JP2007303644A - 油圧式オートテンショナ - Google Patents

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Goro Nakao
吾朗 中尾
Tomokazu Nakagawa
友和 中川
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Abstract

【課題】油圧式オートテンショナのシート面の摩耗、変形を防止し、寿命低下を抑制する。
【解決手段】スリーブ12が嵌合されたシリンダ11の上端開口にオイルシール13を組込み、そのオイルシール13をスライド自在に貫通するロッド15にリターンスプリング18によって外方向への突出性を付与する。ロッド15の下端部にプランジャ23を設け、そのプランジャ23に、その下方の圧力室24と上方のリザーバ室25を連通する通路26を形成する。通路26の圧力室24側の開口端に形成されたシート面31に対してチェックボール32を設け、前記ロッド15が押込まれたとき通路26を閉じ、圧力室24内に封入された作動油によってロッド15に負荷される押込み力を緩衝する。前記圧力室24内に弾性部材36を組込み、圧力室24内の圧力を滑らかに上昇させして、チェックボール32によるシート面31の摩耗および変形を防止する。
【選択図】図2

Description

この発明は、オルタネータ等の自動車補機を駆動するベルトの張力調整用に用いられる油圧式オートテンショナに関するものである。
この種の油圧式オートテンショナとして特許文献1に記載されたものが従来から知られている。この油圧式オートテンショナは、スリーブが嵌合されたシリンダの上端開口をオイルシールの組込みにより密閉して、内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止し、そのオイルシールをスライド自在に貫通するロッドにリターンスプリングの弾性力を付与してロッドに外方向への突出性を付与し、そのロッドによりベルトを押圧して、ベルトに張力を付与している。
また、ロッドのスリーブ内に位置する下端部にスリーブの内径面に沿って摺動可能なプランジャを設け、そのプランジャに、プランジャ下方に形成された圧力室とプランジャ上方に設けられたリザーバ室とを連通する通路を形成し、その通路にチェックバルブを設け、ベルトからロッドに押込み力が負荷されたとき、チェックバルブのチェックボールを通路の開口端に形成されたシート面に接触させて通路を閉じ、圧力室内に封入された作動油の油圧ダンパ作用によってロッドに負荷される押込み力を緩衝するようにしている。
特開2001−289290号公報
ところで、油圧式オートテンショナにおいては、補機駆動用ベルトは負荷の変動により常に振動しているため、チェックバルブのチェックボールは開閉を繰り返し、上記シート面に接触して通路を閉じると、圧力室内の圧力が上昇し始めてシート面の面圧が次第に高くなる。
このとき、従来の油圧式オートテンショナにおいては、スリーブの下面がシリンダの底面に衝合して、スリーブは軸方向に非可動の支持であるため、圧力室内の圧力は急激に上昇することになる。
図4(II)は、その時の発生荷重の変化を示し、上記発生荷重は、Xのように急激に上昇し、その急激な圧力上昇によってチェックボールからシート面に衝撃荷重が負荷されることになる。この衝撃荷重は繰り返し負荷されるため、シート面が摩耗および変形し易く、その摩耗および変形によってチェックバルブとしての機能が低下し、油圧式オートテンショナの寿命を低下させる可能性がある。
この発明の課題は、シート面の摩耗および変形を防止し、油圧式オートテンショナの寿命低下を抑制することである。
上記の課題を解決するために、この発明においては、スリーブが嵌合されたシリンダの上端開口にシリンダ内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止するオイルシールを組込み、そのオイルシールをスライド自在に貫通するロッドにリターンスプリングの弾性力を付与して外方向への突出性を付与し、前記ロッドのスリーブ内に位置する下端部に、スリーブの内径面に沿って摺動可能なプランジャを設けてスリーブ内部を圧力室とリザーバ室とに仕切り、プランジャの下方に形成された圧力室と上方に設けられたリザーバ室を連通する通路の圧力室側の開口端にシート面を設け、そのシート面に対してチェックボールを移動自在に設け、前記ロッドに押込み力が負荷されたとき、シート面にチェックボールを接触させて通路を閉じ、圧力室内に封入された作動油によってロッドに負荷される押込み力を緩衝するようにした油圧式オートテンショナにおいて、前記圧力室内に弾性部材を組込んだ構成を採用したのである。
上記のように、圧力室内に弾性部材を組込むことにより、ロッドに負荷される押込み力によってチェックボールがシート面に接触し、通路が閉鎖されて圧力室内の圧力が上昇し始めると、弾性部材が弾性変形し、その弾性変形により圧力室に負荷される押込み荷重が緩衝される。このため、チェックボールがシート面に急激に押付けられるようなことはなく、シート面の摩耗および変形を防止し、油圧式オートテンショナの寿命低下を抑制することができる。
以下、この発明の実施の形態を図面に基いて説明する。図1はベルトの張力調整装置を示す。同図で示すように、プーリアーム1は支点軸2を中心として揺動自在に支持され、その揺動側の端部にはベルト3に張力を付与するテンションプーリ4が回転自在に支持されている。
また、プーリアーム1にはこの発明に係る油圧式オートテンショナ10が接続され、その油圧式オートテンショナ10によってテンションプーリ4がベルト3を押圧する方向にプーリアーム1が付勢されている。
図2に示すように、油圧式オートテンショナ10は、上端が開口する有底筒状のシリンダ11を有している。このシリンダ11はアルミ合金からなり、その内部には鋼製の有底筒状のスリーブ12が嵌合されている。
シリンダ11の内部には作動油が充填されている。また、シリンダ11の上端開口はオイルシール13の組込みにより密閉され、そのオイルシール13により作動油の外部への漏洩が防止されている。
オイルシール13は、シリンダ11の開口部内に取付けた止め輪14によって抜止めされ、その止め輪14およびオイルシール13をスライド自在に貫通するロッド15のシリンダ11外部に位置する上端部にばね座16が取付けられ、そのばね座16とシリンダ11の外周下部に設けられたフランジ17間にロッド15に外方向への突出性を付与するリターンスプリング18が組込まれている。
図1に示すように、ばね座16の上面には連結片19が形成され、その連結片19はプーリアーム1にねじ込まれるボルト20を介してそのプーリアーム1に連結されている。一方、シリンダ11の下端にも連結片21が設けられ、その連結片21はエンジンブロック(図示省略)にねじ込まれるボルト22を介してそのエンジンブロックに連結されている。
図2に示すように、ロッド15のスリーブ12内に位置する下端部にはスリーブ12の内径面に沿って摺動可能なプランジャ23が設けられ、そのプランジャ23によってスリーブ12の内部は圧力室24とリザーバ室25とに仕切られている。
プランジャ23にはその下方に形成された圧力室24と上方に設けられたリザーバ室25を連通する通路26が形成され、その通路26の圧力室24側の端部にチェックバルブ30が設けられている。
図3に示すように、チェックバルブ30は、上記通路26の開口端に設けられたシート面31に対して移動自在に設けられたチェックボール32と、そのチェックボール32の開閉量を規制するリテーナ33とからなり、上記リテーナ33はプランジャ23の下面に形成された突出部34の外径面に圧入されている。
上記チェックバルブ30は、圧力室24内の圧力がリザーバ室25内の圧力より高くなると、チェックボール32がシート面31に接触して通路26を閉じるようになっている。
図2に示すように、圧力室24内にはプランジャ23をロッド15の下端に押付けるプランジャスプリング35と、弾性部材36が組込まれ、上記弾性部材36はゴムやαゲル(商品名)等の弾性体からなり、圧力室24内の圧力が上昇すると弾性変形するようになっている。
なお、図2に示す37は、ロッド15をスライド自在に支持するウェアリングを示す。
実施の形態で示すベルトの張力調整装置は上記の構造からなり、ベルト3によって駆動される補機の負荷変動やクランクシャフトの角速度の変化によってベルト3の張力が変化し、そのベルト3に弛みが生じると、リターンスプリング18の押圧によりロッド15が外方に移動してベルト3の弛みを吸収する。
このとき、圧力室24内の圧力はリザーバ室25内の圧力より低くなるため、チェックボール32はシート面31から離反して通路26を開放し、リザーバ室25の作動油は通路26から圧力室24に流れ、ロッド15およびプランジャ23は外方に向けて急速に移動してベルト3の弛みを直ちに吸収する。
一方、ベルト3の張力が大きくなると、ベルト3からロッド15に押込み力が負荷される。このとき、圧力室24の圧力はリザーバ室25の圧力より高くなるため、チェックボール32はシート面31に接触して通路26を閉じ、圧力室24に封入された作動油により、ロッド15に負荷される上記押込み力が緩衝される。
押込み力がリターンスプリング18の弾性力より大きい場合、圧力室24の作動油はスリーブ12とプランジャ23の摺動面間に形成された微小なリーク隙間からリザーバ室25内に流れ、上記押込み力とリターンスプリング18の弾性力とが釣り合う位置までロッド15はゆっくりと後退し、ベルト3の張力は一定に保持される。
ここで、ロッド15に押込み力が負荷されてチェックボール32がシート面31に接触し、通路26が閉じられて圧力室24内の圧力が上昇し始めると、弾性部材36が弾性変形する。その弾性部材36の弾性変形により、圧力室24内に負荷される押込み荷重が緩衝されることになり、図4(I)に示すように、圧力室24内での発生荷重は、Yで示すように滑らかに上昇することになる。
このように、圧力室24内に弾性部材36を組込むことにより、圧力室24内での圧力を滑らかに上昇させることができるため、チェックボール32はシート面31に急激に押付けられるということはない。
このため、シート面31の摩耗や変形を防止することができ、油圧式オートテンショナの寿命の低下を抑制することができる。
実施の形態では、プランジャ23に圧力室24とリザーバ室25とを連通する通路26を設けたが、シリンダ11とスリーブ12の嵌合面間にリザーバ室25の下部と圧力室の下部を連通する通路を設けるようにし、その通路の圧力室側の端部にチェックバルブを設けるようにしてもよい。
この発明に係る油圧式オートテンショナを用いたベルトの張力調整装置の正面図 図1に示す油圧式オートテンショナの縦断正面図 図2に示す油圧式オートテンショナのプランジャ部を拡大して示す断面図 (I)は図2に示す油圧式オートテンショナの圧力室の発生荷重を示すグラフ、(II)は従来の油圧式オートテンショナの圧力室の発生荷重を示すグラフ
符号の説明
11 シリンダ
12 スリーブ
13 オイルシール
15 ロッド
18 リターンスプリング
23 プランジャ
24 圧力室
25 リザーバ室
26 通路
31 シート面
32 チェックボール
36 弾性部材

Claims (1)

  1. スリーブが嵌合されたシリンダの上端開口にシリンダ内部に充填された作動油の外部への漏洩を防止するオイルシールを組込み、そのオイルシールをスライド自在に貫通するロッドにリターンスプリングの弾性力を付与して外方向への突出性を付与し、前記ロッドのスリーブ内に位置する下端部に、スリーブの内径面に沿って摺動可能なプランジャを設けてスリーブ内部を圧力室とリザーバ室とに仕切り、プランジャの下方に形成された圧力室と上方に設けられたリザーバ室を連通する通路の圧力室側の開口端にシート面を設け、そのシート面に対してチェックボールを移動自在に設け、前記ロッドに押込み力が負荷されたとき、シート面にチェックボールを接触させて通路を閉じ、圧力室内に封入された作動油によってロッドに負荷される押込み力を緩衝するようにした油圧式オートテンショナにおいて、前記圧力室内に弾性部材を組込んだことを特徴とする油圧式オートテンショナ。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN108644289A (zh) * 2018-07-25 2018-10-12 吴佳锋 一种汽车用双筒油液阻尼减震器

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