JP2007271497A - 振動子及び角速度センサ - Google Patents

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Abstract

【課題】異なる成分の信号が容易に分離可能な状態で、3軸方向の角速度が検出可能な振動子において、より安定した振動特性が得られるようにする。
【解決手段】各脚部の外側部分に架設されている3つの梁部131,132,133を備え、梁部131は、梁要素131aと梁要素131bから構成され、梁部132は、梁要素132aと梁要素132bから構成され、梁部133は、梁要素133aと梁要素133bから構成されているようにした。例えば、梁要素131a及び梁要素132bは、脚部123と同様に、y1軸に沿って延在し、梁要素131b及び梁要素133aは、脚部122と同様に、y3軸に沿って延在し、梁要素132a及び梁要素133bは、脚部121と同様に、y2軸に沿って延在している。
【選択図】 図1

Description

本発明は、航空機,船舶,自動車などの姿勢制御や位置検出などに利用される回転系内の回転角速度を検出するセンサに適用可能な振動子及び角速度センサに関する。
角速度センサには様々な種類があるが、組み込むために薄く小型にし、かつ軽量にするという要求を満たすものとして、振動型の角速度センサがある。従来よりある振動型の角速度センサは、四角柱に加工した振動子を振動させて回転に伴って働くコリオリ力を検出するものである。
このような従来の角速度センサとして、音叉型振動子を用いたものがある(特許文献1参照)。また、回転軸に対して交差する面内に延在する複数の振動系と、各振動系の先端に連結された複数の屈曲振動片とを備えた振動子も提案されている(特許文献2参照)。特許文献2の振動子によれば、上記面内の回転の回転速度が検出でき、ジャイロスコープの低背化を可能としている。
一方、検出すべき運動の自由度に多軸化が求められるようになり、直交する3軸の各成分(角速度)を検出する角速度センサが提案されている。例えば、振動子により3軸化を図ろうとする場合、角速度の検出原理であるコリオリ力を3軸のすべてについて発生させるため、素子は、駆動変位速度として少なくとも直交する2方向成分を有する必要がある。これを実現する技術として、1つの慣性体要素を、時間的にも直交した2相駆動により円運動させる方式が提案されている(非特許文献1参照)。
ところで、上述した角速度センサを用いて3軸の各成分検出使用とする場合、複数の振動子を組み合わせて用いることになるため、角速度センサの構成が複雑になる。また、1つの慣性体要素を時間的にも直交した2相駆動により円運動させる方式では、圧電振動材料の板(振動子)に均整な円運動を与えることが困難であり、他軸信号との直交性が乱れ、異なる成分の信号の分離が容易ではない。
これらの問題を解消する技術として、Z軸(光軸)を法線とする同一の平面内で基部より互いに120°の角度をなす方向に各々延在する3つの脚部と、平面内で脚部の間に架設された3つの梁部とを備えた振動子を用い、各々の梁部の平面に直交する側面に励振電極を設け、各々の脚部の平面に平行な上面に検出電極を設けた角速度センサが提案されている(特許文献3参照)。この技術によれば、1つの振動子により、異なる成分の信号が容易に分離可能な状態で、3軸方向の角速度が検出可能となる。
特開2002−340559号公報 特開平11−281372号公報 特開2006−017538号公報 田村英樹、市村敏也、富川義朗、「2相駆動による3軸角速度検出ジャイロセンサ」、超音波TECHNO、2002.1−2、pp.6−13、(2002−01)
ところで、上述した振動子においては、例えばX軸に沿う振動要素(梁部)とY軸に沿う振動要素(脚部)とが混在する。このため、温度変化などによって振動特性が変化する際に、この変化量が梁部と脚部とにおいて異なることになる。このため、特許文献3による振動子では、安定した振動特性が容易には得られないという問題があった。
本発明は、以上のような問題点を解消するためになされたものであり、異なる成分の信号が容易に分離可能な状態で、3軸方向の角速度が検出可能な振動子において、より安定した振動特性が得られるようにすることを目的とする。
本発明に係る振動子は、所定の軸を中心に少なくとも3回の対称性を有する圧電材料から構成された振動子であって、振動子の中央部に配置された基部と、上記軸を法線とする平面内で基部より互いに120°の角度をなす3つの方向に各々延在する3対の脚部と、平面内で脚部の間に架設されている3つの梁部とを少なくとも備え、梁部は、架設されている2つの脚部の延在する方向に各々延在する梁要素が、交互に連結されたものである。従って、梁部及び脚部を構成するすべての振動要素が、上記3つの方向のいずれかに平行となり、すべての振動要素が同一の結晶軸に平行となる。
上記振動子において、脚部は、中心脚とこの中心脚を挾むように線対称に配置された2つの側脚とから構成され、梁部は、隣り合う側脚の間に架設されているようにしてもよい。また、各々の梁部の中央部に設けられたおもり部を備えるようにしてもよい。なお、圧電材料は、水晶であり、所定の軸は、水晶の光軸であり、3つの方向は、水晶の機械軸の方向であればよい。
また、本発明に係る角速度センサは、所定の軸を中心に少なくとも3回の対称性を有する圧電材料よりなる振動子より構成された角速度センサであって、振動子の中央部に配置された基部と、軸を法線とする平面内で基部より互いに120°の角度をなす3つの方向に各々延在する3対の脚部と、平面内で脚部の間に架設されている3つの梁部と、各々の梁部に設けられた励振電極と、各々の脚部に設けられた検出電極とを少なくとも備え、梁部は、架設されている2つの脚部の延在する方向に各々延在する梁要素が、交互に連結されたものである。
上記脚部は、中心脚とこの中心脚を挾むように線対称に配置された2つの側脚とから構成され、梁部は、隣り合う側脚の間に架設され、検出電極は、中心脚に設けられているようにしてもよい。また、各々の梁部の中央部に設けられたおもり部を備えるようにしてもよい。なお、圧電材料は、水晶であり、所定の軸は、水晶の光軸であり、3つの方向は、水晶の機械軸の方向であればよい。
以上説明したように、本発明では、基部より互いに120°の角度をなす3つの方向に各々延在する3対の脚部を各々架設する梁部が、架設されている2つの脚部の延在する方向に各々延在する梁要素を、交互に配置して連結されたものとした。この結果、梁部及び脚部を構成するすべての振動要素が、上記3つの方向のいずれかに平行となり、すべての振動要素が同一の結晶軸に平行となるので、本発明によれば、より安定した振動特性が得られるようになるという優れた効果が得られる。
以下、本発明の実施の形態について図を参照して説明する。図1は、本発明の実施の形態における振動子の構成例を示す平面図である。図1に示す振動子は、例えば水晶から構成され、まず、基部101より各々120°異なる方向に延在する3つの脚部121,122,123を備える。図1に示す振動子では、各脚部が、水晶の機械軸(Y軸)に沿って各々延在している。
加えて、図1に示す振動子では、各脚部の外側部分に架設されている3つの梁部131,132,133を備え、梁部131は、梁要素131aと梁要素131bから構成され、梁部132は、梁要素132aと梁要素132bから構成され、梁部133は、梁要素133aと梁要素133bから構成されているようにした。例えば、梁要素131a及び梁要素132bは、脚部123と同様に、y1軸に沿って延在し、梁要素131b及び梁要素133aは、脚部122と同様に、y3軸に沿って延在し、梁要素132a及び梁要素133bは、脚部121と同様に、y2軸に沿って延在している。y1軸,y2軸,及びy3軸は、互いに120°の角度をなす水晶のY軸である。このように、各梁部は、架設されている2つの脚部の延在する方向に各々延在する梁要素が、交互に連結されたものである。図1に例示する振動子では、1つの梁部が2つの梁要素から構成されている。なお、連結部は、長さや面積(体積)が0ではなく、ある程度の長さや面積(体積)を有しているものである。
このように構成された図1に示す振動子によれば、各脚部に加え、梁部を構成する各梁要素が、3回対称でかつY軸に平行な状態となっている。言い換えると、すべての振動要素が、3回対称で、かつY軸に平行な状態となっている。図1に示す構成例では、梁要素131a,梁要素131b,梁要素132a,梁要素132b,梁要素133a,及び梁要素133bにより、正六角形が構成されている。なお、図1に例示する振動子では、基部101に、張り出し部141,142,143を備え、所定のパッケージの内部に設けた台座などに、張り出し部141,142,143を固定することができる。張り出し部141,142,143は、基部101より水晶のY軸の方向に突出した突出部であり、各々3回の対称性を有して形成されている。
ここで、以降に説明するように脚部に検出電極が設けられるが、このような脚部がX軸に沿っていると、XY平面に垂直な方向の振動の検出を可能とする電極構成が容易ではない。また、一部が振動するようなスプリアスモードとの分離が回避しにくくなる。このため、上述したように、梁部及び脚部のいずれの要素も、3回対称なY軸の方向に延在しているように配置した方がよい。このようにすることで、脚部がX軸に沿う状態がなくなるので、上記の問題が回避できる。
図1に示す振動子は、例えば板厚0.358mmの水晶板(Z板)を、例えば緩衝フッ酸水溶液や、フッ化アンモニウム水溶液を用いたウエットエッチングにより加工することで形成可能である。また、各脚部や各梁部は、幅0.2〜0.7mm程度に形成されていればよい。また、各脚部は、基部101と各々の梁部の接続部との間隔が1.5〜2mm程度に形成されていればよい。なお、各脚部は、すべて同一の長さに形成されている。
ところで、図1に示す振動子は、XY平面内で梁部131,132,133が屈曲振動する振動モードと、Z軸を中心に回転する方向の振動モードと、X軸を中心に回転する方向の振動モードと、Y軸を中心に回転する方向の振動モードとを有している。図1に示す振動子によれば、XY平面内で基部101を中心として放射状に、各梁部131,132,133を屈曲振動させるように駆動(励振)することで、上述した各軸を中心とした回転方向の角速度Ωz,Ωy,Ωxの変位速度成分を同時に得ることができる。図1に示す振動子が駆動されている状態で、回転角速度Ωz,Ωy,Ωxが印加されると、コリオリ力(F=−2mΩ×v)が各梁部に生じ、各々の振動変位成分が誘起されるので、各脚部に設けた検出電極により、上記振動変位成分を電気信号として得ることができる。なお、各振動モードの振動周波数はほぼ等しい状態とした方がよく、モードを近接させるためには、振動子の厚さ,梁部(梁要素)及び脚部の幅や長さを適宜設計すればよい。
図1に示す振動子は、3回対称性を有する結晶である水晶から構成されているので、基部101より各々120°異なる方向に延在する3つの脚部121,122,123は、振動特性が等しくなる。従って、単相駆動による励振が可能となる。また、3回の対称形状により、各脚部の検出振動特性が等しくなるため、検出時の信号処理が容易となる。加えて、図1に示す振動子によれば、3回対称でかつY軸に平行となる振動編要素のみから構成されているので、温度変化などによる振動特性の変動量が、各梁部や各脚部で等しくなり、より安定した動作が得られるようになる。
次に、上述した励振と検出を行うための電極配置例について説明する。図2は、図1に示した振動子を用いて角速度センサを構成するための電極の配置を示した斜視図(a),(b)及び部分断面図(c)である。図2に示すように、まず、検出脚122との接合部付近の梁要素131aに励振電極211,212が配設され、検出脚123との接合部付近の梁要素131bに励振電極213,214が配設されている。また、検出脚123との接合部付近の梁要素132aに励振電極221,222が配設され、検出脚121との接合部付近の梁要素132bに励振電極223,224が配設されている。また、検出脚121との接合部付近の梁要素133aに励振電極231,232が配設され、検出脚122との接合部付近の梁要素133bに励振電極233,234が配設されている。
例えば、図2(c)の断面図に示すように、励振電極211は、梁要素121aのXY平面に平行な両方の面に設けられ、励振電極212は、梁要素121aのXY平面に垂直な両方の面に設けられている。このように配設された励振電極211と励振電極212との間、及び励振電極213と励振電極214との間に交流電圧(励振信号)VDを印加することで、梁部131を、XY平面内で屈曲振動させることができる。これは、他の梁部132,梁部133においても同様である。これら、各梁部に屈曲振動を起こさせることで、図2に示す角速度センサを励振したことになる。
また、脚部121に検出電極241,242が配設され、脚部122に検出電極251,252が配設され、脚部123に検出電極261,262が配設されている。また、基部101より放射状に延在するように、各脚部上面の中央部に配設された接地電極201を備える。例えば、接地電極201の電位を基準とし、各検出電極に生じる電圧が検出される。各検出電極は、各脚部及び各梁部が配置されている平面に平行な上面に設けられている。なお、図2に示す角速度センサは、前述したように、張り出し部141,142,143において支持手段により支持されている。
次に、上述した各検出電極により、励振状態とした図2に示す角速度センサによる角速度の検出について説明する。各検出電極は、図3に示すように検出回路に接続すればよい。例えば、検出電極141,242は、差動増幅回路301の2つの入力端に接続される。差動増幅回路301は、例えばオペアンプを含み、このオペアンプの非反転入力端及び反転入力端に、検出電極241及び検出電極242が、各々接続される。差動増幅回路301により、検出電極241と検出電極242との出力差が検出される。
差動増幅回路301から出力された信号は、同期検波回路311の一方の入力端に入力される。同期検波回路311の他方の入力端には、位相回路321が接続される。同期検波回路311は、振動子を励振するために発振回路330から出力される励振信号に同期して、差動増幅回路301の出力を検波する。なお、図3において、便宜上、発振回路330を複数に示しているが、これらはすべて同一である。さらに、同期検波回路311から出力された信号は、整流増幅回路341により整流されて増幅される。
また、検出電極251,252は、差動増幅回路302の2つの入力端に接続され、検出電極261,262は、差動増幅回路303の2つの入力端に接続される。差動増幅回路302から出力された信号と差動増幅回路303から出力された信号とは、差動増幅回路304に入力し、差動増幅回路304から出力された信号は、同期検波回路312の一方の入力端に入力される。同期検波回路312他方の入力端には、位相回路322が接続される。同期検波回路312は、振動子を励振するために発振回路330から出力される励振信号に同期して、差動増幅回路304の出力を検波する。さらに、同期検波回路312から出力された信号は、整流増幅回路342により整流されて増幅される。
また、検出電極241,242,251,252,261,262は、加算器305の入力単に接続され、加算器305から出力された信号は、同期検波回路313の一方の入力端に入力される。同期検波回路313の他方の入力端には、位相回路323が接続される。同期検波回路313は、振動子を励振するために発振回路330から出力される励振信号に同期して、加算器305の出力を検波する。さらに、同期検波回路313から出力された信号は、整流増幅回路343により整流されて増幅される。
上述した検出回路により、まず、整流増幅回路341から出力された信号により、角速度Ωxが得られる。また、整流増幅回路342から出力された信号により、角速度Ωyが得られる。また、整流増幅回路343から出力された信号により、図2(b)に示す角速度Ωzが得られる。
ここで、張り出し部141,142,143による支持について説明する。図2に例示する角速度センサでは、支持方法が重要となる。この角速度センサは、梁部131,132,133を励振して用いるため、基部101の部分で支持を行うことになる。ところが、励振の振動やコリオリ力により発生する振動は、3つの脚部から基部101の部分へ漏れることになり、3つの脚部が連結する基部101の部分への振動漏れは大きい。このため、基部の分における支持固定の状態により、角速度センサの特性が大きく変化する。このため、支持固定の製造ばらつきにより、製造される角速度センサの特性が大きくばらつくことになる。これに対し、張り出し部141,142,143を用いることで、異なる脚部への振動の伝搬、及び張り出し部141,142,143に接続される基部101への振動の伝播が抑制されるようになる。この結果、支持固定による特性の変化が小さくなり、安定した支持が可能となり、0点ドリフトや感度ドリフトなどの温度特性が小さくなり、他軸感度の影響が抑制できるようになる。
固定の方法としては、例えば、所定のパッケージの内部に設けた台座などに、張り出し部141,142,143を接合又は接着することで、図1に示す振動子を支持固定すればよい。また、台座が水晶若しくはガラスから構成されていれば、直接接合により、台座と張り出し部141,142,143とを接合することができる。また、エポキシ樹脂などの接着剤を用いて張り出し部141,142,143を台座に接着する場合、台座の接着面に溝や凹部を設け、余分な接着剤が排出されやすくしてもよい。また、台座の接合面にAuよりなる端子を設け、張り出し部141,142,143に設けた端子と対応する台座のAuよりなる端子とを、Auバンプにより接合し、張り出し部141,142,143が、台座に固定されるようにしてもよい。
次に、本発明の実施の形態における他の振動子について説明する。図4は、本発明の本実施の形態に係る他の振動子の構成例を示す平面図である。図4に示す振動子は、図1に示した振動子の梁部を4つの要素から構成するようにしたものである。まず、基部101より各々120°異なる方向(Y軸方向)に延在する3つの脚部121,122,123を備える。これらは、図1に示す振動子と同様である。
図4に示す振動子では、各脚部の外側部分に架設されている3つの梁部431,432,433を備え、梁部431は、梁要素431a,梁要素431b,梁要素431c,及び梁要素431dから構成され、梁部432は、梁要素432a,梁要素432b,梁要素432c,及び梁要素432dから構成され、梁部433は、梁要素433a,梁要素433b,梁要素433c,及び梁要素433dから構成されている。
例えば、梁部431は、y1軸に平行な梁要素431aと、y3軸に平行な梁要素431bと、y1軸に平行な梁要素431cと、y3軸に平行な梁要素431dとから構成されている。従って、梁部431は、3回対称な軸(Y軸)の互いに120°異なる隣り合う軸に平行で、交互に配置された4つの梁要素から構成されている。このように、図4に示す振動子では、各梁部が、架設されている2つの脚部の延在する方向に各々延在する梁要素が、交互に連結されているようにした。この振動子では、各梁部が、4個の梁要素から構成されている。図1に例示した振動子と同様に、各梁部は、偶数個の梁要素から構成されている。
このように構成された梁部によれば、XY平面方向の屈曲振動が起きやすくなる。図1に示すように2つの梁要素から梁部を構成する場合、梁部の剛性が高くなり、XY平面方向の屈曲振動が起きにくくなる。このため、梁部に励振電極を設けて励振すると、脚部の縦伸縮振動も伴うようになり、固有モードの振動の周波数が高くなる。この種の角速度センサでは、共振周波数が低いほど高い検出感度が得られるので、固有モードの周波数が高くなる図1に示す構成は、高い検出感度が得にくい状態となっている。これに対し、図4に示す振動子の構成とすることで、梁部の屈曲振動が起きやすくなり、脚部の縦伸縮振動が抑制できるので、固有モードの振動の周波数が高くなる状態が抑制されるようになり、高い検出感度がより得やすいものとなる。
図4に示す振動子においては、図1に示す振動子と同様に、XY平面内で梁部431,432,433が屈曲振動する振動モードと、Z軸を中心に回転する方向の振動モードと、X軸を中心に回転する方向の振動モードと、Y軸を中心に回転する方向の振動モードとを有している。従って、図4の振動子も、前述同様に、XY平面内で基部101を中心として放射状に、各梁部431,432,433を屈曲振動させるように駆動(励振)することで、上述した各軸を中心とした回転方向の角速度Ωz,Ωy,Ωxの変位速度成分を同時に得ることができる。
また、図4に示す振動子において、励振と検出を行うための電極配置は、図5(a)及び図5(b)に示すように、図2に示す角速度センサと同様である。まず、検出脚122との接合部付近の梁要素431aに励振電極211,212が配設され、検出脚123との接合部付近の梁要素431dに励振電極213,214が配設されている。また、検出脚123との接合部付近の梁要素432aに励振電極221,222が配設され、検出脚121との接合部付近の梁要素432dに励振電極223,224が配設されている。また、検出脚121との接合部付近の梁要素433aに励振電極231,232が配設され、検出脚122との接合部付近の梁要素433dに励振電極233,234が配設されている。
例えば、励振電極211は、梁要素421aのXY平面に平行な両方の面に設けられ、励振電極212は、梁要素421aのXY平面に垂直な両方の面に設けられている。このように配設された励振電極211と励振電極212との間、及び励振電極213と励振電極214との間に交流電圧(励振信号)VDを印加することで、梁部431を、XY平面内で屈曲振動させることができる。これは、他の梁部432,梁部433においても同様である。これら、各梁部に屈曲振動を起こさせることで、図5に示す角速度センサを励振したことになる。
また、脚部121に検出電極241,242が配設され、脚部122に検出電極251,252が配設され、脚部123に検出電極261,262が配設されている。また、基部101より放射状に延在するように、各脚部上面の中央部に配設された接地電極201を備える。例えば、接地電極201の電位を基準とし、各検出電極に生じる電圧が検出される。各検出電極は、各脚部及び各梁部が配置されている平面に平行な上面に設けられている。これら検出電極と、図3に示した検出回路とにより、角速度Ωx、角速度Ωy、及び角速度Ωzが得られる。
次に、本発明の実施の形態における振動子及び角速度センサについて説明する。図6は、本発明の実施の形態における他の振動子の構成例を示す斜視図である。図6に示す振動子は、3つの梁部431,梁部432,及び梁部433の中央部に、各々同じ質量のおもり部601,おもり部602,及びおもり部603を備えるようにしたものである。おもり部601は、梁要素431bと梁要素431cとの連結部分に設けられ、おもり部602は、梁要素432bと梁要素432cとの連結部分に設けられ、おもり部603は、梁要素433bと梁要素433cとの連結部分に設けられている。なお、他の構成は、図4に示す振動子と同様である。なお、図6に示す振動子は、図5に示す角速度センサと同様に各電極を配置することで、角速度センサとして動作可能である。
図6に示す振動子では、例えば梁部431の中央部、すなわち梁要素431bと梁要素431cとの連結部の幅を他の領域より広くすることで、おもり部601が構成されているようにした。同様に、梁部432の中央部の幅を他の領域より広くすることで、おもり部602が構成され、梁部433の中央部の幅を他の領域より広くすることで、おもり部603が構成されている。
これらのように、励振部となる梁部におもりを設けることで、回転しているときのコリオリ力が増大し、角速度検出感度が増大するようになる。前述したように、コリオリの力Fは、「F=−2mΩ×v」で示され、絶対値は質量に比例して大きくなる。このコリオリ力は、励振の速度成分の方向と回転角速度の回転軸とに直交する方向に加わる。ここで、図6に示すように、励振振動の速度が最も大きい梁部の中央部が、他より大きい質量となっていれば、上記コリオリ力の式より、コリオリ力が増大する。
また、おもり部601,602,603を備えることで、励振による梁部の振動の周波数が低下する。角速度の検出感度は、励振振動の周波数が小さい方が大きく、励振モードの周波数と各検出モードの周波数との差(検出モードとの離調度)が、励振モードの周波数に合致するように、脚部(脚部材)の幅,長さ,厚みを適宜設計することで、角速度の検出感度を大きくすることができる。また、おもり部の上面裏面あるいは側面に、さらに金属膜などを形成して質量を付加することで、おもり部の質量のばらつきを抑制するようにしてもよい。例えば、真空蒸着法,スパッタ法などにより金属膜を付着させた後、レーザ照射などによるトリミングによる調整を行えばよい。
次に、本発明の実施の形態における他の振動子及び角速度センサについて説明する。図7は、本発明の実施の形態における他の振動子及び角速度センサの構成例を示す平面図(a)、斜視図(b),(c)、及び断面図(d)である。図7(a)に示す振動子は、まず、梁部431において、梁要素431aに貫通孔701aを設け、梁要素431dに貫通孔701bを設けるようにした。また、図7(b),(c)に示すように、これら貫通孔形成部の外側側面及び内側側面に、励振電極711,712,及び励振電極713,714を備えるようにした。図7(d)は、励振電極711,712が設けられている貫通孔701aの部分における断面図である。
同様に、梁部432において、梁要素432aに貫通孔702aを設け、梁要素432dに貫通孔702bを設け、これら貫通孔形成部の外側側面及び内側側面に、励振電極721,722,及び励振電極723,724を備える。また、梁部433において、梁要素433aに貫通孔703aを設け、梁要素433dに貫通孔703bを設け、これら貫通孔形成部の外側側面及び内側側面に、励振電極731,732,及び励振電極733,734を備える。図示するように、各梁要素と脚部との連結部近くの領域に各々貫通孔を備える。なお、他の構成は、図4及び図5と同様である。
このように、開口部を設けて励振電極を配設することで、対向配置された励振電極により、励振のための電界を電気軸に対して平行に与えることができる。また、励振電極を設けた全域に電界を無駄なく与えることができ、電界効率が高くなる。この結果、R1(直列抵抗)が減少し、Q値が大きくなるという効果が得られるようになる。すなわち、駆動インピーダンスを低下させることが可能となり、駆動回路のゲインを下げることが可能となる。また、開口部を備えることで、梁部根元の剛性が小さくなり、より容易に振動するようになり、励振信号の周波数を低下させることが可能となる。また、ひずみの集中部に開口部が設けられるので、共振周波数を低下させることが可能となり、感度の上昇が見込める。
次に、本発明の実施の形態における他の角速度センサについて説明する。図8は、本発明の実施の形態における他の角速度センサの構成例を示す斜視図(a),(b),及び部分拡大平面図(c)である。図8に示す角速度センサは、図5に示す角速度センサに、新たに3つの貫通孔801,貫通孔802,及び貫通孔803が形成されているようにしたものである。貫通孔801,802,803は、3つの梁部と同じ3回対称の状態で、基部101に設けられている。このように基部101に貫通孔を設けることで、異なる脚部への振動の伝搬、及び張り出し部141,142,143に接続される支持部への振動の伝播が抑制されるようになる。この結果、支持固定による特性の変化が小さくなり、安定した支持が可能となり、0点ドリフトや感度ドリフトなどの温度特性が小さくなり、他軸感度の影響が抑制できるようになる。
また、図8(a)に示す角速度センサは、図8(b)に示す反対の側に設けられている電極に接続する配線が、貫通孔801,802,803を経由し、図8に示す面側に引き出されている。なお、他の構成は、図4,図5に示す振動子及び角速度センサに同様である。貫通孔801,802,803を経由して一方の面の側に配線を引き出すことができるので、例えば、図8(c)の部分拡大平面図に示すように、接地電極201に接続する端子811,検出電極251に接続する端子812,検出電極242に接続する端子813,及び反対側の面の配線により接続されている励振電極211,213,222,224,231,234に接続する端子814を、張り出し部143の接着領域843内に配置することができる。
このように、一方の面の張り出し部141,142,143にすべての端子を配置することで、張り出し部に接続させる台座部に、対応する端子接続部を備えておけば、前述したように、Auバンプによりこれらを接合して接続することで、配線(パッド同士)の接続と、台座部への固定とが同時に行える。また、Auバンプを用いた接合では、振動子に超音波を加えることになるが、超音波を加える面に電極配線などが形成されていると、超音波の印加により電極配線がはがれる場合がある。これに対し、図8(b)に示すように、この振動子の場合、張り出し部141,142,143の超音波が印加される面には電極配線が形成されないので、上記の問題が発生しにくいものとなる。
なお、基部101に設ける貫通孔の構成は、上述した貫通孔801,802,803に限るものではなく、例えば、図9(a)に示すように、3つの貫通孔901,902,903を、脚部121,122,123の根元の基部101に備えるようにしてもよい。貫通孔901,902,903も、3回の対称性を備えた状態に形成されている。また、図9(b)に示すように、基部101に、複数の貫通孔911を設けるようにしてもよい。この場合においても、複数の貫通孔911は、3回の対称性を備えた状態に形成されていればよい。
ところで、図10に示すように、基部101に、張り出し部1041,1042,1043が設けられ、これら張り出し部を所定のパッケージの内部に設けた台座などに接着固定するようにしてもよい。張り出し部は、各梁部の励振振動を阻害しない範囲で、基部101に設けられていればよい。
次に、本発明の実施の形態における他の振動子について、図11を用いて説明する。図11に示す振動子は、まず、振動子の中央部に配置された基部1101と、Z軸を法線とする平面内で基部1101より互いに120°の角度をなす3つのY軸方向に各々延在する3対の脚部1121,1122,1123を備える。ここで、脚部1121は、中心脚1121aとこれを挾むように線対称に配置された2つの側脚1121b,1121cとから構成され、脚部1122は、中心脚1122aとこれを挾むように線対称に配置された2つの側脚1122b,1122cとから構成され、脚部1123は、中心脚1123aとこれを挾むように線対称に配置された2つの側脚1123b,1123cとから構成されている。
また、図11に示す振動子は、XY平面内で隣り合う側脚の間に架設されている3つの梁部1131,1132,1133を少なくとも備える。まず、梁部1131は、側脚112bと側脚1123cとの間に架設されている。また、梁部1132は、側脚1123bと側脚1121cとの間に架設されている。同様に、梁部1133は、側脚1121bと側脚1122cとの間に架設されている。
加えて、各梁部は、架設されている2つの脚部の延在する方向に各々延在する梁要素が、交互に連結されている。まず、梁部1131は、側脚1123cと同一方向の梁要素1131aと、側脚1122bと同一方向の梁要素1131bと、側脚1123cと同一方向の梁要素1131cと、側脚1122bと同一方向の梁要素1131dとが、これらの順に連結したものである。
また、梁部1132は、側脚1121cと同一方向の梁要素1132aと、側脚1123bと同一方向の梁要素1132bと、側脚1121cと同一方向の梁要素1132cと、側脚1123bと同一方向の梁要素1132dとが、これらの順に連結したものである。同様に、梁部1133は、側脚1122cと同一方向の梁要素1133aと、側脚1121bと同一方向の梁要素1133bと、側脚1122cと同一方向の梁要素1133cと、側脚1121bと同一方向の梁要素1133dとが、これらの順に連結したものである。
なお、図11に例示する振動子では、図6に示す振動子と同様に、各梁部の中央部に、各々同じ質量のおもり部1151,おもり部1152,及びおもり部1153を備える。おもり部1151は、梁要素1131bと梁要素1131cとの連結部分に設けられ、おもり部1152は、梁要素1132bと梁要素1132cとの連結部分に設けられ、おもり部1153は、梁要素1133bと梁要素1133cとの連結部分に設けられている。
ここで、図11に示す振動子において、各梁部において、図5(a)及び図5(b)に示す角速度センサと同様に、励振電極を設け、また、各中心脚において、検出電極を設けることで、角速度センサとして動作させることが可能である。このように構成された角速度センサによれば、検出モードが生じた際の振動の漏れが、検出電極が設けられる中心脚に伝わりにくくなるため、コリオリ力の検出における安定度及び精度の向上が見込めるようになる。
なお、上述では、水晶から振動子を構成するようにしたが、これに限るものではない。3の整数倍の対称性を有する圧電結晶を用いるようにしてもよい。また、PZTセラミックスなどの圧電セラミックスを用いるようにしてもよい。圧電セラミックス材料は、所定の軸(Z軸)に対して無限の対称性を有している材料である。また、シリコン基板の上に圧電材料の薄膜を形成し、この圧電薄膜を加工することで、前述した複数の梁要素から構成された梁部よりなる振動子を構成するようにしてもよい。
本発明の実施の形態における振動子の構成例を示す平面図である。 図1に示した振動子を用いて角速度センサを構成するための電極の配置を示した斜視図(a),(b)及び部分断面図(c)である。 図2に示した各検出電極と検出回路との接続関係を示す概略的な回路図である。 本発明の本実施の形態に係る他の振動子の構成例を示す平面図である。 図4に示した振動子を用いて角速度センサを構成するための電極の配置を示した斜視図である。 本発明の実施の形態における他の振動子の構成例を示す斜視図である。 本発明の実施の形態における他の振動子及び角速度センサの構成例を示す平面図(a)、斜視図(b),(c)、及び断面図(d)である。 本発明の実施の形態における他の角速度センサの構成例を示す斜視図(a),(b),及び部分拡大平面図(c)である。 本発明の本実施の形態に係る他の振動子の構成例を示す平面図である。 本発明の本実施の形態に係る他の振動子の構成例を示す平面図である。 本発明の本実施の形態に係る他の振動子の構成例を示す平面図である。
符号の説明
101…基部、121,122,123…脚部、131,132,133…梁部、131a,131b,132a,132b,133a,133b…梁要素、141,142,143…張り出し部。

Claims (8)

  1. 所定の軸を中心に少なくとも3回の対称性を有する圧電材料から構成された振動子であって、
    前記振動子の中央部に配置された基部と、
    前記軸を法線とする平面内で前記基部より互いに120°の角度をなす3つの方向に各々延在する3対の脚部と、
    前記平面内で前記脚部の間に架設されている3つの梁部と
    を少なくとも備え、
    前記梁部は、架設されている2つの前記脚部の延在する方向に各々延在する梁要素が、交互に連結されたものである
    ことを特徴とする振動子。
  2. 請求項1記載の振動子において、
    前記脚部は、中心脚とこの中心脚を挾むように線対称に配置された2つの側脚とから構成され、
    前記梁部は、隣り合う前記側脚の間に架設されている
    ことを特徴とする振動子。
  3. 請求項1又は2記載の振動子において、
    各々の前記梁部の中央部に設けられたおもり部を備える
    ことを特徴とする振動子。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の振動子において、
    前記圧電材料は、水晶であり、
    前記所定の軸は、水晶の光軸であり、
    前記3つの方向は、水晶の機械軸の方向である
    ことを特徴とする振動子。
  5. 所定の軸を中心に少なくとも3回の対称性を有する圧電材料よりなる振動子より構成された角速度センサであって、
    前記振動子の中央部に配置された基部と、
    前記軸を法線とする平面内で前記基部より互いに120°の角度をなす3つの方向に各々延在する3対の脚部と、
    前記平面内で前記脚部の間に架設されている3つの梁部と、
    各々の前記梁部に設けられた励振電極と、
    各々の前記脚部に設けられた検出電極と
    を少なくとも備え、
    前記梁部は、架設されている2つの前記脚部の延在する方向に各々延在する梁要素が、交互に連結されたものである
    ことを特徴とする角速度センサ。
  6. 請求項5記載の角速度センサにおいて、
    前記脚部は、中心脚とこの中心脚を挾むように線対称に配置された2つの側脚とから構成され、
    前記梁部は、隣り合う前記側脚の間に架設され、
    前記検出電極は、前記中心脚に設けられている
    ことを特徴とする角速度センサ。
  7. 請求項5又は6記載の角速度センサにおいて、
    各々の前記梁部の中央部に設けられたおもり部を備える
    ことを特徴とする角速度センサ。
  8. 請求項5〜7のいずれか1項に記載の角速度センサにおいて、
    前記圧電材料は、水晶であり、
    前記所定の軸は、水晶の光軸であり、
    前記3つの方向は、水晶の機械軸の方向である
    ことを特徴とする角速度センサ。
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