JP2007266484A - アイセーフレーザ光源装置およびそれを用いた通信機器ならびに照明機器 - Google Patents

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Abstract

【課題】アパーレント光源径が大きく、放射強度が高く、且つ長期信頼性の高いアイセーフレーザ光源装置を提供する。これを組み込んだ、高輝度な照明機器、高速通信可能な通信機器を提供する。
【解決手段】アイセーフレーザ光源装置の光源として、光導波路が平行でレーザ出射面が面一に形成された複数の共振器を備える半導体レーザ素子(1)を用い、レーザ光の進行方向に光散乱媒体(10)を配置し、さらにその下流側に光集光用の凸レンズ(9)が設けられている。
【選択図】図4

Description

本発明は、半導体レーザ光源をアイセーフ化する技術に関し、特に、高い放射強度を維持しつつ、駆動寿命の長いアイセーフレーザ光源装置に関する。
近年、半導体レーザ光源を用いた通信機器においては、通信距離の長距離化や通信速度の一層の向上が求められており、半導体レーザ光源装置を用いた照明機器においては、一層の輝度の向上が求められている。更にまた、これらの機器においては、一層のコンパクト化が求められており、これらの要望に応えるためには、その本体である半導体レーザ光源装置そのものの小型化と放射強度の向上が不可欠となる。
然るに、レーザ光源装置は、光源装置を組み込む機器の用途・仕様に基づく最低減の放射強度を充足する必要がある一方、室内等で使用する機器においては、人間の眼に対する安全性が確保されている必要がある。このため、IEC規格等により最大許容放射強度が規定されている。機器仕様から要求される最小放射強度が高い場合には、安全性規格に基づいて要求される最大許容放射強度との差が小さくなるので、レーザ光源装置の設計が難しくなる。
ここで、IEC規格等による最大許容放射強度は、レーザ波長や駆動条件(レーザ電流、光パワー等)によっても影響されるが、その強度を決定する主要因はアパーレント光源径(見かけ上の光源径)であることが知られており、アパーレント光源径を大きくすることにより、最大許容放射強度を大きくできる。
そこで、半導体レーザ光源自体のサイズを大きくすることなく、アパーレント光源径を大きくすることにより、最大許容放射強度を増大させる技術が提案されている(例えば、特許文献1、2参照。)。
WO03-077389号公報 特開2005-209797号公報
上記特許文献1は、半導体レーザから出射したレーザ光を、樹脂に光散乱体を担持させた光散乱領域を通過させることにより、レーザ光のアパーレント光源径を拡大し、且つレーザ光の空間コヒーレンシーを低減したレーザ光源に関する技術である。
この技術では、レーザ光源近傍の光散乱体の濃度を、外部側の領域の濃度よりも高くすることを提案している。この技術によると、高出力半導体発光素子を用いても人の眼に安全で、高い光の取り出し効率が得られるとされる。
しかし、光散乱領域の光散乱粒子の濃度を増加させると、アパーレント光源径を拡大できるが、放射強度が低下するという問題がある。よって、低下した放射強度を高めるためには、光パワーを大きくする必要がある。しかし、光パワーを増大させすぎると、特に、COD(破壊的光学損傷)によって、半導体レーザ素子の信頼性が低下し、レーザの寿命が短くなるという問題が新たに生じる。
また、特許文献2は、スペックルを生ずる発光素子と、この発光素子からの放射光の放射角度と放射強度との関係を表わす放射パターンを、光通信システムが必要とする所定の光放射角度範囲での光放射強度を満足するようなパターンとなるように、スペックル量に応じて設定する放射パターン設定手段とを備えた光源装置を提案している。この技術によると、スペックルを含み且つ放射パターンマスクに適合した放射強度分布を呈する光源装置が得られるとされる。
しかし、この技術においても十分にアパーレント光源径を大きくすることはできない。
また、この技術では、両端面レーザを用いているが、両端面レーザを用いた場合、放射角度分布の制御が困難になり、所望の角度での放射強度が、従来のものに比較して20〜30%程度低下してしまう。従って、これまで以上に素子全体として光パワーを上げねばならず、消費電力、発熱による特性の低下など新たな課題が生じてしまう。両端面発光とすることで、端面あたりの光出射パワーは若干低下できるものの、CODレベルそのものも低下することになり、レーザ素子の長寿命化を図ることができない。
本発明は、以上に鑑みなされたものであって、高い放射強度を有し、長寿命なアイセーフレーザ光源装置を提供することを目的とする。
上記課題を解決するための本発明は、レーザ出射面が同一平面上に位置する複数の共振器を備えた半導体レーザ素子と、前記複数の共振器から出射されたレーザ光の進行する経路上に設けられた光散乱領域と、を備えるアイセーフレーザ光源装置である。
この構成によると、共振器の複数化により、光パワーを上げることなく光源装置のアパーレント光源径を拡大できる。また、レーザ光の進行経路上に設けられた光散乱領域によりレーザ光が散乱される。よって、放射強度を高め、アパーレント光源径を大きくしても、COD(破壊的光学損傷)の発生を抑制でき、光源装置の長寿命化とアイセーフ性を格段に向上させることができる。
上記構成において、前記光散乱領域を通過したレーザ光の進行方向に導光部が設けられ、前記導光部の外側表面が外部空間に接し、少なくともその一部が外部空間側に突出した凸レンズである構成とすることができる。
この構成によると、凸レンズによりレーザ光の集光特性を高めることができ、且つアパーレント光源径をさらに拡大することができる。
上記構成において、前記アイセーフレーザ光源装置は、凹穴状のザグリ穴が形成された基板を備え、前記ザグリ穴内に、前記半導体レーザ素子と、当該半導体レーザ素子の周囲に配置された光散乱媒体と、が収容され、前記ザグリ穴内に配置された半導体レーザ素子は、半導体レーザ素子本体が前記凸レンズの光軸上になく、共振器方向が前記基板に概ね平行であり、前記レーザ出射面が、前記凸レンズの光軸側にある構成とすることができる。
図3に示すように、半導体レーザ素子本体1が前記凸レンズの光軸A上になく、レーザ出射面が、凸9レンズの光軸A側にある構成を採用すると、半導体レーザ素子の複数の共振器から出射されるレーザ光を凸レンズ9に集めやすくなり、集光特性等が向上する。この構成における光散乱媒体は、光を散乱させる光散乱領域を構成し、例えば光散乱粒子3と樹脂4とで構成される。
上記構成において、前記複数の共振器の最も外側同士の最短距離が、前記アイセーフレーザ光源装置の横幅の1/10以下である構成とすることができる。
前記複数の共振器の最も外側同士の最短距離を大きくすると、放射強度の低下を招くが、この構成によると、光源装置全体の大きさとのバランスを保ちつつ、放射強度の低下を抑制しえた光源装置を実現することができる。
上記アイセーフレーザ光源装置を通信機器に組み込むことにより、高速度通信が可能な通信機器を実現することができる。また、照明機器に組み込むことにより、高輝度な照明機器を実現することができる。
本発明によると、光パワーの増大させることなく、アパーレント光源径を大きくして高い放射強度を維持するので、放射強度を高めつつ眼に対する安全性を向上させることができるという顕著な効果が得られる。また、このアイセーフレーザ光源装置を通信機器や照明機器に組み込む本発明によると、長期信頼性に優れた長寿命な通信機器や照明機器等を実現することができる。
以下に、本発明を実施するための最良の形態を、図面を参照にして詳細に説明する。
(実施の形態1)
図1は、実施の形態1にかかるアイセーフレーザ光源装置の概略図であり、図3は、アイセーフレーザ光源装置の断面図である。図1及び図3に示すように、実施の形態1にかかるアイセーフレーザ光源装置は、基板8上に、表面に金メッキ処理が施された凹状のザグリ穴2が形成されており、その底面中央付近に、2以上の共振器が平行に配列された半導体レーザ素子1が実装されている。複数の共振器の共振器方向と、基板8の表面とは平行である。
図1及び図3に示すように、半導体レーザ素子1は、基板8上に配置されたパッド6aに金属ワイヤ5aで電気的接続されている。また、図1に示すように、半導体レーザ素子1を駆動するIC7も基板8上に実装されており、IC7とパッド6b〜6eとが、金属ワイヤ5b〜5eにより接続され、IC7とザグリ穴2に電気的に接続している電極パッド6fとが、金属ワイヤ5fにより接続されている。
図3に示すように、ザグリ穴2内には、樹脂4に光散乱粒子3を混錬した光散乱媒体10が充填されている。光散乱媒体10は、進行する光を散乱させることができ、光散乱領域として機能する。光散乱粒子3としては、樹脂と異なる屈折率を有する材料を用いることができ、例えばアクリル樹脂粒子等を用いることができる。
基板8上には基板面を保護する透明な保護膜107が施されており、この保護膜107は、基板8と光散乱媒体10とを覆っている。そして、ザグリ穴2を含む領域には、保護膜107と一体形成された凸レンズ9が形成されており、これらがレーザ光を外部空間に導く導光部となる。なお、レンズの曲率半径は、半導体レーザ素子1の放射角度分布、光散乱粒子3の濃度に応じて適時設計すればよい。
図2は、実施の形態1にかかる光源装置の斜視図である。図2に示すように、図面x方向は、レンズ直径が基板高さより大きいため、図2に示すようにレンズの一部は切断された形状になっている。以下、x方向のレンズサイズを短辺(光源装置の横幅)、y方向のレンズサイズを長辺と呼ぶこととする。
アイセーフレーザ光源装置の機能について、図3を用いて説明する。半導体レーザ素子1より凸レンズ9の光軸A方向に出射したレーザ光は、光散乱粒子3で散乱され、その進行方向を変えつつザグリ穴2内を進行する。この散乱した光は直接、またはザグリ穴2の金メッキにより反射されて光散乱領域10の上面に到達する。この上面に到達した光は、十分に散乱されており、光散乱領域10での放射角度分布は、ほぼ完全なランバート分布になる。よって、光散乱領域10の上面では、これ以上に集光できないランダムな指向性の二次元的面光源が形成される。これにより、レーザ光のアパーレント光源径が拡大する。この二次元的面光源から、レンズ9を経由して外部空間に光が放たれる。
図4に、本実施形態の半導体レーザ素子の概略図を示す。実施の形態1にかかる半導体レーザ素子は、n型GaAs基板101上に、基板101と同じ導電型の下クラッド層102、活性層103、p型上クラッド層104、コンタクト層105a、105bが順次積層されている。図4に示すように、幅d(2.5〜4.0μm)の2つのリッジ106a、106bが、間隔p(略160μm)をあけて、アレイ状に平行に形成されている。n−GaAs基板101下面、コンタクト層105a、105bの上面には、それぞれ電極(図示せず)が形成されており、電流がリッジ106a、106bを通じて活性層103へと流される。
よって、2つのリッジ106a、106bから注入された電流により、活性層103において、同一の面(図面手前側の端面)の2箇所からレーザ光が出射する。この半導体レーザ素子は、2つの共振器がアレイ状に配列されており、以後、このような半導体レーザ素子をアレイレーザ素子と称することがある。
なお、アレイレーザ素子の2つのリッジ106a、106b以外での上クラッド層104の厚さは充分に薄く(およそ150nm)、ここでの電流広がりは無視できるほどに小さい。リッジ106a、106bが面する両端面には、それぞれ無反射コート膜(図示せず、図4の手前側端面)、高反射コート膜(図示せず、図4の奥側端面)が形成され、レーザ光は無反射コート膜側よりのみ取り出される。リッジ106a、106bで発生したレーザ光は、図面上下方向には、活性層103と上下クラッド層102、104の屈折率差により、図面左右方向には、リッジ106a、106bと空気の屈折率差により、縦横方向に閉じ込められる。
このようなアレイレーザ素子では、一方の導波路を伝播するレーザ光分布が、他方の導波路領域にまで広がっている場合、互いのレーザ光が干渉するおそれがあるが、本実施の形態のようにリッジ間隔p(複数の共振器の最も外側同士の最短距離)が160μm以上の距離がある場合には、互いの干渉はほぼ皆無となる。
本実施の形態の場合、リッジ間隔pを24μmより大きくすることにより、他方の導波路への染み出し量を10−5以下にできる。よって、完全同一の特性を有する2つのレーザが並列に配置されているとみなすことができる。
他方、リッジ間隔pが24μm以下の場合、2つのレーザ光は、相互に位相関係を保ちながら発振するのであるが、一旦出射したレーザ光は、光散乱粒子3により強く散乱され、遠視野像におけるコヒーレンシーが充分低減されるので、放射強度分布そのものはほとんど影響を受けない。以上のことから、リッジ間隔pをどの用に設定しても、アレイレーザは、互いに干渉しない独立なレーザが並列に配置されているとみなすことができる。
なお、3以上のリッジを形成してもよい。この場合も、隣接するリッジ間隔を24μmより大きくすることが好ましい。
(実施例1)
(半導体レーザの作製)
図4に示すように、n型GaAs基板101(厚み0.3mm)上に、基板101と同じ導電型の下クラッド層102(厚み1.8μm)、活性層103(厚み0.02μm)、p型上クラッド層104(厚み1.5μm)、コンタクト層105a、b(厚み0.7μm)を順次積層した。
この後、ウエットエッチング法により、幅d=3μmのリッジ106a、106bを、間隔p=160μmをあけて、アレイ状に平行に形成した。n−GaAs基板101下面、コンタクト層105a、105bの上面には、それぞれ金からなる電極(図示せず)を形成した。なお、リッジ106a、106b以外での上クラッド層104の厚さは150nmである。この後、基板101裏面を研磨し、全体の厚さが100μm程度になるようにした。
リッジ106a、106bが面する両端面に、それぞれアルミナからなる無反射コート膜(反射率2.6%)、シリコン/アルミナ積層構造からなる高反射コート膜(反射率95%)を形成して、半導体レーザ素子1を作製した。この半導体レーザ素子の発振波長は850nmであった。また、リッジ106a、106b以外の横方向の等価屈折率は、それぞれ3.3151、3.3123であった。また、半導体レーザ素子1の大きさはx方向0.3mm、y方向(共振器方向)0.5mm、z方向0.1mmである。
図1に示すように、x方向の大きさが1.7mm、y方向の大きさが2.1mm、厚みが8mmであるガラスエポキシ製の基板8に、上部直径1.3mm、底部直径0.7mm、深さ0.3mmのザグリ穴2を形成し、ザグリ穴2の表面を金メッキした。ザグリ穴2の底面に、上記で作製した半導体レーザ素子1を搭載した。半導体レーザ素1と、基板8上に配置されたパッド6aと金属ワイヤ5aで電気的に接続した。半導体レーザ1を駆動するIC7を基板8上に実装し、IC7とパッド6b〜6eとを、金属ワイヤ5b〜5eにより接続し、IC7と半導体レーザ素子1とを、金属ワイヤ5fにより接続した。
図3に示すように、ザグリ穴2内には、シリコーン系低硬度樹脂4にアクリル樹脂からなる光散乱粒子3を混錬したものを充填して、光散乱領域10を形成した。この後、基板8及び光散乱領域上に、保護膜上と一体形成されたレンズ9(エポキシ系樹脂製)を形成して、実施例1にかかるこのアイセーフレーザ光源装置を作製した。ここでは、レンズの曲率半径は、x方向、y方向について1.05mm、z方向について1.0mmとした。
このアイセーフレーザ光源装置を駆動電流80mA、光パワー60mW、Duty50%で駆動した。この結果、指向角度±15度以内での、最大、最小の放射強度はそれぞれ120mW/sr、90mW/srであった。また2次的面光源を外部より観察した際の大きさ、つまりアパーレント光源径は、ピークの1/eで規定される、光分布の幅で、図5のようになった。図から明らかなように、x方向、y方向それぞれのアパーレント光源径は、それぞれ0.57mm、0.90mmであった。つまり、光源装置としてのアパーレント光源径は、(0.57+0.90)÷2=0.735mmである。
実施例1と同一の構造で、リッジ間隔pのみ変化させたときの結果を図6に示す。これよりリッジ間隔pが短辺x方向のサイズの10%以下であれば、共振器の複数化により、ほぼ放射強度の損失なく、アパーレント光源径を拡大できる。なお、測定は複数のアイセーフレーザ光源を作製し、その最小の放射強度を測定して比較した。なお、実施例1では、0.160/1.7×100≒9.4%である。
(比較例1)
半導体レーザ素子として、アレイレーザでなく、シングルストライプのレーザ素子(1つのリッジの大きさは同一)を用いたこと以外は、上記実施例1と同様にして、比較例1にかかるアイセーフレーザ光源装置を作製した。
比較例1にかかるアイセーフレーザ光源装置を、上記実施例1と同様に60mW、Duty50%駆動した。この結果、±15度以内の最大、最小放射強度は、それぞれ125mW/sr、90mW/srであった。また、アパーレント光源径は、y方向については実施例1と同一の0.90nmであったものの、x方向については、図11に示す様に、0.40mmとなり、実施例1よりも0.17mm小さくなった。また、この光源のアパーレント光源径は(0.40+0.90)÷2=0.65mmである。
実施例1におけるx方向のアパーレント光源径の拡大は、2つの共振器がx方向に160μmの間隔をあけて配置されている効果によるものと考えられる。これは、x方向のアパーレント光源径の拡大幅0.17mmと、リッジ間隔p=160μmとがほぼ同等であることからも裏付けられる。
次に、従来技術と比較した本発明の効果をより詳細に説明する。
比較例1のような従来型のアイセーフレーザ光源装置を作製した場合、使用温度、素子の実装位置ずれ、使用する半導体レーザの個体差、駆動回路の電流ばらつきなどにより、ある角度範囲での最大、最小の放射強度は、ある程度の範囲内でばらつきがある。
図12に示すグラフは、アパーレント光源径を変化させた場合の放射強度の最大、最小を示したものである。光散乱粒子の濃度とアパーレント光源径との関係はおよそ1対1の関係があるため、グラフの横軸のようにアパーレント光源径を変化させるために光散乱粒子の濃度を調整した。
多数の比較例1にかかるアイセーフレーザ光源装置を作製し、アパーレント光源径と放射強度とを測定して、アイセーフレーザ光源装置のアパーレント光源径と放射強度のばらつきとの関係を測定したところ、図12の縦線領域内で変動することがわかった。
図12の上部点線は、国際的な安全性規格IEC60825−1修正第2版のクラス1による、眼に安全なレーザが空間に放出できる最大許容放射強度を示す(レーザ発振波長が850nmの場合)。図12から、アパーレント光源径が0.62mm(縦線領域上端辺と、点線との交点)を下回ると、アイセーフレーザ光源装置の放射強度が最大許容放射強度を超える可能性があることがわかる。このため、アパーレント光源径を0.62mm以上とする必要がある。
図12の下部実線は、レーザ光源装置を組み込む機器仕様から決まる最小放射強度を示す(参考値として、20mW/srとする)。この最小放射強度を常に満たすためには、光散乱粒子の濃度を調整して、アパーレント光源径が0.74mm(縦線領域下端辺と、下部実線との交点)以下になるように制御する必要がある。
つまり、光散乱粒子の濃度を最適に設定し、アパーレント光源径が0.62〜0.74mmに収まるようにすれば、素子実装状態、使用温度、使用するレーザ、使用するICのばらつきに無関係に、安全で且つ機器仕様を満たしたアイセーフレーザ光源装置として使用することが可能である。
図13に示すグラフは、機器仕様から決まる最小放射強度を、図12の20mW/srから26mW/srに引き上げられた場合を示す。図13から明らかなように、比較例1にかかるアイセーフレーザ光源装置では、最小放射強度仕様が26mW/srになると、放射強度変動幅を考慮すると、安全性、機器仕様の双方を満たすことができなくなる。
なお、レーザ素子実装状態の改善、IC、レーザ素子の選別、作製後の従来型アイセーフレーザ光源装置の特性評価等を行い、ばらつきの小さいものを選別すると、双方の要求を満たすことは可能であるが、歩留まりが大きく低下して、コスト高になる。
この様な場合に、従来では、光散乱粒子の濃度を高めてアパーレント光源径を拡大して、安全上の上限と、機器仕様からの下限との放射強度差が大きくなるようにし、この間にばらつきが収まるようにしていた。この手法を、上記実施例1、比較例1、下記実施例2、比較例2を用いて検討する。
(比較例2)
光散乱粒子の濃度を増加させて、アパーレント光源径の最大値を約0.8mmにまで大きくしたこと以外は、上記比較例1と同様にして、比較例2にかかるアイセーフレーザ光源装置を作製した。
ここで、光散乱粒子の増大により、比較例1の駆動条件では、放射強度が最小で17mW/sr程度まで低下するおそれがあるので、光パワーを92mWにまで引き上げた。これにより、比較例2にかかるアイセーフレーザ光源装置は、装置仕様の26mW/sr以上と、安全性とを両立できた。この関係を図14に示す。
しかしながら、比較例2は、比較例1の光パワーの約1.53倍(92÷60≒1.53)の条件で駆動されている。この倍率は、機器仕様の最小放射強度の比26/20=1.3倍を大きく上回っている。
比較例2では、使用時に頓死(使用中、急に使用不能状態に陥ること)が多く確認された。これは、光パワーの過剰な引き上げによるものと考えられる。
(実施例2)
次に、光散乱粒子の濃度を増加させて、アパーレント光源径の最大値を約0.8mmにまで大きくしたこと以外は、上記実施例1と同様にして、実施例2にかかるアイセーフレーザ光源装置を作製した。この時、比較例2のアイセーフレーザ光源装置と同様に、実施例1のアイセーフレーザ光源よりも放射強度が低下したが、光パワーを74mW(74÷60≒1.23倍)にすることにより、図7に示すような特性が得られた。なお、光パワー増加率1.23倍は、機器仕様の最小放射強度の増加率26/20=1.3倍を下回っている。
(実施例と比較例との比較)
実施例と比較例とを比較しつつ、実施例の効果について説明する。本実施例では、図5(a)と図11との比較から明らかなように、x方向のアパーレント光源径は、レーザのアレイ化により、ほぼリッジ間隔分大きくなっている。アパーレント光源径は、x方向のアパーレント光源径とy方向のアパーレント光源径との平均値であるから、リッジ間隔の1/2程度のアパーレント光源径拡大効果があることがわかる。なお、実施例1,2の場合でも、レーザ放射強度のばらつきの大きさがほとんど変化しないことを確認した。
図7と図14との比較から、実施例にかかるアイセーフレーザ光源装置は、機器仕様から決まる最小放射強度の上昇率1.3倍よりも小さい光パワーの増大率(1.23倍)で安全性(最大許容放射強度)及び最小放射強度を満足できるのに対し、比較例では、該上昇率よりも高い光パワーの増大率(1.52倍)にしなければ、安全性(最大許容放射強度)及び最小放射強度を満足できないことがわかる。また、実施例では、共振器を2つ備えるため、レーザ出射端面あたりの光パワーを1/2にできる。よって、実施例にかかる光源装置は、比較例に比べ、長期使用しても頓死発生確率が極めて低い。
(比較例3)
両端面出射型レーザを用いたこと以外は、上記比較例1と同様にして、アイセーフレーザ光源装置を作製した。なお、両端面出射型レーザの端面の反射率は、両面とも15%とした。
レーザ出射ポイント間距離(アレイレーザの場合、リッジ間隔であり、シングルストライプの両端面レーザの場合、両端面間の距離である)を大きくすると、図6に示すように放射強度が低下する。しかし、両端面レーザの場合、共振器方向長さ(レーザ出射ポイント間距離)を光源の短辺の1/10以下にすることはサイズ的な要因から難しい。比較例3においては、レーザ出射ポイント間距離を、光源の短辺の1/5とした。このため、最小放射強度は約23%低下する。従って、必要光パワーは、
60mW×26/20÷(1−0.23)≒101mW
となるので、光パワー101mWで駆動した。これは比較例2よりも大きな値である。
CODの発生の観点から考えると、端面あたりの放射出力がこれを決める要因となるが、比較例2では端面あたりの放射出力は101mW÷2=50.5mWである。ここで、両端面レーザの両端面の反射率15%は、実施例2、比較例2の無反射−反射(AR−HR)コートをされた片端面レーザの光取り出し側の反射率2.6%に比べ高い値である。すなわち端面付近での光の多くが共振器内部に折り返し内部光密度はさほど下がらない。ここで、コーティング膜を施さない材料固有のCODレベルPに対して、反射率Rのコーティングを行った膜では、CODレベルPは、下記数式1で示される。
(数式1)
Figure 2007266484
ここでRは材料から空気への反射率であり、およそ0.286である。AR−HR膜の反射率を2.6%−95%とし、反射率の積を変えないようにすると、両端面出射型レーザでは反射率は、両面とも15%となる。上述したように、比較例2の光パワーでレーザの頓死が発生していることから、比較例2の光パワーとCODレベルPとの比率を1.0とすると、上記比較例3および実施例2の端面あたりの光パワー/CODレベル(CODレベル比)は下記表1のようになる。なお、CODレベル比が高いほど、CODが発生しやすくなる。
Figure 2007266484
これより、両端面レーザを用いた場合、従来の片端面レーザを用いた比較例1の場合と比べ、CODレベル比改善効果がわずかであることがわかる。よって、長期使用によってCODが発生しやすい。一方、実施例1のようにアレイレーザを用いた場合、CODレベル比を顕著に改善できることがわかる。
最後に、レーザの実装の方向について説明する。片方の端面からのレーザ光を出射するアレイレーザを用いる場合、図3に示すように、半導体レーザ素子の直上にレンズ9がくるものではない。このため、半導体レーザ1からのレーザ光の出射方向(共振器方向)がレンズ9の長辺yの方向と平行となるように(レーザ光が図1の矢印方向に出射されるように)実装することが望ましい。
(実施の形態2)
実施の形態2では、青色半導体レーザ素子(波長400nm帯)を用いた照明機器について説明する。図8は、青色半導体レーザ素子を用いた照明機器である。青色半導体レーザ素子の基本構造は、図4と同様であるが、半導体レーザ素子中でのリッジ数は3とし、リッジ間隔は100μmとし、最大のアレイ間隔は200μmとした。なお、アレイ数を3とすることで、最大光密度を1/3に低減できる。
同図(b)は、基板の概観図であり、同図(a)は実施形態1で説明した光源単位ユニットの詳細図である。構成について説明する。高熱伝導性ガラスエポキシ基板8に設けられた2次元面上のザグリ穴2と、その内部に配置された半導体レーザ素子1は、実施形態1と同じように、光散乱粒子3と、シリコーン系低高度樹脂4とで囲まれている。
図9に示すように、この基板を蛍光体11を含む樹脂でモールドし、保護層と一体形成されたレンズ9を形成する。この蛍光体11は、インジウムナイトライド(InN)化合物半導体粒子からなり、そのサイズは約5nm、6nm、13nmである。これら蛍光体11は、波長400nmの光により励起され、それぞれ青、緑、赤の蛍光を発する。結果、白色の照明機器として用いることができる。
なお、この蛍光体は波長に対して十分に小さいため、蛍光体により光が散乱されることはない。光散乱は、光散乱粒子3の存在する領域で起こり、この領域でアパーレントな光源径が決定される。アパーレント光源径は、アレイレーザ素子を用いることにより、効率よく拡大されている。
本実施の形態によると、アパーレント光源径の拡大が容易に行えるため、照明機器そのものを薄型で設計することが可能となり、半導体レーザの個数を同一にした場合であっても、照明機器として強度および輝度のムラを押さえることができ、照明機器の大型化が可能となる。
このような、薄型で大型化可能な照明機器は、液晶ディスプレイのバックライトとして用いることができる。本照明機器を用いることで、従来の蛍光灯よりさらに薄型のバックライトを得ることができる。また、上述したように色ムラのない美しい画面を実現することができる。また、近年実現されつつある発光ダイオードを用いたバックライトと比較しても、一定の使用時間における光強度の低下量が少なく長期信頼性に優れたバックライト光源となる。
(実施の形態3)
この実施の形態は、実施の形態2の応用例であって、実施の形態2の照明機器において、それぞれのレーザに印加される電流に信号を変調し重畳することで照明機器兼光通信装置としたものである。
図10に通信機能つき照明機器の例を示す。図9の照明機器を格納した光透過性筐体12から、変調された可視光信号が、部屋全体に配光される。可視光線の場合、空間に放射可能な放射強度は、赤外線の場合より大きくすることが可能であり、通信可能距離が伸びる。また、照明光のみが存在する室内での利用の場合には、受信特性に影響を与える背景光を制御することが可能で、さらなる受信感度の向上が可能となる。また発光ダイオードを用いた場合に比べて半導体レーザは変調特性が優れており、通信速度の点においても有利である。
本発明によるアイセーフレーザ光源は、放射強度の低下を招くことなく、アパーレント光源径を拡大できるので、人が見ることが生じる場所に用いる電子機器に搭載できる。たとえば、これまで、用いることができなかった光無線通信機器等に搭載することで、従来の発光ダイオードを用いた通信機器では実現できなかった高速光通信が可能となる。
また、本発明によると、CODの発生率を顕著に低下させることができる。一般に、COD発生率は、端面の温度が高いほど高くなり、駆動電流パルスの時間が長い場合に顕著に高くなる傾向にある。よって、本発明はCODが発生しやすいような条件で使用する用途、高速光通信はもちろんのこと、低速の光通信、CW発振させるような照明機器への搭載が可能となる。よって産業上の意義は大きい。
図1は、実施の形態1のアイセーフレーザ光源装置を示す図である。 図2は、実施の形態1のアイセーフレーザ光源装置を示す図である。 図3は、実施の形態1のアイセーフレーザ光源装置の断面図である。 図4は、実施の形態1にかかるアイセーフレーザ光源装置に用いるアレイレーザ素子の概観図である。 図5は、実施の形態1のアイセーフレーザ光源装置のアパーレント光源径を示すグラフである。 図6は、実施の形態1において、リッジ間隔と放射強度との関係を示す図である。 図7は、実施の形態1のアパーレント光源径と放射強度の相関を示す図である。 図8は、実施の形態2のアイセーフレーザ光源装置を示す図である。 図9は、実施の形態2のアイセーフレーザ光源装置を示す図である。 図10は、実施の形態3の通信機能付き照明機器を示す図である。 図11は、従来例(比較例1)のアイセーフレーザ光源装置のアパーレント光源径を示す図である。 図12は、従来例(比較例1)のアパーレント光源径と放射強度の相関を示す図である。 図13は、従来例(比較例1)のアパーレント光源径と放射強度の相関を示す図である。 図14は、従来例(比較例1)のアパーレント光源径と放射強度の相関を示す図である。
符号の説明
1・・・半導体レーザ素子
2・・・ザグリ穴(金メッキが施されている)
3・・・光散乱粒子
4・・・樹脂
5・・・ワイヤ
6・・・電極パッド
7・・・IC
8・・・基板
9・・・レンズ
10・・・光散乱媒体(光散乱領域)
11・・・蛍光体
12・・・照明器筐体
101・・・GaAs基板
102・・・下クラッド層
103・・・活性層
104・・・上クラッド層
105・・・コンタクト層
106・・・リッジ
107・・・保護膜

Claims (6)

  1. レーザ出射面が同一平面上に位置する複数の共振器を備えた半導体レーザ素子と、
    前記複数の共振器から出射されたレーザ光の進行する経路上に設けられた光散乱領域と、
    を備えるアイセーフレーザ光源装置。
  2. 前記光散乱領域を通過したレーザ光の進行方向に導光部が設けられ、
    前記導光部の外側表面が外部空間に接し、少なくともその一部が外部空間側に突出した凸レンズである、
    ことを特徴とする請求項1記載のアイセーフレーザ光源装置。
  3. 前記アイセーフレーザ光源装置は、凹状のザグリ穴が形成された基板を備え、
    前記ザグリ穴内に、前記半導体レーザ素子と、当該半導体レーザ素子の周囲に配置された光散乱媒体と、が収容され、
    前記ザグリ穴内に配置された半導体レーザ素子は
    半導体レーザ素子本体が前記凸レンズの光軸上になく、
    共振器方向が前記基板に概ね平行であり、
    前記レーザ出射面が、前記凸レンズの光軸側にある、
    ことを特徴とする請求項2記載のアイセーフレーザ光源装置。
  4. 前記複数の共振器の最も外側同士の最短距離が、前記アイセーフレーザ光源装置の横幅の1/10以下であることを特徴とする請求項1記載のアイセーフレーザ光源装置。
  5. 請求項1に記載のアイセーフレーザ光源装置を組み込んだ通信機器。
  6. 請求項1に記載のアイセーフレーザ光源装置を組み込んだ照明機器。
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