JP2005209797A - 光源装置およびそれを用いた光通信システム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 光源装置は、出射光の拡散程度が小さく大きなスペックル量を呈する半導体レーザ1を用いており、IrDA1.1に適用される。その場合、IrDA1.1に関する(最大放射強度)/(放射角度が±Θ以内での最小放射強度)および(放射角度が±2Θよりも外側での最大放射強度)/(放射角度が±Θ以内での最小放射強度)に応じて要求されるスペックル量と指向半値角度/通信角度との関係から、スペックル量に応じた指向半値角度になるようにエポキシ製のレンズ6の形状を制御する。こうすることによって、最小の光出力で、IrDA1.1の放射パターンマスクに適合した放射強度分布を有する光源装置を得ることができる。
【選択図】図1
Description
従来、上記指向半値角度θHは、上記通信角度エリアにおける角度15度程度に設定されている。
θH=cos-1(0.5(1/n))
となるようなパターンである。
θH=cos-1(0.5(1/n))
ここで、PP(1−s)(n+1)cosnΘ≧(n0+1)cosnΘ
PP>1
n0=−1/(lncosΘ)−1
となるようなパターンである。
2≦R≦3.5
である。
0.4≦r≦0.7
である。
(実施例1)
図1は、100Mbps光通信システム用の光源装置の断面図である。この光源装置は、ガラスエポキシ基板4上に所定角度の傾斜面と底面とを有するザグリ穴5が形成され、その内部の上記底面上には半導体レーザ1が実装されている。ザグリ穴5の底面および傾斜面からガラスエポキシ基板4の上面にかけて、半導体レーザ1の下部電極用パッドとなる配線パターン7が形成されると共に、金メッキが施されて光反射部ともなっている。半導体レーザ1の上部電極(図示せず)とガラスエポキシ基板4の上面に形成された上部電極用パッド8とが、金ワイヤ3によって接続されている。そして、上部電極用パッド8から、配線パターン7へ通電することによって、半導体レーザ1が発光して、半導体レーザ1の端面から放射光2が放射される。
が成立することである。また、光軸上における放射強度が500mW/srを超えないための条件は、不等式
が成立することである。
128mW≦p≦154mW
となる。すなわち、上記光源装置における光出力pを、上記範囲内で調整することによって、IrDA1.1の放射パターンマスクを逸脱しない光源装置を提供することができるのである。
実施例1の場合と同様にIrDA1.1に適用されると共に、スペックル量s=0.45となる光源装置であって、レンズ6の曲率が従来のように指向半値角度θHが15度となるような形状である場合の比較例について述べる。
但し、Pは光出力
が得られる。これより、
1=2・cosnθH …(9)
となるため、式(9)を解いて
θH=cos-1(0.5(1/n)) …(10)
が得られる。また、その場合におけるnの範囲は、式(5)と式(7)とから、
となる。
本実施例は、実施例1で用いたIrDAとは異なる100Mbpsの通信速度を有する光通信モジュールに適用される光源装置の例である。ここで、本実施例において用いられる光通信モジュールは、放射パターンマスクが、±15度以内での最小放射強度(In_min)=250mW/sr、最大放射強度(In_max)=500mW/sr、±30度よりも外側での最大放射強度(Out_max)=100mW/sr、R=(In_max)/(In_min)=2、r=(Out_max)/(In_min)=0.4である光通信モジュールである。
この式(12)と式(13)とを連立させて解くことによって、上記交点を与える放射強度分布を規定する「n」を求めることができる。つまり、式(12)から
が得られ、この式(14)と式(13)とからnを求めると、
となる。すなわち、式(10)と式(15)とで表される放射強度分布が、放射角度±Θ以内での放射強度がIn_min以上であり、放射角度±Θ内での放射強度がIn_min以上であり、放射角度±2Θ内での放射強度がIn_max以下であり、放射角度±2Θよりも外側での放射強度がOut_max以下であり、In_max/In_min=RおよびOut_max/In_min=rである放射パターンマスクに適合し、且つ、パワーペナルティPPの値を最大にする放射強度分布である。
(実施例3)
図10は、実施例3における光源装置の断面図である。この光源装置は、上記IrDA1.1用の光源として供される。図10において、半導体レーザ11,金ワイヤ13,ガラスエポキシ基板14,ザグリ穴15,配線パターン17および上部電極用パッド18は、図1に示す上記第1実施の形態の光源装置における半導体レーザ1,金ワイヤ3,ガラスエポキシ基板4,ザグリ穴5,配線パターン7および上部電極用パッド8と同じである。
が得られる。また、パワーペナルティPPの定義からP/P0=PP(>1)である。したがって、式(16)は式(17)のごとく変形できる。
PP(1−s)(n+1)cosnΘ≧(n0+1)cosnΘ…(17)
となる。したがって、式(18)において、P0を最小にするようなn0を求めればよいことになる。つまり、次式(19)
=0 …(19)
をn0に付いて解けば、式(18)においてP0を最小にするn0が次式(20)のごとく求められる。
n0=−1/(lncosΘ)−1 …(20)
2,12,22a,22b,32a,32b…放射光、
3,13,23,33…金ワイヤ、
4,14,24,34…ガラスエポキシ基板、
5,15,25,35…ザグリ穴、
6,16,26,36…レンズ、
7,17,27,37…配線パターン、
8,18,28,38…上部電極用パッド、
9,19,29,39…シリコン樹脂、
40…光拡散板。
Claims (15)
- 所定の光放射角度範囲において所定の光放射強度を必要とする光通信システムに供される光源装置であって、
スペックルを生ずる発光素子と、
上記発光素子からの放射光における放射角度と放射強度との関係を表わす放射パターンを、上記光通信システムが必要とする所定の光放射角度範囲での光放射強度を満たすようなパターンになるように、スペックル量に応じて設定する放射パターン設定手段
を備えたことを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
上記光通信システムが必要とする所定の光放射角度範囲での光放射強度を、放射角度±Θ内での放射強度がIn_min以上であり、且つ、放射角度±2Θ内での放射強度がIn_max以下であり、且つ、放射角度±2Θより外側での放射強度がOut_max以下であり、且つ、In_max/In_min=RおよびOut_max/In_min=rであるとし、
上記スペックル量をsとした場合に、
上記放射パターン設定手段によって設定される放射パターンは、光放射強度が最大光放射強度の1/2となる光放射角度を表わす指向半値角度θHが
θH=cos-1(0.5(1/n))
となるようなパターンである
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
上記光通信システムが必要とする所定の光放射角度範囲での光放射強度を、放射角度±Θ内での放射強度が所定値以上であるとし、
上記スペックル量をsとした場合に、
上記放射パターン設定手段によって設定される放射パターンは、光放射強度が最大光放射強度の1/2となる光放射角度を表わす指向半値角度θHが
θH=cos-1(0.5(1/n))
ここで、PP(1−s)(n+1)cosnΘ≧(n0+1)cosnΘ
PP>1
n0=−1/(lncosΘ)−1
となるようなパターンである
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
上記放射パターン設定手段は、上記放射光が入射されるレンズであり、
上記レンズの形状を設定することによって上記放射パターンが設定される
ことを特長とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
上記放射光が入射されるレンズを備えると共に、
上記放射パターン設定手段は、上記発光素子とレンズとの間に設けられて、上記放射光の上記レンズへの入射位置を分散させる光入射位置分散手段である
ことを特長とする光源装置。 - 請求項5に記載の光源装置において、
上記光入射位置分散手段は、上記発光素子を覆う透明樹脂およびこの透明樹脂内に混入された光拡散剤であり、
上記光拡散剤の濃度を設定することによって上記放射パターンが設定される
ことを特長とする光源装置。 - 請求項5に記載の光源装置において、
上記光入射位置分散手段は、光拡散板である
ことを特長とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
上記放射光が入射されるレンズを備えると共に、
上記放射パターン設定手段は、上記放射光の上記レンズと空気との界面への入射角度を分散させる光入射角度分散手段である
ことを特長とする光源装置。 - 請求項8に記載の光源装置において、
上記光入射角度分散手段は、上記レンズに混入された光拡散剤であり、
上記光拡散剤の濃度を設定することによって上記放射パターンが設定される
ことを特長とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置において、
上記放射パターン設定手段は、さらに、上記放射パターンを、最小の光出力を呈するパターンとなるように、上記スペックル量に応じて設定するようになっている
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項2に記載の光源装置において、
上記Rの値が
2≦R≦3.5
である
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項2に記載の光源装置において、
上記rの値が
0.4≦r≦0.7
である
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項3に記載の光源装置において、
上記PPの値は3よりも小さい
ことを特徴とする光源装置。 - 請求項1に記載の光源装置を用いたことを特徴とする光通信システム。
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