JP2007262293A - コークス乾式消火設備の冷却方法 - Google Patents

コークス乾式消火設備の冷却方法 Download PDF

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Masaru Hasegawa
勝 長谷川
Kenta Isaki
健太 伊崎
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Abstract

【課題】冷却能率を大幅に向上させることができるコークス乾式消火設備の冷却方法を提供する。
【解決手段】冷却搭3の下部から取り入れた冷却空気を上部に向けて流してから外部に放出するとともに、この冷却空気の流れとともに冷却搭3内に冷却フォグを充満させることで冷却搭3の内部を短時間で冷却する。また、煙道9に取り入れた冷却空気を煙道内を循環させて外部に放出することで煙道9の内部を短時間で冷却する。さらに、ボイラ11の下部から取り入れた冷却空気を上部に向けて流してから外部に放出するとともに、この冷却空気の流れとともにボイラ11内に冷却フォグを充満させることでボイラ11の内部を短時間で冷却する。
【選択図】図2

Description

本発明は、コークス乾式消火設備の冷却方法に関するものである。
室炉式コークス炉の炭化室から押出された赤熱コークスを消火する設備として、不活性の冷却ガスを使用したコークス乾式消火設備(以下、CDQ設備)が知られている。
CDQ設備は、例えば特許文献1に示すように、冷却搭に赤熱コークスを装入し、冷却搭に吹き込まれる不活性の冷却ガスによってコークスを消火・冷却する一方、コークスとの接触より加熱された冷却ガスを、冷却搭から煙道を通過させてボイラに導き、ボイラで熱回収してから再び冷却搭に吹き込み循環する構造になっている。
特開2002−220591号公報
ところで、CDQ設備の点検又は補修を行なう場合には、冷却搭、煙道、ボイラを所定温度まで冷却する。
CDQ設備を冷却する従来の方法は、冷却搭に充填されているコークスを完全に排出した後、操業中と同様に不活性の冷却ガスを冷却搭から煙道を介してボイラに流し、ボイラから外部に排出することで、冷却搭、煙道、ボイラを冷却するようにしている。
しかし、冷却ガスのみでCDQ設備を冷却する従来の方法では、冷却設備が不要となるものの冷却能率が低く、長期の冷却期間となるおそれがある。
本発明はこのような不都合を解消するためになされたものであり、短期間の冷却が可能で冷却能率を大幅に向上させることができるコークス乾式消火設備の冷却方法を提供することを目的とする。
前記課題を解決するため、本発明に係るコークス乾式消火設備の冷却方法は、冷却搭と、ボイラと、これら冷却搭及びボイラの間を連通している煙道とを備えたコークス乾式消火設備を冷却する方法であって、前記冷却搭内のコークスを全て排出し、前記冷却搭の上部及び下部に外気と連通する冷却搭開口部を設け、前記ボイラの上部及び下部に外気と連通するボイラ開口部を設け、前記煙道に、外気と連通する少なくとも2箇所の煙道開口部を設けるとともに、前記冷却搭の下部の冷却搭開口部から取り入れた外気を搭内の上部に向かって流し、上部の冷却搭開口部から外気に放出する冷却搭冷却空気の流れを発生させるとともに、前記冷却搭内の下部から上部に向けて冷却フォグを噴射し、前記煙道の一方の前記煙道開口部から取り入れた外気を他方の前記煙道開口部から外気に放出される煙道冷却空気の流れを発生させ、前記ボイラの下部の前記ボイラ開口部から取り入れた外気をボイラ内の上部に向かって流し、上部のボイラ開口部から外気に放出するボイラ冷却空気の流れを発生させるとともに、前記ボイラ内の下部から上部に向けて冷却フォグを噴射するようにした。なお、冷却フォグとは霧状の冷却水のことである。
本発明のコークス乾式消火設備の冷却方法によると、冷却搭内は下部から上部に向けて冷却空気が流れ、且つ冷却空気とともに流れる冷却フォグの気化熱で周囲温度が下がるので、塔内は短時間で冷却される。煙道は、内部に取り入れた冷却空気が外部に流れることで短時間に冷却される。また、ボイラは下部から上部に向けて冷却空気が流れ、且つ冷却空気とともに流れる冷却フォグの気化熱で周囲温度が下がるので、ボイラ内は短時間で冷却される。したがって、本発明は、コークス乾式消火設備の冷却効率を大幅に向上させることができる。
以下、本発明に係るコークス乾式消火設備の冷却方法の1実施形態について、図面を参照しながら説明する。
図1は、本発明に係るコークス乾式消火設備(以下、CDQ設備)の概略構成図を示すものである。コークス炉(図示せず)から押出されてバケット1に積載された赤熱コークスCは、クレーン2で搬送されて冷却塔3の装入口4に装入され、冷却塔3の下部から吹き込まれる180℃前後の不活性ガスによって冷却されてから、下部の切出しゲート5及びシュート6を経てベルトコンベア7によって搬出される。
一方、冷却塔3内で赤熱コークスによって加熱された冷却ガスは、円環煙道8を介して煙道9に排出され、除塵器10を経てボイラ11に導入されてボイラチューブ12内のボイラ水と熱交換して、その顕熱がボイラチューブ12内のボイラ水に回収されて蒸気を発生させた後、熱交換後の冷却ガスがボイラ11の出力側に設けられたガスダクト13に排出され、サイクロン14で粉コークスが除去された後、循環ファン15で昇圧されて再び冷却塔3に吹き込まれる循環経路を備えた構成としている。
また、冷却ガスの循環過程で煙道9の入口に設けた燃焼用空気孔16から外気を投入することにより、冷却ガス中に含まれた水素や炭素等の可燃性ガス成分の調整が行われる。そして、投入された外気や赤熱コークスから発生する水素等により冷却ガスが増量するので、その増量分を放散管17から放散するか、或いは燃料として回収する。
次に、点検又は補修を行なうためにCDQ設備を冷却する本実施形態の方法について、図2を参照しながら説明する。
本実施形態では、冷却搭3内のコークスを全て排出しておく。そして、冷却搭3の最上部の装入口4を開口しておくとともに、冷却搭3の最下部の切り出しゲート5を外して下方に向けて開口する下部開口部16を設ける。また、冷却搭3に接続しているガスダクト13から循環ファン15を取り外しておく。さらに、冷却搭3内の下部に、下方から取り入れた空気を上方に向けて送出する送気ファン18と、冷却フォグを上方に向けて噴射する噴霧ノズル20が配置されている。なお、冷却フォグとは霧状の冷却水であり、噴霧ノズル20は、冷却搭3の内壁が濡れない程度に水量を設定した冷却フォグが噴射するようになっている。
煙道9には、蓋(図1で示す蓋9a)で閉塞されていた開口孔9bに、煙道9内のガスを外気に送出する送気ファン22が接続されている。
また、ボイラ11は、最上部のマンホールを開けて上部開口部11aを設けている。そして、ボイラ11とサイクロン14とを接続しているガスダクト13を途中で切断し、ボイラ11に接続しているガスダクト13に、外気から取り入れた空気をボイラ11内に送出する送気ファン24が接続されている。さらに、ボイラ11内の下部に、冷却フォグを上方に向けて噴射する噴霧ノズル26が配置されている。この噴霧ノズル26も、ボイラ11の内壁が濡れない程度に水量を設定した冷却フォグが噴射するようになっている。なお、前記ガスダスト13の送気ファン24が接続している開口部が、本発明のボイラ11の下部で外気と連通するボイラ開口部に相当する。
そして、送気ファン18,22,24を駆動し、噴霧ノズル10,26による冷却フォグの噴射を開始する。
本実施形態によると、冷却搭3内で送気ファン18が駆動し、噴霧ノズル10が冷却フォグを噴霧することで、矢印A1に示すように、下部開口部16及びガスダクト13から冷却搭3内に送り込まれた外気(冷却空気)が上部に向かって流れ、搬入口4から外部に放出されるとともに、矢印A1の流れに乗って冷却フォグが上方に移動する。これにより、矢印A1に流れる冷却空気が、冷却搭3内に保有されている熱エネルギを奪って外部に強制的に放出すると同時に、矢印A1の冷却空気とともに流れる冷却フォグが、気化熱で周囲温度を下げていき、冷却搭3は短時間で冷却される。なお、矢印A1の流れが、本発明の冷却塔冷却空気の流れに相当する。
また、送気ファン22が駆動することで、矢印A2に示すように、除塵器10の開口部10aから煙道9内に送り込まれた外気(冷却空気)が開口孔9bから外部に放出される流れが発生し、冷却空気が煙道9内に保有されている熱エネルギを奪って外部に強制的に放出するので、煙道9は短時間で冷却される。なお、矢印A2の流れが、本発明の煙道冷却空気の流れに相当する。
さらに、ボイラ11に接続するガスダクト13側で送気ファン24が駆動し、噴霧ノズル26が冷却フォグを噴霧することで、矢印A3に示すように、ガスダクト13からボイラ11内に送り込まれた外気(冷却空気)が上部に向かって流れ、上部開口部11aから外部に放出されるとともに、矢印A3の流れに乗って冷却フォグが上方に移動する。これにより、矢印A3に流れる冷却空気が、ボイラ11内に保有されている熱エネルギを奪って外部に強制的に放出すると同時に、矢印A2の冷却空気とともに流れる冷却フォグが、気化熱で周囲温度を下げていき、ボイラ11は短時間で冷却される。なお、矢印A3の流れが、本発明のボイラ冷却空気の流れに相当する。
このように、本実施形態のCDQ設備は、冷却搭3の下部から取り入れた冷却空気を上部に向けて流してから外部に放出するとともに、この冷却空気の流れとともに冷却搭3内に冷却フォグを充満させたことで冷却搭3の内部を短時間で冷却し、煙道9に取り入れた冷却空気を煙道内を循環させて外部に放出することで煙道9の内部を短時間で冷却し、さらに、ボイラ11の下部から取り入れた冷却空気を上部に向けて流してから外部に放出するとともに、この冷却空気の流れとともにボイラ11内に冷却フォグを充満させたことでボイラ11の内部を短時間で冷却しているので、冷却効率を大幅に向上させることができる。
なお、図2では、冷却搭3内に送気ファン18を配置することで矢印A1方向の冷却空気の流れを発生させているが、本発明の要旨がこれに限定されるものではなく、冷却搭3内に送気ファン18を配置せず、その代りに、図1で示した循環ファン15を冷却搭3に接続するガスダスト13から取り外さず、この循環ファン15を駆動することで、冷却搭3内に矢印A1方向の冷却空気の流れを発生することで、同様の効果を奏することができる。
図3は、大気(冷却空気)及び冷却フォグで冷却を行なう本実施形態のCDQ設備の冷却方法と、従来の冷却方法(冷却ガスのみでCDQ設備の冷却を行なう方法)とについて、冷却搭内の温度変化を比較しながら示したグラフである。なお、CDQ設備は、コークス処理量:100t/hである。
図3によると、例えば冷却搭内を200℃付近まで冷却するために要する期間は、従来の方法は4日間必要であったが、本実施形態のCDQ設備の冷却方法を採用すると、二日程度で冷却することができ、本実施形態は、従来と比較して冷却効率が大幅に向上することがわかる。
コークス乾式消火設備の構成を示す図である。 コークス乾式消火設備を冷却する際の構成と、冷却空気及び冷却フォグの流れを示す図である。 本発明のコークス乾式消火設備の冷却方法の温度変化を従来と比較して示したグラフである。
符号の説明
3 冷却搭
4 搬入口(冷却搭開口部)
9 煙道
9b 開口孔(煙道の他方の開口部)
10 除塵器
10a 開口部(煙道の一方の開口部)
11 ボイラ
11a 上部開口部(ボイラ開口部)
13 ガスダスト
15 循環ファン
16 下部開口部(冷却搭開口部)
18,22,24 送気ファン
20,26 噴霧ノズル

Claims (1)

  1. 冷却搭と、ボイラと、これら冷却搭及びボイラの間を連通している煙道とを備えたコークス乾式消火設備を冷却する方法であって、
    前記冷却搭内のコークスを全て排出し、前記冷却搭の上部及び下部に外気と連通する冷却搭開口部を設け、前記ボイラの上部及び下部に外気と連通するボイラ開口部を設け、前記煙道に、外気と連通する少なくとも2箇所の煙道開口部を設け、
    前記冷却搭の下部の冷却搭開口部から取り入れた外気を搭内の上部に向かって流し、上部の冷却搭開口部から外気に放出する冷却搭冷却空気の流れを発生させるとともに、前記冷却搭内の下部から上部に向けて冷却フォグを噴射し、
    前記煙道の一方の前記煙道開口部から取り入れた外気を他方の前記煙道開口部から外気に放出される煙道冷却空気の流れを発生させ、
    前記ボイラの下部の前記ボイラ開口部から取り入れた外気をボイラ内の上部に向かって流し、上部のボイラ開口部から外気に放出するボイラ冷却空気の流れを発生させるとともに、前記ボイラ内の下部から上部に向けて冷却フォグを噴射することを特徴とするコークス乾式消火設備の冷却方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR101138183B1 (ko) 2009-05-19 2012-05-10 재단법인 포항산업과학연구원 이산화탄소를 이용한 코크스 건식 소화 방법
CN101705101B (zh) * 2009-10-29 2012-08-22 太原理工大学 一种焦炭冷却装置及方法
WO2013159566A1 (zh) * 2012-04-23 2013-10-31 太原理工大学 一种气液两相分布器熄焦炉及其熄焦方法

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