JP2007264293A - プロジェクタ - Google Patents

プロジェクタ Download PDF

Info

Publication number
JP2007264293A
JP2007264293A JP2006089070A JP2006089070A JP2007264293A JP 2007264293 A JP2007264293 A JP 2007264293A JP 2006089070 A JP2006089070 A JP 2006089070A JP 2006089070 A JP2006089070 A JP 2006089070A JP 2007264293 A JP2007264293 A JP 2007264293A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
light source
light
projector
source lamp
reflector
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Granted
Application number
JP2006089070A
Other languages
English (en)
Other versions
JP4682896B2 (ja
Inventor
Katsuyuki Uehara
克幸 植原
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Seiko Epson Corp
Original Assignee
Seiko Epson Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Seiko Epson Corp filed Critical Seiko Epson Corp
Priority to JP2006089070A priority Critical patent/JP4682896B2/ja
Priority to US11/727,437 priority patent/US20070230180A1/en
Priority to CN2007100915640A priority patent/CN101046606B/zh
Publication of JP2007264293A publication Critical patent/JP2007264293A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP4682896B2 publication Critical patent/JP4682896B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G03PHOTOGRAPHY; CINEMATOGRAPHY; ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ELECTROGRAPHY; HOLOGRAPHY
    • G03BAPPARATUS OR ARRANGEMENTS FOR TAKING PHOTOGRAPHS OR FOR PROJECTING OR VIEWING THEM; APPARATUS OR ARRANGEMENTS EMPLOYING ANALOGOUS TECHNIQUES USING WAVES OTHER THAN OPTICAL WAVES; ACCESSORIES THEREFOR
    • G03B21/00Projectors or projection-type viewers; Accessories therefor
    • G03B21/14Details
    • G03B21/20Lamp housings
    • G03B21/2006Lamp housings characterised by the light source
    • G03B21/2026Gas discharge type light sources, e.g. arcs

Landscapes

  • Physics & Mathematics (AREA)
  • General Physics & Mathematics (AREA)
  • Projection Apparatus (AREA)
  • Liquid Crystal (AREA)
  • Non-Portable Lighting Devices Or Systems Thereof (AREA)

Abstract

【課題】光源装置が大型化することなく簡素な構造で、正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて光の利用効率を維持することのできるプロジェクタを提供すること。
【解決手段】本発明のプロジェクタは、光源装置本体41Aを備え、光源装置本体41Aは、一対の電極4112、および、一対の電極4112を内部に配置する発光管4111を有する光源ランプ411と、外装筐体に固定され光源ランプ411から放射された光束を一定方向に射出するリフレクタ412とを備え、光源ランプ411を支持し、プロジェクタの正置き姿勢または天吊り姿勢に応じて、リフレクタ412に対する光源ランプ411の位置を鉛直方向に変更可能とする光源ランプ支持部50を備えている。
【選択図】図2

Description

本発明は、プロジェクタに関する。
従来、光源装置と、光源装置から射出された光束を変調する光変調装置と、変調された光束を拡大投射する投射光学装置と、これらを内部に収納配置する外装筺体とを備えたプロジェクタが知られている。
このようなプロジェクタにおいて、光源装置としては、例えば一対の電極間で放電発光が行われる光源ランプと、光源ランプから放出された光束を一定方向に揃えて射出するリフレクタとを備えた放電発光型の光源装置が多用される。そして、このような光源装置では、発光に伴う発熱で光源ランプ内の温度が上昇して熱対流が生じ、光源ランプ内で上下に温度差が生じ、ガスの濃度分布が不均一になる。このため、一対の電極間に生じるアークが鉛直方向上側に湾曲し、アークの中心位置が一対の電極間の中心位置よりも鉛直方向上側にずれることとなる。
光源装置を組み立てる際には、リフレクタの所定位置(例えば、パラボラリフレクタであれば該パラボラリフレクタの焦点位置、楕円リフレクタであれば該楕円リフレクタの第1焦点位置)に、アークの中心位置が位置するように、リフレクタに対して光源ランプを取り付ける。
しかしながら、プロジェクタを正置き姿勢(机等の設置面上に載置した状態)、および天吊り姿勢(正置き姿勢に対して上下が逆となるように天井等から吊下げた状態)の双方に対応させた場合には、正置き姿勢と天吊り姿勢において光源装置の上下が逆になるためアークの湾曲方向が上下反対になる。
このため、光源装置を組み立てる際に、正置き姿勢で上述したようにリフレクタに対して光源ランプを取り付けると、天吊り姿勢でプロジェクタを用いた場合にアークの逆湾曲によってアークの中心位置がリフレクタの所定位置からずれてしまう。
このようにアークの中心位置がリフレクタの所定位置からずれた場合には、光源ランプから射出された光束の光軸が、光源装置の光路後段側に配設される光学系を辿る設計上の光軸からずれることとなる。このため、光源装置から射出された光束を光変調装置に効果的に照射させることができず、光の利用効率が低下してしまう。この場合、プロジェクタにより投射される投射画像の照度の劣化、照度比の悪化、および、色むらの発生等に繋がる恐れがある。
これに対し、プロジェクタの正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて、光の利用効率を維持することのできるプロジェクタが開示されている(例えば、特許文献1参照)。
特許文献1に記載のプロジェクタでは、メタルハライドランプおよびパラボラリフレクタ等からなるランプユニットを、光軸を中心軸とする円筒形状に形成している。また、ランプユニットが装着されるランプユニット装着部の内部形状をランプユニットの外形に対応する円筒形状に形成している。そして、ランプユニットをランプユニット装着部内において、光軸を中心軸として180度回動可能に構成している。このように構成することで、プロジェクタの姿勢(正置き姿勢および天吊り姿勢)に応じて、ランプユニットを回動させ、アークの中心位置をリフレクタの所定位置に位置付けている。
特開平8−314010号公報
しかしながら、特許文献1に記載のプロジェクタでは、プロジェクタの姿勢に応じてランプユニットを回動させる構造を採用しているため、プロジェクタの姿勢に応じた操作(ランプユニットの回動操作)に手間が掛かってしまう。
また、ランプユニット装着部に対してランプユニットを円滑に回動させるためには、回動機構を必要とし、光源装置が大型化してしまう。
したがって、光源装置が大型化することなく簡素な操作で、正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて光の利用効率を維持することのできる技術が要望されている。
本発明の目的は、光源装置が大型化することなく簡素な構造で、正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて光の利用効率を維持することのできるプロジェクタを提供することにある。
本発明のプロジェクタは、光源装置と、前記光源装置から射出された光束を変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された光束を拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置および前記投射光学装置を内部に収納配置する外装筺体とを備えたプロジェクタであって、当該プロジェクタは、所定位置に載置される正置き姿勢、および前記正置き姿勢に対して鉛直方向が逆の状態で配置される天吊り姿勢に設置可能に構成され、前記光源装置は、一対の電極、および、前記一対の電極を内部に配置する発光管を有する光源ランプと、前記外装筐体に固定され、前記光源ランプから放射された光束を一定方向に射出するリフレクタとを備え、前記光源ランプを支持し、当該プロジェクタの前記姿勢に応じて、前記リフレクタに対する前記光源ランプの位置を変更可能とする光源ランプ支持部を備えていることを特徴とする。
ここで、リフレクタとして、パラボラリフレクタおよび楕円リフレクタ等が挙げられる。
従来、光源装置を組み立てる際には、まず、プロジェクタを正置き姿勢に設置した状態で、リフレクタの焦点位置に光源ランプのアークの中心位置が配置されるように、光源ランプが組み込まれる。しかし、このプロジェクタを天吊り姿勢に設置した際には、光源ランプのアークの湾曲方向が上下逆となるため、アークの中心位置がリフレクタの焦点位置からずれてしまう。
しかしながら、本発明では、光源ランプ支持部は、プロジェクタの姿勢(正置き姿勢、天吊り姿勢)に応じて、リフレクタに対する光源ランプの位置を変更することができるように構成されている。このため、光源ランプ支持部によって、光源ランプの位置を移動させて、アークの中心位置をリフレクタの焦点位置に配置させることができる。
これにより、光源装置から射出された光束の光軸を光源装置の光路後段側に配設される光学系の設計上の光軸に合うように補正することができ、光源装置から射出された光束を光変調装置に効果的に照射することができる。従って、プロジェクタの姿勢に関わらず、光変調装置での光の利用効率を維持することができる。
また、本発明のプロジェクタは、光源ランプを移動させる構造であるので、従来のようにランプユニット全体を回動させる構造よりも小型に構成することができるといえる。従って、プロジェクタを大型化させることなく簡素な構造で、光変調装置の光の利用効率を維持することができる。
本発明では、前記光源ランプ支持部は、前記リフレクタに対する前記光源ランプの位置を鉛直方向に変更可能であることが好ましい。
ここで、アークは、発光管内の熱対流により常に鉛直方向上側に湾曲するため、プロジェクタの姿勢を正置き姿勢から天吊り姿勢に、または、天吊り姿勢から正置き姿勢に変更した際に、アークの中心位置とリフレクタの焦点位置の間に生じるずれは、常に鉛直方向に形成されることとなる。
これに対し、本発明によれば、光源ランプ支持部は、光源ランプの位置を鉛直方向に変更可能であることから、このプロジェクタの姿勢変更によって生じるアークの中心位置とリフレクタの焦点位置のずれに、十分に対応することができる。さらに、光源ランプ支持部は、光源ランプの位置を鉛直方向にのみ移動可能な構成であればよいので、プロジェクタの大型化をさらに抑制し、また、より簡素な構造で、光変調装置の光の利用効率を維持することができる。
本発明では、前記光源ランプの前記一対の電極間には、電圧印加時に放電発光によるアークが形成され、前記光源ランプ支持部は、前記プロジェクタの前記正置き姿勢時の前記リフレクタに対する前記アークの中心位置と、前記プロジェクタの前記天吊り姿勢時の前記リフレクタに対する前記アークの中心位置とが一致するように、前記光源ランプの位置を変更することが好ましい。
ここで、アークの湾曲形状は、プロジェクタの姿勢に関わらずほぼ同様であるため、アークの機械的中心線(一対の電極の各中心点を結ぶ線)からアークの中心位置までの距離も、プロジェクタの姿勢に関わらずほぼ一定である。従って、プロジェクタの姿勢変更後のアークの中心位置を、ある程度把握することができる。
これに対し、本発明では、プロジェクタの正置き姿勢時のリフレクタに対するアークの中心位置と、天吊り姿勢時のリフレクタに対するアークの中心位置とが一致するように、光源ランプ支持部が光源ランプの位置を変更する。前述したように、プロジェクタの姿勢変更後のアークの中心位置は、ある程度把握することができるので、光源ランプ支持部によるプロジェクタの姿勢変更に応じた光源ランプの移動量を予め設定しておくことで、プロジェクタの姿勢変更時に、アークの中心位置と焦点位置のずれを速やかに解消することができる。
このため、プロジェクタの姿勢変更時に、プロジェクタの使用者が、アークの中心位置とリフレクタの焦点位置との位置関係を監視しながら、光源ランプ支持部に光源ランプの位置を調整させる必要はない。従って、使用者の手間を要することなく、光変調装置の光の利用効率を維持することができる。
本発明では、前記リフレクタは、内部に前記発光管を配置する略椀形状を有し、当該リフレクタにより前記一定方向に射出される光束の射出側に形成され前記発光管の一端部を露出させる開口と、前記光束射出側とは反対側に形成され前記発光管の他端部が挿通する挿通孔とを備え、前記光源ランプ支持部は、前記開口から露出した前記発光管の一端部、および、前記挿入孔を挿通して前記リフレクタ外部に延出した前記発光管の他端部のうち、少なくともいずれかを支持していることが好ましい。
本発明によれば、光源ランプ支持部は、リフレクタの光束射出側の外部、および、光束射出側とは反対側の外部の少なくともいずれかにおいて、光源ランプの発光管を支持している。従って、光源ランプ支持部は、リフレクタ内部における光の放射および反射を妨害することなく、光源ランプを支持することができる。
さらに、例えば、リフレクタの光束射出側とは反対側外部において、光源ランプ支持部に発光管を支持させると、リフレクタから射出される光束が遮光されない。従って、この場合、光源ランプ支持部は、光変調装置での光の利用効率を低下させることなく光源ランプを支持することができる。また、例えば、リフレクタの光束射出側外部、および、光束射出側とは反対側外部の両側において、光源ランプ支持部に発光管を支持させることで、光源ランプを安定的に支持することができる。
本発明では、前記光源ランプ支持部は、射出側透光性支持部を備え、前記射出側透光性支持部は、透光性を有し、かつ、前記リフレクタの前記開口から露出した前記発光管の一端部を支持して、前記リフレクタに対する前記光源ランプの位置を変更可能としていることが好ましい。
本発明によれば、射出側透光性支持部は、透光性を有していることから、リフレクタから射出される光束を遮光することがない。従って、光源ランプ支持部は、光変調装置での光の利用効率を低下させることなく、光源ランプを支持することができる。
さらに、光源ランプが破裂した際に、当該光源ランプの破片を光源装置から外部に飛散しないようにする防爆ガラスが光源装置に設けられている場合には、当該防爆ガラスを光源ランプ支持部として利用することができる。この場合、新たに部品点数が増加することを防ぐことができる。
本発明では、前記光源装置から射出される光束の光路後段側に配設され、前記光束により前記光変調装置の画像形成領域を略均一に照明する均一照明光学装置を備え、前記均一照明光学装置は、入射光束の光軸に略直交する面内に配列された複数の第1小レンズを有し、当該複数の第1小レンズにより前記入射光束を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイと、前記第1レンズアレイの前記複数の第1小レンズに応じた複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイと、前記第2レンズアレイとともに、入射光束を前記光変調装置の前記画像形成領域に重畳させる重畳レンズとを備え、前記光源ランプ支持部は、射出側支持部を備え、前記射出側支持部は、前記リフレクタの前記開口から露出した前記発光管の一端部を支持する支持腕部を有し、前記リフレクタに対する前記光源ランプの位置を変更可能とし、前記支持腕部は、前記光源装置から射出された光束のうち、光束の光軸付近の光、および、前記第1レンズアレイの前記各第1小レンズの境界部に入射する光の光路内に配置されていることが好ましい。
ここで、光源装置から射出された光束の光軸付近は発光管の影となるため光量が少ない。さらに、光源装置から射出された光束のうち、第1レンズアレイの各第1小レンズの境界部に入射する光は、第1小レンズにより適切に部分光束として分割されないため、光変調装置の画像形成領域に到達しにくい。従って、光源装置から射出された光束のうち、光軸付近の光、および、第1レンズアレイの各第1小レンズの境界部に入射する光は、投射光学装置から投射される投射画像に利用されない場合が多い。
これに対し、本発明によれば、射出側支持部の支持腕部は、光源装置から射出された光束のうち、光軸付近の光、および、第1レンズアレイの各第1小レンズの境界部に入射する光の光路内に含まれて設けられている。このため、支持腕部は、光軸付近の光および第1レンズアレイの各第1小レンズの境界部に入射する光を遮光するが、これらの光は、前述のように、光変調装置の画像形成領域に到達しにくい光であるため、投射画像に及ぼす影響は小さい。従って、支持腕部は、光変調装置の画像形成領域に到達しやすい光を遮光することはなく設けられているため、光変調装置での利用効率を維持した状態で、光源ランプを支持することができる。
図を用いて、本発明の実施形態を説明する。
<第1実施形態>
〔プロジェクタ1の概略構成〕
図1は、本発明の第1実施形態のプロジェクタ1の概略構成を模式的に示す図である。
本実施形態のプロジェクタ1は、光源装置41から射出される光束を画像情報に応じて変調してカラー画像(光学像)を形成し、このカラー画像をスクリーン(図示略)上に拡大投射するものである。
なお、本実施形態においては、プロジェクタ1は、机等の設置面上に載置される状態(正置き姿勢)、および、正置き姿勢に対して鉛直方向が逆となり天井等の設置面上から吊下げられる状態(天吊り姿勢)で設置可能に構成されている。
このプロジェクタ1は、図1に示すように、外装筺体2と、投射光学装置としての投射レンズ3と、光学ユニット4等を備える。なお、図1において、図示は省略するが、外装筺体2内において、投射レンズ3および光学ユニット4以外の空間には、プロジェクタ1内部を冷却する冷却ユニット、プロジェクタ1内部の各構成部材に電力を供給する電源ユニット、およびプロジェクタ1内部の各構成部材を制御する制御装置等が配置されるものとする。
このうち、投射レンズ3は、光学ユニット4にて形成されたカラー画像を図示しないスクリーン上に拡大投射する。この投射レンズ3は、筒状の鏡筒内に複数のレンズが収納された組レンズとして構成されている。
〔光学ユニット4の詳細な構成〕
光学ユニット4は、前記制御装置による制御の下、光源から射出された光束を、光学的に処理して画像情報に対応したカラー画像を形成するユニットである。この光学ユニット4は、図1に示すように、外装筺体2の背面に沿って延出するとともに、外装筺体2の側面に沿って延出する平面視略L字形状を有している。
光学ユニット4は、図1に示すように、光源装置41と、均一照明光学装置42と、色分離光学装置43と、リレー光学装置44と、電気光学装置45と、これら光学部品42〜45を内部に収納配置する光学部品用筐体46とを備える。
光源装置41は、前記制御装置による制御の下、点灯して平行光を均一照明光学装置42に向けて射出する。この光源装置41は、図1に示すように、光源ランプ411およびリフレクタ412を有する光源装置本体41Aと、平行化レンズ413と、これら各部材411〜413を内部に収納するランプハウジング414とを備える。そして、光源ランプ411から射出された放射状の光束は、リフレクタ412にて反射され、平行化レンズ413を介して平行光とされる。
なお、図1では、図示を省略しているが、ランプハウジング414は、外装筺体2の底面部分に取り付けられるとともに光学部品用筐体46と接続している。リフレクタ412は、ランプハウジング414内壁面に固定されている。
そして、ランプハウジング414内には、光源ランプ411を支持し、光源ランプ411のリフレクタ412に対する位置を鉛直方向に変更可能とする光源ランプ支持部が設けられている。この光源ランプ支持部および光源装置本体41Aの詳細な構成については、後述する。
均一照明光学装置42は、光源装置41から射出された光束を、電気光学装置45を構成する後述する液晶パネルの画像形成領域に略均一に照明するための光学系である。この均一照明光学装置42は、図1に示すように、第1レンズアレイ421と、第2レンズアレイ422と、偏光変換素子423と、重畳レンズ424とを備える。
第1レンズアレイ421は、入射光軸方向から見て略矩形状の輪郭を有する第1小レンズが、入射光軸に対し略直交する面内においてマトリクス状に配列された構成を有している。各第1小レンズは、光源装置41から射出される光束を複数の部分光束に分割している。
第2レンズアレイ422は、第1レンズアレイ421と略同様な構成を有しており、第2小レンズがマトリクス状に配列された構成を有している。この第2レンズアレイ422は、重畳レンズ424とともに、第1レンズアレイ421の各第1小レンズの像を電気光学装置45の後述する液晶パネル上に結像させる機能を有している。
偏光変換素子423は、第2レンズアレイ422と重畳レンズ424との間に配置され、第2レンズアレイ422からの光を略1種類の偏光光に変換するものである。
具体的に、偏光変換素子423によって略1種類の偏光光に変換された各部分光は、重畳レンズ424によって最終的に電気光学装置45の後述する液晶パネル上にほぼ重畳される。偏光光を変調するタイプの液晶パネルを用いたプロジェクタでは、1種類の偏光光しか利用できないため、ランダムな偏光光を発する光源装置41からの光の略半分を利用できない。このため、偏光変換素子423を用いることで、光源装置41からの射出光を略1種類の偏光光に変換し、電気光学装置45での光の利用効率を高めている。
色分離光学装置43は、図1に示すように、2枚のダイクロイックミラー431,432と、反射ミラー433とを備え、ダイクロイックミラー431,432により均一照明光学装置42から射出された複数の部分光束を、赤(R)、緑(G)、青(B)の3色の色光に分離する機能を有している。
リレー光学装置44は、図1に示すように、入射側レンズ441、リレーレンズ443、および反射ミラー442,444を備え、色分離光学装置43で分離された赤色光を電気光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルまで導く機能を有している。
この際、色分離光学装置43のダイクロイックミラー431では、均一照明光学装置42から射出された光束の青色光成分が反射するとともに、赤色光成分と緑色光成分とが透過する。ダイクロイックミラー431によって反射した青色光は、反射ミラー433で反射し、フィールドレンズ425を通って電気光学装置45の後述する青色光用の液晶パネルに達する。
このフィールドレンズ425は、第2レンズアレイ422から射出された各部分光束をその中心軸(主光線)に対して平行な光束に変換する。他の緑色光用、赤色光用の液晶パネルの光束入射側に設けられたフィールドレンズ425も同様である。
ダイクロイックミラー431を透過した赤色光と緑色光のうちで、緑色光はダイクロイックミラー432によって反射し、フィールドレンズ425を通って電気光学装置45の後述する緑色光用の液晶パネルに達する。一方、赤色光はダイクロイックミラー432を透過してリレー光学装置44を通り、さらにフィールドレンズ425を通って電気光学装置45の後述する赤色光用の液晶パネルに達する。
なお、赤色光にリレー光学装置44が用いられているのは、赤色光の光路の長さが他の色光の光路の長さよりも長いため、光の発散等による光の利用効率の低下を防止するためである。すなわち、入射側レンズ441に入射した部分光束をそのまま、フィールドレンズ425に伝えるためである。
電気光学装置45は、図1に示すように、光変調装置としての3枚の液晶パネル451(赤色光用の液晶パネルを451R、緑色光用の液晶パネルを451G、青色光用の液晶パネルを451Bとする)と、これら液晶パネル451の光束入射側および光束射出側にそれぞれ配置される入射側偏光板452および射出側偏光板453と、クロスダイクロイックプリズム454とを備える。
入射側偏光板452は、色分離光学装置43で分離された各色光のうち、偏光変換素子423で揃えられた偏光軸と同方向の偏光軸を有する偏光光のみ透過させ、その他の光束を吸収するものであり、サファイアガラス等の透光性基板に偏光膜が貼付されたものである。なお、入射側偏光板452は、透光性基板を用いずに、偏光膜をフィールドレンズ419に貼り付けたものであってもよい。
液晶パネル451R,451G,451Bは、一対の透明ガラス基板に電気光学物質である液晶が密閉封入された構成を有し、画像情報に応じて画像形成領域内にある前記液晶の配向状態を制御し、入射側偏光板452から射出された偏光光束の偏光方向を変調する。
射出側偏光板453は、入射側偏光板452と略同様に構成され、液晶パネル451の画像形成領域から射出された光束のうち、入射側偏光板452における光束の偏光軸と直交する偏光軸を有する光束のみ透過させ、その他の光束を吸収する。
クロスダイクロイックプリズム454は、射出側偏光板453から射出された色光毎に変調された光学像を合成してカラー画像を形成する光学素子である。このクロスダイクロイックプリズム454は、4つの直角プリズムを貼り合わせた平面視略正方形状をなし、直角プリズム同士を貼り合わせた界面には、2つの誘電体多層膜が形成されている。これら誘電体多層膜は、液晶パネル451Gから射出され射出側偏光板453を介した色光を透過し、液晶パネル451R,451Bから射出され射出側偏光板453を介した色光を反射する。このようにして、各色光が合成されてカラー画像が形成される。
〔光源装置本体41Aおよび光源ランプ支持部50の構成〕
次に、図2〜図6を用いて、光源装置本体41Aおよび光源ランプ支持部50の詳細な構成について説明する。
なお、図2〜図6においては、説明の便宜上、光源装置41から射出される光束の光軸をZ軸、このZ軸に直交する2軸をそれぞれX軸(水平軸)、Y軸(垂直軸)とする。また、光源装置41からの光束の射出方向を+Z軸方向とする。さらに、プロジェクタ1の正置き姿勢時での鉛直方向上側を+Y軸方向とし、鉛直方向下側を−Y軸方向とする。すなわち、プロジェクタ1の天吊り姿勢時における鉛直方向上側を−Y軸方向とし、鉛直方向下側を+Y軸方向とする。
図2は、正置き姿勢時のプロジェクタ1における光源装置本体41Aおよび光源ランプ支持部50の概略構成を示すY−Z断面図である。
光源装置本体41Aは、図2に示すように、光源ランプ411と、光源ランプ411を内部に配置させる略椀形状のリフレクタ412とを備えている。さらに、ランプハウジング414(図1)内には、光源装置本体41Aの他に、光源ランプ支持部50が設けられている。
光源ランプ411は、図2に示すように、石英ガラス管から構成される発光管4111と、発光管4111の内部に配置される一対の電極4112、および、水銀、希ガス、少量のハロゲン等の封入物(図示略)とを備えている。なお、光源ランプ411としては、高輝度発光する種々の光源ランプを採用でき、例えば、メタルハライドランプ、高圧水銀ランプ、超高圧水銀ランプ等を採用できる。
発光管4111は、中央部分において略球状に膨出する膨出部4111Aと、膨出部4111Aの両側方に延出する一対の封止部4111B,4111Cとを備えている。
膨出部4111Aには、略球状の放電空間が形成され、この放電空間内に、一対の電極4112が配置され、さらに、前記封入物等が封入されている。
一対の封止部4111B,4111Cの内部には、膨出部4111A内に配置された一対の電極4112と電気的に接続されるモリブデン製の金属箔4112Aが挿入されている。封止部4111B,4111Cの各端部は、ガラス材料等で封止されている。
各金属箔4112Aには、さらに電極引出線としてのリード線4113が接続されており、このリード線4113は、光源ランプ411の外部まで延出している。そして、リード線4113に電圧を印加すると、図2に示すように、金属箔4112Aを介して電極4112間に電位差が生じて放電が生じ、アークCが生成して膨出部4111A内部が発光する。
図3は、一対の電極4112間で生成されたアークCを示す模式図である。
膨出部4111A内部では、一対の電極4112間における放電発光に伴う発熱によって温度が上昇する。すると、膨出部4111A内部で熱対流が生じるため、封入物の濃度分布が不均一になる。このため、一対の電極4112間に生じるアークCは、図3に示すように、鉛直方向上側に湾曲することとなる。
ここで、図3において、光源ランプ411のZ軸方向に沿う機械的中心線を、各電極4112のY軸方向中心点Mを結ぶ線Nとし、この機械的中心線NからアークCの中心位置OまでのY軸方向距離をΔLとする。なお、アークCの中心位置Oとは、アークCのX−Y平面視におけるX軸方向中心線およびY軸方向中心線が重なる位置とする。
また、このようなアークCの湾曲形状は、プロジェクタ1の正置き姿勢および天吊り姿勢の双方において、同様に生じる。すなわち、プロジェクタ1の正置き姿勢時および天吊り姿勢時のいずれにおいても、アークCの形状は鉛直方向上側に湾曲する。
図2に戻り、リフレクタ412は、光源ランプ411から放射された光束を収束して、+Z軸方向(平行化レンズ413および均一照明光学装置42に向かう方向)に射出する。
リフレクタ412は、透光性を有するガラスから略椀形状に形成され、内部に発光管4111を配置している。リフレクタ412には、図2に示すように、−Z軸方向側端部に発光管4111の封止部4111Bが挿通する挿通孔4124が形成され、+Z軸方向側端部に発光管4111から放射された光束を射出するとともに封止部4111Cを露出させる開口4123が形成されている。
リフレクタ412の内側面は楕円曲面状を有し、この内側面には、金属薄膜を蒸着形成して構成された反射面4122Aが形成されている。そして、この反射面4122Aは、可視光を反射して赤外線および紫外線を透過するコールドミラーとなっている。
挿通孔4124は、Y軸方向に長径を有するトラック状に形成されている。この挿通孔4124には発光管4111の封止部4111Bが挿通する。なお、本実施形態では、図2に示すように、挿通孔4124を挿通してリフレクタ412外部に延出した封止部4111Bが、光源ランプ支持部50に支持されている。
〔光源ランプ支持部50の構成〕
光源ランプ支持部50は、光源ランプ411を支持し、プロジェクタ1の姿勢(正置き姿勢、天吊り姿勢)に応じて、光源ランプ411のY軸方向位置を移動させるものである。光源ランプ支持部50は、図2に示すように、リフレクタ412の−Z軸方向側において光源ランプ411を支持する発光側支持部5を備えている。
発光側支持部5には、支持孔51が形成されている。この支持孔51に、挿通孔4124から延出した封止部4111Bの端部を嵌合させることで、発光側支持部5は光源ランプ411を支持している。
さらに、発光側支持部5は、プロジェクタ1の姿勢に応じて、自重によりY軸方向に沿って距離ΔD移動可能に構成されている。このため、プロジェクタ1の姿勢を変更すると、発光側支持部5は、鉛直方向下方に距離ΔD移動する。そして、発光側支持部5は、プロジェクタ1の各姿勢における移動可能範囲の鉛直方向下側の終端で停止する。
従って、発光側支持部5に支持された光源ランプ411も、プロジェクタ1の姿勢の変更に応じて、鉛直方向下方に距離ΔD移動する。そして、発光側支持部5が移動可能範囲の終端で停止すると、光源ランプ411の移動も停止され、光源ランプ411は、この停止位置において発光側支持部5に安定的に支持される。
なお、詳しくは後述するが、この距離ΔDは、光源ランプ411の機械的中心線N(図3)からアークCの中心位置Oまでの距離ΔL(図3)のおよそ2倍に設定されている。また、発光側支持部5の移動可能範囲の終端位置は、光源装置本体41Aの組み立て時に設定される。
光源装置本体41Aの組み立ての際には、まず、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、リフレクタ412をランプハウジング414(図1)内壁面に固定する。そして、光源ランプ411を、封止部4111Bを挿通孔4124に挿通させてリフレクタ412内部に配置させる。さらに、リフレクタ412の−Z軸方向側において、発光側支持部5に封止部4111Bを支持させる。
次に、図2に示すように、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、発光側支持部5は、光源ランプ411のアークCの中心位置Oが反射面4122Aの回転曲線形状の第1焦点位置F1の近傍となるように、光源ランプ411を配置する。このとき、発光側支持部5は、発光側支持部5の移動可能範囲の−Y軸方向側終端に位置した状態である。
このように、アークCの中心位置Oをリフレクタ412の第1焦点位置F1に近傍に配置させた状態で光源ランプ411を点灯すると、図2に示すように、膨出部4111Aから放射された光束のうちリフレクタ412に向った光束Rは、反射面4122Aで反射して、反射面4122Aの回転曲線形状の第2焦点位置F2に収束する収束光となる。
前述したように、光源装置本体41Aは、発光側支持部5が移動可能範囲の−Y軸方向終端において停止している状態で組み立てられている。このため、発光側支持部5は、この−Y軸方向終端から+Y軸方向へ距離ΔD移動することができる。
なお、リフレクタ412の挿通孔4124のY軸方向長径は、この発光側支持部5および光源ランプ411の移動可能範囲内における移動を規制しない寸法を有している。
プロジェクタ1の姿勢を正置き姿勢から天吊り姿勢に変更させると、発光側支持部5は、自重により、鉛直方向下側(+Y軸方向側)へ移動し、移動可能範囲の+Y軸方向側の終端で停止する。従って、発光側支持部5に支持された光源ランプ411も、+Y軸方向へ移動し、機械的中心線Nが+Y軸方向へΔD移動された位置で停止し支持される。
上述した第1実施形態の作用効果を、図4〜図6を用いて説明する。
ここで、プロジェクタ1の姿勢に関わらず、光源装置41から射出された光束が液晶パネル451(図1)に効果的に照射されるためには、アークCの中心位置Oが、リフレクタ412の第1焦点位置F1近傍に配置される必要がある。この場合、光源装置41から射出された光束の照明光軸A(第1焦点位置F1および第2焦点位置F2を結ぶ線)を、均一照明光学装置42における設計上の光軸と一致させることができるので、光源装置41から射出された光束を液晶パネル451に効果的に照射させることができる。
図4は、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、光源ランプ411のアークCから射出され、第1レンズアレイ421および第2レンズアレイ422に向う光束の軌跡を模式的に示す図である。
前述したように、光源装置41を組み立てる際に、プロジェクタ1が正置き姿勢で設置された状態で、アークCの中心位置Oがリフレクタ412の第1焦点位置F1近傍に配置されるように、光源ランプ411を発光側支持部5に支持させた。これより、プロジェクタ1の正置き姿勢時では、光源ランプ411を点灯すると、図4に示すようにアークCの中心位置Oが第1焦点位置F1近傍に配置される。
すると、図4に示すように、光源ランプ411のアークCから射出された光束の一部R0(第1レンズアレイ421の所定の第1小レンズ4211にて第2レンズアレイ422上にアーク像を形成する光束)は、リフレクタ412および平行化凹レンズ413を介して、第1レンズアレイ421の第1小レンズ4211のレンズ光軸LA2を通り、第2レンズアレイ422における第1小レンズ4211に対応する第2小レンズ4221上に結像する。すなわち、各第2小レンズ4221内には、アーク像が完全に納まって結像されている。
このように、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、光源装置41から射出された光束(光束の一部R0等)の光軸が、光源装置41の光路後段側に配設される第1レンズアレイ421の各第1小レンズ4211のレンズ光軸(レンズ光軸LA2等)に略一致した状態となっている。これより、第2レンズアレイ422および重畳レンズ424(図1)により、第1レンズアレイ421の各第1小レンズ4211の像を液晶パネル451(図1)上に効果的に結像させることができる。
このように、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、光源装置41から射出された光束の照明光軸Aを、均一照明光学装置42における設計上の光軸と一致させることができるので、光源装置41から射出された光束を液晶パネル451に効果的に照射させることができ、光の利用効率を維持することができる。
図5は、プロジェクタ1の天吊り姿勢時において、光源ランプ411のアークC´から射出され、第1レンズアレイ421および第2レンズアレイ422に向う光束の軌跡を模式的に示す図である。
プロジェクタ1を天吊り姿勢で設置すると、図5に示すように、発光側支持部5が、自重により鉛直方向下側(+Y軸方向側)へ距離ΔD移動し、移動可能範囲の+Y軸方向側の終端で停止する。
ここで説明の便宜上、天吊り姿勢時のプロジェクタ1において、仮に、発光側支持部5が鉛直方向下側へ移動しない場合におけるアークの中心位置O´と第1焦点位置F1の位置関係を、図6を用いて説明する。
図6は、天吊り姿勢時のプロジェクタ1において、発光側支持部5が鉛直方向下側へ移動しない場合における膨出部4111Aおよびリフレクタ412を示す図である。
図6に示すように、プロジェクタ1の姿勢を天吊り姿勢に変更したことで、光源ランプ411の機械的中心線Nは、リフレクタ412の第1焦点位置F1から、鉛直方向上側(−Y軸方向側)に距離ΔL離間した位置を通ることになる。
このような光源ランプ411およびリフレクタ412の位置関係において、光源ランプ411を点灯した場合、電極4112間には、鉛直方向上側(−Y軸方向側)に湾曲したアークが形成される。このため、このアークの中心位置O´は、図6に示すように、機械的中心線Nより−Y軸方向にΔL離間した位置となる。従って、アークの中心位置O´は、第1焦点位置F1から−Y軸方向に2ΔL離間した位置となる。
このように、アークの中心位置O´が第1焦点位置F1からずれていると、光源装置41(図1)から射出された光束の照明光軸が、均一照明光学装置42(図1)における設計上の光軸と一致しない。従って、光源装置41から射出された光束が、液晶パネル451(図1)の画像形成領域に適切に照射されず、液晶パネル451での光の利用効率が低下してしまう。
しかしながら、本実施形態では、プロジェクタ1を天吊り姿勢で設置した際には、発光側支持部5が、自重により鉛直方向下側(+Y軸方向側)へ距離ΔD移動し、移動可能範囲の+Y軸方向側の終端で停止する。従って、発光側支持部5に支持された光源ランプ411も、機械的中心線Nが+Y軸方向へ距離ΔD移動された位置で支持される。
前述したように、この距離ΔDは、距離2ΔLに相当するように設定されているため、光源ランプ411の機械的中心線Nは、+Y軸方向に距離2ΔL移動することになる。従って、図5に示すように、第1焦点位置F1は、機械的中心線Nに対し−Y軸方向に距離ΔL離間した位置に対応することになる。
このような光源ランプ411およびリフレクタ412の位置関係において、光源ランプ411を点灯すると、図5に示すように、電極4112間には、アークC´が鉛直方向上側(−Y軸方向側)に湾曲して形成される。そして、このアークC´の中心位置O´は、光源ランプ411の機械的中心線Nから、鉛直方向上側(−Y軸方向側)にΔL離間した位置に配置されることから、中心位置O´は、第1焦点位置F1近傍に位置することになる。
このように、プロジェクタ1を天吊り姿勢で設置すると、発光側支持部5の自重による移動により、リフレクタ412に対する光源ランプ411のY軸方向位置が、+Y軸方向側へ2ΔL移動される。これより、アークC´の中心位置O´を、第1焦点位置F1近傍に配置させることができる。
従って、プロジェクタ1の天吊り姿勢時おいても、光源装置41から射出された光束の光軸が、均一照明光学装置42における設計上の光軸と一致するので、光源装置41から射出された光束を液晶パネル451に効果的に照射させることができる。
また、従来のようにランプユニット全体を回動させる構造と比較して、本実施形態は、光源ランプ411を移動させる構成であるので、プロジェクタ1を大型化させることなく簡素な構造で、液晶パネル451の光の利用効率を維持することができる。
ここで、アークC,C´は、発光管4111内の熱対流により常に鉛直方向上側に湾曲するため、プロジェクタ1の姿勢を天吊り姿勢から正置き姿勢に変更した際に、アークC´の中心位置O´とリフレクタ412の第1焦点位置F1の間に生じるずれは、常に鉛直方向に形成されることとなる。
これに対し、本実施形態によれば、光源ランプ支持部50は、光源ランプ411の位置を鉛直方向に変更可能であることから、このプロジェクタ1の姿勢変更によって生じるアークC´の中心位置O´とリフレクタ412の第1焦点位置F1間のずれを、十分に対応して補正することができる。さらに、光源ランプ支持部50は、光源ランプ411の位置を鉛直方向にのみ移動可能な構成であればよいので、プロジェクタ1の大型化をさらに抑制し、また、より簡素な構造で、液晶パネル451の光の利用効率を維持することができる。
ここで、アークC,C´の湾曲形状は、プロジェクタ1の姿勢に関わらずほぼ同様であるため、一対の電極の各中心点を結ぶ線からアークC,C´の中心位置O,O´までの距離も、プロジェクタ1の姿勢に関わらずほぼ一定である。従って、プロジェクタ1の姿勢変更後のアークC´の中心位置O´を把握することができる。
これに対し、本実施形態では、プロジェクタ1の姿勢変更に応じた発光側支持部5による光源ランプ411の移動量ΔDを予め設定しておくことで、プロジェクタ1の姿勢変更時に、アークC´の中心位置O´と第1焦点位置F1のずれを速やかに解消することができる。
このため、プロジェクタ1の姿勢変更時に、プロジェクタ1の使用者が、アークC´の中心位置O´と第1焦点位置F1の位置関係を監視しながら、光源ランプ411支持部に光源ランプ411の位置を調整させる必要はない。従って、使用者の手間を要することなく、液晶パネル451の光の利用効率を維持することができる。
本実施形態では、リフレクタ412の−Z軸方向側(光束射出側とは反対側)において、発光側支持部5に光源ランプ411を支持させたため、リフレクタ412から射出される光束が遮光されない。従って、発光側支持部5は、液晶パネル451での光の利用効率を低下させることなく光源ランプ411を支持することができる
<第2実施形態>
図7を用いて、本発明の第2実施形態を説明する。
前述した第1実施形態のプロジェクタ1では、光源ランプ支持部50(図2)が、リフレクタ412の光束射出側とは反対側のみにおいて光源ランプ411を支持したのに対し、本実施形態のプロジェクタ1は、光源ランプ支持部50Aが、リフレクタ412の光束射出側においても光源ランプ411を支持する点が異なる。なお、以下の説明では、前記第1実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図7は、本実施形態の正置き姿勢時のプロジェクタ1における光源装置本体41Aおよび光源ランプ支持部50Aの概略構成を示すY−Z断面図である。なお、図7では、図2〜図6と同様に、光源装置41から射出される光束の光軸をZ軸、このZ軸に直交する2軸をそれぞれX軸(水平軸)、Y軸(垂直軸)とする。また、光源装置41からの光束の射出方向を+Z軸方向とする。さらに、プロジェクタ1の正置き姿勢時での鉛直方向上側を+Y軸方向とし、鉛直方向下側を−Y軸方向とする。すなわち、プロジェクタ1の天吊り姿勢時における鉛直方向上側を−Y軸方向とし、鉛直方向下側を+Y軸方向とする。
本実施形態のプロジェクタ1は、第1実施形態のプロジェクタ1と比較して、発光管4111の封止部4111Cの構成と、光源ランプ支持部50Aの構成とが異なる。具体的に、発光管4111の封止部4111Cは、第1実施形態と比べて、+Z軸方向寸法が長く、+Z軸方向端部は、リフレクタ412の開口4123から+Z軸方向側へ突出している。
また、本実施形態の光源ランプ支持部50Aは、図7に示すように、発光側支持部5と、射出側透光性支持部6とを備えている。
射出側透光性支持部6は、開口4123から露出した封止部4111C端部を支持し、プロジェクタ1の姿勢に応じて、発光側支持部5と連動して光源ランプ411のY軸方向位置を移動させるものである。
射出側透光性支持部6は、透光性のガラス材から平板状に形成されている。射出側透光性支持部6は、リフレクタ412の+Z軸方向側において、リフレクタ412から射出される光束のうち第1レンズアレイ421に到達する光の有効光路径を完全に含み、かつ、X−Y平面と略平行に配置されている。
射出側透光性支持部6の略中央には支持孔61が形成されている。この支持孔61に、封止部4111Cの+Z軸方向側端部を挿通させて嵌合させることで、射出側透光性支持部6は、発光側支持部5とともに光源ランプ411を支持している。
射出側透光性支持部6は、発光側支持部5の構成と同様に、自重によりY軸方向に沿って距離ΔD移動可能に構成されている。さらに、射出側透光性支持部6の移動可能範囲の両終端は、発光側支持部5の移動可能範囲の両終端とY軸方向位置が一致している。
このような構成により、プロジェクタ1を天吊り姿勢で設置すると、発光側支持部5および射出側透光性支持部6は、ともに鉛直方向下側(+Y軸方向側)に距離ΔD移動し、移動可能範囲の+Y軸方向側終端で停止する。従って、発光側支持部5および射出側透光性支持部6に支持された光源ランプ411も、+Y軸方向側に距離ΔD移動する。
本実施形態によれば、第1実施形態と同様の作用効果を奏することができる。
具体的には、プロジェクタ1が天吊り姿勢で設置された際に、発光側支持部5および射出側透光性支持部6の移動に伴って、光源ランプ411のY軸方向位置が+Y軸方向側へ2ΔL(図3,図6)移動する。これにより、アークの中心位置を第1焦点位置F1近傍に配置される。従って、プロジェクタ1の天吊り姿勢時おいても、光源装置41から射出された光束の照明光軸Aが、均一照明光学装置42における設計上の光軸と一致するので、光源装置41から射出された光束を液晶パネル451に効果的に照射させることができる。
そして、本実施形態では、発光側支持部5が発光管4111の封止部4111Bを支持し、射出側透光性支持部6が封止部4111Cを支持していることから、発光管4111を安定的に支持することができる。さらに、光源ランプ411を安定的に移動させることができるので、光源ランプ411の移動距離の誤差を抑制することができる。
また、射出側透光性支持部6は、透光性を有し、さらに、リフレクタ412から射出される光束のうち第1レンズアレイ421に到達する光の有効光路径を完全に含んで設けられていることから、リフレクタ412から射出される光束を遮光することがない。従って、光源ランプ支持部50Aは、光源装置41から射出される光束の光利用効率を低下させることなく、光源ランプ411を安定的に支持することができる。
<第3実施形態>
図8を用いて、本発明の第3実施形態を説明する。
本実施形態のプロジェクタ1は、前述した第2実施形態と比較して、光源ランプ支持部50A(図7)に代えて光源ランプ支持部50Bを備えている点が異なる。
以下の説明では、前記第1、第2実施形態と同様の構造および同一部材には同一符号を付して、その詳細な説明は省略または簡略化する。
図8は、本実施形態の正置き姿勢時のプロジェクタ1における光源装置本体41Aおよび光源ランプ支持部50Bの概略構成を示すY−Z断面図である。なお、図8では、図2〜図7と同様に、光源装置41から射出される光束の光軸をZ軸、このZ軸に直交する2軸をそれぞれX軸(水平軸)、Y軸(垂直軸)とする。また、光源装置41からの光束の射出方向を+Z軸方向とする。さらに、プロジェクタ1の正置き姿勢時での鉛直方向上側を+Y軸方向とし、鉛直方向下側を−Y軸方向とする。すなわち、プロジェクタ1の天吊り姿勢時における鉛直方向上側を−Y軸方向とし、鉛直方向下側を+Y軸方向とする。
本実施形態のプロジェクタ1は、第2実施形態と比較して、光源ランプ支持部50Bの構成が異なる。本実施形態のプロジェクタ1は、図8に示すように、光源ランプ411を支持し、光源ランプ411のY軸方向位置を変更可能する光源ランプ支持部50Bを備えている。光源ランプ支持部50Bは、発光側支持部5と、射出側支持部7とを備えている。
射出側支持部7は、図8に示すように、リフレクタ412の開口4123から露出した封止部4111C端部を支持しており、プロジェクタ1の姿勢に応じて、発光側支持部5とともに光源ランプ411のY軸方向位置を移動させる。
射出側支持部7は、封止部4111C端部を支持する支持腕部71を備えている。支持腕部71は、耐熱性材料で形成されており、封止部4111C端部を挿通させた状態で嵌合する円筒形状の円管部711と、円管部711から+Y軸方向に延設されたワイヤー部712と、円管部711から−Y軸方向に延設されたワイヤー部713とを備えている。この円管部711およびワイヤー部712,713の光源装置本体41Aに対する配置位置については後述する。
射出側支持部7は、発光側支持部5と同様に、自重によりY軸方向に沿って距離ΔD移動可能に構成されている。さらに、射出側支持部7の移動可能範囲の両終端は、発光側支持部5の移動可能範囲の両終端とY軸方向位置が一致している。
このような構成により、プロジェクタ1を天吊り姿勢で設置すると、発光側支持部5および射出側支持部7は、ともに鉛直方向下側(+Y軸方向側)に距離ΔD移動し、移動可能範囲の+Y軸方向側終端で停止する。従って、発光側支持部5および射出側支持部7に支持された光源ランプ411も、+Y軸方向側に距離ΔD移動する。
図9は、リフレクタ412および第1レンズアレイ421間に照明光軸Aと直交して設定された透過面Gを透過する光束のうち、液晶パネル451(図1)の画像形成領域に到達する光の光量分布を示している。
なお、図9においても、図8と同様に、光源装置41から射出された光束の光軸をZ軸、このZ軸に直交する2軸をそれぞれX軸(水平軸)、Y軸(垂直軸)とする。また、第1レンズアレイ421への光束の入射方向を+Z軸方向とする。さらに、プロジェクタ1の正置き姿勢時での鉛直方向上側を+Y軸方向とし、鉛直方向下側を−Y軸方向とする。すなわち、プロジェクタ1の天吊り姿勢時における鉛直方向上側を−Y軸方向とし、鉛直方向下側を+Y軸方向とする。
また、図9では、透過面G内において、光量が最も少ない領域を白抜きで表し、領域内の光量が増加するにつれて、当該領域にかかるハッチ(斜線)をより細かく表している。
図9に示すように、リフレクタ412から射出された光束のうち、透過面Gにおいて照明光軸A付近の領域Hを透過した光と、透過面Gにおいて格子状に形成された領域Iを透過した光とは、液晶パネル451の画像形成領域であまり利用されない。
これは、発光管4111の影が現れるために、リフレクタ412から射出される光束の照明光軸A付近の光量が少なくなっていることから、領域Hを透過する光量も少なくなるためである。
また、領域Iを透過した光は、第1レンズアレイ421の面内においてマトリクス状に配置された各第1小レンズ4211の境界部分に入射する。しかしながら、この各第1小レンズ4211の境界部分に入射した光は、各第1小レンズ4211で適切に屈折されず、液晶パネル451に到達しにくいため、当該境界部分に入射した光のほとんどは、画像形成領域での画像形成に利用されない。
円管部711および2本のワイヤー部712,713(図8)は、プロジェクタ1の正置き姿勢時において、リフレクタ412から射出し、透過面Gの領域H,I(図9)に入射する光の光路内に含まれるように配置されている。
具体的には、円管部711は、封止部4111Cの外側面に沿って設けられていることから、領域Hに入射する光の光路内に含まれていることになる。
さらに、ワイヤー部712は、領域Iのうち、領域Hから+Y軸方向に伸びる領域I1に入射する光の光路内に含まれて延設されている。また、ワイヤー部713は、領域Iのうち、領域Hから−Y軸方向に伸びる領域I2に入射する光の光路内に含まれて延設されている。
本実施形態によれば、第1および第2実施形態のプロジェクタ1と同様の作用効果を奏することができる。
具体的には、プロジェクタ1が天吊り姿勢で設置された際に、発光側支持部5および射出側支持部7の自重による移動に伴って、光源ランプ411のY軸方向位置が+Y軸方向側へ2ΔL(図6)移動する。これにより、アークの中心位置が第1焦点位置F1近傍に配置される。従って、プロジェクタ1の天吊り姿勢時おいても、光源装置41から射出された光束の照明光軸Aが、均一照明光学装置42における設計上の光軸と一致するので、光源装置41から射出された光束を液晶パネル451に効果的に照射させることができる。
さらに、本実施形態では、発光側支持部5が発光管4111の封止部4111Bを支持し、射出側支持部7が封止部4111Cを支持していることから、発光管4111を安定的に支持することができる。さらに、光源ランプ411を安定的に移動させることができるので、光源ランプ411の移動距離の誤差を抑制することができる。
そして、本実施形態では、支持腕部71のワイヤー部712,713は、リフレクタ412から射出された光束のうち、第1レンズアレイ421の各第1小レンズ4211の境界部に入射する光の光路内に含まれて設けられている。このため、支持腕部71は、第1小レンズ4211の境界部に入射する光を遮光するが、この第1小レンズ4211の境界部に入射する光は、液晶パネル451の画像形成領域に到達しにくい光であるため、投射画像に及ぼす影響は極力小さい。従って、支持腕部71は、液晶パネル451の画像形成領域に到達しやすい光を遮光することはなく設けられているため、液晶パネル451での利用効率を維持した状態で、光源ランプ411を支持することができる。
〔前記実施形態の変形〕
本発明を実施するための最良の構成などは、以上の記載で開示されているが、本発明はこれに限定されるものではない。すなわち、前記各実施形態は、本発明を限定するものではないから、それらの形状、材質などの限定の一部若しくは全部の限定を外した部材の名称での記載は、本発明に含まれるものである。
前記各実施形態では、光源ランプ支持部50,50A,50Bにより、光源ランプ411をリフレクタ412の−Y軸方向側で支持した構成、リフレクタ412のY軸方向両側で支持した構成としたが、本発明では、光源ランプ支持部が、光源ランプ411をリフレクタ412の+Y軸方向側のみで支持する構成を採用してもよい。
前記第3実施形態では、ワイヤー部712,713は、透過面Gの領域I1,I2を透過する光束の光路内に含まれるように延設されるとしたが、本発明では、ワイヤー部712,713は、透過面Gの領域Iに含まれるように延設され、かつ、光源ランプ411を安定的に支持できればよく、例えば、ワイヤー部712のみで封止部4111Cを支持してもよい。さらに、例えば、ワイヤー部を、領域Iに沿った階段状に形成してもよい。
前記各実施形態では、光源装置本体41Aには、光源ランプ411およびリフレクタ412を備えて構成されるとしたが、本発明はこれに限らず、光源装置本体41Aに、光源ランプ411の膨出部4111Aの光束射出側の略半分を覆い、入射した光束をリフレクタ412に向かって反射する副反射鏡を設けてもよい。
前記第2実施形態では、射出側透過性支持部6として透過性のガラス材を利用した。しかしながら、本発明は、光源ランプ411が破裂した際に、光源ランプ411の破片を光源装置本体41Aから外部に飛散しないようにする防爆ガラスが光源装置本体41Aに設けられている場合には、当該防爆ガラスを光源ランプ支持部として利用することができる。この場合、新たに部品点数が増加することを防ぐことができる
前記各実施形態では、光学ユニット4が平面視略L字形状を有した構成を説明したが、これに限らず、例えば、平面視略U字形状を有した構成を採用してもよい。
また、前記各実施形態では、光束入射面と光束射出面とが異なる透過型の液晶パネル451を用いていたが、光入射面と光射出面とが同一となる反射型の液晶パネルを用いてもよい。
さらに、前記各実施形態のプロジェクタ1では、3つの液晶パネル451R,451G,451Bを用いたが、本発明はこれに限らない。すなわち2つ、あるいは、4つ以上の液晶パネルを用いたプロジェクタにも、本発明を適用可能である。
前記各実施形態では、光変調装置として液晶パネル451を備えたプロジェクタ1を例示したが、入射光束を画像情報に応じて変調して光学像を形成する光変調装置であれば、他の構成の光変調装置を採用してもよい。例えば、マイクロミラーを用いたデバイスなど、液晶層以外の光変調装置を用いたプロジェクタにも、本発明を適用することも可能である。このような光変調装置を用いた場合、光束入射側および光束射出側の偏光板452,453は、省略することができる。
前記各実施形態では、スクリーンを観察する方向から画像投射を行なうフロントタイプのプロジェクタ1のみを例示したが、本発明は、スクリーンを観察する方向とは反対側から画像投射を行なうリアタイプのプロジェクタにも適用可能である。
本発明のプロジェクタは、光源装置が大型化することなく簡素な構造で、正置き姿勢および天吊り姿勢に対応させて光の利用効率を維持することができるため、プレゼンテーションやホームシアタに用いられるプロジェクタとして有用である。
本発明の第1実施形態に係るプロジェクタの構成を示す模式平面図。 前記実施形態に係る光源装置本体および光源ランプ支持部の概略構成を示す断面図。 前記実施形態に係る発光部内に形成されたアークを示す模式図。 前記実施形態に係るプロジェクタの正置き姿勢時の効果を説明するための図。 前記実施形態に係るプロジェクタの天吊り姿勢時の効果を説明するための図。 前記実施形態に係るプロジェクタの天吊り姿勢時の効果を説明するための図。 本発明の第2実施形態に係るプロジェクタの光源装置本体およびランプ支持部の概略構成を示す断面図。 本発明の第3実施形態に係るプロジェクタの光源装置本体およびランプ支持部の概略構成を示す断面図。 前記実施形態に係る光源装置から射出された光束における液晶パネルに到達する光の光量分布を示す図。
符号の説明
1…プロジェクタ、2…外装筺体、3…投射レンズ(投射光学装置)、41…光源装置、411…光源ランプ、4111…発光管、4112…電極、412…リフレクタ、4123…開口、4124…挿通孔、42…均一照明光学装置、421…第1レンズアレイ、4211…第1小レンズ、422…第2レンズアレイ、4221…第2小レンズ、424…重畳レンズ、451(451R,451G,451B)…液晶パネル(光変調装置)、5…発光側支持部、50,50A,50B…光源ランプ支持部、6…射出側透光性支持部、7…射出側支持部、71…支持腕部、A…照明光軸、C,C´…アーク、O,O´…アークの中心位置。

Claims (6)

  1. 光源装置と、前記光源装置から射出された光束を変調する光変調装置と、前記光変調装置で変調された光束を拡大投射する投射光学装置と、前記光源装置、前記光変調装置および前記投射光学装置を内部に収納配置する外装筺体とを備えたプロジェクタであって、
    当該プロジェクタは、所定位置に載置される正置き姿勢、および前記正置き姿勢に対して鉛直方向が逆の状態で配置される天吊り姿勢に設置可能に構成され、
    前記光源装置は、
    一対の電極、および、前記一対の電極を内部に配置する発光管を有する光源ランプと、
    前記外装筐体に固定され、前記光源ランプから放射された光束を一定方向に射出するリフレクタとを備え、
    前記光源ランプを支持し、当該プロジェクタの前記姿勢に応じて、前記リフレクタに対する前記光源ランプの位置を変更可能とする光源ランプ支持部を備えていることを特徴とするプロジェクタ。
  2. 請求項1に記載のプロジェクタにおいて、
    前記光源ランプ支持部は、前記リフレクタに対する前記光源ランプの位置を鉛直方向に変更可能であることを特徴とするプロジェクタ。
  3. 請求項1または請求項2に記載のプロジェクタにおいて、
    前記光源ランプの前記一対の電極間には、電圧印加時に放電発光によるアークが形成され、
    前記光源ランプ支持部は、前記プロジェクタの前記正置き姿勢時の前記リフレクタに対する前記アークの中心位置と、前記プロジェクタの前記天吊り姿勢時の前記リフレクタに対する前記アークの中心位置とが一致するように、前記光源ランプの位置を変更することを特徴とするプロジェクタ。
  4. 請求項1〜請求項3のいずれかに記載のプロジェクタにおいて、
    前記リフレクタは、内部に前記発光管を配置する略椀形状を有し、当該リフレクタにより前記一定方向に射出される光束の射出側に形成され前記発光管の一端部を露出させる開口と、前記光束射出側とは反対側に形成され前記発光管の他端部が挿通する挿通孔とを備え、
    前記光源ランプ支持部は、前記開口から露出した前記発光管の一端部、および、前記挿入孔を挿通して前記リフレクタ外部に延出した前記発光管の他端部のうち、少なくともいずれかを支持していることを特徴とするプロジェクタ。
  5. 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
    前記光源ランプ支持部は、射出側透光性支持部を備え、
    前記射出側透光性支持部は、透光性を有し、かつ、前記リフレクタの前記開口から露出した前記発光管の一端部を支持して、前記リフレクタに対する前記光源ランプの位置を変更可能としていることを特徴とするプロジェクタ。
  6. 請求項4に記載のプロジェクタにおいて、
    前記光源装置から射出される光束の光路後段側に配設され、前記光束により前記光変調装置の画像形成領域を略均一に照明する均一照明光学装置を備え、
    前記均一照明光学装置は、
    入射光束の光軸に略直交する面内に配列された複数の第1小レンズを有し、当該複数の第1小レンズにより前記入射光束を複数の部分光束に分割する第1レンズアレイと、
    前記第1レンズアレイの前記複数の第1小レンズに応じた複数の第2小レンズを有する第2レンズアレイと、
    前記第2レンズアレイとともに、入射光束を前記光変調装置の前記画像形成領域に重畳させる重畳レンズとを備え、
    前記光源ランプ支持部は、射出側支持部を備え、
    前記射出側支持部は、前記リフレクタの前記開口から露出した前記発光管の一端部を支持する支持腕部を有し、前記リフレクタに対する前記光源ランプの位置を変更可能とし、
    前記支持腕部は、前記光源装置から射出された光束のうち、光束の光軸付近の光、および、前記第1レンズアレイの前記各第1小レンズの境界部に入射する光の光路内に配置されていることを特徴とするプロジェクタ。
JP2006089070A 2006-03-28 2006-03-28 プロジェクタ Active JP4682896B2 (ja)

Priority Applications (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006089070A JP4682896B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 プロジェクタ
US11/727,437 US20070230180A1 (en) 2006-03-28 2007-03-27 Projector
CN2007100915640A CN101046606B (zh) 2006-03-28 2007-03-28 投影机

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2006089070A JP4682896B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 プロジェクタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2007264293A true JP2007264293A (ja) 2007-10-11
JP4682896B2 JP4682896B2 (ja) 2011-05-11

Family

ID=38558634

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2006089070A Active JP4682896B2 (ja) 2006-03-28 2006-03-28 プロジェクタ

Country Status (3)

Country Link
US (1) US20070230180A1 (ja)
JP (1) JP4682896B2 (ja)
CN (1) CN101046606B (ja)

Families Citing this family (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014191016A (ja) * 2013-03-26 2014-10-06 Seiko Epson Corp プロジェクター
WO2019154139A1 (en) 2018-02-08 2019-08-15 Jiaxing Super Lighting Electric Appliance Co., Ltd Led lamp

Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56139145U (ja) * 1980-03-24 1981-10-21
JPH0473636A (ja) * 1990-05-18 1992-03-09 Toshiba Lighting & Technol Corp 投光光源装置
JPH04110824A (ja) * 1990-08-31 1992-04-13 Ushio Inc 楕円集光鏡によるショートアーク放電灯の光の集光状態の調整方法及び集光状態調整用光学ユニット
JPH0515039U (ja) * 1991-07-31 1993-02-26 日本ビクター株式会社 液晶ビデオプロジエクタ
JPH08314010A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Fujitsu General Ltd 液晶プロジェクタの光源装置
JPH1062869A (ja) * 1996-08-20 1998-03-06 Fujitsu General Ltd 液晶プロジェクタの光源装置
JP2002258404A (ja) * 2000-12-25 2002-09-11 Seiko Epson Corp ランプユニット、プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの組立方法
JP2005070503A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Seiko Epson Corp 位置調整システム、位置調整方法、記録媒体、プログラム及びプロジェクタ
JP2005134565A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Ushio Inc 光源装置
JP2005283708A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Sharp Corp 画像投射装置用ランプ光源

Family Cites Families (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US930209A (en) * 1908-10-03 1909-08-03 Herbert S Mills Bracket device.
US980639A (en) * 1910-07-05 1911-01-03 Charles A Hughes Arc-lamp.
US5800032A (en) * 1996-05-14 1998-09-01 Nikon Corporation Self correcting projector
JP3907799B2 (ja) * 1997-09-26 2007-04-18 フジノン株式会社 液晶プロジェクタ
EP1638342A3 (en) * 1998-10-08 2008-04-23 Minolta Co., Ltd. Projector and lamp unit
CN100507346C (zh) * 2003-03-25 2009-07-01 精工爱普生株式会社 光源装置和投影机
US7083287B2 (en) * 2003-05-13 2006-08-01 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Tilt detection in illumination source
JP2005084325A (ja) * 2003-09-08 2005-03-31 Seiko Epson Corp 照明装置及びこれを用いたプロジェクタ
TW200702886A (en) * 2005-07-01 2007-01-16 Delta Electronics Inc Light source adjusting device for projector
JP4349356B2 (ja) * 2005-11-01 2009-10-21 セイコーエプソン株式会社 プロジェクタ
JP4259555B2 (ja) * 2006-09-12 2009-04-30 ウシオ電機株式会社 光源装置および光源装置の製造方法
JP4433320B2 (ja) * 2007-03-09 2010-03-17 ソニー株式会社 プロジェクタおよびその制御方法

Patent Citations (10)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS56139145U (ja) * 1980-03-24 1981-10-21
JPH0473636A (ja) * 1990-05-18 1992-03-09 Toshiba Lighting & Technol Corp 投光光源装置
JPH04110824A (ja) * 1990-08-31 1992-04-13 Ushio Inc 楕円集光鏡によるショートアーク放電灯の光の集光状態の調整方法及び集光状態調整用光学ユニット
JPH0515039U (ja) * 1991-07-31 1993-02-26 日本ビクター株式会社 液晶ビデオプロジエクタ
JPH08314010A (ja) * 1995-05-19 1996-11-29 Fujitsu General Ltd 液晶プロジェクタの光源装置
JPH1062869A (ja) * 1996-08-20 1998-03-06 Fujitsu General Ltd 液晶プロジェクタの光源装置
JP2002258404A (ja) * 2000-12-25 2002-09-11 Seiko Epson Corp ランプユニット、プロジェクタ、および光源ランプとリフレクタとの固定方法、並びにランプユニットの組立方法
JP2005070503A (ja) * 2003-08-26 2005-03-17 Seiko Epson Corp 位置調整システム、位置調整方法、記録媒体、プログラム及びプロジェクタ
JP2005134565A (ja) * 2003-10-29 2005-05-26 Ushio Inc 光源装置
JP2005283708A (ja) * 2004-03-29 2005-10-13 Sharp Corp 画像投射装置用ランプ光源

Also Published As

Publication number Publication date
CN101046606B (zh) 2012-10-24
CN101046606A (zh) 2007-10-03
US20070230180A1 (en) 2007-10-04
JP4682896B2 (ja) 2011-05-11

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6039878B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP5488293B2 (ja) 光源装置およびプロジェクター
JP4349356B2 (ja) プロジェクタ
JP5489405B2 (ja) 投射型表示装置
JP5817261B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
US7559675B2 (en) Light source device and projector
JP4682896B2 (ja) プロジェクタ
JP2008216727A (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JP4211791B2 (ja) 光源装置、およびプロジェクタ
JP2014191016A (ja) プロジェクター
JP2014191016A5 (ja)
JP5266660B2 (ja) 投射型表示装置
JP5874763B2 (ja) 光源装置およびプロジェクター
JP2014174273A (ja) ライトトンネルの遮光部材及び画像表示装置
JP5435119B2 (ja) 光源装置及びプロジェクタ
JP6417595B2 (ja) 光源装置およびプロジェクター
JP2007199279A (ja) プロジェクタ
JP2013015654A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP6183433B2 (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2007213861A (ja) 光源装置、およびプロジェクタ
JP4211790B2 (ja) 光源装置、およびプロジェクタ
JP2008117733A (ja) 光源装置、およびプロジェクタ
JP2017187622A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2010170858A (ja) 光源装置及びプロジェクター
JP2009087798A (ja) 光源、照明装置および投写型映像表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070704

RD02 Notification of acceptance of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7422

Effective date: 20070813

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100518

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20100708

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20100907

A521 Written amendment

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20101029

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20110111

A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20110124

FPAY Renewal fee payment (event date is renewal date of database)

Free format text: PAYMENT UNTIL: 20140218

Year of fee payment: 3

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 4682896

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S531 Written request for registration of change of domicile

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313531

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350