JP2007267787A - X線撮影装置 - Google Patents

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【課題】長尺画像を取得する際に、立体表示用長尺画像も取得することができるX線撮影装置を提供する。
【解決手段】コーンビーム状のX線を被検体Mに照射するX線管3に付設される遮蔽板7は、天板1の長手方向と交差する方向に延びる細幅の中央開口部21aと1組の側方開口部21b、21cが並んで形成されている。そして、保持移動機構9によって撮影位置を変更しつつ、撮影制御部13はX線管3からX線を照射させて、スロットスキャン撮影を行う。各撮影において、中央開口部21aを透過したX線は真上から被検体Mを透過し、側方開口部21b、21cを透過したX線は同じ傾斜角度で相反する方向から被検体Mを透過する。したがって、画像処理部15は、被検体Mの長尺画像とともに、1対の立体表示用長尺画像を生成することができる。
【選択図】図1

Description

この発明は、被検体を撮影して得られた複数の投影像をつなげて長尺画像を生成するX線撮影装置に係り、特に、長尺画像のほかに、立体表示用長尺画像も併せて取得することができる技術に関する。
従来、この種の装置として、図5に示すようなX線撮影装置がある。図5において、X線管51とフラットパネル型X線検出器(以下、適宜「FPD」という)53とが、天板55に載置される被検体Mを挟んで対向して配置される。X線管51には遮蔽板57が付設されており、この遮蔽板57には天板55の長手方向と交差する方向に延びる細幅のX線透過部59が形成されている。また、X線管51とFPD53は、保持移動機構61の上端と下端にそれぞれ保持されており、互いに対向した状態で天板55の長手方向に水平移動可能に構成されている。このとき、遮蔽板57もX線管51と一体となって移動する。
移動制御部63は保持移動機構61を操作して、X線管51およびFPD53による撮影位置を変更させる。撮影位置が変更されると、撮影制御部65はX線管51からコーンビーム状のX線を照射させる。照射されたX線はX線透過部59を透過して天板55の短手方向にのみ広がった細幅のX線となって被検体Mを透過し、FPD53によって検出される。このような撮影が行われると、保持移動機構61が撮影位置を変更し、撮影制御部65は新たな撮影位置において撮影を繰り返し行う。本明細書では、このような撮影方法をスロットスキャン撮影と記載する。画像処理部67は、スロットスキャン撮影によってFPD53から複数のX線画像を収集し、これらX線画像からX線透過部59に応じた投影像を抽出し、抽出した投影像をつなぎあわせて長尺画像を生成する。モニタ69は生成された長尺画像を表示する。
図6は、スロットスキャン撮影によって得られた被検体Mの長尺画像の模式図である。図中、一点鎖線は投影像のつなぎ目を示す。この長尺画像は、被検体Mを垂直上方から撮影した複数の投影像をつないでいるので、天板55の長手方向に歪みのない被検体Mの長尺画像を取得することができる。よって、脊柱や下肢等の長尺な部位の画像を好適に得ることができる(例えば、特許文献1参照)。
特開2004−242928号公報
しかしながら、このような構成を有する従来例の場合には、次のような問題がある。
すなわち、従来の装置は、X線管51から照射されるコーンビーム状のX線のうち、X線透過部59を透過するX線のみしか利用されていない。このため、スロットスキャン撮影によって、1枚の長尺画像しか取得することができない。
この発明は、このような事情に鑑みてなされたものであって、長尺画像を取得する際に、立体表示用長尺画像も取得することができるX線撮影装置を提供することを目的とする。
この発明は、このような目的を達成するために、次のような構成をとる。
すなわち、請求項1に記載の発明は、撮影対象である被検体を載置する天板と、コーンビーム状のX線を被検体に照射するX線発生源と、前記X線発生源に付設されてX線を遮蔽する遮蔽部材であって、前記天板の長手方向と交差する方向に延びる細幅のX線透過部が3個以上並んで形成された遮蔽部材と、前記X線透過部と被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線発生源、前記遮蔽部材および前記X線検出手段を前記天板に対して相対的に前記天板の長手方向に変位させて撮影位置を変える移動手段と、前記移動手段によって変更された撮影位置ごとに前記X線発生源からX線を照射させて被検体を撮影する撮影制御手段と、前記X線検出手段の検出結果に基づいて得られる複数のX線画像から各X線透過部に応じた投影像を抽出し、前記X線透過部ごとに前記投影像をつなげて1枚の長尺画像を生成するとともに、2枚1組の立体表示用長尺画像を1対以上生成する画像処理手段と、を備えることを特徴とするものである。
[作用・効果]請求項1に記載の発明によれば、遮蔽部材に天板の長手方向と交差する方向に延びる細幅のX線透過部が3個以上並んで形成されているので、1度の撮影において天板の短手方向に広がりつつ、異なる3方向に進むX線を被検体に照射することができる。このため、各撮影位置において撮影して得られた複数のX線画像から、画像処理手段は、1枚の長尺画像に加えて、1対の立体表示用長尺画像を生成することができる。
上述した発明において、前記X線透過部は、前記コーンビーム状のX線の照射軸が通る中央透過部と、前記照射軸に対して対称な1組以上の側方透過部とを含み、前記長尺画像は前記中央透過部に応じた投影像に基づいて生成され、前記立体表示用長尺画像は、前記側方透過部に応じた投影像に基づいて生成されることが好ましい(請求項2)。中央透過部はX線発生源の照射軸が通る位置に設けられているので、中央透過部を透過したX線は真上から被検体を透過し、天板の長手方向に歪みがない長尺画像を取得することができる。また、側方透過部は照射軸に対して対称となる位置に設けられているので、側方透過部を透過したX線は同じ傾斜角度で相反する方向から被検体を透過し、立体観察に好適な立体表示用長尺画像を取得することができる。
上述した発明において、前記X線透過部は開口部であることが好ましい(請求項3)。簡便にX線透過部を形成することができる。
上述した発明において、各X線透過部に応じた投影像の短辺の長さが略同一であることが好ましい(請求項4)。1度の撮影位置の変更で、各X線透過部に応じた投影像を、それぞれ連続性を有しつつ取得することができる。
この発明に係るX線撮影装置によれば、遮蔽部材に天板の長手方向と交差する方向に延びる細幅のX線透過部が3個以上並んで形成されているので、1度の撮影において天板の短手方向に広がりつつ、異なる3方向に進むX線を被検体に照射することができる。このため、各撮影位置において撮影して得られた複数のX線画像から、画像処理手段は、1枚の長尺画像に加えて、1対の立体表示用長尺画像を生成することができる。
以下、図面を参照してこの発明の実施例を説明する。
図1は、実施例に係るX線撮像装置の概略構成を示すブロック図であり、図2(a)は、遮蔽板の斜視図であり、図2(b)は遮蔽板の断面図であり、図3は、立体表示装置の概略構成図である。
実施例に係るX線撮影装置は、撮像系として、天板1と、X線管3と、フラットパネル型X線検出器(以下、「FPD」と略記する)5と、遮蔽板7と、保持移動機構9とを備えている。また、このほかに、移動制御部11と、撮影制御部13と、画像処理部15と、モニタ17と、立体観察装置19とを備えている。
天板1は略水平に配置されており、被検体Mを載置する。X線管3は、移動保持機構9の一端側(本実施例では上端)に設けられ、コーンビーム状のX線を被検体Mに照射する。FPD5は、移動保持機構9の他端側(本実施例では下端)に設けられ、被検体Mを透過したX線を検出する。そして、入射したX線の強度に応じたX線検出信号を出力する。遮蔽板7はX線管3に装着されている。この遮蔽板7には3個の開口部21a、21b、21cが形成されている。以下では、各開口部の位置に応じて、中央開口部21a、側方開口部21b、21cと区別して記載するとともに、これらを区別しないときは単に開口部21と記載する。X線管3とFPD5は、この発明におけるX線発生源とX線検出手段に相当する。
ここで、遮蔽板7についてより詳しく説明する。遮蔽板7に形成される各開口部21は、天板1の長手方向と交差する方向に延びる細幅の矩形形状を有し、それぞれ天板1の長手方向に並んで設けられている。中央開口部21aはX線管3の照射軸Eが通る位置に配置されている。側方開口部21b、21cは、照射軸Eに対して対称となる位置に配置されている。また、本実施例では、各開口部21の内壁は、X線が各開口部21に入射する角度に応じて、それぞれ傾斜している。遮蔽板7の材質としては、X線吸収率の高い物質が好ましい。具体的には、鉛等が例示される。
このような遮蔽板7は、X線管3から照射されるX線を各開口部21において透過させるとともに、各開口部21以外ではX線を遮蔽する。このとき、各開口部21によって許容される視野は、それぞれ天板1の短手方向に細幅の略矩形形状となるが、これらの大きさが略同一となるように各開口部21の大きさが決められていることが好ましい。特に、視野の短辺の長さが略同じとなるように各開口部21の寸法が決められていることが好ましい。これによって、各開口部21に応じてFPD5に投影される投影像の短辺の長さを略同一とすることができる。投影像の短辺の長さとしては、たとえば数mmから数cmの値が例示される。但し、本発明はこの範囲に限定されるものではなく、適宜にこの範囲を超えて設計変更してもよい。中央開口部21aは、この発明における中央透過部に相当し、側方開口部21b、21cは、この発明における1組の側方透過部に相当する。
移動保持機構9は、天板1の長手側の一側方に設けられ、天板1の長手方向に直線的に前後に移動可能に構成されている。移動制御部11は、保持移動機構9を操作して、X線管3およびFPD5の撮影位置を変更させる。このとき、上述した各開口部21に応じた投影像の短辺の長さよりも若干短いピッチ量でステップ状に変更する。移動保持機構9は、この発明における移動手段に相当する。
撮影制御部13は移動制御部11と連携して、変更された撮影位置ごとにX線管3からコーンビーム状のX線を照射させる。撮影制御部13は、この発明における撮影制御手段に相当する。
画像処理部15は、FPD5から出力されるX線検出信号に基づいてX線画像を取得する。そして、取得したX線画像から各透過部21に応じた投影像を抽出する。さらに、抽出した投影像を、移動制御部9の制御を参照して透過部21ごとに投影像をつなげて1枚の長尺画像を生成するとともに、2枚1組の立体表示用長尺画像を1対生成する。生成された長尺画像と立体表示用長尺画像とは適宜記憶部(図示省略)に記憶するとともに、モニタ17または立体表示装置19に出力される。画像処理部15は、この発明における画像処理手段に相当する。
上述した移動制御部11と撮影制御部13と画像処理部15とは、それぞれ所定のプログラムを読み出して実行する中央演算処理装置(CPU)や、各種情報を記憶するRAM(Random-Access Memory)や固定ディスク等の記憶部等で実現される。
立体表示装置19は、図3に示すように、左目用および右目用として、それぞれ1台の液晶表示器31a、31bと、対向配置される1対の観察鏡33a、33bとを備えている。そして、各液晶表示器31a、31bに1対の立体表示用長尺画像をそれぞれ表示させることで、観察鏡33a、33bを通して立体観察を行えるように構成されている。
次に、実施例1に係るX線撮影装置の動作について、スロットスキャン撮影と画像処理に分けて説明する。
<スロットスキャン撮影>
天板1に被検体Mを載置した状態で、移動制御部11は保持移動機構9を操作して最初の撮影位置にX線管3およびFPD5を移動させる。このとき、遮蔽板7もX線管3と一体に移動する。続いて、撮影制御部13がX線管3からX線を照射させる。X線管3はコーンビーム状のX線を照射する。照射されたX線は、各開口部21を透過することで、天板1の短手方向にのみ広がった細幅のX線となる。ここで、中央開口部21aを透過したX線は略垂直下方に進む。他方、側方開口部21b、21cを透過したX線は、天板1の長手方向に対して略等しい傾斜角度をなして、互いに相反する方向に下降する。したがって、中央各開口部21aを透過したX線は真上から被検体Mを透過し、FPD5に入射する。また、側方開口部21b、21cを透過したX線は、それぞれ相反する方向から略同一の傾斜角度で被検体Mを透過し、FPD5に入射する。FPD5は、入射したX線の強度に応じてX線検出信号を出力する。画像処理部15は、FPD5から出力されるX線検出信号に基づいてX線画像を収集する。そして、移動制御部11の制御を参照して、取得したX線画像に撮影位置を対応付けて画像処理部15が有する記憶部に記憶する。以上で、最初の撮影位置における撮影が終了する。
続いて、移動制御部13は保持移動機構9を操作して、撮影位置を天板1の長手方向に所定のピッチ量だけ変更させる。新たな撮影位置にX線管3とFPD5と遮蔽板7が移動すると、撮影制御部13はX線管3から再びX線を照射させる。画像処理部15は、FPD5からの検出結果に基づいてX線画像を取得し、記憶部に記憶する。以上で、次の撮影位置における撮影が終了する。
以降、同様にして撮影位置を天板1の長手方向にピッチ量だけステップ状に変更しつつ撮影を繰り返し、被検体MのX線画像を収集する。そして、被検体Mの関心部位(たとえば脊柱)のすべてを撮影すると、スロットスキャン撮影を終了する。
<画像処理>
画像処理部15は、記憶部から収集されたX線画像を読み出して、被検体Mの投影像を抽出する。このとき、1のX線画像に3つの投影像が投影されているが、抽出された投影像のX線画像上の位置に応じて、対応する開口部21を判別する。このようにして、スロットスキャン撮影によって得られた他のX線画像についても、各開口部21に応じた投影像の抽出を行う。
そして、中央開口部21aに応じた投影像を、撮影位置の順につなげて1枚の長尺画像を生成する。また、側方開口部21b、21cに応じた各投影像を、それぞれ撮影位置の順につなげて2枚1組の立体表示用長尺画像を1対生成する。
図4は、スロットスキャン撮影によって得られた一対の立体表示用長尺画像の模式図である。ここで、図4(a)は、側方開口部21bに応じた投影像に基づいて生成された立体表示用長尺画像であり、足側から斜め下方に見た画像である。また、図4(b)は、側方開口部21cに応じた投影像に基づいて生成された立体表示用長尺画像であり、被検体Mを頭部側から斜め下方に見た画像となっている。これら図4(a)、(b)に示す2枚の画像1組で1対の立体表示用長尺画像をなす。なお、図中、一点鎖線は、投影像のつなぎ目を模式的に示す。
生成された1枚の長尺画像と1対の立体表示用長尺画像とは画像処理部15が有する記憶部に記憶する。そして、術者の指示に基づき、適宜モニタ17または立体表示装置19に出力される。
このように、実施例1に係るX線撮影装置によれば、遮蔽板7に天板1の長手方向と交差する方向に延びる細幅の開口部21を3個、備えているので、1連のスロットスキャン撮影によって1枚の長尺画像と1対の立体表示用長尺画像を取得することができる。
また、中央開口部21aはX線管3の照射軸Eが通る位置に配置されているので、天板1の長手方向に歪みがない長尺画像を生成することができる。また、側方開口部21b、21cは、照射軸Eに対して対称となる位置に配置されているので、立体観察に好適な1対の立体表示用長尺画像を取得することができる。
また、各開口部21に応じた投影像の短辺の長さが略同一であるので、1度の撮影位置の変更で、各開口部21に応じた投影像を、それぞれ連続性を有しつつ取得することができる。さらに、撮影位置は、各開口部21に応じた投影像の短辺の長さよりも若干短いピッチ量でステップ状に変更するように構成することで、若干重なりを持ちながら投影像を取得することができる。
この発明は、上記実施形態に限られることはなく、下記のように変形実施することができる。
(1)上述した実施例では、遮蔽板7に形成された開口部21によってX線透過部を構成していたが、これに限られない。たとえば、X線を良好に透過させる物質でX線透過部を構成してもよいし、X線の線質を調整するフィルタによってX線透過部を構成してもよい。
(2)上述した実施例では、中央開口部21aはX線の照射軸Eを通る位置に配置されていたが、これに限られない。観察診断上、必要量の歪みが解消された長尺画像が得ることができれば、照射軸Eから外れた位置に中央開口部21aを設けてもよい。また、側方開口部21b、21cは照射軸Eに対称な位置に配置されていたが、立体表示装置19によって立体観察ができれば、側方開口部21b、21cは照射軸Eに厳密に対称でなくてもよく、非対称であってもよい。
(3)上述した実施例では、遮蔽板7に形成された開口部21は、3個であったが、さらに開口部を増やすように変更してもよい。これにより、複数対の立体表示用長尺画像を生成することができる。
(4)上述した実施例では、X線管3とFPD5は保持移動機構9に保持されて一体に移動する構成となっていたが、これに限られない。たとえば、X線管3とFPD5をそれぞれ別体の保持機構に保持させて、X線管3とFPD5を互いに同期して移動させるように構成してもよい。また、X線管3とFPD5を固定的に保持して、天板1を長手方向に移動させる機構を備えるように構成してもよい。これによっても、X線管3、遮蔽板7、およびFPD5とを、天板1に対して相対的に変位させて撮影位置を変えることができる。
(5)上述した実施例では、画像処理部15は、移動制御部11の制御を参照することでX線画像に撮影位置を対応付けていたが、これに限られない。その後の処理において投影像をつなげることができれば移動制御部11と連携をとらなくてもよい。たとえば、スキャン撮影において計数される撮影回数をX線画像に対応付けるように変更してもよい。
(6)上述した実施例では、画像処理部15は、FPD5から得られたX線画像を記憶部に記憶していたが、これに限られない。たとえば、X線画像から投影像を逐次抽出し、抽出した投影像を記憶するように変更してもよい。また、上述した実施例では、動作説明において、スロットスキャン撮影と画像処理を分けて説明した都合上、スロットスキャン撮影を終了したのちに長尺画像を生成する処理を開始するように説明したが、スロットスキャン撮影を行っている際に長尺画像の生成処理を開始してもよい。
(7)上述した実施例では、X線撮影装置は立体表示装置19を備えていたが、X線撮影装置とは別体で立体表示装置を備えてもよい。また、立体表示装置19は4鏡式であったがこれに限られない。たとえば、レンティキュラレンズのレンズ作用によって右目用と左目用の光学像を生じさせる方式の立体表示装置等、公知の立体表示装置に適宜に変更することができる。
(8)上述した実施例では、医用のX線撮像装置であったが、これに限られない。たとえば、非破壊検査、RI(Radio Isotope)検査、および光学検査などの工業分野や、原子力分野などに用いられるX線撮像装置にも適用できる。なお、各実施例において、被検体Mと記載したが、被検体Mは人体に限られるものではない。
実施例に係るX線撮像装置の概略構成を示すブロック図である。 図2(a)は遮蔽板の斜視図であり、図2(b)は遮蔽板の断面図である。 立体表示装置の概略図である。 本実施例に係るX線撮影装置によって得られる一対の立体表示用長尺画像の模式図である。 従来例に係るX線撮影装置の概略構成を示すブロック図である。 従来例に係るX線撮影装置によって得られる長尺画像の模式図である。
符号の説明
1 …天板
3 …X線管
5 …フラットパネル型X線検出器(FPD)
7 …遮蔽板
9 …保持移動機構
11 …移動制御部
13 …撮影制御部
15 …画像処理部
19 …立体表示装置
21a …中央開口部
21b、21c …側方開口部

Claims (4)

  1. 撮影対象である被検体を載置する天板と、コーンビーム状のX線を被検体に照射するX線発生源と、前記X線発生源に付設されてX線を遮蔽する遮蔽部材であって、前記天板の長手方向と交差する方向に延びる細幅のX線透過部が3個以上並んで形成された遮蔽部材と、前記X線透過部と被検体を透過したX線を検出するX線検出手段と、前記X線発生源、前記遮蔽部材および前記X線検出手段を前記天板に対して相対的に前記天板の長手方向に変位させて撮影位置を変える移動手段と、前記移動手段によって変更された撮影位置ごとに前記X線発生源からX線を照射させて被検体を撮影する撮影制御手段と、前記X線検出手段の検出結果に基づいて得られる複数のX線画像から各X線透過部に応じた投影像を抽出し、前記X線透過部ごとに前記投影像をつなげて1枚の長尺画像を生成するとともに、2枚1組の立体表示用長尺画像を1対以上生成する画像処理手段と、を備えることを特徴とするX線撮影装置。
  2. 請求項1に記載のX線撮影装置において、前記X線透過部は、前記コーンビーム状のX線の照射軸が通る中央透過部と、前記照射軸に対して対称な1組以上の側方透過部とを含み、前記長尺画像は前記中央透過部に応じた投影像に基づいて生成され、前記立体表示用長尺画像は、前記側方透過部に応じた投影像に基づいて生成されることを特徴とするX線撮影装置。
  3. 請求項1または請求項2に記載のX線撮影装置において、前記X線透過部は開口部であることを特徴とするX線撮影装置。
  4. 請求項1から請求項3のいずれかに記載のX線撮影装置において、各X線透過部に応じた投影像の短辺の長さが略同一であることを特徴とするX線撮影装置。
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