JP2001313593A - 同期検出装置及び方法、並びに無線信号受信装置及び方法 - Google Patents

同期検出装置及び方法、並びに無線信号受信装置及び方法

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Abstract

(57)【要約】 【課題】 マルチパスのサーチやセルサーチの精度の向
上を実現できる同期検出装置を提供する。 【解決手段】 相関エネルギー算出部19は、相関検出
部15で検出された相関値DI・C1と相関検出部17
で検出された相関値DQ・C1との相関エネルギーEa
を算出する。相関エネルギー算出部20は、相関検出部
15で検出された相関値DI・C2と相関検出部17で
検出された相関値DQ・C2との相関エネルギーEbを
算出する。比較部21は、相関エネルギー算出部19及
び相関エネルギー算出部20で求めた相関エネルギーE
a及び相関エネルギーEbを基に基地局から受信した信
号が有効であるか否かを判断する。タイミング検出部2
3は、比較部21で有効であると判断された信号を基
に、基地局から送信されてくる拡散コードの送信タイミ
ング信号Tcodeを検出する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、無線通信装置に関
し、特にDS−CDMA(Direct Spread-Code Divisio
n Multiple Access:直接拡散-符号分割多重)方式によ
る基地局間非同期のセルラー無線通信システムに好適な
同期検出装置及び方法、並びに無線信号受信装置及び方
法に関する。
【0002】
【従来の技術】DS−CDMA方式は疑似ランダム雑音
(Pseudorandom Noise:PN)コードを用いた多重化方
式であり、次世代移動体通信方式の無線アクセス方式の
一つとして、セルラー無線通信システムへの適用が盛ん
に検討されている。セルラー無線通信システムにおいて
は、通信サービスを提供するエリアを所望の大きさのセ
ル(cell)に分割して当該セル内にそれぞれ固定局とし
ての基地局を設置し、移動局である携帯通信端末装置は
通信状態が最も良好であると思われる基地局と無線接続
するにようになされている。
【0003】このようなセルラー無線通信システムにお
いて、移動局が接続する基地局を探すことは一般にセル
サーチと呼ばれている。DS-CDMA方式のセルラー
無線通信システムでは、各基地局が同一周波数を使用す
るため、このセルサーチと同時に受信信号に含まれる拡
散コードのタイミングを補足しなければならない。
【0004】ところで、DS-CDMA方式を用いたセ
ルラー無線通信システムは、全基地局間の時間同期を取
る基地局間同期システムと、これを行わない基地局間非
同期システムとの2種類に分類できる。基地局間同期シ
ステムはIS-95規格によって規格化されているよう
に、GPSの電波を使用して各基地局で絶対基準時刻を
設定するようになされており、これにより基地局間の時
間的な同期を取る。この基地局間同期システムの場合、
各基地局では拡散コードとして同一のコードをその絶対
基準時刻を基準にして基地局毎に異なるタイミングで送
信するようにされており、これによりセルサーチ時には
移動局は拡散コードのタイミングのみを補足するだけで
接続先の基地局を探すことができる。
【0005】これに対して基地局間非同期システムで
は、基地局の識別のために各基地局毎に異なる拡散コー
ドを送信するようになされており、このためセルサーチ
時には移動局はその拡散コードのタイミングを検出する
と共にその拡散コードの種別を検出する必要がある。こ
のため基地局間非同期システムの場合には、基地局間同
期システムと比較するとセルサーチに要する時間が大き
くなるといったデメリットがある。しかしその反面、基
地局間非同期システムでは、GPSの電波を受信しなく
ても良いのでGPSの電波が届かないような場所に対し
てもサービスエリアを拡張することができ、セルサーチ
に関する問題を解決し得れば、非常に有効なシステムで
ある。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】基地局間非同期システ
ムにおけるセルサーチ時間を早める方法としては、幾つ
かの方法が考えられている。その一つは、拡散コードと
共に、各基地局で共通の第1同期コードと、その拡散コ
ードを特定するための拡散コードグループ識別用の第2
同期コードとを送り、これらの同期コードを元に、送ら
れてくる拡散コードのタイミング及びコード種別を検出
する方法である。
【0007】この方法を具体的に説明する。基地局から
は図8に示すように、第1同期コードSC1、第2同期
コードSC2i(i=1,2,3・・・15)が送信さ
れる。先ず、移動局(携帯通信端末装置)は各基地局で
共通の比較的周期の短い第1同期コードSC1との相関
をマッチドフィルタ等の相関値獲得手段を用いてとり、
第1同期コードSC1の送信タイミングを取得する。こ
れをスロットタイミングTsとする。次ぎに、移動局は
獲得した第1同期コードSC1と同じタイミングで第2
同期コードSC2iを取得する。
【0008】第2同期コードSC2iは比較的周期の長
い拡散コードLCのタイミングと種別の絞り込みを行う
ために用いられる。図9に第2同期コードの具体例を示
す。拡散コードLCは、拡散コードグループLCGPに
分けられ、それぞれのグループGroup 1,Gro
up 2,Group 3・・・Group mについ
て、第2同期コードパターンSC2PTが用意される。
第2同期コードパターンSC2PTは、複数ある第2同
期コードSC2iを拡散コードグループLCGP毎に特
定の繰り返しパターンで並べたもので、このパターンを
識別することによって、拡散コードグループLCGPを
特定し、繰り返しパターンの先頭を識別することによっ
て拡散コードLCの先頭のタイミング(これをフレーム
タイミングTFと呼ぶ)を得ることができる。
【0009】第2同期コードパターンSC2PTの取得
ができると、拡散コードLCは拡散コードグループLC
GP内のコードに限定され、フレームタイミングTFも
既知となるため、LCGP内のコードについての相関を
順次求めることにより、当該基地局における拡散コード
LCの特定を素早く行うことができる。
【0010】ところで、CDMA方式では、ダイバシテ
ィRAKE方式を採用することにより、図10に示すよ
うなマルチパスによるフェージングの影響を軽減できる
と共に、S/N比の向上を図ることができることを特徴
としている。つまり、基地局101から携帯端末装置1
02へのダイレクトなパスP1の他、建造物103Aや
建造物103Bにより変更されたパスP2やパスP3か
らの信号S2やS3を合成することによってフェージン
グの影響を軽減するとともに、S/N比を向上する。
【0011】ダイバシティRAKE方式では、図11に
時間対エネルギー特性を示す複数のパスP1,P2,P
3の信号S1,S2,S3に対して、図12に示すよう
に、それらの信号S1,S2,S3をそれぞれ受信でき
る受信機121A,121B,121Cが用意される。
そして、タイミング検出器123で、各パスにおける拡
散コードが補足され、この拡散コードが各パスP1,P
2,P3の受信機121A,121B,121Cに設定
される。複数の受信機121A,121B,121Cに
より、複数のパスP1,P2,P3の信号がそれぞれ復
調され、これらの受信出力が合成回路122で合成され
る。このように、複数のパスP1,P2,P3からの受
信出力をそれぞれ復調し、これら複数のパスからの復調
出力を合成すれば、信号強度が大きくなり、S/N比の
向上が図れると共に、マルチパスによるフェージングの
影響が軽減できる。
【0012】DS−CDMA方式では、上記複数のパス
P1,P2,P3のようなマルチパスを検出する際に
も、上記セルサーチと同様の手法をとる。すなわち、第
1同期コードとの相関によるスロットタイミングの取
得、第2同期コードとの相関及び第2同期コードパター
ンの特定による拡散コードグループ及びフレームタイミ
ングの取得、拡散コードとの相関による拡散コードの特
定を行う。ここで、基地局からの情報等により、あらか
じめ第2同期コードパターンや拡散コードが既知である
場合、第2同期コードパターンや拡散コードの特定処理
を、例えば既知である1種類のコードとのみ相関を取る
など、簡略化することができる。
【0013】ただし、基地局間非同期システムでは、他
の基地局やセルから送信されてくる各基地局共通である
第1同期コードを補足するだけでは、同一セルからのマ
ルチパスなのか他セルからの信号なのか判別がつかない
ため、第2同期コード又は拡散コードのどちらか(又は
両方)との相関を取った上で、予め設定された閾値を越
えているかどうかを比較することにより、所望のセルか
らの信号かどうか確認する必要はある。
【0014】ところが、第2同期コード又は拡散コード
との相関値に対してある一定の閾値を求めることによっ
て所望のセルからの信号かどうかを判断するだけでは不
十分であることがある。
【0015】以下、図13及び図14を用いて詳細に説
明する。図13のパスP11,P12,P2は第1の基
地局41、第2の基地局42から携帯通信端末装置40
への信号経路を示す。パスP11を介して第1の基地局
41から送信される信号とコード1との相関エネルギー
E1は図14に示す通りである、また、パスP12から
送信される信号とコード1との相関エネルギーE2も図
14に示す通りである。また、エネルギーE3は、第2
の基地局42からのパスP2による信号とコード2によ
るものである。このE3のように比較的大きなエネルギ
ーをもつ信号の場合、正しい拡散コードであるコード2
との相関値はもとより、誤った拡散コードであるコード
1との相関値も大きい値を示してしまうため、実際には
存在しない相関エネルギーE3’を誤検出してしまい、
実際には存在しない図13のパスP13があると認識し
てしまうという問題が発生する。
【0016】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、マルチパスのサーチやセルサーチの精度の向上を実
現できる同期検出装置及び方法、並びに無線信号受信装
置及び方法の提供を目的とする。
【0017】
【課題を解決するための手段】本発明に係る同期検出装
置は、上記課題を解決するために、基地局から受信した
信号と少なくとも2種類の疑似ランダム雑音コードとの
相関値を求める相関検出手段と、前記相関検出手段で求
めた相関値のエネルギーを求める相関エネルギー算出手
段と、前記相関エネルギー算出手段で求められた相関エ
ネルギーを基に前記基地局から受信した信号が有効であ
るか否かを判断する判断手段と、前記判断手段で有効で
あると判断された信号を基に、前記基地局から送信され
てくる拡散コードに対する同期タイミングを検出するタ
イミング検出手段とを備える。
【0018】本発明に係る同期検出方法は、上記課題を
解決するために、基地局から受信した信号と少なくとも
2種類の疑似ランダム雑音コードとの相関値を求める相
関検出工程と、前記相関検出工程で求められた相関値の
エネルギーを求める相関エネルギー算出工程と、前記相
関エネルギー算出工程で求められた相関エネルギーを基
に前記基地局から受信した信号が有効であるか否かを判
断する判断工程と、前記判断工程で有効であると判断さ
れた信号を基に、前記基地局から送信されてくる拡散コ
ードに対する同期タイミングを検出するタイミング検出
工程とを備える。
【0019】本発明に係る無線信号受信装置は、上記課
題を解決するために、基地局から受信した信号と少なく
とも2種類の疑似ランダム雑音コードとの相関値を求め
る相関検出手段と、前記相関検出手段で求めた相関値の
エネルギーを求める相関エネルギー算出手段と、前記相
関エネルギー算出手段で求められた相関エネルギーを基
に前記基地局から受信した信号が有効であるか否かを判
断する判断手段と、前記判断手段で有効であると判断さ
れた信号を基に、前記基地局から送信されてくる拡散コ
ードに対する同期タイミングを検出するタイミング検出
手段と、上記タイミング検出手段で検出した同期タイミ
ングにより得られる拡散コードを用い、上記基地局から
複数経路を経て送信される信号を逆拡散し、この逆拡散
した複数経路の信号をそれぞれの経路毎に復調してから
合成して復調信号を出力する復調手段とを備える。
【0020】本発明に係る無線信号受信方法は、上記課
題を解決するために、基地局から受信した信号と少なく
とも2種類の疑似ランダム雑音コードとの相関値を求め
る相関検出工程と、前記相関検出工程で求められ相関値
のエネルギーを求める相関エネルギー算出工程と、前記
相関エネルギー算出手段で求められた相関エネルギーを
基に前記基地局から受信した信号が有効であるか否かを
判断する判断工程と、前記判断工程で有効であると判断
された信号を基に、前記基地局から送信されてくる拡散
コードに対する同期タイミングを検出するタイミング検
出工程と、上記タイミング検出工程で検出した同期タイ
ミングに基づいて得た上記拡散コードを基に上記受信信
号を復調する復調工程とを備える。
【0021】上記各装置及び方法では、受信した信号に
対して、少なくとも2種類の疑似ランダム雑音コードに
対する相関値を同時に求め、これらの比が想定される比
として設定された値とかけ離れていた場合、その相関値
を誤りとすることにより、同期信号の誤検出を低減させ
ることができ、マルチパスのサーチやセルサーチの精度
を向上できる。
【0022】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施の形態につい
て図面を参照しながら説明する。この実施の形態は、本
発明の同期検出装置の具体例を内蔵している無線信号受
信装置である。
【0023】なお、これら同期検出装置及び無線信号受
信装置は、以下に説明するハードウェア構成を採って実
現されるが、本発明の同期検出方法及び無線信号受信方
法をソフトウェアとして実行するコンピュータシステム
によって実現されてもよい。
【0024】図1に示すこの無線信号受信装置1は、C
DMA方式の、基地局間非同期システムにおいて使用さ
れるものであり、同期検出装置2と、復調装置3とを備
えている。同期検出装置2は、基地局毎にパイロット信
号として送信されてくる異なる拡散コードに対する同期
タイミングを検出し、送信タイミング信号Tcodeを検出
する。復調装置3は、同期検出装置2で検出されたタイ
ミング信号Tcodeに基づいて取り出した拡散コードを用
い、基地局で拡散コードにより拡散されて送信されてき
た送信信号を復調する。
【0025】また、この無線信号受信装置1は、基地局
から送信されてくるスペクトラム拡散された信号を受信
するアンテナ4と、このアンテナ4で受信したスペクト
ラム拡散信号を中間周波信号に変換するRF部5と、こ
のRF部5からの中間周波信号をデジタル信号に変換す
るA/D変換部6も備えている。なお、詳細にはRF部
5の後段で上記中間周波信号を分配し、この分配された
信号に後述の図2に示すようにπ/2シフトされている
二つの発振信号を乗算してからA/D変換し、さらにB
PFを通して、上記スペクトラム拡散された送信信号の
同相成分DIと、直交成分DQを取り出し、上記同期検
出装置2及び上記復調装置3に供給している。また、こ
の無線信号受信装置1は、同期検出装置2及び復調装置
3を制御するコントローラ7も備えている。
【0026】同期検出装置2は、送信信号の同相成分D
Iと直交成分DQとを受け取り、基地局毎に送信されて
くる異なる拡散コードの送信タイミング信号Tcodeを検
出し、その送信タイミング信号Tcodeをコントローラ7
に渡す。
【0027】コントローラ7は上記拡散コードの送信タ
イミング信号Tcodeを復調装置3にされており、コント
ローラ7を介して同期検出装置2から送られた上記送信
タイミング信号Tcodeに基づいて上記送信信号の同相成
分DIと直交成分DQに逆拡散処理を施し、経路毎に復
調処理を施してから合成して復調データを出力端子8か
ら出力する。
【0028】次ぎに、同期検出装置2の詳細な構成につ
いて図2を用いて説明する。この同期検出装置2には、
送信信号の同相成分DIと直交成分DQが供給される。
これら成分は、以下のようにして生成されている。先
ず、入力端子10を介して上記RF部5から中間周波信
号が供給される。この中間周波信号は、分配され乗算器
11I及び乗算器11Qに供給される。乗算器11I
は、発振器12から中間周波の発振信号(cosωt)が
供給される。一方、乗算器11Qには発振器12からの
発振信号の位相をπ/2だけ移相する移相器13から位
相がシフトされた発振信号(sinωt)が供給される。
乗算器11Iは上記中間周波信号に上記発振信号(cosω
t)を乗算し、その乗算出力をA/D変換器6Iに出力
する。A/D変換器6Iは、上記乗算出力をデジタル信
号に変換しBPF14Iに供給する。BPF14Iで必要
な帯域のみ通された信号は、同相成分のベースバンド信
号DIとなる。一方、乗算器11Qは上記中間周波信号
に上記発振信号(sinωt)を乗算し、その乗算出力を
A/D変換器6Qに出力する。A/D変換器6Qは、上記
乗算出力をデジタル信号に変換しBPF14Qに供給す
る。BPF14Qで必要な帯域のみ通された信号は、直
交成分のベースバンド信号DQとなる。
【0029】同期検出装置2は、上記同相成分のベース
バンド信号DIと2種類のコードC1,C2との相関値
DI・C1及び相関値DI・C2を求める相関検出部1
5と、上記直交成分のベースバンド信号DQと2種類の
コードC1,C2との相関値DQ・C1及び相関値DQ
・C2を求める相関検出部17と、相関検出部15で検
出された相関値DI・C1と相関検出部17で検出され
た相関値DQ・C1との相関エネルギーEaを算出する
相関エネルギー算出部19と、相関検出部15で検出さ
れた相関値DI・C2と相関検出部17で検出された相
関値DQ・C2との相関エネルギーEbを算出する相関
エネルギー算出部20と、上記相関エネルギー算出部1
9及び相関エネルギー算出部20で求めた相関エネルギ
ーEa及び相関エネルギーEbを基に前記基地局から受
信した信号が有効であるか否かを判断する判断部となる
比較部21と、この比較部21で有効であると判断され
た信号を基に、前記基地局から送信されてくる拡散コー
ドの送信タイミング信号Tco deを検出するタイミング検
出部23とを備える。
【0030】また、この同期検出装置2は、上記2種類
のコードC1,C2を発生するコード発生器25と、比
較部21で有効であると判断された信号の相関エネルギ
ーとそのタイミングを記録するメモリ22と、タイミン
グ検出部23にタイミング信号を送るカウンタ24とを
備える。
【0031】相関検出部15は、マッチドフィルタ16
1及びマッチドフィルタ162を備えており、マッチドフ
ィルタ161により同相成分DIに対するコードCIの
相関値DI・CIを検出し、マッチドフィルタ162
より同相成分DIに対するコードC2の相関値DI・C
2を検出している。相関検出部17は、マッチドフィル
タ181及びマッチドフィルタ182を備えており、マッ
チドフィルタ181により直交成分DQに対するコード
CIの相関値DQ・CIを検出し、マッチドフィルタ1
2により直交成分DQに対するコードC2の相関値D
Q・C2を検出している。
【0032】マッチドフィルタの具体例の構成を図3に
示す。同相成分DI又は直交成分DQをシフトレジスタ
31に入力してクロックCLK1で順次シフトさせる。
一方受信信号に含まれていると予想されるコードCi(i
は1又は2)を相関係数Tとして入力しておき、シフト
レジスタ31の出力に上記相関係数Tを乗算器32で乗
じたものの和を加算部33で計算し、相関値出力とす
る。
【0033】次ぎに、コード発生器25が発生する少な
くとも2種類のコードについて説明する。この無線信号
受信装置1が使用される基地局間非同期システムでは、
基地局からパイロット信号として送られてくると思われ
る拡散コードのレプリカコードと、各基地局で共通の第
1同期コードSC1と、上記拡散コードを特定するため
の拡散コードグループ識別用の第2同期コードSC2を
基に、基地局から送られてくる拡散コードの送信タイミ
ング及びコード種別を検出している。これら第1同期コ
ードSC1と、第2同期コードSC2と、拡散コード
は、疑似ランダム雑音(Pseudorandom Noise:PN)コ
ードに含まれるものである。ここで、第1同期コードS
C1は、各基地局で共通の比較的周期の短い同期コード
である。第2同期コードSC2は、比較的周期の長い拡
散コードのタイミングと種別の絞り込みを行うために用
いられる。この実施の形態では、第1同期コードSC1
を上記コードC1として、第2同期コードSC2を上記
コードC2として、コード発生器25から発生する。
【0034】相関エネルギー算出部19は、マッチドフ
ィルタ161で検出された相関値DI・C1をA、マッ
チドフィルタ181で検出された相関値DQ・C1をB
とするとき、A2+B2を計算することにより相関エネル
ギーEaを算出する。また、相関エネルギー算出部20
は、マッチドフィルタ162からの相関値DI・C2を
A、マッチドフィルタ182からの相関値DQ・C2を
Bとするとき、A2+B2を計算することにより相関エ
ネルギーEbを算出する。
【0035】比較部21は、相関エネルギーEaと相関
エネルギーEbの比、Ea/Ebが端子27,端子28
から供給される任意に設定可能な値R1,R2に対して
R1<Ea/Eb<R2であれば、前記基地局から送信
されてくる信号は有効であると判断する。また、端子2
9からの閾値Thを相関エネルギーEa及び/又はEb
が越え、さらにR1<Ea/Eb<R2が満足されたと
きに、前記基地局から送信されてくる信号を有効である
と判断してもよい。
【0036】メモリ22は、比較部21で有効であると
判断された信号の相関エネルギーEa,相関エネルギー
Ebを時間タイミングとともに記録する。つまり、どの
時間タイミングでどれだけの相関エネルギーが出たかを
記録する。
【0037】タイミング検出部23は、メモリ22に記
録されている相関エネルギーEa,相関エネルギーEb
の時間タイミングが、カウンタ24のカウント値の示す
タイミングと一致したときに、拡散コードの送信タイミ
ング信号Tcodeを取り出し、出力端子26から上記図1
のコントローラ7に供給する。
【0038】この無線信号受信装置(CDMA方式)で
は、ダイバシティRAKE方式を採用している。つま
り、図10に示したように基地局101からのダイレク
トなパスP1の他、建造物103Aや建造物ビル103
Bにより変更されたパスP2やパスP3からの信号を合
成している。これによりフェージングの影響を軽減する
とともに、S/N比を向上する。
【0039】ダイバシティRAKE方式を採用した、図
1の無線信号受信装置1の復調装置3は、複数のパスP
1,P2,P3の信号をそれぞれ処理するフィンガ3
4,35,36と、これらフィンガ34,35,36か
らの出力信号を合成するRAKE合成回路37を備えて
いる。
【0040】フィンガ34,35,36には、同期検出
装置2で検出された送信タイミング信号Tcodeが供給さ
れる。そして、フィンガ34,35,36では、上記送
信タイミング信号Tcodeを受け取ったタイミングが、拡
散コードを受信するタイミングと認識し、この送信タイ
ミング信号Tcodeを用いて上記パスP1,P2,P3の
同相成分DI,直交成分DQに逆拡散処理を施し、複数
のパスP1,P2,P3の信号をそれぞれ復調する。そ
して、これらの復調出力はRAKA合成回路37で合成
される。
【0041】次ぎに、上述した構成の無線信号受信装置
1の動作を、基地局間非同期システムにおける携帯通信
端末装置に適用した場合について説明する。この携帯通
信端末装置は、基地局間非同期システムにおいて使用さ
れる場合、同一基地局からのマルチパスによる信号なの
か、他基地局からの信号なのかを判断する必要がある。
つまり、セルサーチによりある基地局に接続することを
決めた携帯通信端末装置においてその基地局からのマル
チパスによる信号を探すとき、他の基地局からのパスを
誤検出してしまうのを避けるため、所望の基地局からの
信号かどうかを確認することが行われる。
【0042】例えば、前述した図13において、携帯通
信端末装置40へは第1の基地局41から障害のないパ
スP11の信号S11と建造物等で反射されたパスP1
2による信号S12が届く。携帯通信端末装置40で
は、これまで、図4のフローチャートに示すように、第
1の基地局41からのパスP11の信号S11と第1の
基地局41から送られてくると思われる拡散コードのレ
プリカコード(コード1と記す)との相関値、及び、パ
スP12の信号S12とコード1との相関値をステップ
S1で求め、ステップS2でその相関エネルギーE1及
び相関エネルギーE2(図14に示す)を算出し、ステ
ップS3でそれら相関エネルギーE1及び相関エネルギ
ーE2を所定の閾値Thと比較し、相関エネルギーEが
閾値Thよりも大きいときに正しい検出結果とし、ステ
ップS4でメモリに時間タイミングとともに記録してい
た。
【0043】しかし、図13に示すように第2の基地局
42からのパスP2の信号S2がこの携帯通信端末装置
40に届くような状況で、第2の基地局42から送られ
てくると思われる拡散コードのレプリカコード(コード
2)を用いての相関値のエネルギーE3が図14に示す
ように大きいとき、上記パスP2の信号S2と上記コー
ド1との相関値のエネルギーE3’も上記閾値Thより
大きくなり、誤った相関エネルギーE3’を認識してし
まい、実際には存在しないパスP13があると誤検出し
てしまっていた。
【0044】そこで、本実施の形態では、上記同期検出
装置2において、受信した信号に対する、上記2種類の
同期コードSCI(コードC1),SC2(コードC
2)の相関値を同時に求め、それらの相関値のエネルギ
ーEa,Ebをエネルギー算出部19及び20で算出
し、これらの比Ea/Ebが所定の条件を満たしている
か否かを比較部21で判断している。ここで、相関エネ
ルギーの比Ea/Ebが所定の条件を満たしていないと
きには誤検出として、メモリ22に記録しない。
【0045】以下に、上記同期検出装置の詳細な動作に
ついて図13、図5、図6を用いて説明する。図13に
おけるパスP11の信号S11の同相成分DIとコード
C1との相関値DI・C1及び直交成分DQとコードC
1との相関値DQ・C1は図6に示すステップS11に
て相関検出部15のマッチドフィルタ161及び相関検
出部17のマッチドフィルタ181により検出される。
これら相関値DI・C1及び相関値DQ・C1はステッ
プS12にてエネルギー算出部19のA入力端子及びB
入力端子に供給され、そこでA2+B2が計算されて図5
に示す相関エネルギーE11が求められる。同様に、パ
スP11の信号の同相成分DIとコードC2との相関値
DI・C2及び直交成分DQとコードC2との相関値D
Q・C2が相関検出部15のマッチドフィルタ162
び相関検出部17のマッチドフィルタ182で検出され
(ステップS11)、これらの相関値DI・C2及び相
関値DQ・C2がエネルギー算出部20のA入力端子及
びB入力端子に供給され、ステップS12にて図5に示
す相関エネルギーE12が求められる。なお、ここで相
関エネルギーE11と相関エネルギーE12は同じタイ
ミングで求められる。
【0046】次ぎに、相関エネルギーE11と相関エネ
ルギーE12は比較部21に供給され、ステップS13
において、その比E11/E12が任意に設定可能な値
R1,R2に対してR1<E11/E12<R2である
か否かが判断される。このステップS13にてR1<E
11/E12<R2が満足されれば、上記基地局から送
信された信号は有効であり、相関エネルギーE11,E
12の値は正しいと判断され、ステップS14にてメモ
リ22に時間タイミングとともに記録される。
【0047】また、パスP12の信号S12の同相成分
DIとコードC1との相関値DI・C1及び直交成分DQ
とコードC1との相関値DQ・C1と、パスP12の信
号S12の同相成分DIとコードC2との相関値DI・C
2及び直交成分DQとコードC2との相関値DQ・C2
も同様に求められる(ステップS11)。そして、相関
エネルギー算出部19及び相関エネルギー算出部20
は、図5に示す相関エネルギーE21及び相関エネルギ
ーE22を算出する(ステップS12)。比較部21は
R1<E21/E22<R2を判断し(ステップS1
3)、上記基地局から送信された信号が有効であり、相
関エネルギーE21,E22の値を正しいと判断したら
ステップS14にてメモリ22に時間タイミングととも
に記録する。
【0048】ここで、図13に示すように第2の基地局
42からのパスP2の信号S2がこの携帯通信端末装置
40に届くような状況で、その同相成分DI2及び直交
成分DQ2に対する第2の基地局42からのコードC1
の相関エネルギーE31と、第2の基地局42からのコ
ードC2の相関エネルギーE32との比がR1<E31
/E32<R2を満たすほどであるときでも、上記第2
の基地局42からの信号S2の同相成分DI2及び直交
成分DQ2に対する第1の基地局41のコードC1の相
関エネルギーE31’と、第1の基地局41からのコー
ドC2の相関エネルギーE32’との比が、ステップS
13による判断でR1<E31’/E32’<R2を満
足しなければ、上記基地局から送信される信号は有効で
はなく、相関エネルギーE31’と相関エネルギーE3
2’は誤ったものであると判断される。したがって、こ
の同期検出装置2では、誤った検出結果である相関エネ
ルギーE31’と相関エネルギーE32’をメモリ22
に記録することがない。
【0049】以上のように、一つのパスに含まれるコー
ドC1,C2に対する相関エネルギーEa,Ebを同時
に求めてそれらが正しいか否かを判断手段で判断する
(ステップS13)ことにより、上記図13に示した状
況下でも、図5の相関エネルギーE31’と相関エネル
ギーE32’は、E31’/E32’<R1又はE3
1’/E32’>R2となり、上記基地局から送信され
た信号は有効ではなく、その相関エネルギーは誤った相
関エネルギーであると認識し、メモリに保存せず、誤検
出を回避することができる。
【0050】次ぎに、上記同期検出装置の詳細な他の動
作について図7を用いて説明する。上記図2において、
比較部21が端子29から入力される閾値Thを用い、
この閾値Thを相関エネルギーEa及び/又はEbが越
え、さらにR1<Ea/Eb<R2を満足したときに、
上記基地局から送信される信号が有効であると判断し、
その相関エネルギーが正しいとする動作である。
【0051】ステップS21,ステップS22,ステッ
プS24及びステップS25の処理は、上記図6に示し
たステップS11,ステップS12,ステップS13及
びステップS14と同様であるが上記ステップS22と
ステップS24の間にステップS23が入り、上記閾値
Thを相関エネルギーEa及び/又はEbが越えたとき
にステップS24に進んでいる。これにより、閾値Th
を相関エネルギーEa及び/又はEbが越え、さらにR
1<Ea/Eb<R2が満足されたときに、上記基地局
から送信された信号が有効であると判断し、その相関エ
ネルギーが正しいとされる。このようにすれば、より厳
密に相関エネルギーの確かさを判断することができる。
【0052】また、図示は省略するが、上記図6のステ
ップS13の代わりに、相関エネルギーEaを基に相関
エネルギーEbに対する閾値Thを設定し、相関エネル
ギーEbがこの閾値Thを超えるか否かを判定して前記
基地局から受信した信号が有効であるか否かを判断して
もよい。
【0053】なお、上記図6のフローチャート及び図7
のフローチャートに示した一連の同期検出処理は、プロ
グラム化されてコンピュータシステムによって実行され
てもよい。この場合、ステップS14又はステップS2
5の後に、タイミング検出処理にてメモリから読み出し
た相関エネルギーとタイミング情報から拡散コードの送
信タイミング信号を検出できる。
【0054】また、上記コンピュータは、上記同期検出
プログラムのタイミング検出処理で検出された拡散コー
ドの送信タイミング信号を、復調処理にて用い、この送
信タイミング信号から拡散コードを得て、受信信号を復
調してもよい。これは、上記無線信号受信方法をプログ
ラム化したものをコンピュータシステムによって実行す
ることになる。
【0055】
【発明の効果】本発明によれば、受信した信号に対し
て、少なくとも2種類の疑似ランダム雑音コードに対す
る相関値を同時に求め、これらの比が想定される比とし
て設定された値とかけ離れていた場合、その相関値を誤
りとすることにより、同期信号の誤検出を低減させるこ
とができ、マルチパスのサーチやセルサーチの精度を向
上できるので、マルチパスのサーチやセルサーチの精度
を高めることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態となる無線信号受信装置の
構成を示すブロック図である。
【図2】上記無線信号受信装置に含まれる同期検出装置
の詳細な構成を示すブロック図である。
【図3】上記同期検出装置に含まれるマッチドフィルタ
の具体例を示す図である。
【図4】従来の携帯通信端末装置による同期検出方法を
示すフローチャートである。
【図5】上記図2に示した同期検出装置における比較部
での処理を説明するための特性図である。
【図6】上記図2に示した同期検出装置の詳細な動作を
説明するためのフローチャートである。
【図7】上記図2に示した同期検出装置の詳細な他の動
作を説明するためのフローチャートである。
【図8】DS−CDMA方式の拡散コードの同期方式を
説明するための図である。
【図9】第2同期コードパターンの具体例を示す図であ
る。
【図10】CDMA方式の携帯端末装置が採用している
ダイバシティRAKE方式の特徴を説明するための図で
ある。
【図11】ダイバシティRAKE方式における、異なる
パスの信号のエネルギー特性を示す図である。
【図12】ダイバシティRAKE方式の携帯通信装置の
受信動作を説明するための図である。
【図13】複数の基地局からのマルチパスの具体例を示
す図である。
【図14】マルチパスの誤検出の例を示す図である。
【符号の説明】
1 無線信号受信装置、2 同期検出装置、3 復調装
置、7 コントローラ、15 相関検出部、161,1
2 マッチドフィルタ、17 相関検出部、181,1
2 マッチドフィルタ、19,20 相関エネルギー
算出部、21 比較部、22 メモリ、23 タイミン
グ検出部、24 カウンタ、25 コード発生器
【手続補正書】
【提出日】平成12年8月8日(2000.8.8)
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】0034
【補正方法】変更
【補正内容】
【0034】 相関エネルギー算出部19は、マッチド
フィルタ161で検出された相関値DI・C1をA、マ
ッチドフィルタ181で検出された相関値DQ・C1を
Bとするとき、A2+B2を計算することにより相関エネ
ルギーEaを算出する。また、相関エネルギー算出部2
0は、マッチドフィルタ162からの相関値DI・C2
をA、マッチドフィルタ182からの相関値DQ・C2
をBとするとき、A2+B2を計算することにより相関エ
ネルギーEbを算出する。
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】図2
【補正方法】変更
【補正内容】
【図2】
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き Fターム(参考) 5K004 AA05 FA21 FE10 FG02 FG04 FH01 FH08 FJ18 FK17 5K022 EE01 EE13 EE33 EE36 5K047 AA04 AA11 BB01 BB05 CC01 DD01 DD02 GG27 GG34 HH15 JJ06 LL02 LL06 MM24 MM33 MM45 MM56 5K067 AA33 BB04 CC10 DD25 EE02 EE10

Claims (26)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 基地局から受信した信号と少なくとも2
    種類の疑似ランダム雑音コードとの相関値を求める相関
    検出手段と、 前記相関検出手段で求めた相関値のエネルギーを求める
    相関エネルギー算出手段と、 前記相関エネルギー算出手段で求められた相関エネルギ
    ーを基に前記基地局から受信した信号が有効であるか否
    かを判断する判断手段と、 前記判断手段で有効であると判断された信号を基に、前
    記基地局から送信されてくる拡散コードに対する同期タ
    イミングを検出するタイミング検出手段とを備える同期
    検出装置。
  2. 【請求項2】 前記判断手段は、前記相関エネルギー算
    出手段で求められた前記信号の同相成分及び直交成分に
    対する少なくとも2種類の疑似ランダム雑音コードの相
    関値のエネルギーの比が、任意に設定可能な下限値と上
    限値との間にあるか否かを判定して前記基地局から受信
    した信号が有効であるか否かを判断する請求項1記載の
    同期検出装置。
  3. 【請求項3】 前記判断手段は、前記それぞれの相関エ
    ネルギーの内のいずれかの相関エネルギー及び/又は他
    の相関エネルギーが所定の閾値を越えているときに、そ
    れらの相関エネルギーの比を基に、前記判定を行って前
    記基地局から受信した信号が有効であるか否かを判断す
    る請求項2記載の同期検出装置。
  4. 【請求項4】 前記判断手段は、前記それぞれの相関エ
    ネルギーの内のいずれかの相関エネルギーを基に他の相
    関エネルギーに対する閾値を設定し、他の相関エネルギ
    ーがこの閾値を超えるか否かを判定して前記基地局から
    受信した信号が有効であるか否かを判断する請求項1記
    載の同期検出装置。
  5. 【請求項5】 前記判断手段で有効であると判断された
    前記基地局から受信した信号の相関エネルギーにタイミ
    ング情報を付加して記録する記録部を備え、上記タイミ
    ング検出手段は上記記録部から読み出した前記相関エネ
    ルギーとタイミング情報から前記拡散コードに対する同
    期タイミングを検出する請求項1記載の同期検出装置。
  6. 【請求項6】 前記少なくとも2種類の疑似ランダム雑
    音コードは、それぞれ同期コードである請求項1記載の
    同期検出装置。
  7. 【請求項7】 前記それぞれの同期コードの内、一つは
    基地局共通の同期コードであり、他の一つは各基地局特
    有の同期コードである請求項6記載の同期検出装置。
  8. 【請求項8】 前記少なくとも2種類の疑似ランダム雑
    音コードは、基地局共通の同期コードと、パイロットチ
    ャネルの拡散コードである請求項1記載の同期検出装
    置。
  9. 【請求項9】 基地局から受信した信号と少なくとも2
    種類の疑似ランダム雑音コードとの相関値を求める相関
    検出工程と、 前記相関検出工程で求められた相関値のエネルギーを求
    める相関エネルギー算出工程と、 前記相関エネルギー算出工程で求められた相関エネルギ
    ーを基に前記基地局から受信した信号が有効であるか否
    かを判断する判断工程と、 前記判断工程で有効であると判断された信号を基に、前
    記基地局から送信されてくる拡散コードに対する同期タ
    イミングを検出するタイミング検出工程とを備える同期
    検出方法。
  10. 【請求項10】 前記判断工程は、前記相関エネルギー
    算出工程で求められた前記信号の同相成分及び直交成分
    に対する少なくとも2種類の疑似ランダム雑音コードの
    相関値のエネルギーの比が、任意に設定可能な下限値と
    上限値との間にあるか否かを判定して前記基地局から受
    信した信号が有効であるか否かを判断する請求項9記載
    の同期検出方法。
  11. 【請求項11】 前記判断工程は、前記それぞれの相関
    エネルギーの内のいずれかの相関エネルギー及び/又は
    他の相関エネルギーが所定の閾値を越えているときに、
    それらの相関エネルギーの比を基に、前記判定を行って
    前記基地局から受信した信号が有効であるか否かを判断
    する請求項10記載の同期検出方法。
  12. 【請求項12】 前記判断工程は、前記それぞれの相関
    エネルギーの内のいずれかの相関エネルギーを基に他の
    相関エネルギーに対する閾値を設定し、他の相関エネル
    ギーがこの閾値を超えるか否かを判定して前記基地局か
    ら受信した信号が有効であるか否かを判断する請求項9
    記載の同期検出方法。
  13. 【請求項13】 前記判断工程で有効であると判断され
    た前記基地局から受信した信号の相関エネルギーにタイ
    ミング情報を付加して記録部に記録しておき、上記タイ
    ミング検出工程は上記記録部から読み出した前記相関エ
    ネルギーとタイミング情報から前記拡散コードに対する
    同期タイミングを検出する請求項9記載の同期検出方
    法。
  14. 【請求項14】 基地局から受信した信号と少なくとも
    2種類の疑似ランダム雑音コードとの相関値を求める相
    関検出手段と、 前記相関検出手段で求めた相関値のエネルギーを求める
    相関エネルギー算出手段と、 前記相関エネルギー算出手段で求められた相関エネルギ
    ーを基に前記基地局から受信した信号が有効であるか否
    かを判断する判断手段と、 前記判断手段で有効であると判断された信号を基に、前
    記基地局から送信されてくる拡散コードに対する同期タ
    イミングを検出するタイミング検出手段と、 上記タイミング検出手段で検出した同期タイミングによ
    り得られる拡散コードを用い、上記基地局から複数経路
    を経て送信される信号を逆拡散し、この逆拡散した複数
    経路の信号をそれぞれの経路毎に復調してから合成して
    復調信号を出力する復調手段とを備える無線信号受信装
    置。
  15. 【請求項15】 前記判断手段は、前記相関エネルギー
    算出手段で求められた前記信号の同相成分及び直交成分
    に対する少なくとも2種類の疑似ランダム雑音コードの
    相関値のエネルギーの比が、任意に設定可能な下限値と
    上限値との間にあるか否かを判定して前記基地局から受
    信した信号が有効であるか否かを判断する請求項14記
    載の無線信号受信装置。
  16. 【請求項16】 前記判断手段は、前記それぞれの相関
    エネルギーの内のいずれかの相関エネルギー及び/又は
    他の相関エネルギーが所定の閾値を越えているときに、
    それらの相関エネルギーの比を基に、前記判定を行って
    前記基地局から受信した信号が有効であるか否かを判断
    する請求項15記載の無線信号受信装置。
  17. 【請求項17】 前記判断手段は、前記それぞれの相関
    エネルギーの内のいずれかの相関エネルギーを基に他の
    相関エネルギーに対する閾値を設定し、他の相関エネル
    ギーがこの閾値を超えるか否かを判定して前記基地局か
    ら受信した信号が有効であるか否かを判断する請求項1
    4記載の無線信号受信装置。
  18. 【請求項18】 前記判断手段で有効であると判断され
    た前記基地局から受信した信号の相関エネルギーにタイ
    ミング情報を付加して記録する記録部を備え、上記タイ
    ミング検出手段は上記記録部から読み出した前記相関エ
    ネルギーとタイミング情報から前記拡散コードに対する
    同期タイミングを検出する請求項14記載の無線信号受
    信装置。
  19. 【請求項19】 前記少なくとも2種類の疑似ランダム
    雑音コードは、それぞれ同期コードである請求項14記
    載の無線信号受信装置。
  20. 【請求項20】 前記それぞれの同期コードの内、一つ
    は基地局共通の同期コードであり、他の一つは各基地局
    特有の同期コードである請求項19記載の無線信号受信
    装置。
  21. 【請求項21】 前記少なくとも2種類の疑似ランダム
    雑音コードは、基地局共通の同期コードと、パイロット
    チャネルの拡散コードである請求項14記載の無線信号
    受信装置。
  22. 【請求項22】 基地局から受信した信号と少なくとも
    2種類の疑似ランダム雑音コードとの相関値を求める相
    関検出工程と、 前記相関検出工程で求められ相関値のエネルギーを求め
    る相関エネルギー算出工程と、 前記相関エネルギー算出手段で求められた相関エネルギ
    ーを基に前記基地局から受信した信号が有効であるか否
    かを判断する判断工程と、 前記判断工程で有効であると判断された信号を基に、前
    記基地局から送信されてくる拡散コードに対する同期タ
    イミングを検出するタイミング検出工程と、 上記タイミング検出工程で検出した同期タイミングに基
    づいて得た上記拡散コードを基に上記受信信号を復調す
    る復調工程とを備える無線信号受信方法。
  23. 【請求項23】 前記判断工程は、前記相関エネルギー
    算出工程で求められた前記信号の同相成分及び直交成分
    に対する少なくとも2種類の疑似ランダム雑音コードの
    相関値のエネルギーの比が、任意に設定可能な下限値と
    上限値との間にあるか否かを判定して上記基地局から受
    信した信号が有効であるか否かを判断する請求項22記
    載の無線信号受信方法。
  24. 【請求項24】 前記判断工程は、前記それぞれの相関
    エネルギーの内のいずれかの相関エネルギー及び/又は
    他の相関エネルギーが所定の閾値を越えているときに、
    それらの相関エネルギーの比を基に、前記判定を行って
    前記基地局から受信した信号が有効であるか否かを判断
    する請求項23記載の無線信号受信方法。
  25. 【請求項25】 前記判断工程は、前記それぞれの相関
    エネルギーの内のいずれかの相関エネルギーを基に他の
    相関エネルギーに対する閾値を設定し、他の相関エネル
    ギーがこの閾値を超えるか否かを判定して前記基地局か
    ら受信した信号が有効であるか否かを判断する請求項2
    2記載の無線信号受信方法。
  26. 【請求項26】 前記判断手段で有効であると判断され
    た前記基地局から受信した信号の相関エネルギーにタイ
    ミング情報を付加して記録部に記録しておき、上記タイ
    ミング検出工程は上記記録部から読み出した前記相関エ
    ネルギーとタイミング情報から前記拡散コードに対する
    同期タイミングを検出する請求項22記載の無線信号受
    信方法。
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