JP2007267870A - 血糖計 - Google Patents

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Abstract

【課題】投与時の血糖値に基づき、投与しようとしている薬剤の種類及び投与量を処方データに基づき決定すると共に、注入器に装填されている薬剤が適正な種類か否かを判定して、不適切な場合に警告を発することが可能な血糖計を提供する。
【解決手段】
患者に対して投与されるべきインスリンの種類及び投与量を、該患者の血糖値及び前記血糖値測定手段による測定が行われた時間帯と関連づけて記憶しておき、血糖値の測定時間帯及び測定値に基づき、投与すべきインスリンの種類と投与量を決定する。また、インスリン注入器に搭載されたインスリンカートリッジに添付のICタグと通信して、カートリッジのインスリンの種別を特定し、上記決定したインスリンの種別と一致するかに基づいて、使用許可通知又は警告通知を行う。
【選択図】図1

Description

本発明は、血糖計に関する。
インスリンを使った糖尿病の治療は、症状に応じて製剤を使い分けるなど、患者が自ら毎日行うことが多いが、使用する薬剤を間違えると、生命が脅かされる場合がある。
1型糖尿病と呼ばれるインスリンが欠乏する病気や、インスリンの出方が不安定な重度の2型糖尿病の場合、患者が血糖値を自己測定しながら、血糖値に応じた適正なインスリン製剤を投与する治療法が推奨されている。このような患者は1日に1〜2回、基礎分泌に対応する中間型や持続型のインスリン製剤を自己注射したり、毎食前に血糖値を自己測定してから速効型の製剤を注射する。あるいは中間型と速効型が一定比率で混合された混合型インスリンを使用することもある。しかし、インスリン製剤の種類や投与量を間違えると、血糖値が低いのにインスリン過多になり、重篤な場合にはけいれんや昏睡を起こす。
このような製剤の投与ミスを防止するため、インスリンが入ったカートリッジの外表面に電気的に読み取り可能な情報を有するラベルを貼付し、この情報として、薬剤の種類、量、使用期限等を表示したものがある(特許文献1を参照。)。しかし、このようなラベルに表示した情報は表面が汚れたり、破損したりすると読取不能になると共に、情報量が制限されるなどの不都合がある。
また、患者の血糖制御を完全に行うため、血糖計で検知した血糖値に基づき、一定時間後の患者の血糖値を予測して、インスリン投与量を決定し、インスリンを投与する装置が提案されている(特許文献2を参照。)。
この装置は血糖測定とインスリン投与を行う24時間人体接続装置から個別の測定器と注入器を使うものまで開示されているが、投与量を予測する装置であって、薬剤を適宜選択して簡便に使用できる装置の薬剤の取り違い防止を図るものではない。
特表2004−505701号公報 特開2003−79723号公報
このように、従来は投与時の血糖値に基づき、投与しようとしている薬剤の種類及び投与量を処方データに基づき決定すると共に、注入器に装填されている薬剤が適正な種類か否かを判定して、不適切な場合に警告を発することができなかった。
本発明は、患者の状況に応じた安全な治療が行えるように、投与時の血糖値に基づき、投与しようとしている薬剤の種類及び投与量を処方データに基づき決定すると共に、注入器に装填されている薬剤が適正な種類か否かを判定して、不適切な場合に警告を発することが可能な血糖計を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、患者から採取された血液中の血糖値を測定する血糖値測定手段と、前記患者に対して投与されるべきインスリンの種類及び投与量を、該患者の血糖値及び該血糖値が得られた時間帯と関連づけて記憶する記憶手段と、前記血糖値測定手段により測定を行った時間帯において、該測定により得られた血糖値に関連づけて前記記憶手段に記憶されているインスリンの種類及び投与量とを決定する決定手段と、前記決定されたインスリンの種類及び投与量とを画面表示及び音声の少なくともいずれかにより出力する出力手段と、前記患者が使用するインスリン注入器に装填されたインスリンカートリッジに備えられ、該インスリンカートリッジに関する情報を保持するICタグと通信する通信手段と、前記ICタグより取得された前記インスリンカートリッジに関する情報から、該インスリンカートリッジにおけるインスリンの種類を特定する特定手段と、前記特定されたインスリンの種類と前記決定されたインスリンの種類とが一致するか否かを判定する判定手段とを備え、前記出力手段は、前記特定されたインスリンの種類と前記決定されたインスリンの種類とが一致しない場合に、前記インスリン注入器に装填されたインスリンカートリッジが適正でない旨の警告を、画面表示及び音声の少なくともいずれかにより出力することを特徴とする。
また、上記課題を解決するための本発明は更に、前記出力手段が、前記特定されたインスリンの種類と前記決定されたインスリンの種類とが一致する場合に、前記インスリン注入器に装填されたインスリンカートリッジが適正である旨を、画面表示及び音声の少なくともいずれかにより出力することを特徴とする。
本発明によれば、投与時の血糖値に基づき、投与しようとしている薬剤の種類及び投与量を処方データに基づき決定すると共に、注入器に装填されている薬剤が適正な種類か否かを判定して、不適切な場合に警告を発することが可能な血糖計を提供することができる。
以下、添付する図面を参照して本発明の実施形態を説明する。
図1は、本発明に対応するインスリン注射器と血糖計からなるシステムの構成例を示す図である。図1に示すシステム構成は、あくまで一例として簡略的に示したものであって、システム構成がこれに限定されるものではない。例えば、血糖計が外部サーバーと接続し、通信可能な形態を採ることもできる。また、インスリン注射器と血糖計とを一体化したシステムとしても良い。
図1において、インスリン注入器100は、インスリンカートリッジ101が装填可能となっている。インスリン注入器100は、インスリンカートリッジ101に含まれるインスリンを、単位設定部103により設定された単位数分だけ、操作部104の操作に基づき、注射針105から患者の体内に注入する。なおインスリンカートリッジとは、インスリン注入器100に装着して使用されるインスリン充填カートリッジをはじめ、注射器用のバイアル瓶およびインスリンが予め充填された一体型の注入器をいう。
インスリンカートリッジ101には、ICタグ102が添付されている。このICタグ102には、インスリンカートリッジ101内に含まれるインスリンに関する情報が登録されている。
インスリンには、一般的に、超速効型、速効型(R)、中間型(N)、持続型、及びそれらの混合型(10R等)の5種類がある。超速効型とは、皮下注射後10から20分で効果が現れるもので、作用持続時間は3から5時間と短い。速効型とは、皮下注射後約30分で効果が現れるもので、作用持続時間は約8時間となっている。中間型又は持続型とは、作用持続時間が12〜24時間のもので、基礎インスリン分泌を代償するために利用される。混合型とは、速効型(又は超速効型)と中間型のインスリンが混合され、両者の効果を併せ持つもので、例えば、速効型と中間型の比率により、10R、20R、30R,40R,50R等がある。
即ち、ICタグ102には、少なくとも上記のインスリンタイプが保持されると共に、インスリンカートリッジ101のシリアル番号、製造者名などが含まれる。ICタグ102はまた、血糖計110と通信して、インスリンカートリッジ101に含まれるインスリンタイプを通知する。
次に、血糖計110は、装置の動作を全体的に制御する制御部111を含む。制御部における制御は、メモリ112内に格納されている制御プログラムに従って行われる。制御部111は内部クロックを有し、これに基づき血糖値の測定が行われる時間帯を管理することができる。メモリ112には、本実施形態に対応する処理プログラムが格納されている。通信部113は、ICタグ102との間で通信を行い、インスリンカートリッジ101のインスリンタイプの情報を取得することができる。
表示部114は、例えば液晶ディスプレイで構成される。表示114は、血糖値測定部116により測定された血糖値に基づき、適切なインスリンタイプと単位数を画面表示することができる。また、通信部113により取得されたインスリンタイプに基づいて、インスリン注入器100に装填されているインスリンカートリッジ101が適切なカートリッジであるか否かを表示により、患者に通知することができる。
音声出力部115は、血糖値測定部116により測定された血糖値に基づき、適切なインスリンタイプと単位数を音声により通知することができる。また、通信部113により取得されたインスリンタイプに基づいて、インスリン注入器100に装填されたインスリンカートリッジ101が適切か否かを音声により通知することができる。
血糖値測定部116は、患者の血液中の血糖値を測定する。なお、血糖値の測定方式は、血液試料を採取して試薬と反応させて血糖値を測定する方式でも、非侵襲で体液から測定する方式でも、体内にバイオセンサーを常時挿入して測定する連続式でも何れでもよい。
処方データテーブル117は、血糖計110の患者の処方データを管理するテーブルであって、測定された血糖値及び測定時間帯に基づいて、適切なインスリンタイプと単位数を決定するために用いられる。操作部117は、患者が血糖計110を操作するためのボタン等で構成される。
次に、図2を参照して、本実施形態に対応するICタグ102の構成について説明する。図2に示すICタグ102の構成は、あくまで一例として簡略的に示したものであって、本発明におけるICチップのチップ構成は、図2に示されるものに限定されるものではない。
図2において、ICタグ102は、大きくアンテナ201とICチップ202とにより構成される。また、ICチップ202は、RF部203、制御部204及び記憶部205を含む。
ICタグ102は水の影響を受けない電磁誘導方式でパッシブタイプの小型のものが好ましく、数10センチ以上の通信距離を有するものが便利である。直接インスリンカートリッジ101に貼り付けてもよいが、ラベルに組み込まれたものがより好ましい。また、未使用のカートリッジに添付されたICタグとの混信を避けるため、未使用のカートリッジは導電性のフィルムで包装することが好ましい。同様に使用済カートリッジからの混信を避けるため、導電性フィルム製の廃棄袋を用意するか、ラベルが容易に剥離・廃棄できるようになっていることが好ましい。
RF部203は、無線通信を制御するためのものであり、送信器および受信器を含む。送信器および受信器は、通常ICタグで使用されるようなものであればよい。簡単に説明すると、送信器は、変調器、フィルタおよびアンプを含み、デジタル信号に変調をかけ、不要な成分をフィルタで除去してからアンプで増幅し、アンテナ201から放射をおこなう。受信器は、アンプ、復調器およびフィルタを含み、空間を伝播されてくる信号をアンテナ201で受信し、フィルタで必要な帯域を取り出す。さらに、受信器は、これをアンプで増幅し、復号器で周波数変換をおこなって信号を復号する。
通信に使用する周波数は、例えば13.56MHz、2.45GHz、860〜960MHzのいずれかを用いることができる。通信可能な距離は、例えば、13.56MHzで50cm程度以下、2.45GHzで100cm程度以下となる。使用する周波数は、血糖計110及びインスリン注入器100を使用する際の状況に応じて適宜選択することができる。
制御部204は、ICタグ102の血糖計110からの指示に基づき記憶部205に記憶されたインスリンカートリッジ101に関する情報を読み出し、RF部203へ転送する。
記憶部205は、インスリンカートリッジ101に関する情報を記憶する。具体的に、インスリンカートリッジ101に含まれるインスリンのタイプ(インスリンタイプ)、カートリッジのシリアル番号、製造者名、使用期限などが記憶されている。
次に、図3を参照して、本実施形態に対応するICタグ102の構成の一例を示す。図3に示すICタグ102の構成は、あくまで一例として簡略的に示したものであって、タグ構成がこれに限定されるものではない。
図3において、ICタグ102のRF部203、制御部204及び記憶部205を備えるICチップ202が可撓性のシート302上に配置される。このシート302は、インスリンカートリッジ101の滅菌の際の熱に耐えられる材料であればよく、ポリプロピレン等の各種オレフィン樹脂やナイロン、ポリエステル、ポリイミド等が好適である。
シート302上には、アンテナ201として機能するアンテナパターン303が印刷されている。アンテナパターン303は、銅などの金属箔、金属の蒸着や印刷、あるいは厚さが数10ミクロンの細いコイルで形成されている。
このように、ICタグ102は、アンテナパターン303が形成されたシート302上に、半導体回路を形成したチップ202を実装した、ハイブリッド構造のインレット300として構成されることが好ましい。
次に、図4を参照して、処方データテーブル117のデータ構造の一例を説明する。なお、図4に示す処方データテーブルのデータ構造は、あくまで一例として簡略的に示したものであって、本発明における処方データの内容は、図4に示すものに限定されるものではない。処方データテーブルは、インスリン注入器100及び血糖計110を使用する患者毎に異なるものであり、また同一の患者であっても症状に応じて適宜変更されるものである。従って、係る変更に応じて、或いは患者に応じて適宜処方データテーブルが構成され、本発明に対応する処理が実施されるものである。
通常、インスリンは朝、昼、晩、就寝前の4回に分けて使用される。そこで、処方データテーブル117では、時間帯401として、「朝」、「昼」、「夜」、「就寝前」として1日を4つの時間帯に分離して、処方データを管理している。ここで、「朝」とは、例えば、午前6時から午後12時直前までの時間帯を指し、「昼」とは、例えば午後12時から午後5時直前までの時間帯を指し、「夜」とは、例えば午後5時から午後9時直前までの時間帯を指し、「就寝前」とは、例えば午後9時から午前2時までの時間帯を指すものとして考えることができる。時間帯401の設定については、患者の生活パターンに応じて適宜設定可能なものである。
次に、血糖値範囲402は、血糖値測定部116により測定された血糖値が含まれる範囲を規定する。本実施形態では、血糖値の範囲を、「100未満」、「100以上150未満」、「150以上200未満」及び「200以上」の大きく4つに区分している。血糖値の単位は通常「mg/dl」で表されるが、図4では簡単のために単位を省略している。
インスリンタイプ403は、時間帯401に基づき、使用すべきインスリンのタイプを登録する。例えば、毎食時前となる「朝」「昼」「夜」なら、インスリンタイプ403として「R」、即ち、速効型のものが選択される。そして、「就寝前」なら、インスリンタイプ403として「N」、即ち中間型が選択されることとなる。
単位数404は、選択されたインスリンタイプ403について投与する単位数を登録する。インスリンの投与量は、一般に「単位」を用いて表現され、例えば、「朝」に血糖値が「100未満」であった場合には、「R」即ち速効型のインスリンが「6単位」投与されることとなる。
次に、本実施形態に対応するインスリン注入器100と血糖計110との間で行われる処理について説明する。まず、図5は、本実施形態に対応する処理のフローチャートの一例である。図5における処理は、メモリ112に格納された処理プログラムを制御部111が実行して、血糖計110の動作を制御することにより行われる。
図5において、ステップS501では、操作部118の操作に基づき、例えば試験紙に血液が採取され、血糖値測定部116において血糖値測定が行われる。なお、このとき測定を行った時間帯が制御部111の内部クロックに基づいて決定される。次に、ステップS502において、ステップS501において得られた血糖値及び時間帯に基づき、処方データテーブル117が検索され、使用すべきインスリンタイプ403及び単位数404が処方データとして決定される。
次に、ステップS503では、処方データとして決定されたインスリンタイプ403及び単位数404が表示部114に表示されると共に、音声出力部115より音声出力される。このときの表示部114における表示例を図6に示す。図6に示すように、ステップS501において測定された血糖値及び時間帯が表示される。また、ステップS502において決定されたインスリンタイプと単位数がそれぞれ表示される。同様の内容が音声出力部115により音声出力されることにより、表示内容の目視による確認が困難な患者に対しても、的確に使用すべきインスリンタイプ及び単位数を通知することができる。
なお、測定された血糖値が処方データと比べて著しく逸脱している場合、例えば低血糖の場合には「危険、至急糖類を取って下さい。」などの警告情報を表示し、音声で通知しても良い。
本実施形態では、ICタグ102が血糖計110の通信部113との通信圏内に入った場合に、通信が行われる。そこで、ステップS504では、インスリン注入器100に装填されたインスリンカートリッジ101に添付されているICタグ102との通信が確立されたか否かを判定する。もし、通信が確立された場合には(ステップS504において「YES」)、ステップS505に移行して、ICタグ102に対し、インスリンカートリッジ101に関する情報の送信を要求する。その後、ステップS509において、ICタグ102から要求に係る情報を受信したか否かを監視する。
これに対し、ICタグ102側では、ステップS506において、血糖計110との通信が確立されたか否かを判定する。もし、通信が確立された場合には(ステップS506において「YES」)、ステップS507へ移行する。ステップS507では、血糖計110からインスリンカートリッジ101に関する情報の要求を受信したか否かを判定する。もし、情報要求があった場合には(ステップS507において「YES」)、ステップS508に移行する。ステップS508では、制御部204が記憶部205から、インスリンタイプを含む情報を読み出し、RF部203を介して血糖計110へ送信する。
ステップS509において情報の受信を監視していた血糖計110は、情報を受信した場合に(ステップS509において「YES」)、ステップS510へ移行する。ステップS510では、受信した情報に含まれるインスリンタイプが、ステップS502において決定されたインスリンタイプと一致するか否かを判定する。
もし、インスリンタイプが一致しない場合には(ステップS510において「NO」)、ステップS511に移行する。一方、インスリンタイプが一致する場合には(ステップS510において「YES」)、ステップS512に移行する。
ステップS511では、使用すべきインスリンのタイプが異なる旨を表示部114における画面表示と音声出力部115による音声出力により、患者に通知する。このときの表示例は、図7に示すようになる。ここでは、「使用すべきインスリンタイプが異なります!!」との警告メッセージを表示し、本来使用すべきインスリンタイプと単位数を表示する。同様の内容が音声出力部115により音声出力されることにより、表示内容の目視による確認が困難な患者に対しても、現在インスリン注入器100に装填されているインスリンカートリッジ101が不適切である旨を通知することができる。
ステップS511においてエラー表示を行った後は、インスリンカートリッジ101が交換されることとなるので、ステップS504に戻って、新たに装填されるインスリンカートリッジ101のICタグ102との通信確立を試みる。
ステップS512では、現在インスリン注入器100に装填されているインスリンカートリッジ101が適切である旨を、表示部114における画面表示と音声出力部115による音声出力により、患者に通知する。このときの表示例は、図8に示すようになる。ここでは、「インスリンタイプは適正です。14単位を使用してください」とのメッセージを表示して、投与すべき単位数を改めて通知する。同様の内容が音声出力部115により音声出力されることにより、表示内容の目視による確認が困難な患者に対しても通知が可能となる。
以上のように、本実施形態によれば、血糖計110及びインスリン注入器100を使用する患者毎の処方データを血糖計において管理しておき、測定された血糖値に基づいて、適用すべきインスリンタイプと用量(単位数)を患者に通知することができる。また、インスリン注入器100に装填されているインスリンカートリッジ101のタイプが、処方データに合致するか否かを判定して、不適切なインスリンタイプであればエラー通知すると共に、正しいインスリンタイプを通知することができる。
なお、個々のインスリンカートリッジ101にICタグ102が添付されていれば、インスリンカートリッジ101の内容物を目視により確認することなく、血糖計110との通信により、適切なカートリッジを探し出すことができる。よって、視覚障害のある患者であっても、適切なインスリンタイプを選択して、インスリン投与を行うことが可能となる。
以上のように、本発明によれば、インスリン注入器により自己治療する糖尿病患者が、投与するインスリンのタイプや投与量を間違えることがない情報システムを提供できる。特に糖尿病性網膜症により目が不自由な患者の薬剤ラベルの読み違いなどによる投薬ミスを防止できる。
本発明の実施形態に対応するインスリン注射器と血糖計からなるシステムの構成例を示す図である。 本発明の実施形態に対応するICタグの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応するインレットタイプのICタグの構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する処方データテーブルのデータ構成の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する処理の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施形態に対応する表示画面の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する表示画面の他の一例を示す図である。 本発明の実施形態に対応する表示画面の更に他の一例を示す図である。

Claims (2)

  1. 患者から採取された血液中の血糖値を測定する血糖値測定手段と、
    前記患者に対して投与されるべきインスリンの種類及び投与量を、該患者の血糖値及び該血糖値が得られた時間帯と関連づけて記憶する記憶手段と、
    前記血糖値測定手段により測定を行った時間帯において、該測定により得られた血糖値に関連づけて前記記憶手段に記憶されているインスリンの種類及び投与量を決定する決定手段と、
    前記決定されたインスリンの種類及び投与量を画面表示及び音声の少なくともいずれかにより出力する出力手段と、
    前記患者が使用するインスリン注入器に装填されたインスリンカートリッジに備えられ、該インスリンカートリッジに関する情報を保持するICタグと通信する通信手段と、
    前記ICタグより取得された前記インスリンカートリッジに関する情報から、該インスリンカートリッジにおけるインスリンの種類を特定する特定手段と、
    前記特定されたインスリンの種類と前記決定されたインスリンの種類とが一致するか否かを判定する判定手段と
    を備え、
    前記出力手段は、前記特定されたインスリンの種類と前記決定されたインスリンの種類とが一致しない場合に、前記インスリン注入器に装填されたインスリンカートリッジが適正でない旨の警告を、画面表示及び音声の少なくともいずれかにより出力することを特徴とする血糖計。
  2. 前記出力手段は、前記特定されたインスリンの種類と前記決定されたインスリンの種類とが一致する場合に、前記インスリン注入器に装填されたインスリンカートリッジが適正である旨を、画面表示及び音声の少なくともいずれかにより出力することを特徴とする請求項1に記載の血糖計。
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