JP3445186B2 - Cdma受信機 - Google Patents

Cdma受信機

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JP3445186B2
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    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B1/00Details of transmission systems, not covered by a single one of groups H04B3/00 - H04B13/00; Details of transmission systems not characterised by the medium used for transmission
    • H04B1/69Spread spectrum techniques
    • H04B1/707Spread spectrum techniques using direct sequence modulation
    • HELECTRICITY
    • H04ELECTRIC COMMUNICATION TECHNIQUE
    • H04BTRANSMISSION
    • H04B2201/00Indexing scheme relating to details of transmission systems not covered by a single group of H04B3/00 - H04B13/00
    • H04B2201/69Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general
    • H04B2201/707Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation
    • H04B2201/70701Orthogonal indexing scheme relating to spread spectrum techniques in general relating to direct sequence modulation featuring pilot assisted reception

Description

【発明の詳細な説明】 【0001】 【発明の属する技術分野】本発明は,CDMA(Code D
ivision Multiple Access;符号分割多重アクセス)方式
の通信システムにおける受信機に関する。 【0002】 【従来の技術】CDMA方式のデジタル自動車電話・携
帯電話システムとして、北米標準方式(TIA IS9
5)が知られている。TIAが発行する標準仕様書TI
A/EIA/IS−95−Aの第6章には移動局に要求
される動作が記述されており、第7章には基地局に要求
される動作が記述されている。 【0003】この通信方式の概要を簡単に述べると以下
のようになる。 【0004】すなわち、基本チップレートが約1,23
Mcpsであり、現行の収容ユーザーレートとしては、
14.4kbps系列および9.6kbps系列の2つ
がある。下り回線には全移動ユーザーが共通に使用でき
る(無線回線の推定,同期検波,周辺基地局レベル測定
等に使用できる)パイロットチャネルがあり、基地局間
の同期を前提として、パイロット同期によりシームレス
なハンドオーバー(ソフトハンドオーバー)を実現す
る。信号受信方式としてレイク受信方式を採用し、マル
チパス下で受信された各パスに対応した信号を最大比合
成を行なって受信信号を得る。拡散符号で拡散された信
号のタイミングの捕捉は、初期同期捕捉と同期追従(ト
ラッキング)の2段階の処理に分けられる。 【0005】このようなIS−95規格に従った通信を
行なうCDMA受信機の従来例のブロック図を図7に示
す。 【0006】この受信機は、図示されるとおり、アンテ
ナ50と、無線信号処理部(RF部)51と、A/D変
換器52,53と、逆拡散部54と、シンボル積分部5
5と、フィルタリングにより干渉信号を除去してパイロ
ットシンボルを得るためのパイロットフィルタ部56
と、タイムトラッキング部57(エネルギー計算部58
と平均化フィルタ59とを具備する)と、サーチ部60
と、を有する。 【0007】この受信機の動作の概要は以下のとおりで
ある。アンテナ50で受信され、RF信号処理を経たI
信号(同相成分),Q信号(直交成分)はそれぞれ、A
/D変換器52,53でデジタル信号に変換される。 【0008】逆拡散部54では、I,Qそれぞれの信号
とPN符号(拡散符号)との複素演算を行なう。シンボ
ル積分部55では、1シンボル期間(64チップ分)に
おける積分を行なって相関を判定し、続いて、パイロッ
トフィルタ部(バンドパスフィルタ部)56で、周波数
オフセット以上の周波数帯域ノイズを除去してパイロッ
ト信号を抽出する。 【0009】パイロットフィルタの時定数(ウインドウ
幅)は固定である。データ復調部61では、パイロット
信号を用いて同期検波を行ない(パイロット同期検波処
理)、データを復調する。 【0010】タイムトラッキング部57におけるエネル
ギー計算部58では、受信パイロット信号のエネルギー
に比例した信号を生成し、平均化フィルタ59により平
均化する。連続する2つのシンボル期間においてパイロ
ット信号のエネルギーに差が生じると、平均化フィルタ
59の出力レベルが変動する。 【0011】サーチ部60では、この平均化フィルタ5
9の出力(平均化出力)値を定数(所定の基準値)と比
較し、その差に応じて、受信タイミングのずらし量(±
1/8チップ単位)を決定し、そのずらし量(以下、
「スリュー量」という)を示すデータを逆拡散部54内
の直交変換処理回路(不図示)に与える。 【0012】このように、タイムトラッキング部57と
サーチ部60による受信タイミングの制御により、例え
ば、ソフトハンドオーバーを行なう場合(通信基地局の
切り替えを行なう場合)でも、一度確立された同期を見
失ってしまうような事態が発生しないようにしている。 【0013】 【発明が解決しようとする課題】CDMA通信では、音
声情報だけでなく文字情報や画像情報の通信も可能とす
るべくビットレートを64Kbpsにまで高めることが
計画されている。このような高速信号処理が求められる
状況下では、上述した従来の受信機における同期追従方
式の能力では、必ずしも十分とはいえない。 【0014】すなわち、図7の受信機では、同期追従制
御が働いてスリュー量の調整がなされるのは、逆拡散,
シンボル積分,パイロットフィルタリング,タイムトラ
ッキングの各処理を経た後であり、タイムラグがある。
このタイムラグは、本発明の発明者の考察によると、2
シンボルに相当する時間であることがわかった。つま
り、I,Q信号の受信から2シンボル期間遅れてトラッ
キング制御が始まることになる。 【0015】したがって、トラッキング制御が開始され
る前に受信信号の位相が急激にずれると、先に確立した
同期が失われるという最悪の事態が発生することも想定
され、この場合には初期同期の獲得を再度行なう必要が
生じる。 【0016】例えば、自動車等の移動体が、高低差のあ
る坂道を非常に高速に移動している状況下でソフトハン
ドオーバーを実行するような場合、基地局切り替えに伴
って受信信号の位相が急激にずれ、トラッキング制御が
働かないうちに同期を失ってしまう場合も想定される。 【0017】上述のタイムラグを短くするため、逆拡散
から平均化フィルタリングまでの処理をDSP(デジタ
ルシグナルプロセッサ)を用いて行なうことも考えられ
るが、この場合には、ループを回す処理を行なうために
消費電力が増大する。また、レイク受信処理用のプログ
ラムが増えた分、DSPにおける他の処理の能力に影響
がでることも考えられる。 【0018】本発明はこのような考察に基づいてなされ
たものであり、ソフトウエアの負担を増すことなく、ま
た、消費電力を増大させることなく、受信機の同期追従
制御の信頼性を向上させることを目的とする。 【0019】 【課題を解決するための手段】本発明では、パイロット
フィルタを、タイムトラッキングを行なう経路(同期追
従処理を行なうループ)から独立させ、パイロットシン
ボルのフィルタリング処理とタイムトラッキング処理と
を並行して行なうことができるようにした。 【0020】この構成によれば、パイロット信号のフィ
ルタ処理がない分、スリュー量(受信タイミングのずら
し量)を決定するまでの処理が高速化され、すみやかな
同期追従制御を行なえる。また、ソフトの負担の増大や
消費電力の増大といった問題も生じない。 【0021】 【発明の実施の形態】本発明のCDMA受信機の第1の
態様では、所定の時定数を用いて受信パイロット信号か
ら干渉波を除去するパイロットフィルタと、前記パイロ
ットフィルタによる干渉波除去と並行して受信パイロッ
ト信号の平均エネルギーを算出する算出手段と、算出さ
れた平均エネルギーと受信タイミングのスリュー量とを
対応づけて記憶するテーブルを保持し、当該テーブルか
ら前記平均エネルギーに対応するスリュー量を読み出し
て同期追従制御を行う制御手段と、を有し、前記制御手
段は、基地局装置から送信される同期確立用情報から前
記受信パイロット信号の初期位相を取得し、取得された
初期位相を利用して前記テーブルを更新する。 【0022】 【0023】 【0024】IS−95規格のCDMA通信では、下り
回線チャネルはパイロットチャネル,トラフィックチャ
ネルの他、シンクチャネルやハンドオーバー補助チャネ
ル等を含んでおり、移動体側では、基地局から送られて
くる同期確立用情報(同期確立に役立つ情報)を常時、
受信している。したがって、ソフトハンドオーバーを行
なう際には、通信を切り替えるべき基地局のパイロット
チャネルの位相情報は既知なのであり、この情報を活用
すれば、従来のように、何も予備知識のない状態からル
ープを回してトラッキング制御を行なう場合に比べ、よ
り早い追従位相の収束(ハンドオーバー時の基地局との
間の同期獲得)を実現できる。したがって、第1の態様
の効果とあいまって、トラッキング性能がさらに向上す
る。 【0025】 【0026】 【0027】 【0028】以下、本発明の実施の形態について図面を
参照して、具体的に説明する。 【0029】図1は、本発明の実施の形態にかかるCD
MA受信機の全体構成を示すブロック図である。 【0030】図示されるように、このCDMA受信機
は、アンテナ1と、無線処理部2と、A/D変換器3
a,3bと、逆拡散部4(直交変換部5,複素演算部
6,シンボル積分部7を具備する)と、パイロットフィ
ルタ部10(バンドパスフィルタ11,12を具備す
る)と、復調部13と、タイムトラッキング部16(エ
ネルギー計算部8と平均化フィルタ9とを具備する)
と、CPU(マイクロプロセッサ)14と、サーチ部1
5(I信号用テーブルTA1ならびにQ信号用テーブル
TA2を具備する)と、を有している。 【0031】このCDMA受信機の特徴の一つは、パイ
ロットフィルタ部10を、逆拡散部4,タイムトラッキ
ング部16およびサーチ部15を含んで構成される同期
追従処理のためのループから独立させ、パイロット信号
のフィルタリング処理と、同期追従処理(タイムトラッ
キング処理)とを並行して行なえるようにしたことであ
る。これにより、ソフトハンドオーバー時に、同期追従
制御が開始されるまでの時間が、例えば、1シンボル期
間以内に短縮される。 【0032】また、他の特徴は、ソフトハンドオーバー
時において、CPU(マイクロプロセッサ)14が、基
地局から送られてくる同期確立用情報を用いて、基地局
単位でスリュー量を示すデータをサーチ部15のテーブ
ルTA1,TA2に設定するようにしたことである。そ
して、タイムトラッキング部16の平均化フィルタ9の
出力をアドレス変数としてテーブルTA1,TA2をア
クセスし、適切なスリュー量データを出力させる(ルッ
クアップテーブル方式)。これによって、新たに通信を
する基地局からのパイロット信号を、効率的かつ迅速に
捕捉することができ、同期を見失うことが防止される。 【0033】また、他の特徴は、自動周波数制御回路
(AFC回路)からの情報を用いてパイロットフィルタ
の時定数(通過域の幅)をダイナミックに変更すること
である。これにより、ノイズ成分を効果的に低減してパ
イロット信号を精度よく検出することができ、受信信号
から復調信号を得る際の、受信品質(ソフトハンドオー
バー時の受信品質)の劣化を防止することができる。 【0034】以下、図1のCDMA受信機の各部の基本
的な機能(動作)を説明する。 【0035】逆拡散部4の直交変換部5には、A/D変
換されたI信号,Q信号が入力される。この直交変換の
タイミングは、サーチ部15から送られてくる±1/8
チップ単位の分解能をもつスリュー量データに応じて微
調整される。 【0036】複素演算部6では、パイロット信号が検出
されると所定の複素演算を行い、データの場合にはPN
信号(拡散符号)との乗算処理(逆拡散)を行なう。積
分部7は、1シンボル分(64チップ)の積分を行な
う。なお、複素演算部6の和演算処理回路とシンボル積
分部7の和演算処理回路を共有する構成をとる(つま
り、演算用のハードウエア資源の共用化を図る)ことに
よって、ICのチップ面積を低減することが可能であ
る。 【0037】次に、タイムトラッキング部16の基本的
な機能(動作)を説明する。 【0038】エネルギー計算部8では、1チップ単位で
(I2+Q2)の演算を行なって1チップ単位のエネルギ
ーを計算し、第n番目のチップのエネルギーと、第(n
+1)番目のチップのエネルギーとの差をとって出力す
る。平均化フィルタ9では、64チップの平均エネルギ
ーを算出する。平均エネルギーは、64チップ分のデー
タの累積加算を行なった後、平均値を割り出すことによ
り算出される。ここで、注目すべき点は、このようなタ
イムトラッキング動作を、パイロット信号のフィルタリ
ング処理と並行して行なえることである。これにより、
ソフトハンドオーバーを行なう際、より早く同期追従制
御を開始することができる。よって、大容量の通信を行
なっている最中に基地局を切り替えた場合でも同期を見
失しなってしまうような事態が生じない。 【0039】次に、サーチ部15の機能(動作)を説明
する。 【0040】このサーチ部15は、スリュー量データを
出力するために、テーブルTA1(I信号用),テーブ
ルTA2(Q信号用)を使用する。ここで注目するべき
は、各テーブルの内容(つまり、入力と出力の対応関
係)が固定されているのではなく、適宜に更新されるこ
とであり、さらに、その更新が、基地局から送信されて
くる同期確立用情報(制御情報)に基づいて、CPU
(マイクロプロセッサ)により行われる点である。 【0041】図5は、IS−95規格によるCDMAの
フォワードチャネル(下り回線)の構成を示す図であ
る。図示されるように、フォワードチャネルは、パイロ
ットチャネル(W0),シンクチャネル(W32),ペ
ージングチャネル(W1〜W7),トラヒックチャネル
(W8〜W31,W33〜W62),ハンドオフ補助チ
ャネル63を有している。 【0042】シンクチャネル(W32)には同期チャネ
ルメッセージが含まれており、移動体は、基地局から送
られてくる同期チャネルメッセージを復調し、復調した
データに所定の処理を施して、その基地局についてのパ
イロットチャネルの位相オフセットやシステムタイミン
グ等を含むシステム構成情報(同期確立に役立つ情報
(同期確立用情報)の一つである)を得ることができる
ようになっている。すなわち、ソフトハンドオーバー時
には、移動体は、通信を切り換えようとする基地局のパ
イロット信号の初期位相が、絶対基準からどれだけずれ
ているか(つまりそのオフセット量)を知り得るのであ
り、これを利用して、効率的に同期追従制御を行なうも
のである。 【0043】この点につき、より具体的に説明する。図
6はソフトハンドオーバーを行なう際の移動体44と、
基地局42および43との位置関係を模式的に示してお
り、移動体44は、基地局42から基地局43に通信を
切り替えようとしている。なお、図6において、参照符
号40,41は基地局42,43それぞれのカバーエリ
アを示している。 【0044】ここで、基地局42と通信しているとき、
図1のサーチ部15が内蔵するテーブルTA1,TA2
においては、例えば、平均化フィルタ9の出力レベルの
絶対値がしきい値「L1」以下では、スリュー量として
「±1/8」を出力し、「L1」を超えると「±3/
8」を出力するような入出力の対応付けがなされている
ものとする。 【0045】そして、図6の移動体44が、ソフトハン
ドオーバーにより通信先を基地局43に切り換える際、
図1のCPU(マイクロプロセッサ)14は、すでに取
得している基地局43についての同期確立用情報を用い
てテーブルTA1,TA2のデータを書き換える。これ
により、テーブルの入力と出力の対応関係が、基地局4
3の送信信号と同期をとるのに適したものに更新される
ことになる。 【0046】この更新の結果、例えば、テーブルTA
1,TA2においては、平均化フィルタ9の出力レベル
の絶対値がしきい値「L1」以下では、スリュー量とし
て「±3/8」を出力し、「L1」を超えると「±5/
8」を出力するような入出力の対応付けに変更される。
これにより、基地局が切り替えられても、すみやかに、
効率よく同期追従制御がなされ、同期を見失ってしまう
ような事態が生じない。 【0047】次に、図1のパイロットフィルタ部10の
機能(動作)について説明する。 【0048】パイロットフィルタ部10は、I信号用の
フィルタ11とQ信号用のフィルタ12を有しており、
各フィルタは、パイロット信号から干渉波を除去する働
きをする。パイロット信号は、受信機側の局部発振器の
キャリア周波数オフセットやフェージングによる周波数
シフト等によって変動している。 【0049】図1の受信機では、ソフトハンドオーバー
時に自動周波数制御回路(AFC回路)の特性が切り替
えられるのに着目し、この切り替えに対応させてパイロ
ットフィルタ(バンドパスフィルタ)11,12の時定
数(通過域の幅)をダイナミックに変更するものであ
る。これにより、基地局切り替えを行なう際でも、ノイ
ズ成分(干渉成分)を効果的に低減でき、これによりS
NR比が向上する。つまり、パイロット信号を精度よく
検出することができ、ソフトハンドオーバー時の受信品
質の劣化が防止される。 【0050】ここで、AFC回路は、キャリア周波数オ
フセットを指定した周波数範囲まで引込むことを目的と
して受信機のフロントエンドに設けられる一般的な回路
である。ソフトハンドオーバー時には、このAFC回路
の可変パラメータ(例えば、周波数の初期値)が変更さ
れるので、このAFC回路の情報をパイロットフィルタ
(バンドパスフィルタ)11,12に入力して、そのカ
ットオフ周波数をダイナミックに変更するものである。
パイロットフィルタ(バンドパスフィルタ)11,12
から得られるパイロット信号を基準として、復調部13
において同期検波が行われる。 【0051】以上が、図1のCDMA受信機の主要部の
機能(動作)である。 【0052】次に、各部における、具体的な回路構成例
を図2,図3および図4を用いて簡単に説明する。 【0053】図2は、図の逆拡散部4の回路構成例を
示している。 【0054】図示されるように、受信I,Q信号はラッ
チ回路20に一旦、ラッチされた後に複素演算部6に入
力されるようになっている。このラッチタイミングは、
同期クロック発生器27の出力クロックにより制御され
る。同期クロック発生器27は、基準クロックCLK1
(9.8MHz)と、サーチ部15から送られてくるス
リュー量データ(±1/8単位)とに基づき、同期クロ
ックを作成する。 【0055】複素演算部6は、排他的論理和回路21,
22と、加算回路23,24とで構成される。複素演算
部6の出力は、I,Q信号の選択回路25を介して積分
部7に入力される。積分部7は、IIR型のデジタルフ
ィルタ29と、記憶回路26を含んで構成される。な
お、I,Q信号の選択回路25や記憶回路26の動作タ
イミングは、制御カウンタ28により制御される。 【0056】図3は、タイムトラッキング部16の回路
構成例を示している。 【0057】図示されるように、エネルギー計算部8
は、I2+Q2の計算を行なう、乗算器30,31および
加算器32と、レジスタ(遅延器)33と、第n番目の
チップと第(n+1)番目のチップとの差をとる減算回
路34とを具備する。また、平均化フィルタ9は、64
チップ分のデータを累積加算して平均化する構成とし
て、乗算器35,37と、加算器36と、フィルタの時
定数を決定する係数を出力する回路38と、を具備す
る。先に説明したように、テーブルTA1,TA2のデ
ータは、CPU(マイクロプロセッサ)14により更新
可能となっている。また、このテーブルTA1,TA2
には、64チップ制御回路39から、64チップ毎にタ
イミング信号が与えられる。 【0058】図4は、パイロットフィルタ部10におけ
る回路構成例を示している。 【0059】図示されるように、パイロットフィルタ
(バンドパスフィルタ)11,12は、乗算器71,7
2と、加算器73と、遅延器74と、を含んで構成され
るIIRフィルタである。このIIRフィルタの時定数
(つまり乗算係数)は、AFC回路70からの情報(初
期値等)により更新されるようになっている。 【0060】このように、本発明では、ハードウエア構
成を工夫することにより、1シンボル当りの受信処理能
力が向上し、受信データレートが64kbps(8k×
8ch)に増加しても、ソフトハンドオーバー時におけ
る受信の信頼性を十分に確保でき、かつ、受信品質の劣
化防止できる。また、ソフトウエアの負担が増大するこ
ともなく、消費電力の大幅な増大といった問題も生じな
い。 【0061】 【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、ソ
フトハンドオーバーの際にトラッキング制御をより早く
実行でき、これにより先に確立した同期を見失ってしま
うような事態が発生するのを防止できる。また、基地局
から送られてくる情報を活用することにより、ソフトハ
ンドオーバー時のトラッキング制御を効率をよく行なう
ことができる。また、ソフトハンドオーバーの際、自動
周波数制御(AFC)回路の情報を利用してパイロット
フィルタの時定数をダイナミックに変更することによ
り、パイロット信号受信のSNR比を高めることができ
る。
【図面の簡単な説明】 【図1】本発明の実施の形態にかかるCDMA受信機の
全体構成を示すブロック図 【図2】実施の形態にかかるCDMA受信機における、
逆拡散部(複素演算部および積分部)の構成を示す回路
図 【図3】実施の形態にかかるCDMA受信機の、トラッ
キング制御処理を行なう部分の構成を示す回路図 【図4】実施の形態にかかるCDMA受信機の、パイロ
ットフィルタ処理を行なう部分の構成を示す回路図 【図5】IS−95規格によるCDMA下り回線のチャ
ネル構成を示す図 【図6】CDMA通信システムにおけるソフトハンドオ
ーバーを説明するための図 【図7】従来のCDMA受信機の構成例を示すブロック
図 【符号の説明】 1 アンテナ 2 無線処理部 3a,3b A/D変換器 4 逆拡散部 5 直交変換部 6 複素演算部 7 シンボル積分部 8 エネルギー計算部 9 平均化フィルタ 10 パイロットフィルタ部 11,12 バンドパスフィルタ 13 復調部 14 CPU(マイクロプロセッサ) 15 サーチ部

Claims (1)

  1. (57)【特許請求の範囲】 【請求項1】 所定の時定数を用いて受信パイロット信
    号から干渉波を除去するパイロットフィルタと、 前記パイロットフィルタによる干渉波除去と並行して受
    信パイロット信号の平均エネルギーを算出する算出手段
    と、 算出された平均エネルギーと受信タイミングのスリュー
    量とを対応づけて記憶するテーブルを保持し、当該テー
    ブルから前記平均エネルギーに対応するスリュー量を読
    み出して同期追従制御を行う制御手段と、を有し、 前記制御手段は、 基地局装置から送信される同期確立用情報から前記受信
    パイロット信号の初期位相を取得し、取得された初期位
    相を利用して前記テーブルを更新することを特徴とする
    CDMA受信機。
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