JP2007271032A - ボルト接合構造 - Google Patents

ボルト接合構造 Download PDF

Info

Publication number
JP2007271032A
JP2007271032A JP2006099793A JP2006099793A JP2007271032A JP 2007271032 A JP2007271032 A JP 2007271032A JP 2006099793 A JP2006099793 A JP 2006099793A JP 2006099793 A JP2006099793 A JP 2006099793A JP 2007271032 A JP2007271032 A JP 2007271032A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
bolt
rod
male screw
screw portion
male
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006099793A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4713387B2 (ja
Inventor
Nobuyoshi Uno
暢芳 宇野
Toshio Miyagawa
敏夫 宮川
Mamoru Suzuki
守 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nippon Steel Corp
Nippon Steel Bolten Co Ltd
Original Assignee
Nippon Steel Corp
NS Bolten Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nippon Steel Corp, NS Bolten Co Ltd filed Critical Nippon Steel Corp
Priority to JP2006099793A priority Critical patent/JP4713387B2/ja
Publication of JP2007271032A publication Critical patent/JP2007271032A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4713387B2 publication Critical patent/JP4713387B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Connection Of Plates (AREA)

Abstract

【課題】ボルト頭における首下部における疲労強度を向上させることにより、当該首下部からの疲労破壊を防止することが可能なボルト接合構造を提供することにある。
【解決手段】互いに摩擦係数が異なる雄ねじ部21、22を両端に形成させた棒状部材11と、雄ねじ部21に対して螺合可能な雌ねじ部23が形成されたボルト頭用部材12とを有し、棒状部材11における摩擦係数がより大きい雄ねじ部21に対してボルト頭用部材12を予め螺着固定することにより構成されるボルト2と、棒状部材11における摩擦係数がより小さい雄ねじ部22に対して着脱自在に螺着されるナット3とを備える。
【選択図】図1

Description

本発明は、繰返し力(荷重)が作用する土木構造物、建築構造物、機械(工作機械、自動車、鉄道車輌、圧延機等)における構造体、部材、部品の締結に用いられるボルト接合構造に関する。
ねじ継手において、雄ねじと雌ねじが幾何学的に正しく嵌め合っていても、ねじ部に引張り応力が作用する荷重分布はボルト頭側に近いねじに大きく片寄り、引張り応力負荷側のねじ山から塑性変形を起こしながらねじ山を破壊するという問題が発生する。この問題を解決するために、疲労特性を改善したねじ継手として、特許文献1(従来例1)及び特許文献2(従来例2)には、雌ねじと嵌め合う雄ねじを引張り力方向にボルト頭部側に先細に成形し、引張り方向に向かって雄ねじと雌ねじとの接触面積を低減しねじ山にかかる荷重分担を均等にすることにより疲労寿命の向上を図ったものが開示されている。特許文献3(従来例3)には、ねじ山形状を改善することにより谷底部の応力集中を緩和することにより疲労寿命の向上を図ったものが開示されている。特許文献4(従来例4)には、雄ねじと嵌め合う雌ねじのねじ山フランク角の一方若しくは両方を雄ねじのフランク角よりも小さくして各ねじ山の荷重分担を均等化することにより疲労特性の向上を図ったものが開示されている。特許文献5(従来例5)には、ねじ谷底部の形状を高次曲線で形成することにより、噛み合い端ねじ底に発生する応力集中を低減して耐遅れ破壊特性、耐疲労特性を向上させた高力ボルト、ナット及び座金のセットが開示されている。
さらに、非特許文献1(従来例6)には、雄ねじのピッチを雌ねじのピッチよりも小さくし、そのピッチ差が0.3%程度であれば疲れ強さを改善できることが示されている。
特開昭52−79163号公報 特開昭52−131060号公報 特開昭53−29780号公報 特開昭58−160613号公報 特開2003−4016号公報 高強度ボルトの締結性能に関する標準化のための調査研究報告書(第I報)、日本ねじ研究協会、1978
しかしながら、上述した従来例1〜6では、雄ねじと雌ねじの噛み合いねじ底に発生する応力集中が緩和され、ねじ部の疲労強度が向上するのに対して、図5に示す頭付きボルト6ではボルト頭61における首下部62の疲労強度が相対的に低くなり、その結果、図5に示す頭付きボルト6のボルト頭61における首下部62の疲労破壊がねじ部の疲労破壊に先行する。この首下部62では、疲労強度を十分に向上させる程度まで曲率を大きくすることが困難であるため、ねじ部の疲労強度を大幅に向上しても、頭付きボルト6の疲労強度の大幅な向上には至らなかった。
そこで本発明は、上述した問題点に鑑みて案出されたものであり、その目的とするところは、ボルト頭の首下部における疲労強度を向上させることにより、当該首下部からの早期の疲労破壊を防止するこおとで疲労強度の高いボルト接合構造を提供することにある。
本発明に係るボルト接合構造は、上述した問題点を解決するために、互いに摩擦係数が異なる熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記棒状部材における摩擦係数がより大きい雄ねじ部に対して上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、上記棒状部材における摩擦係数がより小さい雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るボルト接合構造は、上述した問題点を解決するために、熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記ボルト頭用部材は、上記雄ねじ部が貫通しないように成形されており、上記棒状部材の少なくとも一端に形成された雄ねじ部端面に当接させて上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、上記棒状部材における他の一端に形成された雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るボルト接合構造は、上述した問題点を解決するために、雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記棒状部材の少なくとも一端に形成された雄ねじ部に対してその先端を突出させつつ上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、上記棒状部材における他の一端に形成された雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備え、上記突出させた雄ねじ部先端のねじ山は、ねじの後退回転を阻止するように潰されていることを特徴とする。
また、本発明に係るボルト接合構造は、上述した問題点を解決するために、雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記棒状部材の少なくとも一端に形成された雄ねじ部に対して上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、上記棒状部材における他の一端に形成された雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備え、上記棒状部材と上記ボルト頭用部材は、さらに接着剤、溶接、噛み込み又はかしめにより固定されてなることを特徴とする。
また、本発明に係るボルト接合構造は、上述した問題点を解決するために、右ねじからなる雄ねじ部と、左ねじからなる雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記左ねじからなる雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記棒状部材の少なくとも一端に形成された雄ねじ部に対して上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、上記棒状部材における右ねじからなる雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備えることを特徴とする。
また、本発明に係るボルト接合構造は、上述した問題点を解決するために、ナットの雌ねじとのピッチ差のない熱処理後転造成形された雄ねじ部と、上記雌ねじとのピッチ差が存在する熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記ピッチ差が存在する雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記ピッチ差が存在する雄ねじ部に対して上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、上記棒状部材におけるピッチ差のない雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備えることを特徴とする。
ねじ谷底部の応力集中係数が互いに異なる雄ねじ部を両端に形成された棒状部材で
あることを特徴とする。
本発明は、ボルト頭首下部で疲労強度が劣化するのを防止し、棒状部材の両端に熱処理後転造成形されたねじ部を有するボルトを構成することでねじ部の疲労強度の向上を生かそうとするものであり、ねじの形式がどのようなものであっても適用可能であり、埋め込みボルトにも適用可能である。尚、熱処理後にねじを転造成形することにより(後転造)ねじ谷底部に圧縮残留応力が付与され疲労強度を向上することが可能となる。
以下、本発明を実施するための最良の形態として、各種構造体の締結に用いられるボルト接合構造について、図面を参照しながら詳細に説明する。
図1は、本発明を適用したボルト接合構造1を示している。このボルト接合構造1は、ボルト2とナット3により構成される。
ボルト2は、棒状部材11と、この棒状部材11に対して予め固定されるボルト頭用部材12とを有する。
棒状部材11は、互いに摩擦係数が異なる熱処理後転造成形された雄ねじ部21、22が両端に形成されている棒状の部材である。雄ねじ部21の摩擦係数は、雄ねじ部22の摩擦係数よりも大きい。この雄ねじ部21並びに雄ねじ部22における摩擦係数の差異は、例えば表面粗さを雄ねじ部21と雄ねじ部22との間で互いに異ならせることにより設けられる。また、表面粗さを異ならせる代わりに、この雄ねじ部21と雄ねじ部22との間で付着させる潤滑剤の量や性質、種類を異ならせるようにしてもよい。
ボルト頭用部材12は、いわゆるボルト頭と略同一の形状で構成されている。このボルト頭用部材12は、雄ねじ部21に螺合可能な雌ねじ部23が形成されている。
ボルト2を構成する際には、この表面粗さがより大きい雄ねじ部21にボルト頭用部材12を予め螺着固定する。
このようにして構成されたボルト2における摩擦係数がより小さい雄ねじ部22に対してナット3が着脱自在に螺着される。
このようにして構成されるボルト接合構造1では、頭付きボルト6のボルト頭61における、従来技術でいう首下部62に相当する箇所63の疲労強度をねじ部22の疲労強度との大小関係を考慮して調整することが可能になるため、ボルト全体の疲労強度そのものを向上させることができる。
特に、本発明を適用したボルト接合構造1では、雄ねじ部21、22の摩擦係数につき差異を設けている。即ち、雄ねじ部21とボルト頭用部材12の雌ねじ部との滑り抵抗をより高くした状態で固定されている。ナット3を雄ねじ部22に取り付ける際においても、ナット3の回転に応じて棒状部材11やボルト頭用部材12が回転することがなくなり、正常な締め付け動作を実現することが可能となる。
図2は、本発明における他の実施例としてのボルト接合構造4を示している。このボルト接合構造4において、上述したボルト接合構造1と同一の構成要素、部材に関しては、同一の番号を付すことにより以下での説明を省略する。
図3(a),(b)は、ボルト接合構造4において、ボルト頭用部材45を適用する場合について示している。
ボルト頭用部材45は、雄ねじ部25、26が貫通しないようにした止め部37と、雌ねじ部36と、孔部35とを有するとともに、その外観は、いわゆるボルト頭と略同一の形状で構成されている。なお、雄ねじ部25、26を貫通しないようにした構成であれば、例えば図3(c)に示すように、孔部35をなくしたボルト頭用部材45を用いるようにしてもよいことは勿論である。
なお、本発明は、上述した実施の形態に限定されるものではない。例えば、図1に示す熱処理後転造成形された雄ねじ部21と雄ねじ部22における摩擦係数を略同一で構成する代わりに、ボルト頭用部材12を雄ねじ部21に対して接着剤、溶接、噛み込み固定又はかしめるようにしてもよい。これにより、ボルト頭用部材12が雄ねじ部21に対して強固に固定されることにより、ボルト頭用部材12と、雄ねじの回転を抑制することが可能となる。また接着剤、溶接、噛み込み固定又はかしめの代替として、突出させた雄ねじ部先端のねじ山49をねじの後退回転を阻止するように潰すようにしてもよい。ねじ山49を潰すことにより、ボルト頭用部材12の回転動作を抑制することができる。
さらに本発明では、この熱処理後転造成形された雄ねじ部21をいわゆる左ねじで構成し、熱処理後転造成形された雄ねじ部22をいわゆる右ねじで構成するようにしてもよい。この左ねじで構成された雄ねじ部21に対してボルト頭用部材12を予め螺着固定してボルト2を構成する。これにより、ナット3を取り付ける際に、この雄ねじ部21に対してボルト頭用部材12を締め付ける方向に力がかかることになる。
さらに本発明は、ナット3の雌ねじとのピッチ差のない熱処理後転造成形された雄ねじ部26と、ナット3の雌ねじとのピッチ差が存在する熱処理後転造成形された雄ねじ部25を両端に形成させた棒状部材11と、ピッチ差が存在する雄ねじ部25に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材45とを有し、棒状部材11の少なくとも一端に形成された雄ねじ部25に対してボルト頭用部材45を予め螺着固定することができる。雄ねじ部25のピッチ差は、1.2%としている。
また、図4に示すように、ねじ谷底部の応力集中係数が互いに異なる熱処理後転造成形された雄ねじ部25、26を両端に形成された棒状部材11で疲労強度に差をもたせ、一方の応力集中係数の大きい方を破壊させようとするものである。この場合でも疲労強度は高めとなる。
上述の如き構成からなるボルト接合構造1の効果を確認するために行った疲労試験の結果を下記の表に示す。
Figure 2007271032
呼び径M22のボルト接合構造について疲労試験を行った。雄ねじ部21、22の摩擦係数につき差異を設けた本発明例1、雄ねじ部が貫通しないようにした止め部37を設けた本発明例2、ねじ山を潰した本発明例3、ボルト頭用部材12を溶接固定した本発明例4、雄ねじ部21を左ねじで構成するとともに雄ねじ部22を右ねじで構成した本発明例5、雄ねじ部25、26のピッチ差を互いに異ならせた本発明例6、応力集中係数を互いに異ならせた本発明例7に加え、単に熱処理後転造した従来のボルト構造を比較例として示している。比較例は、頭付きボルトを使用している。
本発明例1では、雄ねじ部21と雌ねじ部12との摩擦係数を0.155、雄ねじ部22と雌ねじ部との摩擦係数を0.125としている。また、本発明例6では、上述したピッチ差を1.2%に設定している。
この疲労試験では、本発明に係るボルト接合構造と従来のボルト接合構造に対して、500KNおよび1000KNのサーボジャッキ試験機を用い、繰返し荷重は正弦波で、載荷速度は300回/分で実施した。表中、ねじ形状の欄のJISはメートル並目ねじである。また、SHTBは特公平6-89768公報(高力ボルト・ナット・座金のセット)に記載の発明を採用したもので、熱処理後に雄ねじを転造したものである。試験結果は全振幅の半分の値である。
疲労試験の結果、従来の頭付ボルト接合構造は、いずれも首下部より疲労破壊した。
また、疲労強度は、本発明を適用したボルト接合構造は、従来のボルト接合構造と比較して何れも向上していた。
本発明を適用したボルト接合構造を示す図である。 本発明における他の実施例としてのボルト接合構造を示す図である。 ボルト頭用部材の詳細ついて示す図である。 ねじ谷底部の応力集中係数が互いに異なる熱処理後転造成形された雄ねじ部の例を示す図である。 従来技術の問題点について説明するための図である。
符号の説明
1 ボルト接合構造
2 ボルト
3 ナット
11 棒状部材
12 ボルト頭用部材
21、22 雄ねじ部

Claims (7)

  1. 互いに摩擦係数が異なる熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記棒状部材における摩擦係数がより大きい雄ねじ部に対して上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、
    上記棒状部材における摩擦係数がより小さい雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備えること
    を特徴とするボルト接合構造。
  2. 熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記雄ねじ部に螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記ボルト頭用部材は、上記雄ねじ部が貫通しないように成形されており、上記棒状部材の少なくとも一端に形成された雄ねじ部端面に当接させて上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、
    上記棒状部材における他の一端に形成された雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備えること
    を特徴とするボルト接合構造。
  3. 熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記棒状部材の少なくとも一端に形成された雄ねじ部に対してその先端を突出させつつ上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、
    上記棒状部材における他の一端に形成された雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備え、
    上記突出させた雄ねじ部先端のねじ山は、ねじの後退回転を阻止するように潰されていること
    を特徴とするボルト接合構造。
  4. 熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記棒状部材の少なくとも一端に形成された雄ねじ部に対して上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、
    上記棒状部材における他の一端に形成された雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備え、
    上記棒状部材と上記ボルト頭用部材は、さらに接着剤、溶接、噛み込み又はかしめにより固定されてなること
    を特徴とするボルト接合構造。
  5. 右ねじからなる熱処理後転造成形された雄ねじ部と、左ねじからなる熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記左ねじからなる雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記棒状部材の少なくとも一端に形成された雄ねじ部に対して上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、
    上記棒状部材における右ねじからなる雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備えること
    を特徴とするボルト接合構造。
  6. ナットの雌ねじとのピッチ差のない熱処理後転造成形された雄ねじ部と、上記雌ねじとのピッチ差が存在する熱処理後転造成形された雄ねじ部を両端に形成させた棒状部材と、上記ピッチ差が存在する雄ねじ部に対して螺合可能な雌ねじ部が形成されたボルト頭用部材とを有し、上記ピッチ差が存在する雄ねじ部に対して上記ボルト頭用部材を予め螺着固定することにより構成されるボルトと、
    上記棒状部材におけるピッチ差のない雄ねじ部に対して着脱自在に螺着されるナットとを備えること
    を特徴とするボルト接合構造。
  7. ねじ谷底部の応力集中係数が互いに異なる雄ねじ部が両端に形成された棒状部材で
    あることを特徴とする請求項1〜6のボルト接合構造。
JP2006099793A 2006-03-31 2006-03-31 ボルト接合構造 Active JP4713387B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099793A JP4713387B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 ボルト接合構造

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006099793A JP4713387B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 ボルト接合構造

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007271032A true JP2007271032A (ja) 2007-10-18
JP4713387B2 JP4713387B2 (ja) 2011-06-29

Family

ID=38674039

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006099793A Active JP4713387B2 (ja) 2006-03-31 2006-03-31 ボルト接合構造

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP4713387B2 (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2011002022A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Kaneshin:Kk ボルト
JP2011122674A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Jfe Bars & Shapes Corp 高疲労強度ボルトおよびその製造方法
CN102422033A (zh) * 2009-05-15 2012-04-18 浪速铁工株式会社 摇动连接器
CN104632306A (zh) * 2015-01-30 2015-05-20 无锡市曙光高强度紧固件有限公司 汽轮机用螺柱
CN108679068A (zh) * 2018-04-24 2018-10-19 黄义军 一种新型带有活动螺丝帽的螺丝钉

Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0357009U (ja) * 1989-10-06 1991-05-31
JPH0411A (ja) * 1989-10-31 1992-01-06 John K Junkers ねじ付き連結具の締付け方法及びそのためのねじ付きスタッド
JPH0821428A (ja) * 1994-07-05 1996-01-23 Daiwa Rashi:Kk 特殊形状頭部付きボルト及びその製法
JPH1137121A (ja) * 1997-07-17 1999-02-09 Saga Tekkosho:Kk スタッドねじ構造

Family Cites Families (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0357009A (ja) * 1989-07-26 1991-03-12 Canon Inc 操作パネル装置

Patent Citations (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0357009U (ja) * 1989-10-06 1991-05-31
JPH0411A (ja) * 1989-10-31 1992-01-06 John K Junkers ねじ付き連結具の締付け方法及びそのためのねじ付きスタッド
JPH0821428A (ja) * 1994-07-05 1996-01-23 Daiwa Rashi:Kk 特殊形状頭部付きボルト及びその製法
JPH1137121A (ja) * 1997-07-17 1999-02-09 Saga Tekkosho:Kk スタッドねじ構造

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102422033A (zh) * 2009-05-15 2012-04-18 浪速铁工株式会社 摇动连接器
JP2011002022A (ja) * 2009-06-18 2011-01-06 Kaneshin:Kk ボルト
JP2011122674A (ja) * 2009-12-11 2011-06-23 Jfe Bars & Shapes Corp 高疲労強度ボルトおよびその製造方法
CN104632306A (zh) * 2015-01-30 2015-05-20 无锡市曙光高强度紧固件有限公司 汽轮机用螺柱
CN108679068A (zh) * 2018-04-24 2018-10-19 黄义军 一种新型带有活动螺丝帽的螺丝钉

Also Published As

Publication number Publication date
JP4713387B2 (ja) 2011-06-29

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20180320726A1 (en) Screw
CN103502659B (zh) 自攻螺钉
KR102080355B1 (ko) 고착 방지 볼트
JP5655208B2 (ja) 焼付き防止ボルト
JP4713387B2 (ja) ボルト接合構造
JP2008309202A (ja) ゆるみ止めナット
JPWO2007144946A1 (ja) 固定具
JP4701253B2 (ja) ボルト及びそれを用いた締結具
JP2009115297A (ja) 緩み止めナット、その製造方法、及びその加工用治具
JP2011012784A (ja) 締結具とボルト及びナットの製造方法並びに締結具の締結方法
JP4797172B2 (ja) ねじ
JP2013113436A (ja) 緩み止めダブルナット
US7341414B2 (en) Fastener and method for reducing stress failure in an engine component
JP6228203B2 (ja) ねじ部品及びねじ部品の製造方法
JP2009174564A (ja) ボルトとそれを用いた締結具及びボルトの製造方法
JP2017141853A (ja) ボルトとナットとからなる締結具の製造方法
JP2007292131A (ja) 雌ねじ成形機能付きねじ
JP2005265150A (ja) 鋼製ボルトセット
JP5299816B2 (ja) ナット
JP5066747B1 (ja) 緩み止めナット
CN201535303U (zh) 一种在螺栓和螺母间存在螺距差的螺栓结合体
JP2010101136A (ja) 定着用鉄筋
JP2021032256A (ja) 耐破壊用ネジ締結体
JP2006118691A (ja) 締結部品及び締結方法
CN219827428U (zh) 一种具有单向轴承结构的防松动紧固组件

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20080205

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20090915

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20090917

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20091116

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100629

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100830

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110308

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4713387

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140401

Year of fee payment: 3

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

S111 Request for change of ownership or part of ownership

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313117

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250