JP2007270972A - ベルトの張力調整装置 - Google Patents

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智善 井筒
Masayoshi Yamada
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Abstract

【課題】簡単に位置調整できるベルトの張力調整装置を提供する。
【解決手段】支点軸3を中心にしてテンションプーリ7を回転自在に支持する偏心軸4の中心に対する偏心位置を回転自在に支持する。ダンパボディ11によりスライド自在に支持されたロッド14をロッドスプリング15り受圧ピン16を押圧する方向に付勢し、受圧ピン16からそのロッド14に負荷される押込み力を油圧ダンパ17によって緩衝する油圧式オートテンショナ10を設ける。張力調整ばね28によりテンションプーリ7がベルトAを押圧する方向に偏心軸4を付勢する。ダンパボディ11に設けた揺動操作用のレバー30の操作側端部を円弧状の長孔31と、エンジンブロック1の指針34によりロッド14の突出量を表示する目盛り33とを形成し、所定の目盛り33を指針34に合わせてロッド14の突出量を調整し、エンジンブロック1にねじ係合されたボルト32にてレバー30を固定する。
【選択図】図1

Description

この発明は、自動車のカム軸駆動用のタイミングベルトの張力を一定に調整するベルトの張力調整装置に関するものである。
上記タイミングベルト(以下、単にベルトという)の張力調整装置として、特許文献1に記載されたものが従来から知られている。
上記ベルトの張力調整装置においては、エンジンブロックに固定された支点軸によって偏心軸を揺動自在に支持し、その偏心軸の外側にテンションプーリを回転自在に設け、上記偏心軸とエンジンブロックとの間に油圧式オートテンショナを組込み、その油圧式オートテンショナに設けられたスライド自在のロッドの先端を偏心軸のエンジンブロックに対する対向面に突設された受圧ピンに当接し、その受圧ピンからロッドに負荷される押込み力を油圧ダンパにより緩衝するようにしている。
また、油圧式オートテンショナに設けられた固定ピンを前記偏心軸に形成された凹部内に挿入し、その固定ピンと凹部の端面間に張力調整ばねを組込み、その張力調整ばねによってテンションプーリがベルトを押圧する方向に偏心軸を付勢して、ベルトに所定の張力を与えるようにしている。
上記のベルトの張力調整装置において、油圧式オートテンショナのロッド位置は、ベルトの伸びに対する突出側の調整代と、エンジンの熱膨張による押込まれ側の調整代と、各部品の公差をそれぞれ考慮してロッドの中央位置を決める必要がある。
特開2001−208153号公報
ところで、上記従来のベルトの張力調整装置においては、シリンダは支点軸とシリンダに設けられた位置決めアームの2点で固定されているため、ロッドストロークが不足する可能性があった。
この発明の課題は、ロッドを最適な位置に簡単に位置調整することができるようにしたベルトの張力調整装置を提供することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、エンジンブロックに固定された支点軸と、その支点軸によって円筒形外径面の中心に対する偏心位置が支持された揺動可能な偏心軸と、その偏心軸によって回転自在に支持されたテンションプーリと、前記偏心軸とエンジンブロック間に組込まるダンパボディを有し、そのダンパボディによってスライド自在に支持されたロッドをロッドスプリングによって偏心軸のエンジンブロックに対する対向面に突設された受圧ピンを押圧する方向に付勢し、受圧ピンからそのロッドに負荷される押込み力をダンパボディ内部に設けられた油圧ダンパによって緩衝する油圧式オートテンショナと、前記テンションプーリがベルトを押圧する方向に偏心軸を付勢する張力調整ばねとから成るベルトの張力調整装置において、前記油圧式オートテンショナのダンパボディを前記支点軸を中心に揺動自在に支持し、そのダンパボディに揺動操作用のレバーを設け、そのレバーの操作側端部に支点軸を中心とする円弧状の長孔と、エンジンブロックに設けられた指針の指示によって前記ロッドの突出量を表示する目盛りとを形成し、レバーの揺動によるロッドの突出量の調整後に長孔に挿通されてエンジンブロックにねじ係合されたボルトの締付けによりレバーを固定するようにした構成を採用したのである。
上記の構成からなるベルトの張力調整装置においては、レバーを揺動させると、油圧式オートテンショナが支点軸を中心に揺動してロッドが受圧ピンに対して移動し、そのロッドの突出量は指針に指示される目盛りを読み取ることによって確認することができるため、ロッドの位置調整を容易に行うことができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図示のように、エンジンブロック1にはねじ孔2が形成され、そのねじ孔2に支点軸3の先端に設けられたねじ軸3aがねじ込まれて、エンジンブロック1に支点軸3が固定されている。
支点軸3の外側には偏心軸4が設けられている。偏心軸4は円筒形外径面の中心に対する偏心位置に支点軸3が挿入される軸挿入孔5を有し、上記支点軸3を中心として偏心軸4が揺動自在の支持とされている。
偏心軸4の外周には転がり軸受6を介してテンションプーリ7が回転自在に支持され、そのテンションプーリ7の外周にベルトAが掛けられている。
エンジンブロック1と偏心軸4との間には油圧式オートテンショナ10が組込まれている。油圧式オートテンショナ10はダンパボディ11を有し、そのダンパボディ11は上記支点軸3を中心として揺動自在に支持されている。
ダンパボディ11には、その外周上部において開口するシリンダ室12が形成されている。シリンダ室12の上部開口はオイルシール13によって密閉され、そのオイルシール13をスライド自在に貫通するロッド14は、シリンダ室12の内部に組込まれたロッドスプリング15により外方向への突出性が付与されて偏心軸4の揺動中心に対する偏心位置に設けられた受圧ピン16に先端面が押付けられている。
ロッド14は、ベルトAの張力増大時に受圧ピン16から押込み力が負荷される。その押込み力はシリンダ室12の内部に設けられた油圧ダンパ17によって緩衝される。
油圧ダンパ17は、ロッド14のシリンダ室12の内部に位置する端部に、そのシリンダ室12内を圧力室18とリザーバ室19とに仕切るスライド自在のプランジャ20を一体に設け、そのプランジャ20にその背部の圧力室18とリザーバ室19を連通する通路21を形成し、その通路21の圧力室18側の開口部にチェックバルブ22を設け、上記受圧ピン16からロッド14に押込み力が負荷された際に、チェックバルブ22で通路21を閉じ、圧力室18内に封入された作動油によって上記押込み力を緩衝するようにしている。
ここで、ダンパボディ11には、シリンダ室12に対して交差する方向に延びる副リザーバ室23が形成され、その副リザーバ室23内にも作動油が充填され、その作動油上に空気溜まり24が設けられている。
図1および図2に示すように、偏心軸4には、エンジンブロック1に対する対向面に凹部25と、表面からその凹部25に連通する角形の覗き窓26とが形成され、油圧式オートテンショナ10のダンパボディ11に設けられた固定ピン27が上記凹部25内に挿入され、その固定ピン27と凹部25の端面間に張力調整ばね28が組込まれている。
張力調整ばね28の固定ピン27と対向する端部内にはフランジ付きのばね座29が挿入され、そのばね座29が固定ピン27に押付けられている。張力調整ばね28はテンションプーリ7がベルトAを押圧する方向に向けて偏心軸4を付勢している。
図1および図2に示すように、ダンパボディ11には揺動操作用のレバー30が設けられ、そのレバー30の操作側端部に支点軸3を中心とする円弧状の長孔31が形成されている。
レバー30は、上記長孔31に挿入されてエンジンブロック1にねじ込まれるボルト32の締め付けによって固定され、そのレバー30の固定によって、ダンパボディ11そのものが固定される。
ここで、ダンパボディ11を上記のように固定すると、ロッド14はベルトAがテンションプーリ7を押圧する押圧力と張力調整ばね28のばね力とが釣り合う位置まで外側に突出して停止状態とされる。図1のTはロッド14の停止状態での突出長さを示し、その突出長さTは、ばね座29と覗き窓26の端面間の寸法Xを計測することによって知ることができる。
図1に示すように、レバー30の操作側端部にはロッド14の突出長さTを表示する複数の目盛り33が形成され、一方、エンジンブロック1には指針34が設けられ、その指針34が示す目盛り33の読み取りによって、ロッド14の突出長さTを知ることができるようになっている。
実施の形態で示すベルトの張力調整装置は上記の構造から成り、ベルトAの初期調整に際しては、油圧式オートテンショナ10をエンジンブロック1と偏心軸4間に組込んだ後、ロッド14の突出長さTを調整する。
このとき、ベルトAの伸びに対する突出側の調整代とエンジンブロック1の熱膨張による押込まれ側の調整代を考慮して、ロッド14が半分程度外側に突出するようロッド14の突出長さTを調整する。
そのロッド14の突出長さTの調整に際しては、ボルト32を弛めた状態においてレバー30を揺動する。そのレバー30の揺動によってダンパボディ11が支点軸3を中心に揺動し、上記ダンパボディ11を図3の反時計方向に揺動させることにより、ベルトAが弛む方向にダンパボディが揺動すると、ロッド14は突出する。また、シリンダボディ11を時計方向に揺動させると、ベルトAは張る方向に移動するため、ロッド14は押し込まれる。
そのロッド14の突出長さTは指針34が指示する目盛り33の読み取りによって知ることができるようになっているため、所定の目盛り33が指針34と一致するまでレバー30を揺動させることによって、ロッド14の突出長さを調整することができる。
ロッド14の突出長さの調整後は、ボルト32の締め付けによりレバー30を固定する。そのレバー30の固定によってダンパボディ11が固定され、ロッド14は突出長さの調整位置に保持される。
上記のように、ロッド14の突出長さTは、レバー30を揺動し、指針34に所定の目盛り33を合わせたのち、ボルト32の締付けを行うことによって調整することができるため、簡単に調整することができる。
上記のようなロッド14の突出長さの調整後において、負荷の変動によりベルトAが振動し、そのベルトAの張力が増大すると、テンションプーリ7、偏心軸4および受圧ピン16を介してロッド14に押込み力が負荷される。
このとき、圧力室18内の圧力はリザーバ室19内の圧力より高くなるため、チェックバルブ22が通路21を閉じ、圧力室18内に封入された作動油によってロッド14に負荷される押込み力が緩衝される。
上記押込み力が張力調整ばね28のばね力より大きい場合、圧力室18内の作動油は、プランジャ20とシリンダ室12の摺動面間に形成された微小な隙間からリザーバ室19内に流れ、テンションプーリ7および偏心軸4は押込み力と張力調整ばね28のばね力とが釣り合う位置まで支点軸3を中心としてゆっくりと揺動する。
一方、ベルトAに弛みが生じると、張力調整ばね28の押圧によって、テンションプーリ7と偏心軸4が支点軸3を中心としてベルトAを押圧する方向に揺動し、その揺動によって、ベルトAの弛みが吸収される。
この発明に係るベルトの張力調整装置の実施の形態を示す正面図 図1の横断平面図 図2のIII−III線に沿った断面図
符号の説明
A ベルト
1 エンジンブロック
3 支点軸
4 偏心軸
7 テンションプーリ
10 油圧式オートテンショナ
11 ダンパボディ
14 ロッド
15 ロッドスプリング
16 受圧ピン
17 油圧ダンパ
30 レバー
31 長孔
32 ボルト
33 目盛り
34 指針

Claims (1)

  1. エンジンブロックに固定された支点軸と、その支点軸によって円筒形外径面の中心に対する偏心位置が支持された揺動可能な偏心軸と、その偏心軸によって回転自在に支持されたテンションプーリと、前記偏心軸とエンジンブロック間に組込まるダンパボディを有し、そのダンパボディによってスライド自在に支持されたロッドをロッドスプリングによって偏心軸のエンジンブロックに対する対向面に突設された受圧ピンを押圧する方向に付勢し、受圧ピンからそのロッドに負荷される押込み力をダンパボディ内部に設けられた油圧ダンパによって緩衝する油圧式オートテンショナと、前記テンションプーリがベルトを押圧する方向に偏心軸を付勢する張力調整ばねとから成るベルトの張力調整装置において、
    前記油圧式オートテンショナのダンパボディを前記支点軸を中心に揺動自在に支持し、そのダンパボディに揺動操作用のレバーを設け、そのレバーの操作側端部に支点軸を中心とする円弧状の長孔と、エンジンブロックに設けられた指針の指示によって前記ロッドの突出量を表示する目盛りとを形成し、レバーの揺動によってロッドの突出量の調整後に長孔に挿通されてエンジンブロックにねじ係合されたボルトの締付けによりレバーを固定するようにしたことを特徴とするベルトの張力調整装置。
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