JP2007262146A - グリース組成物およびスピンドル装置 - Google Patents
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Abstract
【課題】潤滑剤の熱伝導性を高めるとともに、潤滑剤を用いる機械の構成要素の温度上昇を抑制すること。
【解決手段】主軸5を支承する軸受10a〜10dの外輪は、ハウジング28の内周面に対して、内ハウジング20を介して固定され、最前部の軸受10aの外輪は、外輪押さえ30によって係止され、最後部の軸受10dの外輪は、外輪押さえ34を介してハウジング28にバネ36により軸方向に弾性付勢されつつ係止され、各軸受10a〜10dには、潤滑剤供給装置22からノズル12a、12b、12c、12dを介して、潤滑剤として、基油と増ちょう剤および添加剤を含有したグリース組成物が供給され、増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%である。
【選択図】図1
【解決手段】主軸5を支承する軸受10a〜10dの外輪は、ハウジング28の内周面に対して、内ハウジング20を介して固定され、最前部の軸受10aの外輪は、外輪押さえ30によって係止され、最後部の軸受10dの外輪は、外輪押さえ34を介してハウジング28にバネ36により軸方向に弾性付勢されつつ係止され、各軸受10a〜10dには、潤滑剤供給装置22からノズル12a、12b、12c、12dを介して、潤滑剤として、基油と増ちょう剤および添加剤を含有したグリース組成物が供給され、増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%である。
【選択図】図1
Description
本発明は、工作機械等の機械要素の潤滑剤に用いるグリース組成物およびそれを軸受等の潤滑に用いるスピンドル装置等の機械装置に関する。
高速スピンドル装置等の工作機械に転がり軸受等の軸受を用いるに際しては、軸受の潤滑と冷却が重要であり、各種の方式が採用されている。例えば、マシニングセンタ用の超高速スピンドル装置にあっては、軸心の貫通孔に工具把持手段が内装された主軸(スピンドル)を、軸方向に間隔を置いて配した複数個の軸受を介してハウジングに支承し、それらの軸受に対して潤滑油とエアをノズルから送り出して、軸受の側方から軸受内部に強制的に供給するオイルエア潤滑方式が採用されている。具体的には、この潤滑方式は、軸受の側方に噴射口を開口せしめたノズルをハウジング内部に装着して、そのノズルを経て連続的に常時供給されるエアで軸受を効果的に冷却し、一方、オイルを一定量ずつ間欠的に流し、エアの流れと共に管内壁に沿わせて送り、エアと同一のノズルからエアとともに供給して潤滑するものである。この潤滑方式によれば、オイルエアを供給することにより、超高速のスピンドル回転を可能にすることができる。
ところが、スピンドルは高速回転するため、軸受部の発熱が非常に多く、これを改善するために様々な手段が用いられている。例えば、溝曲率や玉径を規定し、軸受内の発熱をできるだけ抑え、軸受の高速化及び長寿命化を図るようにしたものが提案されている(特許文献1参照)。また、鋼に比べて密度が小さく、高弾性率であるセラミックスを軸受材料にもちいることにより、転動体荷重を小さくすることで回転輪にかかる負荷を減らし、発熱を抑えることで、高速化及び長寿命化を図るようにしたものが提案されている(特許文献2参照)。なお、この種の技術に関連するものとしては、例えば、電車等の主電動機モータやその軸受に関するものとして、特許文献3、4が挙げられ、鉄道車両用車軸軸受に関するものとして、特許文献3、4、5、6が挙げられ、さらに、等速ジョイントに関するものとして、特許文献7、8が挙げられる。
国際公開番号W000−37813号公報
特開2001−65572号公報
特開2003−27080号公報
特開2002−201483号公報
特開2002−88386号公報
特開平11−310787号公報
特開2002−38177号公報
特許第3160071号公報
軸受の発熱を抑えるに際して、従来、オイルエア潤滑スピンドル装置では、オイルエア潤滑という冷却手段を用いているが、周辺部の構造が複雑であり、また、油を供給するために、スピンドル内及び外部に対する汚染にとりわけ気を使わなければならない。そのため、高速スピンドルにおいても補給または補給無しでもグリース潤滑が利用されるようになったが、高速で回転するが故に高温になることが避けられず、長期間にわたる使用が非常に困難である。
すなわち、工作機械はdmn値で100万を越えるものも多くあり、使用中発熱するため、機械を正確に機能させるためには、工作機械から熱を取り除くことが必要である。このため、高熱伝導材料を用いて熱を逃がすことが試みられている。例えば、皿ばねとドローバーと間には若干のクリアランスはあるが、運転時に発生した熱が逃げにくく、しかも、外筒と内部の部品間で熱の伝わる部分はほぼ軸受部に限られており、熱がこもってしまうことがある。また、高速スピンドルの中でも、プーリを介さずに内蔵したモータで直接運転するモータビルトイン型の場合は、内蔵のモータが発する熱は無視できず、プーリを用いるタイプに比べて熱がこもりやすい。
本発明の課題は、潤滑剤の熱伝導性を高めるとともに、潤滑剤を用いる機械の構成要素の温度上昇を抑制することにある。
前記課題を解決するために、本発明は、基油と増ちょう剤および添加剤を含有するグリース組成物において、前記増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%であることを特徴とするグリース組成物を構成したものである。
前記グリース組成物を構成するに際しては、以下の要素を付加することができる。
(1)前記熱伝導成分は、無機粉末である。
(2)前記添加剤は、モリブテン化合物または亜鉛化合物の少なくとも一方を 含有しており、その含有量は、グリース組成物全体の0.5〜10質量 %である。
また、本発明は、スピンドルと、前記スピンドルを回転自在に軸支する軸受とを備え、前記軸受に潤滑剤が供給されてなるスピンドル装置を構成したり、内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に転動自在に配設された複数の転動体とを備え、前記転動体と前記内輪または前記外輪との空隙に潤滑剤が封入されてなる転がり軸受を構成したり、あるいは、駆動源に連結された一方の軸に固定された内輪と、駆動対象に連結された他方の軸に固定された外輪と、前記内輪と前記外輪との間に転動自在に配置された複数の転動体とを備え、前記転動体と前記内輪または前記外輪との空隙に潤滑剤が封入され、前記駆動源からの駆動力を前記駆動対象に伝達する等速ジョイントを構成したりするに際して、前記潤滑剤として、基油と増ちょう剤および添加剤を含有するグリース組成物であって、増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%であるグリース組成物を用いるようにしたものである。
潤滑剤として、基油と増ちょう剤および添加剤を含有するグリース組成物であって、増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%であるグリース組成物を用いると、従来のグリースよりも熱伝導性が優れているので、軸受等の温度上昇を抑え、軸受等の熱を逃がし、軸受等の長寿命化に寄与することができる。
本発明によれば、潤滑剤の熱伝導性を高めることができるともに、潤滑剤を用いる機械の構成要素の温度上昇を抑制することができ、スピンドル装置、等速ジョイント、軸受等の構成要素の長寿命化を図ることができる。
以下、本発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、本発明の一実施例を示す主軸装置の断面図である。なお、図1において、工具取り付け部がある左方を主軸装置のフロント側と呼び、右側をリヤ側と呼ぶことにする。
図1において、主軸装置14は、スピンドル装置の一要素として、ハウジング28と主軸5、さらにこの主軸5をハウジング28に対して回転自在に支承する複数個(図示例では合計4個のアンジュラ玉軸受)の軸受10a、10b、10c、10dとを備えている。
軸受10a、10b(第一の軸受手段)と、軸受10c、10d(第二の軸受手段)は、2個ずつ組となって主軸5のフロント側とリヤ側とを、それぞれ荷重を分担して支承するように、軸方向に所定間隔をおいて配置されている。各軸受10a〜10dの外輪は、ハウジング28の内周面に対して、内ハウジング20を介して固定され、最前部の軸受10aの外輪は、外輪押さえ30によって係止され、最後部の軸受10dの外輪は、外輪押さえ34を介してハウジング28にバネ36により軸方向に弾性付勢されつつ係止されている。
軸受10a、10bの外輪は、冷却溝28aを流れる冷却油によって冷却される。一方、各軸受10a〜10dの内輪は、主軸5の外周面に嵌合され、フロント側・リヤ側のそれぞれで、各軸受10a〜10dの間に、軸受10a〜10dを軸方向に固定するための円筒状の内輪間座40が設けられている。
主軸5は、中空の軸5aと、その両端近傍に固定された軸受ナット5b及びバランスリング5cとから構成されており、軸5aの内部において、左方の取り付け部51に工具を取り付けるための機構50(ばね部品50aを含む)が配置されている。係る機構50については公知のため、以下に詳細を記載しない。
軸5aの中央にはモータ部60が配置されている。モータ部60は、モータロータ61と、ハウジング28に固定されたステ−タ64とからなる。ステ−タ64は、固定子鉄心64と、固定子鉄心64内部を巻回するコイル63からなり、冷却ジャケット62を介して冷却溝28bを流れる冷却油によって冷却される。
ロータ61は、積層の珪素鋼板の周囲にアルミダイキャストを施した、かご型回転子の構成であり、軸5aに対し100〜150μmの締まりばめによって強固に嵌合されている。ロータ61は、積層構造であるという特性からバランスが悪く、主軸中央部にアンバランスが発生する大きな要因となる。この対策として、あらかじめロータ単体でバランス修正する方法が採られてきたが、軸と締結される際、大きな嵌めあいで生じた変形によって新たにアンバランスが生じるため、本ロータ部分にはアンバランスが残留してしまう。
更に、軸5aの回転速度と位相とを検出するためのセンサ(ビルトインセンサ)65が、軸5aのリヤ側端部近傍の外周に配置され、且つ歯車状の凹凸が形成された検出リング66に対して、ハウジング28に対して取り付けられている。
軸5aは、軸受10a、10bに嵌合する部分の外径がφ1で、モータロータ61が嵌合する部分の外径がφ2で、軸受10c、10dが嵌合する部分の外径がφ3で、検出リング66が嵌合する部分の外径がφ4であり、φ1>φ2>φ3>φ4の関係が成立している。
潤滑剤供給装置22に接続された配管18は、それぞれ主軸装置14の内ハウジング20において、各軸受10a〜10d近傍に配置されたノズル12a、12b、12c、12dに接続されている。各軸受10a〜10d等には、潤滑剤供給装置22からノズル12a、12b、12c、12dを介して、潤滑剤として、基油と増ちょう剤および添加剤を含有したグリース組成物が供給されるようになっている。
次に、回転駆動装置にプーリを介して連結されている主軸装置(スピンドル装置)の実施例を図2に従って説明する。スピンドル装置101は、スピンドル102の前部を回転自在に水平に支承した複数個(図示例では4個)のアンギュラ玉軸受103と、軸後部を支承した一個の円筒ころ軸受104と、これらの軸受の外側を覆うハウジング105を備えている。このハウジング105は、軸受103、104の外周を取巻き、円筒状で外周面にフランジ105Aと冷却水用螺旋溝105Bを有する外筒107と、この外筒107の前端面に固着された前蓋108および後端面に固着された後蓋109とで構成されている。なお、前蓋108には、更にカバー110が取り付けされている
複数個の玉軸受103のうち、最後尾の軸受の外輪103Aは外筒107の内径段部に係止され、一方、最前部の軸受の外輪103Aは、外輪押さえ112を介して前蓋108に係止され、各玉軸受の外輪103Aの間には円筒状の外輪間座113がそれぞれ介装され、かくして各玉軸受103の外輪103Aは、外筒107の内周面に固定されている。各玉軸受103の内輪103Bは、その最前部の軸受の内輪103Bがスピンドル102の外径段部102Aに係止され、各玉軸受の内輪103Bの間には円筒状の内輪間座114がそれぞれ係止され、最後尾の軸受の内輪103Bがスピンドル102に嵌合された押さえリング115に係止して軸方向前方に押圧されている。かくして各玉軸受の内輪103Bは、スピンドル102の外径面に一体回転可能に固定されている。
複数個の玉軸受103のうち、最後尾の軸受の外輪103Aは外筒107の内径段部に係止され、一方、最前部の軸受の外輪103Aは、外輪押さえ112を介して前蓋108に係止され、各玉軸受の外輪103Aの間には円筒状の外輪間座113がそれぞれ介装され、かくして各玉軸受103の外輪103Aは、外筒107の内周面に固定されている。各玉軸受103の内輪103Bは、その最前部の軸受の内輪103Bがスピンドル102の外径段部102Aに係止され、各玉軸受の内輪103Bの間には円筒状の内輪間座114がそれぞれ係止され、最後尾の軸受の内輪103Bがスピンドル102に嵌合された押さえリング115に係止して軸方向前方に押圧されている。かくして各玉軸受の内輪103Bは、スピンドル102の外径面に一体回転可能に固定されている。
円筒ころ軸受104の方は、その外輪104Aの前端が外輪間座116を介して外筒107の内径段部107Aに係止され、外輪104Aの後端が後蓋109に係止されて、外筒107の内周面に固定されている。また、内輪104Bはその前端が内輪間座117を介してスピンドル102の外径段部102Bに係止され、後端はスピンドル102に嵌着された押さえリング118に係止して軸方向前方に押圧されている。かくして円筒ころ軸受の内輪104Bは、スピンドル102の外径面に一体回転可能に固定されている。各玉軸受103の外輪103Aや内輪103B等には、潤滑剤として、基油と増ちょう剤および添加剤を含有したグリース組成物が封入されている。
次に、等速ジョイントの実施例を図3に従って説明する。等速ジョイント301は、駆動源、例えば、ディファレンシャギヤに連結された一方の軸302に固定された内輪303と、駆動対象、例えば、駆動輪に連結された他方の軸304に固定された外輪305と、内輪303と外輪305との間に転動自在に配置された転動体としての複数のボール306とを備え、ボール306と内輪303または外輪305との空隙に潤滑剤が封入され、駆動源からの駆動力を駆動対象に伝達するように構成されている。この等速ジョイント301においては、潤滑剤は、基油と増ちょう剤および添加剤を含有するグリース組成物で構成されている。
次に、スピンドル装置や等速ジョイント等に用いたグリース組成物について詳細に説明する。
(増ちょう剤について)
増ちょう剤として選択される熱伝導成分は単独でも添加量をグリース組成物の60%または50質量%程度にすれば、グリース状にすることが可能であるが、潤滑性能を考えると、従来から用いられているウレア化合物も同時に添加したほうが良い。特に、モノアミンとジイソシアネートから合成されるジウレア化合物が好適である。
増ちょう剤として選択される熱伝導成分は単独でも添加量をグリース組成物の60%または50質量%程度にすれば、グリース状にすることが可能であるが、潤滑性能を考えると、従来から用いられているウレア化合物も同時に添加したほうが良い。特に、モノアミンとジイソシアネートから合成されるジウレア化合物が好適である。
(熱伝導成分について)
グリース組成物として添加される熱伝導成分は、例えば、特開2003−27080号公報および特開2002―201483号公報に記載されている熱伝導成分を用いることができる。具体的には、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ベリリウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化チタン等の金属窒化物、炭化ケイ素等の金属炭化物、金属シリコン、ダイヤモンド等を用いることができる。但し、これらに限定されるものではない。また、熱伝導成分は、単独又は2種類以上組み合わせて使用しても構わない。
グリース組成物として添加される熱伝導成分は、例えば、特開2003−27080号公報および特開2002―201483号公報に記載されている熱伝導成分を用いることができる。具体的には、酸化アルミニウム、酸化亜鉛、酸化チタン、酸化ベリリウム、酸化マグネシウム等の金属酸化物、窒化アルミニウム、窒化ホウ素、窒化ケイ素、窒化チタン等の金属窒化物、炭化ケイ素等の金属炭化物、金属シリコン、ダイヤモンド等を用いることができる。但し、これらに限定されるものではない。また、熱伝導成分は、単独又は2種類以上組み合わせて使用しても構わない。
熱伝導成分の添加量は、グリース組成物全体の1〜20質量%であることが好ましく、より好ましくは、3〜10質量%である。
(基油について)
スピンドル装置に用いる基油としては、エステル油やエーテル油等の合成油が好ましく、高速回転用途であることを考慮すると、あまり高粘度でないことが好ましい。基油の40℃での動粘度は、10〜70mm2/sが好ましい。さらに、好ましくは、20〜60mm2/sとする。
スピンドル装置に用いる基油としては、エステル油やエーテル油等の合成油が好ましく、高速回転用途であることを考慮すると、あまり高粘度でないことが好ましい。基油の40℃での動粘度は、10〜70mm2/sが好ましい。さらに、好ましくは、20〜60mm2/sとする。
鉄道車両用転がり軸受や等速ジョイントに用いる基油としては、鉱油、ポリαオレフィン(PAO)が好ましく、耐熱面から考慮して比較的高粘度のものが好ましい。この基油の40℃での動粘度は、80〜300mm2/sが好ましい。さらに、好ましくは、100〜250mm2/sとする。
主電動機モータ用転がり軸受に用いる基油としては、耐熱面から考慮すると合成油が好ましい。この基油の40℃での動粘度は、30〜300mm2/sが好ましい。さらに、好ましくは、90〜200mm2/sとする。
(混和ちょう度について)
ここでいう混和ちょう度とは、日本工業規格(JIS)K2220に準じて測定した値をいう。混和ちょう度が200未満であると、グリース組成物を転がり軸受に封入した際にグリース組成物が硬すぎてトルク性能が悪くなり、350超過すると、グリース組成物が軟らか過ぎてグリースが軸受の外部へ大量に流出する恐れがある。そのため、混和ちょう度は200〜350であることが好ましい。さらに、好ましくは、280〜330程度の軟らかいと思われる程度が良い。
ここでいう混和ちょう度とは、日本工業規格(JIS)K2220に準じて測定した値をいう。混和ちょう度が200未満であると、グリース組成物を転がり軸受に封入した際にグリース組成物が硬すぎてトルク性能が悪くなり、350超過すると、グリース組成物が軟らか過ぎてグリースが軸受の外部へ大量に流出する恐れがある。そのため、混和ちょう度は200〜350であることが好ましい。さらに、好ましくは、280〜330程度の軟らかいと思われる程度が良い。
(増ちょう剤量について)
増ちょう剤の含有量は、混和ちょう度が得られる範囲であれば特に制限はないが、通常、グリース組成物全体の5〜30質量%である。5質量%未満であると、増ちょう剤が少なすぎてグリース形成が困難になる。また、30質量%超過であると、基油の量が少なくなるため、潤滑性が不十分となる可能性が考えられる。これらのことを考慮すると、増ちょう剤の含有量は、グリース組成物全体の8〜25質量%とすることがより好ましい。
増ちょう剤の含有量は、混和ちょう度が得られる範囲であれば特に制限はないが、通常、グリース組成物全体の5〜30質量%である。5質量%未満であると、増ちょう剤が少なすぎてグリース形成が困難になる。また、30質量%超過であると、基油の量が少なくなるため、潤滑性が不十分となる可能性が考えられる。これらのことを考慮すると、増ちょう剤の含有量は、グリース組成物全体の8〜25質量%とすることがより好ましい。
(モリブテン化合物及び亜鉛化合物について)
本発明において極圧剤として使用されるモリブテン化合物及び亜鉛化合物の種類は特に限定されるものではないが、モリブテン化合物としては、例えば、モリブデンジチオフォスフェート(Mo−DTP)やモリブテンのアミン錯体等が挙がられ、亜鉛化合物としては、例えば、亜鉛ジチオフォスフェート(Zn−DTP)、亜鉛スルフォネート、ナフテン酸亜鉛、亜鉛ジチオカーバメート(Zn−DTP)等が挙げられる。
含有量は、組成物全体の0.5〜10質量%であることが好ましく、より好ましくは1〜5質量%である。
本発明において極圧剤として使用されるモリブテン化合物及び亜鉛化合物の種類は特に限定されるものではないが、モリブテン化合物としては、例えば、モリブデンジチオフォスフェート(Mo−DTP)やモリブテンのアミン錯体等が挙がられ、亜鉛化合物としては、例えば、亜鉛ジチオフォスフェート(Zn−DTP)、亜鉛スルフォネート、ナフテン酸亜鉛、亜鉛ジチオカーバメート(Zn−DTP)等が挙げられる。
含有量は、組成物全体の0.5〜10質量%であることが好ましく、より好ましくは1〜5質量%である。
(他の添加剤について)
本発明のグリース組成物には、各種性能を更に向上させるために、必要に応じ種々の添加剤を混合してもよい。例えば、アミノ系、フェノール系、硫黄系、ジチオリン酸亜鉛等の酸化防止剤、石油スルフォン酸塩、カルシウムスルフォネート、ソルビタンエステル等の防錆剤、モリブテン系、リン系の極圧剤、脂肪酸、動植物油等の油性向上剤、ベンゾトリアゾール等の金属不活性化剤が挙げられる。これらは単独、又は2種類以上組み合わせることができる。なお、これらの添加剤の添加量は、本発明の目的を損なわない範囲であればよい。
本発明のグリース組成物には、各種性能を更に向上させるために、必要に応じ種々の添加剤を混合してもよい。例えば、アミノ系、フェノール系、硫黄系、ジチオリン酸亜鉛等の酸化防止剤、石油スルフォン酸塩、カルシウムスルフォネート、ソルビタンエステル等の防錆剤、モリブテン系、リン系の極圧剤、脂肪酸、動植物油等の油性向上剤、ベンゾトリアゾール等の金属不活性化剤が挙げられる。これらは単独、又は2種類以上組み合わせることができる。なお、これらの添加剤の添加量は、本発明の目的を損なわない範囲であればよい。
(スピンドル装置における実施例と比較例について)
以下に示す方法で供試グリースの各種評価を行い、実施例1〜5の内容を表1に、比較例1〜5の内容を表2に示した。
以下に示す方法で供試グリースの各種評価を行い、実施例1〜5の内容を表1に、比較例1〜5の内容を表2に示した。
供試グリースの各種評価を行うに際して、表1、2に示した配合のグリース組成物8種類を調整し、焼付き寿命及びそのときの内外輪温度差を測定した。なお、全てのグリース組成物は、添加剤として、酸化防止剤(チバガイギー社製のイルガノックスL57)約1質量%と、防錆剤(KING社製Nasul BSN)約1質量%と、腐食防止剤(チバガイギー社製イルガメット39)0.1質量%とを含有している。これら3種の添加剤の合計含有量は2質量%である。
なお、本発明の軸受に対するグリース封入量は多いほど熱伝導効果が増すと考えられるが、多すぎると、攪拌抵抗が大きくなるため、多すぎても良くない。
(スピンドル装置における熱伝導性試験)
熱伝導性試験を行うに際しては、図4に示すように、熱伝導率の等しいアルミの容器401にグリースをすり切りに盛り、その容器401を下部のホットプレート402で加熱した。そのとき容器401の表面層に熱電対403を当てて、グリースの温度変化を測定することで、グリースの熱伝導性を簡易に評価した。試験は、ホットプレート402を100℃に熱しておき、その上にグリースを盛った容器401を置いた瞬間からの温度変化を追跡した。図5に、実施例1と比較例1について、この試験における温度履歴を示した。また、他のグリースについては、60℃に達するまでの時間を測定し、時間が短ければ熱伝導性に優れ、また長ければ熱伝導性に劣るという評価である。なお、本試験方法では、12分以内に60℃に達したら合格とした。
熱伝導性試験を行うに際しては、図4に示すように、熱伝導率の等しいアルミの容器401にグリースをすり切りに盛り、その容器401を下部のホットプレート402で加熱した。そのとき容器401の表面層に熱電対403を当てて、グリースの温度変化を測定することで、グリースの熱伝導性を簡易に評価した。試験は、ホットプレート402を100℃に熱しておき、その上にグリースを盛った容器401を置いた瞬間からの温度変化を追跡した。図5に、実施例1と比較例1について、この試験における温度履歴を示した。また、他のグリースについては、60℃に達するまでの時間を測定し、時間が短ければ熱伝導性に優れ、また長ければ熱伝導性に劣るという評価である。なお、本試験方法では、12分以内に60℃に達したら合格とした。
(スピンドル装置における軸受試験)
軸受の高速回転における評価を行うに際して、図6に示される試験機を用いた。試験用軸受は間座を介して4列背面組み合わせとして、軸404とハウジング405に組み込んだ。軸受の潤滑は、表1、2に示されるグリースで行った。試験毎に軸受の予圧は、アキシアル荷重が98N/μmとなるように間座等で調節し、予圧の差が温度上昇に影響しないようにした。また、軸端からモータ(図示せず)により回転を導入し、軸受外輪406の温度の上昇を温度測定器407に接続した熱電対408を用いて測定した。
軸受の高速回転における評価を行うに際して、図6に示される試験機を用いた。試験用軸受は間座を介して4列背面組み合わせとして、軸404とハウジング405に組み込んだ。軸受の潤滑は、表1、2に示されるグリースで行った。試験毎に軸受の予圧は、アキシアル荷重が98N/μmとなるように間座等で調節し、予圧の差が温度上昇に影響しないようにした。また、軸端からモータ(図示せず)により回転を導入し、軸受外輪406の温度の上昇を温度測定器407に接続した熱電対408を用いて測定した。
評価は回転数10000min-1、20000min-1の2水準で回転させ、20分後の温度測定器の温度を読み取り、グリースの熱伝導性を評価した。さらに10000min-1ではそのまま回転を続け、焼付きに至るまでの時間を測定した。評価は比較例1の寿命時間を1とし、他の比較例や実施例の寿命時間はこれに対する比の形で表わした。
温度上昇の測定からは、熱伝導性物質を添加することで、グリースの熱伝導性が大幅に改善しており、本件の目的である発熱を抑えるという作用効果が得られた。また、焼付き寿命試験結果からも発熱を抑えることが寿命延長に結びつくことが示された。
各実施例と各比較例の結果から、本発明の放熱グリース組成物は、耐久寿命が長く、放熱性に優れていることが分かる。
本発明の放熱グリース組成物をスピンドル装置に用いると、摩擦によって発生した熱が放熱グリース組成物を介して外に伝わり、異常昇温を防止することができ、スピンドル装置自体の寿命を延ばすことができる。
(主電動機モータとその転がり軸受に関する実施例と比較例)
供試グリースの各種評価を行うに際して、表3、4に示した配合のグリース組成物を調整し、内外輪温度差の測定、焼付き寿命試験を行った。なお、全てのグリース組成物は、添加剤として、酸化防止剤(チバガイギー社製のイルガノックスL57)約1質量%と、防錆剤(KING社製Nasul ZSHT)約1質量%と、腐食防止剤(チバガイギー社製イルガメット39)0.1質量%とを含有している。これら3種の添加剤の合計含有量は2質量%である。
供試グリースの各種評価を行うに際して、表3、4に示した配合のグリース組成物を調整し、内外輪温度差の測定、焼付き寿命試験を行った。なお、全てのグリース組成物は、添加剤として、酸化防止剤(チバガイギー社製のイルガノックスL57)約1質量%と、防錆剤(KING社製Nasul ZSHT)約1質量%と、腐食防止剤(チバガイギー社製イルガメット39)0.1質量%とを含有している。これら3種の添加剤の合計含有量は2質量%である。
なお、本発明の軸受に対するグリース封入量は多いほど熱伝導効果が増すと考えられるが、多すぎると、攪拌抵抗が大きくなるため、多すぎても良くない。
(主電動機モータとその転がり軸受における焼付き寿命測定及び熱伝導性評価)
焼付き寿命の評価に使用する転がり軸受は、呼び番号6305VVの深溝玉軸受(内径25mm、外径62mm、幅17mm)にグリースを空間容積の35%封入し、この転がり軸受をラジアル荷重98N、アキシアル荷重98Nの予圧を負荷しつつ電動モータに組み込んで、雰囲気温度130℃下、10000min−1の回転速度で回転させ(内輪回転)、焼付きが生じるまでの時間を測定した。なお、評価は、実施例6の結果を1とし、他の実施例7〜12や比較例6〜9の結果をその相対値で表わした。
焼付き寿命の評価に使用する転がり軸受は、呼び番号6305VVの深溝玉軸受(内径25mm、外径62mm、幅17mm)にグリースを空間容積の35%封入し、この転がり軸受をラジアル荷重98N、アキシアル荷重98Nの予圧を負荷しつつ電動モータに組み込んで、雰囲気温度130℃下、10000min−1の回転速度で回転させ(内輪回転)、焼付きが生じるまでの時間を測定した。なお、評価は、実施例6の結果を1とし、他の実施例7〜12や比較例6〜9の結果をその相対値で表わした。
また、試験開始10分後の内外輪の温度差を測定し、熱伝導性を評価した。評価は温度差2℃未満を◎、2℃以上3℃未満を○、3℃以上5℃未満を△、5℃以上を×とした。
各実施例と各比較例の結果から、本発明の放熱グリース組成物は、耐久寿命が長く、放熱性に優れていることが分かる。
本発明の放熱グリース組成物を主電動機モータとその転がり軸受に用いると、摩擦によって発生した熱が放熱グリース組成物を介して外に伝わり、異常昇温を防止することができ、主電動機モータとその転がり軸受自体の寿命を延ばすことができる。
(鉄道車両用車軸軸受に関する実施例と比較例について)
供試グリースの各種評価を行うに際して、表5、6に示した配合のグリース組成物12種類を調整し、焼付き寿命及びそのときの内外輪温度差を測定した。
供試グリースの各種評価を行うに際して、表5、6に示した配合のグリース組成物12種類を調整し、焼付き寿命及びそのときの内外輪温度差を測定した。
なお、全てのグリース組成物は、添加剤として、酸化防止剤(チバガイギー社製のイルガノックスL57)約1質量%と、防錆剤(KING社製Nasul BSN)約1質量%と、腐食防止剤(チバガイギー社製イルガメット39)0.1質量%とを含有している。これら3種の添加剤の合計含有量は2質量%である。また、添加剤として用いたMo−DTPとして、旭電化工業(株)製サクラルーブ300、Zn−DTPとして、旭電化工業(株)製キクルーブz−112を使用した。
なお、本発明の軸受に対するグリース封入量は多いほど熱伝導効果が増すと考えられるが、多すぎると、攪拌抵抗が大きくなるため、特に増量する必要はない。
(鉄道車両用車軸軸受における焼付き寿命測定及び熱伝導性評価)
焼付き寿命の評価に使用する転がり軸受は、密封型複列円錐ころ軸受(RCT軸受:内径85mm、外径208mm、幅152mm)であり、雰囲気温度 ℃下、回転数6000rpmの条件で、焼付きが生じるまでの時間を測定した。
焼付き寿命の評価に使用する転がり軸受は、密封型複列円錐ころ軸受(RCT軸受:内径85mm、外径208mm、幅152mm)であり、雰囲気温度 ℃下、回転数6000rpmの条件で、焼付きが生じるまでの時間を測定した。
なお、評価は、実施例13の結果を1とし、他の実施例14〜18と比較例10〜15の結果をその相対値で表わした。
また、試験開始10分後の内外輪の温度差を測定し、熱伝導性を評価した。評価は温度差2℃未満を◎、2℃以上3℃未満を○、3℃以上5℃未満を△、5℃以上を×とした。
次に、実施例13のグリース組成で熱伝導成分量を変化させたグリース組成物を調整し、そのグリース組成物を用いて耐久寿命を評価し、図7にその結果を示した。なお、グリース組成物はちょう度がすべて295となるようにジウレア化合物の量を調整した。評価は実施例13でのそれぞれの値を1とし、他の結果をその相対値で表わした。図7より、熱伝導成分は3〜10%とするとよいことが分かる。
各実施例と各比較例の結果から、本発明の放熱グリース組成物は、耐久寿命が長く、放熱性に優れていることが分かる。
本発明の放熱グリース組成物を鉄道車両用車軸軸受に用いると、摩擦によって発生した熱が放熱グリース組成物を介して外に伝わり、異常昇温を防止することができ、鉄道車両用車軸軸受自体の寿命を延ばすことができる。
(等速ジョイントに関する実施例と比較例)
供試グリースの各種評価を行うに際して、表7、8に示した配合のグリース組成物10種類を調整し、等速ジョイントを用いて耐久寿命及び外輪表面温度を測定した。
供試グリースの各種評価を行うに際して、表7、8に示した配合のグリース組成物10種類を調整し、等速ジョイントを用いて耐久寿命及び外輪表面温度を測定した。
なお、全てのグリース組成物は、添加剤として、酸化防止剤(チバガイギー社製のイルガノックスL57)約1質量%と、防錆剤(KING社製Nasul BSN)約1質量%と、腐食防止剤(チバガイギー社製イルガメット39)0.1質量%とを含有している。これら3種の添加剤の合計含有量は2質量%である。また、添加剤として用いたMo−DTPとして、旭電化工業(株)製サクラルーブ300を使用した。
なお、本発明の軸受に対するグリース封入量は多いほど熱伝導効果が増すと考えられるが、多すぎると、攪拌抵抗が大きくなるため、多すぎても良くない。
(等速ジョイントにおける耐久寿命測定及び熱伝導性評価)
市販#87サイズのバーフィールド型ジョイントを用い、表7、8の各グリース組成物を封入し、作動角5°、回転トルク20kgf・m、回転数1800rpmの条件で、耐久試験を行い、寿命を測定した。なお、評価は、実施例19の結果を1とし、他の実施例20〜22と比較例16〜21の結果をその相対値で表わした。
市販#87サイズのバーフィールド型ジョイントを用い、表7、8の各グリース組成物を封入し、作動角5°、回転トルク20kgf・m、回転数1800rpmの条件で、耐久試験を行い、寿命を測定した。なお、評価は、実施例19の結果を1とし、他の実施例20〜22と比較例16〜21の結果をその相対値で表わした。
また、試験開始10分後の外輪表面温度を測定し、放熱性を評価した。評価は温度差40℃未満を◎、40℃以上50℃未満を○、60℃未満を△、60℃以上を×とした。
次に、実施例19のグリース組成で熱伝導成分量を変化させたグリース組成物を調整し、そのグリース組成物を用いて耐久寿命を評価し、図8にその結果を示した。なお、グリース組成物はちょう度がすべて290となるようにジウレア化合物の量を調整した。評価は実施例19でのそれぞれの値を1とし、他の結果をその相対値で表わした。図8より、熱伝導成分は3〜10%とするとよいことが分かる。
各実施例と各比較例の結果から、本発明の放熱グリース組成物は、耐久寿命が長く、放熱性に優れていることが分かる。
本発明の放熱グリース組成物を等速ジョイントに用いると、摩擦によって発生した熱が放熱グリース組成物を介して外に伝わり、異常昇温を防止することができ、等速ジョイント自体の寿命を延ばすことができる。
5 主軸
10a、10b、10c、10d 軸受
12a、12b、12c、12d ノズル
20 内ハウジング
22 潤滑剤供給装置
30 外輪押さえ
101 スピンドル装置
102 スピンドル102
103 アンギュラ玉軸受
104 円筒ころ軸受
10a、10b、10c、10d 軸受
12a、12b、12c、12d ノズル
20 内ハウジング
22 潤滑剤供給装置
30 外輪押さえ
101 スピンドル装置
102 スピンドル102
103 アンギュラ玉軸受
104 円筒ころ軸受
Claims (12)
- 基油と増ちょう剤および添加剤を含有するグリース組成物において、前記増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%であることを特徴とするグリース組成物。
- 請求項1に記載のグリース組成物において、前記熱伝導成分は、無機粉末であることを特徴とするグリース組成物。
- 請求項1または2に記載のグリース組成物において、前記添加剤は、モリブテン化合物または亜鉛化合物の少なくとも一方を含有しており、その含有量は、グリース組成物全体の0.5〜10質量%であることを特徴とするグリース組成物。
- スピンドルと、前記スピンドルを回転自在に軸支する軸受とを備え、前記軸受に潤滑剤が供給されてなるスピンドル装置において、前記潤滑剤は、基油と増ちょう剤および添加剤を含有するグリース組成物で構成され、前記増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%であることを特徴とするスピンドル装置。
- 請求項4に記載のスピンドル装置において、前記熱伝導成分は、無機粉末であることを特徴とするスピンドル装置。
- 請求項4または5に記載のスピンドル装置において、前記添加剤は、モリブテン化合物または亜鉛化合物の少なくとも一方を含有しており、その含有量は、グリース組成物全体の0.5〜10質量%であることを特徴とするスピンドル装置。
- 内輪と、外輪と、前記内輪と前記外輪との間に転動自在に配設された複数の転動体とを備え、前記転動体と前記内輪または前記外輪との空隙に潤滑剤が封入されてなる転がり軸受において、前記潤滑剤は、基油と増ちょう剤および添加剤を含有するグリース組成物で構成され、前記増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%であることを特徴とする転がり軸受。
- 請求項7に記載の転がり軸受において、前記熱伝導成分は、無機粉末であることを特徴とする転がり軸受。
- 請求項7または8に記載の転がり軸受において、前記添加剤は、モリブテン化合物または亜鉛化合物の少なくとも一方を含有しており、その含有量は、グリース組成物全体の0.5〜10質量%であることを特徴とする転がり軸受。
- 駆動源に連結された一方の軸に固定された内輪と、駆動対象に連結された他方の軸に固定された外輪と、前記内輪と前記外輪との間に転動自在に配置された複数の転動体とを備え、前記転動体と前記内輪または前記外輪との空隙に潤滑剤が封入され、前記駆動源からの駆動力を前記駆動対象に伝達する等速ジョイントにおいて、前記潤滑剤は、基油と増ちょう剤および添加剤を含有するグリース組成物で構成され、前記増ちょう剤は、熱伝導成分およびウレア化合物を含有しており、その含有量はグリース組成物全体の5〜30質量%であることを特徴とする等速ジョイント。
- 請求項10に記載の等速ジョイントにおいて、前記熱伝導成分は、無機粉末であることを特徴とする等速ジョイント。
- 請求項10または11に記載の等速ジョイントにおいて、前記添加剤は、モリブテン化合物または亜鉛化合物の少なくとも一方を含有しており、その含有量は、グリース組成物全体の0.5〜10質量%であることを特徴とする等速ジョイント。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006086019A JP2007262146A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | グリース組成物およびスピンドル装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2006086019A JP2007262146A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | グリース組成物およびスピンドル装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2007262146A true JP2007262146A (ja) | 2007-10-11 |
Family
ID=38635445
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2006086019A Pending JP2007262146A (ja) | 2006-03-27 | 2006-03-27 | グリース組成物およびスピンドル装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2007262146A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2010532925A (ja) * | 2007-10-15 | 2010-10-14 | フォーシャン・ネーションスター・オプトエレクトロニクス・カンパニー・リミテッド | パワーledの放熱基板の構造及び該構造によって製造される装置 |
| JP2011052714A (ja) * | 2009-08-31 | 2011-03-17 | Nsk Ltd | 多列組合せアンギュラ玉軸受 |
| WO2013015236A1 (ja) * | 2011-07-22 | 2013-01-31 | 協同油脂株式会社 | 潤滑グリース組成物 |
| JP2014059060A (ja) * | 2013-10-17 | 2014-04-03 | Nsk Ltd | 多列組合せアンギュラ玉軸受 |
-
2006
- 2006-03-27 JP JP2006086019A patent/JP2007262146A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| WO2013015236A1 (ja) * | 2011-07-22 | 2013-01-31 | 協同油脂株式会社 | 潤滑グリース組成物 |
| JP2013023621A (ja) * | 2011-07-22 | 2013-02-04 | Kyodo Yushi Co Ltd | 潤滑グリース組成物 |
| US9206375B2 (en) | 2011-07-22 | 2015-12-08 | Kyodo Yushi Co., Ltd. | Lubricating grease composition |
| JP2014059060A (ja) * | 2013-10-17 | 2014-04-03 | Nsk Ltd | 多列組合せアンギュラ玉軸受 |
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