JP2007266027A - 薄板ウェハの加工方法および薄板ウェハの保持具 - Google Patents

薄板ウェハの加工方法および薄板ウェハの保持具 Download PDF

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Abstract

【課題】力を加えることなく薄板ウェハを保持することによって、薄板ウェハの破壊を防
止することが可能な薄板ウェハの加工方法及び薄板ウェハの保持具を提供する。
【解決手段】薄板ウェハの一例としての圧電体ウェハ16の保持具100は、ベース体1
0に形成された凹部19と、凹部19の底部を貫通する窓開け部15と、凹部19に掛か
るようにベース体10の上面12に設けられた係止部18とから構成される。圧電体ウェ
ハ16は、凹部19に遊挿され、係止部18によって飛び出しを防ぎながら加工される。
【選択図】図1

Description

本発明は、例えば圧電体基板などの薄板ウェハの加工方法及びその加工方法に用いる薄
板ウェハの保持具に関する。
圧電体ウェハ或いは半導体ウェハなどのウェハは、脆性を有しているため、その加工の
際にウェハの外周端部が欠ける、或いはウェハが割れたりすることがあり、これらを防止
するために図6に示すような、補強方法が提案されている(特許文献1参照)。
この補強方法について、図6に沿って説明する。図6は、従来の補強方法を示し、(a
)は、平面図、(b)は、正断面図である。この補強方法は、図6に示すように、ウェハ
1001の外周部に補強部1003を固着するものである。補強部1003は、中央部に
貫通部1005を有する略リング状であり、ウェハ1001の外周の半分以上の弧長を残
して開放端1002が形成されている。補強部1003の貫通部1005側には、ウェハ
1001の径とほぼ同一或いは僅かに小さい径の円弧状の凹部1006が底部1004を
有して形成されている。補強部1003は、バネ性を有した合成樹脂によって形成されお
り、開放端1002の部分をf1の方向に押し広げてウェハ1001をセットする。その
後、補強部1003は、バネ性によりf2の方向に戻ると共にウェハ1001をバネ力で
保持し、凹部1006に塗布された接合剤によってウェハ1001を固着する。
特開平5−90232号公報
近年、特にウェハの薄型化が著しい薄板ウェハの一例としての圧電体のウェハ1001
の加工方法では、圧電体のウェハ1001の厚さが、例えば、0.03mm程度と極薄板
化が進んでいる。また、圧電体のウェハ1001は、面内でチップ形状に分割されるため
強度がさらに弱い圧電体のウェハ1001の加工が求められている。
しかしながら、前述の補強方法では、強度の弱い圧電体のウェハ1001の加工におい
ては、圧電体のウェハ1001を保持しようとする補強部1003のバネ性によるf2の
方向の力に耐え切れずに圧電体のウェハ1001が破壊されてしまうことがあった。
本発明は、上述の課題に鑑みてなされたもので、力を加えることなく薄板ウェハを保持
することによって、薄板ウェハの破壊を防止することが可能な薄板ウェハの加工方法及び
薄板ウェハの保持具を提供することにある。
本発明の薄板ウェハの加工方法は、剛性を有するベース体の一面に開口された凹部と前
記凹部の底部の一部を貫通する窓開け部とが形成された保持部の前記凹部に薄板ウェハが
遊挿され、前記凹部の開口側に設けられた係止部によって保持された前記薄板ウェハを加
工することを特徴とする。
本発明の薄板ウェハの加工方法によれば、薄板ウェハがベース体の一面に開口された保
持部の凹部に遊挿(ここで用いた「遊挿」とは、薄板ウェハが凹部に空間的に余裕のある
状態で挿入されている状態を表しており、以下「遊挿」と表現する。)されている。この
ため、保持部が薄板ウェハを保持しようとする力が生じない。また、ハンドリングなどの
際にも、直接薄板ウェハに触れることなく保持部を保持することができるため、保持部の
剛性により薄板ウェハを曲げるなどの力が加わることなく、該薄板ウェハを保持すること
が可能となる。従って、該薄板ウェハを保持することによる該薄板ウェハの破壊を防止す
ることが可能な薄板ウェハの加工方法を提供することが可能となる。
また、前記加工は、フォトリソ加工であることを特徴とする。
このようにすれば、保持部を用いることによって、薄板ウェハの変形、例えば、フォト
リソ加工中に用いる種々の溶剤の表面張力などによる薄板ウェハの変形を防止することが
可能となる。よって、変形による薄板ウェハの破損を防止することが可能となる。
また、前記薄板ウェハは、圧電体ウェハであり、前記圧電体ウェハが小片化された圧電
体チップを形成することを特徴とする。
このようにすれば、保持部が薄板ウェハを保持しようとする力が生じないため、圧電体
チップの外形形状が形成されるために空隙部分が増え、さらに強度の弱い薄板ウェハの保
持も可能となる薄板ウェハの加工方法を提供することが可能となる。
また、前記凹部の開口側の面に、前記窓開け部から前記ベース体の外周に向かい凹状の
溝部または凸状の突起部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする。
このようにすれば、凹状の溝部または凸状の突起部の少なくとも一方によって形成され
る窪みの部分を加工溶剤が流動し、液溜りの発生を防止することが可能となる。
また、前記溝部または前記突起部は、前記窓開け部の内側面から前記ベース体の外周側
面まで通し形成されていることを特徴とする。
このようにすれば、窓開け部の内側面の加工溶剤を、凹状の溝部または凸状の突起部に
よって形成される窪みによって外周側面まで流動させることが可能となり、溶剤の溜りを
防止することができる。
本発明の薄板ウェハの保持具は、ベース体の一面に開口され、薄板ウェハが遊挿される
ように形成された凹部と該凹部の底部の一部を貫通して形成された窓開け部とを含む保持
部と、前記凹部の開口側の前記保持部に設けられ、前記薄板ウェハを保持する係止部とを
有することを特徴とする。
本発明の薄板ウェハの保持具によれば、薄板ウェハがベース体の一面に開口された保持
部の凹部に遊挿される。このため、保持部が薄板ウェハを保持しようとする力が生じない
。また、ハンドリングなどにより薄板ウェハを保持しようとする際にも、保持部を保持す
るため直接薄板ウェハに触れることなく保持することができる。従って、この保持部を有
する保持具を用いることにより、薄板ウェハに外力が加わることなく、該薄板ウェハを保
持することが可能となり、該薄板ウェハの破壊を防止することが可能となる。
また、前記保持部の前記凹部の開口側の面に、前記窓開け部から前記ベース体の外周に
向かい凹状の溝部または凸状の突起部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とす
る。
このようにすれば、凹状の溝部または凸状の突起部の少なくとも一方によって形成され
る窪みの部分を加工溶剤が流動し、液溜りの発生を防止することが可能となる薄板ウェハ
の保持具を提供することができる。
また、前記溝部または前記突起部は、前記窓開け部の内側面から前記ベース体の外周側
面まで通し形成されていることを特徴とする。
このようにすれば、窓開け部の内側面の加工溶剤を、凹状の溝部または凸状の突起部に
よって形成される窪みによって外周側面まで流動させることが可能となり、溶剤の溜りを
防止することができる薄板ウェハの保持具を提供することができる。
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。
(第一実施形態)
図1は、第一実施形態に係る薄板ウェハの加工方法に用いる薄板ウェハの保持具の概略
構成を示し、図1(a)は、平面図、図1(b)は、(a)のA−A断面図である。
本第一実施形態では、薄板ウェハの一例として水晶などの圧電体ウェハを用い、圧電振
動片を形成する加工方法およびその加工方法に用いる圧電体ウェハの保持具について説明
する。図1に示すように、圧電体ウェハ16の保持具100(以下、「保持具」と呼ぶ。
)は、ベース体10に形成された凹部19と、凹部19の底部を貫通する窓開け部15と
、凹部19に掛かるようにベース体10の上面12に設けられた係止部18とから構成さ
れる。
ここで用いられる圧電体ウェハ16は、圧電体チップ(図示せず)を形成するために用
いるものである。圧電体ウェハ16は、例えば、外径(φ)が約2インチ、厚さは0.0
3〜0.4mm程度の厚さで形成される。圧電体ウェハ16の厚さは、次の式(1)によ
って求められ、圧電体チップの共振周波数と反比例の関係を有している。
(f(共振周波数:MHz)=1.67(定数)÷t(厚さ:mm))・・・(1)
近年、共振周波数の高周波数化が進んでおり、例えば、50MHzの共振周波数の圧電
体チップを形成するための圧電体ウェハ16の厚さは、約0.033mmとなり、極めて
薄くなり、その強度も弱くなる。
ベース体10は、フォトリソグラフィ法に用いられる、例えば、フッ酸、硫酸、有機溶
剤などの薬液に侵されることのない剛性を有する材質で形成され、本第一実施形態では、
フッ素系樹脂を用いて形成されている。ベース体10には、平面の中央部に凹部19が形
成され、凹部19の外側に保持部11が形成されている。
凹部19は、ベース体10の上面12側に開口して設けられており、その内側面13は
、圧電体ウェハ16が平面的に僅かな空間的余裕のある状態で遊挿されて保持することの
できる形状を有している。凹部19の底部には、内側面13と接続する部分の底面14を
残し、その底部を貫通する窓開け部15が形成されている。なお、底面14は、遊挿され
る圧電体ウェハが通過することのできない程度の突起状であれば良く、内側面13の全周
、あるいは図2に示すような、内側面13に沿って部分的に4箇所に設けられた底面14
aであればよい。なお、図2では、部分的に設けられた底面14aは、4箇所に設けられ
る構成で説明したが、一例であって、この数に限定するものではない。
また、凹部19の内側面13は、図3(a)に示すように、保持部11の上面12に対
し直行でなく、上面12側に開く傾きを持った状態に形成された内側面13b、或いは逆
の傾きを持った二点鎖線で示す内側面13cであってもよい。さらに、凹部19の底面1
4は、図3(b)に示すように、保持部11の上面12に対し平行でなく、内下がりの傾
きを持った底面14b、或いは内上がりの傾きを有した二点鎖線で示す底面14cであっ
てもよい。
図1に示す係止部18は、凹部19に遊挿された圧電体ウェハ16が、凹部19からの
飛び出しを防止するために設けられる。係止部18は、保持軸17によって保持部11の
上面に付設されており、保持軸17を中心した回転を行うことができる。この回転によっ
て、圧電体ウェハ16を遊挿する時は、係止部18を凹部19の開口部から外れるように
させ、圧電体ウェハ16の遊挿後は、係止部18を凹部19の開口部に掛かるようにさせ
ることができる。なお、本実施形態では、係止部18を4箇所設ける事例で説明したが、
係止部18の個数は問わない。
次に、前述の保持具100を用いる圧電体ウェハ16の加工方法について図4に沿って
説明する。図4は、圧電体ウェハ16の加工方法の一例としてのフォトリソ法を用いた圧
電体チップの製造方法の概略を示す工程フロー図である。なお、図1も参照しながら説明
する。
先ず、圧電体ウェハ16を用意し、その表面の汚れなどを除去するためのウェハ洗浄を
行う。(S101)。
次に、保持具100を用意し、その保持部11に形成された凹部19に圧電体ウェハ1
6を遊挿し、係止部18によって飛び出しを防止することによって保持具100に圧電体
ウェハ16を保持する。なお、本工程以降の工程において、圧電体ウェハ16は、保持具
100に保持された状態で加工される。これにより、圧電体ウェハ16に直接触れず、保
持具100の保持部11の部分を扱いながら加工を進め、圧電体チップの外形形状を形成
するため外形マスクを圧電体ウェハ16の表面に形成する。(S103)。なお、この外
形マスクには、クロム(Cr)、金(Au)などの薄膜を用いた金属マスク、或いはレジ
ストマスクなどが用いられる。
次に、圧電体のエッチング液に圧電体ウェハ16を浸漬し、前述の外形マスクから露出
した部分の圧電体ウェハ16をエッチングしての圧電体チップの外形形状を形成する。(
S105)。このとき、圧電体チップは、圧電体ウェハ16上に複数形成され、その外形
形状(外周)の一部を残し、圧電体ウェハ16と接続されている。これにより、圧電体ウ
ェハ16は、圧電体チップ以外の残存面積が小さくなり、外形エッチングを行なう前の圧
電体ウェハ16と比較して、さらに強度が弱くなる。その後、外形マスクを剥離、除去し
て、外形エッチング工程が終了する。(S107)。
次に、圧電体ウェハ16に接続されている複数の圧電体チップ上に励振電極などの電極
を形成するための電極膜を形成する。(S109)。電極膜は、例えば、クロム(Cr)
、金(Au)などをスパッタリング法などを用いて形成する。
次に、電極膜上にレジストを被覆し、露光、現像などの処理を経て電極マスクを形成す
る。(S111)。次に、電極マスクによって露出している電極膜を、電極エッチング液
によって除去する。(S113)。次に、レジストを除去することによって、励振電極な
どの電極を形成する。(S115)。
次に、圧電体ウェハ16に接続されている複数の圧電体チップをそれぞれ折り取り、個
々の圧電体チップを形成する。(S117)。
第一実施形態に示す保持具100を用いた圧電体ウェハ16の加工方法によれば、圧電
体ウェハ16がベース体10に開口された保持部11の凹部19に遊挿されているため、
保持部11の圧電体ウェハ16を保持するための力が生じない。また、例えば、ハンドリ
ングなど外部から圧電体ウェハ16を保持しようとする際にも、保持部11を保持するこ
とになるため直接圧電体ウェハ16に触れることなく行なうことができる。従って、この
保持具100を用いることにより、圧電体ウェハ16に外力が加わることなく、該圧電体
ウェハ16を保持することが可能となり、0.03mm程度の極めて薄い圧電体ウェハ1
6の破壊を防止することが可能な加工方法を提供することができる。
なお、本実施形態では、外径(φ)が約2インチの圧電体ウェハ16を用いて説明した
が、さらに大口径の圧電体ウェハであっても同様な効果を有する。また、圧電体ウェハ1
6の厚さは、0.03mmよりも薄い圧電体ウェハであってもよい。さらに、外形形状は
、丸形状に限られるものではなく、角型(方形状)の圧電体ウェハであってもよい。
(第二実施形態)
本第二実施形態では、前述の第一実施形態と同様に、薄板ウェハの一例として圧電体ウ
ェハを用い、圧電振動片を形成する加工方法に用いる圧電体ウェハの保持具について説明
する。なお、加工方法については、第一実施形態と同じであるのでその説明を省略する。
図5は、第二実施形態に係る薄板ウェハの保持具の概略構成を示し、図5(a)は、平面
図、図5(b)は、正断面図である。
図5に示すように、圧電体ウェハ16(図5(b)に示す)の保持具100は、ベース
体10に形成された凹部19と、凹部19の底部を貫通する窓開け部15と、凹部19に
掛かるようにベース体10の上面12に設けられる係止部21(2点鎖線で示す)とから
構成される。ここで、圧電体ウェハ16、ベース体10、凹部19、および窓開け部15
については、前述の第一実施形態と同様であるので同一符号を付してその説明を省略する
ベース体10の中央部に形成された凹部19の外側には、保持部11が形成されている
。この保持部11の上面及び凹部19の底面14には、窓開け部15の内面15bからベ
ース体10の外周まで貫通し、放射状に配置された8つの凹状の溝部20が形成されてい
る。
係止部21は、平板状であって、ベース体10の外周11bにほぼ沿った外形形状で形
成されている。係止部21の中央部には、圧電体ウェハ16の外形形状よりも僅かに小さ
な径の貫通孔22が形成されている。係止部21は、ベース体10の上面12に固着され
て圧電体ウェハ16が、図示上方へ飛び出すことを防止する。なお、貫通孔22により、
係止部21がベース体10に装着されたときには、遊挿された圧電体ウェハ16が露出す
ることとなる。
第二実施形態に示す保持具100を用いた圧電体ウェハ16の加工方法によれば、第一
実施形態に加え、圧電体ウェハ16及びその周辺に付着した圧電体ウェハ16を加工する
ための加工溶剤を溝部20を通すことで保持具100の外周側に排出することができる。
従って、圧電体ウェハ16及びその周辺に加工溶剤が溜まるなどの不具合を防止すること
が可能となる。
前述の第二実施形態では、係止部21がベース体10の外周11bにほぼ沿った外形形
状で形成されている構成で説明したが、係止部21の外形形状はこれに限らない。係止部
21の外形形状は、ベース体10の上面12に固着されることが可能であればよく、例え
ば、凹部19の内側面13より外側に外周を有する円周状、或いは方形状の外形形状であ
ってもよい。
また、溝部20は、係止部21の外周面より外側に露出していればよく、圧電体ウェハ
16に付着した溶液を流出させることができる。このような場合の溝部20は、窓開け部
15の内面15bからベース体10の外周まで貫通せず、ベース体10上面12内に端部
が形成される。
また、溝部20は、放射状に限らず、ベース体10の中央部から外周11bに向かって
設けられていればよい。さらに、溝部20の個数は、本例に示した8つに限定されるもの
ではなく、何本であっても良い。
また、係止部21のベース体10との固着側の面には、保持部11の上面及び凹部19
の底面14に形成された溝部20と同様な溝部(図示せず)が設けられていてもよい。
なお、前述では、溝部20を形成することで、ベース体10と係止部21との接合部に
空隙を形成する構成で説明したが、溝部に替えて、突起部を設けて空隙を形成する構成で
あってもよい。
第一実施形態に係る薄板ウェハの加工方法に用いる薄板ウェハの保持具の概略構成を示し、(a)は、平面図、(b)は、(a)のA−A断面図。 保持具の凹部の底部形状の一例を示す平面図。 (a)、(b)は、保持具の凹部の形状の一例を示す正断面図。 圧電体チップの製造方法の概略を示す工程フロー図。 第二実施形態に係る薄板ウェハの保持具の概略構成を示し、(a)は、平面図、(b)は、正断面図。 従来のウェハの補強方法を示し、(a)は、平面図、(b)は、正断面図。
符号の説明
10…ベース体、11…保持部、11b…外周、12…上面、13,13b,13c…
内側面、14,14b,14c…底面、15…窓開け部、15b…内面、16…薄板ウェ
ハとしての圧電体ウェハ、17…保持軸、18,21…係止部、19…凹部、20…溝部
、22…貫通孔、100…保持具。

Claims (8)

  1. 剛性を有するベース体の一面に開口された凹部と前記凹部の底部の一部を貫通する窓開
    け部とが形成された保持部の前記凹部に薄板ウェハが遊挿され、前記凹部の開口側に設け
    られた係止部によって保持された前記薄板ウェハを加工することを特徴とする薄板ウェハ
    の加工方法。
  2. 請求項1に記載の薄板ウェハの加工方法において、
    前記加工は、フォトリソ加工であることを特徴とする薄板ウェハの加工方法。
  3. 請求項1または請求項2に記載の薄板ウェハの加工方法において、
    前記薄板ウェハは、圧電体ウェハであり、前記圧電体ウェハが小片化された圧電体チッ
    プを形成することを特徴とする薄板ウェハの加工方法。
  4. 請求項1ないし請求項3のいずれか一項に記載の薄板ウェハの加工方法において、
    前記凹部の開口側の面に、前記窓開け部から前記ベース体の外周に向かい凹状の溝部ま
    たは凸状の突起部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする薄板ウェハの加工
    方法。
  5. 請求項4に記載の薄板ウェハの加工方法において、
    前記溝部または前記突起部は、前記窓開け部の内側面から前記ベース体の外周側面まで
    通し形成されていることを特徴とする薄板ウェハの加工方法。
  6. ベース体の一面に開口され、薄板ウェハが遊挿されるように形成された凹部と該凹部の
    底部の一部を貫通して形成された窓開け部とを含む保持部と、
    前記凹部の開口側の前記保持部に設けられ、前記薄板ウェハを保持する係止部とを有す
    ることを特徴とする薄板ウェハの保持具。
  7. 請求項6に記載の薄板ウェハの保持具において、
    前記保持部の前記凹部の開口側の面に、前記窓開け部から前記ベース体の外周に向かい
    凹状の溝部または凸状の突起部の少なくとも一方が形成されていることを特徴とする薄板
    ウェハの保持具。
  8. 請求項7に記載の薄板ウェハの保持具において、
    前記溝部または前記突起部は、前記窓開け部の内側面から前記ベース体の外周側面まで
    通し形成されていることを特徴とする薄板ウェハの保持具。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2015159220A (ja) * 2014-02-25 2015-09-03 東洋精密工業株式会社 流路付きワーククランプトレイ

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