JP3229928B2 - 移動通信システム - Google Patents

移動通信システム

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JP3229928B2
JP3229928B2 JP28388596A JP28388596A JP3229928B2 JP 3229928 B2 JP3229928 B2 JP 3229928B2 JP 28388596 A JP28388596 A JP 28388596A JP 28388596 A JP28388596 A JP 28388596A JP 3229928 B2 JP3229928 B2 JP 3229928B2
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    • H04B7/00Radio transmission systems, i.e. using radiation field
    • H04B7/24Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts
    • H04B7/26Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile
    • H04B7/2628Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using code-division multiple access [CDMA] or spread spectrum multiple access [SSMA]
    • H04B7/2637Radio transmission systems, i.e. using radiation field for communication between two or more posts at least one of which is mobile using code-division multiple access [CDMA] or spread spectrum multiple access [SSMA] for logical channel control

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  • Computer Networks & Wireless Communication (AREA)
  • Signal Processing (AREA)
  • Mobile Radio Communication Systems (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、移動通信システム
に関し、特に、移動局がアナログシステムのエリアから
隣接するCDMAシステムのエリアに移動したときに迅速に
パイロットチャネルを捕捉することができる移動通信シ
ステム関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、セルラ方式移動電話システムに
は、AMPS(Advanced Mobile Phone System)などのアナロ
グセルラ方式が用いられてきた。しかし、このアナログ
セルラ方式では、予想以上に増加する加入者数に対処す
ることができないため、ディジタルセルラ方式の研究、
実用化が進められている。そして、そのディジタルセル
ラ方式の中で、スペクトラム拡散技術を用いて送信信号
の周波数帯域幅を1.25MHz程度まで拡散し、きめ細かな
送信電力制御、各種のダイバーシチ効果、ソフトハンド
オフなどによりシステムの大容量化を図る CDMA(Code D
ivision Multiple Access;符号化分割多重アクセス) セ
ルラ方式が注目を集めている。
【0003】このCDMAセルラ方式では、基地局が各移動
局へ送信する同一周波数の各送信信号をそれぞれ異なる
拡散符号を用いて拡散し、そのスペクトラムを拡散した
各送信信号を重ねて送信する。移動局では、所望の拡散
符号により拡散された受信信号をその拡散符号に同期し
たローカルの拡散符号を用いて逆拡散を行なう。これに
より、干渉波は逆拡散されて雑音となり、所望の信号の
みが狭い帯域幅で復調されるものである。
【0004】一方、アナログセルラ方式からCDMAセルラ
方式への移行は、実際には、加入者数の多い地域から順
次行なわれるものと考えられる。したがって、しばらく
の期間は、アナログセルラ方式を用いたアナログシステ
ムとCDMAセルラ方式を用いたCDMAシステムとが共存し、
アナログシステムとCDMAシステムとが隣接または一部重
なる地域も存在するものと考えられる。加入者がこれら
両システムからサービスを受けるためには、両システム
と通信できる機能を有する移動局を用い、アナログシス
テムのエリアからCDMAシステムのエリアに移動する場合
には、アナログシステムでの通話を一旦終了し、移動局
をCDMAモードに切り替え、移動局がCDMAシステムでの受
信待受け状態になってから、再び呼出しを行なって通話
を継続するという手順を踏む必要がある。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】このようなCDMA方式で
は、所望の受信信号を復調するためには、移動局で発生
する拡散符号の発生タイミングを基地局で発生する拡散
符号の発生タイミングと合わせる(同期確立)ことが必
要である。この同期確立の方法には様々な方法が提案さ
れているが、現時点では、シリアルサーチ捕捉(Serial
Search Acquisition) という方法が実用化されている。
この方法は、移動局において拡散符号をとりあえず適当
なタイミングで発生させ、そのタイミングを少しずつず
らせながら、基地局からの拡散符号のタイミングに合わ
せていくことにより同期の確立を図る方法である。
【0006】しかしながら、この方法は、同期の確立に
長時間を要し、最悪の場合には拡散符号の1周期分の時
間を必要とするという欠点があった。特に、CDMA方式で
は、拡散符号の1周期の時間が長いので、同期確立に要
する時間が、最悪の場合には非常に長くなっていた。例
えば、北米規格IS-95 に規定されているCDMAセルラ方式
についての実フィールドテストの評価報告によれば、同
期の確立に10秒から15秒の時間を要したとされている。
【0007】本発明はこのような従来技術の欠点を解消
し、移動局がアナログシステムのエリアからCDMAシステ
ムのエリアへ移動する場合、CDMAシステムへの同期を迅
速に確立することができる移動通信システムを提供する
ことを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明は上述の課題を解
決するために、所定の拡散符号により拡散した信号をパ
イロットチャネルを用いて送信する手段を含む第1の通
信システム、この拡散符号と同期をとるための同期確立
用情報を送信する手段を含む第2の通信システム、およ
び第2の通信システムから送信される同期確立用情報を
受信する手段と、第1の通信システムにおける所定の拡
散符号と同一の拡散符号を発生する拡散符号発生手段
と、この拡散符号発生手段により発生する拡散符号の位
相を同期確立情報を用いて第1の通信システムにおける
所定の拡散符号の位相と一致させる手段とを含む移動局
を有することを特徴とする。
【0009】また、本発明は、第1の通信システムから
所定の拡散符号により拡散した信号をパイロットチャネ
ルを用いて送信し、第2の通信システムから上記の拡散
符号と同期をとるための同期確立用情報を送信し、移動
局は、第2の通信システムから送信される同期確立用情
報を受信し、そして、第1の通信システムからパイロッ
トチャネルにより送信される信号を受信するとき、拡散
符号発生手段により発生する、第1の通信システムにお
ける所定の拡散符号と同一の拡散符号の位相を、受信し
た同期確立情報を用いて第1の通信システムにおける所
定の拡散符号の位相と一致させることを特徴とする。
【0010】
【発明の実施の形態】次に添付図面を参照して本発明に
よる移動通信システムの実施例を詳細に説明する。
【0011】図2は、本発明が適用される移動通信シス
テムの構成例を示す。図2において、小エリア1および
小エリア2は、移動通信システムのサービスエリアを複
数の小エリア(セル)に分割した場合の1つの小エリア
であって、小エリア1と小エリア2とは、互いに隣接し
または一部分が重なり合っている。そして、基地局3と
小エリア1内の各移動局とは、FM変調、PM変調等を用い
たアナログ方式により通信を行なう1つのアナログシス
テム5を構成し、基地局4と小エリア2内の各移動局と
は、スペクトラム拡散技術を用いたCDMA方式により通信
を行なう1つのCDMAシステム6を構成している。
【0012】したがって、移動局が小エリア1と小エリ
ア2の両エリアでサービスを受けるためには、基地局3
とアナログ方式で通信する機能と基地局4とCDMA方式で
通信する機能とを備えている必要があり、移動局7は、
そのいずれの方式でも通信することができる機能を有し
ているものとする。そして、例えば、移動局7が小エリ
ア1から小エリア2へ移動する場合、移動局7の使用者
は、アナログシステム5における通話を一旦終了し、移
動局7をアナログモードからCDMAモードに切り替え、移
動局7がCDMAシステム6への同期確立を完了して受信待
受けの状態に入ってから、再び発呼を行なって通話を続
けることになる。
【0013】また、図2に示す基地局3は、移動局が小
エリア2へ移動したときにCDMAシステム6への同期確立
を迅速に実行するために有用な情報(同期確立用情報)
を、小エリア1内の各移動局へ送信する手段を有してい
る。そして、基地局3は、この同期確立用情報をアナロ
グシステム5における情報を伝送するための通話チャネ
ルに影響を及ぼさないように各移動局へ送信する。例え
ば、同期確立用情報を、通話チャネルとは別に設けた制
御情報を伝送するための制御チャネルを用い、かつその
制御チャネルの中のアナログシステム5では使用しない
予備のデータフィールドを用いて送信する。なお、基地
局3は、少なくとも移動局が小エリア2に入る前にはそ
の移動局対する同期確立用情報の送信を完了するものと
する。
【0014】また、移動局7は、アナログ方式/CDMA方
式で基地局3、4と通信するための手段を有すると共
に、基地局3から通話チャネルとは別に設けられた制御
チャネルを用いて送信されてくる同期確立用情報を受信
するための手段と、受信した同期確立用情報を一時格納
しておくメモリを内蔵している。移動局7は、小エリア
1から小エリア2に移動したとき、その同期確立用情報
を用いてCDMAシステム6への同期確立を実行するもので
ある。
【0015】図3は、図2に示す移動局7の概略構成例
を示すブロック図である。図3において、送受信共用部
72は、アンテナ71により受信された受信信号を送受信部
73、75へ送出すると共に、送受信部73、75から出力され
た送信信号をアンテナ71へ送出するものである。送受信
部73および信号処理部74は、アナログモードが選択され
たときに動作するものである。送受信部73は、送受信共
用部72からの受信信号をFM復調し、復調した受信データ
を信号処理部74へ送出すると共に、信号処理部74からの
送信データをFM変調して送受信共用部72へ送出する。ま
た、信号処理部74は、送受信部73からの受信データから
音声を再生して出力すると共に、入力された音声を符号
化し、これを送信データとして送受信部73へ送出するも
のである。
【0016】一方、送受信部75および信号処理部76は、
CDMAモードが選択されたときに動作するものである。送
受信部75は、送受信共用部72からの受信信号をPN系列と
呼ばれる拡散符号を用いて逆拡散することにより1次変
調信号(例えば、FSK 変調信号)に戻し、この1次変調
信号を復調し、復調した受信データを信号処理部76へ送
出すると共に、信号処理部76からの送信データを1次変
調(例えば、FSK 変調)し、1次変調した1次変調信号
をPN系列を用いて拡散した後、送受信共用部72へ送出す
る。信号処理部76は、送受信部75からの受信データから
音声を再生して出力すると共に、入力された音声を符号
化し、これを送信データとして送受信部75へ送出するも
のである。
【0017】また、制御部77は、CPU (中央処理装置)
等により実現され、移動局の使用者による操作および基
地局からの制御信号に基づいて、アナログモード/CDMA
モードの切替え、送受信部73、信号処理部74、送受信部
75、および信号処理部76の制御等を行なうものである。
また、移動局7は、基地局3から所定の制御チャネルを
用いて送信されてくる同期確立用情報を受信するための
手段(図示せず)を備えており、受信した同期確立用情
報は内臓するメモリに一時格納しておくものである。
【0018】ところで、図2に示す移動体7は、小エリ
ア1から小エリア2に移動して基地局4と通信を行なう
場合、アナログモードからCDMAモードに切り替えて、CD
MAシステム6への同期確立を図る必要がある。そこで、
移動体7がアナログモードからCDMAモードに切り替えら
れてから同期確立を完了するまでに行なう処理、つまり
初期状態における処理を図4を用いて説明する。なお、
この処理は図3に示す制御部77により実行される。
【0019】移動局7は、電源がオンされたときおよび
或る使用モードによる通話が終了したときに初期状態に
入る。この初期状態には4つのサブステートS1〜S4があ
り、移動局7は、先ず、システム定義サブステートS1に
入る。このシステム定義サブステートS1では、移動局7
は、使用者による使用モード(アナログモード/CDMAモ
ード)の指定を待つ。使用者がCDMAモードを指定する
と、次のパイロットチャネル捕捉サブステートS2へ進
む。このパイロットチャネル捕捉サブステートS2では、
移動局7は、基地局4からパイロットチャネルにより送
信されてくる所定の拡散符号により拡散された信号を受
信し、シリアルサーチ捕捉方法を用いたシリアルサーチ
捕捉回路によりシリアルサーチ捕捉処理を行ない、移動
局7で発生する拡散符号の位相をパイロットチャネルの
拡散符号に同期させる(パイロットチャネルの捕捉)。
なお、シリアルサーチ捕捉回路については後ほど詳細に
説明する。
【0020】移動局7は、パイロットチャネル捕捉サブ
ステートS2で、パイロットチャネルの拡散符号への同期
確立に成功すると、次の同期チャネル捕捉サブステート
S3へ進む。この同期チャネル捕捉サブステートS3では、
移動局7は、基地局4から同期チャネルにより送信され
てくる所定の拡散符号により変調された同期チャネルメ
ッセージ情報(Sync Channel Message ) を受信して復調
し、復調したデータに所定の処理を施して、パイロット
チャネル拡散符号オフセット、システムタイミング等を
含むシステム構成情報を得る。移動局7は、同期チャネ
ル捕捉サブステートS3で、同期チャネルメッセージ情報
を受信すると次のタイミング変更サブステートS4へ進
む。
【0021】このタイミング変更サブステートS4では、
移動局7は、同期チャネル捕捉サブステートS3で受信し
たパイロットチャネル拡散符号オフセット、システムタ
イミングの各情報を用いて、移動局7における拡散符号
位相およびシステムタイミングをCDMAシステム6に同期
させる。そして、移動局7は、タイミング変更サブステ
ートS4における処理を完了すると、受信待受け状態(ア
イドル状態)に入る。これにより、移動局7は基地局4
と通信することが可能になり、使用者は、再び発呼して
通話を継続することができる。
【0022】移動局7は、上述のパイロットチャネル捕
捉サブステートS2においてパイロットチャネル拡散符号
への同期確立を行なうが、シリアルサーチ捕捉回路の性
質上、同期確立には長い時間を要する。本実施例は、こ
の同期確立に要する時間を、アナログシステム5の基地
局3から先に受信した同期確立用情報を用いて大幅に短
縮しようとするものである。そこで、このシリアルサー
チ捕捉回路について図1を用いて以下説明する。
【0023】図1は、シリアルサーチ捕捉回路の概略構
成例を示すブロック図である。この回路は、図2に示す
基地局4からの拡散符号と同一の拡散符号をとりあえず
適当なタイミングで発生し、そのタイミングを少しずつ
ずらせながら基地局4から送信される拡散符号のタイミ
ングと一致させるものであり、図3に示す送受信部75に
含まれてる。
【0024】先ず、移動局7が図2に示すCDMAシステム
6の小エリア4において電源をオンにした場合における
シリアルサーチ捕捉回路の動作について説明する。この
場合、シリアルサーチ捕捉回路は受信信号を用いて同期
確立を図るものであり、その動作は一般に知られている
ところであるが、移動局7が図2に示すアナログシステ
ム5の小エリア3からCDMAシステム6の小エリア4に移
動した場合における同期確立の理解に役立つのでここで
説明する。
【0025】基地局4からパイロットチャネルにより送
信されてくる所定の拡散符号(パイロットチャネル拡散
符号)により拡散された信号は、アンテナ701 により受
信され、無線受信部702 へ送出される。無線受信部702
は、アンテナ701 からの受信信号を増幅し、IF信号に周
波数変換し、フィルタリングの後、直交復調器703 へ送
出する。直交復調器703 は、無線受信部702 からのIF信
号をベースバンドの I相データおよび Q相データに復調
し、それぞれシリアルサーチ捕捉回路の乗算器704 、乗
算器709 へ送出する。
【0026】乗算器704 は、直交復調器703 からの I相
データと I相拡散符号発生器708 から出力される拡散符
号とについて相関演算を行ない、その相関演算の結果で
ある相関信号を積分器705 へ送出する。ここで、 I相拡
散符号発生器708 は、基地局からのパイロットチャネル
拡散符号と同一の拡散符号を適当な位相で発生し、乗算
器704 へ送出している。積分器705 は、乗算器704 から
の相関信号をその拡散符号の1周期分にわたって積分
し、その積分結果である積分信号を相関値検出器706 へ
送出する。相関値検出器706 は、積分器705 からの積分
信号の大きさを検出し、その検出結果である相関値を閾
値比較器707 へ送出する。閾値比較器707は、相関値検
出器706 からの相関値とあらかじめ設定した閾値と比較
する。
【0027】ここで、受信信号が所望のパイロットチャ
ネル拡散符号により拡散された信号であり、かつ、その
パイロットチャネル拡散符号の位相と I相拡散符号発生
器708 から出力される拡散符号の位相とが一致している
(発生時間差がゼロ)ときは、乗算器704 からは比較的
大振幅の相関信号が出力され、閾値比較器707 において
相関値が閾値を越える。したがって、相関値が閾値を越
えるときは、パイロットチャネル拡散符号と I相拡散符
号発生器708 から出力される拡散符号との位相が一致し
ていることになるので、シリアルサーチ捕捉回路は、同
期捕捉の動作を完了する。
【0028】しかし、パイロットチャネル拡散符号と I
相拡散符号発生器708 から出力される拡散符号との位相
が一致していないときは、乗算器704 からは低いレベル
の雑音信号が出力されるに過ぎない。このため、閾値比
較器707 において、相関値が閾値以下となる。したがっ
て、相関値が閾値以下であるときは、パイロットチャネ
ル拡散符号と I相拡散符号発生器708 から出力される拡
散符号との位相が一致していないことになるので、閾値
比較回路707 から I相拡散符号発生器708 へ位相シフト
の指示を送出する。
【0029】I相拡散符号発生器708 は、この指示に基
づいて、発生する拡散符号の位相を、例えば、1/2 チッ
プだけ進め、あるいは遅らせる。シリアルサーチ捕捉回
路は、両拡散符号の位相が一致するまで以上の動作を繰
り返し実行する。この場合、パイロットチャネル拡散符
号が所望の拡散符号であれば、その拡散符号の1周期の
時間以内には、発生する拡散符号の位相をパイロットチ
ャネル拡散符号に一致させることができる。 Q相データ
に対する乗算器709 、積分器710 、相関値検出器711 、
閾値比較器712 、 Q相拡散符号発生器713 の動作も、上
述の I相データの場合と同様である。
【0030】次に、移動局7の使用者がアナログシステ
ム5の小エリア1における通話を一旦停止し、CDMAシス
テム6の小エリア2へ移動した後、再び通話を開始する
場合におけるシリアルサーチ捕捉回路の動作について説
明する。この場合、移動局7は、小エリア1において基
地局3から制御チャネルにより同期確立用情報を受信
し、これをメモリに格納している。移動局7が小エリア
1から小エリア2へ移動したとき、図3に示す制御部77
は、図4に示すパイロットチャネル捕捉サブステートS2
において、メモリに格納している同期確立用情報を読み
出す。
【0031】この同期確立用情報は、 I相拡散符号発生
器708 および Q相拡散符号発生器713 が発生する拡散符
号の位相をパイロットチャネル拡散符号と一致させるに
役立つ情報である。本実施例では、この同期確立用情報
として、北米規格IS-95 に規定された同期チャネルメッ
セージに含まれるパイロットチャネル拡散符号オフセッ
トおよびシステムタイミングの情報を用いている。ここ
で、システムタイミングからは、CDMAシステム6におけ
るシステムタイミングの基準とされる絶対時間を知るこ
とができ、また、パイロットチャネル拡散符号オフセッ
トからは、その絶対時間からのパイロットチャネル拡散
符号のずれを知ることができる。したがって、制御部77
は、上述の2つの情報から所望のパイロットチャネル拡
散符号の発生タイミングを知ることができる。
【0032】制御部77は、メモリから読み出した同期確
立用情報、つまりパイロットチャネル拡散符号オフセッ
トおよびシステムタイミングを用いて、基地局から送信
されるパイロットチャネル拡散符号の位相に一致する位
相設定信号を発生する。なお、この位相設定信号は、例
えば、パイロットチャネル拡散符号の先頭に一致するパ
ルス信号でもよい。制御部77は、この位相設定信号を図
1に示すシリアルサーチ捕捉回路の I相拡散符号発生器
708 および Q相拡散符号発生器713 へ送出する。 I相拡
散符号発生器708 および Q相拡散符号発生器713 は、発
生する拡散符号の位相を、制御部77からの位相設定信号
を用いてリセットする。
【0033】図5は、図1に示す I相および Q相の拡散
符号発生器708 、713 における位相設定を説明するため
の図である。図5において、1ビットのレジスタをn段
縦続接続したシフトレジスタ801 、および2つの信号の
排他的論理和をとる加算器802 、803 は、拡散符号を発
生する拡散符号発生器を構成する。そして、図示しない
クロックによりシフトレジスタ801 の各レジスタの記憶
内容を順次出力側へシフトすることにより、シフトレジ
スタ801 の出力側に拡散符号を得ることができる。シフ
トレジスタ804 は、シフトレジスタ801 と同様に1ビッ
トのレジスタをn段縦続接続したシフトレジスタであっ
て、その各レジスタは位相設定信号により駆動されるス
イッチ805 を介してシフトレジスタ801 の対応するレジ
スタに接続されている。
【0034】また、シフトレジスタ804 には、制御部77
の制御により所望のパイロットチャネル拡散符号に一致
する拡散符号があらかじめ格納されている。制御部77か
らの位相設定信号が入力されると、シフトレジスタ801
のシフト動作は一時停止され、この位相設定信号により
スイッチ805 が駆動され、シフトレジスタ804 の各レジ
スタに記憶されている内容は、スイッチ805 を介してシ
フトレジスタ801 の各レジスタに移される。これによ
り、シフトレジスタ804 の内容は、所望のパイロットチ
ャネル拡散符号と一致する。そして、拡散符号発生器
は、その状態から再び動作を開始する。
【0035】ここで、位相設定信号の発生タイミング
は、基地局から送信されてくる所望のパイロットチャネ
ル拡散符号の位相に一致しているから、拡散符号発生器
により発生される拡散符号は、この位相設定信号による
リセットにより所望のパイロットチャネル拡散符号の位
相と一致することになる。このように、図1に示すシリ
アルサーチ捕捉回路における I相拡散符号発生器704 お
よび Q相拡散符号発生器713 から出力される拡散符号の
位相は、位相設定信号でリセットすることにより極めて
短時間に所望のパイロットチャネル拡散符号の位相と一
致させることができる。
【0036】以上説明した説明したように本実施例によ
れば、移動局7は、アナログシステム5の小エリア1内
で、隣接するCDMAシステム6の小エリア2におけるパイ
ロットチャネルの捕捉に役立つ同期確立用情報をその基
地局3から受信しているので、小エリア1から小エリア
2へ移動したとき、その同期確立用情報を用いることに
より拡散符号発生器の拡散符号の位相を所望のパイロッ
トチャネル拡散符号に迅速に一致させることができ、所
望のパイロットチャネルを迅速に捕捉することが可能に
なる。
【0037】なお、本実施例では、図2に示すアナログ
システム5は、移動局毎に異なる周波数を使用するFDMA
(Frequency Division Multiple Access)を用いたアナロ
グ方式によるシステムであるが、移動局毎に時間を区切
って同一周波数を使用するTDMA(Time Division Multipl
e Access) を用いたディジタル方式であってもよい。
【0038】
【発明の効果】このように本発明によれば、移動局は、
アナログシステム等のエリア内で、隣接するCDMAシステ
ムのエリアにおけるパイロットチャネルの捕捉に役立つ
同期確立用情報をその基地局から受信しているので、CD
MAシステムのエリアへ移動したとき、その同期確立用情
報を用いることにより所望のパイロットチャネルを迅速
に捕捉することが可能になる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本実施例におけるシリアルサーチ捕捉回路のブ
ロック図である。
【図2】本実施例が適用される移動通信システムの一部
を示す構成図である。
【図3】移動局の概略構成例を示すブロック図である。
【図4】移動局の初期状態における処理を示す図であ
る。
【図5】拡散符号発生器における拡散符号の位相合わせ
を説明するために図である。
【符号の説明】
701 アンテナ 702 無線受信部 703 直交復調器 704 、709 乗算器 705 、710 積分器 706 、711 相関値検出器 707 、712 閾値比較器 708 I相拡散符号発生器 713 Q相拡散符号発生器

Claims (5)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 所定の拡散符号により拡散した信号をパ
    イロットチャネルを用いて送信する手段を含む第1の通
    信システムと、 前記拡散符号と同期をとるための情報であってパイロッ
    トチャネル拡散符号オフセットおよびシステムタイミン
    グの情報からなる同期確立用情報を送信する手段を含む
    第2の通信システムと、 前記第2の通信システムから送信される前記同期確立用
    情報を受信する同期確立用情報受信手段と、前記第1の
    通信システムにおける前記所定の拡散符号と同一の拡散
    符号を発生する拡散符号発生手段と、該拡散符号発生手
    段により発生する拡散符号の位相を前記同期確立用情報
    受信手段により受信した同期確立情報を用いて前記第1
    の通信システムにおける前記所定の拡散符号の位相と一
    致させる位相同期手段とを含む移動局とを有することを
    特徴とする移動通信システム。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の移動通信システムにお
    いて、前記第2の通信システムはアナログ方式またはデ
    ィジタル方式のいずれかにより前記移動局と通信するこ
    とを特徴とする移動通信システム。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の移動通信システムにお
    いて、前記第1の通信システムはCDMA方式により前記移
    動局と通信することを特徴とする移動通信システム。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の移動通信システムにお
    いて、前記第2の通信システムは、前記同期確立用情報
    を制御情報を伝送する制御チャネルを用いて前記移動局
    に送信することを特徴とする移動通信システム。
  5. 【請求項5】 第1の通信システムから所定の拡散符号
    により拡散した信号をパイロットチャネルを用いて送信
    し、 第2の通信システムから前記拡散符号と同期をとるため
    情報であってパイロットチャネル拡散符号オフセット
    およびシステムタイミングの情報からなる同期確立用情
    報を送信し、 移動局は、前記第2の通信システムから送信される前記
    同期確立用情報を受信し、前記第1の通信システムから
    前記パイロットチャネルにより送信される前記信号を受
    信するとき、拡散符号発生手段により発生する前記第1
    の通信システムにおける前記所定の拡散符号と同一の拡
    散符号の位相を、前記第2の通信システムから受信した
    前記同期確立情報を用いて前記第1の通信システムにお
    ける前記所定の拡散符号の位相と一致させることを特徴
    とする移動通信システムにおける同期確立方法。
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