JP2007262452A - 焼結金属部材の製造方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】高い寸法精度を有し、かつ欠陥の少ない焼結金属部材およびその製造方法を提供する。
【解決手段】上下方向に相対的に肉厚の異なる薄肉部2および厚肉部3を有する圧粉成形体29を焼結してなる焼結金属部材1の製造方法であって、圧粉成形体29を成形するに際し、成形面23aに高低差を有する下型内に金属粉末28を充填した後、下型に対して上型を相対的に近接して金属粉末28をプレスすることにより、成形面23aの高部面23a1で圧粉成形体29の薄肉部29bを、低部面23a2で圧粉成形体29の厚肉部29aをそれぞれ成形する。
【選択図】図5

Description

本発明は、焼結金属部材の製造方法に関する。
周知のように、焼結金属部材は、高い成形自由度を有し、かつ安価に製造可能であることから、例えば、エンジンの可変バルブ機構用のオイルシール部材として実用化されている(例えば、下記の特許文献1参照)。
この場合、オイルシール部材として使用される焼結金属部材は、例えば下記の特許文献2に開示されている様に、中央部に比べて両端が厚肉の細長い板状部材であって、両端の厚肉部間に形成される凹部に板バネ等の附勢手段を配設している。そして、この板バネの附勢力によりオイルシール部材としての焼結金属部材を対向する面に当接附勢することで、焼結金属部材と円周方向で隣り合う油室間をシールする。
特許第3284939号公報 特開平09‐329005号公報
このように、焼結金属部材は、その使用形態により、上下方向に相対的に厚みの異なる薄肉部と厚肉部を有する形状に成形される。図9および図10は、かかる焼結金属部材の圧粉成形工程の一例を示すもので、ダイ51および上下パンチ52、53とからな成形金型内に画成された粉末充填部54に原料粉となる金属粉末55を充填した後、成形すべき部材の上下方向一端面に対応した形状(凹凸面)をなす成形面52aを下端に設けた上パンチ52を、成形すべき部材の上下方向他端面に対応した形状(平面)をなす成形面53aを上端に設けた下パンチ53に対して相対的に下降させることで、金属粉末55を圧縮し、所定形状の圧粉成形体56を成形するものである。
この際、金属粉末55は、図9に示すように、粉末充填部54の、ダイ51の上面51aとほぼ同一の高さまで充填され、圧縮される。そのため、図9および図10に示すように充填、圧縮を行うと、圧粉成形体56の厚肉部56aに比べて、薄肉部56bの方が高圧縮されるという事態を招く。その結果、厚肉部56aの密度が薄肉部56bの密度よりも小さくなるため、圧縮成形後に行う焼結時の寸法変化量(寸法変化率)が厚肉部56aと薄肉部56bとで異なり、所要の寸法精度を得ることが難しい。また、薄肉部に比べて相対的に密度の小さい厚肉部では、必然的に強度の低下を招き、圧粉成形時に欠損を生じ、あるいは焼結体の欠陥部となる可能性がある。
本発明の課題は、高い寸法精度を有し、かつ欠陥の少ない焼結金属部材の製造方法を提供することにある。
前記課題を解決するために創案された本発明は、上下方向に相対的に肉厚の異なる薄肉部および厚肉部を有する圧粉成形体を焼結してなる焼結金属部材の製造方法において、前記圧粉成形体を成形するに際し、ダイと、高低差を有する成形面を上端に設けた下パンチとで画成される粉末充填部に金属粉末を充填した後、該下パンチに対して上パンチを相対的に近接して前記金属粉末をプレスすることにより、前記成形面の高部面で前記圧粉成形体の薄肉部を成形すると共に、前記成形面の低部面で前記圧粉成形体の厚肉部を成形することに特徴付けられる。
上記の方法によれば、下パンチの成形面は、高低差を有する高部面および低部面で構成されているため、かかる下パンチの成形面を底面部として、ダイと、下パンチとで画成される粉末充填部に金属粉末を充填すれば、成形面の低部面に対応する領域の充填高さが、その高部面に対応する領域に比べて高くなる。すなわち、予め成形すべき圧粉成形体の厚肉部に対応する領域の充填高さを、その薄肉部に対応する領域に比べて高くすることができる。従って、この状態で金属粉末をプレスすれば、得られる圧粉成形体の厚肉部と薄肉部との密度差を極力小さく、あるいは零にすることができる。また、圧粉成形体の厚肉部における密度が薄肉部の密度に等しければ、かかる圧粉成形体を焼結して得られる焼結金属部材の厚肉部密度と薄肉部密度が等しくなる。従って、圧粉成形後に行う焼結時の寸法変化量(寸法変化率)が厚肉部と薄肉部とで異なる事態を極力避けて、高い寸法精度を有する焼結金属部材を得ることができる。また、圧粉成形時における厚肉部の欠損を抑えて、薄肉部と同等の高い成形体強度あるいは焼結体強度を得ることができる。
また、圧粉成形体の成形後、粉末充填部から圧粉成形体を排出するに際しては、圧粉成形体がダイの上端面上方に完全に露出する位置まで、下パンチをダイに対して相対的に上昇させ、ダイの上端面上を摺動する押出部材によって圧粉成形体を水平方向に押し出すことによって排出するのが通例とされている。しかしながら、上述のように、下パンチの成形面に高低差がある場合には、圧粉成形体がダイの上端面上方に完全に露出する位置まで下パンチを上昇させると、下パンチの成形面のうち、高部面がダイの上端面上に露出してしまい、下パンチと押出部材が接触してしまうという問題がある。一方、下パンチの高部面をダイの上端面以下となる位置まで上昇させた状態で、押出部材により水平方向に圧粉成形体を押し出そうとすると、圧粉成形体の厚肉部が粉末充填部から抜けず、粉末成形体に破損を来たすという問題がある。
そこで、この問題を解決するために、上記の方法において、前記圧粉成形体の成形後、前記下パンチを前記ダイに対して相対的に上昇させ、前記粉末充填部から前記圧粉成形体を排出するに際し、長手方向の一端で前記粉末充填部に開口し且つその他端で前記ダイの上端面と連続するガイド溝を前記ダイに設けた状態で、前記高部面が前記ダイの上端面以下となる位置まで前記下パンチを上昇させ、前記ダイの上端面に沿う方向に前記圧粉成形体を押し出すことにより、前記厚肉部を前記ガイド溝上に案内するようにすることが好ましい。
このようにすれば、ダイの上端面に沿う方向に圧粉成形体を押し出す際に、圧粉成形体の厚肉部はガイド溝上に案内されるため、下パンチをダイの上端面上方に露出させない状態であっても、圧粉成形体を容易且つ的確に排出することができる。従って、圧粉成形体の排出時に下パンチが圧粉成形体の押し出しを阻害するという事態の発生が防止されると共に、排出時に起因した圧粉成形体の破損を的確に低減することができる。
以上のように、本発明によれば、高い寸法精度を有し、かつ欠陥の少ない焼結金属部材を製造することができる。
以下、本発明の実施形態を図1〜図8に基づいて説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る焼結金属部材の全体構成を例示している。同図に示すように、焼結金属部材1は、細板形状をなすもので、上下方向に相対的に肉厚の異なる薄肉部2および厚肉部3を一体に備え、薄肉部2の長手方向両端に厚肉部3、3が設けられている。詳述すると、焼結金属部材1の下面4は、略平面をなすと共に、その上面5は、薄肉部2の上端面2aおよび厚肉部3の上端面3aにより凹凸面をなし、厚肉部3、3間に凹部6を形成している。ここで、薄肉部2の密度と、厚肉部3の密度差は非常に小さく(例えば0.1g/cm以下)、焼結金属部材1の例えば幅寸法Wは所定寸法から10μmの誤差範囲内に収まっている。
かかる焼結金属部材1は、例えば、図2に示すオイルシール機構に組み込まれて使用される。同図において、11は第1の回転体を、12は第1の回転体11と同期して回転可能でかつ相対回転可能な第2の回転体を示している。第1の回転体11の外周には、外径側に突出した複数の凸部13が設けられ、第2の回転体12の内周に設けられた複数の凹部14に収容されている。第1の回転体11外周と第2の回転体12内周との間には例えば潤滑油等のオイルが充満しており、凸部13によって二つに区画された凹部14は、それぞれ第1の油室15、第2の油室16を形成している。各々の凸部13の先端部には溝部17が形成され、この溝部17内にオイルシールとして上記の焼結金属部材1が配設されている。
焼結金属部材1は、図2および図3に示すように、厚肉部3、3間に形成された凹部6に、附勢手段としての板バネ18を収容した状態で、溝部17内に配設される。この状態において、板バネ18は、図3に示すように、頂部18aを第1の回転体11の側に、基端部18bを焼結金属部材1の側にそれぞれ向けた状態で配設されており、常時、焼結金属部材1を外方側(第2の回転体12の側)に向けて附勢している。
板バネ18の附勢力によりオイルシールとしての焼結金属部材1の下面4は、対向する凹部14の内周面14aに当接附勢され、両面4、14a間がシールされる。また、焼結金属部材1の幅寸法Wは、これが収容される溝部17の幅寸法に略等しく、溝部17の内側面とこれらに対向する薄肉部2の側面2bおよび厚肉部3の側面3bとの間がシールされる。これにより、焼結金属部材1(凸部13)を介して円周方向で隣り合う油室15、16間がシールされる。従って、第1の油室15と第2の油室16との間で油圧バランスが保たれ、例えば第1の回転体11に対する第2の回転体12の円周方向相対位置が維持される。
このように、厚肉部3の密度と薄肉部2の密度とがほぼ等しく、高い寸法精度を有する焼結金属部材1、特に幅寸法Wの寸法精度を高めた焼結金属部材1をオイルシールとして使用することにより、油室15、16間のシール性能を高めて、確実にシールすることが可能となる。
次に、焼結金属部材1の製造工程の一例を説明する。なお、以下では、焼結金属部材1の製造工程のうち、本発明の要点となる焼結金属部材1の焼結前の素材となる圧粉成形体29(後述する図7を参照)を成形する圧粉成形工程を中心に説明する。
図4は、焼結金属部材1の製造工程のうち、圧粉成形工程に供される成形金型の全体構成を模式的に例示したものである。同図に示すように、この成形金型21は、上型としての上パンチ22と、下型としての下パンチ23およびダイ24とを主たる構成として備えている。
詳述すると、ダイ24には、上端が開口したスリット状の溝部25が設けられ、この溝部25の内周面25aに下パンチ23が嵌合した状態で収容されており、下パンチ23の上端に設けられた成形面23aおよび溝部25の側壁面25aによって、粉末充填部26が区画形成されている。上パンチ22は、下端に成形面22aを有すると共に、下パンチ23に対して相対的に近接又は離反することで、ダイ24に対して挿脱可能になっている。そして、焼結金属部材1の下面4に対応した面を上パンチ22の成形面22aで、焼結金属部材1の上面5に対応した面を下パンチ23の成形面23aでそれぞれ成形するようになっている。具体的には、下パンチ23の成形面23aは、高部面23a1および低部面23a2で構成され、これら両面23a1、23a2の高低差が焼結金属部材1の薄肉部2と厚肉部3の高低差と略等しくなっている。
また、ダイ24には、下パンチ23の低部面23a2、23a2上方に対応した位置に、長手方向の一端がダイ24の上端面24aに連続し且つその他端が粉末充填部26に開口したガイド溝27が設けられている。このガイド溝27の底面27aは、図5(a)に示すように、粉末充填部26に連続する水平面27a1と、この水平面27a1から上方に傾斜してダイ24の上端面24aに至る傾斜面27a2とから構成されている。
そして、圧粉成形工程に際して、図5(a)および(b)に示すように、粉末充填部26に、例えばダイ24の上端面24aと略同一の高さまで、金属粉末28が充填される。その結果、下パンチ23の成形面23aのうち、低部面23a2に対応する領域の金属粉末28の充填高さが、高部面23a1に対応する領域に比して高くなる。すなわち、焼結金属部材1の厚肉部3に対応する領域の金属粉末28の充填高さが、その薄肉部2に対応する領域に比べて高くなる。なお、充填される金属粉末28は、例えば、Fe、Cu等の金属粉であり、これらを2種以上混合したもの、あるいは2種以上の合金粉末を使用することもできる。
この状態で、例えば図5に示す下パンチ23をダイ24に対して相対的に下降させて、図6に示すように、充填された金属粉末28の露出面を、ガイド溝27の底面27a(水平面27a1)よりも下方に位置させてもよい。これは、後述するように、上下パンチ22、23で金属粉末28をプレスする際に、金属粉末28がガイド溝27内に逃げ、金属粉末28の充填量が変動するのを防止するためである。また、ガイド溝27の底面27aは、水平面27a1と、傾斜面27a2とから構成されており、この傾斜面27a2と粉末充填部26の間に水平面27a1が介在しているので、上記のように下パンチ23をダイ24に対して相対的に下降させる際に、ガイド溝27内の金属粉末28が粉末充填部26へ流れ込む量を低減することができる。
次いで、図7に示すように、上パンチ22をダイ24及び下パンチ23に対して相対的に下降(近接)させることで、充填された金属粉末28が上下パンチ22、23によってプレスされる。これにより、上下パンチ22、23の成形面22a、23aおよびダイ24の溝部25の側壁面25aに対応した形状の圧粉成形体29が成形される。
一方、成形された圧粉成形体29を粉末充填部26から排出する際には、図8(a)に示すように、下パンチ23の高部面23a1およびダイ24の上端面24aが、略同一高さになるように、下パンチ23をダイ24に対して相対的に上昇させる。この際、下パンチ23の低部面23a2およびガイド溝27の底面27a(水平面27a1)が、図8(b)に示すように、略同一高さになるようにガイド溝27の溝深さが予め設定されている。そして、図8(b)に示すように、ダイ24の上端面24aに沿って水平方向に進退移動する押出部材30によって、圧粉成形体29をガイド溝27側に押し出し、圧粉成形体29の厚肉部29aがガイド溝27の水平面27a1上に乗り移る。その後、押出部材30の更なる進行に連れて、厚肉部29aがガイド溝27の水平面27a1から傾斜面27a2に乗り移り、圧粉成形体29の厚肉部29aがガイド溝27上を案内された状態で斜め上方に移動し、ダイ24の上端面24a上に排出される。排出された圧粉成形体29は、焼結工程等の次工程へと搬出される。
以上の製造工程によれば、粉末充填部26に充填された金属粉末28のうち、厚肉部3に対応する領域の充填高さは、薄肉部2に対応する領域の充填高さに比して、下パンチ23の高部面23a1と低部面23a2の高低差に対応した寸法分だけ高くなる(図5(a)を参照)。そのため、これを図7に示す状態にまで圧縮した状態では、例えば図9に示すように、一定の高さに充填した金属粉末を成形した場合と比べて、厚肉部29aと薄肉部29bとの密度差を極力小さくした圧粉成形体29を得ることができる。よって、これを焼結して得られる焼結金属部材1の焼結時における寸法変化量(変化率)、例えば幅寸法Wの変化量(膨張量)も厚肉部3と薄肉部2とで等しくなり、その寸法精度を上述の如く高めることができる。
さらに、圧粉成形体29を粉末充填部26から排出する際に、下パンチ23の上端面23aを、ダイ24の上端面24a上方に露出させない状態で、圧粉成形体29の厚肉部29aをガイド溝27によって案内することで、圧粉成形体29を粉末充填部26から下パンチ23の上端面23aに簡単且つ的確に排出することができる。従って、圧粉成形体の排出時に、下パンチが圧粉成形体の押し出しを阻害するという事態の発生が防止されると共に、排出時に起因した圧粉成形体の破損を的確に防止することができる。
なお、以上の実施形態では、オイルシールとしての焼結金属部材1を成形する場合を説明したが、本発明は、薄肉部2および厚肉部3とを有する焼結金属部材1である限り、他用途の焼結金属部材の成形工程に適用することも可能である。
また、以上の実施形態では、ガイド溝27の底面27aを、水平面27a1および傾斜面27a2で形成したものを説明したが、例えば、底面27aを、傾斜角が一定の単一の傾斜面や、傾斜角が互いに異なる複数の傾斜面を連接させた面などで構成してもよい。
さらに、下パンチ23の高部面23a1とダイ24の上端面24aを略同一の高さにした状態で圧粉成形体29を排出する方法を説明したが、圧粉成形体29の薄肉部29bに対応する領域をダイ24の上端面24aより下方に窪ませれば、下パンチ23の高部面23a1がダイ24の上端面24aよりも下方に位置する状態であっても、同様に圧粉成形体29を排出することができる。この場合、圧粉成形体29の薄肉部29aの移動も案内するようにしてもよい。
本発明の一実施形態に係る焼結金属部材の斜視図である。 焼結金属部材を備えたオイルシール機構の一例を示す断面図である。 焼結金属部材を備えたオイルシール機構の一例を示す断面図である。 焼結金属部材の成形工程に供される成形金型の一例を模式的に示す斜視図である。 (a)は、金属粉末の充填態様を示す断面図であって、(b)は、(a)のA−A断面図である。 金属粉末を圧縮成形する直前の状態の成形金型を示す断面図である。 金属粉末を圧縮成形した状態の成形金型を示す断面図である。 (a)は、圧粉成形体を排出する状態の成形金型を示す断面図であって、(b)は、(a)のB−B断面図である。 従来の金属粉末の充填態様を示す成形金型の断面図である。 金属粉末を圧縮成形した状態の成形金型を示す断面図である。
符号の説明
1 焼結金属部材
2 薄肉部
3 厚肉部
10 金属粉末
11 第1の回転体
12 第2の回転体
13 凸部
14 凹部
15、16 油室
17 溝部
18 板バネ
21 成形金型
22 上パンチ
22a 下端面
23 下パンチ
23 上端面
23a1 高部面
23a2 低部面
24 ダイ
24a 上端面
25 ガイド溝
25a 内周面
26 粉末充填部
27 ガイド溝
27a 底面
27a1 水平面
27a2 傾斜面
28 金属粉末
29 圧粉成形体
29a 厚肉部
29b 薄肉部

Claims (2)

  1. 上下方向に相対的に肉厚の異なる薄肉部および厚肉部を有する圧粉成形体を焼結してなる焼結金属部材の製造方法において、
    前記圧粉成形体を成形するに際し、
    ダイと、高低差を有する成形面を上端に設けた下パンチとで画成される粉末充填部に金属粉末を充填した後、該下パンチに対して上パンチを相対的に近接して前記金属粉末をプレスすることにより、
    前記成形面の高部面で前記圧粉成形体の薄肉部を成形すると共に、前記成形面の低部面で前記圧粉成形体の厚肉部を成形することを特徴とする焼結金属部材の製造方法。
  2. 前記圧粉成形体の成形後、前記下パンチを前記ダイに対して相対的に上昇させ、前記粉末充填部から前記圧粉成形体を排出するに際し、
    長手方向の一端で前記粉末充填部に開口し且つその他端で前記ダイの上端面と連続するガイド溝を前記ダイに設けた状態で、前記高部面が前記ダイの上端面以下となる位置まで前記下パンチを上昇させ、前記ダイの上端面に沿う方向に前記圧粉成形体を押し出すことにより、前記厚肉部を前記ガイド溝上に案内することを特徴とする請求項1に記載の焼結金属部材の製造方法。
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