JP2007262958A - 内燃機関の可変動弁機構 - Google Patents
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Abstract
【課題】低リフト時のポンピングロスを低減することができるような内燃機関の可変動弁機構を提供すること。
【解決手段】内燃機関の可変動弁機構30では、第3連結ピン38に連結された第3アーム43が移動されることで、4節リンク部31が変形され、第2連結ピン37と第4連結ピン39との距離が変更される。そのように、4節リンク部31の第2連結ピン37の位置が変更されると、吸気カムシャフト23の中心軸から第2連結ピン37に設けられたローラ51のカム接触面までの距離が変更され、吸気バルブ21のバルブ特性が変更される。
【選択図】図1
【解決手段】内燃機関の可変動弁機構30では、第3連結ピン38に連結された第3アーム43が移動されることで、4節リンク部31が変形され、第2連結ピン37と第4連結ピン39との距離が変更される。そのように、4節リンク部31の第2連結ピン37の位置が変更されると、吸気カムシャフト23の中心軸から第2連結ピン37に設けられたローラ51のカム接触面までの距離が変更され、吸気バルブ21のバルブ特性が変更される。
【選択図】図1
Description
本発明は、内燃機関の機関バルブのバルブ特性を連続的に変更する可変動弁機構に関する。
内燃機関(エンジン)の可変動弁機構として、機関バルブ(吸気バルブおよび排気バルブの少なくとも一方のバルブ)の作用角や最大リフト量のようなバルブ特性を、エンジンの運転状態に応じて連続的に変更可能とする技術が知られている。このようなエンジンの可変動弁機構を、吸気バルブに適用すると、例えば、エンジンの低回転低負荷域では、吸気バルブの作用角や最大リフト量を小さくして、吸入空気量を少なくすることで、スロットルバルブの開度制御によって生ずるポンピングロスを低減し、燃費の向上を図ることができる。また、エンジンの高回転高負荷域では、吸気バルブの作用角や最大リフト量を大きくして、吸気充填効率の向上により出力の増加を図ることができる。
そのようなエンジンの可変動弁機構の一例に、機関バルブの作用角を変えずに、最大リフト量だけを連続的に変更するものが提案されている(例えば、特許文献1,2参照)。具体的には、機関バルブを開閉するロッカアームが一対のリンクアームを介してエンジン本体に枢支され、一対のリンクアームのうち、カムに近い側のリンクアームをカムにより駆動してロッカアームを揺動させるとともに、カムから遠い側のリンクアームのエンジン本体側の支点の位置を移動させることによって、機関バルブの最大リフト量だけを連続的に変更するようにしている。
特開2004−36560号公報
特開2004−353599号公報
上記特許文献に記載のエンジンの可変動弁機構によれば、機関バルブの最大リフト量は、例えば、図15に示すように変更される。ここでは、低リフト時の場合から高リフト時の場合までの複数のリフト曲線C21〜C23を示している。機関バルブの最大リフト量は、低リフト時の場合から高リフト時の場合までの間で無段階に変更可能となっている。一方、機関バルブの作用角、言い換えれば、機関バルブの開弁時期VOから閉弁時期VCまでの角度範囲(開弁期間;図15ではクランク角で表している)は、変更されず、低リフト時の場合にも高リフト時の場合にも、同一となっている。
ここで、エンジンでは、低リフト時に吸気バルブの閉弁時期を下死点より早くなるようにして、エンジンのポンピングロスを低減するようにしている。しかし、上述のような可変動弁機構を吸気バルブに適用した場合、吸気バルブの作用角は変更されないので、低リフト時には、吸気バルブの閉弁時期を下死点より早くすることが困難であり、したがって、ポンピングロスを低減することができないといった問題点がある。
本発明は、上述した従来技術の問題点を鑑みてなされたものであり、低リフト時のポンピングロスを低減することができるような内燃機関の可変動弁機構を提供することを目的とする。
本発明は、上述の課題を解決するための手段を以下のように構成している。すなわち、本発明は、カムシャフトに設けられたカムの回転により揺動される揺動部を備え、前記揺動部には、機関バルブのバルブステムの端部に接するバルブ接触部と、カムフォロアとが設けられた内燃機関の可変動弁機構であって、前記カムフォロアの位置が変更され、カムシャフトの中心軸からカムフォロアのカム接触面までの距離が変更されることで機関バルブのバルブ特性が変更されることを特徴としている。
より具体的には、前記揺動部は、4節リンクで構成され、前記4節リンクの第1節に前記バルブ接触部が設けられ、第2節に前記カムフォロアが設けられており、前記4節リンクが変形されることで、前記第2節に設けられた前記カムフォロアの位置が変更される構成となっている。
上記構成によれば、4節リンクが変形され、カムシャフトの中心軸から4節リンクの第2節に設けられたカムフォロアのカム接触面までの距離が変更されると、機関バルブの作用角を可変とする可変バルブタイミング機構を別途用いなくても、機関バルブの最大リフト量だけではなく、機関バルブの作用角を変更可能となっている。これにより、低リフト時に、吸気バルブの閉弁時期を下死点より早くすることができ、ポンピングロスを低減することができる。
ここで、前記4節リンクの前記第2節と、前記カムに近い側に設けられた第3節と、前記カムに遠い側に設けられた第4節とには、それぞれアームが回動可能に連結され、前記第2節と第4節との距離が変更されることで、前記4節リンクが変形される構成とすることが好ましい。さらには、前記第3節に連結されたアームが移動されることで、前記第2節と第4節との距離が変更される構成とすることが好ましい。
そのような構成によれば、4節リンクの第3節に連結されたアームが移動されると、カムシャフトの中心軸から4節リンクの第2節に設けられたカムフォロアのカム接触面までの距離が変更され、カムのベース円部分とカムフォロアとの間の隙間が変化するので、可変バルブタイミング機構を別途用いなくても、機関バルブの最大リフト量だけではなく、機関バルブの作用角を変更可能となっている。これにより、低リフト時に、吸気バルブの閉弁時期を下死点より早くすることができ、ポンピングロスを低減することができる。
また、本発明は、カムシャフトに設けられたカムの回転により揺動される揺動部を備え、前記揺動部には、機関バルブのバルブステムの端部に接するバルブ接触部と、カムフォロアとが設けられた内燃機関の可変動弁機構であって、前記カムフォロアは、前記揺動部に連結軸を介して支持され、前記連結軸は、前記カムシャフトが延びる方向に対し傾けて配置され、前記カムの回転にともない前記カムフォロアが連結軸上を移動可能となっており、前記カムフォロアの連結軸上における移動可能範囲が変更されることで機関バルブのバルブ特性が変更されることを特徴としている。
より具体的には、前記連結軸には、前記カムフォロアの移動を規制する規制部材が設けられ、前記規制部材の位置が変更されることで、前記カムフォロアの連結軸上における移動可能範囲が変更される構成となっている。
上記構成によれば、規制部材が移動され、カムフォロアの連結軸上における移動可能範囲が変更されると、連結軸上においてカムフォロアが移動している間は、機関バルブが開かないので、可変バルブタイミング機構を別途用いなくても、機関バルブの最大リフト量だけではなく、機関バルブの作用角を変更可能となっている。これにより、低リフト時に、吸気バルブの閉弁時期を下死点より早くすることができ、ポンピングロスを低減することができる。
本発明によれば、機関バルブの最大リフト量だけではなく、機関バルブの作用角を変更できるので、低リフト時に、吸気バルブの閉弁時期を下死点より早くすることができ、これにより、ポンピングロスを低減することができる。
本発明を実施するための最良の形態について、添付の図面を参照しながら説明する。
以下では、本発明の可変動弁機構を車両に搭載される内燃機関(エンジン)に適用した例を挙げて説明する。以下の例では、可変動弁機構を吸気バルブについて適用した場合について述べる。
まず、エンジンの概略構成について、図1を用いて説明する。
この例のエンジン10は、気筒(シリンダ)12を有するシリンダブロック11と、このシリンダブロック11上に取り付けられるシリンダヘッド14とを備えている。シリンダブロック11およびシリンダヘッド14は、それぞれエンジン本体の一部を構成している。
シリンダブロック11の気筒12内には、ピストン13が往復運動可能な状態で収容されている。ピストン13は、コネクティングロッドを介してクランクシャフトに連結されており、ピストン13の往復運動がコネクティングロッドによってクランクシャフトの回転運動に変換される。
エンジン10のシリンダヘッド14には、燃焼室15に連通する吸気ポート17と排気ポート18とが設けられている。吸気ポート17には、吸気通路(図示略)が接続されており、エンジン10の外部の空気が吸気通路および吸気ポート17を通過して燃焼室15に取り込まれる。吸気通路には、燃焼室15へ向けて燃料を噴射する燃料噴射弁(図示略)が取り付けられている。噴射された燃料は、吸気ポート17を通って燃焼室15内に導入される吸入空気と混ざり合って混合気となる。
また、シリンダヘッド14には、点火プラグ16が配置されている。燃焼室15に導入された上述の混合気は、点火プラグ16の電気火花によって着火され、爆発・燃焼する。このときに生じた高温高圧の燃焼ガスによりピストン13が往復動され、クランクシャフトが回転されて、エンジン10の駆動力(出力トルク)が得られる。
一方、排気ポート18には、排気通路(図示略)が接続されており、燃焼室15で生じた燃焼ガスが、排気ポート18、排気通路等を通ってエンジン10の外部へ排出される。
シリンダヘッド14には、吸気ポート17を開閉する吸気バルブ21と、排気ポート18を開閉する排気バルブ22とがそれぞれ配置されている。また、シリンダヘッド14には、吸気バルブ21の開閉作動をガイドするガイド筒21aと、排気バルブ22の開閉作動をガイドするガイド筒22aとがそれぞれ設けられている。ガイド筒21aおよびガイド筒22a内には、吸気バルブ21のバルブステム21bおよび排気バルブ22のバルブステム22bがそれぞれ摺動可能な状態で挿入されている。
ガイド筒21aから突出した吸気バルブ21のバルブステム21bの上部には、リテーナ21cが取り付けられており、リテーナ21cとシリンダヘッド14との間には、バルブスプリング21dが設けられている。吸気バルブ21は、バルブスプリング21dの弾性力によって吸気ポート17を閉じる方向に付勢されている。また、排気バルブ22にも同様に、リテーナ22c、バルブスプリング22dが設けられており、排気バルブ22は、バルブスプリング22dの弾性力によって排気ポート18を閉じる方向に付勢されている。
吸気バルブ21の上方には、吸気カム23aを有する吸気カムシャフト23が配置されている。吸気カム23aは、ベース円部分23bとノーズ部分23cとを備えている。また、排気バルブ22の上方には、排気カム24aを有する排気カムシャフト24が配置されている。吸気カムシャフト23および排気カムシャフト24は、それぞれシリンダヘッド14に設けられた支持壁部によって回転自在に支持されている。なお、シリンダヘッド14の支持壁部は、例えば、シリンダヘッドに一体的に設けられたカムハウジング等であり、エンジン本体の一部を構成している。
吸気カムシャフト23および排気カムシャフト24は、タイミングチェーン等を介してクランクシャフトに駆動連結されている。そして、クランクシャフトの回転がタイミングチェーン等を介して吸気カムシャフト23および排気カムシャフト24にそれぞれ伝達される。これにより、吸気カムシャフト23および排気カムシャフト24が回転されて、吸気バルブ21および排気バルブ22がそれぞれ開閉されるようになっている。なお、吸気カムシャフト23は、時計方向(図1の矢印Zの方向)に回転される。
この例では、吸気バルブ21を開閉するための動弁装置に、吸気バルブ21のバルブ特性を変更するための可変動弁機構が備えられている。なお、排気バルブ22を開閉するための動弁装置には、可変動弁機構は備えられておらず、排気バルブ22は、排気カム24aの回転によりロッカアーム26が揺動されることによって開閉されるようになっている。
以下、可変動弁機構の第1実施形態、第2実施形態について説明する。
[第1実施形態]
第1実施形態の可変動弁機構30について、図1〜図4により説明する。可変動弁機構30は、吸気バルブ21のバルブ特性(最大リフト量および作用角)を連続的に変更するための機構であって、吸気カムシャフト23の近傍に配置されている。この例の可変動弁機構30には、吸気バルブ21と吸気カム23aとの間に配設される4節リンク部(揺動部)31と、4節リンク部31に取り付けられるアーム部材(第1〜第3アーム41〜43)とが備えられている。4節リンク部31は、4つのリンク(第1〜第4リンク32〜35)が、4つの節(第1〜第4連結ピン36〜39)により連結されて構成されている。
第1実施形態の可変動弁機構30について、図1〜図4により説明する。可変動弁機構30は、吸気バルブ21のバルブ特性(最大リフト量および作用角)を連続的に変更するための機構であって、吸気カムシャフト23の近傍に配置されている。この例の可変動弁機構30には、吸気バルブ21と吸気カム23aとの間に配設される4節リンク部(揺動部)31と、4節リンク部31に取り付けられるアーム部材(第1〜第3アーム41〜43)とが備えられている。4節リンク部31は、4つのリンク(第1〜第4リンク32〜35)が、4つの節(第1〜第4連結ピン36〜39)により連結されて構成されている。
第1リンク32と第4リンク35とは、第1連結ピン36で互いに回動可能な状態で連結されている。第1連結ピン36は、4節リンク部31の一端側に設けられている。第1連結ピン36には、タペット部材52が取り付けられている。タペット部材52は、バルブ接触部となっており、吸気バルブ21のバルブステム21bの上端面に接している。
第1リンク32と第2リンク33とは、第2連結ピン37で互いに回動可能な状態で連結されている。第2連結ピン37には、第1アーム41が取り付けられている。第2リンク33と第3リンク34とは、第3連結ピン38で互いに回動可能な状態で連結されている。第3リンク34と第4リンク35とは、第4連結ピン39で互いに回動可能な状態で連結されている。第2,第3,第4連結ピン37,38,39は、4節リンク部31の他端側に設けられている。第2連結ピン37には、カムフォロアであるローラ51が支持されている。なお、この例では、カムフォロアであるローラ51が吸気カム23aに常に接しているわけではない。
4節リンク部31は、従来の動弁装置におけるロッカアームに相当する部材であり、吸気カム23aの回転にしたがって一体的に揺動され、これにより、吸気バルブ21が開閉される。つまり、吸気カムシャフト23が駆動され、吸気カム23aが回転されると、ローラ51が吸気カム23aのノーズ部分23cによって押圧される。これにより、4節リンク部31が揺動される。そして、その4節リンク部31の揺動がタペット部材52を介して吸気バルブ21に伝えられることによって、吸気バルブ21が開弁される。また、吸気カム23aがさらに回転されて、ローラ51が吸気カム23aのノーズ部分23cによって押圧されなくなると、吸気バルブ21が閉弁される。そして、この例では、後述するようにして、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角を変更するようにしている。なお、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角は、上記発明が解決しようとする課題の欄で説明したとおりであって、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角は、図5に示すように、可変動弁機構30によって互いに同期して変更される。
4節リンク部31の他端側には、上述したように、第2,第3,第4連結ピン37,38,39が上下方向に設けられている。最も上側の第2連結ピン37には、第1アーム41の一端側が回動可能に連結されている。最も下側の第4連結ピン39には、第2アーム42の一端側が回動可能に連結されている。上下方向中間の第3連結ピン38には、第3アーム43の一端側が回動可能に連結されている。
第1アーム41は、吸気カム23aに最も近い側に配置されている。第1アーム41の他端側は、シリンダヘッド14の支持壁部に支持された第1支軸46に回動可能に連結されている。第1アーム41は、吸気カム23aの回転時には第1支軸46を中心に揺動される。また、第1アーム41は、後述する第3アーム43の移動時には、第1支軸46を中心に回動される。
第2アーム42は、吸気カム23aから最も遠い側に配置されている。第2アーム42の他端側は、シリンダヘッド14の支持壁部に支持された第2支軸47に回動可能に連結されている。第2アーム42は、吸気カム23aの回転時には第2支軸47を中心に揺動される。また、第2アーム42は、後述する第3アーム43の移動時には、第2支軸47を中心に回動される。
第3アーム43は、第1アーム41と第2アーム42との間に配置されている。第3アーム43の他端側は、シリンダヘッド14の支持壁部に支持された第3支軸48に回動可能に連結されている。第3アーム43は、吸気カム23aの回転時には第3支軸48を中心に揺動される。また、第3アーム43は、アクチュエータ49により、図1の矢印X1方向または矢印Y1方向に移動可能に設けられている。アクチュエータ49が駆動され、第3アーム43が移動されるにともなって、後述するように、4節リンク部31が変形され、4節リンク部31の4つの節の位置が変更される。
また、それにともない、第1アーム41および第2アーム42が第1支軸46および第2支軸47を中心に回動される。第1支軸46および第2支軸47の位置は第3アーム43の移動によっては変更されない。第3アーム43を移動するためのアクチュエータ49として、ラック・ピニオン等の周知の機構や、公知の機構、例えば、モータにより回転されるねじ軸上にアームを連結したものを採用することができる(例えば、上記特許文献2参照)。なお、第3アーム43の移動をスムーズに行うために、第3アーム43を支持する第3連結ピン38、第3支軸48を、シリンダヘッド14の支持壁部に形成されたガイド用の溝、長孔等に挿入し、その溝、長孔等に沿わせて第3連結ピン38、第3支軸48を移動させるようにしてもよい。
第3アーム43の移動によって、4節リンク部31が変形され、4節リンク部31の4つの節の位置が変更され、第2連結ピン37(ローラ51)と吸気カム23aとの距離が変更される。これにより、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が変更されるようになっている。
次に、上記構成の可変動弁機構30による吸気バルブ21の最大リフト量および作用角の変更について説明する。
まず、第3アーム43の移動にともなう4節リンク部31の動作について説明する。図1、図2に示す第2リンク33および第3リンク34がほぼ一直線の状態(第3アーム43がY1方向に最大限に移動された状態)から、アクチュエータ49が駆動され、第3アーム43がX1方向に移動されると、4節リンク部31の第3連結ピン38がX1方向に移動される。これにともない、第1アーム41および第2アーム42がそれぞれ第1支軸46および第2支軸47を中心に回動される。そして、第2リンク33および第3リンク34が両者33,34のなす角θ1が小さくなるように折れ曲がる。これにより、第2連結ピン37と第4連結ピン39とが接近する。このとき、第2連結ピン37(ローラ51)は、第1アーム41が第1支軸46を中心に回動されるため、吸気カム23a(吸気カムシャフト23)から遠ざかるように移動される。
第3アーム43をX1方向に移動させるほど、第1アーム41および第2アーム42がそれぞれ第1支軸46および第2支軸47を中心に回動され、第2リンク33および第3リンク34が折れ曲がる度合いが大きくなる(角θ1が小さくなる)。そして、第2連結ピン37および第4連結ピン39の位置が接近するように変更され、第2連結ピン37上に設けられた吸気カムシャフト23の中心軸からローラ51のカム接触面までの距離が大きくなる。
逆に、図3、図4に示すような、第2リンク33および第3リンク34が最大限折れ曲がった状態(第3アーム43がX1方向に最大限に移動された状態)から、アクチュエータ49が駆動され、第3アーム43がY1方向に移動されると、4節リンク部31の第3連結ピン38がY1方向に移動される。これにともない、第1アーム41および第2アーム42がそれぞれ第1支軸46および第2支軸47を中心に回動される。そして、第2リンク33および第3リンク34のなす角θ1が大きくなる。これにより、第2連結ピン37と第4連結ピン39とが離反する。このとき、第2連結ピン37(ローラ51)は、第1アーム41が第1支軸46を中心に回動されるため、吸気カム23a(吸気カムシャフト23)に近づくように移動される。
第3アーム43をY1方向に移動させるほど、第1アーム41および第2アーム42がそれぞれ第1支軸46および第2支軸47を中心に回動され、第2リンク33および第3リンク34が折れ曲がる度合いが小さくなる(角θ1が大きくなる)。そして、第2連結ピン37および第4連結ピン39の位置が離反するように変更され、第2連結ピン37上に設けられた吸気カムシャフト23の中心軸からローラ51のカム接触面までの距離が小さくなる。
図1に示すように、吸気バルブ21が最大リフト量および作用角でリフトする場合には、角θ1が最大となり、第2リンク33および第3リンク34がほぼ一直線になっている。このとき、ローラ51は吸気カム23aのベース円部分23bに接している。つまり、ローラ51と吸気カム23aのベース円部分23bとの間には隙間がなく、両者51,23bの距離L1(図3)が「0」となっている。この場合、吸気カム23aの回転位置にかかわらず、ローラ51は、常に吸気カム23aに接することになる。
吸気カム23aが回転すると、吸気カム23aのノーズ部分23cの一端部(ベース円部分23bとの一方の境目)23dがローラ51に接触した時点で、ローラ51が押し下げられ始める。これにより、4節リンク部31が一体的に揺動され始め、吸気バルブ21が開き始める。そして、吸気カム23aがさらに回転して、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ51に接触したとき、ローラ51が最大限に押し下げられ、これにより、吸気バルブ21のリフト量が最大になる。吸気カム23aがさらに回転すると、今度は吸気バルブ21が閉じ始め、吸気カム23aのノーズ部分23cの他端部(ベース円部分23bとの他方の境目)23fがローラ51に接触した時点で、吸気バルブ21が閉じ終わる。このような1サイクルの吸気バルブ21のリフト曲線は、図5のC1に示すようになっている。
図1に示す状態から第3アーム43がX1方向に移動されると、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が変更される。第3アーム43のX1方向への移動により、上述したように、第1アーム41が第1支軸46を中心に回動されるため、ローラ51は、吸気カム23aのベース円部分23bから離れ、ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなる。
このため、吸気カム23aが回転しても、吸気カム23aのノーズ部分23cの一端部23dによってはローラ51が押し下げられず、吸気カム23aがさらに回転して、吸気カム23aの一端部23dよりも頂部23e寄りの部分がローラ51に接触した時点で、ローラ51が押し下げられ始める。そして、4節リンク部31が一体的に揺動され始め、吸気バルブ21が開き始める。このように、ローラ51と吸気カム23aのベース円部分23bとの間に隙間が生じ、両者51,23bの距離L1が「0」ではなくなるため、吸気バルブ21が開き始めるタイミング(開弁時期)は、上記距離L1が「0」である場合(上記隙間が生じない場合)に比べて遅くなる。
また、吸気カム23aがさらに回転して、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ51に接触すると、ローラ51が最大限に押し下げられて吸気バルブ21のリフト量は最大になる。このとき、上記距離L1が「0」ではないため、吸気バルブ21のリフト量は、上記距離L1が「0」である場合に比べて小さくなる。つまり、最大リフト量が小さくなる。ここで、第3アーム43のX1方向への移動によって、第1アーム41が第1支軸46を中心に回動されるに際し、ローラ51は、吸気カムシャフト23の径方向(図1の矢印A方向)を基準として、それよりも第1支軸46側(図1では右側)に移動される。したがって、そのような方向にローラ51が移動された分だけ、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eでローラ51を押圧するタイミングが早くなる。これにより、吸気バルブ21のリフト量が最大となるタイミングが、上記距離L1が「0」である場合に比べて早くなる。
また、吸気カム23aがさらに回転すると、吸気バルブ21が閉じ始め、吸気カム23aの他端部23fよりも頂部23e寄りの部分がローラ51に接触した時点で、吸気バルブ21が閉じ終わる。このように、上記距離L1が「0」ではないため、吸気バルブ21が閉じ終わるタイミング(閉弁時期)は、上記距離L1が「0」である場合に比べて早くなる。そして、吸気バルブ21の開弁時期から閉弁時期までの開弁期間については、吸気カム23aにおける吸気バルブ21の開弁に寄与する部分が小さくなるので、上記距離L1が「0」である場合に比べて短くなっている。つまり、吸気バルブ21の作用角が小さくなっている。
ここで、第3アーム43がX1方向に移動されるほど、ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなり、上記距離L1が大きくなる。これにより、第3アーム43がX1方向に移動されるにしたがって、吸気バルブ21の開弁時期が遅くなり、閉弁時期が早くなる。吸気カム23aにおける吸気バルブ21の開弁に寄与する部分が小さくなり、吸気バルブ21の開弁期間が短くなる。つまり、吸気バルブ21の作用角が小さくなる。また、吸気バルブ21の最大リフト量が小さくなる。また、吸気バルブ21のリフト量が最大となるタイミングが早くなる。
そして、第3アーム43がX1方向に最大限に移動されると、図3に示すように、第1アーム41および第2アーム42がそれぞれ第1支軸46および第2支軸47を中心に最大限に回動され、第2リンク33および第3リンク34が折れ曲がる度合いが最も大きくなる(角θ1が最も小さくなる)。ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が最も大きくなり、上記距離L1が最も大きくなる。この状態では、吸気バルブ21の開弁時期が最も遅くなり、閉弁時期が最も早くなる。つまり、吸気バルブ21の作用角が最も小さくなる。また、吸気バルブ21の最大リフト量が最も小さくなる。なお、図3では、図4に示すように、吸気カム23aが回転しても、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ51を押圧しない位置まで、ローラ51が吸気カム23aから離れた状態を示している。この場合、吸気バルブ21の最大リフト量は「0」になり、吸気カム23aが回転しても、吸気バルブ21は開弁されず、閉弁状態が維持される。
上述したように、第3アーム43がX1方向に移動されると、ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなり、ローラ51と吸気カム23aのベース円部分23bとの間の隙間が広くなるので、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が小さくなる。そして、ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離の変化量に応じて、言い換えれば、ローラ51と吸気カム23aのベース円部分23bとの間の隙間(つまり、上記距離L1)の変化量に応じて、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が小さくなる。したがって、第3アーム43をX1方向に移動することによって、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角を連続的に小さくすることができる。
これに対し、第3アーム43がY1方向に移動されると、上述の第3アーム43をX1方向に移動した場合とは逆になる。すなわち、第3アーム43がY1方向に移動されるほど、第1アーム41および第2アーム42がそれぞれ第1支軸46および第2支軸47を中心に回動され、第2リンク33および第3リンク34が折れ曲がる度合いが小さくなる(角θ1が大きくなる)。ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が小さくなり、上記距離L1が小さくなる。これにより、第3アーム43がY1方向に移動されるにしたがって、吸気バルブ21の開弁時期が早くなり、閉弁時期が遅くなる。吸気カム23aにおける吸気バルブ21の開弁に寄与する部分が大きくなり、吸気バルブ21の開弁期間が長くなる。つまり、吸気バルブ21の作用角が大きくなる。また、吸気バルブ21の最大リフト量が大きくなる。
また、第3アーム43のY1方向への移動によって、第1アーム41が第1支軸46を中心に回動されるに際し、ローラ51は、吸気カムシャフト23の径方向(図1の矢印A方向)を基準として、それよりも第1支軸46側(図1では右側)に移動される。したがって、そのような方向にローラ51が移動された分だけ(第3アーム43がY1方向に移動されるほど)、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eでローラ51を押圧するタイミングが遅くなる。これにより、吸気バルブ21のリフト量が最大となるタイミングが遅くなる。
このように、第3アーム43がY1方向に移動されると、ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が小さくなり、ローラ51と吸気カム23aのベース円部分23bとの間の隙間が狭くなるので、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が大きくなる。そして、ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離の変化量に応じて、言い換えれば、ローラ51と吸気カム23aのベース円部分23bとの間の隙間(つまり、上記距離L1)の変化量に応じて、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が大きくなる。したがって、第3アーム43をX1方向に移動することによって、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角を連続的に大きくすることができる。
以上のように、アクチュエータ49の駆動により第3アーム43が移動されると、ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が変化し、ローラ51と吸気カム23aのベース円部分23bとの間の隙間が変化するので、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が変更される。そして、ローラ51の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離の変化量に応じて、言い換えれば、ローラ51と吸気カム23aのベース円部分23bとの間の隙間(つまり、上記距離L1)の変化量に応じて、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が変更される。したがって、第3アーム43を移動することによって、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角を連続的に変更することができる。図5には、吸気バルブ21の最大リフト量が大きい高リフト時の場合から最大リフト量が小さい低リフト時の場合までの複数のリフト曲線C1〜C3を示している。吸気バルブ21の最大リフト量および作用角は、高リフト時の場合から低リフト時の場合までの間で無段階に変更可能となっている。
以上より、この例の可変動弁機構30によれば、吸気バルブ21の作用角を可変とする可変バルブタイミング機構を別途用いなくても、吸気バルブ21の最大リフト量だけではなく、吸気バルブ21の作用角を変更可能となっている。これにより、低リフト時に、吸気バルブ21の閉弁時期を下死点より早くすることができ、エンジン10のポンピングロスを低減することができる。
以上の第1実施形態では、第2リンク33および第3リンク34のなす角θ1が180度以下になるように、第3アーム43が移動される場合について説明したが、逆に、第2リンク33および第3リンク34のなす角θ1が180度以上になるように、第3アーム43を移動させてもよい。なお、この場合には、第1アーム41および第2アーム43の延びる方向を逆向きにしておけばよい。
[第2実施形態]
第2実施形態の可変動弁機構130について、図6〜図14により説明する。第2実施形態では、エンジン110の概略構成は、図1に示す上記第1実施形態とほぼ同様であり、吸気バルブ21のバルブ特性を変更するための可変動弁機構が上記第1実施形態とは異なっている。
第2実施形態の可変動弁機構130について、図6〜図14により説明する。第2実施形態では、エンジン110の概略構成は、図1に示す上記第1実施形態とほぼ同様であり、吸気バルブ21のバルブ特性を変更するための可変動弁機構が上記第1実施形態とは異なっている。
可変動弁機構130は、吸気バルブ21のバルブ特性(最大リフト量および作用角)を連続的に変更するための機構であって、吸気カムシャフト23の近傍に配置されている。この例の可変動弁機構130には、吸気バルブ21と吸気カム23aとの間に配設されるロッカアーム(揺動部)131と、ロッカアーム131に取り付けられるアーム部材(第1アーム141および第2アーム142)とが備えられている。
ロッカアーム131の一端側には、油圧式のラッシュアジャスタ152が取り付けられている。ラッシュアジャスタ152は、バルブ接触部となっており、吸気バルブ21のバルブステム21bの上端面に接している。ラッシュアジャスタ152は、ボディ内のプランジャが油圧によって上下にスライドする周知の構造となっている。
ロッカアーム131の他端側には、第1連結軸136および第2連結軸137が上下方向に設けられている。上側の第1連結軸136には、第1アーム141の一端側が回動可能に連結されている。下側の第2連結軸137には、第2アーム142の一端側が回動可能に連結されている。
また、第1連結軸136には、カムフォロアであるローラ151が支持されている。なお、この例では、ロッカアーム131の一端側がラッシュアジャスタ152によって支持されるため、カムフォロアであるローラ151が吸気カム23aに常に接している。また、吸気カム23aの吸気カムシャフト23の軸方向に沿う方向の幅が、後述するように、第1連結軸136上を移動するローラ151に常に接しているような幅となっている。
第1アーム141は、吸気カム23aに近い側に配置されている。第1アーム141の他端側は、シリンダヘッド14の支持壁部に支持された第1支軸146に回動可能に連結されている。第1アーム141は、吸気カム23aの回転時には、後述するように、スライダー161の突起161aがストッパー163に突き当たるまでは、ローラ151とともに移動され、スライダー161の突起161aがストッパー163に突き当たった後は、第1支軸146を中心に揺動される。そのような第1アーム141の移動を可能とするために、第1アーム141の他端側は長孔141bを介して第1支軸146に連結されている。
第2アーム142は、吸気カム23aから遠い側に配置されている。第2アーム142の他端側は、シリンダヘッド14の支持壁部に支持された第2支軸147に回動可能に連結されている。第2アーム142は、吸気カム23aの回転時には第2支軸147を中心に揺動される。
ロッカアーム131は、吸気カム23aの回転にしたがって揺動され、これにより、吸気バルブ21が開閉される。つまり、吸気カムシャフト23が駆動され、吸気カム23aが回転されると、ローラ151が吸気カム23aのノーズ部分23cによって押し下げられる。これにより、ロッカアーム131が揺動される。そして、そのロッカアーム131の揺動がラッシュアジャスタ152を介して吸気バルブ21に伝えられることによって、吸気バルブ21が開弁される。また、吸気カム23aがさらに回転されて、ローラ151が吸気カム23aのノーズ部分23cによって押し下げられなくなると、吸気バルブ21が閉弁される。そして、この例では、後述するようにして、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角を変更するようにしている。なお、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角は、上記発明が解決しようとする課題の欄で説明したとおりであって、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角は、図14に示すように、可変動弁機構130によって互いに同期して変更される。
この例では、ロッカアーム131の他端側が、図7に示すように、一対のアーム部131a,131aに分かれた二股形状に形成されており、一対のアーム部131a,131aの間に第1アーム141の一端側が配置されている。また、第1アーム141の一端側が、一対の突出片141a,141aに分かれた二股形状に形成されており、一対の突出片141a,141aの間にローラ151が配置されている。
そして、ローラ151を支持する第1連結軸136が、吸気カムシャフト23の径方向に直交する方向(図6の矢印B方向)から見ると吸気カムシャフト23が延びる方向に対し平行ではなく、傾けて配置されている。第1連結軸136は、図7の矢印X2方向に向かうほど吸気カムシャフト23から離れるように傾けられている。ローラ151は、第1連結軸136上で第1連結軸136の延びる方向に沿って(図7の矢印X2方向または矢印Y2方向に)移動可能に設けられている。ローラ151は、後述するように、吸気カム23aの回転にともない、第1連結軸136上をX2方向またはY2方向に移動する。なお、第1連結軸136は、吸気カムシャフト23の径方向であって図6の矢印B方向に直交する方向(図6の矢印D方向)から見ると傾いておらず、吸気カムシャフト23が延びる方向に対し平行に配置されている。
また、第1連結軸136の一端側(図7ではローラ151の左側)のロッカアーム131の一方のアーム部131aと第1アーム141の一方の突出片141aとの間には、スライダー161と、スプリング162と、ストッパー163とが設けられている。スライダー161は、吸気カム23aの回転によるローラ151の移動にともない、第1連結軸136上を移動する可動部材である。スライダー161は、図8に示すように、X2方向側に向けて設けられている突起161aがストッパー163に突き当たるまで、X2方向へ移動可能となっている。スプリング162は、その弾性力によって、スライダー161を常にY2方向へ向けて付勢する付勢部材である。スプリング162は、圧縮状態でスライダー161とストッパー163との間に配設されている。
ストッパー163は、吸気カム23aの回転時に、ローラ151と第1アーム141とスライダー161のX2方向への移動を規制する規制部材である。ストッパー163は、アクチュエータ164により、X2方向またはY2方向に移動可能に設けられており、第1連結軸136上の位置が可変となっている。ストッパー163を移動するためのアクチュエータ164として、油圧式の機構やラック・ピニオンのような機械式の機構等の周知ないしは公知の機構を採用することができる。
ストッパー163の移動により、ストッパー163の第1連結軸136上における位置が変更され、スライダー161との距離L2(図7)が変更される。言い換えれば、ストッパー163の移動により、ローラ151の第1連結軸136上における移動可能範囲が変更される。そして、これにより、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が変更されるようになっている。
次に、上記構成の可変動弁機構130による吸気バルブ21の最大リフト量および作用角の変更について説明する。
吸気バルブ21が最大リフト量および作用角でリフトする場合には、図10に示すように、ストッパー163がスライダー161の突起161aに突き当たっており、スライダー161とストッパー163との距離L2が「0」となっている。このとき、ストッパー163は、Y2方向に最大限に移動された状態となっている。
この場合、上記距離L2が「0」であり、ローラ151と第1アーム141とスライダー161とは、Y2方向へ移動できない。このため、吸気カム23aが回転すると、吸気カム23aのノーズ部分23cの一端部(ベース円部分23bとの一方の境目)23dがローラ151に接触した時点で、ローラ151が図6のほぼ下方に向けて押し下げられ始める。これにより、ロッカアーム131が揺動され始め、吸気バルブ21が開き始める。
そして、吸気カム23aがさらに回転して、図11に示すように、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ151に接触したとき、ローラ151が図6のほぼ下方に向けて最大限に押し下げられ、これにより、吸気バルブ21のリフト量が最大になる。吸気カム23aがさらに回転すると、今度は吸気バルブ21が閉じ始め、吸気カム23aのノーズ部分23cの他端部(ベース円部分23bとの他方の境目)23fがローラ151に接触した時点で、吸気バルブ21が閉じ終わる。このような1サイクルの吸気バルブ21のリフト曲線は、図14のC11に示すようになっている。
次に、図10に示すストッパー163がスライダー161の突起161aに突き当たった状態(ストッパー163がY2方向に最大限に移動された状態)から、アクチュエータ164の駆動によりストッパー163がX2方向に移動されると、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が変更される。ストッパー163のX2方向への移動により、ストッパー163がスライダー161の突起161aから離れ、上記距離L2が「0」ではなくなる。これにより、ローラ151と第1アーム141とスライダー161とが第1連結軸136上をX2方向へ移動可能となる。
このため、上記距離L2が「0」である場合とは異なり、吸気カム23aが回転し、吸気カム23aのノーズ部分23cの一端部23dがローラ151に接触しても、直ちにロッカアーム131が揺動され始めるわけではない。具体的には、吸気カム23aのノーズ部分23cの一端部23dがローラ151に接触すると、吸気カム23aによりローラ151が図6のほぼ下方に向けて押圧され始めるが、第1連結軸136が上述したような方向に傾斜しているため、吸気カム23aによるローラ151への押圧力が第1連結軸136の傾斜方向にも作用する。これにより、吸気カム23aがさらに回転することによって、ローラ151は、第1アーム141およびスライダー161とともにスプリング162に抗して第1連結軸136上をX2方向へ移動される。ローラ151と第1アーム141とスライダー161とは、スライダー161の突起161aがストッパー163に突き当たるまで、第1連結軸136上をX2方向へ移動される。そして、スライダー161の突起161aがストッパー163に突き当たった時点で、ローラ151と第1アーム141とスライダー161とがそれ以上X2方向へ移動されなくなるので、その時点で、ローラ151が図6のほぼ下方に向けて押し下げられて、ロッカアーム131が揺動され始め、吸気バルブ21が開き始める。その時点では、ローラ151には、吸気カム23aの一端部23dよりも頂部23e寄りの部分が接触している。
このように、第1連結軸136上においてローラ151がX2方向へ移動している間は、吸気バルブ21が開かないので、吸気バルブ21が開き始めるタイミング(開弁時期)が、上記距離L2が「0」である場合に比べて遅くなる。言い換えれば、吸気カム23aの回転によって、第1連結軸136上でローラ151が移動されると、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなるので、吸気バルブ21の開弁時期が遅くなる。
また、吸気カム23aがさらに回転して、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ151に接触すると、ローラ151が図6のほぼ下方に向けて最大限に押し下げられて吸気バルブ21のリフト量は最大になる。このとき、上述のように、ローラ151がX2方向へ移動した分、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなるので、吸気バルブ21のリフト量は、上記距離L2が「0」である場合に比べて小さくなる。つまり、最大リフト量が小さくなる。
また、吸気カム23aがさらに回転すると、吸気バルブ21が閉じ始め、吸気カム23aの他端部23fよりも頂部23e寄りの部分がローラ151に接触した時点で、吸気カム23aによりローラ151が押し下げられなくなり、吸気バルブ21が閉じ終わる。上述のように、ローラ151はX2方向へ移動されているので、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなっている。このため、吸気バルブ21が閉じ終わるタイミング(閉弁時期)が、上記距離L2が「0」である場合に比べて早くなる。そして、吸気バルブ21の開弁時期から閉弁時期までの開弁期間については、吸気カム23aにおける吸気バルブ21の開弁に寄与する部分が小さくなるので、上記距離L2が「0」である場合に比べて短くなっている。つまり、吸気バルブ21の作用角が小さくなっている。
その後、吸気カム23aがさらに回転しても、吸気カム23aによってはローラ151が押し下げられないため、スプリング162の弾性力によって、ローラ151は、第1アーム141およびスライダー161とともに第1連結軸136上をY2方向へ移動される。ローラ151と第1アーム141とスライダー161とは、吸気カム23aの一端部23dがローラ151に接触するまで、第1連結軸136上をY2方向へ移動され、元の位置に戻される。
ここで、ストッパー163がX2方向に移動されるほど、上記距離L2が大きくなり、ローラ151の第1連結軸136上における移動可能な範囲が大きくなる。そして、第1連結軸136が上述したような方向に傾斜しているので、吸気カム23aの回転時に、第1連結軸136上においてローラ151が移動する際、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなる。第1連結軸136上においてローラ151が移動している間は、吸気バルブ21が開かないので、ストッパー163がX2方向に移動されるにしたがって、吸気バルブ21の開弁時期が遅くなり、閉弁時期が早くなる。吸気カム23aにおける吸気バルブ21の開弁に寄与する部分が小さくなり、吸気バルブ21の開弁期間が短くなる。つまり、吸気バルブ21の作用角が小さくなる。また、ストッパー163がX2方向に移動されるにしたがって、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ151に接触した際に、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなるので、吸気バルブ21の最大リフト量が小さくなる。なお、図7、図8では、ストッパー163が、その可動範囲のほぼ中間位置に移動された状態を示している。この状態では、図9に示すように、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ151に接触したとき、ローラ151が図6のほぼ下方に向けて最大限に押し下げられるが、このときの吸気バルブ21のリフト量は、図10、図11に示す場合のほぼ半分になる。
そして、ストッパー163がX2方向に最大限に移動されると、図12に示すように、上記距離L2が最大となり、ローラ151の第1連結軸136上における移動可能な範囲が最大となる。この状態では、吸気バルブ21の開弁時期が最も遅くなり、閉弁時期が最も早くなる。つまり、吸気バルブ21の作用角が最も小さくなる。また、吸気バルブ21の最大リフト量が最も小さくなる。なお、図12では、吸気カム23aが回転しても、図13に示すように、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ151を図6のほぼ下方に向けて押し下げないような位置まで、ストッパー163がスライダー161から離れた状態を示している。この場合、吸気バルブ21の最大リフト量は「0」になり、吸気カム23aが回転しても、吸気バルブ21は開弁されず、閉弁状態が維持される。
上述したように、ストッパー163がX2方向に移動されると、上記距離L2が大きくなり、ローラ151の第1連結軸136上における移動可能な範囲が最大となる。また、第1連結軸136が上述したような方向に傾斜しているので、吸気カム23aの回転時に、第1連結軸136上においてローラ151が移動する際、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が大きくなる。これにより、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が小さくなる。そして、ストッパー163がX2方向に移動した距離に応じて、言い換えれば、ストッパー163とスライダー161との間の隙間(つまり、上記距離L2)の変化量に応じて、ローラ151の第1連結軸136上における移動可能な範囲が変更され、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が小さくなる。したがって、ストッパー163がX2方向に移動することによって、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角を連続的に小さくすることができる。
これに対し、ストッパー163がY2方向に移動されると、上述のストッパー163をX2方向に移動した場合とは逆になる。すなわち、ストッパー163がY2方向に移動されるほど、上記距離L2が小さくなり、ローラ151の第1連結軸136上における移動可能な範囲が小さくなる。また、第1連結軸136が上述したような方向に傾斜しているので、吸気カム23aの回転時に、第1連結軸136上においてローラ151が移動する際、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が小さくなる。第1連結軸136上においてローラ151が移動している間は、吸気バルブ21が開かないので、ストッパー163がY2方向に移動されるにしたがって、吸気バルブ21の開弁時期が早くなり、閉弁時期が遅くなる。吸気カム23aにおける吸気バルブ21の開弁に寄与する部分が大きくなり、吸気バルブ21の開弁期間が長くなる。つまり、吸気バルブ21の作用角が大きくなる。また、ストッパー163がY2方向に移動されるにしたがって、吸気カム23aのノーズ部分23cの頂部23eがローラ151に接触したとき、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が小さくなるので、吸気バルブ21の最大リフト量が大きくなる。
そのように、ストッパー163がY2方向に移動されると、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が大きくなる。そして、ストッパー163がY2方向に移動した距離に応じて、言い換えれば、ストッパー163とスライダー161との間の隙間(つまり、上記距離L2)の変化量に応じて、ローラ151の第1連結軸136上における移動可能な範囲が変更され、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が大きくなる。したがって、ストッパー163がY2方向に移動することによって、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角を連続的に大きくすることができる。
以上のように、アクチュエータ164の駆動によりストッパー163が移動されると、上記距離L2が変化し、ローラ151の第1連結軸136上における移動可能な範囲が変更される。また、第1連結軸136が上述したような方向に傾斜しているので、吸気カム23aの回転時に、第1連結軸136上においてローラ151が移動する際、ローラ151の吸気カムシャフト23の中心軸からの距離が変化する。これにより、1連結軸136上においてローラ151が移動している間は、吸気バルブ21が開かないので、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が変更される。そして、ストッパー163が移動した方向および距離に応じて、言い換えれば、ストッパー163とスライダー161との間の隙間(つまり、上記距離L2)の変化量に応じて、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角が変更される。したがって、ストッパー163を移動することによって、吸気バルブ21の最大リフト量および作用角を連続的に変更することができる。図14には、吸気バルブ21の最大リフト量が大きい高リフト時の場合から最大リフト量が小さい低リフト時の場合までの複数のリフト曲線C11〜C13を示している。吸気バルブ21の最大リフト量および作用角は、高リフト時の場合から低リフト時の場合までの間で無段階に変更可能となっている。なお、この例では、上述したように、第1連結軸136は、図6の矢印D方向から見て傾いていないため、高リフト時の場合にも低リフト時の場合にも、吸気バルブ21のリフト量が最大となるタイミングは変化しない。
以上より、この例の可変動弁機構130によれば、吸気バルブ21の作用角を可変とする可変バルブタイミング機構を別途用いなくても、吸気バルブ21の最大リフト量だけではなく、吸気バルブ21の作用角を変更可能となっている。これにより、低リフト時に、吸気バルブ21の閉弁時期を下死点より早くすることができ、エンジン110のポンピングロスを低減することができる。
以上の第2実施形態では、第1アーム141の一対の突出片141a,141aの間隔を広くして、一対の突出片141a,141aの間に、ローラ151とスライダー161とスプリング162とストッパー163とを配置するようにしてもよい。この場合、吸気カム23aの回転時、第1連結軸136上をローラ151とスライダー161とが移動される。また、スライダー161を省略して、第1アーム141がスライダーの役割を果たすようにしてもよい。この場合には、第1アーム141の一方の突出片141aにストッパー163に突き当たる突起を設けるようにする。
以上の第1実施形態、第2実施形態では、可変動弁機構を吸気バルブ21に適用した例について説明したが、排気バルブ22に対しても同様に適用することが可能である。また、吸気バルブ21および排気バルブ22の両方に適用することも可能である。また、第1実施形態と第2実施形態とを組み合わせて適用することも可能である。
また、エンジンのシリンダヘッドに吸気バルブ21および排気バルブ22がそれぞれ1つ設けられている例について説明したが、シリンダヘッドに複数の吸気バルブ21が設けられている場合にも、複数の排気バルブ22が設けられている場合にも同様に適用することが可能である。
また、エンジンは、単気筒のものであっても多気筒のものであっても同様に適用することが可能である。多気筒の場合には、各気筒ごとの機関バルブの最大リフト量および作用角を同期させて変更するようにしてもよい。
10 エンジン
14 シリンダヘッド
21 吸気バルブ
23 吸気カムシャフト
23a 吸気カム
30 可変動弁機構
31 4節リンク部
37 第2連結ピン
38 第3連結ピン
39 第4連結ピン
43 第3アーム
49 アクチュエータ
51 ローラ
14 シリンダヘッド
21 吸気バルブ
23 吸気カムシャフト
23a 吸気カム
30 可変動弁機構
31 4節リンク部
37 第2連結ピン
38 第3連結ピン
39 第4連結ピン
43 第3アーム
49 アクチュエータ
51 ローラ
Claims (6)
- カムシャフトに設けられたカムの回転により揺動される揺動部を備え、
前記揺動部には、機関バルブのバルブステムの端部に接するバルブ接触部と、カムフォロアとが設けられた内燃機関の可変動弁機構であって、
前記カムフォロアの位置が変更され、カムシャフトの中心軸からカムフォロアのカム接触面までの距離が変更されることで機関バルブのバルブ特性が変更されることを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - 前記揺動部は、4節リンクで構成され、前記4節リンクの第1節に前記バルブ接触部が設けられ、第2節に前記カムフォロアが設けられており、
前記4節リンクが変形されることで、前記第2節に設けられた前記カムフォロアの位置が変更されることを特徴とする請求項1に記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 前記4節リンクの前記第2節と、前記カムに近い側に設けられた第3節と、前記カムに遠い側に設けられた第4節とには、それぞれアームが回動可能に連結され、
前記第2節と第4節との距離が変更されることで、前記4節リンクが変形されることを特徴とする請求項2に記載の内燃機関の可変動弁機構。 - 前記第3節に連結されたアームが移動されることで、前記第2節と第4節との距離が変更されることを特徴とする請求項3に記載の内燃機関の可変動弁機構。
- カムシャフトに設けられたカムの回転により揺動される揺動部を備え、
前記揺動部には、機関バルブのバルブステムの端部に接するバルブ接触部と、カムフォロアとが設けられた内燃機関の可変動弁機構であって、
前記カムフォロアは、前記揺動部に連結軸を介して支持され、
前記連結軸は、前記カムシャフトが延びる方向に対し傾けて配置され、
前記カムの回転にともない前記カムフォロアが連結軸上を移動可能となっており、
前記カムフォロアの連結軸上における移動可能範囲が変更されることで機関バルブのバルブ特性が変更されることを特徴とする内燃機関の可変動弁機構。 - 前記連結軸には、前記カムフォロアの移動を規制する規制部材が設けられ、
前記規制部材の位置が変更されることで、前記カムフォロアの連結軸上における移動可能範囲が変更されることを特徴とする請求項5に記載の内燃機関の可変動弁機構。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2006087923A JP2007262958A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 内燃機関の可変動弁機構 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
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JP2006087923A JP2007262958A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 内燃機関の可変動弁機構 |
Publications (1)
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Family Applications (1)
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JP2006087923A Pending JP2007262958A (ja) | 2006-03-28 | 2006-03-28 | 内燃機関の可変動弁機構 |
Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP2007262958A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2021102946A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | 川崎重工業株式会社 | 可変動弁機構 |
-
2006
- 2006-03-28 JP JP2006087923A patent/JP2007262958A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2021102946A (ja) * | 2019-12-25 | 2021-07-15 | 川崎重工業株式会社 | 可変動弁機構 |
JP7369613B2 (ja) | 2019-12-25 | 2023-10-26 | 川崎重工業株式会社 | 可変動弁機構 |
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