JP2007272810A - 人物認識システム、通行制御システム、人物認識システムの監視方法、および、通行制御システムの監視方法 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 人物認識装置10において発生したイベントのうち通知すべきイベントを監視装置20で予め設定しておき、当該監視装置20では、当該人物認識装置10における処理状況を監視し、当該人物認識装置10において通知対象とするイベントが発生したことを検出した場合、検出したイベントが予め設定されている通知すべきイベントであれば、そのイベントの内容を表示部204に表示するようにしたものである。
【選択図】 図1
Description
図1は、本実施の形態に係る通行制御システムの構成例を概略的に示す図である。通行制御システムは、人物認識装置10、監視装置20、ドア開閉装置30により構成されている。なお、本実施の形態で説明するシステム構成は、運用形態などに応じて、適宜、変更可能である。たとえば、人物認識装置10と監視装置20と一体的に形成しても良いし、人物認識装置10とドア開閉装置30とを一体的に形成しても良いし、監視装置20とドア開閉装置30とを一体的に形成しても良い。
上記人物認識装置10は、図1に示すように、ユーザインターフェース部11と処理部12とを有している。なお、上記ユーザインターフェース部11と処理部12の実現形態も、運用形態等に応じて、適宜、変更可能である。たとえば、上記ユーザインターフェース部11と処理部12とは、一体的に形成するようにしても良いし、処理部12を上記監視装置20あるいは上記ドア開閉装置と一体的に形成するようにしても良い。
上記表示部111は、認識対象者Pに対する操作案内あるいは上記カメラ110にて撮影している画像などを表示する表示装置である。例えば、上記カメラ110に対する認識対象者Pの距離や左右方向の位置が最適になるようなガイダンスを表示する場合、上記表示部111には、上記カメラ110にて撮影中の画像とともに最適な顔の位置を丸印等で案内表示する。
上記処理部12は、たとえば、コンピュータ等の構成によって実現可能である。すなわち、上記処理部12は、ハードディスク装置や光ディスク等の記憶媒体に予め記録した種々の制御プログラムを図示しないCPUなどからなる制御部が実行することによって、処理手段として機能し、後述するような種々の動作を実現している。以下、処理部12の具体的な構成例について図1を参照して詳細に説明する。
上記画像入力部120は、画像入力手段として機能する。上記画像入力部120は、画像データを送受信するためのインターフェースにより構成される。上記画像入力部120は、例えば、上記カメラ110から取得した撮影画像としてのアナログの画像データをA/D変換してデジタル化し、後段の各部(認証処理部121、イベント検出部126あるいは履歴データ保持部128)へ供給するようになっている。
上記顔検出部122は、上記画像入力部120から供給された上記カメラ110にて撮影した画像から認識対象者Pの顔画像を検出する。上記顔検出部122における顔領域の検出方法は、たとえば、あらかじめ用意されたテンプレートと画像中を移動させながら相関値を求めることにより、最も高い相関値をもった場所を顔領域として検出し、その顔領域の画像を顔画像とする。その他、上記顔検出部122としては、固有空間法や部分空間法を利用した顔領域抽出法などの顔領域の検出方法を用いるようにしても良い。
また、1対1照合モードでの認識処理は、上記登録情報保持部124に登録されている各登録者のうち認識対象者Pが識別情報等などにより指定する登録者の顔画像と上記カメラ110で撮影した認識対象者Pの顔画像との照合度としての類似度を算出し、その類似度が所定の閾値以上であるか否かにより認識対象者Pが登録者であるか否かを判断するものである。
なお、本実施の形態では、通行制御システムが、1対N照合モードでの認識処理を行う場合について説明するが、1対1照合モードであっても同様な実施の形態が実現可能である。
上記監視装置20は、たとえば、人物認識装置(通行制御装置)10にネットワーク接続された遠隔装置として機能する。上記監視装置20では、監視員Hによって上記通行制御装置10のカメラ110で撮影した画像などが監視される。また、上記監視装置20は、たとえば、コンピュータ等の構成によって実現可能である。すなわち、上記監視装置20は、ハードディスク装置や光ディスク等の記憶媒体に予め記録した種々の制御プログラムを図示しないCPUなどからなる制御部が実行することによって、処理手段として機能し、後述するような種々の動作を実現している。
上記監視装置20は、監視部201、設定保持部202、表示制御部203、表示部204、操作部205、通行制御部206などにより構成される。なお、上記監視部201、設定保持部202、表示制御部203及び通行制御部206などは、CPU、各種メモリ及び各種インターフェースなどを有する制御ユニットにより構成される。
上述したように、上記監視装置20が監視員Hに通知する対象とする内容は、上記設定保持部202に保存される表示設定情報により設定される。上記表示設定情報は、上記操作部205を操作することにより特定の権限を有する人物(ここでは、監視員Hとする)により指定(設定)されるものである。
図2に示す設定画面の例では、通知する内容(通知設定)あるいは通知する際に発生させる音声(ビープ音設定)などの設定内容が入力されるようになっている。また、上記通知設定とは、上記表示部204に表示させる上記人物認識装置(通行制御装置)10で発生したイベントの設定である。図2に示す設定画面の例では、通知設定として、全通知、通行NG、通知ID、警告が設定できるようになっている。なお、本実施の形態において、イベントとは、上記人物認識装置10における処理の実行、あるいは、上記人物認識装置10の動作状況の変化などである。たとえば、人物の顔照合(認証)処理を実行した場合(つまり、人物の顔を検出した場合)、イベントとして顔照合処理が行われたものとする。また、上記人物認識装置10に異常が発生した場合、イベントとして装置異常が発生したものとする。
また、通知設定における通行NGとは、上記人物認識装置10による顔照合(認証)処理のうち認証が失敗した顔照合(認証)処理結果を通知する場合に設定される項目である。この場合、上記表示部204には、上記人物認識装置10による顔照合(認証)が失敗した顔照合(認証)処理結果に関する情報(上記人物認識装置10が検出した顔画像および認証結果などを含む情報)が表示される。
また、図2に示す設定画面の例では、ビープ音設定として、全通知、通行NG、通知ID、警告などのイベントが発生した場合に発する音が設定できるようになっている。なお、ビープ音設定により設定された音は、図示しないスピーカなどにより発生される。
図3は、イベントが発生した場合に監視装置20の表示部に表示される表示画面の例である。
図3は、上記人物認識装置10でのイベントとして顔照合(認証)処理が行われた場合に、上記人物認識装置10が実行した顔照合処理に関する情報を通知する表示例である。また、図3に示す表示例では、人物認識装置10が顔照合処理を行った場合における顔照合処理に関する情報の通知例である。
照合結果は、上記人物認識装置10における顔照合処理に結果として、認識対象者Pが登録者であることと判定されたか否かを示す。図3に示す表示例では、上記人物認識装置10における顔照合処理に結果として、認識対象者Pが登録者であることと判定されたことを示している。上記照合日時は、上記人物認識装置10における顔照合処理の実行日時を示す。また、上記人物認識装置10における顔照合処理は、上記カメラ110にて撮影された画像から人物(認識対象者)Pの顔画像が検出された際に実行される。従って、上記照合日時は、上記カメラ110にて撮影された画像から人物(認識対象者)が検出された日時を示すものでもある。
上記撮影した顔画像は、上記人物認識装置10のカメラ110が撮影した画像から検出された認識対象者Pの顔画像を示す。つまり、上記撮影した顔画像としては、上記人物認識装置10での顔照合処理において登録者の顔画像と照合された顔画像が表示される。
上記登録顔画像は、上記人物認識装置10における顔照合処理により認証された登録者(顔画像が認識対象者Pと一致すると判定された登録者)の登録データとして上記登録情報保持部124に登録されている顔画像である。また、図3に示す表示例では、上記登録顔画像は、撮影した顔画像と並べて表示される。このため、監視員Hが、撮影した顔画像(認識対象者Pの顔画像)と登録顔画像とを見比べつつ視認することができるようになっている。
図4は、上記人物認識装置10における処理の流れを概略的に説明するためのフローチャートである。
まず、上記人物認識装置10は、通常、1対Nで顔照合を行う動作モード(1対N照合モード)で動作しているものとする。このような動作時において、上記人物認識装置10では、常時、上記カメラ110が撮影した画像を上記画像入力部120で入力しているものとする。この状態において、上記イベント検出部(自動認証開始判定部)126は、上記カメラ110により撮影され、上記画像入力部120により取り込んだ画像に基づいて顔照合(認証)処理を開始するか否かを判定している(ステップS11)。たとえば、上記イベント検出部126は、連続する画像の差分データに基づいて、上記カメラ110により撮影している画像に変化があったか否かを判断する(ステップS12)。
たとえば、上記照合部125から照合が成功した旨の通知を受けた場合、上記通行制御部127は、上記カメラ110により撮影している認識対象者Pの通行を許可する(ステップS17、YES)。この場合、上記上記通行制御部127は、ドアを開放するようために、上記ドア開閉装置30にドアを開放することを指示する信号を出力する。この信号を受けた上記ドア開閉装置30では、ドアを開放し、当該認識対象者Pがドアを通過できるようにする(ステップS18)。なお、上記通行制御部127は、通行が許可である旨を上記表示部111に表示することにより、通行可能であることを認識対象者Pに報知するようにしても良い。
図5は、上記監視装置20における第1の処理例を概略的に説明するためのフローチャートである。
ここで、予め監視装置20では、上記人物認識装置10で発生したイベントのうち通知対象とするイベント(全イベント、照合失敗、特定の人物の検出、装置の異常など)、および、その通知の方法(音声、画面)が設定されているものとする。たとえば、通知対象とするイベントおよびその通知方法は、図2に示すような設定画面において設定される。
また、上記判断により当該新規履歴データが通知対象とするイベントを示す情報であると判断した場合(ステップS33、YES)、上記表示制御部203は、当該新規履歴データと上記設定保持部202に保存されている表示設定情報とに基づいて上記表示部204に表示する表示データを作成する処理を行う(ステップS34)。この処理により表示データを作成すると、上記表示制御部203は、当該表示データを上記表示部204に表示する(ステップS35)。
図6は、特定人物が検出されたことを通知する設定の監視装置20における処理例(第2の処理例)を概略的に説明するためのフローチャートである。なお、ここでは、特定人物とは、上記登録情報保持部124に登録データが登録されている登録者のうち何れかの人物であるものとする。つまり、特定人物に関するデータ(登録時の顔画像、識別情報、および、氏名など)は、上記登録情報保持部124に登録データとして保存されているものとする。
これにより、上記監視装置では、上記人物認識装置における顔照合処理により特定の人物との顔照合が成功したこと、つまり、特定の人物がカメラで撮影されたことを選択的に監視員Hに通知できる。この結果として、監視員Hは、特殊な案内あるいは対応が必要となるような特定の人物者に対して、確実かつ迅速に対応することが可能となる。
図7は、顔照合処理が失敗した場合には認識対象者Pと特徴が最も近いと判定された登録者を通知する設定における監視装置20の処理例(第3の処理例)を概略的に説明するためのフローチャートである。ここでは、通知対象のイベントとして顔照合処理の実行が設定され、さらに、顔照合処理が失敗した場合には最も類似度が高いと判定された登録者の登録データ(登録時の顔画像、識別情報、および、氏名など)を通知する設定となっているものとする。
図8は、過去に通行暦がある人物を検出したことを通知する設定となっている監視装置20の処理例(第4の処理例)を概略的に説明するためのフローチャートである。
ここでは、人物認識装置10が上記カメラ110が撮影した顔画像(認識対象者Pの顔画像)と履歴データ保持部128に履歴データとして保存されている顔画像との顔照合処理を行うものとする。この場合、当該イベントの履歴データとしては、過去の履歴データにおける顔画像との顔照合処理を実行したことを示す情報が保持されるものとする。また、上記監視装置20には、通知対象のイベントとして、過去の履歴データにおける顔画像との顔照合処理が成功したことが設定される。
これにより、上記監視装置では、カメラにて撮影された認識対象者Pの顔画像と過去の通行時の顔画像とを容易に確認することができ、認識対象者Pの過去の通行履歴を容易に監視することができる。
Claims (10)
- 登録者の顔画像が登録されている登録手段と、
認識対象者を撮影する撮影手段と、
この撮影手段により撮影した画像から顔画像を検出する顔画像検出手段と、
この顔画像検出手段により検出した顔画像と前記登録手段に登録されている登録者の顔画像とを照合する顔照合手段と、
この顔照合手段により実行した照合処理に関する情報を履歴データとして保存する履歴保持手段と、
この履歴保持手段に保存される履歴データの更新状況を監視する監視手段と、
この監視手段により前記履歴保持手段に保存されている履歴データが更新されたことを検出した場合、更新された履歴データで示される処理状況を通知するか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により更新された履歴データで示される処理状況を通知すると判断した場合、当該履歴データで示される処理状況を通知する通知手段と、
を有することを特徴とする人物認識システム。 - 前記通知手段は、前記監視手段により更新されたことが検出された履歴データで示される処理状況を表示する表示手段である、ことを特徴とする前記請求項1に記載の人物認識システム。
- さらに、前記履歴保持手段に保存される履歴データで示される動作状況を通知対象とするか否かを判断するための設定情報を保存する設定保持手段を有し、
前記判断手段は、前記設定保持手段に保存されている設定情報に基づいて、更新された履歴データで示される動作状況を通知するか否かを判断する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の人物認識システム。 - 前記判断手段は、前記履歴保持手段に新たに保存された履歴データが顔照合処理を示す履歴データである場合、当該履歴データで示される顔照合処理に関する情報を通知することを判断する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の人物認識システム。 - 前記判断手段は、前記履歴保持手段に新たに保存された履歴データが顔照合処理を示す履歴データであり、かつ、当該顔照合処理の処理結果として認識対象者が前記登録手段に登録されている登録者であることが認証されなかった場合、当該履歴データで示される顔照合処理に関する情報を通知することを判断する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の人物認識システム。 - 前記判断手段は、前記履歴保持手段に新たに保存された履歴データが顔照合処理を示す履歴データであり、かつ、当該顔照合処理の処理結果として認識対象者が特定の人物であることが認証された場合、当該履歴データで示される顔照合処理に関する情報を通知することを判断する、
ことを特徴とする前記請求項1に記載の人物認識システム。 - 前記登録手段、前記撮影手段、前記顔画像検出手段、前記顔照合手段、および、前記履歴保持手段を有する人物認識装置と、
前記監視手段、前記判断手段、および、前記通知手段を有する監視装置と、
から構成されることを特徴とする前記請求項1に記載の人物認識システム。 - 登録者の顔画像が登録されている登録手段と、
認識対象者を撮影する撮影手段と、
この撮影手段により撮影した画像を入力する画像入力手段と、
この画像入力手段により入力した画像から顔画像を検出する顔画像検出手段と、
この顔画像検出手段により検出した顔画像と前記登録手段に登録されている登録者の顔画像とを照合する顔照合手段と、
この顔照合手段により前記顔画像検出手段にて検出した顔画像が前記登録手段に登録されている登録者の顔画像と一致した場合、前記認識対象者の通行を許可し、前記顔画像検出手段にて検出した顔画像が前記登録手段に登録されている登録者の顔画像と一致しなかった場合、前記認識対象者の通行を不許可とする通行制御手段と、
前記顔照合手段により実行した照合処理に関する情報を履歴データとして保存する履歴保持手段と、
この履歴保持手段に保存される履歴データの更新状況を監視する監視手段と、
この監視手段により前記履歴保持手段に保存されている履歴データが更新されたことを検出した場合、更新された履歴データで示される処理状況を通知するか否かを判断する判断手段と、
この判断手段により更新された履歴データで示される処理状況を通知すると判断した場合、当該履歴データで示される処理状況を通知する通知手段と、
この通知手段により処理状況が通知された特定の権限を有する人物の操作に応じて前記認識対象者の通行を制御する第2の通行制御手段と、
を有することを特徴とする通行制御システム。 - 認識対象者の顔を含む画像を撮影し、
撮影した画像から顔画像を検出し、
検出した顔画像と登録者の顔画像が登録されている登録手段に登録されている顔画像とを照合し、
実行した照合処理に関する情報を履歴データとして記憶手段に保存し、
前記記憶手段に保存される履歴データの更新状況を監視し、
前記記憶手段に保存されている履歴データが更新されたことを検出した場合、更新された履歴データで示される処理状況を通知するか否かを判断し、
更新された履歴データで示される処理状況を通知すると判断した場合、当該履歴データで示される処理状況を通知する、
ことを特徴とする人物認識システムの監視方法。 - 認識対象者の顔を含む画像を撮影し、
撮影した画像から顔画像を検出し、
検出した顔画像と登録者の顔画像が登録されている登録手段に登録されている顔画像とを照合し、
検出した顔画像が前記登録手段に登録されている顔画像と一致した場合、前記認識対象者の通行を許可し、検出した顔画像が前記登録手段に登録されている顔画像と一致しなかった場合、前記認識対象者の通行を不許可とし、
実行した照合処理に関する情報を履歴データとして記憶手段に保存し、
前記記憶手段に保存される履歴データの更新状況を監視し、
前記記憶手段に保存されている履歴データが更新されたことを検出した場合、更新された履歴データで示される処理状況を通知するか否かを判断し、
更新された履歴データで示される処理状況を通知すると判断した場合、当該履歴データで示される処理状況を通知し、
処理状況が通知された特定の権限を有する人物の操作に応じて前記認識対象者の通行を制御する、
ことを特徴とする通行制御システムの監視方法。
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