JP2007272338A - 印刷制御システム、及びその方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】 プリンタが持っているPostScriptの能力を超えたにレベルのPostScriptを与えると、対応できない処理箇所が発生し、不正を含んだ印刷の出力結果となってしまう場合がある。
【解決手段】 PSパススルー印刷を行う際にはその直前に、PostScriptデータの転送元の印刷処理部において、転送先プリンタのPostScriptレベルを取得する。その後、PostScriptデータの転送元の印刷処理部で用意するPostScriptデータのレベルを考慮して、PSパススルー印刷に適しているかどうかを確認し、印刷可否の判断を行う。
【選択図】 図1

Description

本発明は、印刷ジョブに対する印刷設定方法および装置および媒体に関するもので、特に、アプリケーションにより生成される文書データの印刷設定を考慮したプレビューを表示させるよう制御する情報処理装置および情報処理方法およびプログラムが格納された記憶媒体およびコンピュータ読み取り可能なプログラムに関するものである。
例えば文書処理プログラムや画像編集プログラム等、様々なプログラムによって生成される出力データをひとつの文書としてまとめ、その文書に対する編集機能を提供する文書処理方法及びそのシステムに関し、パーソナルコンピュータ等の情報処理とプリンタから成るシステムにおける文書処理方法及びそのシステムに関するものである。
その中でも、特に情報処理部からプリンタへ印刷命令を出力する直前時の、印刷用データのプリンタ側への転送の処理方法に関するものである。
文字、表、画像といった、扱いたいデータの種類が異なれば、データを定義する構造やそれらデータに対する編集操作が異なるために、データの種類に応じた様々なアプリケーションプログラムが提供されている。利用者は、文字を編集するためには文字処理プログラム、表を編集するためには表計算プログラム、画像を編集するためには画像編集プログラムといった具合に、データの種類別にアプリケーションを使い分けている。
このように、利用者はデータの種類ごとにアプリケーションプログラムを使い分けるのが一般的である。しかし、利用者が作成しようとする文書としては、例えば文字のみや、表のみ、画像のみといった1種類のデータのみから構成される文書よりも、文字と表、文字と画像など、複数種類のデータから構成される文書の方が一般的である。そこで複数種類のデータを含む目的文書を作成するために、利用者は各種アプリケーションが備えている印刷機能を利用してアプリケーションごとにデータを印刷させ、印刷物を所望の順序に組み合わせる必要があった。このことは、利用者に多大な労力が必要とされるということであり、生産性の低下をもたらす。
上記問題点を鑑みて、いわゆるオフィススイートと呼ばれる、各種アプリケーションで生成されたデータ(以下、アプリケーションファイル)からひとつの製本アプリケーションファイルを生成する製本アプリケーションが登場した(製本アプリケーション)。製本アプリケーションでは、各アプリケーションで生成されたデータを組み合わせ、ひとつの文書を構成する機能を提供するものである。この製本アプリケーションを使用する場合、利用者は各アプリケーションファイルを製本アプリケーションに含まれる変換アプリケーションによってひとつの目的文書(製本アプリケーションファイル)にまとめることができる。また、上記製本アプリケーションは、編集アプリケーションを含んでおり、製本アプリケーションファイル含のページの入れ替え、削除といった編集操作が可能である。
一般的な印刷を行う場合においてであるが、作成された文書データや画像データなどのアプリケーションデータを印刷する際は、オペレーティングシステム(OS)によって提供される所定のインタフェース(一般に、GDIと呼ばれる)を利用している。作成したデータを印刷するために、上述のインタフェースを提供するOSの出力モジュールに対して、あらかじめ定められる、OSに依存する形式の出力コマンド(GDI関数と呼ばれる)を送信している。一方、出力コマンドを受けた出力モジュールは、その出力コマンドをプリンタ等の出力デバイスが処理可能な形式に変換して、変換されたコマンド(DDI関数と呼ばれる)を出力する。出力デバイスが処理可能な形式はデバイスの種類やメーカ、機種などによって異なるため、デバイスごとにデバイスドライバが提供されており、OSではそのデバイスドライバを利用してコマンドの変換を行い、印刷データを生成し、JL(Job Language)でくくることにより印刷ジョブが生成される。
また、GDIに依存しない印刷方法として、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)(ポストスクリプト)といった、Adobe(Adobeはアドビ社の商標登録です)社が開発したページ記述言語があり、DTP環境の中で基準となっている。これは出力装置の特性に依存しないデータ記述が可能(デバイスインディペンデント)で、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)対応の出力機であれば、何れに対しても同じデータを転送でき、出力機サイドのインタプリタが指定の解像度に応じて処理をするといった印刷システムがある。PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)印刷のメリットとしては、OSに依存する方法では必須となるGDIの処理を経由することが無いので、GDIの形式の色空間(GDIの色空間はRGB)や、GDIの形式の描画命令に一旦変換する必要が無く、色精度やパフォーマンスが向上することが期待される。
従来例としては、例えば特許文献1をあげることが出来る。
特開平10−202983号公報
PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)には、そのページ記述言語にレベルがあり(大まかにPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です) Level1〜PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です) Level3)、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)に対応するプリンタは、いずれかのレベルに準拠したPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)処理を持っている。よって、プリンタが持っているPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の能力を超えたにレベルのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)を与えると、対応できない処理箇所が発生し、不正を含んだ印刷の出力結果となってしまう場合がある。よって、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)プリンタへのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データの転送による印刷を行う場合は(PSパススルー印刷)、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データの転送元のアプリケーション等に搭載される印刷処理部が、転送元PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベルと、転送先のプリンタの能力に応じて、パススルー印刷に適しているかどうかを判断する必要があった。
例えば、転送元となるアプリケーションがAdobe(Adobeはアドビ社の商標登録です) Acrobat(Acrobatはアドビ社の商標登録です)シリーズの場合、Acrobat(Acrobatはアドビ社の商標登録です)側で作成したPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データ(PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)レベルは設定ダイアログにおいてユーザが手動で決定する)を、Acrobat(Acrobatはアドビ社の商標登録です)は転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)レベルを考慮せずに、設定ダイアログにて選ばれたレベルでもって作成されたPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)をそのまま転送している。PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)レベルに応じて転送元で印刷手段を動的に対応するといったことは行っていない。
PSパススルー印刷を行う際にはその直前に、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データの転送元の印刷処理部において、転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)レベルを取得する。その後、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データの転送元の印刷処理部で用意するPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベルを考慮して、PSパススルー印刷に適しているかどうかを判断する。転送元のPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)レベルに対し、転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)レベルがその許容範囲であった場合はPSパススルー印刷を行う。転送元のPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)レベルに対し、転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)レベルが下回る場合や、そもそも転送先プリンタがPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)印刷に対応していない場合は、OSに依存する形式にて印刷処理をおこなう(GDI印刷)。
転送元で作成したPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データが、転送先のプリンタで満足に取り扱えるかどうかを印刷前に動的に判断できることで、不正を含んだ印刷の出力結果になってしまうケースを事前に防ぐことができる。
以下、図面を参照しながら本発明に係る実施の形態を詳細に説明する。
<システム概要>
まず、本発明に係る文書処理システムの概要について、図1乃至図12、図16を参照して以下に説明する。尚、この文書処理システムは、一般のアプリケーションによって作成されたデータファイルを電子原稿ファイルに変換する電子原稿ライタと、その電子原稿ファイルを編集する機能を提供する製本アプリケーションとを含み、作成されたデータを一まとめにした文書の作成及び編集を可能とし、その操作性を向上させて文書編集を効率的に行えるものである。
<システム構成及び動作>
図1は、本実施形態の文書処理システムのソフトウェア構成を示す図である。文書処理システムは、本発明の情報処理装置に好適な実施形態であるデジタルコンピュータ101(以下、ホストコンピュータとも呼ぶ)によって実現されている。図1に示す一般アプリケーション101は、ワードプロセシングやスプレッドシート、フォトレタッチ、ドロー、あるいはペイント、プレゼンテーション、テキスト編集などの機能を提供するアプリケーションプログラムであり、OSに対する印刷機能を有している。これらのアプリケーションは、作成された文書データや画像データなどのアプリケーションデータを印刷する際に、オペレーティングシステム(OS)によって提供される所定のインタフェース(一般に、GDIと呼ばれる)を利用する。OSとしてマイクロソフト社のウインドウズ(ウインドウズは商標登録です)を利用する場合には、前述した出力モジュールとしてはGDI(Graphic Device Interface)と呼ばれるモジュールが相当する。
電子原稿ライタ102は、上述のデバイスドライバを改良したものであり、本文書処理システム実現のために提供されるソフトウェアモジュールである。但し、電子原稿ライタ102は特定の出力デバイスを目的としておらず、詳細は後述する製本アプリケーション104やプリンタドライバ106により処理可能な形式に出力コマンドを変換する。この電子原稿ライタ102による変換後の形式(以後電子原稿形式と呼ぶ)は、ページ単位の原稿を詳細な書式をもって表現可能であれば特に問わない。実質的な標準形式のうち、例えばアドビシステムズによるPDF形式やSVG形式などが電子原稿形式として採用できる。
一般アプリケーション101から電子原稿ライタ102を利用させる場合には、出力に使用するデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してから印刷を実行させる。但し、電子原稿ライタ102によって作成されたままの電子原稿ファイルは、電子原稿ファイルとして完全な形式を備えていない。そのため、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定するのは製本アプリケーション104であり、その管理下でアプリケーションデータの電子原稿ファイルへの変換が実行される。そして、製本アプリケーション104は電子原稿ライタ102が生成した新規の不完全な電子原稿ファイルを後述する形式を備えた電子原稿ファイルとして完成させる。以下、この点を明瞭に識別する必要がある場合、電子原稿ライタ102によって作成されたファイルを「電子原稿ファイル」と呼び、製本アプリケーション104によって構造を与えられた電子原稿ファイルを「ブックファイルまたは、製本アプリケーションファイル」と呼ぶ。また、特に区別する必要がない場合は、アプリケーションにより生成されるドキュメントファイル、電子原稿ファイル、及びブックファイルをいずれも文書ファイル(または文書データ)と呼ぶ。
このようにデバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定し、一般アプリケーション101によりデータを印刷させることで、アプリケーションデータはアプリケーション101によって定義されたページ(以後論理ページあるいは原稿ページと呼ぶ)を単位とする電子原稿形式に変換され、電子原稿ファイル103としてハードディスクなどの記憶媒体に格納される。尚、ハードディスクは、本実施形態の文書処理システムを実現するコンピュータが備えているローカルドライブであっても良く、ネットワークに接続されている場合にはネットワーク上に提供されるドライブであっても良い。
製本アプリケーション104は電子原稿ファイル(あるいはブックファイル)103を読み込み、それを編集するための機能を利用者に提供する。但し、製本アプリケーション104は、各ページの内容を編集する機能は提供しておらず、ページを最小単位として構成される、後述する章やブックの構造を編集するための機能を提供している。
製本アプリケーション104によって編集されたブックファイル103を印刷する際には、製本アプリケーション104によって電子原稿デスプーラ105が起動される。電子原稿デスプーラ105は、製本アプリケーションと共にコンピュータ内にインストールされるプログラムモジュールであり、製本アプリケーションで利用するドキュメント(ブックファイル)を印刷する際に、プリンタドライバへ描画データを出力するために使用されるモジュールである。電子原稿デスプーラ105は、指定されたブックファイルをハードディスクから読み出し、ブックファイルに記述された形式で各ページを印刷するために、前述したOSの出力モジュールに適合する出力コマンドを生成し、不図示の出力モジュールに出力する。その際に、出力デバイスとして使用されるプリンタ107用のプリンタドライバ106がデバイスドライバとして指定される。上述の出力モジュールは、受信した出力コマンドをデバイスコマンドに変換して指定されたプリンタ107用のプリンタドライバ106に出力し、そのプリンタドライバ106がプリンタ107で解釈実行可能なページ記述言語等のコマンドに変換する。そして、変換されたコマンドはプリンタドライバ106から不図示のシステムスプーラを介してプリンタ107に送信され、プリンタ107によってコマンドに応じた画像が印刷される。
図2は、コンピュータ100のハードウェアブロック図である。図2において、CPU201は、ROM203のプログラム用ROMに記憶された、あるいはハードディスク211からRAM202にロードされたOSや一般アプリケーション、製本アプリケーションなどのプログラムを実行し、図1のソフトウェア構成や、後述するフローチャートの手順を実現する。RAM202は、CPU201の主メモリ、ワークエリア等として機能する。キーボードコントローラ(KBC)205は、キーボード209や不図示のポインティングデバイスからのキー入力を制御する。CRTコントローラ(CRTC)206は、CRTディスプレイ210の表示を制御する。ディスクコントローラ(DKC)207は、ブートプログラム、種々のアプリケーション、フォントデータ、ユーザファイル、後述する編集ファイル等を記憶するハードディスク(HD)211やフロッピー(登録商標)ディスク(FD)等とのアクセスを制御する。PRTC208は、接続されたプリンタ107との間の信号の交換を制御する。NC212はネットワークに接続されて、ネットワークに接続された他の機器との通信制御処理を実行する。
<電子原稿データの形式>
編集アプリケーション104の詳細を言及する前に、ブックファイルのデータ形式について説明する。ブックファイルは紙媒体の書物を模倣した3層の層構造を有する。まず、上位層は「ブック」と呼ばれ、1冊の本を模倣しており、その本全般に係る属性が定義されている。その下の中間層は、本でいう章に相当し、やはり「章」と呼ばれる。各章についても、章毎の属性が定義できる。そして、下位層は「ページ」であり、アプリケーションプログラムで定義された各ページに相当する。尚、各ページについてもページ毎の属性が定義できる。更に、一つのブックは複数の章を含んでいてよく、また一つの章は複数のページを含むこともできる。
図3に示す(A)は、ブックファイルの形式の一例を模式的に示す図である。図示するように、この例では、ブックファイルにおけるブック,章,ページは、それぞれに相当するノードにより示されている。一つのブックファイルは一つのブックを含む。ブック,章は、ブックとしての構造を定義するための概念であるから、定義された属性値と下位層へのリンクとをその実体として含む。ページは、アプリケーションプログラムによって出力されたページ毎のデータを実体として有する。そのため、ページは、その属性値のほかに、原稿ページの実体(原稿ページデータ)と各原稿ページデータへのリンクを含む。
尚、紙媒体等に出力する際の印刷ページは複数の原稿ページを含む場合がある。この構造に関してはリンクによって表示されず、ブック、章、ページ各階層における属性として表示される。
図3において、ブック301には、ブック属性が定義されていると共に、2つの章302A,302Bがリンクされている。このリンクにより、章302A,302Bがブック301に包含されていることが表示される。章302Aには、ページ303A,303Bがリンクされ、これらページが含まれることが示されている。各ページ303A,303Bにはそれぞれ属性値が定義され、その実体である原稿ページデータ(1)、(2)へのリンクが含まれる。これらリンクは、図3に示す(B)のように原稿ページデータ304のデータ(1),(2)を指し示し、ページ303A、303Bの実体が原稿ページデータ(1)、(2)であることを表示している。
図4は、ブック属性のリストである。下位層と重複して定義可能な項目に関しては、下位層の属性値が優先採用される。そのため、ブック属性にのみ含まれる項目に関しては、ブック属性に定義された値はブック全体を通して有効な値となる。しかし、下位層と重複する項目については、下位層において定義されていない場合における既定値としての意味を有する。尚、図示された各項目は具体的に1項目に対応するのではなく、関連する複数の項目を含むものもある。
図5は章属性の、図6はページ属性のリストである。章属性とページ属性との関係もブック属性と下位層の属性との関係と同様である。
図4〜図6から明らかなように、ブック属性に固有の項目は、印刷方法、製本詳細、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りの6項目である。これらはブックを通して定義される項目である。印刷方法の属性としては、片面印刷、両面印刷、製本印刷の3つの値を指定できる。ここで、製本印刷とは、別途指定する枚数の用紙を束にして2つ折りにし、その束をつづり合わせることで製本が可能となる形式で印刷する方法である。製本詳細属性としては、製本印刷が指定されている場合に、見開き方向や、束になる枚数等が指定できる。
表紙/裏表紙属性は、ブックとしてまとめられる電子原稿ファイルを印刷する際に、表紙及び裏表紙となる用紙を付加することの指定、及び付加した用紙への印刷内容の指定を含む。インデックス紙属性は、章の区切りとして、印刷装置に別途用意される耳付きのインデックス紙の挿入の指定及びインデックス(耳)部分への印刷内容の指定を含む。この属性は、印刷用紙とは別に用意された用紙を所望の位置に挿入するインサート機能を持ったインサータが使用する印刷装置に備えられている場合か、あるいは、複数の給紙カセットを使用可能である場合に有効となる。これは合紙属性についても同様である。
合紙属性は、章の区切りとして、インサータから、あるいは給紙カセットから供給される用紙の挿入の指定、及び合紙を挿入する場合には、給紙元の指定などを含む。
章区切り属性は、章の区切り目において、新たな用紙を使用するか、新たな印刷ページを使用するか、特に何もしないか等の指定を含む。片面印刷時には、新たな用紙の使用と新たな印刷ページの使用とは同じ意味を持つ。両面印刷時には、「新たな用紙の使用」を指定すれば連続する章が1枚の用紙に印刷されることは無いが、「新たな印刷ページの使用」を指定すれば、連続する章が1枚の用紙の表裏に印刷されることがあり得る。
章属性に関しては、章に固有の項目はなく、全てブック属性と重複する。従って、章属性における定義とブック属性における定義とが異なれば、章属性で定義された値が優先する。ブック属性と章属性とにのみ共通する項目は、用紙サイズ、用紙方向、N−up印刷指定、拡大縮小、排紙方法の5項目である。これらのうち、N−up印刷指定属性は1印刷ページに含まれる原稿ページ数を指定するための項目である。指定可能な配置としては、1×1、1×2、2×2、3×3、4×4などがある。排紙方法属性は、排出した用紙にステイプル処理を施すか否かを指定するための項目であり、この属性の有効性は使用する印刷装置がステイプル機能を有するか否かに依存する。
ページ属性に固有の項目には、ページ回転属性、ズーム、配置指定、アノテーション、ページ分割などがある。ページ回転属性は、原稿ページを印刷ページに配置する際の回転角度を指定するための項目である。ズーム属性は、原稿ページの変倍率を指定するための項目である。変倍率は、仮想論理ページ領域のサイズを100%として指定される。仮想論理ページ領域とは、原稿ページを、Nup等の指定に応じて配置した場合に、1原稿ページが占める領域である。例えば、1×1であれば、仮想論理ページ領域は1印刷ページに相当する領域となり、1×2であれば、1印刷ページの各辺を約70パーセントに縮小した領域となる。
ブック、章、ページについて共通な属性としては、ウォーターマーク属性及びヘッダ・フッタ属性がある。ここで、ウォーターマークとは、アプリケーションで作成されたデータに重ねて印刷される、別途指定される画像や文字列などである。ヘッダ・フッタは、それぞれ各ページの上余白及び下余白に印刷されるウォーターマークである。但し、ヘッダ・フッタには、ページ番号や日時など変数により指定可能な項目が用意されている。尚、ウォーターマーク属性およびヘッダ・フッタ属性において指定可能な内容は、章とページとは共通であるが、ブックはそれらと異なっている。ブックにおいてはウォーターマークやヘッダ・フッタの内容を設定できるし、また、ブック全体を通してどのようにウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するかを指定することができる。一方、章やページでは、その章やページにおいて、ブックで設定されたウォーターマークやヘッダ・フッタを印刷するか否かを指定できる。
<ブックファイルの生成手順>
ブックファイルは上述したような構造及び内容を有している。次に、製本アプリケーション104及び電子原稿ライタ102によるブックファイルの作成手順について説明する。ブックファイルの作成手順は、製本アプリケーション104によるブックファイルの編集操作の一環として実現される。
図7は、製本アプリケーション104によりブックファイルを開く際の手順である。まず、開こうとするブックファイルが、新規作成すべきものであるか、それとも既存のものであるか判定する(ステップS701)。新規作成の場合には、章を含まないブックファイルを新規に作成する(ステップS702)。新規に作成されるブックファイルは、図3の例で示せば、ブックノード301のみ有し、章のノードに対するリンクが存在しないブックのノードとなる。ブック属性は、新規作成用としてあらかじめ用意された属性のセットが適用される。そして、新規ブックファイルを編集するためのユーザインタフェース(UI)画面を表示する(ステップS703)。図11は、新規にブックファイルが作成された際のUI画面の一例である。この場合は、ブックファイルは実質的な内容を持たないため、UI画面1100には何も表示されない。
一方、既存のブックファイルがあれば、指定されたブックファイルを開き(ステップS703)、そのブックファイルの構造、属性、内容に従ってユーザインタフェース(UI)画面を表示する。図10は、既存のブックファイルから指定されたブックファイルを表示するUI画面の一例である。UI画面1100は、ブックの構造を示すツリー部1101と、印刷された状態を表示するプレビュー部1102とを含む。ツリー部1101には、ブックに含まれる章、各章に含まれるページが図3に示す(A)のような木構造で表示される。ツリー部1101に表示されるページは原稿ページである。またプレビュー部1102には、印刷ページの内容が縮小されて表示される。その表示順序はブックの構造を反映したものとなっている。
さて、開かれたブックファイルには、電子原稿ライタ102によって電子原稿ファイルに変換されたアプリケーションデータを、新たな章として追加することができる。この機能を電子原稿インポート機能と呼ぶ。図7に示す手順によって新規に作成されたブックファイルに電子原稿インポートすることで、そのブックファイルには実体が与えられる。この機能は、図10の画面にアプリケーションデータをドラッグアンドドロップ操作することで起動される。
図8に電子原稿インポートの手順を示す。まず、指定されたアプリケーションデータを生成したアプリケーションプログラムを起動し、デバイスドライバとして電子原稿ライタ102を指定してアプリケーションデータを印刷出力させることで、電子原稿データに変換する(ステップS801)。変換を終えたなら、変換されたデータが画像データであるか否かを判定する(ステップS802)。この判定は、ウインドウズ(ウインドウズは商標登録です)OSの下であれば、アプリケーションデータのファイル拡張子に基づいて行われる。例えば、拡張子が「bmp」であればウインドウズ(ウインドウズは商標登録です)ビットマップデータであり、「jpg」であればjpeg圧縮された画像データ、「tiff」であればtiff形式の画像データであると判定できる。また、このような画像データの場合はS8010のようにアプリケーションを起動せずに、画像データから直接電子原稿ファイルを生成することが可能であるため、S8010の処理を省略することも可能である。
ここで、画像データでなかった場合には、ステップS801で生成された電子原稿ファイルを、現在開かれているブックファイルのブックに、新たな章として追加する(ステップS803)。章属性としては、ブック属性と共通するものについてはブック属性の値がコピーされ、そうでないものについては、予め用意された規定値に設定される。
また、ステップS802で画像データである場合には、原則として新たな章は追加されず、指定されている章に、ステップS801で生成された電子原稿ファイルに含まれる各原稿ページが追加される(ステップS804)。但し、ブックファイルが新規作成されたファイルであれば、新たな章が作成されて、その章に属するページとして電子原稿ファイルの各ページが追加される。ページ属性は、上位層の属性と共通のものについてはその属性値が与えられ、アプリケーションデータにおいて定義された属性を電子原稿ファイルに引き継いでいるものについてはその値が与えられる。例えば、Nup指定などがアプリケーションデータにおいて指定されていた場合には、その属性値が引き継がれる。このようにして、新規なブックファイルが作成され、あるいは、新規な章が追加される。
図9は、図8に示すステップS801において、電子原稿ライタ102により電子原稿ファイルを生成させる手順のフローチャートである。まず、新たな電子原稿ファイルを作成してそれを開く(ステップS901)。指定したアプリケーションデータに対応するアプリケーションを起動し、電子原稿ライタをデバイスドライバとしてOSの出力モジュールに対して出力コマンドを送信させる。出力モジュールは、受信した出力コマンドを電子原稿ライタ102によって電子原稿形式のデータに変換し、出力する(ステップS902)。その出力先はステップS901で開いた電子原稿ファイルである。指定されたデータ全てについて変換が終了したか判定し(ステップS903)、終了していれば電子原稿ファイルを閉じる(ステップS904)。電子原稿ライタ102によって生成される電子原稿ファイルは、図3の(B)に示される原稿ページデータの実体を含むファイルである。
<ブックファイルの編集>
以上のようにして、アプリケーションデータからブックファイルを作成することができる。生成されたブックファイルについては、章及びページに対して次のような編集操作が可能である。
(1)新規追加
(2)削除
(3)コピー
(4)切り取り
(5)貼り付け
(6)移動
(7)章名称変更
(8)ページ番号名称振り直し
(9)表紙挿入
(10)合紙挿入
(11)インデックス紙挿入
(12)各原稿ページに対するページレイアウト。
このほか、一旦行った編集操作を取り消す操作や、更に取り消した操作をやり直す操作が可能である。これら編集機能により、例えば複数のブックファイルの統合、ブックファイル内で章やページの再配置、ブックファイル内で章やページの削除、原稿ページのレイアウト変更、合紙やインデックス紙の挿入などの編集操作が可能となる。これらの操作を行うと、図4、図5に示す属性に操作結果が反映されたり、あるいはブックファイルの構造に反映される。例えば、ブランクページの新規追加操作を行えば、指定された箇所にブランクページが挿入される。このブランクページは原稿ページとして扱われる。また、原稿ページに対するレイアウトを変更すれば、その変更内容は、印刷方法やN−up印刷、表紙/裏表紙、インデックス紙、合紙、章区切りといった属性に反映される。
<ブックファイルの出力>
以上のように作成・編集されるブックファイルは、印刷出力を最終目的とするものである。ここで、利用者が図10に示した製本アプリケーションのUI画面1100からファイルメニューを選択し、そこから印刷を選択すると、指定した出力デバイスにより印刷出力される。この際、まず製本アプリケーション104は、現在開かれているブックファイルからジョブチケットを作成し、そのジョブチケットを電子原稿デスプーラ105に渡す。一方、電子原稿デスプーラ105は、ジョブチケットをOSの出力コマンド、例えばウインドウズ(ウインドウズは商標登録です)のGDI関数に変換し、それを出力モジュール、例えばGDIに送信する。出力モジュールは、指定されたプリンタドライバ106によってデバイスに適したコマンドを生成し、そのデバイスに送信する。
ここで、ジョブチケットは原稿ページを最小単位とする構造を有するデータである。ジョブチケットにおける構造は、用紙上における原稿ページのレイアウトを定義している。ジョブチケットは1ジョブにつき1つ発行される。そのため、まず最上位にドキュメントというノードがあり、文書全体の属性、例えば両面印刷/片面印刷などが定義されている。その下には、用紙ノードが属し、用いるべき用紙の識別子やプリンタにおける給紙口の指定などの属性が含まれる。各用紙ノードには、その用紙で印刷されるシートのノードが属する。1シートは1枚の用紙に相当する。各シートには、印刷ページ(物理ページ)が属する。片面印刷ならば1シートには1物理ページが属し、両面印刷ならば1シートに2物理ページが属する。各物理ページには、その上に配置される原稿ページが属する。また物理ページの属性として、原稿ページのレイアウトが含まれる。
電子原稿デスプーラ105は、上述のジョブチケットを、出力モジュールへの出力コマンドに変換する。
そのほかのシステム構成>本実施形態の文書処理システムの概要は以上のようなものである。これはスタンドアロン型のシステムであるが、これを拡張したサーバクライアントシステムでもほぼ同様の構成・手順でブックファイルを作成・編集できる。但し、ブックファイルや印刷処理はサーバによって管理される。
図16は、サーバクライアント型文書処理システムの構成を示すブロック図である。クライアント文書処理システムは、スタンドアロン型システムに、クライアントモジュールであるDOMS(Document Output Management Service:文書出力管理サービス)ドライバ109及びDOMSプリントサービスモジュール110、DS(文書サービス)クライアントモジュール108を加えた構成を有する。このクライアント文書処理システム1200に文書管理サーバ1201、印刷集中管理サーバ1202及びプリントサーバ1203が接続されている。これらサーバは、通常ネットワークによってクライアント文書処理システムと接続されるが、サーバが同時にクライアントとしても機能する場合には、ネットワーク間の通信をシミュレートするプロセス間通信によって接続される。
尚、図16に示す例では、文書管理サーバ1201と印刷集中管理サーバ1202の両方のサーバがクライアントに接続されているが、何れか一方のみネットワーク上に存在する場合もあり得る。例えば、接続されているサーバが文書管理サーバであれば、そのクライアントモジュール108を含む文書管理サーバクライアントシステム1201SCが、また印刷集中管理サーバ1202であれば、そのクライアントモジュールを含む印刷管理サーバクライアントシステム1202SCが、スタンドアロン型文書管理システムに追加される。
文書管理サーバ1201は、製本アプリケーション104により作成・編集されたブックファイルを格納するサーバである。文書管理サーバ1201によってブックファイルを管理する場合、ブックファイルはクライアントPCのローカルHDに代わって、あるいはそれに加えて、文書管理サーバ1201のデータベース1211に保存される。製本アプリケーション104と文書管理サーバ1201との間のブックファイルの保存及び読み出しは、DSクライアント108及びDSコア1212を介して行われる。
印刷集中管理サーバ1202は、クライアント文書管理システム1200に格納された、あるいは文書管理サーバ1201に格納されたブックファイルの印刷を管理するサーバである。クライアントにおける印刷要求は、DOMSドライバ109およびDOMSプリントサービスモジュール110を介して印刷集中管理サーバ1202のDOMSWGサーバモジュール1221に送信される。集中印刷管理サーバ1202は、クライアントのプリンタで印刷する場合にはクライアントのDOMSプリントサービスモジュール110を介して電子原稿デスプーラ105に電子原稿データを渡し、プリントサーバ1203により印刷する場合には、プリントサーバ1203のDOMSプリントサービスモジュール1203に送信する。集中印刷管理サーバは、例えば保存されているブックファイルに対して印刷要求を発行した利用者の資格などについてセキュリティチェックを行ったり、印刷処理のログを保存したりする。このように、文書処理システムは、スタンドアロンとしても、クライアントサーバシステムとしても実現できる。
<プレビュー表示の内容>
既に説明した通り、ブックファイルが製本アプリケーションによって開かれると、図10に示したユーザインタフェース画面1100が表示される。ツリー部1101には、開いているブック(以下、「注目ブック」と呼ぶ)の構造を示すツリーが表示される。プレビュー部には、利用者の指定に応じて、3通りの表示方法が用意されている。まず、第1は原稿ページをそのまま表示する原稿ビューと呼ばれるモードである。この原稿ビューモードでは、注目ブックに属する原稿ページの内容が縮小されて表示される。尚、プレビュー部1102の表示にレイアウトは反映されない。次に、第2は印刷ビューモードである。この印刷ビューモードでは、プレビュー部1102には原稿ページのレイアウトが反映された形で原稿ページが表示される。そして、第3は簡易印刷ビューモードである。この簡易印刷ビューモードでは、各原稿ページの内容はプレビュー部の表示には反映されず、レイアウトのみが反映される。
本発明における実施例1について説明する。
図12はPSパススルー印刷を行うかどうかの設定ダイアログの例を図示したものである。ダイアログ1201には、チェックボックス1202があり、PSパススルー印刷が可能な場合においてPSパススルー印刷を行うかどうかの設定ができる。
図13はPSパススルー印刷の設定ダイアログ1201において、チェックボックス1202がオンの場合における、処理フローを示している。チェックボックス1202がオンの場合はPSパススルー印刷を行うことになるが、この時点で作成するPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベルをいったん決めておく(1301)。その後、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データの転送先となるプリンタのハンドルを取得し(1302)、プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)に関する情報をOSが提供するプリンタエスケープにより取得する。この際、プリンタエスケープによるプリンタの情報が取得できない(すでにDEVMODE設定(プリンタの拡張設定)がなされていたりする場合)、または、プリンタエスケープにより取得した情報からPSパススルー印刷ができないと判断された場合はGDI印刷を行う(1303:NO→1306)。プリンタエスケープにより取得した情報からPSパススルー印刷が可能であると判断された場合は(1303:YES)、そのプリンタが持つPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルを取得する(1304)。PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のレベル取得に関しては、プリンタエスケープにより取得できる情報にPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のレベルの情報が付随している状態の場合もあるが、プリンタによってはプリンタエスケープの時点でPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルが取得できない場合もある。この場合はPPD(PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です) Printer Description)ファイルを解析してプリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のレベルを取得する。PPDファイルとは、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)プリンタ本体やそのオプション製品など機器固有の機能を定義している設定ファイルであって、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)プリンタのシステムをインストールするOSには必ず搭載されている。ここまでの状態で、プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のレベルが取得できなかった場合にはGDI印刷を行う(1304:NO→1306)。プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルが取得できた場合は(1304:YES)、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データの転送元で作成されるPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベル(1301で決定済)と転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルを比較する(1305)。転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルが、転送元で作成されるPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベルを下回る場合は、GDI印刷を行う(1305:NO→1306)。転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルが、転送元で作成されるPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベル以上となる場合において、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の転送元でPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のデータを作成し、PSパススルー印刷を行う(1307)。
本発明における実施例2について説明する。
実施例1と同様、図14はPSパススルー印刷の設定ダイアログ1201において、チェックボックス1202がオンの場合における、処理フローを示している。チェックボックス1202がオンの場合はPSパススルー印刷を行うことになるが、この時点で作成するPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベルをいったん決めておく(1401)。その後、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データの転送先となるプリンタのハンドルを取得し(1402)、プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)に関する情報をOSが提供するプリンタエスケープにより取得する。この際、プリンタエスケープによるプリンタの情報が取得できない(すでにDEVMODE設定(プリンタの拡張設定)がなされていたりする場合)、または、プリンタエスケープにより取得した情報からPSパススルー印刷ができないと判断された場合は、警告ダイアログ1501を出力する(1403:NO→1406)。ユーザから印刷続行意思があった場合はGDI印刷を行い(1409)、キャンセルの場合は印刷を中止する(1408)。プリンタエスケープにより取得した情報からPSパススルー印刷が可能であると判断された場合は(1403:YES)、そのプリンタが持つPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルを取得する(1404)。PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のレベル取得に関しては、プリンタエスケープにより取得できる情報にPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のレベルの情報が付随している状態の場合もあるが、プリンタによってはプリンタエスケープの時点でPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルが取得できない場合もある。この場合はPPD(PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です) Printer Description)ファイルを解析してプリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のレベルを取得する。PPDファイルとは、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)プリンタ本体やそのオプション製品など機器固有の機能を定義している設定ファイルであって、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)プリンタのシステムをインストールするOSには必ず搭載されている。ここまでの状態で、プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のレベルが取得できなかった場合には、警告ダイアログ1501を出力する(1404:NO→1406)。ユーザから印刷続行意思があった場合はGDI印刷を行い(1409)、キャンセルの場合は印刷を中止する(1408)。プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルが取得できた場合は(1404:YES)、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データの転送元で作成されるPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベル(1401で決定済)と転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルを比較する(1405)。転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルが、転送元で作成されるPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベルを下回る場合は、図15に示すように警告ダイアログ1501を出力する(1405:NO→1406)。ユーザから印刷続行意思があった場合はGDI印刷を行い(1409)、キャンセルの場合は印刷を中止する(1408)。転送先プリンタのPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の対応レベルが、転送元で作成されるPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)データのレベル以上となる場合において、PostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)の転送元でPostScript(PostScriptはアドビ社の商標登録です)のデータを作成し、PSパススルー印刷を行う(1410)。
本実施形態のスタンドアロン型の文書処理システムのソフトウェア構成例を示すブロック図である。 本実施形態の文書処理システムを実現するハードウェア構成例を示すブロック図である。 ブックファイルの構造の一例を示す図である。 ブック属性の一覧を示す図である。 章属性の一覧を示す図である。 ページ属性の一覧を示す図である。 ブックファイルを開く手順例を示すフローチャートである。 新規のブックファイルを開いた際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 既存のブックファイルを開いた際のユーザインタフェース画面の一例を示す図である。 電子原稿ファイルをブックファイルにインポートする手順例を示すフローチャートである。 図10のステップ801に示すアプリケーションデータを電子原稿ファイルに変換する手順例を示すフローチャートである。 PSパススルー印刷を行うかどうかの設定ダイアログ例を示す図である。 実施例1における、PSパススルー印刷を行う際の処理手順を示すフローチャートである。 実施例2における、PSパススルー印刷を行う際の処理手順を示すフローチャートである。 PSパススルー印刷を行う選択がされているが、PSパススルー印刷ができない場合に出力する警告ダイアログ例を示す図である。 サーバクライアント型文書処理システムの構成を示すブロック図である。

Claims (2)

  1. 印刷機能を有するアプリケーションにおいて、印刷データの転送元で作成したPostScriptデータが、転送先のPostScript対応プリンタにおいて、満足に取り扱えるかどうかを印刷前に動的に判断する仕組みを有する印刷制御システム。
  2. 請求項1に記載の印刷制御システムにおいて、印刷前の動的判断によりPostScript印刷が不適合だとわかった場合、OSに依存する形式にて印刷処理をおこなう(GDI印刷)か、印刷を中止するかの分岐を該システムのユーザに提供する仕組みを有する印刷制御システム。
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