JP2007263281A - 直線運動装置 - Google Patents

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吉章 矢野
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Abstract

【課題】部品点数の増加を招くことなく潰れなどの変形が防塵用シールの軟性シール部に発生することを防止することのできる直線運動装置を提供する。
【解決手段】防塵用シール19の軟性シール部192に形成されたビス挿通用凹部に向かって突出する複数の突起部25を防塵用シール19のシール保護板193に設け、シール固定用ビス20を通すためのビス挿通孔を突起部25に設けた。
【選択図】図3

Description

本発明は、ボールねじ、リニアガイド、ボールスプラインなどの直線運動装置に関する。
工作機械などの産業機械に使用される直線運動装置として、図14に示すものが知られている。図14に示される直線運動装置は案内軸としてのねじ軸11を備え備えており、ねじ軸11の外周面には螺旋状の転動体転動溝12が形成されている。この転動体転動溝12は可動体としてのナット13の内周面に形成された螺旋状の転動体転動溝14と対向しており、転動体転動溝12と転動体転動溝14との間には、球状に形成された多数の転動体15が転動自在に設けられている。
また、図14に示される直線運動装置は、円筒状に形成された二つのシールキャップ16を備えている。これらのシールキャップ16はナット13の端面に取り付けられており、各シールキャップ16の内部には、ねじ軸11の転動体転動溝12に固形潤滑剤を供給する潤滑剤供給部材17が収容されている。
このような直線運動装置は潤滑剤供給部材17から転動体転動溝12に供給される固形潤滑剤によって焼付きなどを防止することができるが、切削粉や研削粉などが飛散する環境下で使用すると、ねじ軸11に付着した切削粉や研削粉などが異物としてねじ軸11とナット13との間に入り込み、転動体15の転がり運動を阻害する原因となる。そこで、図15に示すように、ナット13と反対側のシールキャップ16の端面16aにシール装着穴18を形成し、このシール装着穴18に組み込まれた防塵用シール19を複数のシール固定用ビス20によりシールキャップ16に固定して異物の侵入を防止するようにしたものが考案され、実用化に供されている(非特許文献1参照)。
「NSK 精機総合カタログCAT.No.3161b 2004E-9, 頁A-183」
このような直線運動装置では、防塵用シール19がシール装着穴18より僅かに小さい外径で円環状に形成された金属板191と、この金属板191の表面に軟性材(例えば合成樹脂材、エラストマー材など)を加硫接着して形成された肉厚の軟性シール部192と、この軟性シール部192の表面部を保護する金属製のシール保護板193とから構成されているため、ねじ軸11とナット13との間を良好にシールすることができるという利点を有している。しかしながら、シール固定用ビス20の締付力が強すぎると、潰れなどの変形が軟性シール部192に生じ、防塵用シール19のシール性を低下させる原因となる。これを防止する方策としては、図15に示すように、金属板191とシール保護板193との間に円筒状のカラー21を介在させることが考えられるが、部品点数の増加を招くという問題がある。
本発明は、上述した問題点に着目してなされたものであり、部品点数の増加を招くことなく潰れなどの変形が防塵用シールの軟性シール部に発生することを防止することのできる直線運動装置を提供することを目的とする。
上記の目的を達成するために、本発明は、螺旋状または直線状の転動体転動溝を有する案内軸と、該案内軸の転動体転動溝と対向する螺旋状または直線状の転動体転動溝を有する可動体と、前記案内軸の転動体転動溝と前記可動体の転動体転動溝との間に転動自在に設けられた多数の転動体と、前記可動体の端面に取付けられた円筒状のシールキャップと、該シールキャップ内に収容された潤滑剤供給部材と、前記シールキャップの端面に形成されたシール装着穴に組み込まれた防塵用シールと、該防塵用シールを前記シールキャップに固定する複数のシール固定用ビスとを備え、前記防塵用シールが前記シール装着穴より僅かに小さい外径で円環状に形成された金属板と、該金属板の表面に軟性材を加硫接着して形成された軟性シール部と、該軟性シール部の表面部を保護する金属製のシール保護板とを有してなる直線運動装置であって、前記軟性シール部に形成された複数のビス挿通用凹部に向かって突出する複数の突起部を前記シール保護板に設け、前記シール固定用ビスを通すためのビス挿通孔を前記突起部に設けたことを特徴とする。
本発明に係る直線運動装置において、前記突起部は前記シール保護板をプレス加工またはベンディング加工またはバーリング加工して形成することができる。
本発明に係る直線運動装置では、防塵用シールの金属板とシール保護板との間にカラーを介在させる必要がないので、部品点数の増加を招くことなく潰れなどの変形が防塵用シールの軟性シール部に発生することを防止することができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。なお、図14及び図15に示したものと同一部分には同一符号を付し、その部分の詳細な説明は省略する。
図1は本発明の一実施形態に係る直線運動装置の一部を示す断面図、図2は図1のII−II断面図、図3は図2のIII−III断面図、図4は図3に示す金属板の正面図、図5は図3に示す軟性シール部の正面図、図6は図3に示すシール保護板の正面図、図7は図6のVII−VII断面図である。図1に示されるように、シールキャップ16の端面16aに形成されたシール装着穴18には防塵用シール19が組み込まれており、この防塵用シール19は複数のシール固定用ビス20とワッシャー22(図2参照)によりシールキャップ16に固定されている。
防塵用シール19はシール装着穴18より僅かに小さい外径で円環状に形成された金属板191(図3参照)を有しており、この金属板191には、複数のビス挿通孔23(図4参照)が金属板191の周方向に一定ピッチで穿設されている。また、防塵用シール19は金属板191の表面に軟性材(例えばエラストマー材、合成樹脂材など)を加硫接着して形成された肉厚の軟性シール部192(図3参照)を有しており、この軟性シール部192には、複数のビス挿通用凹部24(図5参照)が所定位置に形成されている。
さらに、防塵用シール19は軟性シール部192の表面部を保護する金属製のシール保護板193(図3参照)を有しており、このシール保護板193には、軟性シール部192のビス挿通用凹部24に向かって突出する複数の突起部25(図3及び図7参照)が設けられている。これらの突起部25はシール保護板193をプレス加工またはベンディング加工またはバーリング加工して形成されており、各突起部25には、シール固定用ビス20を通すためのビス挿通孔26が形成されている。
このように構成される直線運動装置では、シール固定用ビス20により防塵用シール19のシール保護板193を締付けると、シール保護板193に設けられた突起部25の先端が防塵用シール19の金属板191に当接するため、金属板191とシール保護板193との間にカラーを介在させなくても潰れなどの変形が軟性シール部192に生じることを防止することができる。したがって、図15に示した従来例のように、防塵用シール19の金属板191とシール保護板193との間にカラー21を介在させる必要がないので、部品点数の増加を招くことなく潰れなどの変形が防塵用シール19の軟性シール部192に発生することを防止することができる。
上述した第1の実施形態では、シール保護板193の突起部25をエンボス加工によって形成したものを例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、たとえば、図8〜図13に示すように、シール保護板193の一部をベンディング加工して突起部25を形成しても同様の効果を得ることができる。
また、上述した実施形態では本発明をボールねじに適用した場合を例示したが、本発明はこれに限定されるものではなく、例えばリニアガイド、ボールスプラインなどにも本発明を適用することができる。また、上述した実施形態では転動体として球状に形成されたものを例示したが、これに限定されるものではなく、円筒状に形成されたものを転動体として用いた直線運動装置についても本発明を適用することができる。
本発明の第1の実施形態に係る直線運動装置の一部を示す断面図である。 図1のII−II断面図である。 図2のIII−III断面図である。 図3に示す金属板の正面図である。 図3に示す軟性シール部の正面図である。 図3に示すシール保護板の正面図である。 図6のVII−VII断面図である。 シール保護板の第1変形例を示す正面図である。 図8に示すA部の拡大図である。 図9のX−X断面図である。 シール保護板の第2変形例を示す正面図である。 図11に示すB部の拡大図である。 図12のXIII−XIII断面図である。 ボールねじの概略構成を示す図である。 防塵用シールを備えた従来のボールねじの一部を示す断面図である。
符号の説明
11 ねじ軸(案内軸)
12,14 転動体転動溝
13 ナット(可動体)
15 転動体
16 シールキャップ
17 潤滑剤供給部材
18 シール装着穴
19 防塵用シール
191 金属板
192 軟性シール部
193 シール保護板
20 シール固定用ビス
23,26 ビス挿通孔
24 ビス挿通用凹部
25 突起部

Claims (2)

  1. 螺旋状または直線状の転動体転動溝を有する案内軸と、該案内軸の転動体転動溝と対向する螺旋状または直線状の転動体転動溝を有する可動体と、前記案内軸の転動体転動溝と前記可動体の転動体転動溝との間に転動自在に設けられた多数の転動体と、前記可動体の端面に取付けられた円筒状のシールキャップと、該シールキャップ内に収容された潤滑剤供給部材と、前記シールキャップの端面に形成されたシール装着穴に組み込まれた防塵用シールと、該防塵用シールを前記シールキャップに固定する複数のシール固定用ビスとを備え、前記防塵用シールが前記シール装着穴より僅かに小さい外径で円環状に形成された金属板と、該金属板の表面に軟性材を加硫接着して形成された軟性シール部と、該軟性シール部の表面部を保護する金属製のシール保護板とを有してなる直線運動装置であって、
    前記軟性シール部に形成された複数のビス挿通用凹部に向かって突出する複数の突起部を前記シール保護板に設け、前記シール固定用ビスを通すためのビス挿通孔を前記突起部に設けたことを特徴とする直線運動装置。
  2. 前記突起部は前記シール保護板をプレス加工またはベンディング加工またはバーリング加工して形成されていることを特徴とする請求項1記載の直線運動装置。
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