JP2007274287A - 画像入力装置、画像形成装置、および画像処理方法 - Google Patents

画像入力装置、画像形成装置、および画像処理方法 Download PDF

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Abstract

【課題】カラー原稿とモノクロ原稿とを少ない誤り率で判定し、特に、商用印刷された原稿だけでなくカラープリンタで印刷された原稿であっても、少ない誤り率でカラー原稿とモノクロ原稿とを判定することができる画像入力装置を提供する。
【解決手段】カラー画像を入力可能な画像入力手段と、入力される画像データの判定領域に含まれる画素毎に、カラー画素であるのかモノクロ画素であるのかをカラー要素に基づいて仮判定する画素仮判定手段と、カラー画素であると仮判定された各画素を含む所定のサイズの判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、連続性が有ると判定された場合に、その各画素がカラー画素であると本判定する画素本判定手段と、本判定された画素の数が、判定領域の総画素数に対して所定の比率以上の場合に判定領域の画像データはカラー画像であると判定する領域判定手段と、を備えたことを特徴とする。
【選択図】 図2

Description

本発明は、画像入力装置、画像形成装置、および画像処理方法に係り、特に、カラー原画像を読み取って入力する画像入力装置、画像形成装置、および画像処理方法に関する。
従来から、カラーコピー機等の画像形成装置では、読み取る原稿がカラー原稿であるのか、モノクロ原稿であるのかを自動的に判定する機能(以下、カラー判定機能という)を備えているものがある。
一般に、カラープリントはモノクロプリントに比べるとプリント時間も長く、また、インク代等の費用も高い。従って、ユーザが、カラー原稿をカラープリントで印刷したい場合に限って、ユーザの設定によってカラープリントを実行する形態が多い。
しかしながら、カラー原稿とモノクロ原稿が混在している多量の原稿をコピーするような場合には、いちいちユーザがカラープリントモードとモノクロプリントモードとを切換えて設定するのは面倒であり、時間もかかる。
そこで、カラー判定機能を用いて、コピーする原稿のカラー/モノクロの種別に応じて自動的にカラープリントモードとモノクロプリントモードとを切換えている。
特許文献1は、カラーコピー機等の画像形成装置における、上記のようなカラー判定機能に関する技術の1つを開示している。
特開平10−336466号公報
しかしながら、カラー判定機能は、100%正しい判定を行うとは限らない。モノクロ原稿をカラー原稿であると誤判定する場合もある。例えば、カラーコピー機等のスキャナ部では、R,G,Bの3原色のセンサを用いることが多いが、これらの3原色センサの感度のばらつきや、機体振動等の影響に起因する画素レベルの3原色の色ずれ等によって、モノクロ原稿をカラー原稿であると誤判定する場合がある。
そこで、例えば、大きな機械振動が生じるようなタイミングを意図的にはずしてカラー判定をする、或いは、判定に用いる閾値をカラーよりもモノクロ側に判定されやすく設定する、等の工夫がこれまでもなされ、このようなカラー誤判定は低減してきている。
ところが、近年、カラーコピー機やスキャナで読み取る原稿として、いわゆる商用印刷された原稿の他に、カラープリンタで印刷された原稿が増加してきている。カラープリンタで印刷された原稿はミクロ的に見た場合、プリンタの種類にも依存するが、一般に商用印刷された原稿に比べると、連続性の少ないドットでカラーデータが形成されている。
また、カラープリンタで印刷された原稿の中でも特にオフィス向けの原稿は、カラー部分の原稿全体に対する比率が小さなものが多く、また、カラーの色あいが比較的薄い場合が多い。
このため、従来の商用印刷された原稿に比べると、カラー判定における誤判定を起こしやすくなってきている。
本発明は、上記事情に鑑みてなされたもので、カラー原稿とモノクロ原稿とを少ない誤り率で判定し、特に、商用印刷された原稿だけでなくカラープリンタで印刷された原稿であっても、少ない誤り率でカラー原稿とモノクロ原稿とを判定することができる画像入力装置、画像形成装置、および画像処理方法を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、請求項1に記載したように、カラー画像を入力可能な画像入力手段と、前記画像入力手段から入力される画像データの判定領域に含まれる画素毎に、その画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを、前記画素を構成する複数のカラー要素に基づいて仮判定する画素仮判定手段と、カラー画素であると仮判定された前記各画素に対して、その各画素を含む所定のサイズの判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する画素本判定手段と、前記画素本判定手段によってカラー画素であると本判定された画素の数が、前記判定領域に含まれる総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記判定領域の画像データはカラー画像であると判定する領域判定手段と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る画像形成装置は、請求項10に記載したように、カラー画像を入力可能な画像入力手段と、前記画像入力手段から入力される画像データの判定領域に含まれる画素毎に、その画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを、前記画素を構成する複数のカラー要素に基づいて仮判定する画素仮判定手段と、カラー画素であると仮判定された各画素に対して、その各画素を含む所定のサイズの判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する画素本判定手段と、前記画素本判定手段によってカラー画素であると本判定された画素の数が、前記判定領域に含まれる総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記判定領域の画像データはカラー画像であると判定する、領域判定手段と、前記領域判定手段による判定結果に基づいて、前記判定領域の画像データをカラー又はモノクロでプリントするプリント手段と、を備えたことを特徴とする。
また、上記課題を解決するため、本発明に係る画像処理方法は、請求項19に記載したように、カラー画像又はモノクロ画像を入力する画像入力ステップと、入力された画像データの判定領域に含まれる画素毎に、その画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを、前記画素を構成する複数のカラー要素に基づいて仮判定する画素仮判定ステップと、カラー画素であると仮判定された各画素に対して、その各画素を含む所定のサイズの判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する画素本判定ステップと、前記画素本判定ステップにおいてカラー画素であると本判定された画素の数が、前記判定領域に含まれる総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記判定領域の画像データはカラー画像であると判定する、領域判定ステップと、を備えたことを特徴とする。
本発明に係る画像入力装置、画像形成装置、および画像処理方法によれば、カラー原稿とモノクロ原稿とを少ない誤り率で判定し、特に、商用印刷された原稿だけでなくカラープリンタで印刷された原稿であっても、少ない誤り率でカラー原稿とモノクロ原稿とを判定することができる。
本発明に係る画像入力装置、画像形成装置、および画像処理方法の実施形態について、添付図面を参照して説明する。
(1)画像形成装置(第1の実施形態)の構成
図1は、本発明の第1の実施形態に係る画像形成装置1のシステム構成例を示す図である。ここで、画像形成装置1は、例えば、カラーコピー装置やMFPと呼ばれているプリント機能を具備する装置である。
画像形成装置1は、カラー原稿やモノクロ原稿を読み取りデジタル画像データに変換する画像入力手段10、読み取った画像データに対して各種の画像処理を施す画像処理部20、画像処理された画像データをプリント(印刷)するプリント手段30、および読み取った画像データがカラー画像であるのかモノクロ画像であるのかを判定するカラー/モノクロ判定部40を備えて構成されている。
画像入力手段10は、所謂スキャナ部であり、光学的に原稿を読み取った画像信号を、デジタル量に変換して画像データとして出力するものである。
画像入力手段(スキャナ部)10は、例えば、光源と、光源を機械的に駆動する駆動部と、原稿からの反射光を光電変換するCCDセンサ(何れも図示を省略)を備えて構成されるものである。CCDセンサは、例えば、R、G、およびBの3原色に対応する3ラインCCDセンサであり、画像入力手段10からは、R信号、G信号、およびB信号の3原色信号がカラー要素を表す信号として出力される。
画像形成装置1は、さらに画像入力手段(外部インターフェース等)11を備える構成としても良い。この場合、画像入力手段11は、例えば、LANインターフェースであり、構内画像データサーバや、インターネットを介して各種の画像データを入力する手段である。また、画像入力手段11は、DVD等の記録媒体を介して画像データを入力する記録媒体再生装置として構成しても良い。
画像入力手段11から入力される画像データは、RGB表色系(sRGB規格に基づく3原色信号を含む)の他、C(Cyan)、M(Magenta)、Y(Yellow)の3色素によって表現される画像データ、CIE(国際照明委員会)が規定するXYZ表色系やCIELAB色空間(L、a、およびbの3次元直交座標で表現される色空間)で表現される画像データ等、種々のカラー要素による画像データの形態をとり得る。
画像入力手段10、或いは画像入力手段11から入力された画像データは、画像処理部20、およびカラー/モノクロ判定部40へ出力される。
画像処理部20では、入力された画像データに対して、フィルタリング処理、色変換処理、ガンマ補正処理等の各種の画像処理を行う。画像処理の具体的な内容は、処理する画像データがカラー画像である場合と、モノクロ画像である場合とで異なってくる。
このため、カラー/モノクロ判定部40で判定されるカラー/モノクロ識別情報を用いて画像処理内容を切換えている。一般にモノクロ画像に対する画像処理時間の方がカラー画像に対する画像処理時間に比べて少ない。従って、カラー/モノクロ判定部40において、処理対象画像がカラー画像ではなくモノクロ画像である、と予め判定されれば画像処理時間が短縮され、全体としてコピー時間が短縮される。
プリント手段(プリンタ部)30は、画像処理部20から出力される色素データ、例えば、C、M、Y、K信号を用いてプリント用紙に画像をプリントする。
この場合も、カラー画像とモノクロ画像とではプリント時間が大きく異なり、モノクロ画像の方がプリント時間は短い。従って、カラー/モノクロ判定部40において、処理対象画像がカラー画像ではなくモノクロ画像である、と予め判定されればプリント時間が短縮され、全体としてコピー時間が短縮されることになる。
本発明のポイントは、カラー/モノクロ判定部40の構成にある。従来から、カラー/モノクロ判定を自動的に行う機能は存在するが、判定対象は主に商用印刷された原稿を前提としたものであり、近時急速に普及してきているカラープリンタによって印刷された原稿に対しては、必ずしも適合していない。そこで、本発明に係るカラー/モノクロ判定部40では、カラープリンタによって印刷された原稿に対しても、カラー原稿とモノクロ原稿とを確実に(少ない誤り率で)判定することができるカラー/モノクロ判定を実現している。
図2は、本実施形態に係るカラー/モノクロ判定部40の細部構成例を示す図である。カラー/モノクロ判定部40は、画素仮判定手段41、画素本判定手段42、および領域判定手段43を備えて構成されている。
画素仮判定手段41は、画像入力手段10から入力される画像データの判定領域に含まれる画素毎に、その画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを、画素を構成する複数のカラー要素に基づいて仮判定する手段である。
ここで、画像データの判定領域とは、例えば、ページ単位の領域であり、A4サイズの原稿を画像入力手段10で読み取る場合には、A4原稿1枚単位の領域が判定領域となる。また、複数のカラー要素とは、例えば、R信号、G信号、およびB信号の3原色信号のことであり、画素毎の3原色信号に基づいて、その画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを仮判定する。
画素本判定手段42は、カラー画素であると仮判定された各画素に対して、その各画素を含む所定のサイズの判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、各画素と判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、各画素がカラー画素であると本判定する手段である。
また、領域判定手段43は、画素本判定手段によってカラー画素であると本判定された画素の数が、判定領域、例えば該当するページ領域、に含まれる総画素数に対して所定の比率以上の場合に、該当するページ毎の画像データはカラー画像であると判定する手段である。
領域判定手段43にて判定されたカラー/モノクロ識別情報は、画像処理部20、およびプリント手段30に出力され、カラー画像、モノクロ画像の夫々に適した画像処理或いはプリント処理が行われる。
(2)画像処理方法
図3は、本実施形態に係る画像処理方法、特に、カラー/モノクロ判定部40で行うカラー/モノクロ判定処理方法に関する処理の基本的な流れを示すフローチャートである。カラー/モノクロ判定処理は、大きくは、画像入力処理(ステップST1)、画素仮判定処理(ステップST2)、画素本判定処理(ステップST3)、および領域判定処理(ステップST4)を備えて構成されている。
まず、ステップST1で、カラー/モノクロ判定部40は画像データを入力する。入力する画像データは、例えばR信号、G信号、およびB信号の3原色信号である。
次に、画素仮判定処理(ステップST2)を画素毎に行う。
図4は、画素仮判定処理の細部処理例を示すフローチャートである。ステップST10では、画素毎に3原色相互間の差分の絶対値を求める。具体的には、R信号とG信号の差の絶対値ΔRG(=|R−G|)、G信号とB信号の差の絶対値ΔGB(=|G−B|)、およびB信号とR信号の差の絶対値ΔBR(=|B−R|)を画素毎に夫々算出する。
一般に、モノクロ画素(無彩色の画素)では、R信号、G信号、およびB信号の各振幅値は等しくなる。画素仮判定処理では、この原理を利用して、画素毎にその画素がモノクロ画素であるのか、或いはカラー画素であるのかを判定している。
具体的には、ステップST11で、R信号とG信号の差の絶対値ΔRGと所定の閾値TRGとの大小関係を判定している。また、ステップST12では、G信号とB信号の差の絶対値ΔGBと所定の閾値TGBとの大小関係を判定し、ステップST13では、B信号とR信号の差の絶対値ΔBRと所定の閾値TBRとの大小関係を判定している。
ΔRG、ΔGB、およびΔBRの少なくとも1つが所定の閾値よりも大きい場合には、該当する画素はカラー画素であると仮判定する(ステップST15)。
逆に、ΔRG、ΔGB、およびΔBRがいずれも所定の閾値よりも小さい場合には、R信号、G信号、およびB信号はほぼ同一振幅であり、該当する画素はモノクロ画素であると仮判定している(ステップST14)。
各閾値TRG、TGB、およびTBRは、同一の値でもよいが、夫々独立に設定する形態でも良い。また、各閾値TRG、TGB、およびTBRは、予め設定する形態の他、ユーザの操作によって変更することができるように構成しても良い。
ステップST16では、所定の判定対象領域に対する仮判定が総て終了したか否かを判定する。この場合の判定対象領域は、必ずしも最終的な判定領域(例えばページ単位の領域)と一致する必要はなく、判定領域よりも小さな領域に対して仮判定を行い、仮判定が終了した領域のデータを順次後段の画素本判定処理に引き渡すように構成してもよい。
所定の判定対象領域に対する仮判定が総て終了するまで、次の仮判定画素に対してステップST10からステップST16までの処理を行い、これを繰り返す(ステップST17)。所定の判定対象領域に対する仮判定が総て終了した場合は、所定の判定対象領域に対する画素仮判定処理を終了し、画素本判定処理(図3のステップST3)へ移行する。
図5は、画素仮判定処理が終了した段階での画像データの一例を示す図である。図5中、小さな正方形が画素を表しており、ハッチングで示した画素が仮判定されたカラー画素を表している。
通常の商用印刷では、カラー画素が密に連続している形態が一般的である。これに対して、カラープリンタによる印刷では、図5に例示したように、ミクロ的に画素を見ると例えば斜めの縞模様パターンのように、カラー画素のドットが不連続になっている。画素パターンの種類や画素の密度を変えることによって、カラー画像の中間的な階調を表現している。
カラープリンタの種類にもよるが、多くのカラープリンタでは、図5に示したような不連続なカラー画素によってカラー画像を表現している。このため、商用印刷物を前提とした従来のカラー/モノクロ判定処理では、不連続な領域(図5において、白くなっている領域)の影響を受け、カラー画像であるにもかかわらずモノクロ画像であると判定するといった誤判定の可能性があった。
そこで、本実施形態に係るカラー/モノクロ判定処理では、画素本判定処理においてカラー画素の連続性判定を加味した判定方法を採用することで、上記の誤判定を低減する形態としている。
図6は、本実施形態に係る画素本判定処理の一例を示す詳細フローチャートである。また、図7および図8は、画素本判定処理の内容を模式的に説明する図である。
本実施形態に係る画素本判定処理では、判定ウィンドウWmと被判定画素選択セルEcとを用いて本判定を行う形態としている。
まず、ステップST20で、被判定画素Pcを含む判定ウィンドウWm内のカラー画素(カラー画素であると仮判定された画素)の数をカウントし、これをウィンドウ内カラー画素数Nc1とする。
図7に示したように、判定ウィンドウWmの大きさはm×nピクセルの大きさであり、図7の例示では、8×6ピクセルの大きさである。
また、被判定画素選択セルEcは、判定ウィンドウWmの内部の所定の位置に固定的に設けられるものであり、被判定画素選択セルEcによって本判定するカラー画素(被判定画素Pc)を選択する。判定ウィンドウWm、および被判定画素選択セルEcの相互の位置関係は固定であるが、図7の位置関係に限定されるものではない。被判定画素選択セルEcが判定ウィンドウWmに包含されるという条件が成立する限りは、図7以外の位置関係であってもよい。
この判定ウィンドウWmと被判定画素選択セルEcとを画像データDに当てはめ、被判定画素Pcがカラー画素であるか否かを本判定する。なお、判定領域Aは、例えばページ単位の領域(原稿1枚分の領域)であり、判定領域Aがカラー画像であるのかモノクロ画像であるのかを、画像データDの判定領域A毎に判定する対象となる領域である。
次に、ステップST21(図6参照)では、判定ウィンドウ内全画素数NT1と判定ウィンドウ内カラー画素数Nc1との比R1を求める(R1=Nc1/NT1)。
図7の例示では、判定ウィンドウ内全画素数NT1は、48画素であり、仮判定された判定ウィンドウ内カラー画素数Nc1は、被判定画素Pcを含めて23画素である。従って、比R1は約0.48(約48%)である(R1=23/48≒0.48)。
次に、ステップST22では、比R1と所定の閾値T1との大小判定を行い、比R1が所定の閾値T1以上の場合は、被判定画素Pcはカラー画素であると本判定する(ステップST23)。
一方、比R1が所定の閾値T1よりも小さい場合は、仮判定を棄却し、被判定画素Pcはカラー画素ではないと本判定する(ステップST24)。
例えば、閾値T1を0.45(45%)と設定すると、図7の例では、被判定画素Pcはカラー画素であると本判定されることになる。
従来、商用印刷を前提としたカラー/モノクロ判定処理では、例えば判定ウィンドウWm内の全画素(100%)がカラー画素の場合に、被判定画素Pcをカラー画素であると本判定する形態が通常用いられていた。これに対して、本実施形態に係るカラー/モノクロ判定処理では、閾値T1を適宜設定することにより、カラー画素の連続性(判定ウィンドウWm内のカラー画素の密度)を加味した判定を可能としている。この結果、カラープリンタでプリントした不連続なカラー画像であっても、低い誤判定率でカラー画素の本判定を行うことができる。
また、閾値T1は、ユーザの設定等によって変更することができるように構成しても良い。閾値T1を変更することで、カラープリンタの種類によってカラー画素の密度が異なる場合であっても、より適切な本判定が可能となる。
ステップST25では、判定対象領域の画素の本判定が総て終了したか否かを判定する。この場合の判定対象領域は、例えば、判定領域Aである。
本判定すべき被判定画素Pcが残っている限り、判定ウィンドウWm(および被判定画素選択セルEc)を順次更新し、被判定画素Pcに対して本判定を行っていく。
図8(a)ないし(c)は、判定ウィンドウWm(および被判定画素選択セルEc)を横方向に順次シフトしながら、被判定画素Pcに対して本判定を行っている様子を模式的に示したものである。
図8(d)は、判定領域Aの総てのカラー画素に対して本判定を行い、その結果、カラー画素であると本判定された画素を濃いハッチングで示したものである。図8(d)は、仮判定カラー画素の総てが、本判定においてもカラー画素であると判定された場合の例を示している。
画素本判定処理が終了すると、領域判定処理を行う。領域判定処理では、画素毎に本判定された結果に基づいて、判定領域A毎(例えば、ページ毎)にカラー/モノクロの判定を行う。
図9は、領域判定処理の一例を示す細部フローチャートである。
領域判定処理では、最初に、判定領域A内でカラー画素であると本判定された画素の数NC3をカウントする(ステップST30)。
次に、NC3と判定領域A内の全画素数NT3との比Rを求める(R=NC3/NT3)(ステップST31)。
さらに、NC3と判定領域A内の全画素数NT3との比Rと所定の閾値T3との大小判定を行い(ステップST32)、比Rが所定の閾値T3以上の場合は、該当する判定領域A(例えば該当ページ)は、カラー画像であると判定する(ステップST33)。
他方、比Rが所定の閾値T3よりも小さい場合は、該当する判定領域A(例えば該当ページ)は、モノクロ画像であると判定する(ステップST34)。
領域判定処理における閾値T3も、ユーザの設定によって変更することができるように構成してもよい。例えば、書類の一部に押印された朱印のカラープリントを要望する場合には、閾値T3を比較的小さな値、例えば約数%に設定すればよい。一方、書類の半分以上の領域にカラー写真があるような場合に限ってカラープリントを要望するような場合には、閾値T3を比較的大きな値、例えば約50%に設定すればよい。
以上説明したように、第1の実施形態に係る画像形成装置1によれば、カラープリンタで印刷した原稿のようにカラー画素が不連続な原稿であっても、少ない誤り率でカラー原稿とモノクロ原稿とを判定することができる。また、判定に用いる閾値T1、T3をユーザが変更できるように構成することで、カラープリンタの種類等に応じたきめ細かな判定を実現することができる。
なお、上記の説明では、画像入力手段(プリンタ部)10から入力される画像データはRGBの3原色であるとして説明したが、LAN等の電気通信回線から画像入力手段11を介して入力される画像データはRGBの3原色以外にも存在する。
例えば、CMYの3色素によって表現された画像データの場合がある。この場合には、RGBの3原色と同様に、CMYの3色素の強度が相互にほぼ同じであれば、モノクロ画素であると判定することができる。
また、画像入力手段11から入力されるカラー画像が、L信号、a信号、およびb信号の3要素で表現されている場合には、a信号の絶対値、およびb信号の絶対値を用いて判定画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを判定することができる。a信号の絶対値、およびb信号の絶対値がゼロに近づくほど、そのカラー画像は無彩色(モノクロ)に近づくからである。
(3)画像形成装置(第2の実施形態)の構成
図10は、第2の実施形態に係るカラー/モノクロ判定部40aの構成例を示す図である。第1の実施形態に係るカラー/モノクロ判定部40(図2参照)との相違点は、画素本判定手段42aにおいて、判定ウィンドウWmに加えて補助判定ウィンドウWaを用いている点にある。
図11は、第2の実施形態に係るカラー/モノクロ判定部40aで行う画素本判定処理(2)の細部フローチャートの一例を示す図である。また、図12は、第2の実施形態に係る画素本判定処理(2)の内容を模式的に説明する図である。
第1の実施形態に係る画素本判定処理との相違点は、補助判定ウィンドウWaを用いた処理(ステップST200乃至ステップST202)が付加されている点である。その他の処理は第1の実施形態に係る画素本判定処理と同じであるため、同じステップ番号を付して説明を省略する。
補助判定ウィンドウWaは、図12に例示したように、判定ウィンドウWmの内部に設けられるp×qピクセルの小さなウィンドウであり、例えば、4×4ピクセルの大きさのウィンドウである。被判定画素選択セルEcは、補助判定ウィンドウWaの内部に設けられている。判定ウィンドウWm、補助判定ウィンドウWa、および被判定画素選択セルEcの相互の位置関係は固定であるが、図12の位置関係に限定されるものではない。被判定画素選択セルEcが補助判定ウィンドウWaに包含され、補助判定ウィンドウWaが判定ウィンドウWmに包含されるという条件が成立する限りは、図12以外の位置関係であってもよい。
補助判定ウィンドウWaの主な目的は、孤立したカラー画素による誤判定を低減する事にある。例えば、モノクロ画像を3CCDセンサで読み取る場合に、駆動による振動等によって3CCDセンサのアライメントが瞬間的なずれを生じる場合がある。このような微妙なずれが発生した場合、本来モノクロ画像に対しては同一強度のRGB信号が得られるはずのところが、部分的に異なった強度のRGB信号となり、カラー画素の孤立したノイズとして現れてくることになる。補助判定ウィンドウWaの主な目的は、この孤立したカラー画素ノイズを除去することである。
まず、ステップST200で、被判定画素Pcを含む補助判定ウィンドウWa内のカラー画素(カラー画素であると仮判定された画素)の数をカウントし、これを補助判定ウィンドウ内カラー画素数Nc2とする。図12(a)の場合、Nc2は3(画素)である。
次に、ステップST201では、補助判定ウィンドウWa内全画素数NT2と補助判定ウィンドウ内カラー画素数Nc2との比R2を求める(R2=Nc2/NT2)。
図12(a)の例示では、補助判定ウィンドウWa内全画素数NT2は、4画素であり、仮判定されたウィンドウ内カラー画素数Nc2は、被判定画素Pcを含めて3画素である。従って、比R2は0.75(75%)である(R2=3/4=0.75)。
次に、ステップST202では、比R2と所定の閾値T2との大小判定を行い、比R2が所定の閾値T2以上の場合は、ステップST20の判定ウィンドウWmを用いた本判定処理に進む。
一方、比R2が所定の閾値T2よりも小さい場合は、仮判定を棄却し、被判定画素Pcはカラー画素ではないと本判定する(ステップST24)。
ここで、例えば、閾値T2を0.70(70%)と設定すると、図12(a)の例では、被判定画素Pcはカラー画素であると本判定されることになる。
他方、図12(b)の場合には、被判定画素Pcは孤立しており、Nc2は1(画素)である。従って、補助判定ウィンドウWa内全画素数NT2と補助判定ウィンドウ内カラー画素数Nc2との比R2は、0.25(25%)となる(R2=1/4=0.25)。この結果、ステップST202の判定では、被判定画素Pcの仮判定は棄却され、被判定画素Pcはカラー画素ではないという本判定となる。
前述したように、図12(b)のような孤立したカラー画素は、モノクロ画素を誤ってカラー画素であると仮判定した可能性が高い、即ちノイズである可能性が高いものである。第2の実施形態に係るカラー/モノクロ判定処理によれば、第1の実施形態に係る効果に加えて、孤立したノイズ成分による誤判定を防止することが可能となり、さらに信頼性の高いカラー/モノクロ判定処理を実現することができる。
(4)画像入力装置
図13は、本発明に係る画像入力装置2の構成例を示す図である。ここまでは、プリント手段30を備える画像形成装置1に、カラー/モノクロ判定処理を適用した形態について説明してきた。本発明に係るカラー/モノクロ判定処理は、プリント手段30を有しない、所謂スキャナ装置(画像入力装置2)に対しても当然適用できる。
画像入力装置2は、例えば、画像入力手段(スキャナ部)10、画像処理部20a、画像データ出力部(インターフェース)50、およびカラー/モノクロ判定部40を備えて構成されるものである。
画像データ出力部(インターフェース)50では、画像入力手段10によって入力された画像データに対して適宜の画像処理を行った後、外部装置、例えばパーソナルコンピュータ等にLAN等を介して出力する。
この際、画像データがカラー画像である場合とモノクロ画像である場合とでは、通信データ量が大きく異なり、モノクロ画像の方が当然データ量も少ない。また、伝送速度の観点からもモノクロ画像の方が高速の伝送速度を実現できる。
従って、画像入力手段10から入力される画像データを、カラー/モノクロ判定部40にて判定し、判定したカラー/モノクロ識別情報に基づいて伝送フォーマットや伝送方式を画像データ出力部(インターフェース)50が適切に選択することによって、モノクロ画像をカラー画像の伝送フォーマットで伝送するといった非効率な伝送を排除することができる。
この場合においても、既に説明した本実施形態に係るカラー/モノクロ判定処理を行うことによって、カラープリンタで印刷した原稿のようにカラー画素が不連続な原稿であっても、少ない誤り率でカラー原稿とモノクロ原稿とを判定することができる。
なお、本発明は上記の各実施形態そのままに限定されるものではなく、実施段階ではその要旨を逸脱しない範囲で構成要素を変形して具体化できる。また、上記各実施形態に開示されている複数の構成要素の適宜な組み合わせにより、種々の発明を形成できる。例えば、画像形成装置1に、画像入力装置2の画像データ出力部50(インターフェース)を付加し、画像形成装置1をスキャナとして機能させる形態でもよい。このように各実施形態に示される全構成要素から幾つかの構成要素を削除してもよし、また、異なる実施形態にわたる構成要素を適宜組み合わせても良い。
本発明に係る画像形成装置の一実施形態の構成例を示す図。 第1の実施形態に係る画像形成装置のカラー/モノクロ判定部の構成例を示す図。 第1の実施形態に係る画像形成装置のカラー/モノクロ判定処理の一例を示す全体フローチャート。 第1の実施形態に係る画像形成装置の画素仮判定処理の一例を示す細部フローチャート。 第1の実施形態に係る画像形成装置の画素仮判定処理の動作例を説明する図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の画素本判定処理の一例を示す細部フローチャート。 第1の実施形態に係る画像形成装置の画素本判定処理の動作例を説明する第1の図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の画素本判定処理の動作例を説明する第2の図。 第1の実施形態に係る画像形成装置の領域判定処理の一例を示す細部フローチャート。 第2の実施形態に係る画像形成装置のカラー/モノクロ判定部の構成例を示す図。 第2の実施形態に係る画像形成装置の画素本判定処理の一例を示す細部フローチャート。 第2の実施形態に係る画像形成装置の画素本判定処理の動作例を説明する図。 本発明に係る画像入力装置の一実施形態の構成例を示す図。
符号の説明
1 画像形成装置
2 画像入力装置
10 画像入力手段(スキャナ部)
11 画像入力手段(外部インターフェース等)
20、20a 画像処理部
30 プリント手段(プリンタ部)
40 カラー/モノクロ判定部
41 画素仮判定手段
42 画素本判定手段
43 領域判定手段
Ec 被判定画素選択セル
Pc 被判定画素
Wm 判定ウィンドウ
Wa 補助判定ウィンドウ

Claims (27)

  1. カラー画像を入力可能な画像入力手段と、
    前記画像入力手段から入力される画像データの判定領域に含まれる画素毎に、その画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを、前記画素を構成する複数のカラー要素に基づいて仮判定する画素仮判定手段と、
    カラー画素であると仮判定された前記各画素に対して、その各画素を含む所定のサイズの判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する画素本判定手段と、
    前記画素本判定手段によってカラー画素であると本判定された画素の数が、前記判定領域に含まれる総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記判定領域の画像データはカラー画像であると判定する、領域判定手段と、
    を備えたことを特徴とする画像入力装置。
  2. 前記複数のカラー要素は、R信号、G信号、およびB信号の3原色信号であり、
    前記画素仮判定手段は、R信号とG信号との差分の絶対値、G信号とB信号との差分の絶対値、およびB信号とR信号との差分の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  3. 前記画素仮判定手段は、
    前記3つの差分の絶対値を用いた仮判定において、それぞれ異なる閾値を設定できるように構成されることを特徴とする請求項2に記載の画像入力装置。
  4. 前記閾値は、ユーザによって変更することができるように構成されたことを特徴とする請求項2に記載の画像入力装置。
  5. 前記複数のカラー要素は、C信号、M信号、およびY信号の3信号であり、
    前記画素仮判定手段は、C信号とM信号との差分の絶対値、M信号とY信号との差分の絶対値、およびY信号とC信号との差分の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  6. 前記複数のカラー要素は、L信号、a信号、およびb信号の3要素であり、
    前記画素仮判定手段は、a信号の絶対値、およびb信号の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  7. 前記画素本判定手段は、
    前記所定のサイズの判定ウィンドウに存在するカラー画素の数が、前記判定ウィンドウ内の総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  8. 前記画素本判定手段は、
    カラー画素であると仮判定された各画素に対して、前記判定ウィンドウの内側に設けられ、前記各画素を含む補助判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記補助判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定され、かつ、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する、
    ことを特徴とする請求項1に記載の画像入力装置。
  9. 前記画素本判定手段は、
    前記補助判定ウィンドウに存在するカラー画素の数が、前記判定ウィンドウ内の総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記各画素と前記補助判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定する、
    ことを特徴とする請求項8に記載の画像入力装置。
  10. カラー画像を入力可能な画像入力手段と、
    前記画像入力手段から入力される画像データの判定領域に含まれる画素毎に、その画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを、前記画素を構成する複数のカラー要素に基づいて仮判定する画素仮判定手段と、
    カラー画素であると仮判定された各画素に対して、その各画素を含む所定のサイズの判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する画素本判定手段と、
    前記画素本判定手段によってカラー画素であると本判定された画素の数が、前記判定領域に含まれる総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記判定領域の画像データはカラー画像であると判定する、領域判定手段と、
    前記領域判定手段による判定結果に基づいて、前記判定領域の画像データをカラー又はモノクロでプリントするプリント手段と、
    を備えたことを特徴とする画像形成装置。
  11. 前記複数のカラー要素は、R信号、G信号、およびB信号の3原色信号であり、
    前記画素仮判定手段は、R信号とG信号との差分の絶対値、G信号とB信号との差分の絶対値、およびB信号とR信号との差分の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  12. 前記画素仮判定手段は、
    前記3つの差分の絶対値を用いた仮判定において、それぞれ異なる閾値を設定できるように構成されることを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  13. 前記閾値は、ユーザによって変更することができるように構成されたことを特徴とする請求項11に記載の画像形成装置。
  14. 前記複数のカラー要素は、C信号、M信号、およびY信号の3信号であり、
    前記画素仮判定手段は、C信号とM信号との差分の絶対値、M信号とY信号との差分の絶対値、およびY信号とC信号との差分の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  15. 前記複数のカラー要素は、L信号、a信号、およびb信号の3要素であり、
    前記画素仮判定手段は、a信号の絶対値、およびb信号の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  16. 前記画素本判定手段は、
    前記所定のサイズの判定ウィンドウに存在するカラー画素の数が、前記判定ウィンドウ内の総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  17. 前記画素本判定手段は、
    カラー画素であると仮判定された各画素に対して、前記判定ウィンドウの内側に設けられ、前記各画素を含む補助判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記補助判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定され、かつ、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する、
    ことを特徴とする請求項10に記載の画像形成装置。
  18. 前記画素本判定手段は、
    前記補助判定ウィンドウに存在するカラー画素の数が、前記判定ウィンドウ内の総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記各画素と前記補助判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定する、
    ことを特徴とする請求項17に記載の画像形成装置。
  19. カラー画像又はモノクロ画像を入力する画像入力ステップと、
    入力された画像データの判定領域に含まれる画素毎に、その画素がカラー画素であるのかモノクロ画素であるのかを、前記画素を構成する複数のカラー要素に基づいて仮判定する画素仮判定ステップと、
    カラー画素であると仮判定された各画素に対して、その各画素を含む所定のサイズの判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する画素本判定ステップと、
    前記画素本判定ステップにおいてカラー画素であると本判定された画素の数が、前記判定領域に含まれる総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記判定領域の画像データはカラー画像であると判定する、領域判定ステップと、
    を備えたことを特徴とする画像処理方法。
  20. 前記複数のカラー要素は、R信号、G信号、およびB信号の3原色信号であり、
    前記画素仮判定ステップは、R信号とG信号との差分の絶対値、G信号とB信号との差分の絶対値、およびB信号とR信号との差分の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  21. 前記画素仮判定ステップは、
    前記3つの差分の絶対値を用いた仮判定において、それぞれ異なる閾値を設定できるように構成されることを特徴とする請求項20に記載の画像処理方法。
  22. 前記閾値は、ユーザによって変更することができるように構成されたことを特徴とする請求項20に記載の画像処理方法。
  23. 前記複数のカラー要素は、C信号、M信号、およびY信号の3信号であり、
    前記画素仮判定ステップは、C信号とM信号との差分の絶対値、M信号とY信号との差分の絶対値、およびY信号とC信号との差分の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  24. 前記複数のカラー要素は、L信号、a信号、およびb信号の3要素であり、
    前記画素仮判定ステップは、a信号の絶対値、およびb信号の絶対値の少なくとも1つが、所定の閾値以上であるときに、前記画素がカラー画素であると仮判定する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  25. 前記画素本判定ステップは、
    前記所定のサイズの判定ウィンドウに存在するカラー画素の数が、前記判定ウィンドウ内の総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  26. 前記画素本判定ステップは、
    カラー画素であると仮判定された各画素に対して、前記判定ウィンドウの内側に設けられ、前記各画素を含む補助判定ウィンドウに存在する他のカラー画素との連続性を判定し、前記各画素と前記補助判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定され、かつ、前記各画素と前記判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定された場合に、前記各画素がカラー画素であると本判定する、
    ことを特徴とする請求項19に記載の画像処理方法。
  27. 前記画素本判定ステップは、
    前記補助判定ウィンドウに存在するカラー画素の数が、前記判定ウィンドウ内の総画素数に対して所定の比率以上の場合に、前記各画素と前記補助判定ウィンドウ内の他のカラー画素との連続性が有ると判定する、
    ことを特徴とする請求項26に記載の画像処理方法。
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