JP2002198861A - スペクトル拡散受信装置及びスペクトル拡散受信方法 - Google Patents

スペクトル拡散受信装置及びスペクトル拡散受信方法

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JP2002198861A
JP2002198861A JP2000393352A JP2000393352A JP2002198861A JP 2002198861 A JP2002198861 A JP 2002198861A JP 2000393352 A JP2000393352 A JP 2000393352A JP 2000393352 A JP2000393352 A JP 2000393352A JP 2002198861 A JP2002198861 A JP 2002198861A
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Masahiro Moriya
正弘 森屋
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Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 スペクトル拡散受信装置における受信品
質の向上を図る。 【解決手段】 擬似雑音符号相関計算部10で擬似雑音
符号を用いて相関をとった信号から遅延処理部16、1
7、乗算部18、19、差分計算部20で特定時間の位
相変化量を算出して、各々のデータ復調部4−1、4−
2、…、4−n毎に周波数誤差情報を生成するととも
に、位相探索処理部31でデータ復調部4−1、4−
2、…、4−nの受信している信号に対応する基地局情
報を出力し、基地局別周波数誤差積算部32により周波
数誤差情報を基地局毎に積算し、特定の基地局の周波数
に追従するように周波数制御を行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
における移動局装置に用いられ、擬似雑音符号による直
接拡散方式を用いてスペクトル拡散された信号を受信す
るスペクトル拡散受信装置及びスペクトル拡散受信方法
に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のスペクトル拡散受信装置
及びスペクトル拡散受信方法として、例えば特開平6−
90222号公報、特開2000−78216号公報で
開示されたものや図9に示すものがある。以下、図9に
示す従来のスペクトル拡散受信装置について説明する。
【0003】この図に示す従来のスペクトル拡散受信装
置は、アンテナ1と、無線部2と、AD(アナログ/デ
ジタル)変換部3と、複数のデータ復調部4−1、4−
2、…、4−nと、基地局信号探索処理部5と、周波数
誤差積算部6と、周波数電圧変換部7と、電圧制御水晶
発振器8と、を備えて構成されている。
【0004】複数のデータ復調部4−1、4−2、…、
4−nは、各々同一の構成で、擬似雑音符号相関計算部
10と、同相軸擬似雑音符号生成部11と、直交軸擬似
雑音符号生成部12と、チャネル符号相関計算部13
と、チャネル符号生成部14と、シンボル積分部15
と、遅延処理部16及び17と、乗算部18及び19
と、差分計算部20とから構成されており、受信信号か
ら所定のデータを復調して周波数誤差を算出する。基地
局信号探索処理部5は、擬似雑音符号相関計算部23
と、同相軸擬似雑音符号生成部24と、直交軸擬似雑音
符号生成部25と、位相探索処理部26とから構成され
る。
【0005】このような構成において、図示せぬ基地局
から送信された無線周波数帯の信号がアンテナ1で捉え
られた後、無線部2でベースバンド信号に変換される。
そして、変換されたアナログのベースバンド信号がAD
変換部3でディジタルのベースバンド信号に変換され
て、各データ復調部4−1、4−2、…、4−nの擬似
雑音符号相関計算部10へ出力される。擬似雑音符号相
関計算部10では、ディジタルの受信ベースバンド信号
と同相軸擬似雑音符号生成部11で生成される同相軸擬
似雑音符号および直交軸擬似雑音符号生成部12で生成
される直交軸擬似雑音符号との相関がとられ、このとき
の相関信号がチャネル符号相関計算部13へ出力され
る。
【0006】ここで、同相軸擬似雑音符号生成部11で
生成される同相軸擬似雑音符号は、図示せぬ基地局にお
いて信号の同相軸に対してスペクトル拡散された符号と
同じものである。また、直交軸擬似雑音符号生成部12
で生成される直交軸擬似雑音符号は、図示せぬ基地局に
おいて信号の直交軸に対してスペクトル拡散された符号
と同じものである。
【0007】チャネル符号相関計算部13では、擬似雑
音符号相関計算部10からの相関信号とチャネル符号生
成部14で生成されたチャネル識別用符号との相関がと
られ、このときの相関信号がシンボル積分部15へ出力
される。シンボル積分部15では、チャネル符号相関計
算部13からの相関信号が所定時間積分されることによ
りデータシンボルが再生される。
【0008】遅延処理部16では、擬似雑音符号相関計
算部10からの同相軸擬似雑音符号相関信号を、遅延処
理部17では、擬似雑音符号相関計算部10からの直交
軸擬似雑音符号相関信号を、各々特定の時間だけ遅延さ
せる。乗算部18では、同相軸擬似雑音符号相関信号と
遅延処理部17の出力を乗算し、乗算部19では、直交
軸擬似雑音符号相関信号と遅延処理部16の出力を乗算
する。差分計算部20では、乗算部18の出力と乗算部
19の出力との差分を計算する。これにより、特定時間
の位相変化量が算出され、それが周波数誤差積算部6へ
出力される。
【0009】周波数誤差積算部6では、各データ復調部
4−1、4−2、…、4−nからの位相変化量を積算し
て周波数誤差量を算出する。周波数電圧変換部7では、
周波数誤差積算部6で算出された周波数誤差量を電圧に
変換して、電圧制御水晶発振器8の周波数を制御する。
【0010】一方、基地局信号探索処理部5の擬似雑音
符号相関計算部23では、ディジタルの受信ベースバン
ド信号と同相軸擬似雑音符号生成部24で生成される同
相軸擬似雑音符号および直交軸擬似雑音符号生成部25
で生成される直交軸擬似雑音符号との相関がとられ、こ
のときの相関信号が位相探索処理部26へ出力される。
【0011】位相探索処理部26では、擬似雑音符号相
関計算部23からの相関信号より相関の高い位相が検索
される。検索された位相情報は各データ復調部4−1、
4−2、…、4−nの同相軸擬似雑音符号生成部11と
直交軸擬似雑音符号生成部12へ出力される。スペクト
ル拡散通信における擬似雑音符号は高速動作をしてお
り、マルチパスを干渉としてではなく、それぞれを分離
して有用な信号として復調することが可能となってい
る。このため複数の位相を独立に調整可能な擬似雑音符
号を有するデータ復調部4−1、4−2、…、4−nを
備えている。
【0012】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
スペクトル拡散受信装置においては、複数の基地局から
同時に受信している場合、基地局を区別せずに全てのデ
ータ復調部が出力した位相変化量を積算し、さらに周波
数誤差量を算出して周波数制御を行っている。このた
め、複数の基地局間の周波数差が大きい場合には、基地
局周波数にスペクトル拡散受信装置のキャリア周波数を
追従させることが困難となり、受信品質が下がってしま
うという問題がある。
【0013】本発明はかかる点に鑑みてなされてもので
あり、よりよい受信品質を確保可能なスペクトル拡散受
信装置及びスペクトル拡散受信方法を提供することを目
的とする。
【0014】
【課題を解決するための手段】本発明のスペクトル拡散
受信装置は、擬似雑音符号を用いた直接拡散方式でスペ
クトル拡散送信された信号を受信し、受信信号から情報
デ−タを復調する受信手段を具備するスペクトル拡散受
信装置において、複数の基地局からの送信信号の受信時
に、前記受信信号と前記受信手段のキャリア周波数との
差である周波数誤差を基地局毎に又はマルチパス毎に計
算する周波数誤差計算手段と、同一基地局からのマルチ
パスに対応する周波数誤差を全て積算する周波数誤差積
算手段と、前記周波数誤差積算手段で得られた特定の基
地局の周波数誤差積算値を周波数制御電圧に変換する周
波数電圧変換手段と、前記周波数電圧変換手段にて変換
された制御電圧により前記受信手段のキャリア周波数を
変える電圧制御周波数生成手段と、を具備する構成を採
る。
【0015】この構成によれば、特定の基地局の周波数
に同期することにより、よりよい受信品質を確保するこ
とが可能となる。
【0016】また、本発明のスペクトル拡散受信装置
は、上記スペクトル拡散受信装置において、マルチパス
受信信号と擬似雑音符号の相関をとり、基地局毎に相関
値を積算して基地局別相関強度を計算する基地局別相関
強度計算手段と、前記基地局別相関強度計算手段の計算
結果より最も強度の高い相関強度の基地局を選択する基
地局選択手段と、前記基地局選択手段で選択された基地
局に対応する周波数誤差のみを積算する周波数誤差積算
手段と、を具備する構成を採る。
【0017】この構成によれば、最も受信品質のよい基
地局からの受信信号を元に周波数を同期させることによ
り、よりよい受信品質を確保することが可能となる。
【0018】また、本発明のスペクトル拡散受信装置
は、上記スペクトル拡散受信装置において、周波数誤差
積算手段で得られた周波数誤差積算値と所定の閾値とを
比較する周波数誤差積算値比較手段と、前記周波数誤差
積算値比較手段による比較結果が前記閾値以上の場合
は、基地局の区別なく全マルチパスに対応する周波数誤
差を積算し、前記比較結果が前記閾値未満の場合は、特
定の基地局からの全マルチパスに対応する周波数誤差の
みを積算する周波数誤差積算手段と、を具備する構成を
採る。
【0019】この構成によれば、周波数誤差量が大きい
ときには基地局の区別なく周波数制御を行い、周波数誤
差量が小さいときのみ特定基地局の周波数に同期するの
で、よりよい受信品質を確保することが可能となる。
【0020】また、本発明のスペクトル拡散受信装置
は、上記スペクトル拡散受信装置において、周波数誤差
積算手段で得られた周波数誤差積算値と所定の閾値とを
比較する周波数誤差積算値比較手段と、前記周波数誤差
積算値比較手段による比較結果が前記閾値以上の場合
は、基地局の区別なく全マルチパスに対応する周波数誤
差を積算し、前記比較結果が前記閾値未満の場合は、特
定の基地局からの全マルチパスに対応する周波数誤差の
みを積算する周波数誤差積算手段と、を具備する構成を
採る。
【0021】この構成によれば、基地局間の周波数差が
小さいときには基地局の区別なく周波数制御を行い、基
地局間の周波数差が大きいときには特定の基地局の周波
数に同期するので、よりよい受信品質を確保することが
可能となる。
【0022】また、本発明のスペクトル拡散受信装置
は、上記スペクトル拡散受信装置において、受信信号の
位相及びパス強度を検索管理するパスサーチ手段と、前
記パスサーチ手段から得られる最早パスを送信した基地
局からのマルチパスを選択するパス選択手段と、前記パ
ス選択手段が選択したマルチパスに対応する周波数誤差
を全て積算する周波数誤差積算手段と、を具備する構成
を採る。
【0023】この構成によれば、最も近くに位置するで
あろう基地局からの受信信号を元に周波数を同期できる
ので、よりよい受信品質を確保することが可能となる。
【0024】また、本発明のスペクトル拡散受信装置
は、上記スペクトル拡散受信装置において、マルチパス
受信信号と基地局のセル及びセクタ情報を対応して管理
するパス基地局情報管理手段と、前記パス基地局情報管
理手段から得られる基地局情報を用いて同じセルに含ま
れる複数セクタからの受信信号に対応する周波数誤差の
み全て積算する周波数誤差積算手段と、を具備する構成
を採る。
【0025】この構成によれば、同一であろう周波数源
を用いた同一セル内の複数セクタからの受信信号を元に
算出した周波数誤差を用いて周波数制御を行えるので、
よりよい受信品質を確保することが可能となる。
【0026】また、本発明のスペクトル拡散受信装置
は、上記スペクトル拡散受信装置において、基地局毎の
周波数誤差積算値を記憶する周波数誤差積算値記憶手段
と、周波数制御に用いられている基地局の受信信号が遮
断された場合に、前記周波数誤差積算値記憶手段から別
の基地局の周波数誤差積算値を読み出して、読み出した
周波数誤差積算値を用いて周波数制御を行う周波数誤差
積算値切り替え手段と、を具備する構成を採る。
【0027】この構成によれば、周波数制御をしている
特定の基地局からの受信信号が遮断された場合に、他の
基地局の周波数に瞬時に切り替えて同期を継続できるの
で、よりよい受信品質を継続することが可能となる。
【0028】本発明の自動周波数制御装置は、上記スペ
クトル拡散受信装置を具備する構成を採る。
【0029】この構成によれば、自動周波数制御装置に
おいて、上記スペクトル拡散受信装置と同様の作用効果
を得ることが可能となる。
【0030】本発明のスペクトル拡散受信装置は、上記
スペクトル拡散受信装置において、受信信号と擬似雑音
符号の相関をとり情報データを復調する際に同相軸、直
交軸毎の相関積分長及び各々の相関積分結果の二乗和の
積分長を制御する積分制御手段と、基地局毎の周波数誤
差積算値を前記積分制御手段が制御する相関積分長へ対
応付ける周波数誤差相関積分長対応手段と、を具備する
構成を採る。
【0031】この構成によれば、周波数残差により適応
的に同相軸、直交軸毎の相関積分長を制御するので、周
波数残差による受信品質の劣化を低減することが可能と
なる。
【0032】本発明の移動局装置は、上記スペクトル拡
散受信装置を具備する構成を採る。
【0033】この構成によれば、移動局装置において、
上記スペクトル拡散受信装置と同様の作用効果を得るこ
とが可能となる。
【0034】本発明の記録媒体は、スペクトル拡散受信
プログラムを格納し、コンピュータにより読み取り可能
な記録媒体であって、前記スペクトル拡散受信プログラ
ムは、複数の基地局からの送信信号の受信時に受信信号
と擬似雑音符号との相関をとり、受信信号と受信機のキ
ャリア周波数との差を各々の基地局毎に又はマルチパス
毎に計算する周波数誤差計算手順と、同一基地局からの
マルチパスに対応する周波数誤差を全て積算する周波数
誤差積算手順と、前記周波数誤差積算手順で得られた特
定の基地局の周波数誤差積算値を周波数制御電圧に変換
する周波数電圧変換手順と、前記周波数電圧変換手順に
て変換された制御電圧により受信機のキャリア周波数を
変える電圧制御周波数生成手順と、を具備する。
【0035】また、本発明の記録媒体は、スペクトル拡
散受信プログラムを格納し、コンピュータにより読み取
り可能な記録媒体であって、前記スペクトル拡散受信プ
ログラムは、受信信号と擬似雑音符号の相関をとり情報
データを復調する際に同相軸、直交軸毎の相関積分長及
び各々の相関積分結果の二乗和の積分長を制御する積分
制御手順と、基地局毎の周波数誤差積算値を前記積分制
御手段が制御する相関積分長へ対応付ける周波数誤差相
関積分長対応手順と、を具備する。
【0036】本発明のスペクトル拡散受信方法は、複数
の基地局からの送信信号の受信時に受信信号と擬似雑音
符号との相関をとり、受信信号と受信機のキャリア周波
数との差を各々の基地局毎に又はマルチパス毎に計算
し、さらに同一基地局からのマルチパスに対応する周波
数誤差を全て積算し、周波数誤差積算で得られた特定の
基地局の周波数誤差積算値を周波数制御電圧に変換し
て、この制御電圧により受信機のキャリア周波数を変え
る。
【0037】また、本発明のスペクトル拡散受信方法
は、受信信号と擬似雑音符号の相関をとって情報データ
を復調する際に、同相軸、直交軸毎の相関積分長及び各
々の相関積分結果の二乗和の積分長を制御し、さらに基
地局毎の周波数誤差積算値を、積分制御する前記相関積
分長へ対応付ける。
【0038】
【発明の実施の形態】本発明の骨子は、スペクトル拡散
受信装置において、受信信号と擬似雑音符号との相関を
とり、受信信号と受信機のキャリア周波数との差を基地
局毎に又はマルチパス毎に計算し、特定の基地局からの
全マルチパスに対応する周波数誤差のみを積算すること
である。これにより、特定の基地局の周波数に受信機の
キャリア周波数を追従させることができ、よりよい受信
品質を確保することが可能となる。
【0039】以下、本発明の実施の形態について、図面
を参照して詳細に説明する。
【0040】(実施の形態1)図1は、本発明の実施の
形態1に係るスペクトル拡散受信装置の構成を示すブロ
ック図である。なお、この図において前述した図9と共
通する部分には同一の符号を付けている。
【0041】この図において、本実施の形態のスペクト
ル拡散受信装置は、移動通信システムにおいて基地局と
通信を行う携帯電話機、自動車電話器、及び情報処理機
能を備える携帯端末機等の移動局装置に用いたものであ
り、アンテナ1と、無線部2と、AD(アナログ/デジ
タル)変換部3と、複数のデータ復調部4−1、4−
2、…、4−nと、基地局信号探索処理部30と、基地
局別周波数誤差積算部32と、周波数電圧変換部7と、
電圧制御水晶発振器8とを備えて構成される。
【0042】複数のデータ復調部4−1、4−2、…、
4−nは、各々同一構成で、擬似雑音符号相関計算部1
0と、同相軸擬似雑音符号生成部11と、直交軸擬似雑
音符号生成部12と、チャネル符号相関計算部13と、
チャネル符号生成部14と、シンボル積分部15と、遅
延処理部16及び17と、乗算部18及び19と、差分
計算部20とを備えて構成され、受信信号から所定のデ
ータを復調する。
【0043】基地局信号検索処理部30は、擬似雑音符
号相関計算部23と、同相軸擬似雑音符号生成部24
と、直交軸擬似雑音符号生成部25と、位相探索処理部
31とを備えて構成されている。無線部2は、アンテナ
1で捉えられた無線周波数帯の信号をベースバンド信号
に変換する。AD変換部3は、無線部2からの受信ベー
スバンド信号をアナログ信号からディジタル信号へ変換
する。
【0044】各データ復調部4−1、4−2、…、4−
nにおいて、同相軸擬似雑音符号生成部11は、図示せ
ぬ基地局にて信号の同相軸に対してスペクトル拡散され
た符号と同じ同相軸擬似雑音符号を生成する。直交軸擬
似雑音符号生成部12は、図示せぬ基地局にて信号の直
交軸に対してスペクトル拡散された符号と同じ直交軸擬
似雑音符号を生成する。擬似雑音符号相関計算部10
は、AD変換部3からの同相軸/直交軸のディジタル信
号である受信ベースバンド信号と同相軸擬似雑音符号生
成部11及び直交軸擬似雑音符号生成部12で生成され
た同相軸及び直交軸擬似雑音符号との相関をとり、相関
信号を出力する。
【0045】チャネル符号生成部14はチャネル識別用
符号を生成する。チャネル符号相関計算部13は、擬似
雑音符号相関計算部10からの相関信号とチャネル符号
生成部14で生成されたチャネル識別用符号との相関を
とり、相関信号を出力する。シンボル積分部15は、チ
ャネル符号相関計算部13からの相関信号を所定時間積
分することによりデータシンボルを再生する。遅延処理
部16は、擬似雑音符号相関計算部10からの同相軸擬
似雑音符号相関信号を所定時間遅延させる。遅延処理部
17は、擬似雑音符号相関計算部10からの直交軸擬似
雑音符号相関信号を所定時間遅延させる。乗算部19
は、同相軸擬似雑音符号相関信号と遅延処理部16から
の遅延信号を乗算する。乗算部18は、直交軸擬似雑音
符号相関信号と遅延処理部17を乗算する。差分計算部
20は、乗算部18及び乗算部19からの信号の差分を
とり、その結果を出力する。
【0046】基地局信号探索処理部30において、同相
軸擬似雑音符号生成部24は、図示せぬ基地局において
信号の同相軸に対してスペクトル拡散された符号と同じ
同相軸擬似雑音符号を生成する。直交軸擬似雑音符号生
成部25は、図示せぬ基地局において信号の直交軸に対
してスペクトル拡散された符号と同じ直交軸擬似雑音符
号を生成する。擬似雑音符号相関計算部23は、AD変
換部3からの同相軸/直交軸のディジタル信号である受
信ベースバンド信号と同相軸擬似雑音符号生成部24及
び直交軸擬似雑音符号生成部25で生成された同相軸及
び直交軸擬似雑音符号との相関をとり、相関信号を出力
する。
【0047】位相探索処理部31は、擬似雑音符号相関
計算部23からの相関信号強度と位相を管理し、強度の
高い位相情報と位相に対応する基地局情報を出力する。
基地局別周波数誤差積算部32は、位相探索処理部30
が示す特定の基地局に対応する差分計算部20からの差
分信号を積算し、周波数誤差情報を生成する。すなわ
ち、受信信号と無線部2のキャリア周波数との差である
周波数誤差を基地局毎又はマルチパス毎に計算し、更に
同一基地局からのマルチパスに対応する周波数誤差を全
て積算し出力する。周波数電圧変換部7は、基地局別周
波数誤差積算部32からの周波数誤差情報を周波数制御
電圧に変換する。電圧制御水晶発振器8は、周波数電圧
変換部7からの制御電圧信号に相当する周波数の信号を
出力する。
【0048】なお、上記基地局別周波数誤差積算部32
は周波数誤差計算手段と周波数誤差積算手段に対応す
る。また、周波数電圧変換部7は周波数電圧変換手段に
対応する。また、電圧制御水晶発振器8は電圧制御周波
数生成手段に対応する。また、無線部2は受信手段に対
応する。
【0049】次に、上記構成のスペクトル拡散受信装置
の動作を説明する。基地局信号探索処理部30の位相探
索処理部31は、擬似雑音符号相関計算部23からの位
相を強度の高い順に並べ替えて、強度の高い位相を各デ
ータ復調部4−1、4−2、…、4−nの同相軸擬似雑
音符号生成部11及び直交軸擬似雑音符号生成部12に
割り当てる。また、位相探索処理部31は、各データ復
調部4−1、4−2、…、4−nに割り当てた位相がど
の基地局に含まれているかを区別する基地局情報を基地
局別周波数誤差積算部32へ出力する。
【0050】遅延処理部16及び17、乗算部18及び
19、差分計算部20により生成される信号は特定時間
に変化した位相変化量を意味する。基地局別周波数誤差
積算部32は、各データ復調部4−1、4−2、…、4
−nからの特定基地局(図示略)に対応する位相変化量
を積算し、これを周波数制御値として用いることによ
り、特定の基地局の周波数と電圧制御水晶発振器8の周
波数差を最少にすることが可能となる。
【0051】このように、本実施の形態のスペクトル拡
散受信装置によれば、特定の基地局の周波数に同期する
ことにより、よりよい受信品質を確保することが可能と
なる。
【0052】なお、本実施の形態のスペクトル拡散受信
装置の動作をプログラム化して記録媒体に書き込むよう
にしても構わない。この記録媒体に書き込むスペクトル
拡散受信プログラムは、次のような手順を具備する。す
なわち、複数の基地局からの送信信号の受信時に受信信
号と擬似雑音符号との相関をとり、受信信号と受信機の
キャリア周波数との差を各々の基地局毎に又はマルチパ
ス毎に計算する周波数誤差計算手順と、同一基地局から
のマルチパスに対応する周波数誤差を全て積算する周波
数誤差積算手順と、周波数誤差積算手順で得られた特定
の基地局の周波数誤差積算値を周波数制御電圧に変換す
る周波数電圧変換手順と、前記周波数電圧変換手順にて
変換された制御電圧により受信機のキャリア周波数を変
える電圧制御周波数生成手順とを具備する。
【0053】(実施の形態2)図2は、本発明の実施の
形態2に係るスペクトル拡散受信装置の構成を示すブロ
ック図である。なお、この図に示す実施の形態2におい
て、図1の実施の形態1の各部に対応する部分には同一
符号を付し、その説明を省略する。
【0054】この図において、基地局信号探索処理部4
0の基地局別強度比較部41は、位相探索処理部31か
らのパス位相及びパス強度情報を元に基地局毎にパス強
度を積算して基地局毎の積算強度を比較し、最大強度の
基地局情報を指定基地局周波数誤差積算部42へ出力す
る。指定基地局周波数誤差積算部42は、最大強度の基
地局に対応する周波数誤差情報のみ積算し、周波数誤差
情報を生成して周波数電圧変換部7へ出力する。
【0055】なお、上記基地局別強度比較部41は基地
局別相関強度計算手段と基地局選択手段に対応し、指定
基地局周波数誤差積算部42は周波数誤差積算手段に対
応する。
【0056】このように、本実施の形態のスペクトル拡
散受信装置は、基地局別強度比較部41で検出した最大
強度に相当する基地局の周波数誤差情報を用いて周波数
制御を行う。これにより、より信頼度の高い信号に相当
する基地局の周波数に電圧制御水晶発振器8の周波数を
同期させることが可能となり、よりよい受信品質を確保
することができる。
【0057】(実施の形態3)図3は、本発明の実施の
形態3に係るスペクトル拡散受信装置の構成を示すブロ
ック図である。なお、この図に示す実施の形態3におい
て図1の実施の形態1の各部に対応する部分には同一符
号を付してその説明を省略する。
【0058】この図において、基地局信号探索処理部3
0の周波数誤差積算比較部50は、全データ復調部4−
1、4−2、4−nの差分計算部20の周波数誤差情報
を積算して周波数誤差積算値を算出し、これを所定の閾
値と比較してその比較結果を基地局別周波数誤差積算部
32へ出力する。基地局別周波数誤差積算部32は、周
波数誤差積算比較部50からの比較結果を所定の閾値と
比較し、閾値を超えた場合は、全データ復調部4−1、
4−2、4−nそれぞれの差分計算部20の周波数誤差
情報を積算し、閾値を下回った場合は、位相探索処理部
31からの基地局情報を元に基地局別に周波数誤差を積
算する。
【0059】周波数誤差積算比較部50が、全データ復
調部4−1、4−2、4−nそれぞれの差分計算部20
の周波数誤差情報を積算して周波数誤差積算値を算出
し、この結果を所定の閾値と比較することは、基地局の
周波数と電圧制御水晶発振器8の周波数の差の大小を評
価することを意味する。電圧制御水晶発振器8の周波数
が基地局の周波数に合わせ込んでいる過程では周波数の
追従基地局を特定せず、電圧制御水晶発振器8の周波数
が複数基地局の周波数に近くなった場合、周波数の追従
基地局を特定することにより、特定の基地局の周波数に
電圧制御水晶発振器8の周波数をより精度よく追従させ
ることが可能となる。
【0060】なお、上記周波数誤差積算比較部50は周
波数誤差積算値比較手段に対応し、基地局別周波数誤差
積算部32は周波数誤差積算手段に対応する。
【0061】このように本実施の形態のスペクトル拡散
受信装置によれば、周波数誤差積算値が大きいときには
基地局の区別なく周波数制御を行い、周波数誤差量が小
さいときには特定基地局の周波数に同期することが可能
となり、よりよい受信品質を確保することができる。
【0062】(実施の形態4)図4は、本発明の実施の
形態4に係るスペクトル拡散受信装置の構成を示すブロ
ック図である。ただし、この図に示す実施の形態4にお
いて図1の実施の形態1の各部に対応する部分には、同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0063】この図における基地局周波数誤差積算値差
比較部54は、基地局毎の周波数誤差積算値を基地局別
周波数誤差積算部53から得る。基地局毎周波数誤差積
算値差比較部54は、得られた基地局毎の周波数誤差積
算値の差分を計算し、差分が閾値より高くなった場合、
一方の基地局の周波数誤差を積算しないように基地局選
択情報を基地局別周波数誤差積算部53へ出力し、基地
局毎の周波数誤差積算値の差分が閾値より低くなった場
合、全ての基地局の全マルチパスに対応する周波数誤差
を積算するように、基地局選択情報を基地局別周波数誤
差積算部53へ出力する。
【0064】基地局周波数誤差積算部53は、基地局選
択情報に基づいて基地局毎の周波数誤差を積算する。あ
る2つの基地局の周波数誤差が大きい場合、両方の周波
数誤差を電圧制御水晶発振器8の周波数制御に使用する
ことは、2つの基地局の周波数の中間の周波数に電圧制
御水晶発振器8の周波数を合わせ込むことになる。これ
を一方の基地局の周波数に合わせ込むことにより、より
よい受信品質を確保することが可能となる。
【0065】なお、上記基地局毎周波数誤差積算値差比
較部54は基地局毎周波数誤差積算値差比較手段に対応
し、基地局周波数誤差積算部53は周波数誤差積算手段
に対応する。
【0066】このように本実施の形態のスペクトル拡散
受信装置によれば、基地局間の周波数差が小さいときに
は基地局の区別なく周波数制御を行い、基地局間の周波
数差が大きいときには特定の基地局の周波数に同期する
ことが可能となり、よりよい受信品質を確保することが
可能となる。
【0067】(実施の形態5)図5は、本発明の実施の
形態5に係るスペクトル拡散受信装置の構成を示すブロ
ック図である。ただし、この図に示す実施の形態5にお
いて図1の実施の形態1の各部に対応する部分には、同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0068】この図における位相探索処理部31は、受
信信号の位相及びパス強度を検索管理するパスサーチ機
能を有する。パス選択部61は、位相探索処理部31が
探索した受信信号中のマルチパス位相から最も早いタイ
ミングのマルチパスを選択する。さらには最も早いパス
(最早パス)と、最早パスが送られた基地局に含まれる
他のマルチパスを選択し、パス選択情報を基地局別周波
数誤差積算部62へ出力する。
【0069】基地局別周波数誤差積算部62は、選択さ
れたパスからの周波数誤差のみを積算し、周波数誤差積
算値を出力する。最早パスを送信する基地局の周波数誤
差のみから周波数誤差積算値を生成することにより、ス
ペクトル拡散受信装置に最も近くに位置するであろう基
地局からの受信信号の周波数に同期をとることが可能と
なるために、より信頼度の高い周波数誤差制御が可能と
なる。
【0070】なお、上記パス選択部61はパス基地局情
報管理手段に対応し、基地局別周波数誤差積算部62は
周波数誤差積算手段に対応する。
【0071】このように本実施の形態のスペクトル拡散
受信装置によれば、最も近くに位置するであろう基地局
からの受信信号を元に周波数を同期させることが可能と
なり、よりよい受信品質を確保することが可能となる。
【0072】(実施の形態6)図6は、本発明の実施の
形態6に係るスペクトル拡散受信装置の構成を示すブロ
ック図である。ただし、この図に示す実施の形態6にお
いて図1の実施の形態1の各部に対応する部分には、同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0073】この図において、パス基地局情報管理部7
1は、受信信号の位相及びパス強度を検索管理するパス
サーチ機能を有する。また、パス基地局情報管理部71
は、マルチパス受信信号の送られた基地局のセル情報及
びセクタ情報も管理・記憶する。パス基地局情報管理部
71は、同じセルに含まれるセクタのマルチパスのみを
選択して基地局別周波数誤差積算部72へ出力する。
【0074】基地局周波数誤差積算部72は、選択され
たマルチパスの周波数誤差のみを積算し、周波数誤差積
算値を生成する。これにより、一般的に同一の周波数源
を用いている同一セル内の複数セクタからの受信信号の
周波数に同期をとることにより、より信頼度の高い周波
数制御が可能となる。
【0075】なお、上記パス基地局情報管理部71はパ
ス基地局情報管理手段に対応し、基地局別周波数誤差積
算部72は周波数誤差積算手段に対応する。
【0076】このように本実施の形態のスペクトル拡散
受信装置によれば、同一であろう周波数源を用いた同一
セル内の複数セクタからの受信信号を元に算出した周波
数誤差を用いて、周波数制御を行うことが可能となり、
よりよい受信品質を確保することが可能となる。
【0077】(実施の形態7)図7は、本発明の実施の
形態7に係るスペクトル拡散受信装置の構成を示すブロ
ック図である。ただし、この図に示す実施の形態7にお
いて図1の実施の形態1の各部に対応する部分には、同
一符号を付し、その説明を省略する。
【0078】この図において、基地局別周波数誤差記憶
部80は、基地局別周波数誤差積算部81が生成した基
地局毎の周波数誤差を記憶する。また、特定の基地局か
らの受信信号が瞬断されたことにより、基地局別周波数
誤差積算部81から対応する基地局別周波数誤差が入力
されないような場合、周波数誤差積算値切り替え部82
に対して、記憶した他の基地局の周波数誤差を出力す
る。
【0079】周波数誤差積算値切り替え部82は、瞬断
した基地局の周波数誤差を使用せず、基地局別周波数誤
差記憶部80から出力された他の基地局の周波数誤差
を、周波数誤差積算値として周波数電圧変換部7へ出力
する。これにより、特定の基地局からの受信信号が瞬断
された場合に、他の基地局の周波数誤差を周波数制御に
用いることが可能となり、より信頼度の高い周波数制御
が可能となる。
【0080】なお、上記基地局別周波数誤差記憶部80
は周波数誤差積算値記憶手段に対応し、周波数誤差積算
値切り替え部82は周波数誤差積算値切り替え手段に対
応する。
【0081】このように本実施の形態のスペクトル拡散
受信装置によれば、周波数制御をしている特定の基地局
からの受信信号が遮断された場合に、他の基地局の周波
数に瞬時に切り替えて同期を継続することが可能とな
り、よりよい受信品質を継続することができる。
【0082】(実施の形態8)図8は、本発明の実施の
形態8に関わるスペクトル拡散受信装置の構成を示すブ
ロック図である。ただし、この図に示す実施の形態8に
おいて図1の実施の形態1の各部及び図7の実施の形態
7の基地局別周波数誤差積算部81に対応する部分には
同一符号を付けている。
【0083】この図において、全データ復調部100−
1、100−2、100−nそれぞれの積分制御部10
1は、シンボル積分部15に対して積分する時間を適応
的に変える制御を行う。すなわち、受信信号と擬似雑音
符号の相関をとり情報データを復調する際の同相軸、直
交軸毎の相関積分長及び各々の相関積分結果の二乗和の
積分長を制御する。周波数誤差相関積分長対応部90
は、基地局毎の周波数誤差積算値をシンボル積分部15
の積分する時間に対応付ける。すなわち、周波数誤差が
小さい場合は積分時間を長くし、周波数誤差が大きい場
合は積分時間を短くするよう対応付けて積分時間情報を
積分制御部101へ出力する。
【0084】積分制御部101は、指定された積分時間
情報を用いてシンボル積分部15の積分時間を変える。
これにより、基地局周波数とスペクトル拡散受信装置の
周波数差が大きい場合の相関信号の劣化を低減すること
が可能となり、よりよい受信品質を確保することができ
る。
【0085】なお、上記周波数誤差相関積分長対応部9
0は周波数誤差相関積分長対応手段に対応し、積分制御
部101は積分制御手段に対応する。
【0086】このように本実施の形態のスペクトル拡散
受信装置によれば、周波数残差により適応的に同相軸、
直交軸毎の相関積分長を制御することにより、周波数残
差による受信品質の劣化を低減することが可能となる。
【0087】なお、上記実施の形態8のスペクトル拡散
受信装置を、自動周波数制御装置に用いても同様の効果
を得ることが可能となる。
【0088】また、本実施の形態のスペクトル拡散受信
装置の動作をプログラム化して記録媒体に書き込むよう
にしても構わない。この記録媒体に書き込むスペクトル
拡散受信プログラムは、次のような手順を具備する。す
なわち、受信信号と擬似雑音符号の相関をとり情報デー
タを復調する際に同相軸、直交軸毎の相関積分長及び各
々の相関積分結果の二乗和の積分長を制御する積分制御
手順と、基地局毎の周波数誤差積算値を前記積分制御手
段が制御する相関積分長へ対応付ける周波数誤差相関積
分長対応手順と、を具備する。
【0089】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明によれ
ば、受信中の複数の基地局間の周波数差が大きくても、
特定の基地局の周波数にスペクトル拡散受信装置のキャ
リア周波数を追従させることができ、よりよい受信性能
を得ることが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態1に係るスペクトル拡散受
信装置の構成を示すブロック図
【図2】本発明の実施の形態2に係るスペクトル拡散受
信装置の構成を示すブロック図
【図3】本発明の実施の形態3に係るスペクトル拡散受
信装置の構成を示すブロック図
【図4】本発明の実施の形態4に係るスペクトル拡散受
信装置の構成を示すブロック図
【図5】本発明の実施の形態5に係るスペクトル拡散受
信装置の構成を示すブロック図
【図6】本発明の実施の形態6に係るスペクトル拡散受
信装置の構成を示すブロック図
【図7】本発明の実施の形態7に係るスペクトル拡散受
信装置の構成を示すブロック図
【図8】本発明の実施の形態8に係るスペクトル拡散受
信装置の構成を示すブロック図
【図9】従来のスペクトル拡散受信装置の構成を示すブ
ロック図
【符号の説明】
1 アンテナ 2 無線部 3 AD変換部 4−1、4−2、…、4−n データ復調部 7 周波数電圧変換部 8 電圧制御水晶発振器 10 擬似雑音符号相関計算部 11 同相軸擬似雑音符号生成部 12 直交軸擬似雑音符号生成部 13 チャネル符号相関計算部 14 チャネル符号生成部 15 シンボル積分部 16、17 遅延処理部 18、19 乗算部 20 差分計算部 23 擬似雑音符号相関計算部 24 同相軸擬似雑音符号生成部 25 直交軸擬似雑音符号生成部 30、60、70 基地局信号探索処理部 31 位相探索処理部 32、62、72、81 基地局別周波数誤差積算部 41 基地局別強度比較部 42 指定基地局周波数誤差積算部 50 周波数誤差積算比較部 53 基地局別周波数誤差積算部 54 基地局毎周波数誤差積算値差比較部 61 パス選択部 71 パス基地局情報管理部 80 基地局別周波数誤差記憶部 82 周波数誤差積算値切り替え部 90 周波数誤差相関積分長対応部 100−1、100−2、…、100−n データ復調
部 101 積分制御部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 擬似雑音符号を用いた直接拡散方式でス
    ペクトル拡散送信された信号を受信し、受信信号から情
    報デ−タを復調する受信手段を具備するスペクトル拡散
    受信装置において、 複数の基地局からの送信信号の受信時に、前記受信信号
    と前記受信手段のキャリア周波数との差である周波数誤
    差を基地局毎に又はマルチパス毎に計算する周波数誤差
    計算手段と、 同一基地局からのマルチパスに対応する周波数誤差を全
    て積算する周波数誤差積算手段と、 前記周波数誤差積算手段で得られた特定の基地局の周波
    数誤差積算値を周波数制御電圧に変換する周波数電圧変
    換手段と、 前記周波数電圧変換手段にて変換された制御電圧により
    前記受信手段のキャリア周波数を変える電圧制御周波数
    生成手段と、 を具備することを特徴とするスペクトル拡散受信装置。
  2. 【請求項2】 マルチパス受信信号と擬似雑音符号の相
    関をとり、基地局毎に相関値を積算して基地局別相関強
    度を計算する基地局別相関強度計算手段と、 前記基地局別相関強度計算手段の計算結果より最も強度
    の高い相関強度の基地局を選択する基地局選択手段と、 前記基地局選択手段で選択された基地局に対応する周波
    数誤差のみを積算する周波数誤差積算手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のスペクトル
    拡散受信装置。
  3. 【請求項3】 周波数誤差積算手段で得られた周波数誤
    差積算値と所定の閾値とを比較する周波数誤差積算値比
    較手段と、 前記周波数誤差積算値比較手段による比較結果が前記閾
    値以上の場合は、基地局の区別なく全マルチパスに対応
    する周波数誤差を積算し、前記比較結果が前記閾値未満
    の場合は、特定の基地局からの全マルチパスに対応する
    周波数誤差のみを積算する周波数誤差積算手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のスペクトル
    拡散受信装置。
  4. 【請求項4】 複数の基地局毎の周波数誤差積算値の差
    と所定の閾値とを比較する基地局毎周波数誤差積算値差
    比較手段と、 前記基地局毎周波数誤差積算値差比較手段による比較結
    果が閾値以上の場合は、特定の基地局からの全マルチパ
    スに対応する周波数誤差を積算し、前記比較結果が閾値
    未満の場合は、基地局の区別なく全マルチパスに対応す
    る周波数誤差を積算する周波数誤差積算手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のスペクトル
    拡散受信装置。
  5. 【請求項5】 受信信号の位相及びパス強度を検索管理
    するパスサーチ手段と、 前記パスサーチ手段から得られる最早パスを送信した基
    地局からのマルチパスを選択するパス選択手段と、 前記パス選択手段が選択したマルチパスに対応する周波
    数誤差を全て積算する周波数誤差積算手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のスペクトル
    拡散受信装置。
  6. 【請求項6】 マルチパス受信信号と基地局のセル及び
    セクタ情報を対応して管理するパス基地局情報管理手段
    と、 前記パス基地局情報管理手段から得られる基地局情報を
    用いて同じセルに含まれる複数セクタからの受信信号に
    対応する周波数誤差のみ全て積算する周波数誤差積算手
    段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のスペクトル
    拡散受信装置。
  7. 【請求項7】 基地局毎の周波数誤差積算値を記憶する
    周波数誤差積算値記憶手段と、 周波数制御に用いられている基地局の受信信号が遮断さ
    れた場合に、前記周波数誤差積算値記憶手段から別の基
    地局の周波数誤差積算値を読み出して、読み出した周波
    数誤差積算値を用いて周波数制御を行う周波数誤差積算
    値切り替え手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のスペクトル
    拡散受信装置。
  8. 【請求項8】 請求項1から請求項7のいずれかに記載
    のスペクトル拡散受信装置を具備することを特徴とする
    自動周波数制御装置。
  9. 【請求項9】 受信信号と擬似雑音符号の相関をとり情
    報データを復調する際に同相軸、直交軸毎の相関積分長
    及び各々の相関積分結果の二乗和の積分長を制御する積
    分制御手段と、 基地局毎の周波数誤差積算値を前記積分制御手段が制御
    する相関積分長へ対応付ける周波数誤差相関積分長対応
    手段と、 を具備することを特徴とする請求項1記載のスペクトル
    拡散受信装置。
  10. 【請求項10】 請求項1、請求項2、請求項3、請求
    項4、請求項5、請求項6、請求項7又は請求項9のい
    ずれかに記載のスペクトル拡散受信装置を具備すること
    を特徴とする移動局装置。
  11. 【請求項11】 スペクトル拡散受信プログラムを格納
    し、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体であっ
    て、前記スペクトル拡散受信プログラムは、複数の基地
    局からの送信信号の受信時に受信信号と擬似雑音符号と
    の相関をとり、受信信号と受信機のキャリア周波数との
    差を各々の基地局毎に又はマルチパス毎に計算する周波
    数誤差計算手順と、同一基地局からのマルチパスに対応
    する周波数誤差を全て積算する周波数誤差積算手順と、
    前記周波数誤差積算手順で得られた特定の基地局の周波
    数誤差積算値を周波数制御電圧に変換する周波数電圧変
    換手順と、前記周波数電圧変換手順にて変換された制御
    電圧により受信機のキャリア周波数を変える電圧制御周
    波数生成手順とを具備することを特徴とする記録媒体。
  12. 【請求項12】 スペクトル拡散受信プログラムを格納
    し、コンピュータにより読み取り可能な記録媒体であっ
    て、前記スペクトル拡散受信プログラムは、受信信号と
    擬似雑音符号の相関をとり情報データを復調する際に同
    相軸、直交軸毎の相関積分長及び各々の相関積分結果の
    二乗和の積分長を制御する積分制御手順と、基地局毎の
    周波数誤差積算値を前記積分制御手段が制御する相関積
    分長へ対応付ける周波数誤差相関積分長対応手順と、を
    具備することを特徴とする記録媒体。
  13. 【請求項13】 複数の基地局からの送信信号の受信時
    に受信信号と擬似雑音符号との相関をとり、受信信号と
    受信機のキャリア周波数との差を各々の基地局毎に又は
    マルチパス毎に計算し、さらに同一基地局からのマルチ
    パスに対応する周波数誤差を全て積算し、周波数誤差積
    算で得られた特定の基地局の周波数誤差積算値を周波数
    制御電圧に変換して、この制御電圧により受信機のキャ
    リア周波数を変えることを特徴とするスペクトル拡散受
    信方法。
  14. 【請求項14】 受信信号と擬似雑音符号の相関をとっ
    て情報データを復調する際に、同相軸、直交軸毎の相関
    積分長及び各々の相関積分結果の二乗和の積分長を制御
    し、さらに基地局毎の周波数誤差積算値を、積分制御す
    る前記相関積分長へ対応付けることを特徴とするスペク
    トル拡散受信方法。
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