JP2007265189A - 媒体処理装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】異物を検出するためのセンサの存在を外部から認識し難くして、不正読取防止機能を向上させるとともに、外光に起因した誤検出を減らして信頼性を高めることが可能な媒体処理装置を提供する。
【解決手段】磁気記録媒体が挿入又は排出される開口10aが形成されるとともに、装置の外部と内部を仕切るフロントパネル10と、装置の内部に設けられ、磁気記録媒体に対して情報の書込み又は読取をする磁気ヘッドと、フロントパネル10の少なくとも一部に設けられるとともに、可視光を遮光する遮光フィルタ13と、遮光フィルタ13よりも装置の内部側に設けられて、装置の外部に異物が取り付けられていることを検出する異物検出手段(フォトリフレクタ50)と、を備える。
【選択図】図3

Description

本発明は、磁気カードの不正読み取りを防止する機能を有する媒体処理装置に関する。
一般に、例えば銀行に設置されているATMなどには、磁気カードに対する磁気データの読み出し及び書き込みを行う磁気カードリーダが取り付けられている。そして、磁気カードリーダには、磁気カードを挿入・排出するためのカードスロットと、カードスロットから磁気カードが挿入されたことを検出するための検出器と、カードスロットから挿入された磁気カードを磁気カードリーダ内部に導くカード導入路と、カード導入路を開閉するシャッタとが配置されている。
利用者は、まず、磁気カードの先端をカードスロットに挿入する。そうすると、検出器によって磁気カードの挿入が検出され、カード導入路を閉じているシャッタが開くと同時に、カード導入路に設けられたローラによって、磁気カードは磁気カードリーダ内部に導入される。磁気カードリーダでは、このようにして磁気カードの取込動作を実現している。
ところで、近年になって、磁気カードに記録された情報を不正に読み取る装置の存在が社会問題化しつつある。この不正読取装置は、磁気カードリーダのカードスロット前方(外側)に配置されるとともに、磁気カードに記録された情報を不正に読み取るための磁気ヘッドを備えている。不正読取装置が取り付けられた磁気カードリーダ(の擬似カード挿入口)に磁気カードが挿入されると、この磁気ヘッドによって、磁気カードに記録された情報が利用者の知らない間に読み取られてしまう。
そこで、例えば特許文献1に開示された磁気カード取引装置のように、磁気カードの不正読み取りを防止する機能を有する媒体処理装置が開発されている。特許文献1に開示された磁気カード取引装置は、カードスロット近傍に異物(不正読取装置)が取り付けられていることを検出する反射型フォトセンサを備えており、この反射型フォトセンサは、カードスロットを囲むような開口が形成され、装置の外部と内部を仕切るフロントパネルの内側に配置されている。そして、フロントパネルには、反射型フォトセンサの前方部分に、異物検出用の透光孔が形成されている。
このような構成からなる磁気カード取引装置を用いれば、仮に、カードスロット近傍に異物が取り付けられた場合、発光体から出射され、透光孔を介して反射型フォトセンサに入ってくる光の光量に変化が現れるため、異物が取り付けられた事実を検出することができる。従って、この場合、上位装置に警告信号を送信したり、カード導入路を開閉するシャッタを閉じたままにしたりして、磁気カードの不正読取防止策を講じることができる。
特開2001−67525号公報(段落番号[0023],図1)
しかしながら、上述した特許文献1に開示された磁気カード取引装置では、異物を取り付けようとする者が透光孔に気付いた場合、その透光孔の奥にある反射型フォトセンサを破壊しようとしたり、その透光孔から不必要な光を入射させたりして、不正読取防止機能を停止させるような行動をとることが考えられる。従って、不正読取防止機能を維持して磁気カードリーダの信頼性を向上するためには、外部から反射型フォトセンサ等の存在を認識困難にする技術の開発が不可欠である。
また、上述したように透光孔を介して反射型フォトセンサに入ってくる光量変化を見る従来の手法では、磁気カードリーダが置かれる環境によっては、太陽光や室内蛍光灯などの外光に起因した誤検出が生じてしまう虞がある。
本発明は、以上の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、異物を検出するためのセンサの存在を外部から認識し難くして、不正読取防止機能を向上させるとともに、外光に起因した誤検出を減らして信頼性を高めることが可能な媒体処理装置を提供することにある。
以上のような課題を解決するために、本発明は、以下のものを提供する。
(1) 磁気記録媒体が挿入又は排出される開口が形成されるとともに、装置の外部と内部を仕切るフロントパネルと、装置の内部に設けられ、前記磁気記録媒体に対して情報の書込み又は読取をする磁気ヘッドと、前記フロントパネルの少なくとも一部に設けられるとともに、可視光を遮光する遮光フィルタと、前記遮光フィルタよりも装置の内部側に設けられて、装置の外部に異物が取り付けられていることを検出する異物検出手段と、を備えることを特徴とする媒体処理装置。
本発明によれば、媒体処理装置には、磁気記録媒体用の開口が形成され、装置の外部と内部を仕切るフロントパネルと、装置内部に設けられた磁気ヘッドと、フロントパネルの少なくとも一部に設けられた(可視光)遮光フィルタと、遮光フィルタよりも装置内部側に設けられ、装置外部に異物が取り付けられていることを検出する異物検出手段と、が設けられることとしたので、外部から異物検出手段を視認しようとしても、遮光フィルタの存在により困難になる。
従って、異物検出手段の存在が外部から認識される可能性は低くなり、不正読取防止機能(セキュリティ性)を向上させることができる。また、遮光フィルタの可視光カット機能によれば、異物検出手段において可視光に起因した誤検出を減らして、信頼性を高めることができる。
ここで、「可視光を遮光する」とは、可視光を完全に遮光する場合のみならず、可視光を一部遮光する場合も含む趣旨である。すなわち、本明細書における「遮光」とは、遮光率が100%である場合は勿論のこと、遮光率が100%に満たない場合をも含む趣旨である。また、「異物検出手段」は、装置外部に異物が取り付けられていることを検出しうるものであれば如何なる手段であってもよく、例えば、フォトリフレクタ,マイクロ波センサ,金属検知センサなどが挙げられる。
(2) 前記異物検出手段は、非可視光を発光する発光体と、非可視光を受光する受光センサと、から構成され、前記遮光フィルタは、非可視光を透過させることを特徴とする(1)記載の媒体処理装置。
本発明によれば、上述した異物検出手段は、非可視光(例えば赤外光)を発光する発光体(発光素子)と、非可視光を受光する受光センサ(受光素子)とから構成され、上述した遮光フィルタは非可視光を透過させることとしたので、発光体を発光させた際に受光センサに入ってくる光量変化を読み取ることによって、異物が取り付けられた事実を検出することができる一方で、遮光フィルタを通じて外部から発光体や受光センサが視認されるのを困難にすることができる。従って、不正読取防止機能(セキュリティ性)を向上させることができる。
(3) 前記非可視光は、赤外光であることを特徴とする(2)記載の媒体処理装置。
本発明によれば、上述した非可視光は赤外光であることとしたので、例えば広く普及している赤外線LEDを用いて、安価かつ簡易に不正読取防止機能を向上させることができる。
(4) 前記異物検出手段は、さらに、前記発光体による発光を制御する発光制御部と、前記発光体による発光と前記受光センサによる受光とを比較する比較部と、を有することを特徴とする(2)又は(3)記載の媒体処理装置。
本発明によれば、上述した異物検出手段には、さらに、発光体による発光を制御する発光制御部と、発光体による発光と受光センサによる受光とを比較する比較部とが設けられることとしたので、発光制御部によって発光体を発光させたとき、比較部によって、発光体による発光と受光センサによる受光との特徴差(例えば、発光量の差,発光時間の差,発光タイミングの差など)を検出することができる。従って、異物の取り付けを、より正確に判定することができる。
(5) 前記異物検出手段は、前記発光体をランダム又は擬似ランダムの時間間隔で点滅発光させる一方で、前記受光センサが前記発光体の点滅発光と一致する時間間隔で非可視光を受光した場合に、前記フロントパネルの外側に異物が取り付けられたと判定することを特徴とする(2)から(4)のいずれか記載の媒体処理装置。
本発明によれば、上述した異物検出手段によって、発光体をランダム又は擬似ランダムの時間間隔で点滅発光させる一方で、受光センサが発光体の点滅発光と一致する時間間隔で非可視光を受光した場合に、フロントパネルの外側に異物が取り付けられたと判定することとしたので、異物の取り付けを、より正確に判定することができる。すなわち、ランダム又は擬似ランダムの時間間隔で発光体を点滅発光させる、という人為的な発光タイミングに応じて受光センサが非可視光を受光した場合には、受光した光が太陽光などの自然光である可能性は極めて低いので、結果的に、異物が取り付けられていることを正確に判定することができる。
(6) 前記異物検出手段は、装置電源の立ち上げ時に、前記発光体を発光させて前記受光センサの受光出力が規定値以下である場合に、自己に異常が発生したと判定することを特徴とする(2)から(5)のいずれか記載の媒体処理装置。
本発明によれば、上述した異物検出手段によって、装置電源の立ち上げ時に発光体が発光され、その光が、例えば異物検出手段の前に配置されたカバーに反射し、受光センサの受光出力が規定値以下である場合に、自己に異常が発生したと判定されることとしたので、装置電源を立ち上げる際に、センサの故障診断を行うことができる。すなわち、本発明に係る媒体処理装置は、故障自己診断機能を有することになる。
(7) 前記遮光フィルタは非可視光を透過させるとともに、前記異物検出手段は非可視光を受光する受光センサより構成され、装置の外部に非可視光発光体を設けたことを特徴とする(1)記載の媒体処理装置。
本発明によれば、異物検出手段は非可視光を受光する受光センサより構成され、装置外部に、非可視光を発光する発光体を設けることとしたので、発光体の取り替えが容易になり、汎用性を高めることができる。また、装置外部にある発光体を有効に利用して、装置内部には受光センサのみを組み込めばよいので、コスト低減を図ることもできる。
(8) 前記異物検出手段は、前記磁気記録媒体の挿入を待つ磁気記録媒体挿入待機状態、または、磁気記録媒体の挿入を検知した時に、異物検出を行うことを特徴とする(1)から(7)のいずれか記載の媒体処理装置。
本発明によれば、上述した異物検出手段は、磁気記録媒体の挿入を待つ磁気記録媒体挿入待機状態、または、磁気記録媒体の挿入を検知した時に、異物検出を行うこととしたので、媒体処理装置が使用されるたびに異物検出が行われることになり、不正読取防止機能(セキュリティ性)を向上させることができる。
(9) 前記磁気記録媒体は、磁気ストライプを有するカードであって、前記異物検出手段による検出領域は、前記磁気ストライプの通過経路に対峙した領域であることを特徴とする(1)から(8)のいずれか記載の媒体処理装置。
本発明によれば、異物検出手段による検出領域は、磁気記録媒体(磁気カード)表面に設けられた磁気ストライプの通過経路に対峙した領域であることとしたので、不正読取防止機能の正確性を高めることができる。すなわち、一般的な磁気カードでは、磁気ストライプの位置は規格によって定められていることから、当然、異物も磁気ストライプの通過経路近傍に設けられることが多い。従って、磁気ストライプの通過経路に対峙した領域を、異物検出手段による検出領域とすることで、異物が取り付けられていることをより正確に検出することができる。
(10) 前記異物検出手段が異物を検出した場合に、利用者又は上位装置に警告を通知するか又は前記磁気記録媒体に対する処理を中止することを特徴とする(1)から(9)のいずれか記載の媒体処理装置。
本発明によれば、上述した異物検出手段が異物を検出した場合に、利用者又は上位装置に警告を通知するか、或いは、磁気記録媒体に対する処理を中止することとしたので、磁気記録媒体に記録された情報が異物によって読み取られるのを事前に防ぎ、ひいては不正読取防止機能を向上させることができる。
本発明に係る媒体処理装置によれば、異物を検出するためのセンサの存在を外部から認識し難くして、不正読取防止機能を向上させることができる。また、外光に起因した誤検出を減らして、異物検出に対する信頼性を高めることができる。
以下、本発明を実施するための最良の形態について、図面を参照しながら説明する。
[機械構成]
図1(a)は、本発明の実施の形態に係るカードリーダ1の機械構成を示す斜視図である。図2は、図1(a)に示すカードリーダ1を正面から見たときの正面図及びこれを上から見たときの平面図である。なお、本実施形態では、媒体処理装置としてカードリーダを採用するが、本発明は、これに限定されるものではない。また、図1(a)及び図2では、カードリーダ1のフロント部分に着目している。
図1(a)において、カードリーダ1は、磁気カードが挿入又は排出される開口10aが形成され、装置の外部と内部を仕切るフロントパネル10を有している。なお、図1(a)の斜視図では、装置ケースを外していることから装置の内部が視認できるようになっているが、一般に装置ケースが付けられている場合には、フロントパネル10よりも装置の内部側は視認できない状態になっている。また、開口10aは、磁気カードを挿入・排出するためのカードスロットとして機能する。
なお、フロントパネル10は、装置の内部と外部を仕切り、開口10aから磁気カードの挿入・排出を許容しうるものであれば、その範囲,形状,大きさなど如何なるものであってもよい。例えば、開口10aを含む開口部(スロット)は、図1(b)に示すように、図1(a)に示す形状であってもよいし、図1(c)に示すように、開口部が平面状になっていてもよい。また、後述するフォトリフレクタ50(図3参照)の位置については、開口近傍が好ましいが(図1(d)の真ん中のフォトリフレクタ50の位置参照)、その他、図1(d)に示すように、開口から離れていても構わない(図1(d)の上下のフォトリフレクタ50の位置参照)。
装置の内部には、磁気カードに対して情報の書込み又は読取をする磁気ヘッドが設けられている。磁気ヘッドは、図1(a)又は図2では視認し得ないが、搬送路を介して搬送ローラ材11の下方に配置されている。そして、磁気カード上の磁気ストライプに接触・摺動することによって、情報の書込み又は読取を行うことができる。なお、磁気ヘッドの構成としては、例えば、磁気ギャップ(磁気スペーサ)を挟んで対向配置された磁気コアと、磁気コアに巻回されたライト用巻き線と、磁気コアに巻回されたリード用巻き線と、これらを格納するケースと、から構成される。
開口10aに磁気カードが挿入されると、磁気カードの幅方向の長さを検出する幅検知スイッチ15(図2(b)参照)がONになる。そうすると、シャッタソレノイド12(図2(a)参照)の動作によって、搬送路を閉じているシャッタ18(後述する図3参照)が開くとともに、シャッタ開閉スイッチ14(図2(a)参照)がONされ、搬送路に設けられた取り込みローラ16(図2(b)参照)の回転動作が開始されて、磁気カードがカードリーダ1内部に取り込まれることになる。カードリーダ1では、このようにして磁気カードの取込動作を実現している。
ここで、図1(a)に示すように、カードリーダ1のフロントパネル10前方に、磁気カードに記録された情報を不正に読み取る装置(スキマー)20が取り付けられた場合を考える。本実施形態に係るカードリーダ1では、このスキマー20が取り付けられていることを検出するための異物検出手段の一例として、後述するフォトリフレクタ50(図3参照)が設けられている。そして、このフォトリフレクタ50を外部から視認困難にするために、図1(a)及び図2(a)に示すように、フロントパネル10の一部に、可視光を遮光する遮光フィルタ13が設けられている。フォトリフレクタ50及び遮光フィルタ13の位置関係について、図3を用いて詳述する。
図3は、図1(a)に示すカードリーダ1を、遮光フィルタ13及びスキマー20を含むように縦に切断したときの縦断面図である。なお、図1(a)及び図2では、シャッタ18を開閉するトリガとして、幅検知スイッチ15を用いることとしたが、図3では、このトリガとして、予め磁気カードに情報(磁気データ)が存在するか否かをチェックするプリヘッド17(磁気ヘッド)を更に用いている(例えば、磁気データが書き込まれる前の新券等が挿入された場合、プリヘッド17は磁気データが存在しないカードであると認識してしまい、取引ができない虞があるため、幅検知スイッチ15とプリヘッド17を併用している)。
図3に示すように、カードリーダ1のフロントパネル10の前方(図3では左側)には、磁気カードに記録された情報を不正に読み取るための磁気ヘッド21を有するスキマー20が取り付けられている。一般に、磁気カード表面上の磁気ストライプの位置は、ISO規格によって規定されており、また、これに搬送路の高さを併せて考慮すれば、スキマー20が配置される位置を推定することは可能である。
従って、スキマー20が取り付けられていることを検出するフォトリフレクタ50を、図3に示す位置に配置する。すなわち、フォトリフレクタ50による検出領域は、磁気ストライプの通過経路に対峙した領域である。なお、その配置される位置はプリヘッド17の前方であることが好ましい。また、異物検出手段の他の例として、例えばフォトダイオード(フォトトランジスタ)とLEDの組み合わせであっても構わないが、本実施形態のように、異物検出手段としてフォトリフレクタ50を採用することで、実装スペースを小さくすることができる。なお、フォトリフレクタ50のLED光源は、赤外線LEDとする。赤外線LEDを用いることにより、犯罪者に、フォトリフレクタ50が発光していることを認識されないで済む。また、フォトリフレクタ50の受光センサ50b(後述する図6参照)には、赤外光以外の波長の光をカットするコーティングが施されていてもよい。これにより、外部から受光センサ50bに入射する赤外光以外の光をカットすることができる。
フォトリフレクタ50の前方には、可視光をカットし、赤外光を通過させる遮光フィルタ13が配置されている。具体的には、図4に示すように、フロントパネル10の一部として後から嵌め込まれるようになっている(図中の矢印X参照)。図4は、図1(a)に示すカードリーダ1において、遮光フィルタ13を嵌め込む様子を示す図である。
なお、本実施形態では、遮光フィルタ13はフロントパネル10の一部に(或いは一部として)設けられているが、例えば図5に示すように、フロントパネル10のうち開口10aの一部を形成する下部(拡開部或いはスロート部)全体に設けられていても構わない。図5は、遮光フィルタ13の他の配置形態を示す図である。図5(a)に示すように、下部全体を遮光フィルタ13とした場合には、これをフロントパネル10に取り付けた際(図中の矢印Y参照)、犯罪者は、どの部分が遮光フィルタなのかを認識できなくなる(図5(a)→図5(b)参照)。これにより、セキュリティ性を向上させることができる。
以上説明したように、図1(a)〜図5に示すカードリーダ1の機械構成によれば、遮光フィルタ13の存在によって、外部からフォトリフレクタ50を視認しようとしても困難になる。従って、フォトリフレクタ50の存在が外部から認識される可能性は低くなり、不正読取防止機能(セキュリティ性)を向上させることができる。次に、カードリーダ1において、フォトリフレクタ50を動作させる電気的構成について詳述する。
[電気的構成]
図6は、フォトリフレクタ50周辺の電気回路を示すブロック図である。LEDオン/オフ制御回路51,A/Dコンバータ回路53及びCPU54は、カードリーダ1のコントロールボード(図示せず)に配置されており、これら以外の電気要素は、図3に示すセンサ基板60に配置されている。なお、例えば図6中のオペアンプOP(Operational Amplifier)を上述のコントロールボードに配置するなど、これらの電気的な配置態様については、如何なるものであってもよい。
図6において、フォトリフレクタ50は、赤外光を発光する発光体50aと、赤外光を受光する受光センサ50bと、から構成される。発光体50aのカソードは、トランジスタTRのコレクタ端子に接続されている。トランジスタTRのベース端子には、ベース抵抗Rを介して、LEDオン/オフ制御回路51からの制御信号が入力されるようになっている。トランジスタTRのベース端子とエミッタ端子との間には、トランジスタTRへの入力がオープン状態になるのを防ぐためのプルダウン抵抗Rが接続されており、トランジスタTRのエミッタ端子は、アース接続されている。なお、発光体50aのアノードは、負荷抵抗Rを介して電源52と接続されている。
一方で、受光センサ50bのアノードは、アース接続されるとともに、受光センサ50bのカソードは、オペアンプOPの反転入力端子に接続されている。なお、オペアンプOPの非反転入力端子はアース接続されている。また、オペアンプOPの反転入力端子と出力端子の間には、帰還抵抗RとコンデンサCの並列回路が接続されている。そして、オペアンプOPのセンサ出力は、A/Dコンバータ回路53を通過してデジタル化され、CPU54に入力されるようになっている。
なお、LEDオン/オフ制御回路51は、発光体50aによる発光を制御する発光制御部の一例として機能する。また、CPU54は、発光体50aによる発光と受光センサ50bによる受光とを比較する比較部の一例として機能する。
以上説明した電気的構成に基づいて、フォトリフレクタ50による異物検出の流れについて図7及び図8を用いて詳述する。図7は、異物検出の流れを説明するためのフローチャートである。図8は、異物検出の際、CPU54で検出されるフォトリフレクタ50のセンサ出力を示す波形図である。なお、図8(a)は、スキマー20がある場合の波形図、図8(b)は、スキマー20がない場合の波形図、図8(c)は、外部光によって誤検出が生じている場合の波形図、図8(d)は、外部光はあるが誤検出は生じていない場合の波形図を示している。以下では、まず、スキマー20が取り付けられている場合について説明する。
図7において、まず、検出回数を示す変数のカウントアップが行われる(ステップS1)。より具体的には、LEDオン/オフ制御回路51は、自己の内部にあるメモリ(RAMなど)の記憶領域において、変数Ndを1だけカウントアップ(インクリメント)する。これにより、初期値0の変数Ndに1が代入される。
次に、LEDオン/オフ制御回路51は、不定(不定期)間隔だけ待機した後(ステップS2)、LED点灯処理を行う。より具体的には、LEDオン/オフ制御回路51は、例えば自己の内部にある乱数発生器などを利用して、複数のランダムな時間間隔(T秒間,T秒間,T秒間,T秒間,・・・)を決定し(メモリに記憶しておき)、その決定された時間間隔のうちで最初の時間間隔(T秒間)が経過するまで待機する。その後、最初の時間間隔が経過したと判定した場合には、トランジスタTRに制御信号(ON信号)を送信し、トランジスタTRをオンし、発光体50aにコレクタ電流を流す。これにより、発光体50aは点灯することになる(ステップS3)。
次に、LED点灯回数を示す変数Nonのカウントアップが行われる(ステップS4)。より具体的には、ステップS1と同様にして、自己の内部にあるメモリの記憶領域において、変数Nonのカウントアップが行われる。これにより、初期値0の変数Nonに1が代入される。
次に、受光センサ50bの出力計測が行われる(ステップS5)。より具体的には、LEDオン/オフ制御回路51によってLEDが点灯されたとき、CPU54は、オペアンプOP及びA/Dコンバータ回路53を介して得られるフォトリフレクタ50のセンサ出力(デジタルデータ)を検出する。
次に、ステップS5で計測されたセンサ出力(出力レベル)が、所定スライスレベル(所定電圧)以上か否かが判断される(ステップS6)。より具体的には、CPU54が、所定スライスレベル以上か否かを判断する。
ここで、上述したように、今スキマー20が取り付けられている場合を考えていることから、ステップS6の処理ではYESの結果が得られる。すなわち、図8(a)に示すように、LEDが最初に点灯(ON)した直後、CPU54はフォトリフレクタ50のセンサ出力を検出するが(図中の矢印A参照)、スキマー20からの反射光があるため、所定スライスレベル以上と判定され、ステップS6の処理ではYESの結果が得られることになる。
次に、LEDオン/オフ制御回路51は、不定間隔だけ待機した後(ステップS10)、LED消灯処理を行う(ステップS11)。より具体的には、LEDオン/オフ制御回路51は、上述した時間間隔Tが経過するまで待機し、その後、時間間隔Tが経過したと判定した場合には、トランジスタTRへの制御信号の送信を止める(すなわちOFF信号を送信する)。そうすると、トランジスタTRはオフし、発光体50aへコレクタ電流は供給されなくなり、発光体50aは消灯することになる(ステップS11)。
次に、ステップS4及びステップS5と同様にして、LED消灯回数を示す変数Noffのカウントアップが行われ(ステップS12)、受光センサ50bの出力計測が行われる(ステップS13)。そして、ステップS13で計測されたセンサ出力(出力レベル)が、所定スライスレベル(所定電圧)以下か否かが判断される(ステップS14)。より具体的には、CPU54が、所定スライスレベル以下か否かを判断する。
ここで、上述したように、今スキマー20が取り付けられている場合を考えていることから、ステップS14の処理ではYESの結果が得られる。すなわち、図8(a)に示すように、LEDが点灯(ON)して最初に消灯(OFF)した直後、CPU54はフォトリフレクタ50のセンサ出力を検出するが(図中の矢印B参照)、スキマー20からの反射光は消え、また、図8(a)では外部光によるレベルシフト(外部光によって、センサ出力全体が一定値だけ上昇すること)は想定していないことから、所定スライスレベル以下と判定され、ステップS14の処理ではYESの結果が得られることになる。なお、外部光によるレベルシフトがある場合の対応策は、図9を用いて後述する。
次に、検出回数を示す変数Ndが所定の規定値以上か否かが判断される(ステップS18)。より具体的には、LEDオン/オフ制御回路51は、変数Nd(現在の値は1)が、所定の規定値以上か否かを判断する。なお、図7では、所定の規定値として4を採用しているので、最初のステップS18の処理ではNOとなり、処理はステップS1に移行する。その後、ステップS1〜ステップS6、ステップS10〜ステップS14、ステップS18の処理が、合計3回繰り返されることになる。ステップS5及びステップS13におけるセンサ出力の計測だけに着目すれば、図8(a)に示すように、矢印Aと矢印Bが1回目、矢印C及び矢印Dが2回目、矢印E及び矢印Fが3回目、矢印G及び矢印Hが4回目の計測となる。
4回目の計測が終了して、ステップS18の処理でYESとなった場合(検出回数を示す変数Ndが4となっている場合)、CPU54は、カードリーダ1にスキマー20が取り付けられていると判定する(ステップS19)。このようにして、スキマー20が取り付けられていることを検出する。
なお、スキマー20が取り付けられていると検出した場合には、本実施形態では、上位装置(ATMなど)に警告を通知する。また、CPU54とLEDオン/オフ制御回路51とは、適宜情報の送受信が可能となっており、異物検出に必要なデータをやり取りすることは可能である。また、図7に示すフローチャートでは、1回1回フォトリフレクタ50のセンサ出力が所定スライスレベル以上(或いは以下)か否かを判断しているが(ステップS6及びステップS14参照)、例えば、CPU54にメモリ(RAMなど)を接続し、一旦メモリにデータを蓄積させた後、最後に一括して判断するようにしても構わない。
次に、図7及び図8(b)を用いて、スキマー20が取り付けられていない場合について説明する。なお、ステップS1〜ステップS6、ステップS10〜ステップS14の処理の詳細については、上述同様であるので省略する。
図7において、まず、ステップS1〜ステップS5の処理が行われる。そして、ステップS6の処理では、今スキマー20が取り付けられていない場合を考えていることからNOの結果が得られる。すなわち、図8(b)に示すように、LEDが最初に点灯(ON)した直後、CPU54はフォトリフレクタ50のセンサ出力を検出するが(図中の矢印A参照)、スキマー20からの反射光がないため、所定スライスレベル以下と判定され、ステップS6の処理ではNOの結果が得られることになる。
次に、LED点灯回数を示す変数Nonが所定の規定値以上か否かが判断される(ステップS7)。より具体的には、LEDオン/オフ制御回路51は、変数Non(現在の値は1)が、所定の規定値以上か否かを判断する。なお、図7では、所定の規定値として4を採用しているので、最初のステップS7の処理ではNOとなり、発光体50aが消灯した後(ステップS9)、処理はステップS2に移行する。
その後、ステップS2〜ステップS6の処理が、合計3回繰り返されることになる。ステップS5におけるセンサ出力の計測だけに着目すれば、図8(b)に示すように、矢印Aが1回目、矢印Bが2回目、矢印Cが3回目、矢印Dが4回目となる。
4回目の計測が終了して、ステップS7の処理でYESとなった場合(LED点灯回数を示す変数Nonが4となっている場合)、CPU54は、カードリーダ1にスキマー20が取り付けられていないと判定する(ステップS8)。このようにして、スキマー20が取り付けられていることを検出する。
次に、図7及び図8(c)を用いて、外部光によって誤検出が生じている場合について説明する。この誤検出は、時間間隔が不定間隔ではなく、定期的な間隔になっている場合に生ずるものである。すなわち、LEDオン/オフ制御回路51において、定期的な時間間隔(T秒間,T秒間,T秒間,T秒間,・・・)が決定されているものとする。
図8(c)の上段に示すように、外部から(或いは遮光フィルタ13の隙間から)パルス状の光が受光センサ50bに入射されているものとする。このような状態において、図7に示す処理を実行すると、誤検出が生じることになる。
具体的に説明すると、図8(c)の下段に示すように、フォトリフレクタ50のセンサ出力は、図8(c)の上段に示す外部光によって、パルス状に変化している。従って、図8(c)の中段において、LEDが最初に点灯(ON)した直後(図7の1回目のステップS3)、CPU54はフォトリフレクタ50のセンサ出力を検出するが(図中の矢印A参照)、パルス状の外部光があるため、所定スライスレベル以上と判定され、ステップS6の処理ではYESの結果が得られることになる。その後、図8(c)において、LEDが点灯(ON)して最初に消灯(OFF)した直後、CPU54はフォトリフレクタ50のセンサ出力を検出するが(図中の矢印B参照)、このときパルス状の外部光もオフとなっており(図8(c)上段参照)、また、図8(c)では外部光によるレベルシフトは想定していないことから、所定スライスレベル以下と判定され、ステップS14の処理ではYESの結果が得られることになる。なお、あとは図8(a)を用いて説明した場合と同様に、ステップS5及びステップS13におけるセンサ出力の計測では、矢印Aと矢印Bが1回目、矢印C及び矢印Dが2回目、矢印E及び矢印Fが3回目、矢印G及び矢印Hが4回目となる。
このように、図8(c)ではカードリーダ1にスキマー20が取り付けられていない場合を想定しているにも拘らず、図8(a)と同様に、スキマー20が取り付けられていると誤検出してしまう。そこで、図8(d)に示すように、複数のランダムな時間間隔(T秒間,T秒間,T秒間,T秒間,・・・)を用いる。これにより、図8(c)で生じるような誤検出を回避することができるようになる。
より具体的に説明すると、まず、図8(d)の上段に示すように、外部から(或いは遮光フィルタ13の隙間から)パルス状の光が受光センサ50bに入射されているものとする。センサ出力の1回目の計測時、すなわち図7の1回目のステップS5及びステップS13の処理の際(図8(d)に示す矢印A及び矢印B参照)には、それぞれ所定スライスレベル以上及び所定スライスレベル以下となるため、処理はステップS1に移行する。
ところが、センサ出力の2回目の計測時、すなわち図7の2回目のステップS5及びステップS13の処理の際(図8(d)に示す矢印C及び矢印D参照)には、計測されたセンサ出力は所定スライスレベル以下とならない(図8(d)に示す矢印D参照)。これにより、2回目のステップS14の処理でNOの結果が得られることから、2回目のステップS14の処理の後、ステップS18ではなくステップS15の処理に移行する。
従って、例えば、LED点灯回数を示す変数Noffに関する規定値を1としておけば、この段階でステップS16の処理に移行し、スキマー20は取り付けられていないという正しい検出を行うことが可能になる。なお、ここでは上述の規定値を1としたが、これが2以上であっても構わない。
以上説明したように、図7及び図8によれば、カードリーダ1にスキマー20が取り付けられているか否かを正確に判定することができる。特に、図8(d)を用いて説明したように、発光体50aをランダム(又は擬似ランダム)の時間間隔で点滅発光させる一方で、受光センサ50bが発光体50aの点滅発光と一致する時間間隔で非可視光を受光した場合に、フロントパネルの外側に異物が取り付けられたと判定することとしたので、パルス状の外部光が受光センサ50bに入射されたとしても、的確に異物検出を行うことができる。
次に、外部から太陽光などの等連続レベル(定常状態)の光が(例えば遮光フィルタ13の隙間から)入射して、かつ、スキマー20が取り付けられている場合を考える。この場合、フォトリフレクタ50のセンサ出力は、全体的に外部光の分だけレベルシフトされる(外部光によりセンサ出力全体が一定値だけ上昇する)。従って、LEDを消灯した際の受光センサ50bの出力計測(図7のステップS13)が正しくできない場合がある。そこで、図7のステップS6及びステップS14において判断基準にしている所定スライスレベルを変更する更新処理を行うことを考える。
図9は、スライスレベルを更新させる様子を示す波形図である。特に、図9(a)は、発光体50aの点灯タイミングを示す波形図であって、図9(b)は、スライスレベル更新前の波形図であって、図9(c)は、スライスレベル更新後の波形図である。また、図10は、スライスレベルを更新させる際の情報処理の流れを示すフローチャートである。
図7及び図9(b)において、図7の1回目のステップS5及びステップS13の処理(出力計測)の際(図9(b)に示す矢印A及び矢印B参照)に、前者は、所定スライスレベル(スライスレベルP)以上となるが、後者は、外部光によるレベルシフトが原因で所定スライスレベル(スライスレベルQ)以下とならない(図9(b)参照)。従って、前者は、ステップS6の判断処理において、ステップS10に処理が移行するが(ステップS6:YES)、後者は、ステップS14の判断処理において、ステップS18ではなくステップS15に処理が移行することになる(ステップS14:NO)。そして、このステップS14からステップS15への移行が所定回数だけ繰り返されると、最終的に、ステップS15の判断処理においてYESとなり、カードリーダ1にはスキマー20が取り付けられていないと判定されてしまうが(ステップS16)、これは、誤検出である。
そこで、図7に示すフローチャートで「検査開始」の前に、図10に示す情報処理(所定スライスレベルの更新処理)を行う。具体的には、まず、LEDを消灯した後(ステップS21)、受光センサの出力を計測する(ステップS22)。
ここで、センサ出力が書き換え可能なレベルか否かが判断される(ステップS23)。具体的には、スライスレベルの更新で外部光によるレベルシフトに対応できる程度かどうかが判断される。センサ出力が書き換え可能なレベルではない場合、すなわち外部光の入射があまりに大きい場合には、スキマー20は取り付けられていないと判定し、検出ルーチンを終了する(ステップS24)。一方で、出力が書き換え可能なレベルである場合には、スライス値(スライスレベル)が更新される(ステップS25)。
具体的には、図9(c)に示すように、受光センサ50bの出力計測が行われる前のタイミングOにおいて、スライスレベルが更新される。これにより、ONと判定するスライスレベルP(図9(b)参照)はスライスレベルR(図9(c)参照)になり、OFFと判定するスライスレベルQ(図9(b)参照)はスライスレベルS(図9(c)参照)になる。その結果、スライスレベル更新前の波形図では、矢印B,矢印D,矢印F,矢印Hの出力計測で誤検出(「判定NG」)となっていたものが(図9(b)参照)、スライスレベル更新後の波形図では、矢印B,矢印D,矢印F,矢印Hの出力計測で正常検出(「判定OK」)となる(図9(c)参照)。
このようにして、スライスレベルを適当な値に更新した後に(図10のステップS25)、出力計測が行われるようにしておけば(図10のステップS26)、カードリーダ1にスキマー20が取り付けられているにも拘らず、外部光の悪影響で取り付けられていないと判定されてしまうのを防ぐことができる。
図11は、フォトリフレクタ50の故障診断についての概要を説明するための概要図である。
図11において、発光体(LED)50a及び受光センサ(フォトセンサ)50bの前方には、カバー30(図1での遮光フィルタ13)が配置されている。このカバー30(図1での遮光フィルタ13)は、赤外線を透過する材質を用いて作成しているが、僅かにカバー30(図1での遮光フィルタ13)での反射光が存在する。従って、この反射光を受光センサ50bによって検出することで、故障診断することができる。
図12は、フォトリフレクタ50の故障診断を行う際の情報処理の流れを示すフローチャートである。
図12において、例えば装置電源の立ち上げ時や不定期時に、まず発光体(LED)50aを点灯させる(ステップS31)。その直後、受光センサ50bのセンサ出力を計測する(ステップS32)。このときの計測値をS1とする。次に、発光体50aを消灯させる(ステップS33)。その直後、受光センサ50bのセンサ出力を計測する(ステップS34)。このときの計測値をS0とする。なお、ステップS31及びステップS33の発光体制御については、上述同様LEDオン/オフ制御回路51が行い、ステップS32及びステップS34の出力計測については、上述同様CPU54が行う。
ここで、計測値(S1−S0)が規定値以上か否かがCPU54によって判断される。S1―S0という減算処理を行うのは、外部光の悪影響(レベルシフト)をキャンセルするためである。規定値以上と判定された場合には、発光体50aのオン・オフに応じて受光センサ50bのセンサ出力が正常に計測されていることから、正常と判断して自己診断を終了する(ステップS37)。一方で、規定値に達しないと判定された場合(発光体50aをオンしたときもオフしたときも、受光センサ50bのセンサ出力がほとんど変わらない場合)には、センサ故障が発生したと判定して上位装置にアラームを送信する(ステップS36)。
このように、発光体50aを発光させて、受光センサ50bの受光出力(センサ出力)が規定値以下である場合に(ステップS35:NO)、自己に異常が発生したと判定することとしたので、カードリーダ1に受光センサ50bの故障自己診断機能を付加することができる。
[実施形態の効果]
以上、図1(a)〜図12を用いて説明したように、カードリーダ1では、スキマー20を検知するセンサとして、フォトリフレクタ50を、フロントパネル10の少なくとも一部に設けられた遮光フィルタ13よりも装置内部側に配置したので、外部からフォトリフレクタ50を視認するのが困難になり、ひいては不正読取防止機能(セキュリティ性)を向上することができる。また、フォトリフレクタ50をスキマー20内の磁気ヘッド21(図3参照)の位置に合わせて配置しているので、スキマー20の検出精度を向上させることができる。また、フォトリフレクタ50では赤外光が発光するようにしているので、犯罪者はセンサ光を肉眼で認識できず、センサの存在に気付かれるのを防ぐことができる。また、開口10aの下部全体を遮光フィルタ13とすることによって、センサの存在に気付かれるのをより確実に防ぐことができる。さらに、図7〜図10を用いて説明したように、外部光(パルス状の外部光や等連続レベルの外部光)の悪影響を防ぐこともできるし、図11及び図12を用いて説明したように、故障自己診断機能を発揮することもできる。
[変形例]
上述したカードリーダ1では、発光体50aを装置(遮光フィルタ13)の内部に設けることとしたが、例えば、装置の外部に設けても構わない。すなわち、遮光フィルタ13は非可視光を透過させるとともに、フォトリフレクタ50は非可視光を受光する受光センサ50bより構成され、装置の外部に非可視光発光体50aを設けてもよい。これにより、上述同様に不正読取防止機能を向上しつつ、発光体50aの取り替えが容易になる。
また、上述したカードリーダ1では、磁気カードが挿入される磁気カード挿入待機状態に、異物検出を行うこととしているが、勿論、磁気カードの挿入を検知する度に、異物検出を行うようにしてもよい。これにより、より頻繁に異物検出が行われるようになり、ひいてはセキュリティ性を向上させることができる。
また、上述したカードリーダ1では、CPU54が異物(スキマー20)を検出した場合に、上位装置に警告を通知することとしたが、例えば、取り込まれた磁気カードを排出する前に、図示しないディスプレイなどを使用して、磁気カードの情報が不正に読取られた旨の警告を利用者に通知することとしてもよいし、また、磁気カードに対する処理を中止することとしてもよい。例えば、シャッタ18をクローズにしたままにしてもよい。これにより、磁気カードがカードリーダ1内に完全に挿入することはないため、磁気カードに記録された情報が完全に読み取られるのを防ぐことができる。
また、上述したカードリーダ1は、モータ式のカードリーダであるが、例えば、DIP式のカードリーダに適用しても構わない。図13は、フォトリフレクタ50をDIP式のカードリーダ1Aに取り付けた様子を示す図である。この場合も、カードリーダ1と同様に、フォトリフレクタ50による検出領域は、磁気ストライプの通過経路に対峙した領域である。なお、その配置される位置はプリヘッドの前方が好ましい(図13参照)。
なお、図13に示すDIP式のカードリーダだけでなく、例えば、スワイプ型のカードリーダに実装することとしてもよい。図14は、フォトリフレクタ50をスワイプ式のカードリーダ1Bに取り付けた様子を示す図である。この場合、フォトリフレクタ50は、カードスワイプ方向の挿入側であって、しかも、磁気ヘッドが実装される側に配置されることになる(図14参照)。
本発明に係る媒体処理装置は、不正読取防止機能を向上させるとともに、外光に起因した誤検出を減らして信頼性を高めることが可能なものとして有用である。
本発明の実施の形態に係るカードリーダの機械構成を示す斜視図である。 図1に示すカードリーダを正面から見たときの正面図及びこれを上から見たときの平面図である。 図1に示すカードリーダを、遮光フィルタ及びスキマーを含むように縦に切断したときの縦断面図である。 図1に示すカードリーダにおいて、遮光フィルタを嵌め込む様子を示す図である。 遮光フィルタの他の配置形態を示す図である。 フォトリフレクタ周辺の電気回路を示すブロック図である。 異物検出の流れを説明するためのフローチャートである。 異物検出の際、CPUで検出されるフォトリフレクタのセンサ出力を示す波形図である。 スライスレベルを更新させる様子を示す波形図である。 スライスレベルを更新させる際の情報処理の流れを示すフローチャートである。 フォトリフレクタの故障診断についての概要を説明するための概要図である。 フォトリフレクタの故障診断を行う際の情報処理の流れを示すフローチャートである。 フォトリフレクタをDIP式のカードリーダに取り付けた様子を示す図である。 フォトリフレクタをスワイプ式のカードリーダに取り付けた様子を示す図である。
符号の説明
1 カードリーダ
10 フロントパネル
10a 開口
11 搬送ローラ材
12 シャッタソレノイド
13 遮光フィルタ
14 シャッタ開閉スイッチ
15 幅検知スイッチ
16 取り込みローラ
17 プリヘッド
18 シャッタ
50 フォトリフレクタ
50a 発光体
50b 受光センサ

Claims (10)

  1. 磁気記録媒体が挿入又は排出される開口が形成されるとともに、装置の外部と内部を仕切るフロントパネルと、
    装置の内部に設けられ、前記磁気記録媒体に対して情報の書込み又は読取をする磁気ヘッドと、
    前記フロントパネルの少なくとも一部に設けられるとともに、可視光を遮光する遮光フィルタと、
    前記遮光フィルタよりも装置の内部側に設けられて、装置の外部に異物が取り付けられていることを検出する異物検出手段と、を備えることを特徴とする媒体処理装置。
  2. 前記異物検出手段は、非可視光を発光する発光体と、非可視光を受光する受光センサと、から構成され、前記遮光フィルタは、非可視光を透過させることを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
  3. 前記非可視光は、赤外光であることを特徴とする請求項2記載の媒体処理装置。
  4. 前記異物検出手段は、さらに、前記発光体による発光を制御する発光制御部と、前記発光体による発光と前記受光センサによる受光とを比較する比較部と、を有することを特徴とする請求項2又は3記載の媒体処理装置。
  5. 前記異物検出手段は、前記発光体をランダム又は擬似ランダムの時間間隔で点滅発光させる一方で、前記受光センサが前記発光体の点滅発光と一致する時間間隔で非可視光を受光した場合に、前記フロントパネルの外側に異物が取り付けられたと判定することを特徴とする請求項2から4のいずれか記載の媒体処理装置。
  6. 前記異物検出手段は、装置電源の立ち上げ時に、前記発光体を発光させて前記受光センサの受光出力が規定値以下である場合に、自己に異常が発生したと判定することを特徴とする請求項2から5のいずれか記載の媒体処理装置。
  7. 前記遮光フィルタは非可視光を透過させるとともに、前記異物検出手段は非可視光を受光する受光センサより構成され、装置の外部に非可視光発光体を設けたことを特徴とする請求項1記載の媒体処理装置。
  8. 前記異物検出手段は、前記磁気記録媒体の挿入を待つ磁気記録媒体挿入待機状態、または、磁気記録媒体の挿入を検知した時に、異物検出を行うことを特徴とする請求項1から7のいずれか記載の媒体処理装置。
  9. 前記磁気記録媒体は、磁気ストライプを有するカードであって、前記異物検出手段による検出領域は、前記磁気ストライプの通過経路に対峙した領域であることを特徴とする請求項1から8のいずれか記載の媒体処理装置。
  10. 前記異物検出手段が異物を検出した場合に、利用者又は上位装置に警告を通知するか又は前記磁気記録媒体に対する処理を中止することを特徴とする請求項1から9のいずれか記載の媒体処理装置。
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