JP2007263260A - 無段変速機の制御装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】ライン圧制御弁やプライマリ圧制御弁が故障したとしても、急激なダウンシフトを回避して安全性を確保するとともに最低限の走行性能を確保する。
【解決手段】オイルポンプ40に接続されるライン圧路41にはライン圧制御弁42が接続される。ライン圧路41から分岐する第1プライマリ圧路43はフェイルセーフ弁44を介して作動油室P1に接続され、ライン圧路41から分岐するセカンダリ圧路45は作動油室S1に接続される。ライン圧制御弁42には作動油室P2に連通する第2プライマリ圧路46が接続され、この第2プライマリ圧路46にはプライマリ圧制御弁47とリミッタ弁48とが設けられる。ライン圧制御弁42やプライマリ圧制御弁47が故障して過大なライン圧やプライマリ圧が出力されると、フェイルセーフ弁44によって作動油室P2内の圧力が減圧され、リミッタ弁48によって作動油室P1内の圧力が減圧される。
【選択図】図7

Description

本発明は、車両に搭載される無段変速機の制御装置に関する。
車両に搭載される無段変速機(CVT)は、入力軸に設けられるプライマリプーリと、出力軸に設けられるセカンダリプーリとを備えており、これらのプーリに掛け渡される駆動ベルト等の巻き付け径を変化させて変速比を制御している。プライマリプーリおよびセカンダリプーリは、それぞれに固定シーブとこれに対面する可動シーブとを備えており、可動シーブを軸方向に移動させることによってプーリ溝幅を変化させることができ、駆動ベルトの巻き付け径を制御することが可能となっている。
このような無段変速機は、一方のプーリ(たとえば、プライマリプーリ)によって駆動ベルトの巻き付け径を制御するのに対し、他方のプーリ(たとえば、セカンダリプーリ)によって駆動ベルトの滑りを抑制するようにしている。プライマリプーリによって変速比を制御する際には、スロットル開度や車速に基づき特性マップを参照して目標変速比を設定し、この目標変速比に合わせてプライマリプーリのプーリ溝幅を制御する。そして、セカンダリプーリによって駆動ベルトの滑りを抑制する際には、目標変速比と入力トルクに基づいて目標クランプ力を設定し、この目標クランプ力に合わせてセカンダリプーリのプーリ溝幅を制御するようにしている。
このようにプライマリプーリやセカンダリプーリのプーリ溝幅を制御するため、プライマリプーリの作動油室には変速比制御弁を介して調圧されたプライマリ圧が供給される一方、セカンダリプーリの作動油室にはライン圧制御弁を介して調圧されたライン圧が供給されるようになっている。このような変速比制御弁やライン圧制御弁は、電子制御ユニットからの制御信号に基づいてプライマリ圧やライン圧を調圧することになるが、変速比制御弁やライン圧制御弁が制御不能となるフェイル状態に陥った場合であっても、走行中の安全性を確保しながら最低限の走行性能を確保するため、油圧制御回路にはフェイルセーフ機能が組み込まれている。特に、変速比制御弁がフェイル状態に陥った場合に、プライマリプーリから急速に作動油が排出されると、急激なダウンシフトによって車両を減速させてしまうことから、フェイル時に変速比を固定したりオーバードライブ側に制御したりすることによって、急激なダウンシフトを回避して安全性を確保するようにした制御装置が提案されている(たとえば、特許文献1参照)。
また、変速比制御弁がフェイル状態に陥ることにより、変速比がオーバードライブ側に制御されると、車両を停止させた後に再発進させることが困難となる。そこで、変速比制御弁がフェイル状態に陥った場合であっても、セレクト操作に連動するマニュアル弁を介して作動油を供給制御することにより、変速比をロー状態に制御して発進性能を向上させるようにした無段変速機の制御装置が提案されている(たとえば、特許文献2参照)。さらに、ライン圧制御弁がフェイル状態に陥ることにより、ライン圧が高圧に設定されて駆動ベルトに大きな負荷がかかる場合には、変速比を1.0に近づけて駆動ベルトの負荷を軽減するようにした制御装置も提案されている(たとえば、特許文献3参照)。
特開2001−12598号公報 特開平6−42625号公報 特開2001−330135号公報
ところで、特許文献1〜3に記載された無段変速機にあっては、1つの作動油室を備えるシングルシリンダ型のプライマリプーリが組み込まれた無段変速機となっている。しかしながら、プライマリプーリ構造としてはシングルシリンダ型に限られることはなく、2つの作動油室が形成されるダブルシリンダ型も開発されている。このダブルシリンダ型のプライマリプーリが組み込まれた無段変速機にあっても、走行中の安全性を確保しながら最低限の走行性能を確保するためのフェイルセーフ機能を組み込むことが必要であるが、従来のフェイルセーフ機能を組み込んで応用することは極めて困難となっていた。
本発明の目的は、複数の作動油室が形成されるプーリを備えた無段変速機において、ライン圧制御弁や変速比制御弁がフェイル状態に陥った場合であっても、走行中の安全性を確保しながら最低限の走行性能を確保することにある。
本発明の無段変速機の制御装置は、プーリ溝幅を制御する第1変速圧室および第2変速圧室を備える変速プーリと、プーリ溝幅を制御する締付圧室を備える締付プーリと、前記変速プーリと前記締付プーリとに巻き掛けられる動力伝達要素とを有する無段変速機の制御装置であって、油圧供給源と前記締付プーリとの間に設けられ、前記第1変速圧室および前記締付圧室に供給されるライン圧を調圧するライン圧制御弁と、前記ライン圧制御弁と前記変速プーリとの間に設けられ、前記第2変速圧室に供給される変速制御圧を調圧する変速比制御弁と、前記ライン圧制御弁と前記変速プーリとの間に設けられ、ライン圧が第1制限圧を上回るときにライン圧を減圧する第1減圧弁と、前記変速比制御弁と前記変速プーリとの間に設けられ、変速制御圧が第2制限圧を上回るときに変速制御圧を減圧する第2減圧弁とを有することを特徴とする。
本発明の無段変速機の制御装置は、前記第1減圧弁は前記ライン圧制御弁と前記第1変速圧室との間に設けられ、前記第1変速圧室に供給されるライン圧を減圧することを特徴とする。
本発明の無段変速機の制御装置は、前記第2減圧弁は前記変速比制御弁と前記第2変速圧室との間に設けられ、前記第2変速圧室に供給される変速制御圧を減圧することを特徴とする。
本発明の無段変速機の制御装置は、前記締付圧室に対する前記第1変速圧室の大きさは、ダウンシフト時に要求される変速速度に基づいて設定されることを特徴とする。
本発明の無段変速機の制御装置は、前記締付圧室に対する前記第1変速圧室および前記第2変速圧室の大きさは、アップシフト時に要求される変速速度に基づいて設定されることを特徴とする。
本発明の無段変速機の制御装置は、前記第1制限圧は前記ライン圧制御弁によって調圧される最大ライン圧であることを特徴とする。
本発明の無段変速機の制御装置は、前記ライン圧制御弁および前記変速比制御弁が故障したときの目標変速比に基づいて前記第2制限圧を設定することを特徴とする。
本発明によれば、ライン圧が第1制限圧を上回るときにライン圧を減圧する第1減圧弁と、変速制御圧が第2制限圧を上回るときに変速制御圧を減圧する第2減圧弁とを設けるようにしたので、ライン圧制御弁と変速比制御弁とが故障した場合であっても、変速比を所定の目標変速比に制御することが可能となる。これにより、急減なダウンシフトを回避して安全性を確保するとともに、最低限の動力性能を確保することが可能となる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図1は無段変速機10を示すスケルトン図であり、この無段変速機10は本発明の一実施の形態である制御装置によって制御される。図1に示すように、この無段変速機10はベルトドライブ式の無段変速機であり、エンジン11に駆動されるプライマリ軸12と、これに平行となるセカンダリ軸13とを有している。プライマリ軸12とセカンダリ軸13との間には変速機構14が設けられており、プライマリ軸12の回転は変速機構14を介してセカンダリ軸13に伝達され、セカンダリ軸13の回転は減速機構15およびデファレンシャル機構16を介して左右の駆動輪17,18に伝達される。
プライマリ軸12には変速プーリとしてのプライマリプーリ20が設けられており、このプライマリプーリ20はプライマリ軸12に一体となる固定シーブ20aと、これに対向してプライマリ軸12に軸方向に摺動自在となる可動シーブ20bとを有している。また、セカンダリ軸13には締付プーリとしてのセカンダリプーリ21が設けられており、このセカンダリプーリ21はセカンダリ軸13に一体となる固定シーブ21aと、これに対向してセカンダリ軸13に軸方向に摺動自在となる可動シーブ21bとを有している。プライマリプーリ20とセカンダリプーリ21には動力伝達要素としての駆動ベルト22が巻き付けられており、プライマリプーリ20とセカンダリプーリ21とのプーリ溝幅を変化させることによって、駆動ベルト22の巻き付け径を無段階に変化させることが可能となる。なお、駆動ベルト22のプライマリプーリ20に対する巻き付け径をRpとし、セカンダリプーリ21に対する巻き付け径をRsとすると、無段変速機10の変速比はRs/Rpとなる。
プライマリプーリ20のプーリ溝幅を変化させるため、プライマリ軸12には2つのドラム部23a,23bを備えたシリンダ23が固定されるとともに、可動シーブ20bにはドラム部23a,23bの内周面に摺動自在に接触する2つのスリーブ部24a,24bが固定されており、可動シーブ20bの背面側にはシリンダ23によって第1変速圧室である作動油室P1と第2変速圧室である作動油室P2とが区画されている。また、セカンダリプーリ21のプーリ溝幅を変化させるため、セカンダリ軸13には円盤状の圧力支持部材25が固定されるとともに、可動シーブ21bには圧力支持部材25の外周面に摺動自在に接触するシリンダ26が固定されており、可動シーブ21bの背面側にはシリンダ26によって締付圧室である作動油室S1が区画されている。それぞれのプーリ溝幅は、プライマリ側の作動油室P1,P2に供給される油圧と、セカンダリ側の作動油室S1に供給される油圧とを調整することによって制御される。
また、プライマリプーリ20にエンジン動力を伝達するため、クランク軸11aとプライマリ軸12との間にはトルクコンバータ30および前後進切換機構31が設けられている。トルクコンバータ30はクランク軸11aに連結されるポンプシェル30aとこれに対面するタービンランナ30bとを備えており、タービンランナ30bにはタービン軸32が連結されている。さらに、トルクコンバータ30内には、走行状態に応じてクランク軸11aとタービン軸32とを締結するためのロックアップクラッチ33が組み込まれている。
前後進切換機構31は、ダブルピニオン式の遊星歯車列34、前進用クラッチ35および後退用ブレーキ36を備えており、前進用クラッチ35や後退用ブレーキ36を作動させることによって動力伝達経路が切り換えられるようになっている。前進用クラッチ35および後退用ブレーキ36を共に開放すると、タービン軸32とプライマリ軸12とは切り離され、前後進切換機構31はプライマリ軸12に動力を伝達しないニュートラル状態に切り換えられる。また、後退用ブレーキ36を開放して前進用クラッチ35を締結すると、タービン軸32の回転がそのままプライマリプーリ20に伝達される一方、前進用クラッチ35を開放して後退用ブレーキ36を締結すると、タービン軸32の回転が逆転されてプライマリプーリ20に伝達されることになる。
図2は無段変速機10の油圧制御系および電子制御系を示す概略図である。図2に示すように、プライマリプーリ20やセカンダリプーリ21に対して作動油を供給するため、無段変速機10にはエンジン駆動される油圧供給源としてのオイルポンプ40が設けられている。このオイルポンプ40の吐出口に接続されるライン圧路41にはライン圧制御弁42が接続されており、ライン圧制御弁42によって油圧制御回路の基本油圧となるライン圧PLが調圧される。また、ライン圧路41は分岐するようになっており、プライマリプーリ20に向けて延びる第1プライマリ圧路43は、第1減圧弁であるフェイルセーフ弁44を介してプライマリプーリ20の作動油室P1に接続され、セカンダリプーリ21に向けて延びるセカンダリ圧路45はセカンダリプーリ21の作動油室S1に接続されている。さらに、ライン圧制御弁42にはプライマリプーリ20の作動油室P2に連通する第2プライマリ圧路46が接続されており、この第2プライマリ圧路46には、変速制御圧であるプライマリ圧Ppを調圧する変速比制御弁としてのプライマリ圧制御弁47と、プライマリ圧Ppの上限圧力を制御する第2減圧弁としてのリミッタ弁48とが設けられている。
すなわち、プライマリ側の作動油室P1にはライン圧制御弁42によって調圧されたライン圧PLが供給され、プライマリ側の作動油室P2にはプライマリ圧制御弁47によって調圧されたプライマリ圧Ppが供給されるため、以下の式(1)に従って求められるクランプ力Fpがプライマリプーリ20に発生することになる。また、セカンダリ側の作動油室S1にはライン圧制御弁42によって調圧されたライン圧PLが供給されるため、以下の式(2)に従って求められるクランプ力Fsがセカンダリプーリ21に発生することになる。そして、クランプ力Fp,Fsの大きさを制御することにより、駆動ベルト22の巻き付け径を変化させて変速比を制御することが可能となる。なお、AP1は作動油室P1の受圧面積であり、AP2は作動油室P2の受圧面積であり、ASは作動油室S1の受圧面積である。
Fp=AP1×PL+AP2×Pp・・・(1)
Fs=AS×PL・・・(2)
このようなライン圧制御弁42およびプライマリ圧制御弁47はソレノイド部42a,47aを備えた電磁流量制御弁となっており、各ソレノイド部42a,47aに対してCVT制御ユニット50から駆動電流が供給されるようになっている。また、CVT制御ユニット50は、図示しないマイクロプロセッサ(CPU)を備えており、このCPUにはバスラインを介してROM、RAMおよびI/Oポートが接続される。ROMには制御プログラムや各種マップデータなどが格納され、RAMにはCPUで演算処理したデータが一時的に格納される。さらに、I/Oポートを介してCPUには各種センサから車両の走行状態を示す検出信号が入力されている。
CVT制御ユニット50に検出信号を入力する各種センサとしては、プライマリプーリ20のプライマリ回転数を検出するプライマリ回転数センサ51、セカンダリプーリ21のセカンダリ回転数を検出するセカンダリ回転数センサ52、アクセルペダルの踏み込み量を検出するアクセルペダルセンサ53、車速を検出する車速センサ54などがある。また、CVT制御ユニット50にはエンジン制御ユニット55が接続されており、このエンジン制御ユニット55からスロットル開度やエンジン回転数などのエンジン制御情報が入力されるようになっている。
続いて、目標プライマリ圧Ppを算出してプライマリ圧制御弁47に対する駆動電流を設定する際の手順と、目標ライン圧PLを算出してライン圧制御弁42に対する駆動電流を設定する際の手順とについて説明する。図3はCVT制御ユニット50の変速制御系を示すブロック図である。
図3に示すように、目標プライマリ圧Ppを設定するため、目標プライマリ回転数算出部60は、車速Vとスロットル開度Toに基づき所定の変速マップを参照して目標プライマリ回転数Npを算出し、目標変速比算出部61は、目標プライマリ回転数Npと実セカンダリ回転数Ns’とに基づき目標変速比iを算出する。次いで、油圧比算出部62は、目標変速比iに対応する目標プライマリ圧Ppと目標ライン圧PLとの油圧比(Pp/PL)を算出し、目標プライマリ圧算出部63は、この油圧比に後述する目標ライン圧PLを乗算して目標プライマリ圧Ppを算出する。また、実変速比算出部64は、実プライマリ回転数Np’と実セカンダリ回転数Ns’とに基づき実変速比i’を算出し、フィードバック値算出部65は、実変速比i’と目標変速比iとに基づきフィードバック値fを算出する。そして、CVT制御ユニット50は、フィードバック制御された目標プライマリ圧Ppに基づき駆動電流を設定した後に、この駆動電流をプライマリ圧制御弁47に対して出力し、プライマリプーリ20のクランプ力Fpを目標変速比iに向けて制御することになる。
また、目標ライン圧PLを算出するため、入力トルク算出部66は、エンジン回転数Neとスロットル開度Toとに基づきエンジントルクを算出した後に、このエンジントルクにトルクコンバータ30の増幅トルクを加え、プライマリプーリ20に入力される入力トルクTiを算出する。そして、必要ライン圧算出部67は、目標変速比iに基づき所定の特性マップを参照し、単位トルク当りの必要ライン圧(PL/Ti)を算出する。そして、目標ライン圧算出部68は、単位トルク当りの目標ライン圧(PL/Ti)に入力トルクTiを乗算し、セカンダリプーリ21に供給する目標ライン圧PLを算出する。続いて、CVT制御ユニット50は、目標ライン圧PLに基づき駆動電流を設定した後に、この駆動電流をライン圧制御弁42に対して出力することにより、セカンダリプーリ21を適切なクランプ力Fsによって締め付け動作させることができ、駆動ベルト22の滑りを抑制することが可能となる。
以下、無段変速機10の変速比特性について説明し、変速制御を実行する際の油圧供給状態について説明する。図4は変速比iとクランプ力比Frとトルク比Trとの関係を示す特性線図である。なお、クランプ力比Frとはクランプ力Fpのクランプ力Fsに対する比(Fp/Fs)であり、トルク比Trとは入力トルクTiのスリップトルクTsに対する比(Ti/Ts)である。また、スリップトルクTsとは駆動ベルト22に滑りが発生する限界トルクである。
図4に示すように、無段変速機10の変速比iはクランプ力比Frとトルク比Trとの双方によって変化するようになっている。たとえば、トルク比Trを一定に保った状態のもとで、クランプ力比Frを引き上げた場合には変速比iがオーバードライブ側に引き下げられ、クランプ力比Frを引き下げた場合には変速比iがロー側に引き上げられる。また、クランプ力比Frを一定に保った状態のもとで、トルク比Trを引き上げた場合には変速比iがロー側に引き上げられ、トルク比Trを引き下げた場合には変速比iがオーバードライブ側に引き下げられるようになっている。なお、入力トルクTiが加速トルクである場合にはトルク比Trが正の値となって表され、入力トルクTiが減速トルクである場合にはトルク比Trが負の値となって表されている。
続いて、変速比iを最大値(ロー状態)と最小値(オーバードライブ状態)とに制御する際の油圧供給状態について説明する。図5は変速比iをロー状態に制御したときの油圧供給状態を示す概略図であり、図6は変速比iをオーバードライブ状態に制御したときの油圧供給状態を示す概略図である。図5に示すように、変速比iをロー状態に制御する際には、プライマリ圧制御弁47を遮断状態に切り換えることによって作動油の供給が遮断される。これにより、プライマリ側の作動油室P2に供給されるプライマリ圧Ppを0まで引き下げることができるため、クランプ力Fpを引き下げるとともにクランプ力比Frを引き下げることができ、変速比iをロー状態まで引き上げることが可能となる。なお、変速比iをロー状態に制御する際のクランプ力比Frは、以下の式(3)に従って求めることが可能である。
Fr=(AP1×PL)/(AS×PL)=AP1/AS・・・(3)
ここで、車両仕様等によって設定される最大変速速度をダウンシフト時において達成するため、セカンダリ側の受圧面積ASに対するプライマリ側の受圧面積AP1は以下のように設定されている。まず、全ての変速比領域および全てのトルク比領域においてプライマリプーリ20に発生するクランプ力Fpを算出し、これらのクランプ力Fpから最小のクランプ力Fpを算出する。次いで、変速速度(di/dt)を求める以下の式(4)に基づいて、最小のクランプ力Fpにおいて最大変速速度を満たすために必要なクランプ力Fp’を算出し、このクランプ力Fp’によって得られるクランプ力比Fr(たとえば、0.5)を算出する。なお、式(4)に記載されるFpとは現時点の変速比iを維持するために必要なクランプ力であり、Fp’とは変速中のプライマリプーリ20に対して実際に発生しているクランプ力である。
di/dt=k(i)×Np×ΔFp=k(i)×Np×(Fp−Fp’)・・・(4)
そして、算出されたクランプ力比Fr(0.5)を前述した式(3)に入力することにより、受圧面積AP1と受圧面積ASとの関係はAP1=0.5ASとして設定されることになる。このように、受圧面積AP1を受圧面積ASの半分に設定することにより、作動油室P2に対するプライマリ圧Ppの供給を遮断することによってクランプ力比Frを0.5まで引き下げることが可能となる。つまり、図4に示すように、ロー状態の変速比i=2.0が取り得る最小クランプ力比Frが0.7付近であることから、クランプ力比Frを0.5まで引き下げることが可能なプーリ構造を採用することにより、如何なるダウンシフト状況においても要求される最大変速速度を満たしながらダウンシフトを実行することが可能となる。
次いで、図6に示すように、変速比iをオーバードライブ状態に制御する際には、プライマリ圧制御弁47を連通状態に切り換えることによって作動油がそのまま供給される。これにより、プライマリ側の作動油室P2に供給されるプライマリ圧Ppをライン圧PLまで引き上げることができるため、クランプ力Fpを引き上げるとともにクランプ力比Frを引き上げることができ、変速比iをオーバードライブ状態まで引き下げることが可能となる。なお、変速比iをオーバードライブ状態に制御する際のクランプ力比Frは、以下の式(5)に従って求めることが可能である。
Fr=(AP1×PL+AP2×PL)/(AS×PL)=AP1+AP2/AS・・・(5)
ここで、車両仕様等によって設定される最大変速速度をアップシフト時において達成するため、セカンダリ側の受圧面積ASに対するプライマリ側の受圧面積AP1,AP2は以下のように設定されている。まず、全ての変速比領域および全てのトルク比領域においてプライマリプーリ20に発生するクランプ力Fpを算出し、これらのクランプ力Fpから最大のクランプ力Fpを算出する。次いで、変速速度(di/dt)を求める前述の式(4)に基づいて、最大のクランプ力Fpにおいて最大変速速度を満たすために必要なクランプ力Fp’を算出し、このクランプ力Fp’によって得られるクランプ力比Fr(たとえば、1.9)を算出する。
そして、算出されたクランプ力比Fr(1.9)を前述した式(5)に入力することにより、受圧面積AP1,AP2と受圧面積ASとの関係はAP1+AP2=1.9ASとして設定されることになる。さらに、前述したように、AP1=0.5ASであることから、受圧面積AP2と受圧面積ASとの関係はAP2=1.4ASとして設定されることになる。このように、受圧面積AP2を受圧面積ASの1.4倍に設定することにより、作動油室P2に供給するプライマリ圧Ppをライン圧PLまで引き上げることによってクランプ力比Frを1.9まで引き上げることが可能となる。つまり、図4に示すように、オーバードライブ状態の変速比i=0.45が取り得る最大クランプ力比Frが1.6付近であることから、クランプ力比Frを1.9まで引き上げることが可能なプーリ構造を採用することにより、如何なるアップシフト状況においても要求される最大変速速度を満たしながらアップシフトを実行することが可能となる。
これまで説明したように、プライマリプーリ20に対して2つの作動油室P1,P2を形成し、プライマリ側の作動油室P1とセカンダリ側の作動油室S1とを連通するようにしたので、作動油の消費流量を引き下げることが可能となる。つまり、変速方向によって作動油の供給方向が異なる2つの作動油室P1,S1を連通することにより、変速時において作動油室P1,S1からの作動油排出量を抑制することができる。これにより、オイルポンプ40にかかる負荷を軽減することができるため、エンジン11の燃費性能を向上させることが可能となる。また、ダウンシフト時やアップシフト時の変速速度を考慮して受圧面積ASに対する受圧面積AP1,AP2を設定するようにしたので、作動油室P1,S1からの作動油排出量を抑制した場合であっても変速速度を十分に確保することが可能となる。
以下、本発明の制御装置が備えるフェイルセーフ機能(リンプホーム機能)について説明する。ここで、図7はライン圧制御弁42とプライマリ圧制御弁47とがフェイル状態に陥った場合の油圧供給状態を示す概略図である。図2および図7に示すように、第2プライマリ圧路46に設けられるフェイルセーフ弁44は、ライン圧制御弁42から出力された作動油をパイロット流体として用いるパイロット切換弁であり、ライン圧PLが第1制限圧としての上限ライン圧PLmaxを下回るときには図2の油圧供給位置に切り換えられる一方、ライン圧PLが上限ライン圧PLmaxを上回るときには図7の油圧排出位置に切り換えられるようになっている。ここで、上限ライン圧PLmaxとは正常時にライン圧制御弁42によって調圧される最大ライン圧であり、ライン圧制御弁42が制御不能に陥った場合に上限ライン圧PLmaxを上回るライン圧PLが出力されることになる。
つまり、図7に示すように、ライン圧制御弁42がフェイル状態に陥ることにより、ライン圧PLが上限ライン圧PLmaxを上回る状態のもとでは、フェイルセーフ弁44が油圧排出位置に切り換えられるため、プライマリ側の作動油室P1から作動油が排出されて作動油室P1内の圧力は0まで引き下げられることになる。なお、フェイルセーフ弁44は上流側の作動油によって切り換えられるため、ライン圧PLが上限ライン圧PLmaxを上回る間は作動油室P1から作動油が排出され続けるようになっている。
また、図2および図7に示すように、第2プライマリ圧路46に設けられるリミッタ弁48は、リミッタ弁48から出力された作動油をパイロット流体として用いるパイロット切換弁であり、プライマリ圧Ppが第2制限圧としての上限プライマリ圧Pplを下回るときには図2の油圧供給位置に切り換えられる一方、プライマリ圧Ppが上限プライマリ圧Pplを上回るときには図7の油圧排出位置に切り換えられるようになっている。ここで、上限プライマリ圧Pplとは上限ライン圧PLmaxよりも高く設定される圧力であり、ライン圧制御弁42とプライマリ圧制御弁47との双方がフェイル状態に陥ったときに、リミッタ弁48に対して供給される圧力となっている。
つまり、図7に示すように、ライン圧制御弁42とプライマリ圧制御弁47とがフェイル状態に陥ることにより、プライマリ圧Ppが上限プライマリ圧Pplを上回る状態のもとでは、リミッタ弁48が油圧排出位置に切り換えられるため、作動油室P2に供給されるプライマリ圧Ppを上限プライマリ圧Pplに制限することが可能となる。なお、リミッタ弁48は下流側の作動油によって切り換えられるため、プライマリ圧Ppが上限プライマリ圧Pplを下回るときには油圧供給位置に切り換えられる一方、プライマリ圧Ppが上限プライマリ圧Pplを上回るときには油圧排出位置に切り換えられ、作動油室P2内の圧力を上限プライマリ圧Pplに維持することが可能となっている。
続いて、リミッタ弁48によって制限される上限プライマリ圧Pplの設定方法について説明する。ライン圧制御弁42やプライマリ圧制御弁47がフェイル状態に陥った場合であっても、走行中の安全性を確保するとともに動力性能を確保する必要があることから、フェイル時(故障時)の目標変速比iをロー状態とオーバードライブ状態との間の1.0に設定することが望ましい。ここで、図4に示すように、トルク比Trが0のときに変速比iを1.0に制御するためには、クランプ力比Frを1.0に設定する必要がある。
前述したように、ライン圧制御弁42とプライマリ圧制御弁47とがフェイル状態に陥ると、作動油室P1内の圧力はフェイルセーフ弁44の作動によって0に引き下げられ、作動油室P2内の圧力はリミッタ弁48の作動によって上限プライマリ圧Pplに維持される。そして、セカンダリ側の作動油室S1にはオイルポンプ40の最大吐出圧Pmaxが供給されることになる。このときのクランプ力比Frは以下の式(6)に従って求められ、このクランプ力比Frを1.0に設定する必要があることから、上限プライマリ圧Pplは以下の式(7)に従って求められることになる。
Fr=(AP1×0+AP2×Ppl)/AS×Pmax=1.4×Ppl/Pmax・・・(6)
Ppl=0.714×Pmax・・・(7)
すなわち、最大吐出圧Pmaxの0.714倍に上限プライマリ圧Pplを制限するようにリミッタ弁48を調整しておくことにより、ライン圧制御弁42とプライマリ圧制御弁47とがフェイル状態に陥った場合に、変速比iが1.0に向けて制御されるように油圧制御回路を構成することが可能となる。これにより、走行中の急激なダウンシフトを回避して安全性を確保するとともに、最低限の走行性能を確保することが可能となる。しかも、流量制御弁であるライン圧制御弁42とプライマリ圧制御弁47とを組み込んだ状態で、前述したフェイルセーフ機能を達成することができるため、正常時の変速制御における安定性を確保することも可能となっている。
なお、ライン圧制御弁42のみがフェイル状態に陥った場合には、プライマリ圧制御弁47を全開状態に制御することによって、前述したように変速比iを1.0に向けて制御することが可能となる。また、プライマリ圧制御弁47のみがフェイル状態に陥った場合には、ライン圧制御弁42によってライン圧PLが上限ライン圧PLmaxを上回るように引き上げられることにより、走行中の急激なダウンシフトを回避して安全性を確保することが可能となる。なお、この場合には作動油室P2,S1に供給される油圧が等しくなるため、クランプ力比Frは1.4に向けて制御されることになる。
本発明は前記実施の形態に限定されるものではなく、その要旨を逸脱しない範囲で種々変更可能であることはいうまでもない。たとえば、前述の説明では、プライマリプーリ20に2つの作動油室P1,P2を形成し、セカンダリプーリ21に1つの作動油室S1を形成しているが、これに限られることはなく、プライマリプーリ20に1つの作動油室を形成し、セカンダリプーリ21に2つの作動油室を形成しても良い。つまり、プライマリプーリ20を締付プーリとして機能させ、セカンダリプーリ21を変速プーリとして機能させるようにしても良い。
また、ダウンシフト時の最大変速速度を考慮して、受圧面積AP1と受圧面積ASとの関係をAP1=0.5ASに設定し、アップシフト時の最大変速速度を考慮して、受圧面積AP1,AP2と受圧面積ASとの関係をAP1+AP2=1.9ASに設定しているが、これらの数値に限られることはなく、適宜変更しても良いことはいうまでもない。
さらに、ライン圧制御弁42とプライマリ圧制御弁47とがフェイル状態に陥った場合には、変速比iが1.0に向けて制御されるようにリミッタ弁48の上限プライマリ圧Pplを設定しているが、これに限られることはなく、他の目標変速比に向けて変速比iを制御するように上限プライマリ圧Pplを変更しても良い。
なお、動力伝達要素として駆動ベルト22を用いるようにしているが、これに限られることはなく、動力伝達要素として駆動チェーンを用いるようにしても良い。また、ライン圧制御弁42やプライマリ圧制御弁47は、一義的に作動油の流量を制御することによってライン圧PLやプライマリ圧Ppを制御するようにした流量制御弁であるが、これに限られることはなく、一義的に作動油の圧力を制御するようにした圧力制御弁を採用しても良い。
無段変速機を示すスケルトン図であり、この無段変速機は本発明の一実施の形態である制御装置によって制御されている。 無段変速機の油圧制御系および電子制御系を示す概略図である。 CVT制御ユニットの変速制御系を示すブロック図である。 変速比とクランプ力比とトルク比との関係を示す特性線図である。 変速比をロー状態に制御したときの油圧供給状態を示す概略図である。 変速比をオーバードライブ状態に制御したときの油圧供給状態を示す概略図である。 ライン圧制御弁とプライマリ圧制御弁とがフェイル状態に陥った場合の油圧供給状態を示す概略図である。
符号の説明
10 無段変速機
20 プライマリプーリ(変速プーリ)
21 セカンダリプーリ(締付プーリ)
22 駆動ベルト(動力伝達要素)
40 オイルポンプ(油圧供給源)
42 ライン圧制御弁
44 フェイルセーフ弁(第1減圧弁)
47 プライマリ圧制御弁(変速比制御弁)
48 リミッタ弁(第2減圧弁)
P1 作動油室(第1変速圧室)
P2 作動油室(第2変速圧室)
S1 作動油室(締付圧室)
PL ライン圧
Pp プライマリ圧(変速制御圧)
PLmax 上限ライン圧(第1制限圧)
Ppl 上限プライマリ圧(第2制限圧)

Claims (7)

  1. プーリ溝幅を制御する第1変速圧室および第2変速圧室を備える変速プーリと、プーリ溝幅を制御する締付圧室を備える締付プーリと、前記変速プーリと前記締付プーリとに巻き掛けられる動力伝達要素とを有する無段変速機の制御装置であって、
    油圧供給源と前記締付プーリとの間に設けられ、前記第1変速圧室および前記締付圧室に供給されるライン圧を調圧するライン圧制御弁と、
    前記ライン圧制御弁と前記変速プーリとの間に設けられ、前記第2変速圧室に供給される変速制御圧を調圧する変速比制御弁と、
    前記ライン圧制御弁と前記変速プーリとの間に設けられ、ライン圧が第1制限圧を上回るときにライン圧を減圧する第1減圧弁と、
    前記変速比制御弁と前記変速プーリとの間に設けられ、変速制御圧が第2制限圧を上回るときに変速制御圧を減圧する第2減圧弁とを有することを特徴とする無段変速機の制御装置。
  2. 請求項1記載の無段変速機の制御装置において、
    前記第1減圧弁は前記ライン圧制御弁と前記第1変速圧室との間に設けられ、前記第1変速圧室に供給されるライン圧を減圧することを特徴とする無段変速機の制御装置。
  3. 請求項1または2記載の無段変速機の制御装置において、
    前記第2減圧弁は前記変速比制御弁と前記第2変速圧室との間に設けられ、前記第2変速圧室に供給される変速制御圧を減圧することを特徴とする無段変速機の制御装置。
  4. 請求項1〜3のいずれか1項に記載の無段変速機の制御装置において、
    前記締付圧室に対する前記第1変速圧室の大きさは、ダウンシフト時に要求される変速速度に基づいて設定されることを特徴とする無段変速機の制御装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1項に記載の無段変速機の制御装置において、
    前記締付圧室に対する前記第1変速圧室および前記第2変速圧室の大きさは、アップシフト時に要求される変速速度に基づいて設定されることを特徴とする無段変速機の制御装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1項に記載の無段変速機の制御装置において、
    前記第1制限圧は前記ライン圧制御弁によって調圧される最大ライン圧であることを特徴とする無段変速機の制御装置。
  7. 請求項1〜6のいずれか1項に記載の無段変速機の制御装置において、
    前記ライン圧制御弁および前記変速比制御弁が故障したときの目標変速比に基づいて前記第2制限圧を設定することを特徴とする無段変速機の制御装置。
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