JP2007263073A - 内燃機関の排気浄化システム - Google Patents

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Tomihisa Oda
富久 小田
Shinya Hirota
信也 広田
Kotaro Hayashi
孝太郎 林
Kohei Yoshida
耕平 吉田
Takamitsu Asanuma
孝充 浅沼
Atsushi Hayashi
篤史 林
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Abstract

【課題】NOx触媒に吸蔵されたNOxの還元処理の実施において、NOx触媒の上流に設けられたSトラップ触媒に吸収されたSOxが放出されることを抑制し、以ってNOx触媒にSOx被毒が生じることを抑制する。
【解決手段】NSRのNOx還元処理において、S−Trap及びNSRを通過する排気の流量を減少させる制御弁閉弁期間T2(t2からt3)を、NSRのNOx還元処理が終了してから、S−TrapのSOxが放出され始めるまでの間に終了させる。
【選択図】図3

Description

本発明は、内燃機関の排気浄化システムに関する。
内燃機関の排気中に含まれる窒素酸化物(以下、「NOx」という。)を浄化する技術として内燃機関の排気系に吸蔵還元型NOx触媒(以下、「NOx触媒」という。)を配置する技術が知られている。このNOx触媒は、流入する排気の酸素濃度が高いときは排気中のNOxを吸蔵(吸収、吸着)し、流入する排気の酸素濃度が低下し且つ還元剤が存在するときは吸蔵していたNOxを窒素(N2)に還元する。なお、この技術では、NO
x触媒において、吸蔵されたNOxの量が増加すると浄化能力が低下するため、NOx触媒に還元剤を供給し、同触媒に吸蔵されたNOxを還元放出することが行われる(以下、「NOx還元処理」という。)。
また、NOx触媒には、排気中に含まれる硫黄酸化物(以下、「SOx」という。)がNOxと同様のメカニズムによって吸収されてしまう。そして、NOx触媒に吸収されたSOxは比較的安定な硫酸塩を形成し、分解、放出され難いため該NOx触媒に蓄積され易い傾向がある。その結果、NOx触媒に対するSOx吸収量が増大すると、NOx触媒のNOx吸蔵能力が低下してしまい、所謂SOx被毒が生じる場合がある。
これに対し、NOx触媒より上流に位置する排気通路にSトラップ触媒を設けることによりNOx触媒のSOx被毒を抑制する技術が提案されている(例えば、特許文献1を参照。)。しかし、上記のようにSトラップ触媒とNOx触媒が直列に配置された場合において、NOx還元処理を行う際の還元雰囲気が長期化するとSトラップ触媒に吸収されたSOxが放出され、結果的にSトラップ触媒の下流に設けられたNOx触媒にSOx被毒が生じる虞があった。
これに関しては、Sトラップ触媒からSOxが放出される際に、排気にNOx触媒を迂回させることによりNOx触媒にSOx被毒が生じることを抑制する技術も提案されているが(例えば、特許文献2を参照。)、NOx触媒に対するNOxの還元処理を実施する際に、Sトラップ触媒に吸収されたSOxの放出自体を抑制する技術が望まれていた。
特開2000−186529号公報 特開2000−303878号公報 特開平7−102947号公報
本発明は、上記従来技術に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、NOx触媒に吸蔵されたNOxの還元処理の実施において、前記NOx触媒の上流に設けられたSトラップ触媒に吸収されたSOxが放出されることを抑制し、以って前記NOx触媒にSOx被毒が生じることを抑制する技術を提供することである。
上記目的を達成するための本発明は、還元剤をSトラップ触媒及びNOx触媒に供給するとともに、Sトラップ触媒及びNOx触媒を通過する排気の流量を減少させることによって前記NOx触媒に吸蔵されたNOxの還元処理を実施する場合において、Sトラップ触媒に吸収されたSOxが多量に放出される前に、Sトラップ触媒及びNOx触媒を通過する排気の流量を再び増加させることを最大の特徴とする。
より詳しくは、一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
前記排気通路に設けられ流入する排気の空燃比がリーンのときには排気中のNOxを吸蔵するとともに流入する排気の酸素濃度が低いときには吸蔵したNOxを放出し還元するNOx触媒と、
前記排気通路における前記NOx触媒の上流に設けられ、排気の空燃比がリーンのときに排気中のSOxを吸収するSトラップ触媒と、
前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に導入される排気に還元剤を添加する還元剤添加手段と、
前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する前記排気の流量を制御する排気流量制御手段と、
前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に導入される排気に前記還元剤添加手段から還元剤を添加することによって還元剤を前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に供給するとともに前記排気流量制御手段によって前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を所定期間に亘り減少させて、前記NOx触媒におけるNOxを還元放出させるNOx還元処理を実施するNOx還元手段と、
を備え、
前記Sトラップ触媒に還元剤が供給されるとともに該Sトラップ触媒を通過する排気の流量が減少した状態が継続した場合に、前記Sトラップ触媒におけるSOxが、該Sトラップ触媒から放出される、内燃機関の排気浄化システムであって、
前記所定期間は、前記Sトラップ触媒におけるSOxが所定量以上放出されるまでに終了することを特徴とする。
このように構成された内燃機関の排気浄化システムでは、前記NOx触媒におけるNOx還元処理を実施する必要が生じたときに、前記還元剤添加手段から前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に導入される排気に還元剤(燃料等)が添加される。そのことにより、還元剤が前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に供給され、前記NOx触媒に吸蔵された前記NOxが放出され還元される。
また、前記還元剤添加手段から前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に導入される排気に還元剤(燃料等)が添加された後は、前記排気流量制御手段によって前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を減少させる。このようにすると、該排気によって還元剤(燃料等)が下流に持ち去られることが抑制され、該NOx触媒に還元剤(燃料等)が残留することによりNOx還元反応を促進させることができる。
ところが、上記のように、前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量が小さく、且つ前記排気の空燃比がリッチの状態が継続されると、前記Sトラップ触媒に吸収されている前記SOxが放出されてしまい、下流に設けられた前記NOx触媒にSOx被毒が生じる虞がある。
そこで、本発明において、前記還元剤添加手段から前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に導入される排気に還元剤(燃料等)が添加された後、前記排気流量制御手段によって前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を減少させた状態を、Sトラップ触媒に吸収されたSOxが所定量以上放出されるまでに終了し、前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を増加させることとした。
ここで、上記の所定期間とは、前記排気流量制御手段によって前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を減少させた状態が維持される期間である。また、所定量とは、前記Sトラップ触媒におけるSOxが放出された際に、前記NOx触媒にお
いてSOx被毒が顕著になりうるSOxの放出量であり、予め実験的に求められる。
すなわち、本発明においては、前記Sトラップ触媒に還元剤(燃料等)が供給されてから、前記排気流量制御手段によって前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を減少させた状態を維持した後、前記Sトラップ触媒から、前記NOx触媒においてSOx被毒が顕著になりうる量のSOxが放出される前に、前記排気流量制御手段によって前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を増大させる。このようにすると、前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に導入される排気の空燃比がリーンになることによって、Sトラップ触媒からSOxが放出されることを抑制できる。従って、前記Sトラップ触媒の下流に設けられる前記NOx触媒にSOx被毒が顕著になることをより確実に抑制することが可能となる。
尚、本発明において、前記NOx触媒としては、吸蔵還元型NOx触媒、或いは吸蔵還元型NOx触媒やフィルタの組み合わせ等が例示できる。また、前記還元剤添加手段は、排気中に還元剤(燃料等)を噴射する還元剤添加弁や、エンジンの膨張行程や排気行程等に燃料を副噴射する燃料噴射弁を含んで構成されてもよい。また、本発明において、吸収とは、吸蔵および吸着をも含むものである。
また、本発明においては、前記所定期間は、前記NOx触媒におけるNOxの還元放出が略終了してから、前記Sトラップ触媒におけるSOxが放出され始めるまでの間に終了してもよい。
すなわち、通常、前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量が小さく、且つ前記排気の空燃比がリッチの状態が継続された場合、前記NOx触媒におけるNOxの還元放出時期と比べて前記Sトラップ触媒におけるSOxの放出時期は遅くなる。従って、上記のように前記所定期間を終了することで、前記Sトラップ触媒の下流に設けられる前記NOx触媒にSOx被毒が生じることをより確実に抑制しつつ、前記NOx触媒に吸蔵された前記NOxをより確実に還元することができる。
また、本発明においては、前記排気通路は、途中で複数の分流通路に分岐し、該複数の分岐通路の少なくとも一に、前記NOx触媒及び前記Sトラップ触媒が設けられてもよい。
すなわち、本発明においては、前記排気通路はシングル構成のほか、前記Sトラップ触媒の上流において複数の分流通路に分岐していてもよい。例えば、前記所定期間において、前記排気流量制御手段によって前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を減少させる際に、該排気を前記分流通路にバイパスさせてもよい。
また、本発明において、前記排気通路は前記Sトラップ触媒の上流において複数の分流通路に分岐するとともに該分流通路は前記NOx触媒の下流において合流し、各分流通路に前記還元剤添加手段、前記Sトラップ触媒、前記NOx触媒が設けられたデュアル構成としてもよい。
即ち、このような構成にすることにより、例えば、特定の分流通路に係る前記NOx触媒に対するNOx還元処理を実行しているときは、他の分流通路に設けられた前記Sトラップ触媒により排気に含まれるSOxを吸収し、且つ前記NOx触媒によって排気に含まれるNOxを吸蔵することができる。
また、本発明において、前記所定期間は、内燃機関の排気の流量に基づいて設定されてもよい。即ち、前記排気の流量は運転状態によって異なり、例えば、前記排気流量制御手段によって排気の流量を減少させる制御がなされても、そもそも機関の排気の流量が多い
場合は、該排気の流量が少ない場合に比べて、前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量は相対的に増加する。このような場合には、前記Sトラップ触媒に吸収されている前記SOxが放出され易く、且つ下流の前記NOx触媒に該SOxが導入されやすい場合がある。
一方、排気の流量などの条件によっては、上記のように、前記所定期間において機関の排気の流量が多いことに起因して、前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量が相対的に増加した場合、前記排気に添加された還元剤(燃料等)も該排気と共に下流に持ち去られる場合がある。そのような場合には、前記Sトラップ触媒に吸収されている前記SOxが放出されにくくなる場合も考えられる。
従って、本発明においては、前記内燃機関の排気の流量に基づいて最適な前記所定期間が設定されることにより、前記Sトラップ触媒に吸収されたSOxが放出されることを抑制することができる。
また、本発明において、前記所定期間は、前記Sトラップ触媒の床温が高いほど、短く設定されてもよい。上記のように、前記Sトラップ触媒の床温が高いと、該Sトラップ触媒に吸収されているSOxの熱分解が促進されることにより該SOxが放出され易い。そうすると、前記Sトラップ触媒の床温が高いほど、該Sトラップ触媒におけるSOxが放出される時期が早まると考えられる。
従って、本発明においては、前記Sトラップ触媒の床温が高いほど、前記所定期間を短く設定することによって、前記Sトラップ触媒に吸収されたSOxが放出されることをより確実に抑制できる。
また、本発明において、前記所定期間は前記Sトラップ触媒に吸収されているSOx量が多いほど短く設定されてもよい。上記のように、前記Sトラップ触媒における前記SOx量が少ない時には、該Sトラップ触媒におけるSOx吸蔵材の吸蔵能力が高いため、該SOxは放出され難い。ところが、該SOx量の増加に起因して、該SOx吸蔵材の吸蔵能力が低くなると、該SOxが放出され易くなる。そうすると、前記Sトラップ触媒に吸収されているSOx量が多いほど、該Sトラップ触媒におけるSOxが放出される時期が早まると考えられる。
そこで、本発明においては、前記Sトラップ触媒に吸収されているSOx量が多いほど前記所定期間を短く設定することによって、前記Sトラップ触媒に吸収されたSOxが放出されることをより確実に抑制できる。
また、本発明において、前記所定期間は、前記Sトラップ触媒の熱劣化度合いが大きいほど、短く設定されてもよい。上記のように、前記Sトラップ触媒の熱劣化度合いが大きいときには、前記Sトラップ触媒における貴金属の活性が低下し、またはSOx吸蔵材が劣化することにより、前記Sトラップ触媒のSOxの吸収容量が減少しSOxの吸蔵能力が低下する場合がある。このような場合には、前記Sトラップ触媒の熱劣化度合いが大きいほど、該SOxが放出され易く、該Sトラップ触媒におけるSOxが放出される時期が早まると考えられる。
そこで、本発明においては、前記Sトラップ触媒の熱劣化度合いが大きいほど前記所定期間を短く設定することによって、前記Sトラップ触媒に吸収されたSOxが放出されることを確実に抑制しつつ、前記NOx触媒に吸蔵されたNOx還元期間を充分に確保することができる。
ここで、Sトラップ触媒の熱劣化度合いとは、該Sトラップ触媒に熱劣化が生じている程度をいう。また、該Sトラップ触媒の熱劣化とは、該Sトラップ触媒が溶損等することの他、例えば、該Sトラップ触媒に担持された貴金属等が半溶解状態となることにより該貴金属の活性が低下し、または前記SOx吸蔵材が基材に固溶してしまうことにより、該Sトラップ触媒のSOx吸収機能が低下することも含む。
尚、前記熱劣化度合いの大きさは、例えば、前記Sトラップ触媒の床温が、該Sトラップ触媒に対して熱劣化が急速に進行する温度に到達している時間の累計時間等により推定してもよい。
また、本発明においては、前記還元剤添加手段から添加される前記還元剤の添加量を設定する還元剤添加量設定手段をさらに備え、前記還元剤添加量設定手段は、前記所定期間の長さに基づいて前記還元剤の添加量を設定してもよい。
上記のように、機関の運転状態や前記Sトラップ触媒の状態に応じて最適な前記所定期間の長さが設定される。従って、前記還元剤添加量設定手段は、前記所定期間の長さに基づいて前記還元剤の添加量を設定することにより、前記所定期間におけるNOx還元処理に必要かつ最小限の還元剤(燃料等)を添加することができる。その結果、前記NOx還元処理に係る燃費の悪化を抑制することが可能となる。
ところで、上記のように、前記Sトラップ触媒からSOxが放出されることを抑制する観点により前記所定期間の長さは設定されるため、該所定期間の長さに起因して前記NOx触媒におけるNOx還元量も変動する。従って、例えば、前記所定期間が短く設定される場合には、所定のNOx還元量が得られない場合がある。一方、前記所定期間が長く設定される場合には、前記NOx触媒におけるNOx還元量が増加することにより前記NOx還元処理を実施する間隔を長くできる場合がある。
そこで、本発明においては、前記NOx還元手段による前記NOx還元処理が終了した後、次に該NOx還元処理が開始されるまでの間隔は、前記所定期間が短く設定されるほど短く設定され、前記所定期間が長く設定されるほど長く設定されてもよい。
このように、一度の前記NOx還元処理における前記NOx還元量が変動しても、前記NOx還元処理を実施する間隔を前記所定期間の長さに基づいて設定することにより、所定量のNOxを還元し、以って排気エミッションの悪化を抑制することが可能となる。
本発明にあっては、NOx触媒に吸蔵されたNOxの還元処理の実施において、前記NOx触媒の上流に設けられたSトラップ触媒に吸収されたSOxが放出されることを抑制し、以って前記NOx触媒にSOx被毒が生じることを抑制できる。
以下に図面を参照して、この発明を実施するための最良の形態を例示的に詳しく説明する。
図1は、本実施例に係る内燃機関と、その排気系及び制御系の概略構成を示す図である。図1においては、内燃機関1の内部及びその吸気系は省略されている。また、本実施例にかかる排気通路は、途中で二つの分岐通路に分岐しており、さらに、これらの分岐通路がその下流側で合流する構成となっている。
図1において、内燃機関1には、内燃機関1からの排気が流通する排気管5が接続され、この排気管5は下流にて図示しないマフラーに接続されている。また、排気管5の途中には、排気中のSOx、粒子状物質(例えば、煤)、NOx等を浄化する排気浄化部10が配置されている。以下、排気管5において、排気浄化部10の上流を第1排気管5a、下流を第2排気管5bという。また、排気浄化部10内では、第1排気管5aは、第1分岐通路10a、第2分岐通路10bに分岐されており、この第1分岐通路10a及び第2分岐通路10bは下流において合流し、第2排気管5bを形成している。そして、第1分岐通路10aには、排気中のNOxを浄化し、さらに排気中のSOxや粒子状物質(例えば、煤)を捕集する第1排気浄化装置11aが設けられており、第2分岐通路10bには、同じく第2排気浄化装置11bが設けられている。ここで、第1排気管5a及び、第2排気管5bは、本実施例における排気通路を構成する。また、第1分岐通路10a及び第2分岐通路10bは本実施例において分流通路に相当する。
本実施例における第1排気浄化装置11aの内部にはそれぞれ、上流側から、Sトラップ触媒が担持された第1S−Trap110a、吸蔵還元型NOx触媒が担持された第1NSR111a、排気中の粒子状物質を捕集するフィルタに吸蔵還元型NOx触媒が担持された第1DPNR112aが直列に配置されている。また、第2排気浄化装置11bには同じく上流側から、第2S−Trap110b、第2NSR111b、第2DPNR112bが直列に配置されている。尚、第1S−Trap110a、第2S−Trap110bは本実施例におけるSトラップ触媒に相当する。また、第1NSR111a、第1DPNR112a、第2NSR111b、第2DPNR112bは、本実施例におけるNOx触媒に相当する。
また、第1分岐通路10aにおける、第1排気浄化装置11aの下流部分には、第1分岐通路10aを通過する排気の流量を制御する第1制御弁12aが備えられている。同様に、第2分岐通路10bにおける、第2排気浄化装置11bの下流部分には、第2制御弁12bが備えられている。尚、第1制御弁12a及び第2制御弁12bは本実施例における排気流量制御手段に相当する。
また、図1中、第1排気管5aにおける、第1分岐通路10aと第2分岐通路10bとの分岐部より上流側には、第1排気浄化装置11a及び第2排気浄化装置11bのNOx還元処理などの際に、還元剤としての燃料を排気に添加する燃料添加弁13が備えられている。尚、燃料添加弁13は本実施例における還元剤添加手段に相当する。
以上述べたように構成された内燃機関1及びその排気系には、該内燃機関1及び排気系を制御するための電子制御ユニット(ECU:Electronic Control Unit)40が併設さ
れている。このECU40は、内燃機関1の運転条件や運転者の要求に応じて内燃機関1の運転状態等を制御する他、内燃機関1の排気浄化部10に係る制御を行うユニットである。
ECU40には、クランクポジションセンサ41や、アクセルポジションセンサ42などの内燃機関1の運転状態の制御に係るセンサ類が電気配線を介して接続され、それらの出力信号がECU40に入力されるようになっている。一方、ECU40には、内燃機関1内の図示しない燃料噴射弁等が電気配線を介して接続される他、本実施例における第1制御弁12a、第2制御弁12b及び燃料添加弁13が電気配線を介して接続されており、ECU40によって制御されるようになっている。
また、ECU40には、CPU、ROM、RAM等が備えられており、ROMには、内燃機関1の種々の制御を行うためのプログラムや、データを格納したマップが記憶されている。第1排気浄化装置11a、第2排気浄化装置11bに吸蔵されたNOxを還元放出
させるためのNOx還元処理ルーチン等も、ECU40のROMに記憶されているプログラムの一つである。従って、ECU40は本実施例におけるNOx還元手段に相当する。
次に、本実施例の排気浄化システムに関し、第1排気浄化装置11a及び第2排気浄化装置11b(具体的には第1NSR111a、第1DPNR112a及び、第2NSR111b、第2DPNR112b)に対するNOx還元処理を実施する場合の制御について説明する。本実施例では、特に第1NSR111aに対してNOx還元処理を実施する場合を例として説明する。
図2は、本実施例に係るNOx還元処理のメインルーチンを示したフローチャートである。本ルーチンはECU40内のROMに記憶されたプログラムであり内燃機関1の稼動中は所定期間毎に実行される。
本ルーチンが実行されると、まずS101においては、第1NSR111aに対してNOx還元要求が出されているかどうかが判定される。ここで、NOx還元要求は、例えば前回の第1NSR111aに対するNOx還元処理が終了してからの吸入空気量の積算値に基づいて出されるようにしてもよい。また、第1NSR111aの下流側に図示しないNOxセンサを設け、該NOxセンサの出力に基づいて出されるようにしてもよい。
ここで、NOx還元要求が出されていないと判定された場合にはそのまま本ルーチンを一旦終了する。一方、NOx還元要求が出されていると判定された場合にはS102に進む。
S102においては、ECU40により第2制御弁閉弁期間T1が設定される。ここで第2制御弁閉弁期間T1とは、本ルーチンにおいてNOx還元処理を行わない第2S−Trap110b及び第2NSR111b側を通過する排気の流量を減少させた状態が維持される期間である。具体的には、例えば、機関回転数や機関負荷と第2制御弁閉弁期間T1との関係が格納されたマップから第2制御弁閉弁期間T1を読み出すことにより導出してもよい。S102の処理が終わるとS103に進む。
S103においては、ECU40により第1制御弁閉弁期間T2が設定される。第1制御弁閉弁期間T2とは、第1制御弁12aが閉弁され、第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量を減少させた状態が維持される期間である。また、第1制御弁閉弁期間T2は、第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量を減少させた状態が、第1NSR111aにおけるNOxの還元放出が終了してから、第1S−Trap110aにおけるSOxが放出され始めるまでの間に終了するように定められる。
第1制御弁閉弁期間T2は、具体的には、例えば、実験やシミュレーションにより得られるマップや近似式等により導出しても良い。尚、第1制御弁閉弁期間T2は本実施例における所定期間に相当する。また、S103の具体的な処理については、別ルーチンである第1制御弁閉弁期間T2設定ルーチンにおいて実行される。処理内容は後で詳細に説明する。S103の処理が終わるとS104に進む。
S104においては、ECU40により燃料添加弁13から添加される燃料添加量Qadが設定される。ここで、燃料添加量Qadとは、一度の第1NSR111aに対するNOx還元処理において燃料添加弁13から添加される燃料の添加量である。尚、ECU40は本実施例における還元剤添加量設定手段を構成する。そして、燃料添加量Qadは本実施例における還元剤の添加量に相当する。また、S104の具体的な処理については、別ルーチンである燃料添加量Qad設定ルーチンにおいて実行される。処理内容は後で詳
細に説明する。S104の処理が終わるとS105に進む。
S105においては、ECU40によりNOx還元間隔Tintが設定される。ここで、NOx還元間隔Tintとは、第1NSR110aに対してNOx還元処理が終了した後、再度、第1NSR110aに対してNOx還元処理が開始されるまでの期間である。
尚、NOx還元間隔Tintは本実施例における所定間隔に相当する。また、S105の具体的な処理については、別ルーチンであるNOx還元間隔Tint設定ルーチンにより実行される。処理内容は後から詳細に説明する。S105の処理が終わるとS106に進む。
S106においては、第2制御弁12bは閉弁される。ここでの閉弁期間はS102において設定された第2制御弁閉弁期間T1である。そしてS107において、燃料添加弁13から燃料が添加される。上記のように第2制御弁12bは閉弁された状態で燃料添加弁13から燃料が添加されることにより、NOx還元処理を行う側の第1S−Trap110a及び第1NSR111aに導入される排気の量が多い状態で、燃料を添加することができるので、第1S−Trap110a及び第1NSR111aに燃料を効率よく供給することができる。
そして、S104において設定された燃料添加量Qadの燃料が燃料添加弁13から添加されると、燃料の添加が停止される。尚、上記の第2制御弁閉弁期間T1は燃料添加弁13から燃料の添加が始まる前から開始されてもよい。こうすることによって、NOxの還元処理に必要な燃料を効率よく第1S−Trap110a及び第1NSR111aに導入される排気に導入することができる。S107の処理が終わるとS108に進む。
S108においては、第1制御弁12aは閉弁され、第2制御弁12bは開弁される。従って、第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量が減少する。このようにすると、第1NSR111aに導入された燃料が第1NSR111aに残留することにより、NOx還元反応を促進することができる。S108の処理が終わるとS109に進む。
S109においては、第1制御弁12aが閉弁されてからの経過期間がカウントされる。S109の処理が終わるとS110に進む。
S110においては、上記の経過期間が第1制御弁閉弁期間T2を経過したか否かが判定される。そして、前記経過期間が第1制御弁閉弁期間T2を経過していない場合は、第1制御弁閉弁期間T2が経過されるまでS108の処理の後の状態が継続される。一方、前記経過期間が第1制御弁閉弁期間T2を経過した場合には、第1S−Trap110aに吸収されているSOxが第1S−Trap110aから放出される虞があると判断され、S111に進む。
S111においては、第1制御弁12aが開弁される。そうすると、SOxが第1S−Trap110aから放出される前に、第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量を増加させることができる。その結果、第1S−Trap110aに残留していた燃料が下流に持ち去られることにより、第1S−Trap110aにおけるSOxの還元反応を抑制でき、SOxが第1S−Trap110aから放出されることを抑制できる。S110の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
ところで、図3は、本実施例に係る燃料添加弁13のON−OFF、第1制御弁12a及び第2制御弁12bの開度、第1S−Trap110a及び第1NSR111a下流の
排気の空燃比、第1NSR111aのNOx還元量、第1S−Trap110aのSOx放出量を示したタイムチャートである。
図3に示すように、本実施例では時点t1において、第1制御弁12aは開弁し、第2制御弁12bは閉弁としている状態で、燃料添加弁13から燃料が添加される。そうすると、ここで添加された燃料が、第1S−Trap110a及び第1NSR111aに導入される。
そして、燃料添加弁13から燃料添加量Qadの燃料が添加される時点t2において、燃料添加弁13からの燃料の添加が停止される。それと同時に、第1制御弁12aは閉弁され、さらに、第2制御弁12bは開弁される。このようにすると、第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量が減少し、第1NSR111aに燃料が残留することにより、図に示すように第1NSR111aに吸蔵されているNOxが還元放出される。
ここで、時点t3以降も継続して上記のS107の処理の後の状態を継続した場合を図中に破線で示す。図中の破線が示すように、時点t3以降においても第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量が減少した状態が維持されると、第1S−Trap110aからSOxが放出される場合がある。
そこで、本実施例においては、時点t3において、第1制御弁12aを開弁することによって、第1分岐通路10aを通過する排気が、第1S−Trap110aに残留している燃料を下流に持ち去ることにより、第1S−Trap110a及び第1NSR111aに導入される排気の空燃比を高くすることができる。
以上より、本実施例のような制御によれば、第1S−Trap110aにおけるSOxは放出されず、第1NSR111aのSOx被毒を抑制することができる。また、それとともに、第1NSR111aに吸蔵されているNOxのNOx還元処理を完了させることができる。尚、図中の時点t2から時点t3までの期間である第1制御弁閉弁期間T2は本実施例における所定期間に相当する。
尚、本実施例では、第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量を制御するために、第1制御弁12a及び第2制御弁12bを開弁、閉弁しているが、上記の開弁、閉弁は制御弁の全開、全閉に限られるものではない。例えば第1制御弁12aを閉弁するとは、それによって第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量を、第1S−Trap110a及び第1NSR111aに還元剤を滞留させるのに充分な量まで減少させることができる開度とすることを意味する。一方、第1制御弁12aを開弁するとは、それによって第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の流量を、第1S−Trap110a及び第1NSR111aに滞留する還元剤を下流側に持ち去るのに充分な量まで増加することができる開度とすることを意味する。
次に、第1制御弁閉弁期間T2を設定するための制御について詳細に説明する。図4は、本実施例に係る第1制御弁閉弁期間T2設定ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、図2に示したNOx還元処理のメインルーチンにおけるS103において実行されるサブルーチンである。また、本ルーチンもECU40内のROMに記憶されたプログラムである。
本ルーチンが実行されると、まずS201において、本実施例に係る内燃機関1の排気の流量と第1S−Trap110aの床温が取得される。排気の流量については、具体的
には、例えば、図示しないエアフローメータにより検出された吸入空気量から排気の流量を推定してもよい。また、第1S−Trap110aの床温については、例えば、第1S−Trap110aの下流に設けられた図示しない排気温度センサにより検出された排気温度から第1S−Trap110aの床温を推定してもよい。S201の処理が終わるとS202に進む。
S202においては、S201で取得した排気の流量、第1S−Trap110aの床温に基づいて、第1制御弁基本閉弁期間T2bが設定される。ここで、第1制御弁基本閉弁期間T2bとは、排気の流量及び第1S−Trap110aの床温がS201で取得した値であるとしたときにおける、第1制御弁12aが閉弁されてから、第1NSR111aに吸蔵されているNOxが還元放出されるまでの期間より長い期間であり、さらに、第1S−Trap110aに吸収されたSOxが第1S−Trap110aから放出されるまでの期間に対して充分なマージンを見込んだ期間である。具体的には、例えば、排気の流量や第1S−Trap110aの床温と第1制御弁基本閉弁期間T2bとの関係が格納されたマップから第1制御弁基本閉弁期間T2bを読み出すことにより導出してもよい。S202の処理が終わるとS203に進む。
S203においては、第1S−Trap110aに吸収されているSOx量が取得される。具体的には、例えば、内燃機関1の図示しない気筒における燃焼で消費された燃料の積算値や吸入空気量の積算値から推定してもよい。S203の処理が終わるとS204に進む。
S204においては、S203で取得されたSOx量に基づいてSOx量補正係数Kssが設定される。ここで、SOx量補正係数Kssとは、第1S−Trap110aに吸収されているSOx量に基づいて設定される第1制御弁閉弁期間T2を補正するための係数である。尚、SOx量補正係数Kssは、例えば、SOx量とSOx量補正係数Kssとの関係が格納されたマップからSOx量補正係数Kssを読み出すことにより導出してもよい。S204の処理が終わるとS205に進む。
S205においては、第1S−Trap110aに対するS−Trap熱劣化度合いが取得される。ここで、上記S−Trap熱劣化度合いとは、第1S−Trap110aに熱劣化が生じている程度である。また、上記の熱劣化とは第1S−Trap110aが熱により溶損することの他、例えば、第1S−Trap110aに担持された貴金属が半溶解状態となること等により、第1S−Trap110aにおける貴金属の活性が低下し、またはSOx吸蔵材が基材に固溶してしまうことにより、第1S−Trap110aのSOx吸収機能が低下することも含む。尚、S−Trap熱劣化度合いは本実施例における熱劣化度合いに相当する。
また、S−Trap熱劣化度合いの取得は、例えば、第1S−Trap110aの床温が、第1S−Trap110aに対して熱劣化が急速に進行する予め定められた温度に到達している累計時間により推定してもよい。さらに、上記の熱劣化が急速に進行する温度は予め実験等により求めておいてもよい。S205の処理が終わるとS206に進む。
S206においては、S205で取得されたS−Trap熱劣化度合いに基づいて熱劣化補正係数Kstが設定される。ここで、熱劣化補正係数Kstとは、第1S−Trap110aのS−Trap熱劣化度合いに基づいて設定される第1制御弁閉弁期間T2を補正するための係数である。尚、熱劣化補正係数Kstは、例えばS−Trap熱劣化度合いと、熱劣化補正係数Kstとの関係が格納されたマップから熱劣化補正係数Kstを読み出すことにより導出してもよい。S206の処理が終わるとS207に進む。
S207においては、前回の第1NSR111aに対するNOx還元処理における、第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する目標の排気の空燃比(以下、「目標A/F」という。)と実際の排気の空燃比(以下、「実際のA/F」という。)の誤差の積算値(以下、「A/Fの誤差の積算値」という。)が取得される。ここで、目標A/Fとは、第1NSR111aに吸蔵されたNOxを還元するために適切な排気の空燃比であり、上記のNOx還元時に第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の空燃比を制御する際に、目標として設定される排気の空燃比である。
また、実際のA/Fとは、NOx還元処理時における実際の第1S−Trap110a及び第1NSR111aを通過する排気の空燃比である。この実際のA/Fは、図2で示したNOx還元処理ルーチンにおいて、予め定められたタイミングにおいて上記A/Fを取得してもよく、さらに、S111の処理が終わった時点で、上記のNOx還元処理ルーチンにおける実際のA/Fの誤差の積算値を取得してもよい。このようにすることで、上記のS207において、前回実行されたNOx還元処理ルーチンにおける実際のA/Fの誤差の積算値を取得することができる。尚、上記の実際のA/Fは、例えば図示しないA/Fセンサによる出力に基づいて推定してもよい。S207の処理が終わるとS208に進む。
S208においては、S207で取得したA/Fの誤差の積算値に基づいて空燃比補正係数Ksafが設定される。空燃比補正係数Ksafとは、A/Fの誤差の積算値に基づいて設定される第1制御弁閉弁期間T2を補正するための係数である。ここで、通常、実際のA/Fが目標A/Fと比べて低い場合には第1S−Trap110aに吸収されているSOxがより放出され易くなる。このような場合には、A/Fの誤差の積算値に基づいて第1制御弁閉弁期間T2が短くなるように空燃比補正係数Ksafを設定してもよい。一方、実際のA/Fが目標A/Fと比べて高い場合には第1S−Trap110aに吸収されているSOxがより放出され難くなる。このような場合には、A/Fの誤差の積算値に基づいて第1制御弁閉弁期間T2が長くなるように空燃比補正係数Ksafを設定してもよい。
尚、空燃比補正係数Ksafは、例えば、A/Fの誤差の積算値と空燃比補正係数Ksafとの関係が格納されたマップから空燃比補正係数Ksafを読み出すことにより導出してもよい。S208の処理が終わるとS209に進む。
S209においては閉弁補正期間ΔTが設定される。ここで閉弁補正期間ΔTとは、上記のS204、S206及びS208において設定されたSOx量補正係数Kss、熱劣化補正係数Kst及び空燃比補正係数Ksafに基づいて、設定される第1制御弁閉弁期間T2を補正する閉弁期間である。例えば、閉弁補正期間ΔTはSOx量補正係数Kss、熱劣化補正係数Kst及び空燃比補正係数Ksafの和を第1制御弁基本閉弁期間T2bに乗じて算出してもよく、(1)式により求めることができる。
ΔT=T2b×(Kss+Kst+Ksaf)・・・(1)
S209の処理が終わるとS210に進む。S210においては、第1制御弁基本閉弁期間T2b及び閉弁補正期間ΔTに基づいて第1制御弁閉弁期間T2が設定される。第1制御弁閉弁期間T2は、第1制御弁基本閉弁期間T2bと閉弁補正期間ΔTの和としてもよく、(2)式により求めることができる。
T2=T2b+ΔT・・・(2)
S210の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
ここで、図5は、本実施例に係る第1S−Trap110aに吸収されているSOx量
とSOx量補正係数Kssとの関係を例示した図である。通常、吸収されているSOx量が多いほど第1S−Trap110aとSOxとの吸着力が弱くなるので、SOxがより放出され易い。従って、図に示すように、SOx量が多いほど第1制御弁閉弁期間T2が短くなるようにSOx量補正係数Kssを設定してもよい。
図6は、本実施例に係るS−Trap熱劣化度合いと熱劣化補正係数Kstとの関係を例示した図である。ここで、上記S−Trap熱劣化度合いが大きいほど第1S−Trap110aにおける貴金属の活性が低下し、またはSOx吸蔵材が劣化することにより、SOx吸収能力が低下するとともにSOxの放出されるまでの期間が短くなる場合がある。従って、図に示すように、S−Trap熱劣化度合いの値が大きいほど、第1制御弁閉弁期間T2が短くなるように熱劣化補正係数Kstを設定してもよい。
以上のように、本ルーチンに係る制御によれば、排気の流量、第1S−Trap110aの床温、SOx量、S−Trap熱劣化度合いに基づいて第1制御弁閉弁期間T2を設定することにより、第1NSR111aに対するSOx被毒をより確実に抑制しつつNOxの還元処理を実施することが可能となる。
尚、本実施例では、図5においてはSOx量とSOx量補正係数Kssとの関係を、図6においてはS−Trap熱劣化度合いと熱劣化補正係数Kstとの関係を直線的に近似しているが、例えば、曲線的に近似してもよい。
尚、本実施例においては、排気の流量及び第1S−Trap110aの床温に基づいて第1制御弁基本閉弁期間T2bを設定し、さらにSOx量補正係数Kss、熱劣化補正係数Kst、空燃比補正係数Ksafに基づいて補正することにより第1制御弁閉弁期間T2を設定しているが、例えば、排気の流量、第1S−Trap110aの床温、第1S−Trap110aに吸収されたSOx量、S−Trap熱劣化度合い及びA/Fの誤差の積算値などの第1S−Trap110aからSOxが放出される時期に影響を及ぼす各パラメータと第1制御弁閉弁期間T2との関係が格納されたマップから読み出すことにより第1制御弁閉弁期間T2を導出してもよい。
ところで、通常、上記のSOxが放出される時期に影響を及ぼす各パラメータにおいて、排気の流量及び第1S−Trap110aの床温は本実施例における内燃機関1の運転状態等に基づいて常時変化するため、本実施例において補正係数として扱った上記の第1S−Trap110aに吸収されたSOx量、S−Trap熱劣化度合い及びA/Fの誤差の積算値と比較して、その変化速度は速いと考えられる。
そこで、本実施例においては、排気の流量及び第1S−Trap110aの床温に基づいて設定した第1制御弁基本閉弁期間T2bと、係数(Kss、Kst及びKsaf)とを用いて第1制御弁閉弁期間T2を求めることとし、ECU40内のRAMにおけるメモリを節約している。
また、本実施例においては、第1制御弁閉弁期間T2の開始時期と燃料添加弁13からの燃料添加の終了時期及び第2制御弁12bの閉弁時期とを同時としているが、燃料添加弁13からの燃料添加の終了時期及び第2制御弁12bの閉弁時期との関係は、それに限定されない。
すなわち、第1制御弁閉弁期間T2の開始時期に関わらず、第1S−Trap110aにおけるSOxが放出される時期に基づいて第1制御弁閉弁期間T2の終了時期が理想的になるように第1制御弁閉弁期間T2の終了時期を設定することができる。
次に、本実施例に係る燃料添加量Qadを設定するための制御について詳細に説明する。図7は、本実施例に係る燃料添加量Qad設定ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、図2に示したNOx還元処理のメインルーチンにおけるS104において実行されるサブルーチンである。また、本ルーチンもECU40内のROMに記憶されたプログラムである。
本ルーチンが実行されると、まずS301において、基本燃料添加量Qadbが設定される。ここで、基本燃料添加量Qadbとは、上記の第1制御弁閉弁期間T2設定ルーチンにおいて閉弁補正期間ΔTが設定されず、第1制御弁閉弁期間T2が第1制御弁基本閉弁期間T2bと等しい場合に、第1制御弁閉弁期間T2において第1NSR111aに吸蔵されたNOxの還元処理に消費される燃料の添加量である。この基本燃料添加量Qadbは、第1制御弁基本閉弁期間T2bと基本燃料添加量Qadbとの関係が格納されたマップから基本燃料添加量Qadbを読み出すことにより導出してもよい。S301の処理が終わるとS302に進む。
S302においては、燃料添加補正量ΔQadを設定する。燃料添加補正量ΔQadとは、基本燃料添加量Qadbを補正する燃料添加量であり、上記の第1制御弁閉弁期間T2設定ルーチンにおけるS202、S209において設定した第1制御弁基本閉弁期間T2b及び閉弁補正期間ΔTに基づいて設定される。
具体的には、第1制御弁基本閉弁期間T2bに対する閉弁補正期間ΔTの割合を、基本燃料添加量Qadbに乗じることにより(3)式によって求めてもよい。
ΔQad=Qadb×ΔT/T2b・・・(3)
S302の処理が終わるとS303に進む。
S303においては、基本燃料添加量Qadb及び燃料添加補正量ΔQadに基づいて燃料添加量Qadが設定される。燃料添加量Qadは、基本燃料添加量Qadbと燃料添加補正量ΔQadの和としてもよく、(4)式により求めることができる。
Qad=Qadb+ΔQad・・・(4)
S303の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本ルーチンに係る制御によれば、第1制御弁基本閉弁期間T2bに対する閉弁補正期間ΔTの割合に基づいて燃料添加補正量ΔQadを設定し、さらに燃料添加補正量ΔQadに基づいて燃料添加量Qadを設定することにより、第1制御弁閉弁期間T2におけるNOx還元処理に消費される必要かつ最小限の燃料を添加することができる。その結果、前記NOx還元処理に係る燃費を向上することが可能となる。
また、本実施例においては、上記のように、基本燃料添加量Qadbと燃料添加補正量ΔQadとに基づいて燃料添加量Qadを設定しているが、例えば、第1制御弁閉弁期間T2と燃料添加量Qadとの関係が格納されたマップから読み出すことにより燃料添加量Qadを導出してもよい。
次に、本実施例に係る第1NSR111aに対するNOx還元処理が終了した後、再度、第1NSR111aに対するNOx還元処理が開始されるまでのNOx還元処理間隔Tintを設定するための制御について詳細に説明する。
図8は、本実施例に係るNOx還元間隔Tint設定ルーチンを示すフローチャートである。本ルーチンは、図2に示したNOx還元処理のメインルーチンにおけるS105に
おいて実行されるサブルーチンである。また、本ルーチンもECU40内のROMに記憶されたプログラムである。
本ルーチンが実行されると、まずS401において、基本NOx還元間隔Tintbが設定される。ここで、基本NOx還元間隔Tintbとは、上記の第1制御弁閉弁期間T2設定ルーチンにおいて閉弁補正期間ΔTが設定されず、第1制御弁閉弁期間T2が第1制御弁基本閉弁期間T2bと等しい場合に、第1NSR111aに対してNOx還元処理が終了した後、再度、第1NSR111aに対してNOx還元処理が開始されるまでの間隔である。また、この基本NOx還元間隔Tintbは、繰り返しNOx還元処理が実施されることによって、第1NSR111aに吸蔵されるNOx量が、第1NSR111aが最大限に吸蔵可能な飽和NOx量に当面は到達しないような間隔としてもよい。
具体的には、例えば、第1制御弁基本閉弁期間T2bと基本NOx還元間隔Tintbとの関係が格納されたマップから基本NOx還元間隔Tintbを読み出すことにより導出してもよい。S401の処理が終わるとS402に進む。
S402においては、NOx還元補正間隔ΔTintを設定する。燃料添加補正量ΔTintとは、上記の第1制御弁閉弁期間T2設定ルーチンにおけるS202、S209において設定した第1制御弁基本閉弁期間T2b及び閉弁補正期間ΔTに基づいて設定される基本NOx還元間隔Tintbを補正するNOx還元処理の間隔である。
NOx還元補正間隔ΔTintは、具体的には、第1制御弁基本閉弁期間T2bに対する閉弁補正期間ΔTの割合を、基本NOx還元間隔Tintbに乗じてもよく、(5)式によって求めることができる。
ΔTint=Tintb×ΔT/T2b・・・(5)
S402の処理が終わるとS403に進む。
S403においては、基本NOx還元間隔Tintb及びNOx還元補正間隔ΔTintに基づいてNOx還元間隔Tintが設定される。NOx還元間隔Tintは、基本NOx還元間隔TintbとNOx還元補正間隔ΔTintの和としてもよく、(6)式により求めることができる。
Tint=Tintb+ΔTint・・・(6)
S403の処理が終わると本ルーチンを一旦終了する。
以上のように、本ルーチンに係る制御によれば、上記の第1制御弁閉弁期間T2設定ルーチンにおいて、閉弁補正期間ΔTが設定されることに起因して第1NSR111aに対する一度のNOx還元処理によって還元されるNOx量が変動しても、第1制御弁基本閉弁期間T2bに対する閉弁補正期間ΔTの割合に基づいてNOx還元間隔Tintを適切に設定することにより、排気エミッションの悪化を抑制することが可能となる。
尚、本実施例においては、上記のように、基本NOx還元間隔TintbとNOx還元補正間隔ΔTintとに基づいてNOx還元間隔Tintを設定しているが、例えば、第1制御弁閉弁期間T2とNOx還元間隔Tintとの関係が格納されたマップから読み出すことによりNOx還元間隔Tintを導出してもよい。
また、本実施例においては、第1NSR111aのNOx還元処理を実施する場合を例として説明した。これに対し、第2NSR111bのNOx還元処理を実施する場合は、上記で説明した制御において、第1分岐通路10a側に係る制御と第2分岐通路10b側
に係る制御とを入れ換えればよい。また、第1DPNR112aや第2DPNR112b等に吸蔵されたNOxを還元処理する場合おいても本実施例に係る制御を適用することができる。
さらに、本実施例においては、排気通路を2つの分岐通路(第1分岐通路10a及び第2分岐通路10b)に分岐させたデュアル排気通路構成の排気浄化システムに対して本発明を適用した場合の制御について説明したが、排気通路を複数の分岐通路に分岐させない排気通路の他、排気通路に、例えば第1S−Trap110a及び第1NSR111aを迂回するバイパス通路を備えた排気浄化システムや、3つ以上の分岐通路に分岐する排気浄化システムに本発明を適用してもよい。
本発明の実施例に係る内燃機関と、その排気系及び制御系の概略構成を示す図である。 本実施例に係るNOx還元処理のメインルーチンを示したフローチャートである。 本実施例に係る燃料添加弁のON−OFF、第1制御弁及び第2制御弁の開度、第1S−Trap及び第1NSR下流の排気の空燃比、第1NSRのNOx還元量、第1S−TrapのSOx放出量を示したタイムチャートである。 本実施例に係る第1制御弁閉弁期間設定ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例に係る第1S−Trapに吸収されているSOx量とSOx量補正係数Kssとの関係を例示した図である。 本実施例に係るS−Trap熱劣化度合いと熱劣化補正係数Kstとの関係を例示した図である。 本実施例に係る燃料添加量Qad設定ルーチンを示すフローチャートである。 本実施例に係るNOx還元間隔Tint設定ルーチンを示すフローチャートである。
符号の説明
1・・・内燃機関
5・・・排気管
5a・・・第1排気管
5b・・・第2排気管
10・・・排気浄化部
10a・・・第1分岐通路
10b・・・第2分岐通路
11a・・・第1排気浄化装置
11b・・・第2排気浄化装置
12a・・・第1制御弁
12b・・・第2制御弁
13・・・燃料添加弁
40・・・ECU
110a・・・第1S−Trap
110b・・・第2S−Trap
111a・・・第1NSR
111b・・・第2NSR
112a・・・第1DPNR
112b・・・第2DPNR

Claims (9)

  1. 一端が内燃機関に接続されて該内燃機関からの排気が通過する排気通路と、
    前記排気通路に設けられ流入する排気の空燃比がリーンのときには排気中のNOxを吸蔵するとともに流入する排気の酸素濃度が低いときには吸蔵したNOxを放出し還元するNOx触媒と、
    前記排気通路における前記NOx触媒の上流に設けられ、排気の空燃比がリーンのときに排気中のSOxを吸収するSトラップ触媒と、
    前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に導入される排気に還元剤を添加する還元剤添加手段と、
    前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する前記排気の流量を制御する排気流量制御手段と、
    前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に導入される排気に前記還元剤添加手段から還元剤を添加することによって還元剤を前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒に供給するとともに前記排気流量制御手段によって前記Sトラップ触媒及び前記NOx触媒を通過する排気の流量を所定期間に亘り減少させて、前記NOx触媒におけるNOxを還元放出させるNOx還元処理を実施するNOx還元手段と、
    を備え、
    前記Sトラップ触媒に還元剤が供給されるとともに該Sトラップ触媒を通過する排気の流量が減少した状態が継続した場合に、前記Sトラップ触媒におけるSOxが、該Sトラップ触媒から放出される、内燃機関の排気浄化システムであって、
    前記所定期間は、前記Sトラップ触媒におけるSOxが所定量以上放出されるまでに終了することを特徴とする内燃機関の排気浄化システム。
  2. 前記所定期間は、前記NOx触媒におけるNOxの還元放出が略終了してから、前記Sトラップ触媒におけるSOxが放出され始めるまでの間に終了することを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  3. 前記排気通路は、途中で複数の分流通路に分岐し、該複数の分岐通路の少なくとも一に、前記NOx触媒及び前記Sトラップ触媒が設けられたことを特徴とする請求項1または2に記載の内燃機関の排気浄化システム。
  4. 前記所定期間は、内燃機関の排気の流量に基づいて設定されることを特徴とする請求項1から3のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化システム。
  5. 前記所定期間は、前記Sトラップ触媒の床温が高いほど、短く設定されることを特徴とする請求項1から4のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化システム。
  6. 前記所定期間は、前記Sトラップ触媒に吸収されているSOx量が多いほど、短く設定されることを決定することを特徴とする請求項1から5のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化システム。
  7. 前記所定期間は、前記Sトラップ触媒の熱劣化度合いが大きいほど、短く設定されることを特徴とする請求項1から6のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化システム。
  8. 前記還元剤添加手段から添加される前記還元剤の添加量を設定する還元剤添加量設定手段をさらに備え、
    前記還元剤添加量設定手段は、前記所定期間の長さに基づいて前記還元剤の添加量を設定することを特徴とする請求項1から7のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化システム。
  9. 前記NOx還元手段による前記NOx還元処理が終了した後、次に該NOx還元処理が開始されるまでの間隔は、前記所定期間が短く設定されるほど短く設定され、前記所定期間が長く設定されるほど長く設定されることを特徴とする請求項1から8のいずれかに記載の内燃機関の排気浄化システム。
JP2006092009A 2006-03-29 2006-03-29 内燃機関の排気浄化システム Withdrawn JP2007263073A (ja)

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JP2010242688A (ja) * 2009-04-08 2010-10-28 Honda Motor Co Ltd 内燃機関の排気浄化システム
JP5569653B2 (ja) * 2011-08-30 2014-08-13 トヨタ自動車株式会社 内燃機関の排気浄化装置

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