JP3139988U

JP3139988U - カード取り忘れ防止装置

Info

Publication number: JP3139988U
Application number: JP2007008658U
Authority: JP
Inventors: 重夫鈴木; 明治稲垣
Original assignee: MEIELEC CO., LTD.
Current assignee: MEIELEC CO., LTD.
Priority date: 2007-10-12
Filing date: 2007-10-12
Publication date: 2008-03-13
Anticipated expiration: 2017-10-12

Abstract

【課題】カード取り忘れ防止機能を搭載していないカード情報読取装置において、後付け可能なカード取り忘れ防止機能を提供する。
【解決手段】カード情報読取装置（１）出口にカード（２）の有無を検知する光電センサ（３）を取り付け、カード（２）読み取り後、カード情報読取装置（１）出口に排出されたカード（２）が、一定時間放置された場合に、カード取り忘れ判定器（５）の内部回路にてカード（２）を取り忘れたと判断し、ブザー（６）や表示灯（７）等を動作させて取り忘れを通知する。光電センサ（３）は、検出距離が短いものを使用すれば、他の物体をカード（２）と誤認することを防止できる。
【選択図】図２ｂ

Description

本考案は、運転免許証リーダー等のカード情報読取装置（１）の出口における、読み取り後のカード（２）を取り忘れて離れることを防止する、後付け可能な装置に関するものである。

従来のカード情報読取装置（１）には、カード（２）の取り忘れを防止する機能を搭載するものもあるが、この機能を搭載しない装置において、重要なカード（２）を取り忘れるトラブルが発生している。

考案が解決しようとする課題

カード取り忘れ防止機能を搭載していない装置において、本考案の装置を後付けすることにより、取り忘れを防止することを目的とする。

課題を解決するための手段

考案されたカード取り忘れ防止装置は、図１、図２ａ、図２ｂに示すように、カード情報読取装置（１）出口に設置するカード検知手段（Ａ）と、カード（２）が取り忘れられているかを判定するカード取り忘れ判定手段（Ｂ）と、取り忘れていることを通知するカード取り忘れ通知手段（Ｃ）により上記課題を解決する。

カード検出手段（Ａ）には、光電センサ（透過型、反射型）、超音波センサ、近接センサ、レーザ変位センサ等が利用できる。

カード取り忘れ判断手段（Ｂ）は、一定時間カード検知状態が持続した場合に取り忘れと判断させる。

カード取り忘れを通知する手段（Ｃ）は、取り忘れと判断した後、ブザーや表示灯で取り忘れを通知する。

考案の効果

今考案の装置は多くのカード情報読取装置（１）に後付け可能で、カード情報読取装置（１）内部を改造することなく、十分な機能を追加することができる。

以下に、本考案の実施形態の一例を図面に基づいて説明する。
カード情報読取装置（１）出口にカード（２）の有無を検知する光電センサ（３）を取り付け、カード（２）読み取り後、カード情報読取装置（１）出口に排出されたカード（２）が、一定時間放置された場合に、カード取り忘れ判定器（５）の内部回路にてカード（２）を取り忘れたと判断し、ブザー（６）や表示灯（７）等を動作させて取り忘れを通知する。
光電センサ（３）は、検出距離が短いものを使用すれば、他の物体をカード（２）と誤認することを防止できる。

カード情報読取装置（１）は、一般に、カード情報読み取り中は装置本体内にカード全体が収納され、読み取り後はカードを取り出しやすくするため、カードの一部（数センチ程度）を排出するものが多い。
図２ａでは、一部が排出された状態を表しており、この状態で光電センサ（３）は検知状態となる。

カード（２）は、キャッシュカード、クレジットカード、定期券、運転免許証、診察券、ＥＴＣカード、給油カード、鉄道用乗車カード等、多種多様なカードが該当する。

カード検知センサ（３）には、光電センサ（透過型、反射型）の他、超音波センサ、近接センサ、レーザ変位センサ等が利用できる。

カード検知センサ（３）に光電センサを用いる場合には、太陽光等の外乱光に影響を受けないように、光を定間隔のパルスで放出し、同じ間隔のパルスを受光した場合のみカード（２）と判断させる。この処理はカード取り忘れ判定器（５）の内部回路で行う。
カード（２）挿入時は、太陽光はカード（２）によって遮蔽されるので、正確に認識することができる。

一定時間放置された場合にカード（２）を取り忘れたと判断して通知するので、カード（２）を挿入する際は誤動作することはない。

必要に応じ、カード（２）を検知してから一定時間経過するまでは、カード（２）の抜き取りを促すため、音量の少ないブザー（６）等を鳴らす機能を付加できる。

ブザー（６）や表示灯（７）などでカード（２）の取り忘れに気付き、カード（２）が取り除かれると、ブザー（６）や表示灯（７）等の通知を停止する。

判断手段及び通知手段を、カード情報読取装置（１）の利用状況に応じて柔軟に変更することができる。

また、他の機器へ通知するための外部出力機能を付加することも可能である。

次に、図３に基づき、本考案の作用を説明する。
まず、ステップ（Ｆ１）では、カード（２）が挿入されているか否かを、カード検知センサ（３）で判定し、挿入されていれば次ステップ（Ｆ２）へ進み、挿入されていなければ、挿入されるまで何もしない。

そして、ステップ（Ｆ２）では、挿入後一定時間継続して検知しているか否かを、カード取り忘れ判定器（５）で判定し、継続検知していれば次ステップ（Ｆ３）へ進んで通知手段（通知ブザーと通知表示灯）を動作させる。検知していなければ何もせずにステップ（Ｆ１）に戻る。

通知手段動作後は次ステップ（Ｆ４）に進み、カード（２）が引き続き挿入されているか否かを、カード検知センサ（３）で判定し、挿入されていればそのまま通知手段を継続動作させ、挿入されていなければ（カードが取り除かれた状態）、次ステップ（Ｆ５）へ進んで通知手段の動作を停止する。

本考案の基本構成を示すブロック図本考案の全体構成を示すシステム図（上面図）本考案の全体構成を示すシステム図（正面図）本考案の動作フローチャート

符号の説明

１カード情報読取装置
２カード
３カード検知センサ（反射型光電センサ）
４カード検知ランプ
５カード取り忘れ判定器
６通知ブザー
７通知表示灯

Claims

カード情報読取装置において、読み取り後のカードの取り忘れを防止するために、カード出口に装着するカード検出手段と、カード取り忘れを判断する手段と、カード取り忘れを通知する手段を備えたことを特徴とする後付け可能なカード抜き忘れ防止装置。
前記カード検出手段には、光電センサ（透過型、反射型）、超音波センサ、近接センサ、レーザ変位センサ等が利用できる。
前記カード取り忘れ判断手段は、一定時間カード検出状態が持続した場合に取り忘れと判断することを特徴とする。
前記カード取り忘れを通知する手段は、取り忘れと判断した後、ブザーや表示灯で取り忘れを通知することを特徴とする。