JP2007273588A - 半導体装置の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】本発明はイオン注入により不純物領域を形成する工程を含む半導体装置の製造方法に関し、微細な不純物領域の形成を容易にすることができると共にイオン注入毎に膜除去を行う必要がなく工数の削減を図ることを課題とする。
【解決手段】シリコン基板10に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、前記シリコン基板10上にイオン注入防止材料膜20を形成する工程と、このイオン注入防止材料膜20上にホトレジスト14を形成する工程と、イオン注入箇所が開口するようにホトレジスト14をパターニングする工程と、前記イオン注入箇所のイオン注入防止材料膜20をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、前記シリコン基板10に前記ホトレジスト14及びイオン注入防止材料膜20をマスクとしてイオン注入を行う工程とを有する。
【選択図】図3

Description

本発明は半導体装置の製造方法に係り、特にイオン注入により不純物領域を形成する工程を含む半導体装置の製造方法に関するものである。
従来では、イオン注入防止材料膜としてホトレジストが使用されている。イオン注入を行う箇所が開口するようにホトレジストをホトリソグラフィーによりパターニングして、イオン注入により不純物領域を形成する。また、他のイオン注入防止材料膜としてはタングステン、チタンなどの金属材料、窒化シリコン、酸化シリコンなどのシリコン化合物、の使用が提案されている(特許文献1参照)。
図1及び図2は、従来の一例であるイオン注入防止材料膜(半導体装置の製造方法)を用いたイオン注入方法を示している。図1(A)は、素子分離2が形成されると共に、その上面に犠牲酸化膜3が形成されたシリコン基板1を示している。このシリコン基板1の上面には、図1(B)に示すように、イオン注入防止材料膜としてホトレジスト4が形成される。従来では、このホトレジスト4は、500〜2000nmの膜厚で形成されていた。
続いて、図1(C)に示すように、ホトレジスト4のイオン注入を行う箇所に開口部5が形成されるようホトレジスト4をホトリソグラフィーによりパターニングする。そして、図1(D)に示すようにイオン注入を行うことにより、ホトレジスト4の開口部5と対向する位置に不純物領域6を形成する。
一方、図2(A)は、素子分離2が形成されると共に、その上面に犠牲酸化膜3及びイオン注入防止材料膜としての金属膜7が積層されたシリコン基板1を示している。金属膜7はタングステン,チタンなどの金属材料よりなるが、窒化シリコン,酸化シリコンなどのシリコン化合物を非金属材料を用いることも可能である。
このシリコン基板1の上面には、図2(B)に示すように、ホトレジスト4が形成される。続いて、図2(C)に示すように、ホトレジスト4のイオン注入を行う箇所に開口部5が形成されるようホトレジスト4をホトリソグラフィーによりパターニングする。続いて図2(D)に示すように、金属膜7のイオン注入を行う箇所にホトレジスト4をマスクとして開口部8を形成する。そして、図2(E)に示すようにイオン注入を行うことにより、金属膜7の開口部8と対向する位置に不純物領域6を形成する。
特開平03−023638号公報
しかしながら、従来のイオン注入方法では、次のような問題があった。例えば、イオン注入深さを必要とする高エネルギー注入において、図1に示すようなホトレジスト4のみを不純物注入防止膜として用いた場合、ホトレジスト4の膜厚を厚くしなければならない。また、近年では半導体集積回路の集積度を大きくする必要があり、このためには活性領域を縮小する必要がある。よって、ホトレジスト4をパターニングする際、開口部5のアスペクト比が大きくなり、ホトリソグラフィーによるシリコン基板1上への転写難度が大きく、不純物領域及び深さの精度の低下を招くという問題点が生じる。
一方、図2を用いて説明したイオン注入防止材料膜として、タングステン,チタンなどの金属材料よりなる金属膜7を使用した場合には、金属材料とシリコン化合物の膨張係数の差によりシリコンウエハに欠陥が生じるおそれがある。
これに対し、金属膜7に代えて窒化シリコン,酸化シリコンなどのシリコン化合物を用いた場合にはこのような欠陥は発生しないが、イオン注入のたびに膜除去を行う必要があり工数が増加してしまう。また、膜除去するときにシリコン基板1の表面に損傷を与えて所望の素子の特性を得られないおそれもある。
本発明は上記の点に鑑みてなされたものであり、微細な不純物領域の形成を容易にすることができると共にイオン注入毎に膜除去を行う必要がなく工数の削減を図りうる半導体装置の製造方法を提供することを目的とする。
上記の課題を解決するために本発明では、次に述べる各手段を講じたことを特徴とするものである。
請求項1記載の発明は、
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上にホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所が開口するように前記ホトレジストをパターニングする工程と、
前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とするものである。
また、請求項2記載の発明は、
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、
前記エッチングストッパ膜上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上にホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所が開口するように前記ホトレジストをパターニングする工程と、
前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜を前記エッチングストッパ膜が露出するまで除去する工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とするものである。
また、請求項3記載の発明は、
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第1のホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所が開口するように前記第1のホトレジストをパターニングする工程と、
前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
前記第1のホトレジストを除去する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第2のホトレジストを形成する工程と、
前記イオン注入箇所が開口するように前記第2のホトレジストをパターニングする工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とするものである。
また、請求項4記載の発明は、
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第1のホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所よりも広く開口するように前記第1のホトレジストをパターニングする工程と、
前記第1のホトレジストをマスクとして前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
前記第1のホトレジストを除去する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第2のホトレジストを形成する工程と、
前記イオン注入箇所が開口するように前記第2のホトレジストをパターニングする工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とするものである。
また、請求項5記載の発明は、
請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法において、
前記基板は、予め段差部が形成されたイオン注入防止材料膜が形成されていることを特徴とするものである。
本発明によれば、ホトレジストの膜厚を薄くすることができるので、イオン注入防止材料膜を精度良く形成することができる。また、イオン注入毎に下地イオン注入防止材料膜除去を行う必要がないため少ない工数でイオン注入を行うことができる。また、イオン注入防止材料膜の膜厚を任意に変化させることができるため、一度のイオン注入で異なる深さの不純物領域を形成することができる。更に、ウエハ表面を露出することなく複数のイオン注入を行うことができるため、ウエハ表面に損傷を与えて素子の特性を悪化させない。
次に、本発明を実施するための最良の形態について図面と共に説明する。
図3は、本発明の第1実施例である半導体装置の製造方法を示している。尚、以下説明する各実施例では、半導体装置の製造方法の内、シリコン基板10の所定位置にイオン注入することによりN型ウェル16(N型不純物領域)或いはP型ウェル26(P型不純物領域)を形成するイオン注入方法について説明するものとする。
第1実施例に係るイオン注入方法では、先ず公知の技術を用いてシリコン基板10に各トランジスタを分離するための溝型素子分離12を形成する。続いて、素子分離12が形成されたシリコン基板10の上面に、5〜20nm程度の膜厚を有した犠牲酸化膜(図示せず)を形成する。更に、犠牲酸化膜の上面に、イオン注入防止材料膜20として機能する酸化シリコン膜を500〜1000nm程度の厚さで堆積する。このイオン注入防止材料膜20は、表面保護膜としても機能する。図3(A)は、イオン注入防止材料膜20が形成されたシリコン基板10を示している。尚、犠牲酸化膜13の形成は省略してもよい。
続いて、シリコン基板10に形成されたイオン注入防止材料膜20の上面に、ホトレジスト14を200〜500nm程度の膜厚で形成する。このホトレジスト14は、後述するイオン注入防止材料膜20のエッチング時においてはエッチングマスクとして機能し、またN型ウェル16を注入するときにおいてはイオン注入を防止する機能を奏する。
続いて、図3(C)に示すように、ホトレジスト14のイオン注入を行う箇所に開口部15が形成されるよう、ホトレジスト14をホトリソグラフィーによりパターニングする。次に、開口部15が形成されたホトレジスト14をマスクとして、イオン注入防止材料膜20をイオン注入に適した膜厚までエッチングにより除去する。
このエッチング方法としては、例えばフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチング、または例えば弗酸を用いたウェットエッチングを用いることができる。また、本実施例では、N型ウェル16が形成される箇所のイオン注入防止材料膜20の膜厚が、5〜100nm程度の膜厚になるまでエッチングで除去される。これにより、図3(D)に示すように、イオン注入防止材料膜20のイオン注入を行う箇所に開口部18が形成される。
上記のようにホトレジスト14に開口部15が、イオン注入防止材料膜20に開口部18が形成されると、このホトレジスト14及びイオン注入防止材料膜20をマスクとしてイオン注入が行われる。本実施例では、燐イオンを注入し、これによりシリコン基板10の開口部15,18と対向する位置にN型ウェル16が形成される。
本実施例では、ホトレジスト14とイオン注入防止材料膜20の二つの部材が、イオン注入するときのマスクとして機能する。このため、イオン注入深さを必要とする高エネルギー注入においても、従来のようにイオン注入のマスクをホトレジスト4のみで実施していた方法に比べ、ホトレジスト14の膜厚を薄くすることができるため、微細な活性領域を高精度に形成することが可能となる。
尚、本実施例によればホトレジスト14の膜厚は薄くなるため、ホトレジスト14の材質としてはイオン注入防止材料膜20(酸化シリコン膜)とのエッチング選択比が大きい材料を選択することが望ましく、またエッチング条件はホトレジスト14とイオン注入防止材料膜20(酸化シリコン膜)とのエッチング選択比が大きい条件を選択することが望ましい。
次に、本発明の第2実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。尚、本実施例の説明に用いる図4において、図3に示した構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略するものとする。
第2実施例に係るイオン注入方法では、溝型素子分離12が形成されたシリコン基板10の上面に、5〜20nm程度の膜厚を有した犠牲酸化膜13を形成する。続いて、この犠牲酸化膜13の上面に、例えば窒化シリコンよりなるエッチングストッパ膜21を30〜100nmの膜厚で形成する。更に、このエッチングストッパ膜21の上面に、酸化シリコン膜を500〜1000nm程度の厚さで堆積させてイオン注入防止材料膜20を形成する。図4(A)は、イオン注入防止材料膜20が形成された状態のシリコン基板10を示している。
続いて、図4(B)に示すように、イオン注入防止材料膜20の上面にホトレジスト14を200〜500nm程度の膜厚で形成する。次に、図4(C)に示すように、ホトレジスト14のイオン注入を行う箇所に開口部15が形成されるよう、ホトレジスト14をホトリソグラフィーによりパターニングする。次に、開口部15が形成されたホトレジスト14をマスクとして、イオン注入防止材料膜20をエッチングにより除去する。
このエッチング方法としては、例えばフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチング、または例えば弗酸を用いたウェットエッチングを用いることができる。また、本実施例ではこのフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチングでは除去されない材料よりエッチングストッパ膜21が形成されている。よって、イオン注入防止材料膜20が除去され、エッチングストッパ膜21が露出した状態でエッチングは終了する。図4(D)は、イオン注入防止材料膜20がエッチングにより除去され、これにより平面視で開口部15と同一形状の開口部18が形成された状態を示している。
上記のようにホトレジスト14に開口部15が、イオン注入防止材料膜20に開口部18が形成されると、このホトレジスト14及びイオン注入防止材料膜20をマスクとしてイオン注入が行われ、シリコン基板10の開口部15,18と対向する位置にN型ウェル16が形成される。
本実施例においても、ホトレジスト14とイオン注入防止材料膜20の二つの部材が、イオン注入するときのマスクとして機能する。このため、イオン注入深さを必要とする高エネルギー注入においても、従来のようにイオン注入のマスクをホトレジスト4のみで実施していた方法に比べ、ホトレジスト14の膜厚を薄くすることができるため、微細な活性領域を高精度に形成することが可能となる。また、エッチングストッパ膜21は、シリコン基板10の表面を保護する機能を奏するため、犠牲酸化膜13のみによるシリコン基板10の表面保護に比べ、より確実にシリコン基板10の表面を保護することができる。
次に、本発明の第3実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。尚、本実施例の説明以下の説明に用いる各図において、図3及び図4に示した構成と同一構成については、同一符号を付してその説明を省略するものとする。
本実施例に係るイオン注入方法は、ホトレジスト14に開口部15を形成し、イオン注入防止材料膜20に開口部18を形成するまでの工程(図3(A)〜(D)に示す工程)は、第1実施例に係るイオン注入方法と同一である。図5(A)は、第1実施例に係るイオン注入装置の説明に用いた図3(D)と同一である。本実施例では、この図5(A)に示す以降の工程が第1実施例に係るイオン注入方法と異なっている。
図5(A)に示すシリコン基板10に対し、本実施例では、先ずホトレジスト14(第1のホトレジスト)を除去する処理を行う。このホトレジスト14の除去は、例えば酸素系ガスを用いたアッシングまたは例えば過酸化水素と硫酸の混合液を用いたウェットエッチングにより行うことができる。図5(B)は、ホトレジスト14が除去された状態を示している。この時、シリコン基板10上には、イオン注入防止材料膜20のみが形成された状態となっている。
続いて、イオン注入防止材料膜20が形成されたシリコン基板10の上部には、図5(C)に示すように、新たにイオン注入条件を加味した膜厚(例えば、200〜500nm)のホトレジスト22(第2のホトレジスト)が形成される。ここで形成されるホトレジスト22の膜厚は任意に設定することが可能であり、よってイオン注入条件により決定することができる。
続いて、ホトレジスト22のイオン注入を行う箇所(イオン注入防止材料膜20に形成されている開口部18)に開口部23が形成されるよう、ホトレジスト22をホトリソグラフィーによりパターニングする。図5(D)は、ホトレジスト22に開口部23が形成された状態を示している。この開口部23を形成することにより、イオン注入防止材料膜20のN型ウェル16の形成位置と対向する位置は露出した状態となる。
上記のようにホトレジスト22に開口部23が形成されると、イオン注入防止材料膜20及びホトレジスト22をマスクとしてイオン注入が行われ、シリコン基板10の開口部18,23と対向する位置にN型ウェル16が形成される。
本実施例に係るイオン注入方法によれば、前記した実施例に係る効果に加え、ホトレジスト22の膜厚は任意に設定することが可能であるため、イオン注入深さ(イオン注入のエネルギー)に応じて、イオン注入を防止するマスク(イオン注入防止材料膜20とホトレジスト22)の厚さを調整することが可能となる。
次に、本発明の第4実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。
本実施例に係るイオン注入方法は、基本的には図5を用いて説明した第3実施例に係るイオン注入方法と同じ工程を有している。しかしながら、第3実施例ではイオン注入防止材料膜20に形成された開口部18がN型ウェル16の形成領域に対応した大きさとされていたのに対し、本実施例では開口部18の大きさ(図6(D)に矢印W1で示す)はN型ウェル16の形成領域(図6(D)に矢印W2で示す)よりも広く設定されている点で相違する(W1>W2)。以下、具体的な注入方法について説明する。
本実施例においても、ホトレジスト14に開口部15を形成し、イオン注入防止材料膜20に開口部18を形成するまでの工程(図3(A)〜(D)に示す工程)は、第1実施例に係るイオン注入方法と同一である。本実施例では、図6(A)に示すシリコン基板10に対しアッシングまたはウェットエッチングを行い、ホトレジスト14(第1のホトレジスト)を除去する。これにより、シリコン基板10は、図6(B)に示すように、イオン注入防止材料膜20のみがシリコン基板10上に形成された状態となる。
続いて、イオン注入防止材料膜20が形成されたシリコン基板10の上部には、図6(C)に示すように、新たにイオン注入条件を加味した膜厚(例えば、200〜500nm)のホトレジスト14(第2のホトレジスト)が形成される。
続いて、図6(D)に示すように、ホトレジスト22のイオン注入を行う箇所に開口部18Aを形成する。この開口部18Aは、ホトレジスト22をホトリソグラフィーによりパターニングすることにより形成される。この際、開口部18Aの大きさW2はN型ウェル16の形成領域に対応した大きさとされており、開口部18の大きさW1よりは狭くなっている(W1>W2)。
上記のようにホトレジスト22に開口部18Aが形成されると、イオン注入防止材料膜20及びホトレジスト22をマスクとしてイオン注入が行われ、シリコン基板10の開口部18Bと対向する位置にN型ウェル16が形成される。
本実施例のように、イオン注入防止材料膜20に形成される開口部18と、ホトレジスト22に形成される開口部18Aは、必ずしも同じ大きさにする必要はなく、異なる大きさとすることが可能である。本実施例の構成によれば、イオン注入防止材料膜20に開口部18を形成する際に用いるマスク(パターニング用のマスク)を、開口部18よりも狭いN型ウェル16を形成する場合には共用することができる。即ち、開口部18をN型ウェル16の広さと同一とした場合には、N型ウェル16の広さに応じて多数のパターニング用マスクが必要となるが、本実施例ではその数を低減することができる。
次に、本発明の第5実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。
本実施例に係るイオン注入方法は、基本的には図6を用いて説明した第4実施例に係るイオン注入方法と同じ工程を有している。しかしながら、第4実施例ではイオン注入処理を行う前にイオン注入防止材料膜20の膜厚を調整する処理は行わないのに対し、本実施例では開口部18Aから露出したイオン注入防止材料膜20をパターニングすることにより、開口部18を形成したときのイオン注入防止材料膜20の膜厚(予備膜厚)に対し、イオン注入を行うときのイオン注入防止材料膜20の膜厚をイオン注入に適した膜厚まで薄くしたことを特徴とするものである。以下、具体的な注入方法について説明する。
本実施例においても、ホトレジスト14に開口部15を形成し、イオン注入防止材料膜20に開口部18を形成し、その後にホトレジスト14をアッシングにより除去するまでの工程(図3(A)〜(D)及び図6(A),(B)に示す工程)は、第4実施例に係るイオン注入方法と同一である。
図7(A)は、ホトレジスト14をアッシングにより除去されたシリコン基板10を示している。この状態において、イオン注入防止材料膜20には開口部18が形成されており、この開口部18の底部には所定の膜厚(以下、この膜厚を予備膜厚という)を有した部分が残された状態となっている。
続いて、イオン注入防止材料膜20が形成されたシリコン基板10の上部には、図7(B)に示すように、新たにイオン注入条件を加味した膜厚(例えば、200〜500nm)のホトレジスト14(第2のホトレジスト)が形成される。
続いて、図7(C)に示すように、ホトレジスト22のイオン注入を行う箇所に開口部18Aを形成する。この開口部18Aは、ホトレジスト22をホトリソグラフィーによりパターニングすることにより形成する。この際、開口部18Aの大きさW2はN型ウェル16の形成領域に対応した大きさとされており、開口部18の大きさW1よりは狭くなっている(W1>W2)。
上記のようにホトレジスト22に開口部18Aが形成されると、例えばフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチングまたは例えば弗酸を用いたウェットエッチングにより、N型ウェル16を形成をする箇所の上部におけるイオン注入防止材料膜20(酸化シリコン膜)を10nm程度になるまで除去する。
これにより、イオン注入防止材料膜20のN型ウェル16が形成される位置には段差部24が形成される。この段差部24が形成されると、その後にイオン注入防止材料膜20及びホトレジスト22をマスクとしてイオン注入が行われ、シリコン基板10の開口部18,23と対向する位置にN型ウェル16が形成される。
本実施例によれば、前記した第4実施例の効果に加え、イオン注入防止材料膜20に段差部24が形成されるため、この段差部24の厚さ制御を行うことにより、N型ウェル16を精度よく形成することができる。特に、本実施例では、段差部24はイオン注入を行う直前の工程で形成されるため、その膜厚精度は高い。このため、イオン注入において形成されるN型ウェル16の精度を高めることができる。
尚、ホトレジスト22は段差被覆率の大きい材料が望ましい。また、N型ウェル16を形成する近傍においてはホトレジスト22は開口部18内にも位置し膜厚が厚くなるため、未露光部が溶解するネガレジストの使用が望ましい。
次に、本発明の第6実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。尚、以下説明する第6実施例以降の各実施例では、シリコン基板10の図中左側に位置する1対の素子分離12間にP型ウェル26を形成する方法について説明するものとする。
図8(A)は、図3(A)〜(D)を用いて説明した第1実施例に係るイオンの注入方法によりイオン注入防止材料膜20に開口部18を形成し、その後にホトレジスト14をアッシングにより除去した状態を示している。尚、図3(E)に示すように、シリコン基板10にN型ウェル16が形成されている場合においても、以下説明する実施例は適用可能なものである。
第8実施例に係るイオン注入方法では、先ずシリコン基板10に形成されているイオン注入防止材料膜20の上面に、図8(B)に示すように、ホトレジスト14を200〜500nm程度の膜厚で形成する。このホトレジスト14は、後述するイオン注入防止材料膜20のエッチング時においてはエッチングマスクとして機能し、またP型ウェル26を注入するときにおいてはイオン注入を防止する機能を奏する。
続いて、図8(C)に示すように、ホトレジスト14のイオン注入を行う箇所に開口部25が形成されるよう、ホトレジスト14をホトリソグラフィーによりパターニングする。次に、開口部25が形成されたホトレジスト14をマスクとして、イオン注入防止材料膜20をイオン注入に適した膜厚までエッチングにより除去する。
このエッチング方法としては、例えばフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチング、または例えば弗酸を用いたウェットエッチングを用いることができる。また、本実施例においても、P型ウェル26が形成される箇所のイオン注入防止材料膜20の膜厚が、5〜100nm程度の膜厚になるまでエッチングで除去される。これにより、図8(D)に示すように、イオン注入防止材料膜20のイオン注入を行う箇所に開口部27が形成される。
上記のようにホトレジスト14に開口部25が、イオン注入防止材料膜20に開口部27が形成されると、このホトレジスト14及びイオン注入防止材料膜20をマスクとしてイオン注入が行われる。本実施例では、砒素イオンを注入し、これによりシリコン基板10の開口部25,27と対向する位置にP型ウェル26が形成される。
本実施例では、前記した第1実施例の効果に加え、予めシリコン基板10にイオン注入防止材料膜20が形成されているため、これを利用してP型ウェル26の形成処理を行うことができる。このため、イオン注入毎にイオン注入防止材料膜20の膜除去を行う必要がなく工数の削減をすることができ、またシリコン基板10の表面を露出することなく複数のイオン注入を行うことができるため、シリコン基板10の表面に損傷を与えて素子の特性を悪化させることを防止できる。
尚、本実施例においても、第1実施例と同様にホトレジスト14の膜厚は薄くなるため、ホトレジスト14の材質としてはイオン注入防止材料膜20(酸化シリコン膜)とのエッチング選択比が大きい材料を選択することが望ましく、またエッチング条件はホトレジスト14とイオン注入防止材料膜20(酸化シリコン膜)とのエッチング選択比が大きい条件を選択することが望ましい。
次に、本発明の第7実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。
図9(A)は、図4(A)〜(D)を用いて説明した第2実施例に係るイオンの注入方法によりイオン注入防止材料膜20に開口部18を形成し、その後にホトレジスト14をアッシングにより除去した状態を示している。尚、図4(E)に示すように、シリコン基板10にN型ウェル16が形成されている場合においても、以下説明する実施例は適用可能なものである。
第7実施例に係るイオン注入方法では、溝型素子分離12,犠牲酸化膜13,イオン注入防止材料膜20(開口部18が形成されている)が形成されたシリコン基板10の上面に、図9(B)に示すように、ホトレジスト14を200〜500nm程度の膜厚で形成する。次に、図9(C)に示すように、ホトレジスト14のイオン注入を行う箇所に開口部25が形成されるよう、ホトレジスト14をホトリソグラフィーによりパターニングする。次に、開口部25が形成されたホトレジスト14をマスクとして、イオン注入防止材料膜20をエッチングにより除去する。
このエッチング方法としては、第2実施例と同様に例えばフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチング、または例えば弗酸を用いたウェットエッチングを用いることができる。また、本実施例ではこのフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチングでは除去されない材料よりエッチングストッパ膜21が形成されている。よって、イオン注入防止材料膜20が除去され、エッチングストッパ膜21が露出した状態でエッチングは終了する。図9(D)は、イオン注入防止材料膜20がエッチングにより除去され、これにより平面視で開口部25と同一形状の開口部27が形成された状態を示している。
上記のようにホトレジスト14に開口部25が、イオン注入防止材料膜20に開口部27が形成されると、このホトレジスト14及びイオン注入防止材料膜20をマスクとしてイオン注入が行われ、シリコン基板10の開口部25,27と対向する位置にP型ウェル26が形成される。
本実施例においても、前記した第2実施例の効果に加え、予めシリコン基板10にイオン注入防止材料膜20が形成されているため、これを利用してP型ウェル26の形成処理を行うことができるため、工数の削減をすることができる。また、シリコン基板10の表面を露出することなく複数のイオン注入を行うことができるため、シリコン基板10の表面に損傷を与えて素子の特性を悪化させることを防止できる。
次に、本発明の第8実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。
第8実施例に係るイオン注入方法では、先ずシリコン基板10に形成されているイオン注入防止材料膜20の上面に、図10(B)に示すように、イオン注入防止材料膜28を形成する。このイオン注入防止材料膜28の膜厚は、例えば50〜200nmとされている。
このイオン注入防止材料膜28は、平坦度を向上させるために段差被覆率の大きい材料が選定されている。具体的には、イオン注入防止材料膜28として、例えば珪素化合物を有機溶剤に溶解したものを焼きしめて形成される酸化シリコン膜(以下SOG膜と称する)を用いる。このSOG膜よりなるイオン注入防止材料膜28は、イオン注入防止材料膜20上に形成され、またその表面の平坦化が行われる。図10(B)は、シリコン基板10上にイオン注入防止材料膜28が形成された状態を示している。
続いて、このイオン注入防止材料膜28上にホトレジスト14が形成されると共に、図10(C)に示すように、ホトレジスト14のイオン注入を行う箇所に開口部25が形成されるよう、ホトレジスト14をホトリソグラフィーによりパターニングする。次に、開口部25が形成されたホトレジスト14をマスクとして、イオン注入防止材料膜28及びイオン注入防止材料膜20のパターニングを行う。このパターニングは、例えばフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチングまたは例えば弗酸を用いたウェットエッチングを用い、イオン注入防止材料膜20のP型ウェル26を形成する箇所の上の膜厚が、イオン注入条件を加味した任意の膜厚となるまで行われる。
上記のようにホトレジスト14に開口部25が、イオン注入防止材料膜28に開口部27が形成されると、このホトレジスト14及びイオン注入防止材料膜28をマスクとしてイオン注入が行われる。本実施例でも砒素イオンを注入し、これによりシリコン基板10の開口部25,27と対向する位置にP型ウェル26が形成される。
本実施例では、イオン注入防止材料膜28として段差被覆率の大きい材料を用いているため、ホトレジスト14のパターニングの精度を向上させて、不純物領域の深さの精度を向上させることが可能となる。尚、SOG膜よりなるイオン注入防止材料膜28の平坦化させる方法として、50〜200nm過剰に形成した後に、例えば酸化シリコンスラリーを用いた化学的機械的研磨を行うこととし、これによりイオン注入防止材料膜28及びホトレジスト14の表面の平坦度を更に向上させてもよい。また、使用するホトレジスト14は膜厚の薄いものを使用するために、イオン注入防止材料膜28(酸化シリコン膜)とのエッチング選択比が大きい材料を、エッチング条件はホトレジスト14とイオン注入防止材料膜28(酸化シリコン膜)とのエッチング選択比が大きい条件を選択することが望ましい。
次に、本発明の第9実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。
前記した第8実施例では、イオン注入防止材料膜28をパターニングするのに用いたホトレジスト14をそのままP型ウェル26を形成するためのマスクとしても用いた例を示したが、P型ウェル26の注入条件によってはホトレジスト14をそのまま用いることができない場合がある。本実施例では、このような場合におけるイオンの注入方法に関するものである。
図11(A)は、第8実施例で示した図10(D)と等価の図である。この状態より本実施例では、イオン注入防止材料膜28上のホトレジスト14を、例えば酸素系ガスを用いたアッシングまたは過酸化水素と硫酸の混合液を用いたウェットエッチングにより除去する。図11(B)は、ホトレジスト14を除去した状態を示している。この時、シリコン基板10上には、イオン注入防止材料膜28のみが形成された状態となっている。
続いて、イオン注入防止材料膜28が形成されたシリコン基板10の上部には、図11(C)に示すように、新たにイオン注入条件を加味した膜厚(例えば、200〜500nm)のホトレジスト22(第2のホトレジスト)が形成される。ここで形成されるホトレジスト22の膜厚は任意に設定することが可能であり、よってイオン注入条件により決定することができる。
続いて、ホトレジスト22のイオン注入を行う箇所(イオン注入防止材料膜28に形成されている開口部27)に開口部23が形成されるよう、ホトレジスト22をホトリソグラフィーによりパターニングする。図11(D)は、ホトレジスト22に開口部23が形成された状態を示している。この開口部23を形成することにより、イオン注入防止材料膜20のP型ウェル26の形成位置と対向する位置は露出した状態となる。
上記のようにホトレジスト22に開口部23が形成されると、イオン注入防止材料膜28及びホトレジスト22をマスクとしてイオン注入が行われ、シリコン基板10の開口部23,27と対向する位置にP型ウェル26が形成される。
本実施例に係るイオン注入方法によれば、前記した実施例に係る効果に加え、ホトレジスト22の膜厚は任意に設定することが可能であるため、イオン注入深さ(イオン注入のエネルギー)に応じて、イオン注入を防止するマスク(イオン注入防止材料膜20とホトレジスト22)の厚さを調整することが可能となる。また、イオン注入防止材料膜28に開口部27を形成するために用いるホトレジスト14と、イオン注入時に使用するホトレジスト22を異なる材料とすることができるため、イオン注入条件に適合したホトレジスト22を選定することが可能となる。
次に、本発明の第10実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。
本実施例においても、イオン注入防止材料膜28に開口部27を形成するために用いるホトレジスト14と、イオン注入時に使用するホトレジスト22を異なる材料としたことを特徴とするものである。
図12(A)は、第8実施例で示した図10(D)と等価の図である。この状態より本実施例においても、イオン注入防止材料膜28上のホトレジスト14を、例えば酸素系ガスを用いたアッシングまたは過酸化水素と硫酸の混合液を用いたウェットエッチングにより除去する。図12(B)はホトレジスト14を除去した状態を示しており、この状態ではシリコン基板10上にイオン注入防止材料膜28のみが形成されている。
続いて、イオン注入防止材料膜28が形成されたシリコン基板10の上部には、図12(C)に示すように、新たにイオン注入条件を加味した膜厚(例えば、200〜500nm)のホトレジスト22(第2のホトレジスト)が形成される。
続いて、図12(D)に示すように、イオン注入防止材料膜28のイオン注入を行う箇所に開口部18Bを形成する。この開口部18Bは、イオン注入防止材料膜28をホトリソグラフィーによりパターニングすることにより形成される。この際、開口部18Bの大きさW2はP型ウェル26の形成領域に対応した大きさとされており、開口部27の大きさW3よりは狭くなっている(W3>W2)。
上記のようにイオン注入防止材料膜28に開口部18Bが形成されると、イオン注入防止材料膜28及びホトレジスト22をマスクとしてイオン注入が行われ、シリコン基板10の開口部18Bと対向する位置にP型ウェル26が形成される。
本実施例の構成によれば、前記した第4実施例と同様にイオン注入防止材料膜28に開口部27を形成するのに用いるパターニング用マスクの数を低減することができる。また、第9実施例と同様に、イオン注入防止材料膜28に開口部27を形成するために用いるホトレジスト14と、イオン注入時に使用するホトレジスト22を異なる材料とすることができるため、イオン注入条件に適合したホトレジスト22を選定することが可能となる。
次に、本発明の第11実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。
本実施例では、イオン注入防止材料膜20に段差を形成することにより、注入深さの異なる不純物領域26,31を形成することを特徴とするものである。図13(A)は、シリコン基板10上に開口部29が形成されたイオン注入防止材料膜20と、開口部25が形成されたホトレジスト14とが積層された状態を示している。この状態より、先ずイオン注入防止材料膜20上のホトレジスト14を、例えば酸素系ガスを用いたアッシングまたは過酸化水素と硫酸の混合液を用いたウェットエッチングにより除去する。図13(B)はホトレジスト14を除去した状態を示しており、この状態ではシリコン基板10上にイオン注入防止材料膜20のみが形成されている。
ここで、イオン注入防止材料膜20の形状に注目すると、開口部29の形成位置におけるイオン注入防止材料膜20の膜厚H1は、開口部29が形成されていない位置におけるイオン注入防止材料膜20の膜厚H2に対して薄くなっている(H1<H2)。よって、イオン注入防止材料膜20は、開口部29の形成位置と他の部分との間に段差が形成された構成とされている。
続いて、イオン注入防止材料膜20が形成されたシリコン基板10の上部には、図13(C)に示すように、新たにイオン注入条件を加味した膜厚(例えば、200〜500nm)のホトレジスト22(第2のホトレジスト)が形成される。
続いて、図12(D)に示すように、イオン注入防止材料膜28のイオン注入を行う箇所に開口部30を形成する。この開口部30は、イオン注入防止材料膜28をホトリソグラフィーによりパターニングすることにより形成される。この際、開口部30はイオン注入防止材料膜20の膜厚がH1である部分と対向する位置においては全てが除去され、イオン注入防止材料膜20の膜厚がH2である部分については一部が除去される。これにより、イオン注入防止材料膜20の膜厚がH2である部分には、所定形状のホトレジスト22(特に、図中に符号22Aで示す)が形成される。
上記のようにホトレジスト22に開口部30が形成されると、ホトレジスト22及びイオン注入防止材料膜20をマスクとしてイオン注入が行われ、シリコン基板10のイオン注入防止材料膜20の膜厚がH1である領域にはP型ウェル26が形成され、イオン注入防止材料膜20の膜厚がH2である領域でホトレジスト22が形成されていない領域にはP型ウェル31が形成される。このイオン注入防止材料膜20の膜厚(H1,H2)の相違より、P型ウェル31の深さはP型ウェル26よりも浅くなっている。このP型ウェル31は、ホトレジスト22Aの形成位置にゲートを形成することにより、ソース,ドレインとして機能させることも可能である。このように本実施例によれば、1回のイオン注入処理により、深さの異なるP型ウェル26,31を形成することが可能となる。
次に、本発明の第12実施例に係る半導体装置の製造方法(イオンの注入方法)について説明する。
本実施例に係るイオンの注入方法は、基本的には前記した第10実施例に係るイオンの注入方法と同一である。しかしながら、第10実施例で示したイオン注入防止材料膜20は段差部が1段であったのに対し、本実施例ではイオン注入防止材料膜20に複数の段差部33,34を形成したことを特徴とするものである。
図14(A)に示すシリコン基板10は、第11実施例の説明で用いた図13(B)と等価の状態であり、シリコン基板10上にイオン注入防止材料膜20のみが形成されている。よって、開口部29の形成位置におけるイオン注入防止材料膜20の膜厚H1は、開口部29が形成されていない位置におけるイオン注入防止材料膜20の膜厚H2に対して薄くなっており(H1<H2)、よって開口部29の形成位置と他の部分との間に段差が形成された構成とされている。
続いて、イオン注入防止材料膜20が形成されたシリコン基板10の上部には、図14(B)に示すように、新たにイオン注入条件を加味した膜厚(例えば、200〜500nm)のホトレジスト22(第2のホトレジスト)が形成される。
続いて、図14(C)に示すように、イオン注入防止材料膜28のイオン注入を行う箇所に開口部30を形成する。この時、開口部30はイオン注入防止材料膜20の膜厚がH2である領域の一部に形成される。
このように開口部30が形成されると、この開口部30が形成されたホトレジスト22をマスクとして、イオン注入防止材料膜20に対し、例えばフッ化炭素系ガスを用いたドライエッチングまたは例えば弗酸を用いたウェットエッチングが実施され、P型ウェル36を形成する所定箇所の上のイオン注入防止材料膜20(酸化シリコン膜)をイオン注入条件を加味した任意の膜厚になるまで除去する。これにより、イオン注入防止材料膜20には、図14(D)に示すように膜厚H3を有した段差部33が形成される。
続いて、開口部32が形成されているホトレジスト22をアッシングにより除去する。図15(A)は、ホトレジスト22を除去したシリコン基板10を示している。同図に示すように、イオン注入防止材料膜20は、膜厚がH1である開口部29の形成位置、膜厚がH3の段差部33の形成位置、および膜厚がH2の領域の3つの高さの異なる面を有した構造とされている。
この図14(B)〜図15(A)に示す工程を繰り返し実施することにより、イオン注入防止材料膜20に複数の段差部を形成することができる。本実施例では図14(B)〜図15(A)に示す工程を2回繰り返し実施することにより、図15(B)に示すように、膜厚がH1である開口部29の形成領域、膜厚がH3の段差部33の形成領域、膜厚がH4の段差部34の形成領域、および膜厚がH2の領域の3つの高さの異なる面をイオン注入防止材料膜20に形成した構造とした。
続いて、上記のように形成されたイオン注入防止材料膜20及びホトレジスト22をマスクとしてイオン注入が行われ、これによりシリコン基板10には、深さの異なるP型ウェル26,36,37,38が形成される。このように、本実施例によっても、1回のイオン注入処理により、深さの異なるP型ウェル26,36,37,38を形成することが可能となる。よって、少ない工程で異なる深さを有するP型ウェル26,36,37,38(不純物領域)を有する複雑な構成の半導体装置を容易に製造することができる。また、シリコン基板10の表面を露出することなく複数のイオン注入を行うことができるため、シリコン基板10の表面に損傷を与えて素子の特性を悪化させることを防止できる。
以上の説明に関し、更に以下の項を開示する。
(付記1)
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上にホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所が開口するように前記ホトレジストをパターニングする工程と、
前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記2)
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、
前記エッチングストッパ膜上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上にホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所が開口するように前記ホトレジストをパターニングする工程と、
前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜を前記エッチングストッパ膜が露出するまで除去する工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記3)
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第1のホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所が開口するように前記第1のホトレジストをパターニングする工程と、
前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
前記第1のホトレジストを除去する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第2のホトレジストを形成する工程と、
前記イオン注入箇所が開口するように前記第2のホトレジストをパターニングする工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記4)
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第1のホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所よりも広く開口するように前記第1のホトレジストをパターニングする工程と、
前記第1のホトレジストをマスクとして前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
前記第1のホトレジストを除去する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第2のホトレジストを形成する工程と、
前記イオン注入箇所が開口するように前記第2のホトレジストをパターニングする工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記5)
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第1のホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所よりも広く開口するように前記第1のホトレジストをパターニングする工程と、
前記第1のホトレジストをマスクとして前記イオン注入防止材料膜を予備膜厚まで除去する工程と、
前記第1のホトレジストを除去する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上に第2のホトレジストを形成する工程と、
前記イオン注入箇所が開口するように前記第2のホトレジストをパターニングする工程と、
パターニングされた前記第2のホトレジストをマスクとして前記イオン注入防止材料膜を前記予備膜厚よりも薄いイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記6)
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上に高段差被覆率材料からなるイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上にホトレジストを形成する工程と、
イオン注入箇所が開口するように前記ホトレジストをパターニングする工程と、
前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記7)
半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
前記イオン注入防止材料膜上にホトレジストを形成する第1工程と、イオン注入箇所が開口するように前記ホトレジストをパターニングする第2工程と、前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する第3工程を、複数の前記イオン注入箇所に実施することにより、前記イオン注入防止材料膜に段差部を形成する工程と、
前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
(付記8)
前記基板は、予め段差部が形成されたイオン注入防止材料膜が形成されていることを特徴とする付記1乃至7のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
(付記9)
前記イオン注入防止材料膜は、シリコン化合物または金属材料であることを特徴とする付記1乃至8のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
図1は、従来の一例である半導体装置の製造方法を説明するための図である(その1)。 図2は、従来の一例である半導体装置の製造方法を説明するための図である(その2)。 図3は、本発明の第1実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図4は、本発明の第2実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図5は、本発明の第3実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図6は、本発明の第4実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図7は、本発明の第5実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図8は、本発明の第6実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図9は、本発明の第7実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図10は、本発明の第8実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図11は、本発明の第9実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図12は、本発明の第10実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である。 図13は、本発明の第11実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である(その1)。 図14は、本発明の第12実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である(その1)。 図15は、本発明の第12実施例である半導体装置の製造方法を説明するための図である(その2)。
符号の説明
10 シリコン基板
12 素子分離
13 犠牲酸化膜
14 ホトレジスト
15 開口部
16 N型ウェル
18,18A,18B 開口部
20 イオン注入防止材料膜
21 エッチングストッパ膜
22 ホトレジスト
23 開口部
24,33,34 段差部
26,31,36 P型ウェル
27,29,30,32 開口部
28 イオン注入防止材料膜

Claims (5)

  1. 半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
    前記イオン注入防止材料膜上にホトレジストを形成する工程と、
    イオン注入箇所が開口するように前記ホトレジストをパターニングする工程と、
    前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
    前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  2. 半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板上にエッチングストッパ膜を形成する工程と、
    前記エッチングストッパ膜上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
    前記イオン注入防止材料膜上にホトレジストを形成する工程と、
    イオン注入箇所が開口するように前記ホトレジストをパターニングする工程と、
    前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜を前記エッチングストッパ膜が露出するまで除去する工程と、
    前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  3. 半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
    前記イオン注入防止材料膜上に第1のホトレジストを形成する工程と、
    イオン注入箇所が開口するように前記第1のホトレジストをパターニングする工程と、
    前記イオン注入箇所の前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
    前記第1のホトレジストを除去する工程と、
    前記イオン注入防止材料膜上に第2のホトレジストを形成する工程と、
    前記イオン注入箇所が開口するように前記第2のホトレジストをパターニングする工程と、
    前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  4. 半導体基板に不純物領域をイオン注入方法によって選択的に形成する半導体装置の製造方法において、
    前記半導体基板上にイオン注入防止材料膜を形成する工程と、
    前記イオン注入防止材料膜上に第1のホトレジストを形成する工程と、
    イオン注入箇所よりも広く開口するように前記第1のホトレジストをパターニングする工程と、
    前記第1のホトレジストをマスクとして前記イオン注入防止材料膜をイオン注入に適した膜厚まで除去する工程と、
    前記第1のホトレジストを除去する工程と、
    前記イオン注入防止材料膜上に第2のホトレジストを形成する工程と、
    前記イオン注入箇所が開口するように前記第2のホトレジストをパターニングする工程と、
    前記半導体基板にイオン注入を行う工程を有することを特徴とする半導体装置の製造方法。
  5. 前記基板は、予め段差部が形成されたイオン注入防止材料膜が形成されていることを特徴とする請求項1乃至4のいずれか1項に記載の半導体装置の製造方法。
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