JP2007266669A - アンテナ及び無線装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】小型化を維持しつつ3つ以上の共振周波数を提供するアンテナ、それを利用した共振周波数の制御方法、並びに、それを有する無線装置を提供する。
【解決手段】導電性のアンテナ素子を誘電体上に配置して3つの共振周波数を与えるアンテナであって、前記アンテナ素子は3つの部分に分岐されると共に一の給電点に接続され、前記3つの部分の少なくとも2つは電磁的に結合されていることを特徴とするアンテナを提供する。
【選択図】図1

Description

本発明は、一般には、無線装置に使用されるアンテナに係り、特に、3つ以上の共振周波数を提供するアンテナ及びそれを有する無線装置に関する。本発明は、例えば、携帯電話機(PDC:パーソナル・ディジタル・セルラー)、パーソナル・ハンディホン・システム(PHS)、その他の移動通信端末(本出願においては、これらを「移動式無線通信装置」と総称する。)に内蔵されるトリプルバンドアンテナに好適である。
近年の移動式無線通信装置の普及に伴い、携帯電話には提供可能な通信サービスの拡大や装置の小型化が益々要求されている。従来の携帯電話機は、一又は複数の共振周波数帯域(例えば、2GHz帯や800MHz帯)においてサービスを提供している。
2つ以上の共振周波数帯域(マルチバンド)で通信サービスを提供するには各帯域に対応した内蔵アンテナを使用する必要がある。この場合、一の共振周波数帯域(シングルバンド)を提供する共振アンテナ(シングルバンドアンテナ)を2つ設けると装置の小型化が阻害されるため、2つの共振周波数帯域(デュアルバンド)を提供する共振アンテナ(デュアルバンドアンテナ)が提案されている。
従来技術としては、例えば、特許文献1乃至3がある。
国際公開第96/34426号パンフレット 国際公開第02/013312号パンフレット 特開2004−266311号公報
携帯電話は、今後提供する通信サービスの共振周波数の数を増加する傾向にある(例えば、1.7GHz帯)が、3つの共振周波数(トリプルバンド)を提供するトリプルバンドアンテナは未だ提案されていない。トリプルバンドを提供するためには3つのシングルバンドアンテナの組み合わせかデュアルバンドアンテナとシングルバンドアンテナの組み合わせを使用することになる。このように複数のアンテナを使用すると上述のように装置の小型化が阻害される。
そこで、本発明は、小型化を維持しつつ3つ以上の共振周波数を提供するアンテナ、それを利用した共振周波数の制御方法、並びに、それを有する無線装置を提供することを例示的な目的とする。
本発明の一側面としてのアンテナは、導電性のアンテナ素子を誘電体上に配置して3つの共振周波数を与えるアンテナであって、前記アンテナ素子は3つの部分に分岐されると共に一の給電点に接続され、前記3つの部分の少なくとも2つは電磁的に結合されていることを特徴とする。通常、アンテナ素子を3つに分岐させるだけでは2つの共振周波数しか得られない。本発明者は、少なくとも2つのアンテナ素子部分を電磁的に結合することによって3つの共振周波数が現れることを発見した。この結果、かかるアンテナは少なくともトリプルバンド共振アンテナとして機能する。一のアンテナでトリプルバンドを実現することができるので、複数のアンテナを設けるよりも省スペース化を実現でき、無線装置の小型化を図ることができる。電磁的に結合するためには、例えば、2つのアンテナ素子部分を近接して(例えば、1mm以内に)配置する。電磁的に結合しているかどうかは、例えば、2つのアンテナ素子部分の距離を変更した場合にリターンロスと周波数との関係が変更するかどうかで判断することができる。
前記アンテナ素子は、前記誘電体上で前記導電体を折り曲げた立体構造を有してもよい。立体構造により、電磁的結合を図りつつアンテナの小型化を図ることができる。例えば、前記立体構造は、前記少なくとも2つの一方を折り曲げて他方を折り曲げられた前記一方の周りを囲うように折り曲げる。
前記3つの部分は、第1の方向に延びて、例えば、Z形状を有する第1の部分と、第1の方向とは反対の第2の方向に延びて、例えば、J形状を有する第2の部分と、前記第2の方向に延びてその後前記第2の方向に垂直な第3の方向に屈曲して、例えば、S形状を有する第3の部分とを有し、前記立体構造は、前記第1の部分を前記第2の方向に折り曲げ、前記第2の部分を第1の方向に折り曲げ、前記第3の部分が折り曲げられた前記第2の部分の周りを囲うように前記第3の部分を折り曲げ、折り曲げられた前記第2の部分と折り曲げられた前記第3の部分とが電磁的に結合されてもよい。第1乃至第3の部分はZ,J及びS形状に限定されるものではない。但し、このように形状にすれば、特に、800MHz、2GHz及び1.7GHz帯用の携帯電話に好適な小型のアンテナを実現することができる。
本発明の別の側面としての制御方法は、複数の部分に分岐した導電性のアンテナ素子を誘電体上に配置したアンテナが与える複数の共振周波数を制御する方法であって、前記アンテナ素子を一の給電点に接続するステップと、前記複数の部分の2つを電磁的に結合すると共にその間隔を調整するステップとを有することを特徴とする。共振周波数は、誘電体の材質、アンテナ素子部分の長さにも依存するが、本発明者は電磁結合された2つのアンテナ素子部分の距離にも依存することを発見した。このため、かかる距離を調整することによって共振周波数を微調整することができる。例えば、前記複数の部分は3つの部分であり、前記複数の共振周波数は3つの共振周波数である。
上述のアンテナを有することを特徴とする無線装置(例えば、移動式無線通信装置)は、多機能化されたアンテナを使用して小型化を維持したまま3つの共振周波数で通信を提供することができる。
本発明の更なる目的又はその他の特徴は、以下、添付図面を参照して説明される好ましい実施例によって明らかにされるであろう。
本発明によれば、小型化を維持しつつ3つ以上の共振周波数を提供するアンテナ、それを利用した共振周波数の制御方法、並びに、それを有する無線装置を提供することができる。
以下、添付図面を参照して、本発明の一実施例のアンテナについて説明する。本実施例のアンテナはトリプルバンドアンテナである。ここで、図1(a)は、トリプルバンドアンテナ200の下側から見た拡大斜視図であり、図1(b)は図1(a)に示すA部の拡大斜視図である。図2は、トリプルアンテナ200の上側から見た拡大斜視図である。図1(a)に示すように、誘電体210と、アンテナ素子250と、固定部290(図1(a)においては省略されているが図2に図示されている)とを有する。
誘電体210は、アンテナ素子250を支持すると共にその材質はアンテナ200が提供する共振周波数を決定する一因となる。また、誘電体210は、アンテナ210の外形を規定する。誘電体210は、それぞれ略直方体形状を有する基部220と、第1の支持台230と、第2の支持台240とを有する。図1(a)においては、基部220の左側に第1の支持台230が搭載され、右側に第2の支持台240が搭載される。
基部220には、後述する移動式無線通信装置100の突起と係合する一対の係合孔222が設けられると共に第1のアンテナ素子部分260の一部が接着される上面224を有する。
第1の支持台230は、1/3程度が図1(a)に示す基部220の左側から左方に突出し、基部220に底部で固定される。第1の支持台230と基部220との間には隙間があり、かかる隙間を第1のアンテナ素子部分260は通過することができる。第1の支持台230は略長方体形状を有し、図1(a)に示す基部220の左側から突出する先端上部は面取りされている。第1の支持台230には第1のアンテナ素子部分260が巻き付けられる。第1のアンテナ素子部分260は、第1の支持部230の上面232で支持及び接着される。
第2の支持台240は、1/3程度が図1(a)に示す基部220の右側から右方から突出し、基部220に底部で固定される。第2の支持台230と基部220との間には隙間があり、かかる隙間を第1のアンテナ素子部分260は通過することができる。第2の支持台240は略長方体形状を有し、図1(a)に示す基部220の右側から突出する先端上部は面取りされている。第2の支持台240には第2及び第3のアンテナ素子部分270及び280が巻き付けられる。第2のアンテナ素子部分270と第3のアンテナ素子部分280の一部は、第2の支持部240の上面242で支持及び接着される。第3のアンテナ素子部分280は、その後、上面242に垂直な図1(a)の奥側の側面244と、左側の側面246と、手前側の側面248に巻き付けられて接着される。
図3は、アンテナ素子250の展開平面図である。アンテナ素子250は、銅などの導電性材料から構成される帯状部材であり、誘電体210上に固定され、3つの共振周波数を与える。アンテナ素子250は、図3に示すように、第1アンテナ素子部分260、第2のアンテナ素子部分270及び第3のアンテナ素子部分280に分岐される。図1(a)のA部は分岐部分を示している。このように、第1乃至第3のアンテナ素子部分260乃至280は物理的に結合している。また、第1乃至第3のアンテナ素子部分260乃至280は、一の給電点FPに接続され、これにより、並列共振モードを発生させている。
本実施例では、第1のアンテナ素子部分260は800MHzの共振周波数を発生させ、第2のアンテナ素子部分270は2GHzの共振周波数を発生させ、第3のアンテナ素子部分280は1.7GHzの共振周波数を発生させる。第1乃至第3のアンテナ素子部分260乃至280のそれぞれの長さは共振周波数を決定する一因となる。本実施例では、第1のアンテナ素子部分260の長さが最も長く、次に、第2のアンテナ素子部分270が長く、第3のアンテナ素子部分280の長さは最も短い。
図3に示すように、第1のアンテナ素子260は(給電点FPから見て)L方向に延び、第2のアンテナ素子部分270は(給電点FPから見て)L方向に延びる。また、第3の部分は、(給電点FPから見て)L方向に延びてその後L方向に垂直なW方向に屈曲する。
図3では、第1のアンテナ素子部分260はZ形状を有し、第2のアンテナ素子部分270はJ形状を有し、第3のアンテナ素子部分270はS形状を有する。本発明は、第1乃至第3のアンテナ素子部分260乃至270をZ,J及びS形状に限定するものではない。このため、スペースが許せば、例えば、第1のアンテナ素子部分260は直線状に構成されてもよい。しかし、このように形状して図1に示すように折り曲げれば、特に、800MHz、2GHz及び1.7GHz帯用の携帯電話に好適な小型のアンテナを実現することができる。
また、アンテナ素子250は立体構造を形成する。これによって後述する電磁結合と小型化を図ることができる。図2を参照するに、かかる立体構造は、第1のアンテナ素子部分260をL方向に折り曲げ、第2のアンテナ素子部分270をL方向に折り曲げる。また、第3のアンテナ素子部分280は、折り曲げられた第2のアンテナ素子部分270の周りを囲うように、図1(a)に示す上面242で一旦折り曲げられた後で側面244乃至248に沿って折り曲げられる。
本実施例では、第2のアンテナ素子部分270と第3のアンテナ素子部分280は電磁的に結合されている。より詳細には、折り曲げられた第2のアンテナ素子部分270と折り曲げられた第3のアンテナ素子部分280とが電磁的に結合される。通常、アンテナ素子を3つに分岐させるだけでは2つの共振周波数しか得られない。本発明者は、少なくとも2つのアンテナ素子部分を電磁的に結合することによって3つの共振周波数が現れることを発見した。
図4(a)は、第2のアンテナ素子部分270と第3のアンテナ素子部分280の間隔を0.1mmに設定して電磁結合した構成を示す部分拡大斜視図である。図4(b)はそのときのリターンロス(縦軸)と周波数(横軸)との関係を示すグラフである。図5(a)は、第2のアンテナ素子部分270と第3のアンテナ素子部分280の間隔を1.0mmに設定して電磁結合した構成を示す部分拡大斜視図である。図5(b)はそのときのリターンロス(縦軸)と周波数(横軸)との関係を示すグラフである。
図4(b)及び図5(b)における落ち込みは共振周波数を表すため、3つの共振周波数が現れていることが理解される。この結果、アンテナ200はトリプルバンドアンテナとして機能する。一のアンテナでトリプルバンドを実現することができるので、複数のアンテナを設けるよりも省スペース化を実現でき、後述する移動式無線通信装置の小型化を図ることができる。
図4(b)及び図5(b)において、「共振1」は800MHzの共振周波数に対応する。「共振2」は1.75GHz付近の共振周波数に対応する。「共振3」は2GHzの共振周波数に対応する。図4(b)と図5(b)から、第2のアンテナ素子部分270と第3のアンテナ素子部分280の間隔を調整すると、共振2の周波数が変更されることが理解される。
このように、電磁的に結合するためには、例えば、2つのアンテナ素子部分を近接して(例えば、1mm以内に)配置する。電磁的に結合しているかどうかは、例えば、2つのアンテナ素子部分の距離を変更した場合にリターンロスと周波数との関係が変更するかどうかで判断することができる。図4(a)及び図5(a)においては、第1のアンテナ素子部分260は第2のアンテナ素子部分270や第3のアンテナ素子部分280と電磁結合されていない。これは、図4(b)及び図5(b)において間隔を調節しても共振1及び3の位置が変化しないことから理解される。但し、本発明は電磁結合するペアを第2及び第3のアンテナ素子部分270及び280に限定するものではなく、分岐された3つの部分の少なくとも2つが電磁結合されていればよい。本実施例では、従来から使用されている周波数800MHzと2GHzに対して1.75GHzを付加するので1.75GHzをターゲットとし、周波数差が小さい2GHzを選択したため第2及び第3のアンテナ素子部分270及び280のペアを選択している。
固定部290は、図2、図4(a)及び図5(a)に示すように、移動式無線通信装置の一例としての携帯電話機100にアンテナ200を固定するネジ294(後述する図7(b)を参照のこと)が挿入されるネジ孔292を有する。また、固定部290は、給電点FPとして機能し、銅などの金属材料から構成される。
以下、図6(a)乃至7(c)を参照して、アンテナ200の携帯電話機100への取り付けについて説明する。ここで、図6(a)は、携帯電話機100の背面図である。図6(b)は、携帯電話100のリアケース125を取り外した様子を示す分解平面図である。図6(c)は、リアケース125とアンテナ200の拡大分解平面図である。
携帯電話機100は、可動側筐体110と固定側筐体120とがヒンジ部130によって折り畳み可能に結合される折り畳み式携帯電話機であり、可動側筐体110は固定側筐体120に対して回転可能に構成される。可動側筐体110は、フロントケースとリアケースとを結合した筐体構造を有し、表示部、レシーバ、プリント基板などを収納する。固定側筐体120も、フロントケース122とリアケース125とを結合した筐体構造を有し、操作部と、プリント基板と、スピーカーと、バイブレータと、カメラ、バッテリ部、アンテナ200を収納する。図6(b)に示すように、フロントケース122にはアンテナ200の固定部290に給電するアンテナ給電点123が形成される。リアケース125は、図6(c)に示すように、アンテナバネ126と、一対の突起128を有する。アンテナバネ126はアンテナ給電点123と接触し、固定部290と接触する。一対の突起128は基部220の一対の係合孔222と係合する。
図7(a)は、図6(c)でアンテナ200をリアケース125に取り付けた様子を示す拡大平面図である。図7(b)は、図6(b)の下部筐体120の部分拡大平面図である。図7(c)は、図7(b)の拡大矢視図である。
本実施例では、アンテナ200を取り付ける際に、アンテナ200が与える共振周波数を制御することができる。この場合、予め誘電体の材料やアンテナ素子部分の長さを適当に選択して共振周波数を大まかに決定する。次に、3つのアンテナ素子部分の少なくとも2つを電磁結合すると共にその間隔を調整する。これによってターゲットの共振周波数を微調節することができる。次に、係合孔222に突起128を挿入すると共にネジ294で固定してアンテナ200をレアケース125に取り付ける。かかる取り付けによって、アンテナ素子250を一の給電点に接続する。
動作において、ユーザは携帯電話機100を利用して3つの共振周波数で通信することができる。この際、単一のアンテナ200は携帯電話機100の小型化・軽量化を妨げず、また、目標の共振周波数を簡単に微調整することができる。
以上、本発明の好ましい実施例を説明したが、本発明はこれらに限定されずその要旨の範囲内で種々の変形及び変更が可能である。
本発明は更に以下の事項を開示する。
(付記1) 導電性のアンテナ素子を誘電体上に配置して3つの共振周波数を与えるアンテナであって、前記アンテナ素子は3つの部分に分岐されると共に一の給電点に接続され、前記3つの部分の少なくとも2つは電磁的に結合されていることを特徴とするアンテナ。(1)
(付記2) 前記少なくとも2つは1mm以下に近接して配置されることを特徴とする付記1記載のアンテナ。
(付記3) 前記アンテナ素子は、前記誘電体上で前記導電体を折り曲げた立体構造を有することを特徴とする付記1記載のアンテナ。(2)
(付記4) 前記立体構造は、前記少なくとも2つの一方を折り曲げて他方を折り曲げられた前記一方の周りを囲うように折り曲げることを特徴とする付記1記載のアンテナ。
(付記5) 前記3つの部分は、第1の方向に延びてZ形状を有する第1の部分と、第1の方向とは反対の第2の方向に延びる第2の部分と、前記第2の方向に延びてその後前記第2の方向に垂直な第3の方向に屈曲する第3の部分とを有し、前記立体構造は、前記第1の部分を前記第2の方向に折り曲げ、前記第2の部分を第1の方向に折り曲げ、前記第3の部分が折り曲げられた前記第2の部分の周りを囲うように前記第3の部分を折り曲げ、折り曲げられた前記第2の部分と折り曲げられた前記第3の部分とが電磁的に結合されることを特徴とする付記3記載のアンテナ。(3)
(付記6) 前記第1の部分はZ形状を有することを特徴とする付記5記載のアンテナ。
(付記7) 前記第2の部分はJ形状を有することを特徴とする付記5記載のアンテナ。
(付記8) 前記第3の部分はS形状を有することを特徴とする付記5記載のアンテナ。
(付記9) 複数の部分に分岐した導電性のアンテナ素子を誘電体上に配置したアンテナが与える複数の共振周波数を制御する方法であって、前記アンテナ素子を一の給電点に接続するステップと、前記複数の部分の2つを電磁的に結合すると共にその間隔を調整するステップとを有することを特徴とする方法。(4)
(付記10) 前記複数の部分は3つの部分であり、前記複数の共振周波数は3つの共振周波数であることを特徴とする付記9記載の方法。
(付記11) 付記1記載のアンテナを有することを特徴とする無線装置。(5)
(付記12) 付記11記載の無線装置は移動式無線通信装置であることを特徴とする無線装置。
図1(a)は本発明の一実施例のアンテナの下側から見た拡大斜視図であり、図1(b)は図1(a)のA部の拡大斜視図である。 図1(a)に示すアンテナの上側から見た拡大斜視図である。 図1(a)に示すアンテナの展開平面図である。 図4(a)は、図1(a)及び図2に示す第2及び第3のアンテナ素子部分の間隔を0.1mmに設定した場合の部分拡大斜視図であり、図4(b)は、その場合のリターンロスと周波数との関係を示すグラフである。 図5(a)は、図1(a)及び図2に示す第2及び第3のアンテナ素子部分の間隔を1.0mmに設定した場合の部分拡大斜視図であり、図5(b)は、その場合のリターンロスと周波数との関係を示すグラフである。 図6(a)は、本発明の無線装置の一例としての携帯電話の背面図である。図6(b)は、携帯電話のリアケースを取り外した様子を示す分解平面図である。図6(c)は、リアケースとアンテナの拡大分解平面図である。 図7(a)は、図6(c)でアンテナをリアケースに取り付けた様子を示す拡大平面図である。図7(b)は、図6(b)の携帯電話の下部筐体の部分拡大平面図である。図7(c)は、図7(b)の拡大矢視図である。
符号の説明
100 移動式無線通信装置(携帯電話機)
110 可動側筐体
120 固定側筐体
130 ヒンジ部
200 アンテナ
210 誘電体
250 アンテナ素子
260 第1のアンテナ素子部分
270 第2のアンテナ素子部分
280 第3のアンテナ素子部分
290 固定部

Claims (5)

  1. 導電性のアンテナ素子を誘電体上に配置して3つの共振周波数を与えるアンテナであって、
    前記アンテナ素子は3つの部分に分岐されると共に一の給電点に接続され、
    前記3つの部分の少なくとも2つは電磁的に結合されていることを特徴とするアンテナ。
  2. 前記アンテナ素子は、前記誘電体上で前記導電体を折り曲げた立体構造を有することを特徴とする請求項1記載のアンテナ。
  3. 前記3つの部分は、
    第1の方向に延びてZ形状を有する第1の部分と、
    第1の方向とは反対の第2の方向に延びる第2の部分と、
    前記第2の方向に延びてその後前記第2の方向に垂直な第3の方向に屈曲する第3の部分とを有し、
    前記立体構造は、前記第1の部分を前記第2の方向に折り曲げ、前記第2の部分を第1の方向に折り曲げ、前記第3の部分が折り曲げられた前記第2の部分の周りを囲うように前記第3の部分を折り曲げ、
    折り曲げられた前記第2の部分と折り曲げられた前記第3の部分とが電磁的に結合されることを特徴とする請求項3記載のアンテナ。
  4. 複数の部分に分岐した導電性のアンテナ素子を誘電体上に配置したアンテナが与える複数の共振周波数を制御する方法であって、
    前記アンテナ素子を一の給電点に接続するステップと、
    前記複数の部分の2つを電磁的に結合すると共にその間隔を調整するステップとを有することを特徴とする方法。
  5. 請求項1記載のアンテナを有することを特徴とする無線装置。
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