JP2007268686A - バレル研磨用メディア、及びその製造方法 - Google Patents

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敦哉 高橋
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Abstract

【課題】
本発明の目的はバレル研磨装置を用いた研磨作業効率の著しく高い、砥粒が球形状の金属体表面を覆う樹脂コートに固定されたバレル研磨用メディア、及びその製造方法を提供すること。
【解決手段】
上記目的を達成する為本発明は、被研磨物と共に研磨用バレルに収容されバレル研磨加工に使用されるバレル研磨用メディアにで、球形状をした金属体表面が樹脂製コート材で覆われ、このコート材に砥粒が固定された構造であることを特徴とし、又、本発明のバレル研磨用メディアの平均直径が0.1mm以上、10mm以下であることを特徴とし、又、被研磨物と共に研磨用バレルに収容されバレル研磨加工に使用されるバレル研磨用メディアの製造方法で球形状をした金属体表面に樹脂をコートする工程と、先述の表面に樹脂がコートされた金属体と、砥粒を同一の容器内に収容し攪拌する工程とから成ることを特徴とし課題を解決する。
【選択図】 図1

Description

本発明はバレル研磨装置を用いた研磨作業効率の著しく高い、砥粒が球形状の金属体の表面を覆う樹脂コートに固定された構造のバレル研磨用メディア、及びその製造方法に関する。
従来から水晶振動子に使用される水晶振動片には、その諸特性を向上させることを目的として、先の水晶片の面取り加工(べべリング加工とも呼ばれる)が行われる場合がある。その研磨加工の際には、研磨材のほかにメディアと呼ばれる粉体が研磨装置のなかに収容されて加工に使用されていた。
一方、最近の傾向では通信分野の伝送系装置等を中核として、その搭載部品について、水晶振動子を含め、非常に急激な市場からの小型化や低背化、更に加えて軽量化や低価格化の要求があるのが実際で、それに伴って水晶振動子の内部に搭載されて使用される水晶片の大きさや厚みも非常に小さなものになって来ており、そういった水晶片を効率的に研磨加工することが必要になって来ている。
特開2002−307289 特開2005−297117
なお、出願人は前記した先行技術文献情報で特定される先行技術文献以外には、本発明に関連する先行技術文献を、本件出願時までに発見するに至らなかった。
しかしながら、従来の樹脂系やプラスチック系のメディアを使用した水晶片の研磨加工においては、その加工能率が低く所望の形状に水晶片を加工するには、非常に多くの時間を必要とするといった問題があった。
また、樹脂系やプラスチック系以外のメディアの場合においても、メディアの形状が球形もしくは略球形にとどまる場合、ここでも研磨加工効率を高めることが難しいといった問題があった。
本発明は、以上のような技術的背景のもとでなされたものであり、従がってその目的は、バレル研磨装置を用いた研磨作業効率の著しく高い、砥粒が金属体の表面を覆う樹脂コートに固定された構造のバレル研磨用メディア、及びその製造方法を提供することである。
上記の目的を達成するために、本発明は、被研磨物と共に研磨用バレルに収容されバレル研磨加工に使用されるバレル研磨用メディアにおいて、球形状をした金属体の表面が樹脂製のコート材で覆われ、このコート材に砥粒が固定された構造であることを特徴とする。
また、本発明のバレル研磨用メディアの平均直径が0.1mm以上、10mm以下であることを特徴とする。
また、被研磨物と共に研磨用バレルに収容されバレル研磨加工に使用されるバレル研磨用メディアの製造方法において、球形状をした金属体の表面に樹脂をコートする工程(S101)と、先述の表面に樹脂がコートされた金属体と、砥粒を同一の容器内に収容して攪拌する工程(S102)とから成ることを特徴とする。
本発明のバレル研磨用メディアによれば、従来のバレル研磨用メディアに比べて比重が大きいために、バレル研磨装置のなかで非加工対象物に加わり加工を進めるのに必要な圧力を高めることが出来、更に表面が樹脂で覆われているために砥粒が樹脂コートに容易に固定され、その結果、その研磨加工効率を従来のバレル研磨加工メディアに比べて著しく高め、かつ、バレル研磨加工に要する時間を短縮することが出来る。
また、本発明のバレル研磨用メディアの製造方法によれば、従来に比べて容易にバレル研磨加工能率の著しく高いバレル研磨用メディアを製造することが出来る
以下に図面を参照しながら本発明の実施の一形態について説明する。なお、各図においての同一の符号は同じ対象を示すものとする。
図1は本発明のバレル研磨用メディア1の概略の模式図である。即ち、本発明のバレル研磨用メディア1は球形状をした金属体2の表面3が樹脂製のコート材4で覆われ、このコート材4に砥粒5が固定された構造をしている。本発明のバレル研磨用メディア1によれば、従来のバレル研磨用メディアに比べてメディアの芯となる部分が金属体2であるために比重が大きく、そのために、バレル研磨装置のなかで非加工対象物に加わり加工を進めるのに必要な圧力が高まり、更に金属体2の表面3が樹脂製のコート材4で覆われているために砥粒5が樹脂製のコート材4に容易に一部が埋め込まれるように固定され、その結果、研磨加工効率を従来のバレル研磨加工用メディアに比べて著しく高め、かつ、バレル研磨加工に要する時間を短縮することが出来る。
図2は本発明のバレル研磨用メディアが形成される様子を示す概略の模式図である。本発明のバレル研磨用メディア1の平均直径6は0.1mm以上、10mm以下である。なお、図1、及び図2に示された樹脂製のコート材に一部埋め込まれるように固定された砥粒の形状は、様々な鋭角をもった断片状のものが図示されているが、砥粒の形状はこの場合に限られるものでは無く、砥粒の形状が殆ど同じであっても全く構わず、この場合においても本発明の技術的範囲に含まれることは言うまでも無い。
図3は本発明のバレル研磨用メディア1の製造工程図である。即ち、被加工対象物と共に研磨用バレルに収容されバレル研磨加工に使用されるバレル研磨用メディア1の製造方法において、球形状をした金属体2の表面3に樹脂4をコートする工程(S101)と、先述の樹脂4が表面3にコートされた金属体2と、砥粒5を同一の容器内に収容して攪拌する工程(S102)とから成る。本発明のバレル研磨用メディア1の製造方法は、実際の本発明のバレル研磨用メディア1を使用したバレル研磨加工の際に、バレル研磨加工装置の中に、被加工対象物である水晶片と、表面が樹脂製のコート材4で覆われた金属体2と砥粒5を一緒に収容してバレル研磨加工を行うことにより、バレル研磨加工中に砥粒5が、表面3が樹脂製のコート材4で覆われた金属体2に一部埋め込まれるように固定され、被加工対象物のバレル研磨加工が行われるために、敢えてバレル研磨加工の前に、本発明のバレル研磨メディア1を別個に製作する必要は必ずしも無く、このことも本発明のバレル研磨メディア1の持つ優れた効果であることは言うまでも無い。なお、本発明のバレル研磨用メディアは、被加工対象物を水晶片に限らず、他の圧電材料やガラス、セラミック片などの場合においても使用することが出来ることは言うまでも無い。
図4は従来のバレル研磨用メディアの概略の模式図である。樹脂系やプラスチック系以外のメディアの場合においても、メディアの形状が球形もしくは略球形にとどまる場合、バレル研磨加工効率を高めることが難しいといった問題があった。
本発明のバレル研磨用メディアの概略の模式図である。 本発明のバレル研磨用メディアが形成される様子を示す概略の模式図である。 本発明のバレル研磨用メディアの製造工程図である。 従来のバレル研磨用メディアの概略の模式図である。
符号の説明
1 バレル研磨用メディア
2 球形状をした金属体
3 球形状をした金属体の表面
4 樹脂製のコート材
5 砥粒
6 平均直径

Claims (3)

  1. 被研磨物と共に研磨用バレル装置に収容されバレル研磨加工に使用されるバレル研磨用メディアにおいて、
    球形状をした金属体の表面が樹脂製のコート材で覆われ、該コート材に砥粒が固定された構造のバレル研磨用メディア。
  2. 該バレル研磨用メディアの平均直径が0.1mm以上、10mm以下であることを特徴とする請求項1に記載のバレル研磨用メディア。
  3. 被研磨物と共に研磨用バレルに収容されバレル研磨加工に使用されるバレル研磨用メディアの製造方法において、
    球形状の金属体の表面に樹脂をコートする工程と、
    該表面に樹脂がコートされた該金属体と、砥粒を同一の容器内に収容して攪拌する工程と、から成るバレル研磨用メディアの製造方法。
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