JP2007255528A - オートテンショナ - Google Patents

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Tomoyoshi Izutsu
智善 井筒
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Abstract

【課題】ロッドにばね座を固定するときにロッドの硬さが低下しにくく、製作が容易なオートテンショナを提供する。
【解決手段】有底のシリンダ7の開放端から一端を突出させた金属製のロッド8を設け、そのロッド8のシリンダ7からの突出端にばね座9を固定し、そのばね座9とシリンダ7の間に組み込んだリターンスプリング11でロッド8をシリンダ7外方に付勢し、ロッド8に付与される押し込み力を緩衝する油圧ダンパ機構12をシリンダ7内に組み込んだオートテンショナにおいて、ロッド8の前記シリンダ7からの突出端をばね座9に埋め込んだ状態にばね座9を樹脂成形した。
【選択図】図2

Description

この発明は、オルタネータ等の自動車補機を駆動するベルトの張力調整に用いられるオートテンショナに関する。
自動車の補機、たとえばオルタネータやカーエアコンやウォータポンプなどは、その回転軸がエンジンのクランクシャフトにベルトで連結されており、そのベルトを介して駆動される。このベルトの張力を適正範囲に保つために、一般に、ベルトに接触するテンションプーリと、そのテンションプーリを支持する揺動可能なプーリアームと、そのプーリアームに一端が連結され、他端がエンジンブロックに連結されたオートテンショナとからなり、そのオートテンショナでプーリアームを付勢してベルトに張力を付与するベルト張力調整装置が使用される(特許文献1)。
そのようなベルト張力調整装置に組み込まれるオートテンショナとして、有底のシリンダの開放端から一端を突出させた鋼製のロッドを設け、そのロッドのシリンダからの突出端にアルミ合金製のばね座を固定し、そのばね座とシリンダの間に組み込んだリターンスプリングでロッドをシリンダ外方に付勢し、ロッドに付与される押し込み力を緩衝する油圧ダンパ機構をシリンダ内に組み込んだオートテンショナが知られている(特許文献2)。
このオートテンショナは、リターンスプリングの付勢力とベルトの張力がつりあう位置までロッドが移動して、ベルトの張力変動を吸収するとともに、シリンダ内に組み込まれた油圧ダンパ機構が、ベルトの張力変動によりロッドに付与される押し込み力を緩衝して、ベルトの張力を安定させる。
ここで、ロッドのシリンダからの突出端へのばね座の固定は、ロッドのシリンダからの突出端をばね座に埋め込んだ状態にばね座をアルミ合金で鋳込むことによって行なうことが多いが、アルミ合金は溶融温度が高いので、ロッドにばね座を固定するときにロッドの硬さが低下するという問題がある。また、鋳造や削り出しによってばね座をロッドと一体に成形すると、ロッドの硬さは低下しないが、成形体の形状が複雑であり、成形が難しい。
また、このオートテンショナの被連結部材への連結は、ばね座に形成されたブッシュ挿入孔に樹脂製のブッシュを圧入し、そのブッシュに金属製のスリーブを回転可能に挿入し、そのスリーブをボルトで被連結部材に固定して行なうことが多いが、ばね座にブッシュを組み込むのは面倒である。
特開2000−170857号公報 特開2000−310302号公報
この発明が解決しようとする課題は、ロッドにばね座を固定するときにロッドの硬さが低下しにくく、製作が容易なオートテンショナを提供することである。
上記の課題を解決するために、有底のシリンダの開放端から一端を突出させた金属製のロッドを設け、そのロッドの前記シリンダからの突出端にばね座を固定し、そのばね座と前記シリンダの間に組み込んだリターンスプリングで前記ロッドをシリンダ外方に付勢し、前記ロッドに付与される押し込み力を緩衝する油圧ダンパ機構を前記シリンダ内に組み込んだオートテンショナにおいて、前記ロッドの前記シリンダからの突出端を前記ばね座に埋め込んだ状態に前記ばね座を樹脂成形した。
このオートテンショナは、前記ばね座にスリーブ挿入孔を形成し、そのスリーブ挿入孔に回転可能に挿入される金属製のスリーブを設け、そのスリーブをボルトで被連結部材に固定して前記ばね座と被連結部材を相対回転可能に連結するようにするとより好ましい。
この発明のオートテンショナは、ロッドの突出端を埋め込んだ状態にばね座を樹脂成形してばね座をロッドに固定するので、ロッドの突出端にばね座を固定するときにロッドの温度が上がりにくく、ロッドの硬さが低下しにくい。
また、前記ばね座にスリーブ挿入孔を形成し、そのスリーブ挿入孔に回転可能に挿入される金属製のスリーブを設け、そのスリーブをボルトで被連結部材に固定して前記ばね座と被連結部材を相対回転可能に連結するようにしたものは、ばね座に樹脂製のブッシュを組み込む必要がなく、組み立てが簡単である。
図1、図2に自動車補機を駆動するベルト1の張力調整装置を示す。この張力調整装置は、ベルト1に接触するテンションプーリ2と、テンションプーリ2を回転可能に支持するプーリアーム3を有し、プーリアーム3はエンジンブロック4に固定した支点軸5を中心として揺動可能に支持されている。プーリアーム3には、この発明の実施形態に係るオートテンショナ6の一端が連結され、オートテンショナ6の他端はエンジンブロック4に連結されている。オートテンショナ6は、テンションプーリ2をベルト1に押さえ付ける方向にプーリアーム3を付勢している。
図2に示すように、オートテンショナ6は、底を下端に有するシリンダ7と、そのシリンダ7の開放端から上端を突出させた金属製のロッド8を有し、ロッド8の上端には、樹脂製のばね座9が固定されている。ロッド8の上端へのばね座9の固定は、ロッド8の上端をばね座9に埋め込んだ状態にばね座9を樹脂成形することによって行なわれている。また、ばね座9の樹脂成形は、溶融させた樹脂の射出または鋳込みにより行なう。
シリンダ7の外周にはフランジ部10が形成され、フランジ部10とばね座9の間には、ロッド8をシリンダ7の外方に付勢するリターンスプリング11が組み込まれている。また、シリンダ7内には、ベルト1の張力が大きくなったときにロッド8に付与される押し込み力を緩衝する油圧ダンパ機構12が組み込まれている。
油圧ダンパ機構12は、ロッド8の下端に接続されたプランジャ13と、シリンダ7内に挿入して固定されたスリーブ14を有する。プランジャ13は、作動油が充填されたスリーブ14内に摺動可能に挿入され、シリンダ7の内部をリザーバ室15と圧力室16に区画している。圧力室16には、プランジャ13をロッド8に押さえ付けるプランジャスプリング17が組み込まれている。
リザーバ室15と圧力室16は、プランジャ13に形成された通路18を介して連通しており、その通路18の圧力室16側の開口には、リザーバ室15側から圧力室16側への作動油の流れのみを許容するチェックバルブ19が設けられている。
また、シリンダ7の上部には、ロッド8をスライド自在に貫通させるとともにシリンダ7内に作動油を密封するオイルシール20が取り付けられている。
ロッド8の上端のばね座9には、スリーブ挿入孔21が形成され、そのスリーブ挿入孔21に金属製のスリーブ22が回転可能に挿入されている。スリーブ22は、スリーブ22に挿入されたボルト23の締め付けによりプーリアーム3に固定され、ばね座9とプーリアーム3を相対回転可能に連結している。
一方、シリンダ7の閉塞端には連結片24が設けられ、連結片24に形成されたブッシュ挿入孔25には、樹脂製のブッシュ26が圧入されている。ブッシュ26には、金属製のスリーブ27が回転可能に挿入され、スリーブ27は、スリーブ27に挿入されたボルト28の締め付けによりエンジンブロック4に固定され、シリンダ7を揺動可能に支持している。
このオートテンショナ6を組み込んだベルト張力調整装置の動作を説明する。
ベルト1の張力が小さくなると、ベルト1の張力とリターンスプリング11の付勢力がつり合う位置までロッド8がシリンダ7の外方に移動し、その移動によりプーリアーム3が揺動してベルト1の弛みを吸収する。このとき、圧力室16の圧力がリザーバ室15の圧力よりも低くなるのでチェックバルブ19が開き、リザーバ室15の作動油が通路18を通って圧力室16に流れる。そのため、テンションプーリ2の移動が速やかであり、ベルト1の弛みは迅速に吸収される。
一方、ベルト1の張力が大きくなると、ベルト1の張力とリターンスプリング11の付勢力がつり合う位置までロッド8がシリンダ7の内方に押し込まれ、その押し込みによりプーリアーム3が揺動してベルト1の緊張を吸収する。このとき、圧力室16の圧力がリザーバ室15の圧力よりも高くなるのでチェックバルブ19が閉じ、圧力室16の作動油が、プランジャ13とスリーブ14の摺動面間に形成されるリーク隙間を通ってリザーバ室15に流れる。そのため、ロッド8に付与された押し込み力が緩衝されてテンションプーリ2はゆっくりと移動し、ベルト1を安定した状態に保ちながらその緊張を吸収する。
このオートテンショナ6は、ロッド8の上端を埋め込んだ状態にばね座9を樹脂成形してロッド8の上端にばね座9を固定するので、ばね座9をアルミ合金で形成してロッド8の上端を埋め込んだ状態にばね座9を鋳込む場合よりも、ロッド8の上端の温度が上がりにくく、ロッド8の硬さが低下しにくい。また、ばね座9とは別個に成形したロッド8をばね座9に固定するので、鋳造や削り出しによってばね座9をロッド8と一体に成形する場合に比べて製作が容易である。
また、ばね座9を樹脂成形したので、ばね座9に樹脂製のブッシュを組み込む必要がなく、組み立てが簡単である。
さらに、アルミ合金よりも軽量の樹脂でばね座9を成形したので、ばね座9の慣性が小さい。そのため、ベルト1の張力変動に対する応答性が優れる。
ロッド8の材質は、たとえば鋼材が挙げられるが、金属であれば他の材質でもよい。
上記実施形態では、ばね座9と被連結部材を相対回転可能に連結する例として、ばね座9をプーリアーム3に連結する場合を例に挙げて説明したが、ばね座9は、エンジンブロック4に連結するようにしてもよい。すなわち、ばね座9をエンジンブロック4に相対回転可能に連結するとともに、テンションプーリ2をオートテンショナ6の下側に配置し、そのテンションプーリ2に連結片24を相対回転可能に連結するようにしてもよい。
この発明の実施形態の油圧式オートテンショナを組み込んだベルト張力調整装置を示す正面図 図1のII−II線に沿った断面図
符号の説明
3 プーリアーム
7 シリンダ
8 ロッド
9 ばね座
11 リターンスプリング
12 油圧ダンパ機構
21 スリーブ挿入孔
22 スリーブ
23 ボルト

Claims (2)

  1. 有底のシリンダ7の開放端から一端を突出させた金属製のロッド8を設け、そのロッド8の前記シリンダ7からの突出端にばね座9を固定し、そのばね座9と前記シリンダ7の間に組み込んだリターンスプリング11で前記ロッド8をシリンダ7外方に付勢し、前記ロッド8に付与される押し込み力を緩衝する油圧ダンパ機構12を前記シリンダ7内に組み込んだオートテンショナにおいて、前記ロッド8の前記シリンダ7からの突出端を前記ばね座9に埋め込んだ状態に前記ばね座9を樹脂成形したことを特徴とするオートテンショナ。
  2. 前記ばね座9にスリーブ挿入孔21を形成し、そのスリーブ挿入孔21に回転可能に挿入される金属製のスリーブ22を設け、そのスリーブ22をボルト23で被連結部材3に固定して前記ばね座9と被連結部材3を相対回転可能に連結するようにした請求項1に記載のオートテンショナ。
JP2006079315A 2006-03-22 2006-03-22 オートテンショナ Pending JP2007255528A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014047823A (ja) * 2012-08-30 2014-03-17 Ntn Corp 油圧式オートテンショナ
JP2016105024A (ja) * 2016-03-02 2016-06-09 Ntn株式会社 油圧式オートテンショナ
CN108194590A (zh) * 2016-12-08 2018-06-22 王仁法 用于汽车皮带传动系统的张紧装置及其应用

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