JP2007274534A - 光通信システム - Google Patents

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Abstract

【課題】複数の子機局に対する通信帯域割り当てをより最適化し、親機局と子機局間のデータ送信に関して効率的なスループットを実現するようにする。
【解決手段】子機局20のユーザデータ検出部26は、親機局10に送信されるデータのトラフィックを監視する。OMA制御部23は、タイマ28により計時された時間が所定時間を経過した場合には、親機局10との間でデータを送受信することが許可されたことを示す当該子機局20−1乃至20−nの登録を抹消するための登録抹消メッセージを光変換部21に出力する。その後、データ制御部24は、親機局10との間のデータ伝送を遮断する。親機局10のOMA制御部13は、光変換部11から受信した登録抹消メッセージに基づき、当該子機局の登録を抹消する。
【選択図】図1

Description

本発明は、GE−PON(Gigabit Ethernet Passive Optical Network)を用いて(Ethernetは登録商標)データ等を光ファイバーケーブルを介して送受信する光通信システム、光通信システム制御方法、および光通信用制御プログラムに関する。
この光通信システムは、図4に示すように、親機局であるOLT(Optica Line Terminal :以下「親機局」という)50と、複数の子機局であるONU(Optica Network Unit :以下「子機局」という)51−1乃至51−nとの間を光スプリッタ52を介して光ファイバー53で結ばれた構成となっている。
親機局(OLT)50は、自局に登録を希望する子機局を発見するために各子機局(ONU)51−1乃至51−nに対して、子機局を発見するためのメッセージを所定時間ごとにブロードキャスト送信を行う。また、親機局(OLT)50は、当該親機局(OLT)50に送信するデータ(上り方向のデータ)があるか否か、また、送信するデータがある場合にはそのデータサイズを知らせることを要求するメッセージを登録した各子機局(ONU)51−1乃至51−nに対して定期的に送信する。
更に、親機局50は、上記メッセージに対する応答を各子機局51−1乃至51−nから受信すると、親機局50は、その応答内容を基にして各子機局51−1乃至51−nが親機局50にデータを送信することを許容する時間(以下「通信帯域」という)の割当てを決定する処理(通信帯域割当て処理:Bandwith Allocation という)を行う。そして、親機局50は、決定した通信帯域が記述された、送信を許可する情報(以下「送信許可情報」という)を該当する子機局51−1乃至51−nに送信する。
なお、上述した通信帯域割当て処理は、動的通信帯域割り当て処理DBA(Dynamic
Bandwith Allocation )である。因みに、通信帯域割当て処理には、DBA以外に静的通信帯域割り当て処理SBA(Static Bandwith
Allocation )もある。
又、通信帯域とは、一般的に、アナログ信号伝送の場合は送信が許容される周波数幅のこといい、デジタル伝送信号の場合は送信が許容される通信スピードのことをいう。
前述した各子機局51−1乃至51−nは、親機局50からの受信データに対しては、図5に示すように自分宛の受信データであるか否かを常に判定し、自分宛のデータであると判定した場合には当該データとして取り込み、一方、自分宛の受信データでないのものであればフィルタ処理を行い、このデータを廃棄する。
なお、各子機局51−1乃至51−nは、親機局50からの上記ブロードキャスト送信を受信した場合には、このデータを自分宛の受信データであると判定して取り込む。
また、各子機局51−1乃至51−nは、上り方向のデータに関しては、親機局50から送信許可情報を受けたのち、親機局50に対して、自分が送信できる時間にだけ親機局50に対してデータ等を送信する。
光スプリッタ52は、子機局51−1乃至51−nから送信された光信号からなるデータ等を集束して親機局50に送信すると共に、親機局10から送信された光信号からなるデータ等を分岐して子機局51−1乃至51−nに送信する。
上述した光通信システムに関連する先行技術としては、各加入者通信装置間で共有帯域容量を動的に変化させ、スループットの向上を図った通信システム(例えば、特許文献1参照)があり、各キューの帯域区分に応じて各キューに割り当てるクレジットを決定することが可能な光加入者線端局装置(例えば、特許文献2参照)もある。
これら公知の通信システムの内、特許文献1のものは、図6に示すように複数の加入者側通信装置60と、1つの局側通信装置61と、複数の加入者側通信装置60と局側通信装置61とを結ぶ光ファイバー62を複数対1に分岐結合するスターカプラ63とから構築されている。この通信システムは、複数の加入者側通信装置60と局側通信装置61との間で送受信を交互に時分割で行い、情報を送受信する情報チャネルと制御信号を送受信する信号チャネルとを多重化するとともに、複数の加入者側通信装置60が情報チャネルを共有している。そして、局側通信装置61は、共有帯域の上下容量を動的に変化させている。
又、特許文献2のものは、図7に示すように、受信部71と、送信部72と、制御フレーム処理部73と、受信部74と、バッファメモリ75と、送信部76とから構成されている。受信部71は子機局から光信号からなるフレームを受信し、送信部72は受信部71から受けたデータを上位ネットワーク側に送信する。制御フレーム処理部73は、受信部71により受信したレポートに含まれる各ONUのキューのキュー長の要求量、及び、各キューの帯域区分に応じて各キューの最大送出許可量を算出し、グラントフレームを生成したり、上位ネットワークから受信したデータフレームの送信制御する。受信部74は上位ネットワークからのフレーを受信し、バッファメモリ75は受信部74により受信されたフレームを蓄積する。送信部75は制御フレーム処理部73による制御によってバッファメモリ75に蓄積されたフレームを子機局に送信する。
特開平11−122279号公報 特開2004−289780号公報
しかしながら、上記従来の光通信システムでは、親機局50が各子機局51−1乃至51−nに対して定期的に上り方向のデータ有無の情報や、上り方向のデータがある場合には更にそのデータサイズ等の情報をやりとりを行うので、上り方向のデータがない場合には、無駄な送信を行うことになる。このため、従来の光通信システムでは、親機局と子機局51−1乃至51−nとの間の通信帯域割り当てを最適化できず、その結果、データ伝送に関して効率的なスループットを実現することができないという不都合があった。
また、上記従来の光通信システムでは、親機局50が、実際のデータ通信の有無にかかわらず登録した子機局51に対して一定帯域を割り当てなければならないので、実際にはデータを送信するための通信帯域が減少する。その結果、この従来の光通信システムでは、通信帯域割り当てを最適化できず、データ送信に関して効率的なスループットを実現することができないという不都合があった。
本発明は、上記従来例に有する不都合を改善し、親機局と複数の子機局との間を光ファイバーからなる光通信回線でデータを送受信する光通信システムにおいて、複数の子機局に対する通信帯域割り当てをより最適化し、データ送信に関して効率的なスループットを実現することが可能な光通信システム、光通信システム制御方法、および光通信用制御プログラムを提供することを、その目的とする。
上記目的を達成するため、本発明にかかる光通信システムでは、複数の子機局(ONU)とこの各子機局に対応した親機局(OLT)との間で光ファイバーケーブルからなる光通信回線を介して所定の通信データを送受信すると共に、前記親機局が前記各子機局に対して通信帯域の割り当て処理を制御するDBA制御部を備えている。そして、各子機局は、親機局との間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御部と、親機局に送信されるユーザデータのトラフィック状態を監視するユーザデータ検出部(トラフィック監視手段)と、このユーザデータ検出部が予め設定した一定期間,当該ユーザデータが無い場合に機能して前記親機局に対してユーザデータが無い状態である旨を登録抹消申請メッセージとして出力すると共に当該親機局との間の光リンクを一時的に停止制御するOAM制御部とを備えたことを特徴とする(請求項1)。
このため、これによると、子機局(ONU)が、親機局(OLT)との間で送信するデータが所定時間間経過しても存在しない場合には、当該子機局の登録を抹消するための登録抹消申請メッセージを親機局に送信する。これにより、親機局は子機局から受信した登録抹消メッセージに基づいて当該子機局の登録を抹消する。このため、親機局は、データを送受信する必要がない子機局に対する通信帯域を割り当てる必要が無くなり、他の複数の子機局に対する通信帯域割り当てをより最適化することができる。従って、親機局と子機局との間のデータ通信に関し、効率的なスループットを実現することができる。
ここで、前述した親機局(OLT)は、前記いずれかの子機局(ONU)から送り込まれるユーザデータが無い状態である旨を示す登録抹消申請メッセージを受信した場合に機能し,当該対応する子機局の登録を抹消する親機局側OAM制御部を備えた構成としてもよい(請求項2)。
又、前述した各子機局(ONU)は、それぞれが登録抹消された状態から再登録される直前の状態にあって、前記ユーザデータ検出部がユーザデータが有る状態を検出した場合に機能し前記親機局に対してユーザデータが有る状態である旨の信号である登録申請メッセージ(親機局からのDiscovery Gateに対する応答)を発信するMPCP制御部を備え、又、前述した親機局(OLT)は、前記各子機局から送り込まれる登録申請メッセージに基づいて当該登録申請メッセージにかかる子機局を登録する親機局側のMPCP制御部を備えている。そして、この親機局側のMPCP制御部による登録がなされた場合に当該登録のタイミングで前記OAM制御部は親機局側のOAM制御部との相互間でOAMにかかる所定の制御動作が開始されるように構成してもよい(請求項3)。
この構成によれば、親機局(OLT)は当該OLTとデータを送受信することを希望する子機局についての登録を要求する登録申請メッセージ(登録要求メッセージ)に基づいて当該子機局を登録するので、以前、登録が消滅された子機局も必要に応じて再登録することができ、同時に他の子機局の抹消登録も随時なされるので、全体的に登録されている子機局の数が登録数固定の従来例に比較して低減変動し、これにより、他の複数の子機局に対する通信帯域割り当てを従来例の登録固定式に比較してより最適化することができ、従って、当該データ通信における効率的なスループットを実現することができる。
更に、前述した各子機局(ONU)は、前記ユーザデータをLANインターフェース部を介して取り込むと共に親機局との間でデータをやり取りする機能を備えたデータ制御部を装備した構成としてもよい(請求項4)。
又、前述した親機局および各子機局は、当該親機局および各子機局が備えている各制御部等の動作を規制する主制御部を装備すると共に、前記各子機局の主制御部は、前記ユーザデータ検出部が予め設定した一定期間内にユーザデータが有るトラフィック状態を検出した場合に機能し当該ユーザデータ検出部の動作をリセットする検出部リセット制御機能を備えた構成としてもよい(請求項5)。
又、本発明にかかる光通信システム制御方法では、複数の子機局とこの各子機局に対応した親機局との間で光ファイバーケーブルからなる光通信回線を介して所定の通信データを送受信すると共に、前記親機局が前記各子機局に対して通信帯域の割り当て処理を制御するDBA制御部を備え、このDBA制御部により前記各子機局への通信帯域の割り当てが実行されるように構成され、そして、前述した各子機局が親機局に送信するユーザデータのトラフィック状態を常時監視するユーザデータ監視工程と、このユーザデータ監視工程で予め設定した一定期間内に前記ユーザデータのトラフィック状態が存在しない場合に機能し前記親機局に対してユーザデータが無い状態である旨を登録抹消申請メッセージとして出力する登録抹消申請出力工程と、この登録抹消申請メッセージを受信した前記親機局は対応する子機局の登録を抹消する子機局登録抹消工程と、この登録抹消された子機局を除く他の複数の子機局を対象として前記親機局のDBA制御部が通信帯域の割り当て処理を行う通信帯域割り当て工程とを備えたことを特徴とする(請求項6)。
このため、これによると、子機局(ONU)が、親機局(OLT)との間で送信するデータが所定時間間経過しても存在しない場合には、当該子機局からの登録抹消申請の基づいて親機局は当該子機局の登録を抹消し、当該抹消した子機局を除く他の複数の子機局に対する通信帯域割り当てを成すようにしたので、前述した通信帯域割り当ての対象となる子機局の数を少なくすることができ、このため、通信帯域割り当てをより確実に最適化することができる。従って、親機局と子機局との間のデータ通信に関し、効率的なスループットを実現することができる。
ここで、前述した子機局登録抹消工程で登録抹消された一又は2以上の各子機局に対して一斉に登録打診のディスカバリーゲイト信号を発信するディスカバリーゲイト信号発信工程と、このディスカバリーゲイト信号を受信した前記各子機局は、ユーザデータが有る状態である場合に前記親機局に対してユーザデータが有る状態である旨の信号である登録申請メッセージを前記親機局からのディスカバリーゲイト信号に対する応答信号として発信する登録申請メッセージ発信工程と、この子機局から発信される応答信号を受信した親機局はこれに基づいて当該応答信号にかかる子機局を再登録する子機局再登録工程とを備えた構成としてもよい(請求項7)。
この構成によれば、以前、登録が消滅された子機局も必要に応じて再登録することができ、同時に他の子機局の抹消登録も随時なされるので、全体的に登録されている子機局の数が登録数固定の従来例に比較して低減変動し、これにより、他の複数の子機局に対する通信帯域割り当てをより最適化することができ、従って、当該データ通信における効率的なスループットを実現することができる。
又、本発明にかかる光通信用制御プログラムでは、親機局との間で光通信回線を介して所定の通信データを送受信する子機局にあって、前記親機局との間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御手段と、前記親機局に送信されるユーザデータのトラフィック状態を予め設定した一定期間,存在するか否かを監視するユーザデータ監視手段と、このユーザデータのトラフィック状態が予め設定した一定期間,存在しない場合に機能し,前記親機局に対してユーザデータが無い状態である旨を登録抹消申請メッセージとして発信する登録抹消申請発信手段と、この登録抹消申請メッセージの発信と共に前記親機局との間の光リンクを一時的に停止制御するリンク状態停止制御手段とを、コンピュータに機能させるように構成したことを特徴とする(請求項8)。
又、複数の子機局との間で光通信回線を介して所定の通信データを送受信する親機局にあって、前記子機局との間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御手段、この親機局側にあって、前記いずれかの子機局からユーザデータが無い状態である旨を示す登録抹消申請メッセージが送り込まれた場合に当該登録抹消申請メッセージを受信する登録抹消申請受信手段、この受信した登録抹消申請メッセージに対応する前記子機局の登録を抹消する登録抹消手段、および前記登録抹消された子機局を除く他の子機局の数に対応して前記親機局ではその通信帯域の割り当てを設定する帯域割り当て設定手段を、コンピュータに機能させるようにしたことを特徴とする(請求項9)。
このようにしても、前述した光通信システム及び通信システム制御方法の場合と同様に、これらと一部共通した効果、即ち、通信帯域割り当ての最適化および親機局と子機局との間のデータ通信に関し、効率的なスループットの実現を可能とすることができる。
以上のように、本発明によると、親機局(OLT)と複数の子機局(ONU)との間を光ファイバーからなる光通信回線でデータを送受信する光通信システムにおいて、複数の子機局の内、ユーザデータトラフィックが存在しない子機局については、当該子機局からの申請に基づいてその登録を削除することができるので、複数の他の各子機局に対する通信帯域割り当てをより最適化することが可能となり、データ送信に関して効率的なスループットを実現することができるという従来にない優れた光通信システム、光通信システム制御方法、および光通信用制御プログラムを提供することができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態を図面を参照して説明する。
ここで、本実施形態にあっては、最初に全体的な内容およびその要点を説明し、その後に当該実施形態の内容を具体的に説明する。
図1に示すように、本実施形態にかかる光通信システムは、複数の子機局(ONU)と21−1乃至21−nと、この各子機局(ONU)20−1乃至20−nに対応した親機局(OLT)10との間で光ファイバーケーブルからなる光通信回線31を介して所定の通信データを送受信すると共に、親機局10が前記各子機局21−1乃至21−nに対して通信帯域の割り当て処理を制御するDBA制御部14を備えている。
又、前述した各子機局21−1乃至21−nは、親機局10との間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御部24と、親機局10に送信されるユーザデータのトラフィック状態を監視し検出するユーザデータ検出部(トラフィック監視手段)26と、このユーザデータ検出部26が予め設定した一定期間,当該ユーザデータトラフィックが存在しない場合に機能して前記親機局10に対してユーザデータが否トラフィック状態である旨を登録抹消申請メッセージとして出力すると共に当該親機局10との間の光リンクを一時的に停止制御するOAM制御部23とを備えている。
又、前述した親機局(OLT)10は、前述したいずれかの子機局(ONU)20−1乃至20−nから送り込まれるユーザデータが無い状態である旨を示す登録抹消申請メッセージを受信した場合に機能し,当該対応する子機局の登録を抹消する親機局側OAM制御部13を備えている。
更に、前述した各子機局(ONU)は、それぞれが登録抹消された状態から再登録される直前の状態にあって、前記ユーザデータ検出部26がユーザデータのトラフィック状態を検出した場合に機能し、親機局10に対してユーザデータがトラフィック状態である旨の信号である登録申請メッセージ(親機局からのDiscovery Gateに対する応答)を発信するMPCP制御部22を備えている。又、前述した親機局(OLT)10は、各子機局20−1乃至20−nのいずれかから送り込まれる登録申請メッセージに基づいて当該登録申請メッセージにかかる子機局を登録する親機局側のMPCP制御部12を備えている。そして、この親機局側のMPCP制御部12による登録がなされた場合に当該登録のタイミングで前記OAM制御部23は親機局側のOAM制御部13との相互間でOAMにかかる所定の制御動作が開始されるように構成されている。
前述した各子機局(ONU)20−1乃至20−nは、前記ユーザデータをLANインターフェース部27を介して取り込むと共に親機局10との間でデータをやり取りする機能を備えたデータ制御部24を装備している。又、前述した親機局10および各子機局20−1乃至20−nは、当該親機局10および各子機局20−1乃至20−nが備えている各制御部等の動作を規制する主制御部16,25をそれぞれ装備すると共に、前記各子機局20−1乃至20−nの主制御部25は、前記ユーザデータ検出部26が予め設定した一定期間内にユーザデータのトラフィック状態を検出した場合に機能し当該ユーザデータ検出部の動作をリセットする検出部リセット制御機能を備えている。
以下、これを更に具体的に制御説明する。
図1において、本実施形態にかかる光通信システムは、上述したように、親機局(OLT)10と、複数の子機局(ONU)20−1〜20−nとの間を光スプリッタ30を介して光ファイバー31で通信接続されて構築されている。
親機局(OLT)10は、光変換部11と、MPCP制御部12と、OAM制御部13と、DBA制御部14と、データ制御部15と、主制御部16と、LANインターフェース部17と、子機局登録データベース(子機局登録DB)18とを備える。
この内、光変換部11は、光スプリッタ30から受信した光信号からなるデータやメッセージを電気信号に変換するとともに、光スプリッタ30に送信する電気信号からなるデータやメッセージを光信号に変換する機能を備えている。
MPCP制御部12は、子機局20−1乃至20−nの登録、再登録、発見等の処理動作を制御する。例えば、MPCP制御部12は、親機局10とデータを送受信することを希望する子機局20−1乃至20−nを発見するためのONU発見メッセージを光変換部11に出力する。また、MPCP制御部12は、子機局20−1乃至20−nから受信した(当該親機局10とデータを送受信することを希望する)登録要求メッセージに基づき、当該子機局20−1〜20−nを子機局登録DB18に登録する機能を備えている。
OAM制御部(登録抹消手段)13は、子機局20−1〜20−nとの間で行われる、Operation(通常のデータの送受信)、Administration(制御データの送受信)、Maintenance(故障が発生したときの対応動作)の処理動作を制御する機能を備えている。例えば、OAM制御部13は、子機局20−1〜20−nから受信した登録抹消メッセージに基づき、対応する当該子機局の登録を抹消する。
DBA制御部14は、子機局20−1〜20−nに対する通信帯域割り当て処理を制御する機能を備えている。又、データ制御部15は、子機局20−1〜20−nとの間のデータのやり取りを制御する機能を備えている。
主制御部16は、MPCP制御部12、OAM制御部13、DBA制御部14、及びデータ制御部15を統一制御する。又、LANインターフェース部17は、上位側の装置とデータ通信に関してインターフェースを行う。子機局登録DB18には、親機局10とデータを送受信することを希望する子機局が登録されている。
一方、前述した子機局20−1〜20−nは、光変換部21と、MPCP制御部22と、OAM制御部23と、データ制御部24と、主制御部25と、データ検出部26と、LANインターフェース部27と、タイマ28とを備えている。
この内、光変換部21は、光スプリッタ30から受信した光信号からなるデータやメッセージを電気信号に変換するとともに、光スプリッタ30に送信する電気信号からなるデータやメッセージを光信号に変換する機能を備えている。又、MPCP制御部22は、親機局10から要求があった登録、再登録、発見等の処理を制御する機能を備えている。
更に、OAM制御部(登録抹消メッセージ出力手段)23は、親機局10の間で行う、Operation、Administration 、Maintenanceの処理を制御する機能を備えている。例えば、OAM制御部23は、タイマ28により計時された時間が所定時間を経過した場合には、親機局10との間でデータを送受信することが許可されたことを示す子機局の登録を抹消するための登録抹消メッセージを光変換部21に出力する。
又、データ制御部(データ伝送遮断手段)24は、親機局10との間のデータのやり取りを制御する機能を備えている。例えば、データ制御部24は、OAM制御部23により、登録抹消メッセージが親機局10に送信されたのち、この親機局10との間のデータ伝送を遮断する
主制御部25は、MPCP制御部22、OAM制御部23、及びデータ制御部24を統一制御する。
データ検出部(トラフィック監視手段)26は、LANインターフェース部27から入力される親機局10に対して送信するデータのトラフィック状態を監視するとともにトラヒック量を検出する。
LANインターフェース部27は、下位装置としてのパソコン等との間でデータの伝送に関してインターフェースする。
更に、タイマ28(本発明に係る計時手段)は、データ検出部26によりデータのトラフィックの検出が終了すると時間の計時を開始し、予め決められた所定時間又はこの所定時間内においてデータ検出部26により次のデータのトラフィックを検出するまで時間を計時する機能を備えている。
光スプリッタ30は、子機局20−1〜20−nから送信された光信号からなるデータ等を集束して親機局10に送信するとともに、親機局10から送信された光信号からなるデータ等を分岐して子機局20−1〜20−nに送信する機能を備えている。
次に、上記実施形態における光通信システムの動作を、下記に示す動作に分けて説明する。
(1).子機局20が登録され、親機局10との間でデータを送受信可能となる迄。
(2).登録された後の子機局20の動作又は登録されている子機局20の動作。
(1).子機局20が登録され、親機局10との間でデータを送受信可能となる迄の動作について。
図2は、図1に開示した親機局10と子機局20との間の制御信号の送信状態を示すシーケンス図である。この図2では、親機局10が登録を希望する子機局20を発見し、その子機局20を登録したのち、当該子機局20との間でデータを送受信することが可能となるまでの動作を示している。
まず、親機局10のMPCP制御部12は、登録すべき子機局20が存在するか否かを調べるためのディスカバリーゲイトメッセージ(Discovery Gateメッセージ)を光変換部11に出力する(ディスカバリーゲイト信号発信工程)。
すると、光変換部11は、MPCP制御部12から入力されたディスカバリーゲイトメッセージを電気信号から光信号に変換し、この光信号に変換したディスカバリーゲイトメッセージを、光スプリッタ30を介して子機局20−1〜20−nにブロードキャスト送信する。
子機局20−1〜20−nのそれぞれが、親機局10からブロードキャスト送信されたディスカバリーゲイトメッセージを受信すると、光変換部11は、光信号からなるディスカバリーゲイトメッセージを電気信号に変換する。そして、この電気信号に変換したディスカバリーゲイトメッセージをMPCP制御部22に出力する。
親機局10との間でデータ等の送受信を行うために自局を登録した場合には、MPCP制御部22は、親機局10に対してRegister Reqメッセージ(登録要求メッセージ又は登録申請メッセージ)を光変換部21に出力する。すると、光変換部21は、入力されたRegister Reqメッセージを電気信号から光信号に変換する。この光信号に変換されたRegister Reqメッセージは光スプリッタ30を介して親機局10に送信される。
親機局10が、子機局20−1〜20−nからRegister Reqメッセージを受信すると、光変換部21は、光信号からなるRegister Reqメッセージを電気信号に変換し、この電気信号に変換したRegister ReqメッセージをMPCP制御部12に出力する。すると、MPCP制御部12は、Register Reqメッセージを送信してきた子機局20−1〜20−nに対して、登録を許可するRegister メッセージを光変換部11に出力する。すると、光変換部11は、入力されたRegister メッセージを電気信号から光信号に変換し、変換した光信号を光スプリッタ30を介して対応する上記子機局20−1〜20−nに送信する。
その後、親機局10のMPCP制御部12は、引き続き、上記子機局20−1〜20−nに対して送信許可を促すためのGateメッセージを光変換部11に出力する。光変換部11は、入力されたGateメッセージを電気信号から光信号に変換し、光信号に変換されたGateメッセージを光スプリッタ30を介して上記子機局20−1〜20−nに送信する。
上記子機局20−1〜20−nが、光変換されたGateメッセージを受信すると、光変換部21は、このメッセージを光信号から電気信号に変換し、電気信号に変換したGateメッセージをMPCP制御部22に出力する。MPCP制御部22は、上記Registerメッセージ及びGateメッセージが入力されると、登録を許可する旨の応答に答え、登録を許可する旨の応答に対するRegister Ackメッセージを光変換部21に出力する。光変換部21は、電気信号からなるRegister Ackメッセージを光信号に変換し、光信号に変換したRegister Ackメッセージを光スプリッタ30を介して親機局10に送信する。
親機局10がRegister Ackメッセージを受信すると、MPCP制御部22は、当該子機局20−1〜20−nの登録を完了し、以後、Opereations、Administration、及び、Maintenanceの実行処理に移行させる。
続いて、親機局10が、登録された子機局20−1〜20−nから、Opereationsの情報、Administrationの情報、及び、Maintenanceの情報(以下、これらの情報を一括してOAM情報という)を取得するために、OAM制御部13は、OAM Information PDU(Protocol Data Unit)メッセージを、光変換部11に出力する。光変換部11は、電気信号からなるOAM Information PDUメッセージを光信号に変換し、光信号に変換したOAM Information PDUメッセージを光スプリッタ30を介して子機局20−1〜20−nに送信する。
子機局20−1〜20−nが上記OAM Information PDUメッセージを受信すると、光変換部2は、光信号からなるOAM Information PDUメッセージを電気信号に変換しこれをOAM制御部23に出力する。すると、OAM制御部23は、親機局10に対して、光リンク状態を表すLink Status 情報、H/W(ハードウェア)異常状態を表すCritical Event情報、H/W正常動作状態を表すDying Gasp情報等を通知するためのOAM Information PDUメッセージを光変換部21に出力する。光変換部21は、電気信号からなるOAM Information PDUメッセージを光信号に変換し、これを光スプリッタ30を介して、親機局10に送信する。
親機局10は、OAM Information PDUメッセージを受信すると、光変換部11は、光信号からなるこのメッセージを電気信号に変換し、これをOAM制御部13に出力する。OAM制御部13は、このOAM Information PDUメッセージが入力されることで、OAM情報を取得処理を完了させ、その後、子機局20と間でデータを送受信することが可能とさせる。
(2).子機局20が登録された後の動作、又は登録されている子機局20の動作。
図3は、本実施形態における光通信システムの動作を示すフローチャートである。
この図3では、親機局10と子機局20との間でデータを送受信することが可能になった後の動作を示している。
まず、子機局20のデータ検出部(トラフィック監視手段)26は、データの送受信が常時行われているか否かを内容としたデータのトラフィックを常時監視し(ステップS10:ユーザデータ監視工程)、同時にデータのトラフィックが存在するか否かを判定する(ステップS11)。データ検出部26は、データのトラフィックが存在すると判定した場合には(ステップ11;YES)、データのトラフィックが一定時間の間,無くなるまで繰り返し監視し続ける。かかる動作は子機局20の主制御部25の検出部リセット制御機能によって制御される。そして、このデータ検出部26は、データのトラフィックが存在しないと判定した場合には(ステップS11;NO)、図1に示すタイマ(計時手段)28に予め決められた所定時間の計時を開始させる(ステップS12)。
タイマ28は、所定時間経過したか否かを判定し(ステップS13)、所定時間が経過していないと判定した場合には(ステップS13;NO)、所定時間を経過するまで時間を計時する。又、このタイマ28は、所定時間が経過したと判定した場合には(ステップS13;NO)、その旨(所定期間が経過したこと、即ち、ユーザデータが否トラフィックであること)をデータ検出部26に出力する(登録抹消申請出力工程)。
その後、データ検出部26は、光ファイバ31及び光スプリッタ30を介して親機局10との間でのデータの送受信が行われていないものと認識し、その旨をOAM制御部23に出力する。すると、OAM制御部23は、Critical Link Eventとして、OAM Information PDUメッセージを光変換部21に出力する(ステップS14)。
光変換部21は、データ検出部26から入力された電気信号からなるOAM Information PDUメッセージを光信号に変換し、これを光スプリッタ30を介して親機局10に送信する(ステップS15)。
その後、データ制御部15は、データを送受信することができないモードであるスリープモード状態に移行させ、親機局1との通信を停止する(ステップS16)。即ち、当該子機局20は、親機局10との間の光Linkを一時停止する。
親機局10がOAM Information PDUメッセージを受信すると、変換部11は、光信号からなるOAM Information PDUメッセージを電気信号に変換し、これをOAM制御部13に出力する。
その後、親機局10側のOAM制御部13は、該当する子機局20が、スリープモード状態になったと認識し、当該子機局20の登録を抹消する(ステップS17:子機局登録抹消工程)。
続いて、前述した親機局10は、DBA制御部14を作動させ、上記登録抹消にかかる子機局を除く他の複数の子機局20−1〜20−nを対象とした通信帯域割り当て処理を実行する(通信帯域割り当て工程)。
このように、本実施形態では、子機局20−1〜20−nは、親機局10に送信するデータが所定時間の間経過しても存在しない場合、当該子機局の登録を抹消するための登録抹消メッセージを親機局10に送信する。そして、親機局10は、該当する子機局20−1〜20−nから受信した登録抹消メッセージに基づき、当該子機局の登録を抹消する。このため、親機局10は、データを送受信する必要がない子機局に対する通信帯域を割り当てる必要が無くなり、複数の子機局に対する通信帯域割り当てをより最適化することができる。従って、親機局と子機局との間のデータ通信に関し、効率的なスループットを実現するができる。
その後、スリープモード状態に入った子機局20のデータ検出部26は、LANインターフェース部17から親機局10に送信するデータのトラフィックの存在を監視し(ステップS18)、ユーザトラフィックが存在するか否かを判定する(ステップS19)。データ検出部26は、トラフィックが存在しないと判定した場合には(ステップS19;NO)、データのトラフィックが存在するまで同様な処理を行う。一方、データ検出部26は、ユーザトラフィックが存在したと判定した場合には(ステップS19;YES)、ユーザが光ファイバー31及び光スプリッタ30を介して通信を開始するものと認識し、その旨をMPCP制御部22に出力する。
そして、当該子機局20の光変換部21、MPCP制御部22、及びOAM制御部23、並びに、親機局10の光変換部11、MPCP制御部12、及びOAM制御部13によって、上述したようにして親機局10は、登録を希望する子機局20を発見し、その子機局20を登録する(ステップS20)。同時に、子機局20からOAM情報を取得し、子機局1との間での光Linkを再確立し(ステップS21)、これによって、データの送受信を再開させる。
このため、上述した実施形態では、親機局10により、当該親機局10とデータを送受信することを希望する子機局についての登録を要求する登録要求メッセージに基づき、これに対応する子機局を登録するので、それ以前に、登録が消滅された子機局も必要に応じて再登録することができる。
ここで、上述した実施形態にあって、親機局10との間で光通信回線31を介して所定の通信データを送受信する子機局20−1〜20−nにあって、前記親機局10との間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御手段と、前記親機局10に送信されるユーザデータが有るか否かのトラフィック状態を予め設定した一定期間,監視するユーザデータ監視手段と、このユーザデータのトラフィック状態が予め設定した一定期間,存在しない場合に機能し,前記親機局に対してユーザデータが無い状態である旨を登録抹消申請メッセージとして発信する登録抹消申請発信手段と、この登録抹消申請メッセージの発信と共に前記親機局10との間の光リンクを一時的に停止制御するリンク状態停止制御手段とを、プログラム化してコンピュータに機能させるように構成してもよい。
このようにすると、前述した実施形態における子機局20−1〜20−nからの登録抹消申請にかかる構成内容とほぼ同等に機能する実行内容をコンピュータ上にて実行可能とする制御プログラムを得ることができる。
又、前述した実施形態にあって、複数の子機局20−1〜20−nとの間で光通信回線31を介して所定の通信データを送受信する親機局10にあって、前記子機局20−1〜20−nとの間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御手段と、この親機局10側にあって、前記いずれかの子機局20−1〜20−nからユーザデータが無い状態である旨を示す登録抹消申請メッセージが送り込まれた場合に当該登録抹消申請メッセージを受信する登録抹消申請受信手段と、この受信した登録抹消申請メッセージに対応する前記子機局20−1〜20−nの登録を抹消する登録抹消手段と、前記登録抹消された子機局を除く他の子機局20−1〜20−nの数に対応して前記親機局10ではその通信帯域の割り当てを設定する帯域割り当て設定手段とを、プログラム化してコンピュータに機能させるように構成してもよい。
このようにすると、前述した実施形態における親機局10側が受けた特定の子機局の登録抹消にかかる構成内容とほぼ同等に機能する実行内容をコンピュータ上にて実行可能とする制御プログラムを得ることができる。
以上のように、本実施形態では、子機局(ONU)が、親機局(OLT)との間で送信するデータが所定時間間経過しても存在しない場合には、当該子機局の登録を抹消するための登録抹消申請メッセージを親機局に送信する。これにより、親機局は子機局から受信した登録抹消メッセージに基づいて当該子機局の登録を抹消する。このため、親機局は、データを送受信する必要がない子機局に対する通信帯域を割り当てる必要が無くなり、他の複数の子機局に対する通信帯域割り当てをより最適化することができる。従って、親機局と子機局との間のデータ通信に関し、効率的なスループットを実現することができる。
又、本実施形態では、親機局(OLT)は当該OLTとデータを送受信することを希望する子機局についての登録を要求する登録申請メッセージ(登録要求メッセージ)に基づいて当該子機局を登録するので、以前、登録が消滅された子機局も必要に応じて再登録することができ、同時に他の子機局の抹消登録も随時なされるので、全体的に登録されている子機局の数が登録数固定に従来例に比較して低減変動し、これにより、他の複数の子機局に対する通信帯域割り当てを従来例の登録固定式に比較してより最適化することができ、従って、当該データ通信における効率的なスループットを実現することができる。
本発明に係る光通信システムの一実施形態を示すブロック図である。 図1中の親機局と子機局との間の制御信号の送信状態を示すシーケンス図である。 図1に示す実施形態の動作を示すフローチャートである。 従来の光通信システムの構成を示すブロック図である。 図4の光通信システムにおけるデータの送受信状態を示す説明図である。 他の従来における通信システムの構成を示すブロック図である。 他の従来にかかる光加入者線端局装置の構成を示すブロック図である。
符号の説明
10 親機局
11,21 光変換部
12,22 MPCP制御部
13,23 OAM制御部
14 DBA制御部
15,24 データ制御部
16,25 主制御部
17,27 LANインターフェース部
18 子機局登録DB
20−1乃至20−n 子機局
26 データ検出部
28 タイマ(計時手段)
31 光ファイバー

Claims (9)

  1. 複数の子機局とこの各子機局に対応した親機局との間で光ファイバーケーブルからなる光通信回線を介して所定の通信データを送受信すると共に、前記親機局が前記各子機局に対して通信帯域の割り当て処理を制御するDBA制御部を備えて成る光通信システムにおいて、
    前記各子機局は、
    前記親機局との間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御部と、前記親機局に送信されるユーザデータのトラフィック状態を監視し検出するユーザデータ検出部と、このユーザデータ検出部が予め設定した一定期間,当該ユーザデータトラフィックが存在しない場合に機能し前記親機局に対してユーザデータが無い状態である旨を登録抹消申請メッセージとして出力すると共に前記親機局との間の光リンクを一時的に停止制御するOAM制御部とを備えたことを特徴とした光通信システム。
  2. 前記請求項1に記載の光通信システムにおいて、
    前記親機局は、前記いずれかの子機局から送り込まれるユーザデータが無い状態である旨を示す登録抹消申請メッセージを受信した場合に機能し,当該対応する前記子機局の登録を抹消する親機局側OAM制御部を備えていることを特徴とした光通信システム。
  3. 前記請求項1又は2に記載の光通信システムにおいて、
    前記各子機局は、それぞれが登録抹消された状態から再登録される直前の状態にあって、前記ユーザデータ検出部がユーザデータの有るトラフィック状態を検出した場合に機能し前記親機局に対してユーザデータがトラフィック状態である旨の信号である登録申請メッセージを発信するMPCP制御部を備えると共に、
    前記親機局は、前記各子機局から送り込まれる登録申請メッセージに基づいて当該登録申請メッセージにかかる子機局を登録する親機局側のMPCP制御部を備え、
    この親機局側のMPCP制御部による登録がなされた場合に当該登録のタイミングで前記OAM制御部は親機局側のOAM制御部との相互間でOAMにかかる所定の制御動作が開始されることを特徴とした光通信システム。
  4. 前記請求項1,2又は3に記載の光通信システムにおいて、
    前記各子機局は、前記ユーザデータをLANインターフェース部を介して取り込むと共に親機局との間でデータをやり取りする機能を備えたデータ制御部を装備したことを特徴とする光通信システム。
  5. 前記請求項1乃至4の何れか一つに記載の光通信システムにおいて、
    前記親機局および各子機局は、当該親機局および各子機局が備えている各制御部等の動作を規制する主制御部を装備すると共に、
    前記各子機局の主制御部は、前記ユーザデータ検出部が予め設定した一定期間内にユーザデータのトラフィック状態を検出した場合に機能し当該ユーザデータ検出部の動作をリセットする検出部リセット制御機能を備えていることを特徴とした光通信システム。
  6. 複数の子機局とこの各子機局に対応した親機局との間で光ファイバーケーブルからなる光通信回線を介して所定の通信データを送受信すると共に、前記親機局が前記各子機局に対して通信帯域の割り当て処理を制御するDBA制御部を備え、このDBA制御部により前記各子機局への通信帯域の割り当てが実行されるように構成された光通信システム制御方法において、
    前記各子機局が前記親機局に送信されるユーザデータのトラフィック状態を常時監視するユーザデータ監視工程と、
    このユーザデータ監視工程で予め設定した一定期間内に前記ユーザデータのトラフィック状態が存在しない場合に機能し前記親機局に対してユーザデータが無い状態である旨を登録抹消申請メッセージとして出力する登録抹消申請出力工程と、
    この登録抹消申請メッセージを受信した前記親機局は対応する子機局の登録を抹消する子機局登録抹消工程と、
    この登録抹消された子機局を除く他の複数の子機局を対象として前記親機局のDBA制御部が通信帯域の割り当て処理を行う通信帯域割り当て工程とを備えたことを特徴とする光通信システム制御方法。
  7. 前記請求項6に記載の光通信システム制御方法において、
    前記登録抹消された一又は2以上の各子機局に対して一斉に登録打診のディスカバリーゲイト信号を発信するディスカバリーゲイト信号発信工程と、
    このディスカバリーゲイト信号を受信した前記各子機局は、ユーザデータが入力されている状態の場合に前記親機局に対して登録申請メッセージとして発信する登録申請メッセージ発信工程と、
    この各子機局から発信される応答信号を受信した親機局はこれに基づいて当該応答信号にかかる子機局を再登録する子機局再登録工程とを備えていることを特徴とした光通信システム制御方法。
  8. 親機局との間で光通信回線を介して所定の通信データを送受信する子機局にあって、前記親機局との間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御手段、
    前記親機局に送信されるユーザデータが有るか否かのトラフィック状態を予め設定した一定期間,監視するユーザデータ監視手段、
    このユーザデータのトラフィック状態が予め設定した一定期間,存在しない場合に機能し,前記親機局に対してユーザデータが無い状態である旨を登録抹消申請メッセージとして発信する登録抹消申請発信手段、
    および、この登録抹消申請メッセージの発信と共に前記親機局との間の光リンクを一時的に停止制御するリンク状態停止制御手段、
    をコンピュータに機能させるようにしたことを特徴とする光通信用制御プログラム。
  9. 複数の子機局との間で光通信回線を介して所定の通信データを送受信する親機局にあって、前記子機局との間で実行されるユーザデータ等のデータのやり取りを制御するデータ制御手段、
    この親機局側にあって、前記いずれかの子機局からユーザデータが無い状態である旨を示す登録抹消申請メッセージが送り込まれた場合に当該登録抹消申請メッセージを受信する登録抹消申請受信手段、
    この受信した登録抹消申請メッセージに対応する前記子機局の登録を抹消する登録抹消手段、
    前記登録抹消された子機局を除く他の子機局の数に対応して前記親機局ではその通信帯域の割り当てを設定する帯域割り当て設定手段、
    をコンピュータに機能させるようにしたことを特徴とする光通信用制御プログラム。
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