JP2007260700A - 自動リベットかしめ装置 - Google Patents
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Abstract
【解決手段】ワーク保持ユニット30と、ワーク保持ユニットを具えてXYZ軸方向に移動可能なインデックステーブル20と、インデックステーブルの移動を制御する制御部2と、リベットかしめユニット10を備え、インデックステーブル20にY軸方向軸線を中心にワーク保持ユニットを回転可能とするワーク保持ユニット回転機構25を設け、ワーク保持ユニットにワーク保持部40を設け、ワーク保持部にはワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止するリベット脱落防止手段50を設け、リベットのかしめがなされたワークをワーク保持ユニット30からワーク払い出し部70に払い出すワーク払い出し機構60を有する。
【選択図】図1
Description
このような要望に応えて従来、自動的にリベットのかしめ作業を行う装置も提案されている。例えば、特許文献1においては、インデックステーブル上にワークを保持し、前記インデックステーブルを移動させることでワークを適正位置に配置してリベットかしめ機による自動かしめを可能にしている。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであり、表裏にリベットのかしめを行う部材を作業者による支えなどを必要とすることなく自動的にリベットのかしめ作業を行うことが可能な自動リベットかしめ装置を提供することを目的とする。
前記インデックステーブルに、Y軸方向の軸線を中心に前記ワーク保持ユニットを回転可能とするワーク保持ユニット回転機構が設けられ、前記ワーク保持ユニットにはワークを保持するワーク保持部が設けられ、該ワーク保持部には、前記保持ユニットが回転する際に前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止するリベット脱落防止手段が設けられており、さらに、リベットのかしめがなされたワークを前記ワーク保持ユニットからワーク払い出し部に払い出すワーク払い出し機構を有することを特徴とする。
自動リベットかしめ装置1は、装置全体の制御を行う装置制御部2を有しており、該装置制御部2は、CPUとこれを動作させるプログラムとによって構成されている。
また、自動リベットかしめ装置1は、主要な構成としてかしめユニット10、インデックステーブル20、ワーク保持ユニット30、ワーク保持部40、ワーク保持ユニット回転機構25、リベット脱落防止手段50、ワーク払い出し機構60とを有しており、それぞれが図6に示すように装置制御部2によって制御されている。以下、各構成について詳細に説明する。
上記かしめユニット10は、前記装置制御部2によって、上記したかしめ部回転用アクチュエータ11およびかしめ駆動手段15が制御されて、回転動作およびかしめ動作がなされる。
また、インデックステーブル20は、図3に示すように、テーブル支柱21上に上下移動可能に設置されているとともに上下移動アクチュエータ22、23が取り付けられて、その作動ロッド22a、23aがテーブル支柱21に固定されている。したがって、上下移動アクチュエータ22、23を動作させて作動ロッド22a、23aを伸縮させることで、該インデックステーブル20が上下方向(Z軸方向)に移動することができる。該上下移動アクチュエータ22、23は装置制御部2に接続されて上下移動の制御がなされる。
前記回転ロッド26の中途には、インデックステーブル20の一部を構成するワーク保持ユニット基板31が該回転ロッド26とともに回転するように、X軸方向に沿って固定されている。また、回転ロッド26の先端には、同じくインデックステーブル20の一部を構成するワーク保持部基板41が該回転ロッド26とともに回転するようにX軸方向に沿って固定されている。
上記するワーク保持ユニット基板31、Y軸方向移動用アクチュエータ32、33および後述するワーク保持部によって本発明実施形態のワーク保持ユニット30が構成されており、上記回転ロッド26と回転用アクチュエータ27とは、ワーク保持ユニット30を回転させるためのワーク保持ユニット回転機構25として機能する。
また、ワーク保持基板41の前方側両側には、上下に対向したワーク保持板44、45およびワーク保持板46、47がそれぞれ配置されている。ワーク保持板44、46は、ワーク保持基板41に取付けられており、一方、ワーク保持板45、47は、ワーク保持板44、46に固定されたワーク保持用アクチュエータ48、49の作動ロッド48a、49aに取付けられている。ワーク保持板45、47は、前記アクチュエータ48、49の動作によって他方のワーク保持板44、46に対し遠近移動して後述するワークの保持および保持解除を行うことができる。
上記したワーク保持基板41、ワーク保持アーム61、ワーク保持板44、45、46、47、保持用アクチュエータ48、49によって本発明実施形態のワーク保持部40が構成されている。なお、上記したワーク保持アーム61は、払い出し用アクチュエータ62とともにワーク払い出し機構60も構成している。
上記したワーク保持用アクチュエータ48、49、払い出し用アクチュエータ62は、図6に示すように装置制御部2に接続されてそれぞれの動作が制御されている。
なお、ワーク保持部40の前方側には、前方下方側に傾斜する払い出し用傾斜レール71が臨ませており、該払い出し用傾斜レール71の先方にワーク受け板72が配置されてワーク払い出し部70が構成されている。
ワーク100として、クロスメンバ101と該クロスメンバ101の表裏両端部に配置される上側ガセット102、102と下側ガセット103、103と、クロスメンバとガセットとを固定する上側リベット104…104、下側リベット105…105を用意する。
さらに、装置制御部2は、かしめユニット10のかしめ部回転用アクチュエータ11を制御して、かしめ部14を所定の位置にまで回転させ、ワーク100における上側リベット104…104のかしめを行う(ステップs10))。次いで、装置制御部2は、再度回転用アクチュエータ27を制御してワーク保持ユニット30およびワーク保持部40を180度回転させ、ワーク100を回転させて裏返す(ステップ11)。該回転後、必要に応じてインデックステーブル20のX軸、Y軸方向の移動を行い、また、必要に応じてかしめユニット10の回転を行う。これらの移動および回転動作が不要の場合には、これらの処理が行われない。
なお、上記した実施形態では、操作釦4を繰り返し使用して操作指令を行うものとしたが、各操作指令に応じた操作釦を個別に備えるものであってもよい。
2 装置制御部
4 操作釦
5 操作釦
10 かしめユニット
11 かしめ部回転用アクチュエータ
14 かしめ部
15 かしめ駆動手段
20 インデックステーブル
22、23 上下移動アクチュエータ
25 ワーク保持ユニット回転機構
26 回転ロッド
27 回転用アクチュエータ
30 ワーク保持ユニット
32、33 Y軸方向移動用アクチュエータ
40 ワーク保持部
44、45、46、47 ワーク保持板
48、49 ワーク保持用アクチュエータ
50 リベット脱落防止手段
51、52 リベット脱落防止用アクチュエータ
53、54 リベット脱落防止用ガイド
60 ワーク払い出し機構
61 ワーク保持アーム
62 払い出し用アクチュエータ
63 払い出し用傾斜レール
64 ワーク受け板
70 ワーク払い出し部
100 ワーク
101 クロスメンバ
102 上側ガセット
103 下側ガセット
104 上側リベット
105 下側リベット
Claims (4)
- ワークを保持するワーク保持ユニットと、前記ワーク保持ユニットを具えてXYZ軸方向に移動可能なインデックステーブルと、前記インデックステーブルの移動を制御する移動制御部と、前記ワーク保持ユニットに保持されたワークに対しリベットのかしめを行うリベットかしめユニットと、を備える自動リベットかしめ装置であって、
前記インデックステーブルに、Y軸方向の軸線を中心に前記ワーク保持ユニットを回転可能とするワーク保持ユニット回転機構が設けられ、前記ワーク保持ユニットにはワークを保持するワーク保持部が設けられ、該ワーク保持部には、前記保持ユニットが回転する際に前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止するリベット脱落防止手段が設けられており、さらに、リベットのかしめがなされたワークを前記ワーク保持ユニットからワーク払い出し部に払い出すワーク払い出し機構を有することを特徴とする自動リベットかしめ装置。 - 第1の操作指令によって前記ワーク保持部にワークを保持させ、第2の操作指令によって前記ワーク保持ユニット回転機構により前記ワーク保持ユニットを回転させるとともに、前記リベット脱落防止手段によって前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止し、第3の操作指令によって前記ワーク払い出し機構によってリベットのかしめがなされたワークを前記ワーク保持ユニットからワーク払い出し部に払い出させる装置制御部を備えることを特徴とする請求項1記載の自動リベットかしめ装置。
- 前記各操作指令は、オペレータが操作する操作部の動作に基づいて発せられるものであることを特徴とする請求項2記載の自動リベットかしめ装置。
- 前記リベット脱落防止手段は、前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちないような部位に移動するリベット脱落防止ガイドからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動リベットかしめ装置。
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