JP2007262957A - 可変動弁仲介機構 - Google Patents

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Abstract

【課題】同一の気筒において複数の機関バルブの特性を自由に制御することができる内燃機関の可変動弁仲介機構を提供する。
【解決手段】可変動弁仲介機構20は、カムにより駆動されて揺動する入力部23と、入力部23の揺動に伴って揺動して同一気筒の2つの吸気弁を駆動する出力部24,25を備えて構成されている。出力部24,25に対応して2つの略半円筒状のスライダギア27,28がそれぞれ備えられており、これらスライダギア27,28は2つの半円柱状のコントロールシャフト21,22に連動して軸方向に往復動する。各別に設けられた2つのモータがコントロールシャフト21,22をそれぞれ駆動することにより、スライダギア27,28の往復動に基づいて出力部24,25と入力部23との相対回動位相を変更し、2つの吸気弁のバルブ特性を可変とする。
【選択図】図4

Description

本発明はバルブ特性を可変とする内燃機関の可変動弁仲介機構に関する。
内燃機関の燃費性能向上を図るために、例えば特許文献1に示されるように、内燃機関の運転状態に応じて機関吸気弁の最大リフト量や開閉時期等のバルブ特性を可変とする可変動弁仲介機構が知られている。具体的には、この可変動弁仲介機構は入力部と出力部とを備えて構成されており、内燃機関のカムシャフトに形成されたカムと内燃機関の吸気弁との間に配設されている。カムはその入力部を押し下げて可変動弁仲介機構を揺動させ、当該可変動弁仲介機構の出力部の揺動に基づいて吸気弁の開閉を行うようにしている。また、それら入力部と出力部との内部に形成された連通する空間にはスライダギアが設けられている。このスライダギアの内部には、アクチュエータによって駆動されてその軸方向に往復動するコントロールシャフトが挿入されている。そして、スライダギアとコントロールシャフトとは、軸方向に関して一体で往復動するとともに、周方向に関して相対回動するように係合している。
尚、可変動弁仲介機構の入力部と出力部との内周面には互いに逆向きに傾斜するヘリカルスプラインがそれぞれ形成されるとともに、スライダギアの外周面にはこれらヘリカルスプラインと噛合うヘリカルスプラインがそれぞれ形成されている。そのため、機関運転中には、機関運転状態に基づいてアクチュエータはコントロールシャフトをその軸方向に沿って駆動することにより、スライダギアは同軸方向に往復動するとともに周方向に関してコントロールシャフトに対して相対回動する。その結果、入力部と出力部との相対回動位相が変化し、吸気弁の最大リフト量や開閉時期を変更することができるようになる。
ここで、特許文献1に示されるように、内燃機関の1つの気筒に2つの吸気弁が設けられる場合においては、2つの吸気弁に対応して出力部を2つ備え、入力部の両側にそれぞれ配設するようにしている。そして、2つの出力部の内周面に同一のヘリカルスプラインを形成することにより、入力部に対して2つの出力部の相対回動位相は同じように変化する。また、特許文献1では、2つの出力部の内周面に異なる角度のヘリカルスプラインを形成することも提案されている。この構成を採用すると、同一の気筒において、入力部に対する2つの出力部の相対回動位相が異なることとなり、2つの吸気弁の最大リフト量や開閉時期が相違するようになる。そのため、2つの吸気弁から異なる流量、或いは異なるタイミングで気筒の燃焼室に吸気を導入することができるようになる。その結果、燃焼室内において、吸入された混合気にスワール等の旋回流を生じさせることにより、燃料と空気とが好適に混合することができ、混合気の燃焼性を改良して内燃機関の性能を向上させることができる。
特開2001−263015号公報
ところで、上記可変動弁仲介機構では、機関の運転状態に基づいてスライダギアが駆動されるとき、入力部に対する2つの出力部の相対回動位相が異なって変化するものの、2つ出力部同士の相対回動位相の関係は一定である。即ち、入力部に対して2つの出力部を独立して制御することができず、それら出力部に形成されたヘリカルスプラインの角度の関係によって、一方の出力部の回動位相に対する他方の出力部の回動位相は一義的に決定される。しかしながら、内燃機関の吸気状態に対する好適なスワールの強度は、クランクシャフトの回転速度や吸気量等、多数の吸気状態量の影響を受ける。そのため、上記可変動弁仲介機構では、吸気弁のバルブ特性を吸気状態に十分に対応させることができないおそれがある。
本発明は、こうした従来の実情に鑑みてなされたものであり、その目的は、同一の気筒において複数の機関バルブの特性を自由に制御することができる内燃機関の可変動弁仲介機構を提供することにある。
以下、上記目的を解決するための手段及びその作用効果について記載する。
請求項1に記載の発明は、内燃機関のカムシャフトに形成されたカムにより駆動されて揺動する入力部と、同入力部の揺動に伴って揺動して前記機関のバルブを駆動する出力部と、前記入力部および前記出力部の内周面に異なる角度で形成されたヘリカルスプラインにそれぞれ噛合するヘリカルスプラインを有するスライダギアと、前記入力部および前記出力部の揺動軸に沿って前記スライダギアを駆動する往復駆動手段とを備え、前記スライダギアの往復動に基づいて前記出力部と前記入力部との相対回動位相を変更することにより前記機関のバルブ特性を可変とする可変動弁仲介機構において、前記出力部は前記機関の同一気筒が有する複数のバルブに対応して複数備えられ、前記スライダギアは前記出力部にそれぞれ対応して複数備えられており、前記往復駆動手段は前記スライダギアにそれぞれ対応して複数備えられることを特徴とする。
同構成によれば、出力部は機関の同一気筒が有する複数のバルブに対応して複数備えられ、スライダギアは出力部にそれぞれ対応して複数備えられており、往復駆動手段はスライダギアにそれぞれ対応して複数備えられるため、同一気筒が有する複数の機関バルブの特性を独立して変更することができる。従って、同一気筒が有する複数のバルブの特性を同一のスライダギアによって一括変更する場合と比較して、各バルブの特性を自由に制御することができる。
請求項2に記載の発明は、請求項1に記載の可変動弁仲介機構において、前記スライダギアは前記揺動軸を中心とする略半円筒形状で2つ対向して設けられており、それらの境界には前記揺動軸を中心とする互いの回動を許容する隙間が形成されていることを特徴とする。
同構成によれば、スライダギアは前記揺動軸を中心とする略半円筒形状で2つ対向して設けられており、それらの境界には同揺動軸を中心とする互いの回動を許容する隙間が形成されているため、各バルブの特性を独立して制御するときに一方のスライダギアが他方のスライダギアに衝突することを回避することができる。
また、請求項3に記載されるように、前記スライダギアは前記揺動軸を中心とする円筒形状で同揺動軸方向に2つ並んで設けられており、それらの境界には前記揺動軸に沿った互いの往復動を許容する隙間が形成されているといった構成により上述した効果を得ることもできる。
請求項4に記載の発明は、請求項2又は3に記載の可変動弁仲介機構において、前記往復駆動手段は、前記入力部および前記出力部を貫通して前記揺動軸に平行に設けられた2つのコントロールシャフトを有し、それらコントロールシャフトと前記スライダギアとは、同揺動軸方向に関して一体で往復動するとともに前記スライダギアの周方向に関して相対回動するようにそれぞれ係合することを特徴とする。
同構成によれば、往復駆動手段は、入力部および出力部を貫通して前記揺動軸に平行に対向して設けられた2つのコントロールシャフトを有し、それらコントロールシャフトとスライダギアとは、同揺動軸方向に関して一体で往復動するとともにスライダギアの周方向に関して相対回動するようにそれぞれ係合するため、コントロールシャフトの配置スペースの拡大を抑制することができる。
また、請求項5に記載されるように、前記往復駆動手段は、前記揺動軸を中心として同軸状に設けられた2つのコントロールシャフトを有し、それらコントロールシャフトと前記スライダギアとは、同揺動軸方向に関して一体で往復動するとともに周方向に関して相対回動するようにそれぞれ係合するといった構成により上述した効果を得ることもできる。
(第1の実施形態)
以下、本発明にかかる第1の実施形態について、図1〜図6を参照して説明する。
図1及び図2に示されるように、車両に搭載される内燃機関は4つの気筒を有しており、そのシリンダヘッド2にはこれら気筒に対応した一対の吸気弁10と一対の排気弁15とが往復動可能にそれぞれ設けられている。シリンダヘッド2には、それら吸気弁10と排気弁15とに対応して吸気弁駆動機構40と排気弁駆動機構45とがそれぞれ設けられている。
排気弁駆動機構45には、各排気弁15に対応してラッシュアジャスタ17が設けられるとともに、このラッシュアジャスタ17と排気弁15との間にはロッカーアーム18が架設されている。ロッカーアーム18は、その一端がラッシュアジャスタ17に支持されるとともに他端が排気弁15の基端部に当接されている。また、シリンダヘッド2に回転可能に支持された排気カムシャフト7にはそれぞれの気筒に対応して複数のカム8が形成されており、それらカム8の外周面はロッカーアーム18に設けられたローラ18aに当接されている。排気弁15にはリテーナ15aが設けられるとともに、このリテーナ15aとシリンダヘッド2との間にはバルブスプリング16が設けられている。このバルブスプリング16の付勢力によって排気弁15は閉弁方向に付勢されている。そしてこれにより、ロッカーアーム18のローラ18aはカム8の外周面に押圧されている。機関運転時にカム8が回転すると、ロッカーアーム18はラッシュアジャスタ17により支持される部分を支点として揺動する。その結果、排気弁15はロッカーアーム18によって開閉駆動されるようになる。
一方、吸気弁駆動機構40には、各吸気弁10に対応して、排気側と同様にバルブスプリング11、リテーナ10a、ロッカーアーム12、ローラ12a及びラッシュアジャスタ13が設けられている。また、シリンダヘッド2に回転可能に支持された吸気カムシャフト5にはそれぞれの気筒に対応して複数のカム6が形成されている。
また、吸気弁駆動機構40には、排気弁駆動機構45とは異なり、カム6とロッカーアーム12との間に可変動弁仲介機構20が設けられている。この可変動弁仲介機構20は入力部23と一対の出力部24,25とを有しており、これら入力部23及び出力部24,25はシリンダヘッド2に固定された支持パイプ26に揺動可能に支持されている。ロッカーアーム12は、吸気弁10の基端部及びラッシュアジャスタ13によって出力部24,25側に付勢されており、そのローラ12aが出力部24,25の外周面に当接されている。また、入力部23とシリンダヘッド2との間には、スプリング14が設けられており、このスプリング14の付勢力によって入力部23に設けられたローラ23bがカム6に当接されている。
機関運転時にカム6が回転すると、同カム6はローラ23bに摺接しつつ入力部23を押圧し、これにより出力部24,25が支持パイプ26の周方向に揺動するようになる。そして出力部24,25が揺動すると、ロッカーアーム12はラッシュアジャスタ13により支持される部分を支点として揺動する。その結果、吸気弁10はロッカーアーム12によって開閉駆動されるようになる。
ここで、上記支持パイプ26には2本のコントロールシャフト21,22が平行に挿入されている。コントロールシャフト21の基端部(図2中右端部)は、変換部材63を介してモータ101の出力軸101aに連結されている。変換部材63は、モータ101の出力軸101aの回転運動をコントロールシャフト21の軸方向への直線運動に変換するためのものである。即ち、モータ101の出力軸101aを正・逆回転させると、その回転が変換部材63によってコントロールシャフト21の往復動に変換される。一方、コントロールシャフト22の基端部(図2中左端部)は変換部材64を介してモータ102の出力軸102aに連結されており、このモータ102の出力軸102aを正・逆回転させると、その回転が変換部材64によってコントロールシャフト22の往復動に変換される。
また、モータ101,102には、内燃機関を統括的制御する電子制御ユニット100の出力ポートが接続されている。この電子制御ユニット100は、例えばアクセルセンサ103やクランク角センサ104等によって検出された内燃機関の運転状態に基づいて適切な吸気弁10のバルブ特性の目標値を計算する。そして、当該電子制御ユニット100は、吸気弁10のバルブ特性がその目標値になるように、モータ101,102を駆動することで可変動弁仲介機構を制御する。
次に、図3〜図5を併せ参照して本実施形態にかかる可変動弁仲介機構20の構造について更に詳述する。ここで、図3は可変動弁仲介機構20の外観斜視図であり、図4は可変動弁仲介機構20の内部を示す分解斜視図である。また、図5は可変動弁仲介機構20の各部材の連動関係を示す斜視図である。
図3及び図4に示されるように、入力部23は出力部24,25の間に設けられており、これら入力部23と出力部24,25との内部には略円筒状の連通空間が形成されている。また、入力部23の内周面にはヘリカルスプライン23aが形成されるとともに、出力部24,25の内周面にはこの入力部23のヘリカルスプライン23aと逆向きに傾斜するヘリカルスプライン24a,25aがそれぞれ形成されている。
入力部23と出力部24,25との内部に形成された空間には、一対の略半円筒状のスライダギア27,28が対向して設けられている。スライダギア27の中央部分の外周面には、入力部23のヘリカルスプライン23aに噛合するヘリカルスプライン27aが形成されている。また、スライダギア27において出力部25に対応する端部(図3中左端部)の外周面には出力部25のヘリカルスプライン25aに噛合するヘリカルスプライン27bが形成されている。そして、スライダギア27において出力部24に対応する端部(図3中右端部)には摺動部27cが形成されている。摺動部27cの外周面にはヘリカルスプラインが形成されず、出力部24はこの摺動部27cに摺動自由に支持されている。
一方、スライダギア28の中央部分の外周面には、入力部23のヘリカルスプライン23aに噛合するヘリカルスプライン28aが形成されている。また、スライダギア28において出力部24に対応する端部(図3中右端部)の外周面には出力部24のヘリカルスプライン24aに噛合するヘリカルスプライン28bが形成されている。そして、スライダギア28において出力部25に対応する端部(図3中左端部)には摺動部28cが形成されている。摺動部28cの外周面にはヘリカルスプラインが形成されず、出力部25はこの摺動部27cに摺動自由に支持されている。
また、これら略半円筒状のスライダギア27,28の内壁には、円周方向に沿って延びる溝27d,28dが形成されており、これら溝27d,28dにはブッシュ30,31がそれぞれ嵌合されている。尚、ブッシュ30,31は、溝27d,28dの延びる方向に沿って同溝27d,28dの内周面を摺動することができるが、スライダギア27,28の軸方向における変位は規制されている。
図5に示されるように、スライダギア27,28の間には、上記支持パイプ26が挟持されており、この支持パイプ26の管壁にはその軸方向に延びる長孔26a、26bが同支持パイプ26の周方向において180度隔てて形成されている。そして上述した2本のコントロールシャフト21,22は半円柱状をなし、互いに平行な状態で対向して支持パイプ26に挿入されている。
また、スライダギア27とコントロールシャフト21との間には、長孔26aを通じてスライダギア27とコントロールシャフト21とを連結する係止ピン32が設けられている。この係止ピン32の一端がコントロールシャフト21に形成された凹部21aに挿入されるとともに、他端がブッシュ30に形成された貫通孔30aに挿入されている。一方、スライダギア28とコントロールシャフト22との間には、長孔26bを通じてスライダギア28とコントロールシャフト22とを連結する係止ピン33が設けられている。この係止ピン33の一端がコントロールシャフト22に形成された凹部22aに挿入されるとともに、他端がブッシュ31に形成された貫通孔31aに挿入されている。
こうした可変動弁仲介機構20にあって、前述したように電子制御ユニット100が機関の運転状態に基づいてモータ101,102を駆動すると、コントロールシャフト21,22がその軸方向に沿って変位する。そして、コントロールシャフト21,22は係止ピン32,33を介してスライダギア27,28をそれらの軸方向に沿って変位させる。
スライダギア27のヘリカルスプライン27a,27bは、入力部23及び出力部25のヘリカルスプライン23a,25aとそれぞれ噛合しているため、スライダギア27がその軸方向に駆動されると、出力部25と入力部23との相対回動位相が変化する。一方、出力部24はスライダギア27の摺動部27cに摺動自由に支持されているため、スライダギア27の駆動による出力部24と入力部23との相対回動位相の変化は生じない。
スライダギア28のヘリカルスプライン28a,28bは、入力部23及び出力部24のヘリカルスプライン23a,24aとそれぞれ噛合しているため、スライダギア28がその軸方向に駆動されると、出力部24と入力部23との相対回動位相が変化する。一方、出力部25はスライダギア28の摺動部28cに摺動自由に支持されているため、スライダギア28の駆動による出力部25と入力部23との相対回動位相の変化は生じない。
次に、図6を参照して、こうした可変動弁仲介機構20による出力部24,25と入力部23との相対回動位相の可変範囲を説明する。ここで、図6は図3の6−6断面図である。
同図6に示されるように、支持パイプ26の中心軸cを通る境界面Dにより、入力部23と出力部24,25によって形成された内部空間は2つの略半円柱状の空間に分割されている。出力部24,25と入力部23との相対回動位相の初期値が同一の値に設定されるとともに、スライダギア27,28が境界面Dに関して対称となるように配置されている。尚、スライダギア27,28の間には、それらスライダギア27,28の互いの回動を許容する隙間51,52が形成されている。
上述したように、例えばコントロールシャフト21,22が減角方向(図3中のL方向)に駆動される場合には、スライダギア27,28は連動してL方向に駆動され、出力部24,25と入力部23との相対回動位相が小さくなる。また、コントロールシャフト21,22が増角方向(図3中のH方向)に駆動される場合には、スライダギア27,28は連動してH方向に駆動され、出力部24,25と入力部23との相対回動位相が大きくなる。
ところで、スライダギア27は上記カム6による入力部23の駆動に基づいて揺動することとなるが、スライダギア27の揺動範囲は境界面Dよりも鉛直上方の空間に制限されている。即ち、そのような揺動を考慮した上で、スライダギア27の一方の端面27eが境界面Dと重なる際に出力部25と入力部23との相対回動位相がその最小値となるように設定し、スライダギア27の他方の端面27fが境界面Dと重なる際に出力部25と入力部23との相対回動位相がその最大値となるように設定する。そして、電子制御ユニット100は、出力部25と入力部23との相対回動位相を前記最小値と最大値との間の値に保持しつつ、モータ101を制御している。
一方、スライダギア28は上記カム6による入力部23の駆動に基づいて揺動することとなるが、スライダギア28の揺動範囲は境界面Dよりも鉛直下方の空間に制限されている。即ち、そのような揺動を考慮した上で、スライダギア28の一方の端面28eが境界面Dと重なる際に出力部24と入力部23との相対回動位相がその最小値となるように設定し、スライダギア28の他方の端面28fが境界面Dと重なる際に出力部24と入力部23との相対回動位相がその最大値となるように設定する。そして、電子制御ユニット100は、出力部24と入力部23との相対回動位相を前記最小値と最大値との間の値に保持しつつ、モータ102を制御している。
以上説明した第1の実施形態によれば、以下の効果が得られるようになる。
(1)同一気筒の2つの吸気弁10を開閉する出力部24,25に対応して、スライダギア、コントロールシャフト及びモータを各別に備えるため、出力部24,25と入力部23との相対回動位相を独立制御することができる。そのため、同一気筒が有する2つの吸気弁10の最大リフト量や開弁時期等のバルブ特性を独立して変更することができるようになる。従って、同一気筒が有する2つの吸気弁10の特性を同一のスライダギアによって一括変更する場合と比較して、2つの吸気弁10の特性を自由に制御することができる。
(2)スライダギア27,28の間には、それらスライダギア27,28の互いの回動を許容する隙間51,52が形成されているため、2つの吸気弁10の特性を独立して制御するときに一方のスライダギアが他方のスライダギアに衝突することを回避することができる。
(3)半円柱状のコントロールシャフト21,22が互いに平行な状態で対向して支持パイプ26に挿入されるため、コントロールシャフトの配置スペースの拡大を抑制することができるとともに、コントロールシャフトの駆動の安定性を図ることもできる。
(第2の実施形態)
以下、本発明にかかる第2の実施形態について、上記第1の実施形態との相違点を中心に図7及び図8を参照して説明する。ここで、図7は本実施形態にかかる可変動弁仲介機構120の破断斜視図であり、図8は図7の8−8断面図である。
図7及び図8に示されるように、本実施形態では第1の実施形態と異なり、可変動弁仲介機構120には、2つの略円筒状のスライダギア61,62が支持パイプ76の軸方向に沿って並んで設けられている。支持パイプ76の中心軸cに垂直な境界面Eにより、入力部23及び出力部24,25によって形成された内部空間は2つの略円柱状の空間に分割されている。出力部24,25と入力部23との相対回動位相の初期値が同一の値に設定されるとともに、スライダギア61,62が境界面Dに関して対称となるように配置されている。尚、スライダギア61,62の間には、それらスライダギア61,62の互いの往復動を許容する隙間53が形成されている。
ここで、スライダギア61において入力部23に対応する端部(図7中左端部)の外周面には入力部23のヘリカルスプライン23aに噛合するヘリカルスプライン61aが形成されている。また、当該スライダギア61において入力部23に対応する端部(図7中右端部)の外周面には出力部24のヘリカルスプライン24aに噛合するヘリカルスプライン61bが形成されている。
一方、スライダギア62において入力部23に対応する端部(図7中右端部)の外周面には入力部23のヘリカルスプライン23aに噛合するヘリカルスプライン62aが形成されている。また、当該スライダギア62において出力部25に対応する端部(図7中左端部)の外周面には出力部25のヘリカルスプライン25aに噛合するヘリカルスプライン62bが形成されている。
尚、これらスライダギア61,62には、挿入孔61d,62dがそれぞれ形成されており、係止ピン32,33がこれら挿入孔61d,62dを介してスライダギア61,62の内部に挿入される。
図8に示されるように、スライダギア61,62の内周面には、その周方向に沿って延びる溝61c,62cが形成されており、これら溝61c,62cにはブッシュ30,31がそれぞれ嵌合されている。尚、これらブッシュ30,31は、溝61c,62cの延びる方向に沿って同溝61c,62cの内周面を摺動することができるが、スライダギア61,62の軸方向における変位は規制されている。
そして、スライダギア61,62の内部に形成された連通空間には、支持パイプ76が挿入されるとともに、この支持パイプ76にはコントロールシャフト71,72が更に挿入されている。図8に示されるように、支持パイプ76の管壁にはその軸方向に延びる長孔76a、76bが係止ピン32,33に対応して形成されている。上述したように、挿入孔61dを通じてスライダギア61の内部に挿入された係止ピン32の一端がコントロールシャフト71に形成された凹部71aに挿入されるとともに、他端がブッシュ30に形成された貫通孔30aに挿入されている。即ち、係止ピン32は、長孔76aを通じてスライダギア61とコントロールシャフト71とを連結している。一方、挿入孔62dを通じてスライダギア62の内部に挿入された係止ピン33の一端がコントロールシャフト72に形成された凹部72aに挿入されるとともに、他端がブッシュ31に形成された貫通孔31aに挿入されている。即ち、係止ピン33は、長孔76bを通じてスライダギア62とコントロールシャフト72とを連結している。
こうした可変動弁仲介機構120にあって、前述したように電子制御ユニット100は機関の運転状態に基づいてモータ101,102を駆動すると、コントロールシャフト71,72がその軸方向に沿って変位する。そして、コントロールシャフト71,72は係止ピン32,33を介してスライダギア61,62をそれらの軸方向に沿って変位させる。
スライダギア61のヘリカルスプライン61a,61bは、入力部23及び出力部24のヘリカルスプライン23a,24aとそれぞれ噛合しているため、スライダギア61がその軸方向に駆動すると、出力部24と入力部23との相対回動位相が変化する。
スライダギア62のヘリカルスプライン62a,62bは、入力部23及び出力部25のヘリカルスプライン23a,25aとそれぞれ噛合しているため、スライダギア62がその軸方向に駆動すると、出力部25と入力部23との相対回動位相が変化する。
次に、こうした可変動弁仲介機構120による出力部24,25と入力部23との相対回動位相の可変範囲を説明する。
図8に示されるように、出力部24,25と入力部23との相対回動位相の初期値が同一の値に設定されるとともに、スライダギア61,62が境界面Eに関して対称となるように配置されている。
上述したように、例えばコントロールシャフト71,72が減角方向(図8中のL方向)に駆動される場合には、スライダギア61,62は連動してL方向に駆動され、出力部24,25と入力部23との相対回動位相が小さくなる。また、コントロールシャフト71,72が増角方向(図8中のH方向)に駆動される場合には、スライダギア61,62は連動してH方向に駆動され、出力部24,25と入力部23との相対回動位相が大きくなる。
ここで、スライダギア61の移動範囲は境界面Eよりも右側の空間に制限されている。即ち、スライダギア61の一方の端面61eが境界面Eと重なる際に出力部24と入力部23との相対回動位相がその最小値となるように設定し、スライダギア61の他方の端面61fが出力部24の端部の内周面24bと重なる際に出力部24と入力部23との相対回動位相がその最大値となるように設定する。そして、電子制御ユニット100は、出力部24と入力部23との相対回動位相を前記最小値と最大値との間の値に保持しつつ、モータ101を制御している。
一方、スライダギア62の移動範囲は境界面Eよりも左側の空間に制限されている。即ち、スライダギア62の一方の端面62eが境界面Eと重なる際に出力部25と入力部23との相対回動位相がその最大値となるように設定し、スライダギア62の他方の端面62fが出力部25の端部の内周面25bと重なる際に出力部24と入力部23との相対回動位相がその最小値となるように設定する。そして、電子制御ユニット100は、出力部25と入力部23との相対回動位相を前記最小値と最大値との間の値に保持しつつ、モータ102を制御している。
以上説明した第2の実施形態によれば、第1の実施形態の効果(1)、(3)及び以下の効果(4)が得られるようになる。
(4)スライダギア61,62の間には、それらスライダギア62,62の互いの往復動を許容する隙間53が形成されているため、2つの吸気弁10の特性を独立して制御するときに一方のスライダギアが他方のスライダギアに衝突することを回避することができる。
尚、上記実施形態は、これを適宜変更した以下の形態にて実施することもできる。
・第1及び第2の実施形態では、入力部および出力部の内周面に互いに逆方向に傾斜するヘリカルスプラインを形成したが、互いに同一方向で異なる角度のヘリカルスプラインを形成してもよい。
・上記各実施形態では、同一気筒の2つの吸気弁に対応する可変動弁仲介機構に本発明を適用したが、同一気筒の3つ以上の吸気弁に対応する可変動弁仲介機構に本発明を適用することもできる。
例えば、同一気筒に3つの吸気弁が設けられる場合においては、3つの吸気弁に対応して3つの出力部(図示略)がそれぞれ設けられる。また、出力部に対応して、図9に示されるように、3つのスライダギア81,82,83と3つのコントロールシャフト91,92,93とがそれぞれ設けられる。これらスライダギア81,82,83には、入力部23のヘリカルスプライン23aに噛合するヘリカルスプラインがそれぞれ形成されるとともに、出力部のヘリカルスプラインに噛合するヘリカルスプラインがそれぞれ形成される。そして、3つのモータ(図示略)によってコントロールシャフト91,92,93をそれぞれ駆動することにより、スライダギア81,82,83を軸方向に往復動させ、3つの出力部と入力部23との相対回動位相をそれぞれ変更する。尚、スライダギア81,82,83の間には、互いの回動を許容する隙間84,85,86が形成される。従って、こうした可変動弁仲介機構によって同一気筒3つの吸気弁のバルブ特性を各別に制御することができる。
また、同一気筒に3つの吸気弁が設けられる場合において、3つの吸気弁に対応して3つの出力部をそれぞれ設けるとともに、1つの出力部に対応するスライダギア及びコントロールシャフトと、2つの出力部に共通して対応するスライダギア及びコントロールシャフトとを設けてもよい。
・第1又は第2の実施形態では、2つの半円柱状のコントロールシャフト21,22が対向して平行に支持パイプ26に挿入されており、モータ101,102はコントロールシャフト21,22を介してスライダギア27,28を駆動する構造を採用している。これに対して、例えば図10に示されるように円柱状コントロールシャフト95と管状コントロールシャフト96とを用いることもできる。
具体的には、管状コントロールシャフト96の管壁には、その軸方向に延びる隙間96bが形成されるとともに、周方向において隙間96bと180度を隔てて挿入孔96aが形成されている。また、円柱状コントロールシャフト95には凹部95aが形成されている。円柱状コントロールシャフト95は、その凹部95aが隙間96bに対応するように管状コントロールシャフト96に挿入される。そして、管状コントロールシャフト96は、挿入孔96aが支持パイプ26の長孔26aに対応するように支持パイプ26に挿入される。係止ピン33の一端は長孔26b及び隙間96bを通じて円柱状コントロールシャフト95の凹部95aに挿入される一方、係止ピン32の一端は長孔26aを通じて管状コントロールシャフト96の挿入孔96aに挿入される。従って、係止ピン32は、スライダギア27と管状コントロールシャフト96とを連結する一方、係止ピン33は、スライダギア28と円柱状コントロールシャフト95を連結している。
ここで、円柱状コントロールシャフト95と管状コントロールシャフト96とが、それらの軸方向に沿って相対的に摺動することができるため、スライダギア27,28を各別に制御することができる。即ち、スライダギア27,28が対応する同一気筒の2つの吸気弁のバルブ特性を各別に制御することができる。
・上記各実施形態では、吸気弁に対応する可変動弁仲介機構に本発明を適用したが、排気弁に対応する可変動弁仲介機構に本発明を適用してもよい。
吸・排気弁駆動機構の構成を説明する縦断面図。 吸・排気弁駆動機構の配置構造を示す平面図。 第1の実施形態にかかる可変動弁仲介機構の斜視図。 第1の実施形態にかかる可変動弁仲介機構の内部を示す分解斜視図。 第1の実施形態にかかる可変動弁仲介機構の各部材の連動関係を示す斜視図。 図3の6−6断面図。 第2の実施形態にかかる可変動弁仲介機構の破断斜視図。 図7の8−8断面図。 可変動弁仲介機構の変更例を示す断面図。 コントロールシャフトの変更例を示す分解斜視図。
符号の説明
2…シリンダヘッド、5…吸気カムシャフト、6…カム、7…排気カムシャフト、8…カム、10…吸気弁、10a…リテーナ、11…バルブスプリング、12…ロッカーアーム、12a…ローラ、13…ラッシュアジャスタ、14…スプリング、15…排気弁、15a…リテーナ、16…バルブスプリング、17…ラッシュアジャスタ、18…ロッカーアーム、18a…ローラ、20…可変動弁仲介機構、21…コントロールシャフト、21a…凹部、22…コントロールシャフト、22a…凹部、23…入力部、23a…ヘリカルスプライン、23b…ローラ、24…出力部、24a…ヘリカルスプライン、24b…内周面、25…出力部、25a…ヘリカルスプライン、25b…内周面、26…支持パイプ、26a,26b…長孔、27…スライダギア、27a…ヘリカルスプライン、27b…ヘリカルスプライン、27c…摺動部、27d…溝、27e…端面、27f…端面、28…スライダギア、28a…ヘリカルスプライン、28b…ヘリカルスプライン、28c…摺動部、28d…溝、28e…端面、28f…端面、30…ブッシュ、30a…貫通孔、31…ブッシュ、31a…貫通孔、32,33…係止ピン、40…吸気弁駆動機構、45…排気弁駆動機構、51,52,53…隙間、61…スライダギア、61a…ヘリカルスプライン、61b…ヘリカルスプライン、61c…溝、61d…挿入孔、61e…端面、61f…端面、62…スライダギア、62a…ヘリカルスプライン、62b…ヘリカルスプライン、62c…溝、62d…挿入孔、62e…端面、62f…端面、63,64…変換部材、71…コントロールシャフト、71a…凹部、72…コントロールシャフト、72a…凹部、76…支持パイプ、76a,76b…長孔、81,82,83…スライダギア、84,85,86…隙間、91,92,93…コントロールシャフト、95…円柱状コントロールシャフト、95a…凹部、96…管状コントロールシャフト、96a…挿入孔、96b…隙間、100…電子制御ユニット、101…モータ、101a…出力軸、102…モータ、102a…出力軸、103…アクセルセンサ、104…クランク角センサ、120…可変動弁仲介機構。

Claims (5)

  1. 内燃機関のカムシャフトに形成されたカムにより駆動されて揺動する入力部と、同入力部の揺動に伴って揺動して前記機関のバルブを駆動する出力部と、前記入力部および前記出力部の内周面に異なる角度で形成されたヘリカルスプラインにそれぞれ噛合するヘリカルスプラインを有するスライダギアと、前記入力部および前記出力部の揺動軸に沿って前記スライダギアを駆動する往復駆動手段とを備え、前記スライダギアの往復動に基づいて前記出力部と前記入力部との相対回動位相を変更することにより前記機関のバルブ特性を可変とする可変動弁仲介機構において、
    前記出力部は前記機関の同一気筒が有する複数のバルブに対応して複数備えられ、前記スライダギアは前記出力部にそれぞれ対応して複数備えられており、前記往復駆動手段は前記スライダギアにそれぞれ対応して複数備えられる
    ことを特徴とする可変動弁仲介機構。
  2. 請求項1に記載の可変動弁仲介機構において、
    前記スライダギアは前記揺動軸を中心とする略半円筒形状で2つ対向して設けられており、それらの境界には前記揺動軸を中心とする互いの回動を許容する隙間が形成されている
    ことを特徴とする可変動弁仲介機構。
  3. 請求項1に記載の可変動弁仲介機構において、
    前記スライダギアは前記揺動軸を中心とする円筒形状で同揺動軸方向に2つ並んで設けられており、それらの境界には前記揺動軸に沿った互いの往復動を許容する隙間が形成されている
    ことを特徴とする可変動弁仲介機構。
  4. 請求項2又は3に記載の可変動弁仲介機構において、
    前記往復駆動手段は、前記入力部および前記出力部を貫通して前記揺動軸に平行に設けられた2つのコントロールシャフトを有し、それらコントロールシャフトと前記スライダギアとは、同揺動軸方向に関して一体で往復動するとともに前記スライダギアの周方向に関して相対回動するようにそれぞれ係合する
    ことを特徴とする可変動弁仲介機構。
  5. 請求項2又は3に記載の可変動弁仲介機構において、
    前記往復駆動手段は、前記入力部および前記出力部を貫通するように前記揺動軸を中心として同軸状に設けられた2つのコントロールシャフトを有し、それらコントロールシャフトと前記スライダギアとは、同揺動軸方向に関して一体で往復動するとともに前記スライダの周方向に関して相対回動するようにそれぞれ係合する
    ことを特徴とする可変動弁仲介機構。
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