JP2007274336A - 無線基地局及び無線端末 - Google Patents

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Abstract

【課題】受信パケット信号の復調処理に使用されるパラメータの精度向上を図る。
【解決手段】複数の無線端末からのパケット信号をタイムスロット毎に受信する無線基地局であって、1つのパケット信号から、このパケット信号の復調処理に使用されるパラメータを計算する計算部と、パラメータを記憶する記憶部と、複数の無線端末の一つについて、或るタイムスロットにおけるパケット信号の復調処理を行うときに、このパケット信号から得られたパラメータと、記憶部に記憶された、複数の無線端末の一つに割り当てられ且つ或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットのパケット信号から得られたパラメータとから平均値を算出し、この平均値を復調処理に使用されるパラメータとして出力する平均化処理部とを含む。
【選択図】図5

Description

本発明は、主に無線通信で利用されるパケット通信方式に適用される無線基地局及び無線端末に関する。
近年の無線通信の分野では、携帯電話・無線LAN(Local Area Network)を用いたデータ通信の利用が急速に拡大している。データ通信を目的として無線通信を行う際に有効な通信手段として、パケット通信方式が広く使用されている。
無線通信での端末局と基地局間の通信が時間的に連続に行われる場合、連続する受信タイミングの複数スロット分の情報を用いて平均化処理を行うことにより、特性を改善できることが知られている(例えば、非特許文献1)。一方、パケット通信においては、一般に、タイムスロット間で通信相手端末局が異なる。このため、受信パケットの復調処理を行う場合には、復調すべき1パケット内の信号を元に、受信処理に使用する情報を計算していた。
特表2005−531247号公報 特開2000−201371号公報 安藤 英浩 他3名 "マルチスロット重み付き平均化(WMSA)チャネル推定法を用いるコヒーレントRAKE受信の伝送実験特性",1998年電子情報通信学会総合大会, B−5−91, p455
本発明の目的は、無線基地局と無線端末とのパケット通信において、受信側でのパケット信号の復調処理の適正化を図ることを通じて通信品質を向上させることである。
本発明は、上記した目的を達成するために以下の手段を採用する。
即ち、本発明の第1の態様は、複数の無線端末からのパケット信号をタイムスロット毎に受信する無線基地局であって、
1つのパケット信号から、このパケット信号の復調処理に使用されるパラメータを計算する計算部と、
前記パラメータを記憶する記憶部と、
複数の無線端末の一つについて、或るタイムスロットにおけるパケット信号の復調処理を行うときに、このパケット信号から得られた前記パラメータと、前記記憶部に記憶された、前記複数の無線端末の一つに割り当てられ且つ前記或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットのパケット信号から得られた前記パラメータとから前記パラメータの平均値を算出し、この平均値を前記復調処理に使用されるパラメータとして出力する平均化処理部と
を含む無線基地局である。
本発明によれば、無線基地局は、不連続の複数のタイムスロットのパケット信号から得られたパラメータの平均値を、復調処理に使用するパラメータとして出力する。平均値を用いることで、パラメータ値の精度向上を図ることができる。したがって、1つのパケット信号から得られたパラメータを用いて復調処理を行う場合に比べて適正な復調処理を行うことが可能となる。よって通信品質が高められる。
好ましくは、本発明に係る無線基地局は、前記平均値を算出するための複数の前記パラメータに対し、前記或るタイムスロットに対応する前記パラメータを基準とした重み付けを行う重み付け部をさらに含む。
好ましくは、前記重み付け部は、前記或るタイムスロットに対応する前記パラメータに最も重い重みを付けるとともに、前記或るタイムスロットとの時間間隔が大きい程小さい重みを前記1以上のタイムスロットに対応する前記パラメータに付ける。
平均化の対象となる各パラメータ値に重み付けを行うことで、パラメータの精度をより高めることができる。
本発明の第2の態様は、タイムスロット毎に複数の無線端末へ向けたパケット信号を送信する無線基地局と通信する無線端末であって、
前記無線基地局から受信される自端末宛の1つのパケット信号から、このパケット信号の復調処理に使用されるパラメータを計算する計算部と、
前記パラメータを記憶する記憶部と、
自端末に割り当てられた或るタイムスロットのパケット信号の復調処理を行うときに、このパケット信号から得られた前記パラメータと、前記記憶部に記憶された、自端末に割り当てられ且つ前記或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットのパケット信号から得られた前記パラメータとから前記パラメータの平均値を算出し、この平均値を前記復調処理に使用されるパラメータとして出力する平均化処理部と
を含む無線端末である。
本発明によれば、無線基地局と無線端末とパケット通信において、受信側でのパケット信号の復調処理の適正化を図ることを通じて通信品質を向上させることができる。
以下、図面を参照して本発明の実施形態を説明する。実施形態の構成は例示であり、本発明は実施形態の構成に限定されない。
〔発明の経緯〕
図1は、本発明を適用可能な通信システムの概念図である。図1において、無線端末局(端末局:端末装置)#0〜#2は、無線基地局(基地局:基地局装置)に対してパケット送信を行う(アップリンク通信)。スケジューラは、各端末局が基地局へパケットを送信するためのタイムスロットの情報を管理しており、スロット割当情報を基地局及び各端末局に通知する。基地局と各端末局との間では、スロット割当情報を元にパケットの受信処理及び送信処理が行われる。なお、スケジューラは基地局の一部として実装されている場合もある。
一つの端末局と基地局との間で通信が連続的に行われる場合には、受信処理に使用される情報の計算において、通信が連続する時間内で情報の計算結果の平均化処理が適宜行われていた。図2は、連続通信時における情報としてのチャネル推定値の平均化の例を示す図である。図2では、基地局は、端末局#0との間の無線区間における伝搬路のチャネル推定値を3スロット分(スロット#2及びその前後のスロット)の情報(チャネル推定値)を重み付け平均して計算している。
しかしながら、図3に示すように、タイムスロット毎に異なる複数の端末局#0,#1
及び#2が時分割でパケット通信を行う場合には、基地局は、1パケット内の受信信号の
みを使用してチャネル推定値の計算を行う。このため、連続通信を行う場合に対して平均化効果による特性改善が得られなかった。
従来では、パケット通信を行う場合、受信機(基地局)の復調処理部では、各端末局の複数のタイムスロットにわたるタイミング情報を持っていない。このため、特性改善に有効な方式でスロット間での平均化を行うことができなかった。このことに鑑み、1スロット内での処理で伝搬路の特性を出すために、1パケットに含まれるパイロット信号の割合を増やすなどの対処をしていた。但し、このような対処方法ではユーザデータの伝送レートが下がってしまう問題があった。
本発明の目的の一つは、パケット通信を行う基地局において、端末局からの受信処理を行う際の受信品質を向上させることを目的とする。
また、図1に示した通信システムにおいて、基地局は、端末局#0〜#2に対してパケット送信を行う(ダウンリンク通信:図4)。この場合においても、スケジューラは、基地局が各端末局に対してパケット送信を行うためのタイムスロットの情報を管理しており、基地局及び各端末局にスロット割当情報を通知する。基地局と端末局との間では、スロット割当情報を元にパケットの送信処理及び受信処理が行われる。
端末局におけるパケットの受信処理においても、連続通信の場合には、図2に示した方法と同様な方法で受信処理に使用する各種情報の計算において平均化を行うことができる。しかし、他の端末局との間で時分割でタイムスロットを使用するパケット通信時では、図3と同様に1パケット内での処理となる。このため、連続通信を行う場合に比べて平均化効果による特性改善が得られない。
本発明の目的の一つは、パケット通信を行う端末局において、基地局からの受信処理を行う際の受信品質を向上させることである。
〔第1実施形態〕
〈第1実施形態の概要〉
基地局が複数の端末局との間でパケット通信を行う際には、一般に、スケジューラによってパケット送信タイミングが管理される。スケジューラから端末局割当情報を基地局の受信処理部に通知し、パケット受信処理に必要な各種情報の計算時に、同一端末局から受信したパケット間で平均化を行う。
図5は、第1実施形態に係る基地局の原理説明図である。図5において、基地局1は、スケジューラ2と、1パケット内復調処理情報計算部3(以下、「計算部3」と表記)と、復調処理情報保持部4(以下、「保持部4」と表記)と、平均化パラメータ決定部5(以下
、「決定部5」と表記)と、パケット間平均化処理部6(以下、「平均化処理部6」と表記)と、データ再生部7とを含んでいる。基地局1は、図1や図4に示すような通信システ
ムで適用される。但し、図1や図4と異なり、図5では、基地局1がスケジューラ2を含む構成が採用されている。もっとも、スケジューラ2は、基地局1から独立した装置として構成することもできる。
アップリンク通信における受信パケット信号(パケット)は、計算部3とデータ再生部7とに入力される。計算部3は、復調処理に使用する情報を受信された1パケット内で計算する。
1パケット内の計算結果は、保持部4において通信端末局毎に保存される。スケジューラ2は、タイムスロットの割当情報(スロット割当情報)を、保持部4及び決定部5に通知
する。保持部4は、スロット割当情報を通信端末毎の1パケット内の計算結果と関連付けて保持する。
また、決定部5は、スロット割当情報から割り出すことができる同一端末局のパケット間隔を用いて、計算結果の平均化に用いる平均化パラメータ(重み係数)を決定する。
平均化処理部6は、保持部4から同一端末局に係る不連続の複数のタイムスロットにおける計算結果を得るとともに、各タイムスロットに対応する重み係数を決定部5から受け取り、各タイムスロットの計算結果に対する重み付けを行った後、計算結果を平均化する平均化処理を行い、データ再生に使用する復調処理情報を計算する。データ再生部7は、復調処理情報を平均化処理部6から受け取り、復調処理情報を用いて受信パケット信号を復調する。このようにして、受信パケット信号からデータが再生されデータ再生部7から出力される。
図6は、図5に示した基地局1の構成を用いて実現されるチャネル推定値の計算例を示す図である。図6に示す例では、端末局#0に対して、不連続のタイムスロット(スロッ
ト)#0,#3及び#5が割り当てられている。
スロット#3のパケット受信処理において、スロット#0,スロット#3,スロット#5の1スロット内チャネル推定値計算結果(計算部3で計算され、保持部4で保持される)
に対し、それぞれw0(0)、w0(3)、w0(5)の重み(決定部5で決定される)が付けられ、スロ
ット#3の平均化チャネル推定値が計算される(平均化処理部6で計算される)。
平均化処理は、チャネル推定値の算出対象(データ再生タイミング)となるタイムスロットについて、所定のディレイ許容値と、伝搬環境等により決定される平均化有効スロット範囲とを元に決定される平均化範囲に含まれるタイムスロットを平均化の対象として行われる。
図6の例では、例えば、ディレイ許容値は「2スロット」と規定されており、平均化有効スロット範囲は「3スロット」と決定されている。チャネル推定値の算出対象となるタイムスロット(図6ではスロット#3)を中心としたときに、その前の3スロット(スロット#0、#1、#2)、後の2スロット(スロット#4、#5)の範囲に属するタイムスロットが平均化の対象となる。即ち、図6では、スロット#3の前3スロット、後2スロットの範囲に属するスロット#0〜スロット#5が、平均化の範囲となり、この範囲に属し端末局#0が割り当てられるスロット#0,#3及び#5が平均化の対象となっている。
この場合、決定部5は、データ再生タイミングであるw0(3)に対して最大の重み係数を
決定する。また、決定部5は、スケジューラ2からのスロット割当情報でデータ再生タイミングからそれぞれT0、T0’(T0>T0’)離れた時間の重み係数については、その時間差によりw0(0)<w0(5)となるように決定する。
データ再生部3は、平均化されたチャネル推定値を用いて、スロット#3のパケットの復調処理を行う。これによって、スロット#3のチャネル推定値のみが用いられる復調処理よりも好適な復調結果(データ)を得ることが可能となる。
基地局1によれば、アップリンクパケット通信時の基地局受信処理(パケット復調処理)に使用される情報の計算において、同一端末局からの複数の不連続なタイムスロットで受信されたパケットの情報に対し、パケット間隔(スロット間隔)を考慮した平均化処理を行う。これにより、情報の精度を高めることができ、アップリンクパケット通信品質の向上
を図ることができる。
なお、基地局1が本発明の無線基地局に相当し、計算部3が本発明の計算部に相当し、保持部4が本発明の記憶部に相当し、平均化処理部6が本発明の平均化処理部及び重み付け部に相当し、決定部5が、本発明の決定部に相当する。
〈具体例1〉
次に、第1実施形態における基地局(基地局1)の具体例1について説明する。図7は、基地局1の構成をチャネル推定値の平均化に適用した例(基地局10)を示す図である。
図7において、送受信アンテナ11で受信された端末局からの信号は、デュプレクサ12により送信信号と分離され、RF(Radio Frequency)信号処理部13でIF(Intermediate Frequency:中間周波数)帯信号に変換され、アナログ/ディジタル(A/D)変換器1
4で必要なサンプルレート・ビット数のディジタル信号に変換され、直交復調器15で直交検波されてベースバンドI/Q(In-phase/Quadrature-phase(同相/直交位相))信号(パ
ケットデータ)となる。
図8は、第1実施形態で適用されるパケットデータのフォーマット構成例である。1パケット中には、端末局ユーザが通信の目的で送信するデータシンボルと、パス検出及び伝搬路推定等の目的で使用するパイロットシンボル(一般に既知パターンで構成される)と、その他通信の制御に使用される制御情報とが含まれている。ユーザデータの転送レートを上げる観点では、パケット中のデータシンボルを除く部分の占める割合が少ないほうが好ましい。
図7に戻って、パスサーチ部16は、ベースバンドI/Q信号中のパイロットシンボル部分を検出することによって、受信パケットのサンプルタイミング(サンプル点情報)を検出する。周波数オフセット推定部17は、パイロットシンボル間の位相を比較することにより、基地局と端末局のキャリア周波数オフセットを推定する。
チャネル推定部18は、パケット内チャネル推定部19(図5の計算部3に相当)と、チャネル推定値平均化部20(図5の平均化処理部)とを有している。パケット内チャネル推定部19は、パイロットシンボルの位相を既知のパイロットと比較することにより伝搬路チャネルの推定を行う。チャネル推定値平均化部20は、複数のパケットから計算されたチャネル推定値の平均化処理を行う。
データ検波部21は、直交復調器15の出力(ベースバンドI/Q信号)のうちデータシンボル部分の信号について、チャネル推定部18からのチャネル推定値により伝搬路チャネルの補償を行った上で、データシンボルの検波を行う。チャネルデコード部22は、検波されたデータシンボルに誤り訂正等の処理を行い、受信データを再生する。データ検波部21及びチャネルデコード部22は図5のデータ再生部7に相当する。
さらに、基地局10は、スケジューラ23(図5のスケジューラ2に相当)と、パケット内チャネル推定部19(図5の計算部3に相当)で計算された1パケット内チャネル推定値と、スケジューラ2からのスロット割当情報とを関連付けて保持する保持部24(図5の
保持部4に相当)と、スロット割当情報から割り出される同一端末局のパケットの受信間
隔から各スロットのチャネル推定値に対する平均化パラメータ(重み係数)を決定する平均化パラメータ決定部25(図5の決定部5に相当)とを備えている。保持部24,平均化パラメータ決定部25,データ検波部21及びチャネルデコード部22は、スケジューラ23からのスロット割当情報に基づいて同期をとって動作する。
また、スケジューラ23からのスロット割当情報は、送信信号生成部26に制御情報及び送信ユーザデータとともに入力される。送信信号生成部26は、スロット割当情報,制御情報,送信ユーザデータを含むダウンリンク用の送信信号を生成する。送信信号は、デュプレクサ12を介して送受信アンテナ11から端末局へ向けて送信される。
図9は、基地局10で実行されるチャネル推定値計算処理の実行フローの例を示す図である。図9に示す処理は、端末局と基地局との通信開始を契機として開始される。また、図9に示す処理は、基地局10が或る端末局(例えば、図1に示す端末局#0)を含む複数の端末局(図1に示す端末局#0,#1及び#2)との間でアップリンク通信を行う場合における、或る端末局#0のパケット受信に係る処理を示している。
最初に、基地局10において、通信目的等のパラメータで制限されるディレイ許容値が決定される(ステップS01)。平均化有効スロット範囲は、電波の伝搬環境等を考慮して適時決定される。ディレイ許容値と平均化有効スロット範囲は、平均化時間を規定する情報として平均化パラメータ決定部25に通知される。
その後、端末局#0からのパケット着信時には、1パケット内のチャネル推定処理が、パケット内チャネル推定部19にて実行される(ステップS02)。1パケット内のチャネル推定値は、パケット間平均化処理部6及び保持部24に与えられる。
次に、保持部24は、スケジューラ23からのスロット割当情報を参照し、今後、その端末局(端末局#0)に対するタイムスロットの再割当が予定されるか否かを判定する(ス
テップS03)。このとき、再割当が予定される場合(S03;Yes)には、保持部24
は、1パケット内チャネル推定値を、1スロットチャネル推定値として保持部24内に用意された記憶領域に保存する(ステップS04)。これに対し、再割当が予定されない場合(S03;No)には、1スロットチャネル推定値の保存は行われない。
次に、平均化パラメータ決定部25は、平均化パラメータ決定処理を実行する(ステッ
プS05)。即ち、平均化パラメータ決定部25は、スケジューラ23から通知されるス
ロット割当情報と、データ再生タイミングと、ディレイ許容値及び平均化有効スロット範囲に基づく平均化時間(平均化範囲)とに基づき、端末局#0の過去のスロット割当時間から、平均化に使用する、時間軸に対して不連続な複数のタイムスロットを決定する。
続いて、平均化パラメータ決定部25は、複数のタイムスロットについて、平均化パラメータ(重み係数)を決定する。即ち、平均化パラメータ決定部25は、データ再生タイミングのタイムスロットを中心とし、この中心のタイムスロットに最も重い重み係数を決定し、残りのタイムスロットについては、中心のタイムスロットからの時間間隔を考慮して重み係数を決定する。例えば、中心のタイムスロットからの時間間隔が長い程、小さい重み係数が決定される。
このとき、平均化パラメータ決定部25は、決定した平均化パラメータを、端末局#0の移動速度や、推定最大ドップラー周波数等のパラメータ、或いは基地局10の設置位置における電波の伝搬環境に基づいて適宜変更(調整)することができる。
次に、チャネル推定値平均化部20が、複数パケットについてのチャネル推定値の平均化処理を行う(ステップS06)。即ち、チャネル推定値平均化部20は、平均化パラメータ(重み係数)と、各重み係数に対応するスロット時間とを平均化パラメータ決定部25から取得する。続いて、チャネル推定値平均化部20は、各スロット時間に対応する複数の1スロットチャネル推定値を保持部24及びパケット内チャネル推定部19から得る。
続いて、チャネル推定値平均化部20は、各1スロットチャネル推定値に重み係数を乗じることで1スロットチャネル推定値に重み付けを行った後、これらの1スロットチャネル推定値の平均値を算出する。平均値は、チャネル推定値としてデータ検波部21に与えられる。その後、チャネル推定値を用いたデータシンボルの検波がデータ検波部21で行われ、受信データの再生がチャネルデコード部22で行われる。
一方、保持部24は、保持データの有効判定を行う(ステップS07)。保持部24において、ステップS05で行われた平均化パラメータの決定に使用された最も古いタイムスロットより古いタイムスロットの1スロットチャネル推定値が保持されているか否かを判定する。そのような1スロットチャネル推定値はその後の平均化パラメータの決定に使用されないため、保持部24は、そのような1スロットチャネル推定値があれば、その1スロットチャネル推定値を無効データと判定する(S07;No)。この場合、保持部24は、無効と判定された1スロットチャネル推定値を破棄する(ステップS08)。
また、ステップS07では、保持部24は、スロット割当情報に基づき、平均化時間(
ディレイ許容値及び平均化有効スロット範囲から決まる)内に再割当が行われて使用され
る予定がない1スロットチャネル推定値も破棄対象(無効データ)であると判定する。無効データがなければ、処理がステップS09に進む。
ステップS09では、端末#0との通信が終了か否かが判定される。通信が終了しない場合(S09;No)、処理がステップS02に戻る。通信が終了される場合(S09;Y
es)、保持部24は、通信が終了される端末局(ここでは、端末#0)について保存され
ている1スロットチャネル推定値の全てを破棄し(ステップS10)。端末#0についてのパケット受信処理を終了する。
図10は、チャネル推定値保持部(保持部24)の構成例を示す図である。図10には、保持部24が有する記憶領域に格納されるデータのデータ構造例が示されている。保持部24の記憶領域には、通信中の端末(#0〜#N)毎に1以上の1スロットチャネル推定値(のエントリ)を格納するための領域が確保される。
各領域には、1スロットチャネル推定値(1パケット内チャネル推定値)のエントリが格納される。最大エントリ数は、例えば、チャネル推定値の平均化に使用されるタイムスロット数の最大値を上限として規定することができる。或いは、最大エントリ数は、平均化に適用される時間範囲に応じて可変となるように構成することができる。
各エントリには、1スロットチャネル推定値と、この推定値が計算された時刻情報(ス
ロット情報:スロット割当情報から割り出される)とが関連付けて格納される。各領域に
記憶された1スロットチャネル推定値のうち、複数パケット平均化処理(図9:S06)において、平均化パラメータ決定部25により平均化に使用されると判定された範囲の推定値が読み出される。
具体例1によれば、データ検波部21で使用されるチャネル推定値として、複数のタイムスロットにおけるチャネル推定値の平均値が使用されるので、1つのタイムスロットに基づくチャネル推定値を用いる場合に比べて、適正なデータ検波を実行できる。これによって、精度の高いパケットの復調処理を行うことができ、アップリンク通信品質の向上を図ることができる。
〈具体例2〉
次に、第1実施形態における基地局(基地局1)の具体例2について説明する。図11は、基地局1の構成を、端末局と基地局間の周波数オフセット推定値の平均化に適用した例
(基地局30)を示す図である。基地局30は、基地局10と同一の構成を有するため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。基地局30の構成は、基地局10との比較において説明する。
具体例2では、1パケット内の周波数オフセットを保持部24Aにて記憶し、複数パケットから求めたオフセット情報(オフセット推定値)を重み付けて平均化する。図11において、基地局30は、周波数オフセット推定部17の代わりの周波数オフセット推定部17Aを有している。周波数オフセット推定部17Aは、パケット内オフセット推定部171(図5の計算部3に相当)と、オフセット推定値平均化部172(図6の平均化処理部6
に相当)とを含んでいる。
パケット内オフセット推定部171は、周波数オフセット推定部17と同様の機能を有しており、パケット毎に、パイロットシンボル間の位相を比較することにより、基地局と端末局のキャリア周波数オフセットを推定する。
推定結果は、1パケット内オフセット推定値(1スロットオフセット推定値)として、保持部24Aに保持される。保持部24Aの構成は、1スロットチャネル推定値の代わりに1スロットオフセット推定値を記憶する点を除き、保持部24と同じである。平均化パラメータ決定部25の構成は、具体例1と同様である。
オフセット推定値平均化部172は、平均化範囲に属する不連続の複数の1スロットオフセット推定値を保持部24A及びパケット内オフセット推定部171から得て、平均化パラメータ決定部25から得られる平均化パラメータ(重み係数)で重みづけを行った後、1スロットオフセット推定値の平均値を算出し、周波数オフセット情報(周波数オフセッ
ト推定値)としてチャネル推定部18Aに渡す。
チャネル推定部18Aは、基地局10のパケット内チャネル推定部19と同じ機能を有し、パイロットシンボルの位相を既知のパイロットと比較することにより、伝搬路チャネルの推定を行い、推定結果をチャネル推定値としてデータ検波部21に与える。以上の点を除き、具体例2に係る基地局30の構成は、基地局10と同じ構成を持つ。また、基地局30では、図9に示した処理フローと同様の処理で、周波数オフセット推定値の平均化と、保持部24Aのエントリ管理を行う。
具体例2によれば、チャネル推定部18Aで使用される周波数オフセット推定値として、複数のタイムスロットにおけるオフセット推定値の平均値が使用されるので、1つのタイムスロットに基づくオフセット推定値を用いる場合に比べて、適正なチャネル推定を実行できる。これによって、パケットの受信品質の向上を図ることができる。
〈具体例3〉
次に、第1実施形態における基地局(基地局1)の具体例3について説明する。図12は、基地局1の構成を、端末局と基地局間の周波数オフセット推定値の平均化に適用した例(基地局40)を示す図である。基地局40は、基地局30と同一の構成を有するため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。基地局30の構成は、基地局40との比較において説明する。
一般に、周波数オフセットは、基地局および端末局のローカル周波数発信機間の周波数差や、端末局の移動による平均的なドップラー周波数シフトが要因となり、フェージングによるチャネル変動に比べて変動が遅い場合が多い。このため、オフセット推定の平均化のために長い時間範囲を適用することが有効な場合がある。
具体例2では、パケット内オフセット推定結果(1パケット内オフセット推定値:1ス
ロットオフセット推定値)を、指数平均を用いて平均化する。このため、具体例3に係る
基地局40は、次の構成を備える。
基地局40は、周波数オフセット推定部17A(図11)の代わりの周波数オフセット推定部17Bを備える。周波数オフセット推定部17Bは、パケット内オフセット推定部171(図5の計算部3に相当)と、乗算器173,乗算器174及び合成器(平均化部)175(これらが図5の平均化処理部6に相当する)とを含む。また、基地局40は、保持部24A(図11)の代わりの保持部24Bと、平均化パラメータ決定部25A(図11)の代わりの平均化パラメータ決定部25Bを備える。
保持部24Bは、周波数オフセット推定部17Bから出力される周波数オフセット情報,即ち指数平均で平均化されたオフセット推定値を、通信中の端末局毎に保持する。
平均化パラメータ決定部25Bは、パケット内オフセット推定部171から出力される1スロットオフセット推定値に乗ずべき第1の重み係数W1と、保持部24Bに保持される平均化オフセット推定値に乗ずべき第2の重み係数W2とを、W1<W2となるように決定する。上述したように、オフセット推定値は急激に変化することが少ないことから、これまでのオフセット推定値の平均値(平均化オフセット推定値)に対し、1スロットオフセット推定値よりも大きい重み係数を与える。
また、平均化パラメータ決定部25Bは、スロット割当情報から割り出されるスロット間隔(時間間隔)に基づき、時間間隔が短い程大きい重み係数W1を1スロットオフセット推定値に与えるように、重み係数W1の値を決定する。これにより、オフセット推定値の精度を高めることができる。
乗算器173は、1スロットオフセット推定値に重み係数W1を乗じて重み付けを行い、乗算結果を合成器175に入力する。乗算器174は、保持部24Bに保持された平均化オフセット推定値に重み係数W2を乗じて重み付けを行い、乗算結果を合成器175に入力する。合成器175は、乗算器173及び174からの乗算結果を加算して平均した値を周波数オフセット情報として出力する。
〈具体例4〉
次に、第1実施形態における基地局(基地局1)の具体例4について説明する。図13は、基地局1の構成を、端末局からのパケット受信信号の到来方向推定値を平均化に適用した例(基地局50)を示す図である。基地局50は、基地局10と同一の構成を有するため、同一の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図13において、基地局50は、複数のアンテナ(図13では4本)からなる送受信用アレイアンテナ11Aを有している。基地局50は、アンテナ毎に用意された復調ユニット51を有しており、復調ユニット51は、具体例1で説明したデュプレクサ12,RF信号処理部13,A/D変換器14及び直交復調器15を含んでいる。
各復調ユニット51からの出力(アンテナ毎のベースバンドI/Q信号:パケット)は、受信アレイ処理部52と、到来方向推定部53とに入力される。受信アレイ処理部52は、到来方向推定部53から出力される到来方向推定値を元に、各復調ユニット51からの信号に対するアレイ合成処理を行い、合成後の信号を復調処理部54に入力する。復調処理部54は、合成後の信号に対する復調を行い、復調(受信)ユーザデータを出力する。
到来方向推定部53は、パケット内到来方向推定部54(図5の計算部3に相当)と、到
来方向推定値平均化部55(図5の平均化処理部6に相当)とを含んでいる。パケット内到来方向推定部54は、パケット中のパイロットシンボルから到来方向推定値を算出し、1スロット到来方向推定値として、保持部24Cに格納する。
保持部24Cは、端末局毎の1スロット到来方向推定値を格納する。保持部24Cの記憶領域のデータ構造は、1スロットチャネル推定値の代わりに1スロット到来方向推定値が格納される点を除き、図10に示した構造と同じである。平均化パラメータ決定部25Cは、図7に示した平均化パラメータ決定部25と同様の機能を持つ。
到来方向推定値平均化部55は、各端末局のデータ再生タイミングにおいて、平均化パラメータ決定部25Cから平均化範囲に属する不連続の複数のタイムスロットに応じた重み係数を受け取り、対応する複数の1スロット到来方向推定値を保持部24C及びパケット内到来方向推定部54から得る。続いて、到来方向推定値平均化部55は、1スロット到来方向推定値に対する重み付け及び平均化を行い、平均化された到来方向推定値を受信アレイ処理部52に与える。
基地局50によれば、到来方向がより正確に推定される(到来方向推定精度が改善され
る)ことによって、受信特性の改善を行うことができる。
〔第2実施形態〕
次に、本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、端末局におけるダウンリンク通信時のパケット受信品質の向上に関して説明する。第2実施形態は、第1実施形態と共通点を含むので、共通点については説明を省略し、主として相違点について説明する。
〈第2実施形態の概要〉
図14は、第2実施形態における端末局(端末局60)の原理図である。図14において、制御局又は基地局70は、スケジューラ2と、スケジューラ2からのスロット割当情報を、無線区間を通じて端末局60に送信するスロット割当情報送信部71とを備えている。
端末局60は、制御局又は基地局70からのスロット割当情報を受信するスロット割当情報受信部61を備えている。さらに、端末局60は、図5に示したような、計算部3,保持部4,決定部5,平均化処理部6及びデータ再生部7を有している。但し、計算部3及びデータ再生部7には、アップリンク受信パケット信号の代わりのダウンリンク受信パケット信号が入力され、データ再生部7は、ダウンリンク受信データを出力する。
第2実施形態では、スケジューラ2からのスロット割当情報が、割当情報通知手段としてのスロット割当情報送信部71を用いて対象となる(通信中の)端末局60に通知される。端末局60は、受信処理(パケットの復調処理)に必要な各種情報の計算時に、自端末局向けのパケット間で各種情報の平均化を行う。
図15は、図14に示した制御局又は基地局70でスケジューラ2からのスロット割当情報を端末局60に通知する際に使用されるダウンリンクチャネルの構成例を示す図である。図15に示す例では、ダウンリンクパケット通信を行う端末局毎に、スロット割当情報を通知するための個別制御チャネルが使用される。この個別制御チャネルはスロット割当情報以外の制御情報を送信する目的で共用することができる。送信されるスロット割当情報には、以後に行われる1スロットについてだけでなく、対応する端末局60の将来の複数スロットにわたる情報が含まれている。
図16は、 図14に示した制御局又は基地局70でスケジューラ2からのスロット割
当情報を端末局60に通知する際に使用されるダウンリンクチャネルの他の構成例である。 図16に示す例では、ダウンリンクパケット通信を行う複数の端末局60に対して共通な報知情報チャネルがスロット割当情報を通知するために使用される。スロット割当情報は端末局60毎に時分割多重で送信されても良い。或いは、予め決められたフォーマットでコード分割多重するなどの方法が適用されても良い。また、この報知チャネルはスロット割当情報以外の制御情報を送信する目的で共用することができる。
端末局60によれば、ダウンリンクパケット通信時の端末局受信処理に使用する情報の計算において、複数の不連続なタイムスロットで受信されたパケットの情報をパケット間隔(スロット間隔)を考慮した重み付けの後に平均化処理を行うことで、精度の高い情報を得ることができる。したがって、ダウンリンクパケット通信品質の向上を図ることができる。
なお、端末局60が本発明の無線端末に相当し、計算部3が本発明の計算部に相当し、保持部4が本発明の記憶部に相当し、平均化処理部6が本発明の平均化処理部及び重み付け部に相当し、決定部5が本発明の決定部に相当する。
〈具体例1〉
次に、第2実施形態における制御局又は基地局70,及び端末局60の具体例1として、端末局でのチャネル推定値を平均化処理する場合について説明する。図17Aは、端末局60の具体例1に相当する端末局(端末局80)の構成例を示す図であり、図17Bは、制御局又は基地局70の具体例1に相当する基地局(基地局90)の構成例を示す図である。
図17Bにおいて、基地局90は、送受信アンテナ11と、デュプレクサ12と、デュプレクサ12から出力される受信信号に対する復調処理を行い受信データ出力する受信信号処理部91と、スケジューラ23と、送信信号処理部26Aとを含んでいる。送信信号処理部26A,デュプレクサ12及び送受信アンテナ11が図14に示したスロット割当情報送信部71に相当する。
スケジューラ23からのスロット割当情報は、送信信号生成部26A及びデュプレクサ12を経て、送受信アンテナ11から送信される。送信信号生成部26Aは、スロット割当情報をダウンリンクのフォーマットにしたがって送信する。基地局90は、スロット割当情報を制御情報とともに、送信ユーザデータのパケットチャネルと異なる制御チャネル(個別制御チャネル(図15),又は報知チャネル(図16))を用いて端末局80に通知する。
図17Aにおいて、端末局80は、送受信アンテナ11と、復調ユニット81と、パケットチャネル復調部82とを有している。復調ユニット81及びパケットチャネル復調部82の構成は、図7に示した基地局10の構成と同様であるので説明を省略する。
但し、具体例1では、スロット割当情報が制御チャネルを用いて端末局80に通知される。このため、端末局80は、復調ユニット81の出力から制御チャネルに対する復調処理を行う制御チャネル復調部83と、制御チャネルの復調結果から復調制御情報(スロッ
ト割当情報を含む)を抽出する制御情報抽出部84と、復調制御情報中のスロット割当情
報をデータ検波部21,チャネルデコード部22,保持部24及び平均化パラメータ決定部25に通知等の、パケットチャネルの復調処理を制御するパケット復調処理制御部85とを備えている。送受信アンテナ11,復調ユニット81,制御チャネル復調部83,制御情報抽出部84及びパケット復調処理制御部85が、図14に示したスロット割当情報
受信部61に相当する。
図18は、図17Aに示した端末局80で実行されるチャネル推定値計算処理の実行フローを示す図である。図18に示す処理は、図9に示す基地局10における処理と以下の点を除き、同じである。
(1)ステップS102において、制御チャネルからパケット割当情報(スロット割当情
報)が獲得され、データ検波部21,チャネルデコード部22,保持部24及び平均化パ
ラメータ決定部25に通知される。
(2)ステップS03Aにおいて、保持部24は、パケットチャネル復調処理制御部85からのスロット割当情報を参照し、今後自局に対するタイムスロットの再割当が予定されているか否かを判定する。
図18に示す処理の流れは次の通りである。パケットチャネル受信開始時、通信目的等のパラメータで制限されるディレイ許容値が決定される(ステップS01)。次に、基地局90から送信されるスケジューラ23からのスロット割当情報を制御チャネル復調部83及び制御情報抽出部84を介して獲得する(ステップS102)。
その後、ダウンリンクからのパケット受信が開始される。パケット着信時には、1パケット内のチャネル推定処理が実行される(ステップS02)。次に、獲得されたスロット割当情報を使用して、今後において、自端末局に対するタイムスロットの再割当が予定される場合(S03A;Yes)には、1スロット内チャネル推定値が保持部24で保存される(ステップS04)。
次に、自端末局の過去のスロット割当時間から、不連続な複数のタイムスロットで計算されたチャネル推定値に対する平均化パラメータが決定される(ステップS05)。平均化パラメータはさらに自端末局の移動速度や推定最大ドップラー周波数等のパラメータにより適宜変更され得る。
決定された平均化パラメータを用いて、複数のタイムスロットで計算されたチャネル推定値の間で平均化が行われる(ステップS06)。保持された1スロットチャネル推定値のうち、平均化パラメータ決定部25で使用が決定される最も古い1スロットチャネル推定値よりも古い1スロットチャネル推定値は不要となるため、その推定値の破棄が行われる(ステップS07,S08)。その後、基地局90との通信が終了するまで、ステップS02〜S08のループが繰り返され(ステップS09)、通信が終了すると、保持部24で保存されていた複数の1スロットチャネル推定値が破棄される(ステップS10)
〈具体例2〉
次に、第2実施形態における制御局又は基地局及び端末局の具体例2について説明する。但し、具体例1は、上述した具体例1(図17A,図17B及び図18)と共通点を有するので、共通点については説明を省略し、主として相違点について説明する。
具体例2は、スケジューラからのスロット割当情報を端末局に通知する際に使用されるダウンリンクチャネルが具体例1と異なる。図19Aは、具体例2で適用される制御パケットのフォーマット説明図であり、図19Bは、具体例2で適用される通常パケットのフォーマット説明図である。
具体例2では、図19Aに示すように、ダウンリンクパケットチャネルの特定のパケット内に、制御情報と、受信端末局のスロット割当情報とが埋め込まれる。このスロット割当情報は、後続する複数のタイムスロットにおける端末局の割当情報を含む。
また、制御情報及びスロット割当情報が或るタイムスロットで通知され、その後のタイムスロットで制御情報及びスロット割当情報を埋め込む必要がない場合、パケットフォーマットの切替が行われ、図19Bに示されるような、パイロットシンボルとデータシンボルを含む通常パケットが送信される。
制御パケットの送受信タイミングは、次のように規定することができる。
〈1〉特定の基準時間(同期チャネル等)に同期させる。
〈2〉通信開始時の先頭パケットを制御パケットとし、以後の制御パケット送信タイミングを制御情報に含める。
上記した方法が用いられれば、端末局は、制御パケットと通常パケットとを区別して認識することができる。
図20Aは、端末局60の具体例2に相当する端末局(端末局100)の構成例を示す図であり、図20Bは、制御局又は基地局70の具体例2に相当する基地局(基地局110)の構成例を示す図である。図20A及び図20Bには、端末局100で、チャネル推定値の平均化を行うための構成が開示されている。端末局100及び基地局110は、端末局80(図17A)及び基地局90(図19B)と同様の構成を有するので、同様の構成については同一の符号を付して説明を省略する。
図20Bに示す基地局110は、スケジューラ23からのスロット割当情報を送信信号生成部26Bにおいてダウンリンクパケットチャネルの制御パケット(図19A)に埋め込んで送信する。
図20Aに示す端末局100のパケットチャネル復調処理部82Aは、パケット(ベー
スバンドI/Q信号)からデータ/制御情報シンボルを検波するデータ検波部21Aを含
んでいる。端末局100は、データ/制御情報シンボルから制御情報及びスロット割当情報を抽出する制御情報抽出部101と、スロット割当情報をデータ検波部21A,チャネルデコード部22,保持部24,平均化パラメータ決定部25に通知する等のパケットの復調処理の制御を行う復調処理制御部102とをさらに備える。スロット割当情報は、制御パケット受信時に適宜更新される。
図21は、図20Aに示した端末局100で実行されるチャネル推定値計算処理の実行フローを示す図である。図21に示す処理は、図18に示す基地局80における処理と以下の点を除き、同じである。
〈1〉ステップS103にて、保持部24が、パケット割当情報(スロット割当情報)が制御パケットを通じて取得済みか否かを判定される。パケット割当情報が取得されていれば(S103;Yes)、処理がステップS03Aに進み、そうでなければ(S103;N
o)、処理がステップS09に進む。
図21に示す処理の流れは次の通りである。パケットチャネル受信開始時、通信目的等のパラメータで制限されるディレイ許容値が決定される(S01)。通信開始時においては、制御パケットからのスロット割当情報の抽出が未実施であるため、1パケット内でのチャネル推定が行われ(S02)、そのままデータ復調に用いられる。
以降のパケット受信処理において、制御パケットが受信され、スロット割当情報が取得された場合には、スロット割当情報が参照され、今後、自端末局に対するタイムスロットの再割当が予定される場合(S03A;Yes)には、1パケット内チャネル推定値(1ス
ロットチャネル推定値)が保持部24で保存される。その後の処理は、図18に示した処
理と同じであるので、説明を省略する。
図21に示す処理では、スロット割当情報が獲得される前に受信されたパケットで計算される1スロットチャネル推定値は、保持部24において記憶されない。但し、このような1スロットチャネル推定値を記憶する構成として、その後のスロット割当情報が獲得された時に実行されるチャネル推定値の平均化に使用してもよい。
以上説明した第2実施形態の具体例1及び2によれば、端末局80及び端末局100にて、チャネル推定値の精度の向上を図ることができ、精度の高いパケット復調処理を行うことができる。これによって、ダウンリンク通信の品質向上を図ることができる。
なお、図17Aや図20Aに示した構成に改変を加えることで、端末局において基地局と端末局との間の周波数オフセット推定値の平均値や、パケット受信信号の到来方向推定値の平均値を不連続の複数のタイムスロットから計算し、オフセット推定値や到来方向推定値の精度改善を実現することができる。
また、第1実施形態及び第2実施形態で説明した構成は、本発明の目的を逸脱しない範囲で適宜組み合わせることができる。
〔その他〕
上述した実施形態は、以下の発明を開示する。以下の発明は、本発明の目的を逸脱しない範囲で、必要に応じて組み合わせることができる。
(付記1) 複数の無線端末からのパケット信号をタイムスロット毎に受信する無線基地局であって、
1つのパケット信号から、このパケット信号の復調処理に使用されるパラメータを計算する計算部と、
前記パラメータを記憶する記憶部と、
複数の無線端末の一つについて、或るタイムスロットにおけるパケット信号の復調処理を行うときに、このパケット信号から得られた前記パラメータと、前記記憶部に記憶された、前記複数の無線端末の一つに割り当てられ且つ前記或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットのパケット信号から得られた前記パラメータとから前記パラメータの平均値を算出し、この平均値を前記復調処理に使用されるパラメータとして出力する平均化処理部と
を含む無線基地局。(1)
(付記2) 複数のタイムスロットと各タイムスロットに割り当てられる無線端末との関係を示すスロット割当情報に基づいて、前記平均化処理部での平均値算出に使用される複数の前記パラメータを決定する決定部をさらに含む
付記1に記載の無線基地局。(2)
(付記3) 前記或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットは、前記或るタイムスロットを中心とした所定の時間範囲内に位置する
付記1に記載の無線基地局。
(付記4) 前記平均値を算出するための複数の前記パラメータに対し、前記或るタイムスロットに対応する前記パラメータを基準とした重み付けを行う重み付け部をさらに含む
付記1に記載の無線基地局。(3)
(付記5) 前記重み付け部は、前記或るタイムスロットに対応する前記パラメータに最も重い重みを付けるとともに、前記或るタイムスロットとの時間間隔が大きい程小さい
重みを前記1以上のタイムスロットに対応する前記パラメータに付ける
付記4に記載の無線基地局。(4)
(付記6) 前記パラメータは、パケット信号のチャネル推定値である
付記1に記載の無線基地局。
(付記7) 前記パラメータは、無線基地局と無線端末との間の周波数オフセット推定値である付記1に記載の無線基地局。
(付記8) 前記パラメータは、パケット信号の到来方向推定値である
付記1に記載の無線基地局。
(付記9) タイムスロット毎に複数の無線端末へ向けたパケット信号を送信する無線基地局と通信する無線端末であって、
前記無線基地局から受信される自端末宛の1つのパケット信号から、このパケット信号の復調処理に使用されるパラメータを計算する計算部と、
前記パラメータを記憶する記憶部と、
自端末に割り当てられた或るタイムスロットのパケット信号の復調処理を行うときに、このパケット信号から得られた前記パラメータと、前記記憶部に記憶された、自端末に割り当てられ且つ前記或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットのパケット信号から得られた前記パラメータとから前記パラメータの平均値を算出し、この平均値を前記復調処理に使用されるパラメータとして出力する平均化処理部と
を含む無線端末。(5)
(付記10) 複数のタイムスロットと各タイムスロットに割り当てられる無線端末との関係を示すスロット割当情報に基づいて、前記平均化処理部での平均値算出に使用される複数の前記パラメータを決定する決定部をさらに含む
付記9に記載の無線端末。
(付記11) 前記或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットは、前記或るタイムスロットを中心とした所定の時間範囲内に位置する
付記9に記載の無線端末。
(付記12) 前記平均値を算出するための複数の前記パラメータに対し、前記或るタイムスロットに対応する前記パラメータを基準とした重み付けを行う重み付け部をさらに含む付記9に記載の無線端末。
(付記13) 前記重み付け部は、前記或るタイムスロットに対応する前記パラメータに最も重い重みを付けるとともに、前記或るタイムスロットとの時間間隔が大きい程小さい重みを前記1以上のタイムスロットに対応する前記パラメータに付ける
付記12に記載の無線端末。
(付記14) 前記パラメータは、パケット信号のチャネル推定値である
付記9に記載の無線端末。
(付記15) 前記パラメータは、無線基地局と無線端末との間の周波数オフセット推定値である付記9に記載の無線端末。
(付記16) 前記パラメータは、パケット信号の到来方向推定値である
付記9に記載の無線端末。
(付記17) 前記スロット割当情報を、前記パケット信号の伝送チャネルと異なるチ
ャネルを通じて受信する付記10に記載の無線端末。
(付記18) 前記パケット信号に埋め込まれた前記スロット割当情報を受信する
付記10に記載の無線端末。
図1は、本発明を適用可能な通信システムにおけるアップリンク通信の説明図である。 図2は、同一端末局からのパケットの連続受信時におけるチャネル推定値の平均化の例を示す図である。 図3は、パケット通信時のタイムスロット割当例(同一端末局からのパケットを連続して受信しない場合)とチャネル推定値計算の例とを示す図である。 図4は、図1に示した通信システムにおけるダウンリンク通信の説明図である。 図5は、第1実施形態に係る基地局の原理構成図である。 図6は、図5に示した基地局で実行されるチャネル推定値の平均化処理の例を示す図である。 図7は、図5に示した基地局の具体例1を示す図であり、チャネル推定値を平均化するための構成を示す。 図8は、具体例1で使用されるパケットデータのフォーマット例を示す図である。 図9は、図7に示した基地局で実行されるチャネル推定値平均化処理フローの例を示す図である。 図10は、図7に示した保持部(チャネル推定値保持部)の構成例を示す図であり、保持部の記憶領域におけるデータ構造例を示す。 図11は、図5に示した基地局の具体例2を示す図であり、周波数オフセット推定値を平均化するための構成を示す。 図12は、図5に示した基地局の具体例3を示す図であり、周波数オフセット推定値を平均化するための構成を示す。 図13は、図5に示した基地局の具体例4を示す図であり、パケットの到来方向推定値を平均化するための構成を示す。 図14は、第2実施形態に係る端末局の原理構成図である。 図15は、制御局又は基地局から端末局へのスロット割当情報の通知方法(第1の通知方法)の説明図である。 図16は、制御局又は基地局から端末局へのスロット割当情報の通知方法(第2の通知方法)の説明図である。 図17Aは、図14に示した端末局の具体例1を示す図であり、チャネル推定値を平均化するための構成を示す。 図17Bは、図14に示した制御局又は基地局の具体例1を示す図である。 図18は、図17Aに示した端末局で実行されるチャネル推定値平均化処理のフローの例を示す図である。 図19Aは、図14に示した原理構成の具体例2で適用される制御パケットのフォーマット説明図である。 図19Bは、図14に示した原理構成の具体例2で適用される通常パケットのフォーマット説明図である。 図20Aは、図14に示した端末局の具体例2を示す図であり、チャネル推定値を平均化するための構成を示す。 図20Bは、図14に示した制御局又は基地局の具体例2を示す図である。 図21は、図20Aに示した端末局で実行されるチャネル推定値平均化処理のフローの例を示す図である。
符号の説明
1,10,30,50,90,110・・・無線基地局装置(基地局)
2,23・・・スケジューラ
3・・・1パケット内復調処理情報計算部
4・・・復調処理情報保持部
5,25,25B,25C・・・平均化パラメータ決定部
6・・・パケット間平均化処理部
7・・・データ再生部
17,17A,17B・・・周波数オフセット推定部
18,18A・・・チャネル推定部
19・・・パケット内チャネル推定部
20・・・チャネル推定値平均化部
21,21A・・・データ検波部
24,24A,24B,24C・・・保持部
26A,26B・・・送信信号生成部
53・・・到来方向推定部
54・・・パケット内到来方向推定部
55・・・到来方向推定値平均化部
60,80,100・・・無線端末装置(端末局)
61・・・スロット割当情報受信部
70・・・制御局又は基地局
71・・・スロット割当情報送信部
82・・・パケットチャネル復調部
83・・・制御チャネル復調部
84,101・・・制御情報抽出部
85,85A・・・パケット復調処理制御部
102・・・復調処理制御部
171・・・パケット内オフセット推定部
172・・・オフセット推定値平均化部
173,174・・・乗算器
175・・・合成器

Claims (5)

  1. 複数の無線端末からのパケット信号をタイムスロット毎に受信する無線基地局であって、
    1つのパケット信号から、このパケット信号の復調処理に使用されるパラメータを計算する計算部と、
    前記パラメータを記憶する記憶部と、
    複数の無線端末の一つについて、或るタイムスロットにおけるパケット信号の復調処理を行うときに、このパケット信号から得られた前記パラメータと、前記記憶部に記憶された、前記複数の無線端末の一つに割り当てられ且つ前記或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットのパケット信号から得られた前記パラメータとから前記パラメータの平均値を算出し、この平均値を前記復調処理に使用されるパラメータとして出力する平均化処理部と
    を含む無線基地局。
  2. 複数のタイムスロットと各タイムスロットに割り当てられる無線端末との関係を示すスロット割当情報に基づいて、前記平均化処理部での平均値算出に使用される複数の前記パラメータを決定する決定部をさらに含む
    請求項1に記載の無線基地局。
  3. 前記平均値を算出するための複数の前記パラメータに対し、前記或るタイムスロットに対応する前記パラメータを基準とした重み付けを行う重み付け部をさらに含む
    請求項1に記載の無線基地局。
  4. 前記重み付け部は、前記或るタイムスロットに対応する前記パラメータに最も重い重みを付けるとともに、前記或るタイムスロットとの時間間隔が大きい程小さい重みを前記1以上のタイムスロットに対応する前記パラメータに付ける
    請求項3に記載の無線基地局。
  5. タイムスロット毎に複数の無線端末へ向けたパケット信号を送信する無線基地局と通信する無線端末であって、
    前記無線基地局から受信される自端末宛の1つのパケット信号から、このパケット信号の復調処理に使用されるパラメータを計算する計算部と、
    前記パラメータを記憶する記憶部と、
    自端末に割り当てられた或るタイムスロットのパケット信号の復調処理を行うときに、このパケット信号から得られた前記パラメータと、前記記憶部に記憶された、自端末に割り当てられ且つ前記或るタイムスロットと連続しない1以上のタイムスロットのパケット信号から得られた前記パラメータとから前記パラメータの平均値を算出し、この平均値を前記復調処理に使用されるパラメータとして出力する平均化処理部と
    を含む無線端末。
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