JP2007264158A - 電子楽器およびプログラム - Google Patents
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Abstract
【解決手段】 電子楽器の設定データ270内に、パート毎にアルペジオタイプを定義するようにした。あるパートpがアルペジオ対象パートとして選択されると、パート設定データ274−p内のアルペジオタイプが読み出され、アルペジェータに対して対応するアルペジオパターンが自動的に設定される。
【選択図】 図2
Description
この発明は上述した事情に鑑みてなされたものであり、指定されたパートに応じて、アルペジオパターンを自動的に選択することができる電子楽器およびプログラムを提供することを目的としている。
請求項1記載の電子楽器にあっては、複数のパートに対応する複数のトラックにおいて演奏情報のイベントデータを記録および再生するマルチトラックレコーダ(110)とともに使用される電子楽器であって、指定された一の受信チャンネル(Rch(2,j))のイベントデータである元イベントデータと設定されたアルペジオパターンとに基づいてアルペジオ・イベントデータを生成するアルペジェータ(60)と、前記複数のパート毎に、音色と、前記アルペジオパターンを指定するアルペジオパターン指定データ(アルペジオタイプ)とを記憶する記憶手段(26,270)と、前記複数のパートのうち何れかがアルペジオ対象パートとして選択されると、前記記憶手段に記憶され該選択されたパートに係るアルペジオパターン指定データ(アルペジオタイプ)を読み出し、前記アルペジェータ(60)に対して該アルペジオパターン指定データ(アルペジオタイプ)によって指定されたアルペジオパターンを設定する準備手段(SP82)と、前記アルペジオ・イベントデータを、前記選択されたパートに対して指定されたチャンネル情報が示す送信チャンネル(Tch(1,j))のイベントデータとして、前記マルチトラックレコーダ(110)に送信する送信手段(10a)とを有することを特徴とする。
さらに、請求項2記載の構成にあっては、請求項1記載の電子楽器において、前記マルチトラックレコーダ(110)は、前記各トラックに前記イベントデータが録音される際の受信チャンネルと、前記イベントデータが再生される際の送信チャンネルとの同一性を保持するように構成されたものであることを特徴とする。
さらに、請求項3記載の構成にあっては、請求項1記載の電子楽器において、前記準備手段(SP82)にて、何れかのパートが選択されたとき、前記アルペジェータ(60)には、その選択されたパートの前記チャンネル情報が示す送信チャンネル(Tch(1,j))とは異なるチャンネル(Rch(2,j))が一の前記受信チャンネルとして自動的に指定されることを特徴とする。
さらに、請求項4記載の構成にあっては、請求項1記載の電子楽器において、前記記憶手段(26,270)は、さらに、前記複数のパート毎に、音色を指定する音色指定データを記憶するものであり、さらに、各パートの前記チャンネル情報が示す送信チャンネルのイベントデータを受信し、当該パートの音色指定データで指定されている音色で楽音信号を生成する音源部(6)を備えることを特徴とする。
また、請求項5記載のプログラムにあっては、複数のパートに対応する複数のトラックにおいて演奏情報のイベントデータを記録および再生するマルチトラックレコーダ(110)とともに使用される電子楽器に適用されるプログラムであって、前記電子楽器は、指定された一の受信チャンネルのイベントデータである元イベントデータと設定されたアルペジオパターンとに基づいてアルペジオ・イベントデータを生成するアルペジェータ(60)と、前記複数のパート毎に、音色と、前記アルペジオパターンを指定するアルペジオパターン指定データ(アルペジオタイプ)とを記憶する記憶手段(26,270)と、前記アルペジオ・イベントデータを、選択されたパートに対して指定されたチャンネル情報が示す送信チャンネルのイベントデータとして、前記マルチトラックレコーダ(110)に送信する送信手段(10a)と処理装置(22)とを有するものであり、前記複数のパートのうち何れかがアルペジオ対象パートとして選択されると、前記記憶手段に記憶され該選択されたパートに係るアルペジオパターン指定データ(アルペジオタイプ)を読み出し、前記アルペジェータ(60)に対して該アルペジオパターン指定データ(アルペジオタイプ)によって指定されたアルペジオパターンを設定する準備過程(SP82)を前記処理装置(22)に実行させることを特徴とする。
さらに、複数のパート毎に、マルチトラックレコーダのトラックに対応付けられたMIDIチャンネルを記憶する構成によれば、パートの選択に応じて、マルチトラックレコーダの適切なトラックが自動的に選択されるから、ユーザに求める操作を一層簡易にすることができる。
以下、この発明の一実施例のシンセサイザ1のハードウエア構成を図1を参照し説明する。図1において、2はパネルスイッチ部であり、ユーザによって操作される各種スイッチから構成されている。4はパネル表示器であり、ユーザに対して各種情報を表示する。6は音源部であり、最大「16」パートの演奏情報に基づいて、各パートの楽音信号を合成するとともに、必要に応じてこれら楽音信号にイコライジング処理、エフェクト処理等を施して出力する。
上述したように、音源部6は最大「16」パートの演奏情報に基づいて、各パートの楽音信号を生成するが、これら「パート」の状態を設定するために、図2に示す設定データ270がRAM26内の所定領域に記憶される。設定データ270は、コモン設定データ272とパート設定データ274−1〜274−16とから構成される。コモン設定データ272は、第1パート〜第16パートに対して共通する設定データであり、以下のようなデータから構成される。
る。
・操作子アサイン:このデータは、演奏操作子部18における各操作子の機能および各パートへの割当状態を定めるものである。
・マスタイコライザ:このデータは、全パートに対して共通に付与されるイコライジング処理、例えば演奏会場に応じた音場補正等の内容を定めるものである。
・エフェクタパラメータ:このデータは、全パートに対して共通に付与されるエフェクト処理の内容を定めるものである。
・パート名:これは当該パートの名称を表す文字列である。
・送信チャンネル:シンセサイザ1の内部においては、各パートの演奏情報には、パートに固有のチャンネル番号が割り当てられる。このチャンネル番号を「送信チャンネル」という。なお、外部のPC100との間で入出力される演奏情報は「MIDI信号」であり、当該MIDI信号に含まれる各種イベントデータには、ネットワークインタフェース10における「ポート番号」と、当該ポート内の「MIDIチャンネル」とが必ず特定される。このように、外部機器との間で入出力されるパートについては、「送信チャンネル」とは、このポート番号と、MIDIチャンネルとを合わせた情報と等価である。
・アルペジオタイプ:これは、当該パートの演奏情報に対してアルペジオを施す場合に、そのアルペジオパターンを一意に特定する情報である。
・アルペジオ・オン/オフ・フラグAon(p):このフラグは、パート番号pに対してアルペジオを施す場合には“1”(オン状態)、施さない場合には“0”(オフ状態)に設定されるものである。
・音量およびPAN:このデータは、ミキサ8における音量およびステレオの左右の出力チャンネルへの配分を表すものである。
3.1.アルゴリズム構成
次に、本実施例の動作を説明する。本実施例においては、動作モードとしてソングモードとアルペジオRECモードがある。ここで、ソングモードとは通常の鍵盤演奏などを行う動作モードである。ここで、ソングモードにおいてシンセサイザ1およびPC100によって実行される信号処理の等価アルゴリズムを図4を参照し説明する。
3.3.アルペジオタイプの設定(図3)
次に、ソングモードにおける各種イベント処理の内容を説明する。
ユーザがパネルスイッチ部2において所定の操作を行うと、図3に示すアルペジオタイプ設定画面200がパネル表示器4に表示される。図3において202はパート番号表示部であり、「1〜16」のパート番号を表示する。204はパート名表示部であり、各パートのパート名を表示する。206はアルペジオタイプ選択欄であり、当該パートに適用されるアルペジオタイプを複数の候補の中から選択することができる。ここで選択されたアルペジオタイプは、パート設定データ274−1〜274−16のうち対応するものに反映される。なお、このアルペジオタイプ設定画面200における操作/設定内容は、後述するアルペジオRECモードにおいても同様である。
ソングモードにおいては、「16」パートに対応して、パネルスイッチ部2における「16」個のスイッチが各パートのアルペジオのオン/オフ状態をトグルで切り替えるアルペジオスイッチとして割り当てられる。これらのスイッチのうち第pパート(pは1〜16のうち何れか)のアルペジオスイッチが押下されると、図5に示すアルペジオ・オン/オフ処理ルーチンが起動される。なお、イベントデータに付与されるMIDIチャンネル番号は、通常、このパート番号pに一対一に対応する。
次に、ソングモードにおいてノートオンイベントが発生した場合の処理を図6を参照し説明する。ソングモードにおいてノートオンイベントは、(a)通常のノートオンイベント、すなわち鍵盤18a、シーケンサ36、またはMIDIインタフェース部10aにおいて発生するノートオンイベントと、(b)アルペジェータ群46において発生するアルペジオ・イベントデータに含まれるノートオンイベントの2種類がある。何れの場合においても、ノートオンイベントにおいては、送信チャンネルが特定されているから、該ノートオンイベントに係るパート番号pが特定され、さらに音高nnおよびベロシティvelが特定される。
次に、ソングモードにおいてノートオフイベントが発生した場合の処理を図7を参照し説明する。ノートオフイベントについても、(a)鍵盤18a等において発生する通常のノートオフイベントと、(b)アルペジェータ群46において発生するアルペジオ・イベントデータに含まれるノートオフイベントの2種類がある。何れの場合においても、ノートオフイベントにおいては、送信チャンネルが特定されているから、該ノートオフイベントに係るパート番号pが特定され、さらに音高nnが特定される。
次に、ソングモードにおいてテンポ割込みが発生した場合の処理を図8を参照し説明する。なお、テンポ割込みは、タイマ20によって、所定間隔(例えば現在のテンポにおける4分音符の長さの「1/64」の間隔)で発生する割込みである。図8において処理がステップSP60に進むと、アルペジェータ番号qが「1」にセットされる。次に、処理がステップSP62に進むと、アルペジオ実行フラグRun(q)が“1”(実行中)であるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP64に進み、カウンタCount(q)が「1」だけ進められる。
4.1.動作の概要
次に、アルペジオRECモードの動作について説明するが、最初にシンセサイザ1とDAW110とを用いて、楽曲のソングデータを作成する方法について説明しておく。ソングデータは複数のパートから構成され、各パートはMIDIシーケンサ112に記録されるMIDIトラック、または波形レコーダ118に記録されるオーディオトラックに記録される。ユーザは、演奏操作子部18を用いて、パート毎の演奏情報またはオーディオ信号を順次作成してゆくことになる。ここで、あるパートの演奏情報またはオーディオ信号を生成するときは、以前に作成したパートの演奏情報およびオーディオ信号が再生される。
次に、アルペジオRECモードにおいてシンセサイザ1およびPC100によって実行される信号処理の等価アルゴリズムを図9を参照し説明する。なお、図9において図4の各部に対応する部分には同一の符号を付す。図9においては、図4のアルペジェータ群46に代えて「1」台のアルペジェータ60のみが設けられている。58は分岐部であり、マージ部44から出力された演奏情報のうち、「第2ポート」に属する送信チャンネルを有するもののみをアルペジェータ60に供給するとともに、「第1ポート」に属する送信チャンネルを有するものをマージ部50に供給する。
受信チャンネルとして、例えば第2チャンネルのオムニ(全てのMIDIチャンネル)を設定し、分岐部58において、ポート番号に基づいてイベントデータを分岐するようにする。また、62はARP_localスイッチであり、アルペジェータ60から出力されるアルペジオ・イベントデータをマージ部50に出力するか否かを切り替える。また、アルペジオ・イベントデータはシーケンサ36に供給され、シーケンサ36の出力信号はマージ部44に供給される。
4.3.1.パート選択イベント処理(図11)
次に、アルペジオRECモードにおける各種イベント処理の内容を説明する。
ユーザが、パネルスイッチ部2において、何れか任意のパート番号pをアルペジオ録音対象に指定する操作を行うと、図11に示すパート選択イベント処理ルーチンが起動される。図において処理がステップSP80に進むと、当該パート番号pが選択パート番号sepとして記憶される。次に、処理がステップSP82に進むと、選択パート番号sepに係るパート設定データ274−sepから、当該選択パート番号sepに係るアルペジオタイプが読み出され、読み出されたアルペジオタイプに対応するアルペジオパターンがROM24からアルペジェータ60に転送される。
次に、MIDIインタフェース部10aにおいて第2ポートから選択パート番号sepのノートオンイベントを受信した場合の処理を図12(a)を参照し説明する。なお、第2ポートからの受信チャンネルはRch(2,j)の形式になる。同図(a)の処理は、ソングモードにおけるステップSP22〜SP30の処理(図6参照)と同様であるが、アルペジェータ60は一台のみであるため、対応するオンテーブルや各種パラメータも一系統のみ設けられる。まず、ステップSP90においては、オンテーブルの内容が確認される。次に、処理がステップSP92に進むと、今回発生したノートオンイベントが選択パート番号sepにおける最初のノートオンイベントであるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP94に進み、カウンタCOUNTがクリアされる。次に、処理がステップSP28に進むと、アルペジオ実行フラグRUNが“1”(実行中)に設定される。一方、今回のノートオンイベントが最初のノートオンイベントではなかった場合には、ステップSP94,SP96はスキップされる。次に処理がステップSP98に進むと、今回のノートオンイベントがオンテーブルに登録される。すなわち、音高nnに対応するフラグが“1”に設定される。
次に、MIDIインタフェース部10aにおいて第2ポートから選択パート番号sepのノートオフイベントを受信した場合の処理を図12(b)を参照し説明する。同図(b)の処理は、アルペジェータ60が一台のみである点を除いて、ソングモードにおけるステップSP42〜SP48の処理(図7参照)と同様である。まず、ステップSP100においては、オンテーブルの内容が確認される。次に、処理がステップSP102に進むと、今回発生したノートオフイベントが、オンテーブルに最後に残っているノートオンに対するノートオフイベントであるか否か(他にノートオンされているノートが存在しないか否か)が判定される。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP104に進み、アルペジオ実行フラグRUNが“0”(非実行中)に設定される。一方、当該ノートオフイベントが最後のノートオフイベントではなかった場合には、ステップSP104はスキップされる。次に処理がステップSP106に進むと、今回生じたノートオフイベントに対応するノートオンがオンテーブルから削除される。
次に、MIDIインタフェース部10aにおいて第1ポートから何れかのパート番号p(これは選択パート番号sepおよび他のパート番号の何れも含まれる)に係るノートオンイベントを受信した場合の処理を図13(a)を参照し説明する。なお、第1ポートからの受信チャンネルはRch(1,j)の形式になる。同図(a)の処理は、ソングモードにおけるステップSP32〜SP36の処理(図6参照)と同様である。すなわち、ステップSP110においては当該ノートオンイベントに対して音源部6における発音チャンネルが割り当てられ、ステップSP112においては割り当てた発音チャンネルに対して、パート番号pのパート設定データ274−pで指定された音色と、音高nnと、ベロシティvelとに基づいて、必要なパラメータが設定され、処理がステップSP114においては、当該発音チャンネルに対して発音指示が行われる。
次に、MIDIインタフェース部10aにおいて第1ポートから何れかのパート番号pに係るノートオフイベントを受信した場合の処理を図13(b)を参照し説明する。同図(b)の処理は、ソングモードにおけるステップSP50〜SP54の処理(図7参照)と同様である。すなわち、ステップSP120においては、発音中の発音チャンネルの中から、当該ノートオフイベントに対応する発音チャンネルが検索され、ステップSP122においては当該発音チャンネルが存在するか否かが判定され、存在する場合にはステップSP124において、該発音チャンネルのリリースが開始される。
次に、アルペジオRECモードにおいてテンポ割込みが発生した場合の処理を図14を参照し説明する。図14において処理がステップSP130に進むと、アルペジオ実行フラグRUNが“1”(実行中)であるか否かが判定される。ここで「NO」と判定されると、本ルーチンの処理が直ちに終了する。一方、ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP132に進み、カウンタCOUNTが「1」だけ進められる。次に、処理がステップSP134に進むと、選択パート番号sepに係るアルペジオ・オン/オフ・フラグAon(sep)が“1”(オン状態)であるか否かが判定される。ここで「YES」と判定されると、処理はステップSP136に進み、先述したステップSP82にて当該アルペジェータ60に設定されたアルペジオパターンを、更新後のカウンタCOUNTで参照し、現在のタイミングがアルペジオ・イベントデータを発生すべきイベントタイミングであるか否かが判定される。
本発明は上述した実施例に限定されるものではなく、例えば以下のように種々の変形が可能である。
(1)上記実施例においては、シンセサイザ1内で動作するプログラムによって、各動作モードにおけるアルゴリズム(図4,図9)およびイベント処理を行ったが、このプログラムのみをCD−ROM、メモリカード等の記録媒体に格納して頒布し、あるいは伝送路を通じて頒布することもできる。
Claims (5)
- 複数のパートに対応する複数のトラックにおいて演奏情報のイベントデータを記録および再生するマルチトラックレコーダとともに使用される電子楽器であって、
指定された一の受信チャンネルのイベントデータである元イベントデータと設定されたアルペジオパターンとに基づいてアルペジオ・イベントデータを生成するアルペジェータと、
前記複数のパート毎に、音色と、前記アルペジオパターンを指定するアルペジオパターン指定データとを記憶する記憶手段と、
前記複数のパートのうち何れかがアルペジオ対象パートとして選択されると、前記記憶手段に記憶され該選択されたパートに係るアルペジオパターン指定データを読み出し、前記アルペジェータに対して該アルペジオパターン指定データによって指定されたアルペジオパターンを設定する準備手段と、
前記アルペジオ・イベントデータを、前記選択されたパートに対して指定されたチャンネル情報が示す送信チャンネルのイベントデータとして、前記マルチトラックレコーダに送信する送信手段と
を有することを特徴とする電子楽器。 - 前記マルチトラックレコーダは、前記各トラックに前記イベントデータが録音される際の受信チャンネルと、前記イベントデータが再生される際の送信チャンネルとの同一性を保持するように構成されたものである
ことを特徴とする請求項1記載の電子楽器。 - 前記準備手段にて、何れかのパートが選択されたとき、前記アルペジェータには、その選択されたパートの前記チャンネル情報が示す送信チャンネルとは異なるチャンネルが一の前記受信チャンネルとして自動的に指定される
ことを特徴とする請求項1記載の電子楽器。 - 前記記憶手段は、さらに、前記複数のパート毎に、音色を指定する音色指定データを記憶するものであり、さらに、
各パートの前記チャンネル情報が示す送信チャンネルのイベントデータを受信し、当該パートの音色指定データで指定されている音色で楽音信号を生成する音源部を備える
ことを特徴とする請求項1記載の電子楽器。 - 複数のパートに対応する複数のトラックにおいて演奏情報のイベントデータを記録および再生するマルチトラックレコーダとともに使用される電子楽器に適用されるプログラムであって、
前記電子楽器は、
指定された一の受信チャンネルのイベントデータである元イベントデータと設定されたアルペジオパターンとに基づいてアルペジオ・イベントデータを生成するアルペジェータと、
前記複数のパート毎に、音色と、前記アルペジオパターンを指定するアルペジオパターン指定データとを記憶する記憶手段と、
前記アルペジオ・イベントデータを、選択されたパートに対して指定されたチャンネル情報が示す送信チャンネルのイベントデータとして、前記マルチトラックレコーダに送信する送信手段と
処理装置と
を有するものであり、
前記複数のパートのうち何れかがアルペジオ対象パートとして選択されると、前記記憶手段に記憶され該選択されたパートに係るアルペジオパターン指定データを読み出し、前記アルペジェータに対して該アルペジオパターン指定データによって指定されたアルペジオパターンを設定する準備過程
を前記処理装置に実行させることを特徴とするプログラム。
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