ステータ径方向外側から挿入可能に形成されている点にある。
この特徴構成によれば、複数の第一コア片をステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に配置した状態で、第一コア片の間の比較的広い隙間に対してステータ径方向外側からコイルを挿入して組み付けることができる。したがって、コイルを変形させることなくステータコアに組み付けることが可能となる。また、コイルを第一コア片のステータ径方向外側から組み付けることができるので、第一コア片のステータ径方向内側部分に、コイルのステータ径方向内側への脱落を防止するための手段を設けることが可能となる。更に、第二コア片を、複数の第一コア片の各隙間にステータ径方向外側からそれぞれ挿入可能であるので、第一コア片に対するコイルの組み付け後に第二コア片を第一コア片に容易に組み付けることができる。
ここで、前記第一コア片のティースのステータ径方向内側端部に、前記コイルのステータ径方向内側への脱落を防止する係止手段を備えている構成とすると好適である。
上記のとおり、コイルは第一コア片に対してステータ径方向外側から組み付けされる。したがって、この構成によれば、ティースのステータ径方向内側端部に設けられた係止手段により、コイルの組み付け性に影響を与えることなく、組み付けられたコイルのステータ内周側への脱落を防止することができる。
上記目的を達成するための本発明に係る、内周側に複数のティースが突出形成されたステータコアを、それぞれが一つのティースを備える複数のコア片に分割してなるステータコアのもう一つの特徴構成は、複数の前記コア片をステータ周方向に沿って交互に第一コア片、第二コア片とし、前記第一コア片のティースに、当該ティースのステータ径方向内側端部の両側からステータ周方向に突出する周方向突部を設け、前記第二コア片のティースのステータ径方向内側端部におけるステータ周方向幅が、当該ティースのステータ径方向外側部におけるステータ周方向幅と同じ又はそれより狭い点にある。
この特徴構成によれば、ステータコアの内周に設けられたティースの一つおきに配置される第一コア片のティースの径方向内側端部の両側に、ステータ周方向に突出する周方向突部が設けられる。すなわち、ステータコアは、その内周に設けられた複数のティースの内の一つおきのティースに、コイルのステータ内周側への脱落を防止するための係止手段としての周方向突部を備える。これにより、ステータコアの内周のティース間に形成される各スロットの開口部の一方の側面に、当該開口部を狭める周方向突部が設けられることになる。したがって、スロット内に挿入されるコイルのステータ内周側への脱落を防止することができる。
また、第二コア片については、そのティースのステータ径方向内側端部のステータ周方向幅が、当該ティースのステータ径方向外側部のステータ周方向幅と同じ又はそれより狭く形成されており、ティースの径方向内側端部に周方向突部が設けられていない。このため、ティースの径方向内側端部がコイルに引っ掛かり或いはコイルを傷つけることなく、第二コア片をコイルの外周側から挿入することができる。したがって、第一コア片を所定位置に配置した後、第一コア片の間の比較的広い隙間に対してコイルを挿入して組み付けることができ、このコイルの配置後に第二コア片を組み付けることでステータを構成することができる。よって、コイルを変形させることなくステータコアに組み付けることが可能となる。
ここで、前記第二コア片は、ステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に配置された複数の前記第一コア片の各隙間に、ステータ径方向外側から挿入可能に形成されていると好適である。
このように構成すれば、第一コア片をステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に配置し、コイルを組み付けた後に、複数の第一コア片の各隙間に対して、第二コア片をステータ径方向外側から挿入して組み付けることができる。したがって、第二コア片を挿入する前の第一コア片の間の比較的広い隙間に対してコイルを挿入して配置することができる。よって、コイルを変形させることなくステータコアに組み付けることが可能となる。
また、前記第二コア片のステータ径方向外側部に、ステータ周方向にティース幅より拡幅された拡幅部を設けた構成とすると好適である。
このように構成すれば、所定位置に配置された第一コア片の間の隙間にコイルを挿入して組み付ける際の作業の容易性を損なうことがなく、第一コア片の各隙間に対して第二コア片をステータ径方向外側から挿入して組み付けた後には、拡幅部がコイルを径方向外側から押えるコイル押え部となる。したがって、コイルの組み付けの容易性を確保しつつ、ステータの組み立て後にはコイルを所定位置に確実に保持することができる。
また、前記第二コア片のティースのステータ径方向内側端の角部に、面取り部を設けた構成とすると好適である。
このように構成すれば、第二コア片をコイルの外周側から挿入する際に、ティースの径方向内側端部がコイルに引っ掛かり或いはコイルを傷つけることを防止し、第二コア片の挿入を一層容易にすることができる。
また、前記第一コア片と前記第二コア片との当接面を、ステータコア軸心を通る放射面に沿って設けた構成とすると好適である。
このように構成すれば、第一コア片と第二コア片とを固定する固定手段の形態に関わらず、ステータの組み立て後に、第一コア片及び第二コア片の双方のステータ径方向内側への脱落を防止することができる。
また、上記の構成を備えたステータコアと、このステータコアの前記ティース間に形成された各スロット内にコイル辺部が収められたコイルと、ステータ周方向に沿って交互に配置された複数の前記第一コア片と前記第二コア片とが分離しないように固定する固定手段とを備えることによりステータを一体的に構成し、更には、このステータと、このステータに対して相対回転可能に保持されるロータとを備えることにより回転電機を構成することもできる。
このように構成すれば、コイルを変形させることなくステータコアに組み付けることを可能にしつつ、コイルのステータ径方向内側への脱落を防止することができる。したがって、コイルの周長を必要最小限にしてステータを小型化できるとともに、コイルの破損等を防止して安定した性能を発揮できる回転電機が実現される。
本発明に係る、内周側に複数のティースが突出形成されたステータコアを、それぞれが一つのティースを備える複数のコア片に分割し、この複数のコア片をステータ周方向に沿って交互に第一コア片、第二コア片としたステータコアと、前記ティース間に形成された各スロット内にコイル辺部が収められるコイルと、を有するステータの製造方法の特徴構成は、複数の前記第一コア片をステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に配置し、複数の前記第一コア片の各ティースの両側にそれぞれ前記コイル辺部が位置するように、前記コイルをステータ径方向外側から前記第一コア片に組み付け、前記第二コア片を、複数の前記第一コア片の各隙間に対してステータ径方向外側からそれぞれ挿入するとともに、前記第二コア片の各ティースを前記各隙間内の2つの前記コイル辺部間に挿入し、前記第一コア片と前記第二コア片とが分離しないように固定する点にある。
この特徴構成によれば、第一コア片をステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に配置した後、第一コア片の間の比較的広い隙間に対してコイルを挿入して組み付けることができる。したがって、コイルを変形させることなくステータコアに組み付けることが可能となる。また、コイルを第一コア片のステータ径方向外側から組み付けるので、第一コア片のステータ径方向内側部分に、コイルのステータ径方向内側への脱落を防止するための手段を設けることが可能となる。更に、コイルの組み付け後に、第二コア片を、複数の第一コア片の各隙間に対してステータ径方向外側からそれぞれ挿入するとともに、第二コア片の各ティースを第一コア片の各隙間内の2つのコイル辺部間に挿入するので、各コイル辺部をティース間に形成された各スロット内に収めることができる。そして、第二コア片と前記第一コア片とが分離しないように固定することで、ステータを一体に構成することができる。
ここで、前記第一コア片として、そのティースのステータ径方向内側端部に、前記コイルのステータ径方向内側への脱落を防止する係止手段を備えたコア片を用いる構成とすると好適である。
上記のとおり、コイルは第一コア片に対してステータ径方向外側から組み付けされる。したがって、この構成によれば、ティースのステータ径方向内側端部に設けられた係止手段により、コイルの組み付け性に影響を与えることなく、組み付けられたコイルのステータ内周側への脱落を防止することができる。
また、前記第一コア片として、そのティースに当該ティースのステータ径方向内側端部の両側からステータ周方向に突出する周方向突部が設けられたコア片を用い、前記第二コア片として、そのティースのステータ径方向内側端部におけるステータ周方向幅が、当該ティースのステータ径方向外側部におけるステータ周方向幅と同じ又はそれより狭いコア片を用いる構成とすると好適である。
このように構成すれば、ステータコアの内周に設けられたティースの一つおきに配置される第一コア片のティースの径方向内側端部の両側に、ステータ周方向に突出する周方向突部が設けられる。これにより、ステータコアの内周のティース間に形成される各スロットの一方の側面の開口部に、当該開口部を狭める周方向突部が設けられることになる。したがって、スロット内に挿入されるコイルのステータ内周側への脱落を防止することができる。また、第二コア片については、そのティースのステータ径方向内側端部のステータ周方向幅が、当該ティースのステータ径方向外側部のステータ周方向幅と同じ又はそれより狭く形成されており、ティースの径方向内側端部に周方向突部が設けられていない。このため、ティースの径方向内側端部がコイルに引っ掛かり或いはコイルを傷つけることなく、第二コア片をコイルの外周側から挿入することができる。
本発明の実施の形態について図面に基づいて説明する。図1は、本実施形態に係る回転電機1の全体構成を示す断面図である。この回転電機1は、U相、V相及びW相の3相交流の入出力を行う電動機及び発電機として機能する同期機(同期電動機、同期発電機)である。また、図2は、回転電機1のステータ2の軸に直交する面に沿った断面図、図3は、図2のIII−III断面図である。これらの図に示すように、本発明は、ステータ2のステータコア3の構成に特徴を有するものである。以下、この回転電機1の各部の構成について詳細に説明する。
1.回転電機1及びステータ2の構成
図1に示すように、回転電機1は、本例ではステータ2、ロータ11、及びハウジング12を備えている。ステータ2は、回転電機1の電機子を構成する。このステータ2は、ハウジング12の内周面に固定されている。ステータ2の構成については後に詳細に説明する。また、ステータ2の径方向内側には、永久磁石を備えた界磁としてのロータ11が、ステータ2に対して相対回転可能に配置される。このロータ11は、その回転軸11aが、軸受12aを介してハウジング12に対して回転可能に保持されている。ハウジング12は、軸方向両側に壁部12bが設けられた円筒形状に形成されている。そして、壁部12bの径方向中央部に軸受12aが取り付けられている。なお、図1に示す例では、一方(図における左側)の壁部12bがハウジング12の本体部から分離可能とされている。
図2及び図3に示すように、ステータ2は、ステータコア3と、コイル4と、固定手段5とを有して構成されている。ステータコア3は、内周側に所定間隔でティース6a、7aが形成され、それぞれが一つのティースを備える複数のコア片としての第一コア片6及び第二コア片7に分割されてなる。コイル4は、ここでは、図4に示すように、導線41を複数回巻回して構成された型巻コイルである。このコイル4は、直線状に形成された一対のコイル辺部4aと、一対のコイル辺部4a間をつなぐコイル端部4bとを有して構成されている。そして、図2及び図3に示すように、各コイル辺部4aは、ステータコア3の隣接するティース6a、7a間に形成された各スロット31内に収められる。また、図3に示すように、コイル端部4bは、ステータコア3の軸方向(ステータ軸方向D3)両端部から突出するように配置されている。固定手段5は、ステータ周方向D1に沿って交互に配置された複数の第一コア片6と第二コア片7とが分離しないように固定するための手段である。本実施形態においては、固定手段5は、ステータコア3の外周面において、第一コア片6と第二コア片7との当接面のステータ径方向D2外側部を溶接固定してなる溶接部8としている。なお、このステータコア3の構成については、以下に詳細に説明する。
2.ステータコア3の構成
図2に示すように、ステータコア3は、その全体形状として、内周側に所定間隔で複数のティース6a、7aが形成されているとともに、これら複数のティース6a、7a間にはそれぞれスロット31が形成されている。ここで、ティース6a、7aは、ステータコア3の外周の本体部3aからステータ径方向D2の内側に突出するように形成され、スロット31を区画している。スロット31は、隣接するティース6a、7a間に形成された凹空間である。本例では、各スロット31に一つのコイル辺部4aが収められる。そして、このステータコア3は、それぞれが一つのティースを備える複数のコア片に分割されている。そして、これら複数のコア片を、ステータ周方向に沿って交互に第一コア片6、第二コア片7としている。すなわち、それら複数の第一コア片6及び第二コア片7の集合によりステータコア3が構成されている。そこで次に、第一コア片6及び第二コア片7の構成についてそれぞれ説明する。図5は、図2における隣接する第一コア片6及び第二コア片7をそれぞれ1つ抜き出して示す拡大断面図である。
第一コア片6は、第一ティース6a、第一基部6b、及び周方向突部6cを有して構成されている。図5に示すように、第一ティース6aは、第一基部6bに対してステータ径方向D2内側に延出している部分であり、本例では、ステータ2の軸に直交する断面の形状(以下「平面形状」という。)が略一定幅の帯状となるように形成されている。そして、この第一ティース6aの幅方向(ステータ周方向D1)の両側面が、それぞれスロット31の側面を構成する。第一基部6bは、第一コア片6のステータ径方向D2外側部にあり、後述する第二コア片7の第二基部7bとともにステータコア3の本体部3aを構成する部分である。第一基部6bは、その平面形状に関して、そのステータ径方向D2内側端部が第一ティース6aの基部(ステータ径方向D2外側部)と同じ幅であり、そこからステータ径方向D2外側へ向かうに従って次第に幅が広くなるように形成されている。具体的には、第一基部6bの両側面は、図2に一点鎖線で示すように、ステータコア軸心Oを通る放射面とほぼ一致する面を構成するように形成されている。そして、この第一基部6bの両側面が第二コア片7との当接面となる。
周方向突部6cは、第一ティース6aの先端部(ステータ径方向D2内側端部)において、その両側からステータ周方向D1に突出するように設けられている。具体的には、周方向突部6cは、第一ティース6aのステータ周方向D1両側面からそれぞれ突出する平面形状が略三角形状の突出部として形成されている。また、この周方向突部6cのステータ径方向D2内側端面は、ステータコア3の内周面を構成する第一ティース6aの先端面6d(ステータ径方向D2内側端面)と一致するように形成されている。そして、この周方向突部6cが、コイル4のステータ径方向D2内側への脱落を防止する係止手段9となる。すなわち、この周方向突部6cは、図2に示すように、各スロット31の開口部の一方の側面において、当該開口部を狭めるように設けられることになる。したがって、スロット31内に挿入されるコイル辺部4aが、振動等によってステータ径方向D2内側に移動してコイル4が脱落することを防止できる。
第二コア片7は、第二ティース7a及び第二基部7bを有して構成されている。第二ティース7aは、第二基部7bに対してステータ径方向D2内側に延出している部分であり、第一ティース6aと同様に、平面形状が略一定幅の帯状となるように形成されている。ここで、第二ティース7aの先端部(ステータ径方向D2内側端部)の幅は、当該第二ティース7aの基部(ステータ径方向D2外側部)の幅と同じ又はそれより狭く形成されている。すなわち、第二ティース7aは、第一ティース6aとは異なり、当該第二ティース7aの先端部に、ステータ周方向D1に突出する突部が設けられていない。本例では、後述するように、第二コア片7をステータ径方向外側から第一コア片の各隙間に挿入する際の挿入作業を容易にするために、第二ティース7aの先端部に円弧状の面取り部7cが設けられている。したがって、第二ティース7aの先端部の幅は、その基部の幅より狭く形成されていることになる。また、本例では、第二ティース7aの先端面7d(ステータ径方向D2内側端面)が、第一ティース6aの先端面6dに対してステータ径方向D2外側となるように形成されている。そして、この第二ティース7aの幅方向(ステータ周方向D1)の両側面が、それぞれスロット31の側面を構成する。すなわち、互いに対向する第一ティース6aの側面と第二ティース7aの側面との間の空間がスロット31となる。
第二基部7bは、第二コア片7のステータ径方向D2外側部にあり、上記の第一コア片6の第一基部6bとともにステータコア3の本体部3aを構成する部分である。第二基部7bは、その平面形状に関して、第二ティース7aの基部に対して幅方向(ステータ周方向D1)に拡幅されてなる段差部7eを有し、そこからステータ径方向D2外側へ向かうに従って次第に幅が広くなるように形成されている。すなわち、この第二基部7bが、本願における第二コア片7の拡幅部を構成している。具体的には、段差部7eは、その平面形状が円弧状に形成されている。また、第二基部7bの両側面は、図2に一点鎖線で示すように、ステータコア軸心Oを通る放射面とほぼ一致する面を構成するように形成されている。そして、この第二基部7bの両側面が第一コア片6との当接面となる。また、第二基部7bの外周面(ステータ径方向D2外側端面)は、ステータコア3の外周面と一致する円弧状に形成されている。なお、図2に示すように、一又は二以上の第二コア片7について、その第二基部7bの外周面に、ステータ2の組み立て時におけるステータコア3の保持、位置決め用の凹部32を設けると好適である。
以上のように、第一コア片6は、ステータ径方向D2外側の第一基部6bのステータ周方向D1の幅が、第二コア片7の第二基部7bに比べて狭く、更に、第一ティース6aの先端部に設けられた周方向突部6cを除いて幅方向に凹凸の少ない形状に形成されている。これにより、第一コア片6は、図6に示すように、ステータ周方向D1に沿って所定間隔で放射状に複数配置された状態で、図8及び図10に示すように、ステータ径方向D2外側からコイル4を容易に組み付け可能な構成とされている。
また、第二コア片7は、第二ティース7aの先端部に面取り部7cが設けられており、そのステータ径方向D2外側部に第二ティース7aの幅より拡幅された拡幅部としての第二基部7bを有している。これにより、第二コア片7は、ステータ周方向D1に沿って所定間隔で放射状に複数配置された第一コア片6の各隙間に、ステータ径方向D2外側から容易に挿入して組み付け可能な構成とされている。また、第二コア片7の組み付け後は、その第二基部7bの段差部7eがスロット31のコイル辺部4aをステータ径方向D2外側から押えるコイル押え部となる。
3.ステータ2の製造方法
次に、本実施形態に係るステータ2の製造方法に関して、図6〜14を用いて詳細に説明する。このステータ2の製造に際しては、まず、図6に示すように、複数の第一コア片6をステータ周方向D1に沿って所定間隔で放射状に配置する「第一コア片配置工程」を行う。本例では、図6のVII−VII断面図である図7に示すように、第一コア片6の配置は、円筒形治具13の外周面から突出するように、ステータ軸方向D3に離間して設けられた一対の保持具13aにより、第一コア片6の第一ティース6aの先端部をステータ軸方向D3両側から挟持することにより行う。この際、第一ティース6aの先端面6dが円筒形治具13の外周面に当接するように保持する。これにより、第一コア片6を、ステータ周方向D1に沿って放射状に正確に配置することができる。また、図6に示すように、隣接する第一コア片6同士の間隔dは、第二コア片7の第二基部7bのステータ周方向D1の幅に一致するように設定される(図2参照)。
次に、複数の第一コア片6の各第一ティース6aの両側にそれぞれコイル辺部4aが位置するように、コイル4をステータ径方向D2外側から第一コア片6に組み付ける「コイル組み付け工程」を行う。まず、図8及びそのIX−IX断面図である図9に示すように、3相のうちの一相、例えばU相のコイル4を第一コア片6に組み付ける。具体的には、図4に示すような形状のコイル4の一対のコイル辺部4aを隣接する第一コア片6の隙間に挿入し、それぞれその外側面が第一ティース6aの側面に近接するように各コイル4を配置する。この際、各コイル4のコイル端部4bは、第一コア片6のステータ軸方向D3両端部より軸方向外側に配置される。なお、コイル辺部4aの外側面とは、ここでは、一対のコイル辺部4aの互いに対向する面とは反対側の面を指している。次に、同様にして、図10及びそのXI−XI断面図である図11に示すように、他の一相、例えばV相のコイル4を第一コア片6に組み付ける。その後、図示は省略するが、同様にして残りの一相、例えばW相のコイル4を第一コア片6に組み付ける。このように3相のコイル4を全て第一コア片6に組み付けることにより、複数の第一コア片6の各第一ティース6aの両側にそれぞれコイル辺部4aが近接して位置するように、コイル4が組み付けられる。
次に、図12及びそのXIII−XIII断面図である図13に示すように、第二コア片7を、前記放射状に配置された複数の第一コア片6の各隙間に対してステータ径方向D2外側からそれぞれ挿入して組み付ける「第二コア片組み付け工程」を行う。この際、第二コア片7の各第二ティース7aを、第一コア片6の各隙間内の2つのコイル辺部4a間に挿入する(図14参照)。上記のとおり、ステータ周方向D1に沿って所定間隔で放射状に配置された第一コア片6の間隔dは、第二コア片7の第二基部7bのステータ周方向D1の幅に一致するように設定されている。したがって、第二コア片7を第一コア片6の隙間に挿入すれば、図14に示すように、第二コア片7の第二基部7bの両側面と、第一コア片6の第一基部6bの両側面とが互いに当接した状態となる。これにより、円筒状のステータコア3の本体部3a(図2参照)が形成される。また、第二コア片7の各第二ティース7aを、第一コア片6の各隙間内の2つのコイル辺部4a間に挿入することにより、第一ティース6aの側面と第二ティース7aの側面との間に形成される各スロット31内に各コイル辺部4aが配置された状態となる。この際、上記のとおり第二ティース7aの先端部には、面取り部7cが設けられているので、第二ティース7aの先端部がコイル辺部4aに引っ掛かり、或いはコイル辺部4aが損傷することが防止され、第二コア片7の挿入を容易に行うことができる。
また、第二コア片7をステータ径方向D2外側から挿入して組み付ける際には、第二コア片7の段差部7e(図5参照)が、第一コア片6の隙間内に配置された各コイル辺部4aをステータ径方向D2外側から押えながら挿入されることになる。したがって、コイル辺部4aが、設計上の位置よりもステータ径方向D2外側に配置されていた場合にも、段差部7eによりステータ径方向D2内側に押し込まれて正確な位置に修正される。そして、第二コア片7の組み付け後は、第一コア片6の周方向突部6cと第二コア片7の段差部7eとにより、コイル辺部4aはステータ径方向D2の内側及び外側の双方から保持されることになる。したがって、コイル4がスロット31内に確実に保持されることになる。
なお、本例では、図13に示すように、第二コア片7は、外周側治具14により保持された状態で、第一コア片6のステータ径方向D2外側から挿入される。この外周側治具14による第二コア片7の保持は、外周側治具14の内周側面から突出するように、ステータ軸方向D3に離間して設けられた一対の保持具14aにより、第二コア片7の第二基部7bのステータ径方向D2外側端部をステータ軸方向D3両側から挟持することにより行う。
最後に、第一コア片6と第二コア片7とが分離しないように固定する「固定工程」を行う。本実施形態においては、図14に示すように、ステータコア3の外周面において、第一コア片6と第二コア片7との当接面のステータ径方向D2の外側部を溶接固定することにより行う。具体的には、溶接装置15により、第一コア片6と第二コア片7との複数の当接面のそれぞれについて、図3に示すように、そのステータ径方向D2の外側端部のステータ軸方向D3に延びる線に沿って溶接を行い溶接部8を設ける。なお、図3には、溶接部8をステータ軸方向D3に連続的に設けた場合を図示しているが、溶接固定方法はこれに限定されない。例えば、ステータ軸方向D3に沿って離間する複数箇所に溶接を行い、或いはステータ軸方向D3の1箇所にのみ溶接を行い、それぞれの溶接箇所に溶接部8が設けられる構成とすることも可能である。
〔その他の実施形態〕
(1)上記の実施形態では、第一コア片6は、その第一基部6bが、第一ティース6aに対して段差を有しない形状としているが、第一コア片6の形状はこれに限定されない。すなわち、第二コア片7の場合と同様に、第一基部6bが第一ティース6aに対して段差部を有する構成とすることも可能である。しかし、その場合においても、ステータ径方向D2外側からのコイル4の組み付けの容易性を損なわないようにするため、第一基部6bのステータ周方向D1の幅は、第二コア片の第二基部7bに対して狭く設定すると好適である。
(2)上記の実施形態では、第一ティース6aの先端部に設けられた周方向突部6cの形状を、略三角形状の平面形状としているが、周方向突部6cの形状はこれに限定されない。すなわち、第一ティース6aの先端部において、その両側からステータ周方向D1に突出していればよく、平面形状が略矩形、略半円形等の他の形状とすることも好適な実施形態の一つである。また、このような周方向突部6cの他にも、コイル4のステータ径方向D2内側への脱落を防止するための係止手段として、例えば、粘着剤を第一ティース6aの先端部の両側に塗布することも好適な実施形態の一つである。
(3)上記の実施形態では、第二ティース7aは、平面形状が略一定幅の帯状であって、その先端部に円弧状の面取り部7cが設けられている場合を例として説明した。しかし、第二ティース7aの形状はこれに限定されない。例えば、面取り部7cの形状は、45°の角度等の直線的な斜面状の面取りとすることも好適な実施形態の一つである。また、面取り部7cを設けない構成とすることも可能である。更に、第二ティース7aの平面形状を、その基部からステータ径方向D2内側に向かって次第に幅が狭くなる形状とすることも可能である。
(4)上記の実施形態では、固定手段5が、第一コア片6と第二コア片7との当接面を溶接固定してなる溶接部8である場合を例として説明した。しかし、固定手段5の構成はこれに限定されない。例えば、図15に示すように、第一コア片6にコイル4及び第二コア片7を組み付けた後のステータコア3の外周面に嵌められる固定用リング体15を固定手段5として備える構成とすることも好適な実施形態の一つである。具体的には、この固定用リング体15は、ステータコア3の外周面の径と同じ内径を有し、焼き嵌め等によりステータコア3の外周面に対して隙間無く外嵌される。この際、第一コア片6と第二コア片7との当接面はステータコア軸心Oを通る放射面とほぼ一致する面を構成するので、第一コア片及び第二コア片の双方とも、ステータ径方向内側へ脱落することがない。したがって、ステータ径方向D2外側から固定する固定用リング15により、第一コア片6と第二コア片7とが分離しないように固定することができる。
なお、固定用リング体15は、ステータコア3のステータ軸方向D3の複数箇所に離間して設けると好適であるが、ステータコア3のステータ軸方向D3中央付近に1つだけ設けることも可能である。また、ステータコア3のステータ軸方向D3の長さとほぼ同じ長さを有する円筒状の固定用リング体15を用いることも可能である。
本発明は、電動機又は発電機として用いられる回転電機、並びにそのステータコア、ステータ、及びステータの製造方法に利用することが可能である。
本発明の実施形態に係る回転電機の全体構成を示す断面図 本発明の実施形態に係るステータの軸に直交する面に沿った断面図 図2のIII−III断面図 本発明の実施形態に係るコイルを示す斜視図 隣接する第一コア片及び第二コア片をそれぞれ1つ抜き出して示す拡大断面図 本発明の実施形態に係るステータ製造方法の第一コア片配置工程の説明図 図6のVII−VII断面図 本発明の実施形態に係るステータ製造方法のコイル組み付け工程の説明図 図8のIX−IX断面図 本発明の実施形態に係るステータ製造方法のコイル組み付け工程の説明図 図10のXI−XI断面図 本発明の実施形態に係るステータ製造方法の第二コア片組み付け工程の説明図 図12のXIII−XIII断面図 本発明の実施形態に係るステータ製造方法の固定工程の説明図 本発明の別実施形態に係る固定手段の構成を示す図 背景技術に係るステータの製造方法を示す図
符号の説明
1:回転電機
2:ステータ
3:ステータコア
31:スロット
4:コイル
4a:コイル辺部
5:固定手段
6:第一コア片
6a:第一ティース
6b:第一基部
6c:周方向突部
7:第二コア片
7a:第二ティース
7b:第二基部(拡幅部)
7c:面取り部
9:係止手段
D1:ステータ周方向
D2:ステータ径方向
O:ステータコア軸心

Claims (12)

  1. 内周側に複数のティースが突出形成されたステータコアを、それぞれが一つのティースを備える複数のコア片に分割してなるステータコアであって、
    複数の前記コア片をステータ周方向に沿って交互に第一コア片、第二コア片とし、
    前記第一コア片は、ステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に複数配置された状態で、ステータ径方向外側からコイルを組み付け可能に形成され、
    前記第二コア片は、前記放射状に配置された複数の前記第一コア片の各隙間に、ステータ径方向外側から挿入可能に形成されているステータコア。
  2. 前記第一コア片のティースのステータ径方向内側端部に、前記コイルのステータ径方向内側への脱落を防止する係止手段を備えている請求項1に記載のステータコア。
  3. 内周側に複数のティースが突出形成されたステータコアを、それぞれが一つのティースを備える複数のコア片に分割してなるステータコアであって、
    複数の前記コア片をステータ周方向に沿って交互に第一コア片、第二コア片とし、
    前記第一コア片のティースに、当該ティースのステータ径方向内側端部の両側からステータ周方向に突出する周方向突部を設け、
    前記第二コア片のティースのステータ径方向内側端部におけるステータ周方向幅が、当該ティースのステータ径方向外側部におけるステータ周方向幅と同じ又はそれより狭いステータコア。
  4. 前記第二コア片は、ステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に配置された複数の前記第一コア片の各隙間に、ステータ径方向外側から挿入可能に形成されている請求項3に記載のステータコア。
  5. 前記第二コア片のステータ径方向外側部に、ステータ周方向にティース幅より拡幅された拡幅部を設けた請求項1から4のいずれか一項に記載のステータコア。
  6. 前記第二コア片のティースのステータ径方向内側端の角部に、面取り部を設けた請求項1から5のいずれか一項に記載のステータコア。
  7. 前記第一コア片と前記第二コア片との当接面を、ステータコア軸心を通る放射面に沿って設けた請求項1から6のいずれか一項に記載のステータコア。
  8. 請求項1から7のいずれか一項に記載のステータコアと、このステータコアの前記ティース間に形成された各スロット内にコイル辺部が収められたコイルと、ステータ周方向に沿って交互に配置された複数の前記第一コア片と前記第二コア片とが分離しないように固定する固定手段と、を備えるステータ。
  9. 請求項8に記載のステータと、このステータに対して相対回転可能に保持されるロータとを備える回転電機。
  10. 内周側に複数のティースが突出形成されたステータコアを、それぞれが一つのティースを備える複数のコア片に分割し、この複数のコア片をステータ周方向に沿って交互に第一コア片、第二コア片としたステータコアと、前記ティース間に形成された各スロット内にコイル辺部が収められるコイルと、を有するステータの製造方法であって、
    複数の前記第一コア片をステータ周方向に沿って所定間隔で放射状に配置し、
    複数の前記第一コア片の各ティースの両側にそれぞれ前記コイル辺部が位置するように、前記コイルをステータ径方向外側から前記第一コア片に組み付け、
    前記第二コア片を、複数の前記第一コア片の各隙間に対してステータ径方向外側からそれぞれ挿入するとともに、前記第二コア片の各ティースを前記各隙間内の2つの前記コイル辺部間に挿入し、
    前記第一コア片と前記第二コア片とが分離しないように固定するステータの製造方法。
  11. 前記第一コア片として、そのティースのステータ径方向内側端部に、前記コイルのステータ径方向内側への脱落を防止する係止手段を備えたコア片を用いる請求項10に記載のステータの製造方法。
  12. 前記第一コア片として、そのティースに当該ティースのステータ径方向内側端部の両側からステータ周方向に突出する周方向突部が設けられたコア片を用い、
    前記第二コア片として、そのティースのステータ径方向内側端部におけるステータ周方向幅が、当該ティースのステータ径方向外側部におけるステータ周方向幅と同じ又はそれより狭いコア片を用いる請求項10に記載のステータの製造方法。
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