JP2007260700A - 自動リベットかしめ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】表裏面にリベット付が必要な部材に対し、マニュアル作業をできるだけ少なくして効率的にかしめ作業を行うことを可能にする。
【解決手段】ワーク保持ユニット30と、ワーク保持ユニットを具えてXYZ軸方向に移動可能なインデックステーブル20と、インデックステーブルの移動を制御する制御部2と、リベットかしめユニット10を備え、インデックステーブル20にY軸方向軸線を中心にワーク保持ユニットを回転可能とするワーク保持ユニット回転機構25を設け、ワーク保持ユニットにワーク保持部40を設け、ワーク保持部にはワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止するリベット脱落防止手段50を設け、リベットのかしめがなされたワークをワーク保持ユニット30からワーク払い出し部70に払い出すワーク払い出し機構60を有する。
【選択図】図1

Description

この発明は、車両用クロスメンバなどの種々の部材の表裏にリベット止めを自動で行うことが可能な自動リベットかしめ装置に関するものである。
車両用クロスメンバなどの部材の表裏にリベット止めを行う場合、例えば、部材を吊して、この部材を作業者が直接支えてリベットをかしめる作業を行っている。ただし、このような作業はライン上でなされており、作業時の反動が大きく、しっかりと部材を抑えていないと品質不良や人体への影響が懸念される。このため、部材を作業者が支える必要がなく、できるだけ自動的にリベットのかしめ作業を行うことが可能な装置が要望されている。
このような要望に応えて従来、自動的にリベットのかしめ作業を行う装置も提案されている。例えば、特許文献1においては、インデックステーブル上にワークを保持し、前記インデックステーブルを移動させることでワークを適正位置に配置してリベットかしめ機による自動かしめを可能にしている。
特開2001−179382号公報
しかし、従来のかしめ装置では、表裏にリベットのかしめを行う部材に対応しておらず、仮にこの部材を対象にしてかしめ作業を行う場合には、手作業での部材の移動、裏返しが必要になり、前述した要望に応えることができない。
本発明は上記事情を背景としてなされたものであり、表裏にリベットのかしめを行う部材を作業者による支えなどを必要とすることなく自動的にリベットのかしめ作業を行うことが可能な自動リベットかしめ装置を提供することを目的とする。
すなわち、本発明の自動リベットかしめ装置のうち、請求項1記載の発明は、ワークを保持するワーク保持ユニットと、前記ワーク保持ユニットを具えてXYZ軸方向に移動可能なインデックステーブルと、前記インデックステーブルの移動を制御する移動制御部と、前記ワーク保持ユニットに保持されたワークに対しリベットのかしめを行うリベットかしめユニットと、を備える自動リベットかしめ装置であって、
前記インデックステーブルに、Y軸方向の軸線を中心に前記ワーク保持ユニットを回転可能とするワーク保持ユニット回転機構が設けられ、前記ワーク保持ユニットにはワークを保持するワーク保持部が設けられ、該ワーク保持部には、前記保持ユニットが回転する際に前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止するリベット脱落防止手段が設けられており、さらに、リベットのかしめがなされたワークを前記ワーク保持ユニットからワーク払い出し部に払い出すワーク払い出し機構を有することを特徴とする。
請求項2記載の自動リベットかしめ装置の発明は、請求項1記載の発明において、第1の操作指令によって前記ワーク保持部にワークを保持させ、第2の操作指令によって前記ワーク保持ユニット回転機構により前記ワーク保持ユニットを回転させるとともに、前記リベット脱落防止手段によって前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止し、第3の操作指令によって前記ワーク払い出し機構によってリベットのかしめがなされたワークを前記ワーク保持ユニットからワーク払い出し部に払い出させる装置制御部を備えることを特徴とする。
請求項3記載の自動リベットかしめ装置の発明は、請求項2記載の発明において、前記各操作指令は、オペレータが操作する操作部の動作に基づいて発せられるものであることを特徴とする。
請求項4記載の自動リベットかしめ装置の発明は、請求項1〜3のいずれかに記載の発明において、前記リベット脱落防止手段は、前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちないような部位に移動するリベット脱落防止ガイドからなることを特徴とする。
本発明によれば、ワーク保持ユニットのワーク保持部にワークが保持され、表裏にリベットをかしめる際には、ワーク保持ユニット回転機構によりワーク保持ユニットとともにワークが回転される。この際に、裏面側に回転する部位では、ワークに挿入されたリベットがリベット脱落防止手段によって脱落が防止されており、表裏におけるリベットのかしめをワークの回転を伴いつつリベットかしめユニットで効率的に行うことができる。これにより作業者の負担も軽減され、また、安全性も向上する。表裏にリベットがかしめられたワークは、ワーク払い出し機構によって払い出し部に払い出され、人手による作業の多くが省略される。
前記動作では、例えば操作釦などの操作部を作業者が操作することによって指令を発することができる。例えば、第1の操作指令によってワーク保持部でワークを保持し、第2の操作指令でワーク保持ユニットの回転動作およびリベット脱落防止手段の操作を行わせる。自動リベットかしめ装置では、さらに第2の操作指令の後、上記動作を行った後に、第3の操作指令によってリベットのかしめを自動で行うことができる。この際に、表裏のリベットのかしめを行う際には、ワーク保持ユニットを再度回転させることができる。リベットのかしめが行われたワークに対しては、ワーク払い出し部に払い出す。操作指令は、装置制御部を通して指令信号をそれぞれのアクチュエータなどに与えることによって行うことができる。装置制御部は、例えばCPUとこれを動作させるプログラム(コンピュータなど)によって構成することができる。また、操作指令は、操作釦などの操作部をオペレータ(作業者)は操作することに基づいて発せられるようにしてもよい。
なお、インデックステーブルは、工作物、加工対象物を固定、保持するものであり、保持ユニットなどを含む。インデックステーブルは、加工などに際して位置の割り出しがなされおり、リベットかしめユニットに対し位置決めがなされるものである。本発明では、該インデックステーブルは、XYZ軸方向に移動が可能となっており、各軸方向の位置が移動しつつ割り出される。なお、XYZ軸方向の移動は、インデックステーブル全体が移動するものの他、一部が移動するものであってもよい。例えば、XZ軸方向にはインデックステーブル全体が移動し、Y軸方向にはインデックステーブルの一部が移動するものであってもよい。これらの移動は、かしめユニットを基準にしてなされ、加工に際し位置決めがなされることでリベットのかしめ位置が正確になされる。なお、インデックステーブルの移動手段は特に限定されるものではなく、適宜のアクチュエータなどを用いて行うことができる。なお、X軸は、リベットかしめユニットに対し遠近移動する方向に相当し、Y軸は、該X軸に直交する方向で、リベットかしめユニットに対峙して遠近移動する方向からなり、Z軸は、縦方向にあって、X軸およびY軸に直交する方向からなる。
上記インデックステーブルの移動を制御する移動制御部は、インデックステーブルを移動させるアクチュエータなどの移動手段に制御信号を与えることで移動の制御を行うことができる。該移動制御部は、例えばCPUとこれを動作させるプログラム(コンピュータなど)によって構成することができる。なお、前記した装置制御部と移動制御部とはそれぞれ別個の構成として備えるものであってもよく、また両者を兼用する制御部を有するものであってもよい。
また、リベットのかしめの対象となるワークは、表裏でのリベットのかしめが予定されるものであれば良く、本発明としては特に限定されるものではなく、種々の用途の部材に対して適用することができる。
ワーク保持ユニットに設けられるワーク保持部は、上記ワークの種別などに応じて定義の保持手段が選択されるものであればよく、本発明としては特定のものに限定されない。保持の方法も狭持、チャックなどの適宜の方法を採択することができる。ただし、ワーク保持部は、ワーク保持ユニットの回転に伴ってワークを確実に保持できることが必要になる。
ワーク保持ユニットは、上記インデックステーブルに備えられており、インデックステーブルとともにXYZ軸方向に移動する。該ワーク保持ユニットは、Y軸方向の軸線を中心にワーク保持ユニット回転機構によって回転可能とされており、適宜の回転駆動手段や駆動力伝達機構などによって構成される。
また、リベット脱落防止手段は、ワーク保持ユニットが回転動作する際に、ワークの表面側に挿入されたリベットが裏面側に移動する際に脱落を防止できるものであればよく、その構成は特に限定されない。例えば、ガードが移動して、リベットの頭部表面側から抑えることで脱落を防止するもので構成することができる。
また、ワーク払い出し機構は、リベットのかしめを完了したワークを所定位置のワーク払い出し部に移動できるものであればよく、その構成は特に限定されるものではなく、スライド移動やハンドリングなどの適宜の移動形態によって払い出しを行うことができる。
以上、説明したように本発明の自動リベットかしめ装置によれば、ワークを保持するワーク保持ユニットと、前記ワーク保持ユニットを具えてXYZ軸方向に移動可能なインデックステーブルと、前記インデックステーブルの移動を制御する移動制御部と、前記ワーク保持ユニットに保持されたワークに対しリベットのかしめを行うリベットかしめユニットと、を備える自動リベットかしめ装置であって、前記インデックステーブルに、Y軸方向の軸線を中心に前記ワーク保持ユニットを回転可能とするワーク保持ユニット回転機構が設けられ、前記ワーク保持ユニットにはワークを保持するワーク保持部が設けられ、該ワーク保持部には、前記保持ユニットが回転する際に前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止するリベット脱落防止手段が設けられており、さらに、リベットのかしめがなされたワークを前記ワーク保持ユニットからワーク払い出し部に払い出すワーク払い出し機構を有するので、作業者の手作業を極力少なくして、表裏にリベットのかしめが必要なワークに対して効率よくかしめ作業を行うことが可能になる。
以下に、本発明の自動リベットかしめ装置1の一実施形態について説明する。
自動リベットかしめ装置1は、装置全体の制御を行う装置制御部2を有しており、該装置制御部2は、CPUとこれを動作させるプログラムとによって構成されている。
また、自動リベットかしめ装置1は、主要な構成としてかしめユニット10、インデックステーブル20、ワーク保持ユニット30、ワーク保持部40、ワーク保持ユニット回転機構25、リベット脱落防止手段50、ワーク払い出し機構60とを有しており、それぞれが図6に示すように装置制御部2によって制御されている。以下、各構成について詳細に説明する。
かしめユニット10は、図1、2に示すように、回転駆動手段であるかしめ部回転用アクチュエータ11に接続された回転軸12を介してかしめユニット基台13上に回転可能に設置されており、リベットを挟んでかしめを行うかしめ部14を備えている。かしめ部14は、図2に示すように、かしめ駆動手段15によって下降されるポンチ14aとダイ14bとの間でリベットのかしめがなされる。
上記かしめユニット10は、前記装置制御部2によって、上記したかしめ部回転用アクチュエータ11およびかしめ駆動手段15が制御されて、回転動作およびかしめ動作がなされる。
また、自動リベットかしめ装置1は、図1に示すように、かしめユニット10を基準にしてXYZ軸に移動可能なインデックステーブル20を有している。該インデックステーブル20は、自動リベットかしめ装置1の装置基台3上で前記かしめユニット10に対し、遠近移動する方向(X軸方向)にスライド移動可能となっており、モータなどによって構成される図示しないスライド駆動手段によって移動される。
また、インデックステーブル20は、図3に示すように、テーブル支柱21上に上下移動可能に設置されているとともに上下移動アクチュエータ22、23が取り付けられて、その作動ロッド22a、23aがテーブル支柱21に固定されている。したがって、上下移動アクチュエータ22、23を動作させて作動ロッド22a、23aを伸縮させることで、該インデックステーブル20が上下方向(Z軸方向)に移動することができる。該上下移動アクチュエータ22、23は装置制御部2に接続されて上下移動の制御がなされる。
また、インデックステーブル20上には、回転ロッド26がX軸方向と直交する方向(Y軸方向)に伸縮自在に伸長して該Y軸を中心にして回転可能に支持されており、該回転ロッド26は、回転用アクチュエータ27に連結されてY軸を中心軸にして回転駆動されるように構成されている。
前記回転ロッド26の中途には、インデックステーブル20の一部を構成するワーク保持ユニット基板31が該回転ロッド26とともに回転するように、X軸方向に沿って固定されている。また、回転ロッド26の先端には、同じくインデックステーブル20の一部を構成するワーク保持部基板41が該回転ロッド26とともに回転するようにX軸方向に沿って固定されている。
ワーク保持ユニット基板31には、回転ロッド26を挟んで二つのY軸方向移動用アクチュエータ32、33が取付けられており、それぞれの作動ロッド32a、33aの先端はワーク保持部基板41に取付けられている。したがって、ワーク保持部基板41は、インデックステーブルの一部としてY軸方向移動用アクチュエータ32、33によってY軸方向に沿って移動することができる。Y軸方向移動に際しては、回転ロッド26はY軸方向に沿って伸縮する。なお、上記回転用アクチュエータ27、Y軸方向移動用アクチュエータ32、33は前記装置制御部2に接続されてその動作が装置制御部2によって制御されている。
上記するワーク保持ユニット基板31、Y軸方向移動用アクチュエータ32、33および後述するワーク保持部によって本発明実施形態のワーク保持ユニット30が構成されており、上記回転ロッド26と回転用アクチュエータ27とは、ワーク保持ユニット30を回転させるためのワーク保持ユニット回転機構25として機能する。
さらに、ワーク保持部基板41の前方側には、図4、5に示すように、ワーク保持アーム61がワーク払い出し機構と兼用するように設けられており、該ワーク保持アーム61は、払い出し用アクチュエータ62に連結されて、前後方向への移動および傾斜回転が可能になっている。
また、ワーク保持基板41の前方側両側には、上下に対向したワーク保持板44、45およびワーク保持板46、47がそれぞれ配置されている。ワーク保持板44、46は、ワーク保持基板41に取付けられており、一方、ワーク保持板45、47は、ワーク保持板44、46に固定されたワーク保持用アクチュエータ48、49の作動ロッド48a、49aに取付けられている。ワーク保持板45、47は、前記アクチュエータ48、49の動作によって他方のワーク保持板44、46に対し遠近移動して後述するワークの保持および保持解除を行うことができる。
上記したワーク保持基板41、ワーク保持アーム61、ワーク保持板44、45、46、47、保持用アクチュエータ48、49によって本発明実施形態のワーク保持部40が構成されている。なお、上記したワーク保持アーム61は、払い出し用アクチュエータ62とともにワーク払い出し機構60も構成している。
上記したワーク保持用アクチュエータ48、49、払い出し用アクチュエータ62は、図6に示すように装置制御部2に接続されてそれぞれの動作が制御されている。
また、ワーク保持板44、46の上面側には、リベット脱落防止用アクチュエータ51、52が取付けられており、それぞれの回転動作ロッド51a、52aには、リベット脱落防止用ガイド53、54が回転可能に取付けられている。該リベット脱落防止用ガイド53、54は、水平杆の先端に垂直杆が連結され、該垂直杆の下端に外周方向に伸長する水平のガイド板53a、54aが連結された構成からなり、回転作動ロッド51a、52aによって回転する所定の回転位置では後述するワークに挿入されたリベットを表面側から覆うように構成されている。上記したリベット脱落防止用アクチュエータ51、52、リベット脱落防止用ガイド53、54によって本発明実施形態のリベット脱落防止手段50が構成されている。上記リベット脱落防止用アクチュエータ51、52は、装置制御部2に接続されてその動作が制御されている。
なお、ワーク保持部40の前方側には、前方下方側に傾斜する払い出し用傾斜レール71が臨ませており、該払い出し用傾斜レール71の先方にワーク受け板72が配置されてワーク払い出し部70が構成されている。
なお、自動リベットかしめ装置1は、上記装置を動作させるための操作釦4および対の釦で構成されるとなる操作釦5、5を操作部として備えており、各操作釦は装置制御部2に接続されて、その押釦状態が検知される。
次に、上記自動リベットかしめ装置1の動作について図8のフローチャートを参照しつつ説明する。
ワーク100として、クロスメンバ101と該クロスメンバ101の表裏両端部に配置される上側ガセット102、102と下側ガセット103、103と、クロスメンバとガセットとを固定する上側リベット104…104、下側リベット105…105を用意する。
先ず、操作釦4をオペレータ(作業者)が押釦することで、押釦情報が装置制御部2に通知される。該操作では、ワーク保持ユニット30およびワーク保持部40は待機状態になり(ステップs1)、装置制御部2は、Y軸方向移動用アクチュエータ32、33によってワーク保持部基板41をY軸方向の所定位置に置き、またワーク保持板45、47は、ワーク保持用アクチュエータ48、49によってワーク保持板44、46から離隔してワークを設置可能な状態にする。また、必要がある場合には上下移動用アクチュエータ22、23を制御してインデックステーブル20のZ軸方向の位置調整を行う。さらに必要がある場合には、図示しないスライド駆動手段によってインデックステーブル20をX軸方向に移動させる。したがって、装置制御部2は、インデックステーブル20のXYZ軸移動を制御する移動制御部としても機能する。
次いで、ワーク保持板44、46上にそれぞれ上側ガセット102、102を設置し、さらに、その上およびワーク保持アーム61上に、クロスメンバ101、さらにその上に下側ガセット103、103を設置する(ステップs2)。その後、操作釦4が押されると、押釦情報が装置制御部2に通知され、第1の操作指令としてワーク保持用アクチュエータ48、49を制御して、ワーク保持板44、46を下降させて下側ガセット103、103、クロスメンバ101、上側ガセット102、102をワーク保持板44、45およびワーク保持板46、47で挟んで保持する(ステップs3)。次いで、作業者によって下側ガセット103、103に対する下側リベット105がクロスメンバ101の上側からリベット孔101a…101aに挿入される(ステップs4)。なお、上記リベット105…105の挿入は、ステップs3のワークの保持前に行うことも可能である。
上記下側リベット105…105を挿入した後、操作釦5、5が押されると(ステップs5)、押釦情報が装置制御部2に通知され、第2の操作指令としてリベット脱落防止用アクチュエータ51、52を制御して、リベット脱落防止用ガイド53、54を回転させ、ガイド板53a、54aを上記で挿入した下側リベット105…105の頭部上面側に移動させてカバーをする(ステップs6)。なお、操作釦5、5は、対となる釦が同時に押された場合にのみ押釦情報が装置制御部2に通知されるように構成されており、一つの釦が誤って押された場合の誤動作の防止が図られている。
次いで、または上記リベット脱落防止手段50の動作とともに、装置制御部2によって回転用アクチュエータ27が制御され、回転ロッド26をY軸方向を中心にして180度回転させて、ワーク保持ユニット30、ワーク保持部40すなわちワーク100を回転させる(ステップs7)。この回転に際しては、上記で挿入されたリベット105…105は裏面側に移動するが、上記したガイド板53a、54aによって表面側が覆われているので、リベット孔101a…101aから脱落することなく挿入されたままの状態が維持される。次いで、作業者によってクロスメンバ101のリベット孔101aに対し上側のリベット104…104を上側から挿入する(ステップs8)。
その後、再度操作釦4が押されると(ステップs9)、図示しないスライド駆動装置が動作して、インデックステーブル20がX軸方向に沿ってかしめユニット10側に移動し、ワーク100が所定の位置に位置決めされる。なお、この際には、インデックステーブル20について、Y軸方向の移動、Z軸方向の移動を必要に応じて行うことができる。
さらに、装置制御部2は、かしめユニット10のかしめ部回転用アクチュエータ11を制御して、かしめ部14を所定の位置にまで回転させ、ワーク100における上側リベット104…104のかしめを行う(ステップs10))。次いで、装置制御部2は、再度回転用アクチュエータ27を制御してワーク保持ユニット30およびワーク保持部40を180度回転させ、ワーク100を回転させて裏返す(ステップ11)。該回転後、必要に応じてインデックステーブル20のX軸、Y軸方向の移動を行い、また、必要に応じてかしめユニット10の回転を行う。これらの移動および回転動作が不要の場合には、これらの処理が行われない。
次いで、リベット脱落防止用アクチュエータ51、52を動作させてリベット脱落防止用ガイド53、54のガイド板53a、54aを回転によって下側リベット105…105の表面からリベット作業に干渉しない位置にまで待避させる。その後、かしめユニット部14によって下側リベット105…105のかしめが行われる(ステップs12)。ワーク100に対する表裏面のかしめが行われた後、装置制御部2では、インデックステーブル20をX軸方向に沿って待機位置にまで移動させ、払い出し用アクチュエータ62を制御してワーク保持アーム61を前進させた後、傾斜回転させてワーク100をワーク保持部40の前方へと払い出す(ステップs13)。払い出されたワーク100は、払い出し用傾斜レール71上を移動してワーク受け板72で保持される。払い出しが行われたワーク100は、図示しない台車などに移動して後工程に供することができる。自動リベットかしめ装置1では、引き続き、新たなワークに対してリベットのかしめ作業を行うことができる。
なお、上記した実施形態では、操作釦4を繰り返し使用して操作指令を行うものとしたが、各操作指令に応じた操作釦を個別に備えるものであってもよい。
上記した一連のかしめ作業では、表裏でのリベットのかしめが必要なワークに対しても作業者のマニュアルに頼ることなく効率よく作業がなされ、短い時間の処理サイクルで作業を行うことができ、日当たりの処理ワーク数も増大する。また、作業者もかしめ時工程では、表裏のかしめが完了するまで装置に触れる必要がないので、作業の安全性も向上する。
以上、本発明について上記実施形態に基づいて説明をしたが、本発明は上記説明の内容に限定されるものではなく、本発明を逸脱しない範囲で変更が可能である。
本発明の一実施形態の自動リベットかしめ装置の全体を示す概略正面図である。 同じく、かしめユニットを示す斜視図である。 同じくインデックステーブルを示す正面図である。 同じく、ワーク保持ユニット、ワーク保持ユニットを含むインデックステーブルの斜視図である。 同じく、ワーク保持ユニットを示す斜視図である。 同じく、装置制御構成を示すブロック図である。 同じく、処理対象となるワークを示す分解および完成品斜視図である。 同じく、かしめ処理工程全般を示すフローチャートである。
符号の説明
1 自動リベットかしめ装置
2 装置制御部
4 操作釦
5 操作釦
10 かしめユニット
11 かしめ部回転用アクチュエータ
14 かしめ部
15 かしめ駆動手段
20 インデックステーブル
22、23 上下移動アクチュエータ
25 ワーク保持ユニット回転機構
26 回転ロッド
27 回転用アクチュエータ
30 ワーク保持ユニット
32、33 Y軸方向移動用アクチュエータ
40 ワーク保持部
44、45、46、47 ワーク保持板
48、49 ワーク保持用アクチュエータ
50 リベット脱落防止手段
51、52 リベット脱落防止用アクチュエータ
53、54 リベット脱落防止用ガイド
60 ワーク払い出し機構
61 ワーク保持アーム
62 払い出し用アクチュエータ
63 払い出し用傾斜レール
64 ワーク受け板
70 ワーク払い出し部
100 ワーク
101 クロスメンバ
102 上側ガセット
103 下側ガセット
104 上側リベット
105 下側リベット

Claims (4)

  1. ワークを保持するワーク保持ユニットと、前記ワーク保持ユニットを具えてXYZ軸方向に移動可能なインデックステーブルと、前記インデックステーブルの移動を制御する移動制御部と、前記ワーク保持ユニットに保持されたワークに対しリベットのかしめを行うリベットかしめユニットと、を備える自動リベットかしめ装置であって、
    前記インデックステーブルに、Y軸方向の軸線を中心に前記ワーク保持ユニットを回転可能とするワーク保持ユニット回転機構が設けられ、前記ワーク保持ユニットにはワークを保持するワーク保持部が設けられ、該ワーク保持部には、前記保持ユニットが回転する際に前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止するリベット脱落防止手段が設けられており、さらに、リベットのかしめがなされたワークを前記ワーク保持ユニットからワーク払い出し部に払い出すワーク払い出し機構を有することを特徴とする自動リベットかしめ装置。
  2. 第1の操作指令によって前記ワーク保持部にワークを保持させ、第2の操作指令によって前記ワーク保持ユニット回転機構により前記ワーク保持ユニットを回転させるとともに、前記リベット脱落防止手段によって前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちるのを防止し、第3の操作指令によって前記ワーク払い出し機構によってリベットのかしめがなされたワークを前記ワーク保持ユニットからワーク払い出し部に払い出させる装置制御部を備えることを特徴とする請求項1記載の自動リベットかしめ装置。
  3. 前記各操作指令は、オペレータが操作する操作部の動作に基づいて発せられるものであることを特徴とする請求項2記載の自動リベットかしめ装置。
  4. 前記リベット脱落防止手段は、前記ワークに挿入したリベットが抜け落ちないような部位に移動するリベット脱落防止ガイドからなることを特徴とする請求項1〜3のいずれかに記載の自動リベットかしめ装置。
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