JP2017052054A - 工作機械 - Google Patents

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Abstract

【課題】爪の交換作業が簡単な工作機械を提供することを課題とする。
【解決手段】工作機械1は、爪Jと、爪Jが交換可能に取り付けられる爪取付面Fと、を有しワークWを搬送する搬送ロボット41と、搬送ロボット41を案内する走行台40と、を有するワーク搬送装置4と、ワークWに所定の加工を施す機械本体2と、ワーク搬送装置4および機械本体2を制御する制御装置3と、を備える。ワークWが搬送、加工されるエリアを搬送加工エリアA1として、搬送加工エリアA1の前側には、作業者Oが爪Jの交換作業を行う作業エリアA2が設定される。制御装置3は、交換作業の際、搬送ロボット41を所定の交換位置P4に位置決めする。交換位置P4において、爪取付面Fは、作業エリアA2から見て、上側、前側、左側、右側のいずれかを向いている。
【選択図】図4

Description

本発明は、例えば旋盤などの、ワーク搬送装置付きの工作機械に関する。
工作機械のワーク搬送装置は、走行台と搬送ロボットとを備えている。搬送ロボットは、ワークを把持、解放可能なチャックを備えている。搬送ロボットは、走行台に沿って移動可能である。チャックの爪は、消耗時や段取り替え時などに交換される。爪の交換作業においては、まず、作業者が、工作機械の操作盤のスイッチを介して、搬送ロボットを駆動し、搬送ロボットを所定の交換位置まで移動させる。次に、作業者が、当該交換位置において、爪を交換する。その後、作業者が、再び工作機械の操作盤のスイッチを介して、搬送ロボットを駆動し、搬送ロボットを原位置まで移動させる。
特開平4−283036号公報
しかしながら、搬送ロボット移動時においては、搬送ロボットが所定の位置(交換位置、原位置)に停止するように、搬送ロボットを少しずつ動かす必要がある。このため、作業者は、搬送ロボットを目視しながら、操作盤のスイッチを、小刻みにオン、オフする必要がある。当該作業は煩雑である。
この点、特許文献1には、自動的にメンテナンス位置、原位置に移動可能な車体組立てロボットが開示されている。ところが、特許文献1には、メンテナンス位置における車体組立てロボットの向き(角度)に関する記載がない。すなわち、搬送ロボットの爪の交換作業の場合、交換位置におけるチャックの爪取付面の向き(角度)により、作業の難易度が大幅に変わってしまう。例えば、交換位置において、チャックの爪取付面が真下を向いている場合、爪の自重により、爪の装着作業が困難になってしまう。そこで、本発明は、爪の交換作業が簡単な工作機械を提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の工作機械は、ワークを把持、解放可能な爪と、前記爪が交換可能に取り付けられる爪取付面と、を有し前記ワークを搬送する搬送ロボットと、前記搬送ロボットを案内する走行台と、を有するワーク搬送装置と、前記ワークに所定の加工を施す機械本体と、前記ワーク搬送装置および前記機械本体を制御する制御装置と、を備える工作機械であって、前記走行台の延在する方向を左右方向、水平面内において前記左右方向に直交する方向を前後方向、前記左右方向および前記前後方向に直交する方向を上下方向として、前記ワーク搬送装置により前記ワークが搬送され、前記機械本体により前記ワークが加工されるエリアを搬送加工エリアとして、前記搬送加工エリアの前側には、作業者が前記爪の交換作業を行う作業エリアが設定され、前記制御装置は、前記交換作業の際、前記搬送ロボットを所定の交換位置に位置決めし、前記交換位置において、前記爪取付面は、前記作業エリアから見て、上側、前側、左側、右側のいずれかを向いていることを特徴とする。
本発明の工作機械によると、制御装置が、自動的に、搬送ロボットを任意の位置から交換位置まで移動させることができる。このため、簡単に搬送ロボットの移動を行うことができる。また、本発明の工作機械によると、制御装置が、自動的に、交換位置における爪取付面の向きを、上側、前側、左側、右側のいずれかの向きに、位置決めすることができる。このため、爪取付面が下側を向くおそれがない。したがって、簡単に爪の交換作業を行うことができる。
本発明の工作機械の一実施形態である旋盤の透過斜視図である。 同旋盤のブロック図である。 爪の交換作業のフローチャートである。 同旋盤の右側から見た断面図である。 (a)は、その他の実施形態(その1)の旋盤の搬送ロボットのチャック付近の斜視図である。(b)は、その他の実施形態(その2)の旋盤の搬送ロボットのチャック付近の斜視図である。 (a)は、その他の実施形態(その3)の旋盤の搬送ロボットのチャック付近の右面図である。(b)は、その他の実施形態(その4)の旋盤の搬送ロボットのチャック付近の右面図である。
以下、本発明の工作機械の実施の形態について説明する。以下に示す実施形態においては、本発明の工作機械を旋盤として具現化している。
<旋盤>
まず、本実施形態の旋盤について説明する。図1に、本実施形態の旋盤の透過斜視図を示す。図2に、同旋盤のブロック図を示す。図1、図2に示すように、本実施形態の旋盤1は、機械本体2と、制御装置3と、ワーク搬送装置4と、を備えている。旋盤1は、本発明の「工作機械」の概念に含まれる。
[機械本体2]
図1に示すように、機械本体2は、主軸台20と、工具台21と、操作盤22と、ベース23と、カバー24と、を備えている。主軸台20は、本体200と、主軸201と、チャック202と、を備えている。本体200は、ベース23の上面の前側に配置されている。主軸201は、本体200に対して、左右方向(主軸方向)に延在する軸周りに、回転可能である。チャック202は、主軸201の右側に配置されている。チャック202は、主軸201と共に回転可能である。チャック202は、ワークWを把持、解放可能である。
工具台21は、本体210と、タレット211と、ガイド部材212と、スライド213と、を備えている。ガイド部材212は、ベース23の上面の後側に配置されている。スライド213は、ガイド部材212に対して左右方向に移動可能である。本体210は、スライド213に対して前後方向に移動可能である。タレット211は、本体210に対して、左右方向に延在する軸周りに、回転可能である。タレット211の外周には、複数の工具Tが、交換可能に取り付けられている。
図1に透過して示すように、カバー24は、ベース23の上側に配置されている。カバー24は、主軸台20、工具台21を覆っている。カバー24の前壁には、三つの開口240と、三つの扉241と、が配置されている。三つの開口240は、左右方向に並んでいる。三つの開口240は、ワーク搬入位置P2、ワーク加工位置P1、ワーク搬出位置P3に近接して配置されている。
ここで、ワーク加工位置P1とは、搬送ロボット41と主軸台20との間でワークWを受け渡す位置(主軸台20のチャック202の位置)である。ワーク搬入位置P2とは、左側(上流側)の工程間中継装置6から、搬送ロボット41が、ワークWを取り出す位置(左側の工程間中継装置6のベース60の上面の最前位置)である。ワーク搬出位置P3とは、右側(下流側)の工程間中継装置6に、搬送ロボット41が、ワークWを払い出す位置(右側の工程間中継装置6のベース60の上面の最前位置)である。なお、左側の工程間中継装置6は、本発明の「上流側装置」の概念に含まれる。また、右側の工程間中継装置6は、本発明の「下流側装置」の概念に含まれる。
扉241は、開口240を開閉可能である。左側または右側から見て、三つの開口240は、各々、カバー24内部の搬送加工エリアA1と、カバー24外部(前側)の作業エリアA2と、を仕切っている。搬送加工エリアA1においては、主軸台20、工具台21により、ワークWの加工が行われる。また、搬送加工エリアA1においては、搬送ロボット41により、ワーク搬入位置P2→ワーク加工位置P1→ワーク搬出位置P3の順に、ワークWの搬送が行われる。一方、作業エリアA2においては、作業者により、旋盤1に対する様々な作業が行われる。
図1に透過して示すように、操作盤22は、カバー24の前壁に配置されている。図2に示すように、操作盤22は、運転準備スイッチ220、爪交換起動ボタン221、爪交換戻しボタン222、ランプ223を備えている。運転準備スイッチ220は、旋盤1の動力(油圧など)を、オフにするためのスイッチである。爪交換起動ボタン221は、後述する搬送ロボット41を、任意の位置から交換位置まで移動させるためのボタンである。爪交換戻しボタン222は、後述する搬送ロボット41を、交換位置から原位置(予め設定された、旋盤1始動時の搬送ロボット41の位置)まで移動させるためのボタンである。ランプ223は、搬送ロボット41の状態を表示するためのランプである。
[ワーク搬送装置4]
図1に示すように、ワーク搬送装置4は、走行台40と、搬送ロボット41と、を備えている。走行台40は、左右一対の支柱部400と、横梁部401と、を備えている。左右一対の支柱部400は、ベース23の上面の左右方向両端に配置されている。横梁部401は、左右一対の支柱部400の上端間を連結している。横梁部401は、左右方向に延在している。横梁部401の左右両端は、各々、工程間中継装置6まで延在している。
搬送ロボット41は、本体410と、第一アーム411と、第二アーム412と、一対のチャック413と、ロボット走行用モータ414と、チャック昇降用モータ415と、チャック旋回用第一モータ416と、チャック旋回用第二モータ417と、を備えている。
ロボット走行用モータ414により、本体410は、走行台40に対して左右方向に移動可能である。チャック昇降用モータ415により、第一アーム411は、本体410に対して、下側に伸縮可能である。チャック旋回用第一モータ416により、第一アーム411は、自身の軸周りに回転可能である。第二アーム412は、第一アーム411の下端から、水平方向に突出している。チャック旋回用第二モータ417により、第二アーム412は、自身の軸周りに回転可能である。
一対のチャック413は、第二アーム412の先端に取り付けられている。チャック413は、いわゆる三つ爪チャックである。すなわち、チャック413の爪取付面Fには、三つの爪Jが交換可能に取り付けられている。三つの爪Jにより、チャック413は、ワークWを把持、解放可能である。チャック413は、ワーク加工位置P1において、主軸台20のチャック202との間で、ワークWを受け渡し可能である。また、チャック413は、ワーク搬入位置P2、ワーク搬出位置P3において、左右両側の工程間中継装置6のトレイ61との間で、ワークWを受け渡し可能である。
[制御装置3]
図2に示すように、制御装置3は、演算部30と、記憶部31と、入出力インターフェイス32と、を備えている。記憶部31には、爪Jの交換作業の際の、搬送ロボット41の移動プログラムが格納されている。移動プログラムには、搬送ロボット41を、任意の位置から交換位置まで移動させるためのプログラムが含まれる。また、移動プログラムには、搬送ロボット41を、交換位置から原位置まで移動させるためのプログラムが含まれる。また、移動プログラムには、交換位置において、チャック413の爪取付面Fの向き(角度)を、所定の向きに位置決めするためのプログラムが含まれる。また、移動プログラムには、ランプ223の点灯パターン(点滅、点灯、消灯)が含まれる。
入出力インターフェイス32は、ロボット走行用モータ414、チャック昇降用モータ415、チャック旋回用第一モータ416、チャック旋回用第二モータ417、運転準備スイッチ220、爪交換起動ボタン221、爪交換戻しボタン222、ランプ223に電気的に接続されている。
<工程間中継装置>
次に、工程間中継装置6について説明する。図1に示すように、左右一対の工程間中継装置6は、旋盤1の左右両側に配置されている。工程間中継装置6は、ベース60と、複数のトレイ61と、を備えている。トレイ61は、ベース60の上面を、楕円形の軌道で移動可能である。ワークWは、トレイ61に載置されている。搬送ロボット41は、左側の工程間中継装置6のワーク搬入位置P2にセットされたトレイ61から、加工前のワークWを取り出す。また、搬送ロボット41は、右側の工程間中継装置6のワーク搬出位置P3にセットされたトレイ61に、加工後のワークWを払い出す。
<爪の交換作業>
次に、爪の交換作業について説明する。図3に、爪の交換作業のフローチャートを示す。図4に、本実施形態の旋盤の右側から見た断面図を示す。なお、図4に示すのは、図1に示すチャック202およびスライド213よりも右側の位置で旋盤1を切断した場合の断面図である。また、図4に示すのは、搬送ロボット41が交換位置P4に位置決めされた状態の断面図である。爪Jの交換作業は、例えば爪Jの消耗時や段取り替え時などに、実行される。爪Jの交換作業は、第一移動工程と、爪交換工程と、第二移動工程と、を有している。
[第一移動工程]
第一移動工程においては、図3のS1(ステップ1。以下同様)に示すように、図4に示す作業エリアA2の作業者Oが、図2に示す爪交換起動ボタン221を押す。図3のS2に示すように、制御装置3は、記憶部31の移動プログラムに従って、ロボット走行用モータ414、チャック昇降用モータ415、チャック旋回用第一モータ416、チャック旋回用第二モータ417を適宜駆動し、搬送ロボット41を、自動的に、任意の位置から図4に示す交換位置P4まで、移動させる。
なお、制御装置3は、搬送ロボット41移動前に、搬送ロボット41の軌道から、工具台21(具体的には、図1に示す本体210、タレット211、スライド213など)を退避させる。また、制御装置3は、記憶部31の移動プログラムに従って、搬送ロボット41が移動している間、ランプ223を点滅させる。また、制御装置3は、記憶部31の移動プログラムに従って、搬送ロボット41が交換位置P4に停止している間、ランプ223を点灯させる。
交換位置P4は、図1に示す左右方向に並ぶ三つの開口240のうち、中央の開口240に近接している。すなわち、交換位置P4は、ワーク加工位置P1に近接している。搬送ロボット41が任意の位置に位置決めされる場合と比較して、交換位置P4においては、作業エリアA2から爪取付面Fまでの前後方向距離が最短になる。交換位置P4は、図4に示す作業エリアA2の作業者Oの手の届く範囲に設定されている。
制御装置3は、記憶部31の移動プログラムに従って、交換位置P4における一対の爪取付面Fの向き(角度)を、自動的に位置決めする。具体的には、交換位置P4においては、作業エリアA2から見て、一対の爪取付面Fのうち、一方の爪取付面Fは左側を向くように位置決めされる。並びに、他方の爪取付面Fは右側を向くように位置決めされる。
[爪交換工程]
爪交換工程においては、まず、図3のS3に示すように、図4に示す作業者Oは、図2に示す運転準備スイッチ220をオフにする。すなわち、旋盤1の動力をオフにする。次に、図3のS4に示すように、作業者Oは、手作業で爪Jを交換する。すなわち、一対の爪取付面Fの各々に対して、爪取付面Fから古い爪Jを取り外し、爪取付面Fに新しい爪Jを取り付ける。続いて、図3のS5に示すように、作業者Oは、図2に示す運転準備スイッチ220をオンにする。すなわち、旋盤1の動力をオンにする。
[第二移動工程]
第二移動工程においては、図3のS6に示すように、図4に示す作業者Oが、図2に示す爪交換戻しボタン222を押す。図3のS7に示すように、制御装置3は、記憶部31の移動プログラムに従って、ロボット走行用モータ414、チャック昇降用モータ415、チャック旋回用第一モータ416、チャック旋回用第二モータ417を適宜駆動し、搬送ロボット41を、自動的に、交換位置P4から原位置まで、移動させる。
なお、制御装置3は、記憶部31の移動プログラムに従って、搬送ロボット41が移動している間、ランプ223を点滅させる。また、制御装置3は、記憶部31の移動プログラムに従って、搬送ロボット41の停止後、ランプ223を消灯させる。
<作用効果>
次に、本実施形態の旋盤の作用効果について説明する。図2〜図4に示すように、本実施形態の旋盤1によると、制御装置3が、自動的に、搬送ロボット41を任意の位置から交換位置P4まで移動させることができる。このため、作業者Oが手動操作で搬送ロボット41を移動させる場合と比較して、簡単に搬送ロボット41の移動を行うことができる。
また、交換位置P4は、作業者Oが搬送加工エリアA1に手を入れやすい開口240に近接した位置に、設定されている。また、搬送ロボット41が任意の位置にある場合と比較して、交換位置P4においては、作業エリアA2から爪取付面Fまでの前後方向距離が最短になる。また、交換位置P4は、作業者Oの手の届く範囲に設定されている。このため、作業者Oは、簡単に爪Jの交換作業を行うことができる。
また、図2、図4に示すように、本実施形態の旋盤1によると、制御装置3が、自動的に、交換位置P4における一対の爪取付面Fの向きを、左側および右側に位置決めする。このため、爪取付面Fが下側を向くおそれがない。したがって、作業者Oは、簡単に爪Jの交換作業を行うことができる。
また、図4に示すように、交換位置P4において、一方の爪取付面Fは左側を、他方の爪取付面Fは右側を、各々向いている。このため、一方の爪取付面Fが上側を、他方の爪取付面Fが下側を、各々向いている場合と比較して、一対の爪取付面Fの両方に対する作業負荷を、均一にすることができる。特に、段取り替え時においては、一対の爪取付面Fの全ての爪Jを一斉に交換する。このため、一対の爪取付面Fを左側および右側に位置決めするのが好ましい。
また、図2〜図4に示すように、本実施形態の旋盤1によると、制御装置3が、自動的に、搬送ロボット41を交換位置P4から原位置まで移動させることができる。このため、作業者Oが手動操作で搬送ロボット41を移動させる場合と比較して、簡単に搬送ロボット41の移動を行うことができる。また、交換作業終了後、速やかに旋盤1の自動運転を開始することができる。
また、図1、図2に示すように、本実施形態の旋盤1によると、ランプ223により、搬送ロボット41の状態(移動中は点滅、交換位置P4に停止中は点灯、原位置に停止後は消灯)が表示される。このため、作業者Oが、搬送ロボット41の状態や工程の進行程度を確認しやすい。
また、図1、図2に示すように、制御装置3は、搬送ロボット41移動前に、搬送ロボット41の軌道から、工具台21(具体的には、図1に示す本体210、タレット211、スライド213など)を退避させる。このため、移動時に、搬送ロボット41と工具台21とが干渉するのを、抑制することができる。
また、図1、図4に示すように、ワーク加工位置P1においてはワークWの受け渡しが行われるため(ワーク搬入位置P2、ワーク搬出位置P3も同様)、作業者Oの便宜のために、カバー24に開口240が開設されている場合が多い。本実施形態の旋盤1によると、既設の開口240を利用して、作業者Oが爪の交換作業を行いやすい位置に、交換位置P4を設定することができる。
<その他>
以上、本発明の工作機械の実施の形態について説明した。しかしながら、実施の形態は上記形態に特に限定されるものではない。当業者が行いうる種々の変形的形態、改良的形態で実施することも可能である。
図5(a)に、その他の実施形態(その1)の旋盤の搬送ロボットのチャック付近の斜視図を示す。図5(b)に、その他の実施形態(その2)の旋盤の搬送ロボットのチャック付近の斜視図を示す。なお、図4と対応する部位については同じ符号で示す。
図5(a)に実線で示すように、一対の爪取付面Fの両方に対して、同時に爪Jの交換作業が可能なように、交換位置P4を設定してもよい。また、図5(a)に点線で、図5(b)に実線および点線で示すように、一対の爪取付面Fの一方に対して、爪Jの交換作業が可能なように、交換位置P5〜P9を設定してもよい。例えば、一対の爪取付面Fの両方の爪Jを交換する、段取り替え時においては、交換位置P4を採用してもよい。また、一対の爪取付面Fの一方の爪Jを交換する、爪Jの消耗時においては、交換位置P5〜P9を採用してもよい。
搬送ロボット41の種類は特に限定しない。図6(a)に、その他の実施形態(その3)の旋盤の搬送ロボットのチャック付近の右面図を示す。図6(b)に、その他の実施形態(その4)の旋盤の搬送ロボットのチャック付近の右面図を示す。なお、図4と対応する部位については同じ符号で示す。
図6(a)に示すように、搬送ロボット41は、第一アーム411と、チャック回転部418と、一対のチャック413と、を備えている。チャック回転部418は、第一アーム411の下端に配置されている。チャック回転部418は、前下−後上方向に延在する回転軸Bの軸周りに、回転可能である。一対のチャック413は、チャック回転部418に配置されている。一対の爪取付面Fは、互いに直交している。交換位置P10においては、一対の爪取付面Fのうち、一方が前側を向いている。
図6(b)に示すように、搬送ロボット41は、第一アーム411と、第二アーム419と、一対のチャック413と、を備えている。第二アーム419は、第一アーム411の下端に配置されている。第二アーム419は、第一アーム411に対して、前後方向に揺動可能である。また、第二アーム419は、回転軸Cの軸周りに、回転可能である。一対のチャック413は、第二アーム419の先端に配置されている。一対の爪取付面Fは、互いに背向している。
搬送ロボット41においては、第一アーム411と第二アーム419との間の挟角に応じて、二つの交換位置P11(挟角90°)、P12(挟角180°)を設定可能である。交換位置P11においては、実線で示すように、一対の爪取付面Fの一方が左側を、他方が右側を、向いている。なお、点線で示すように、一対の爪取付面Fの一方が上側を、他方が下側を、向いていてもよい。交換位置P12においては、一点鎖線で示すように、一対の爪取付面Fの一方が左側を、他方が右側を向いている。なお、点線で示すように、一対の爪取付面Fの一方が前側を、他方が後側を、向いていてもよい。
チャック413の配置数は特に限定しない。搬送ロボット41に、単一のチャック413が配置されていてもよい。チャック413における爪Jの配置数は特に限定しない。2つ、4つ、5つ、6つなどであってもよい。また、爪Jは、ワークWを径方向内側から把持しても、あるいは径方向外側から把持してもよい。
図4に示すように、上記実施形態においては、交換位置P4をワーク加工位置P1付近の開口240に近接した位置に設定した。しかしながら、交換位置P4をワーク搬入位置P2付近の開口240、ワーク搬出位置P3付近の開口240に近接した位置に設定してもよい。これらの場合であっても、交換位置P4を、作業者Oの手の届く範囲に設定することができる。
図1、図2に示すように、上記実施形態においては、制御装置3が、搬送ロボット41移動前に、搬送ロボット41の軌道から、工具台21(具体的には、図1に示す本体210、タレット211、スライド213など)を退避させた。しかしながら、制御装置3が、搬送ロボット41の軌道から、他の移動部材(例えば、ATC(Automatic Tool Changer)、ワークWを測定するワーク測定器、工具Tを測定するタッチセンサ、加工時に工具Tをサポートするシャフトなど)を退避させてもよい。
図4に示すように、搬送加工エリアA1におけるワークWの搬送エリア(走行台40が配置されているエリア)と、ワークWの加工エリア(主軸台20、工具台21が配置されているエリア)と、の前後関係は特に限定しない。例えば、搬送エリアが前、加工エリアが後であってもよい。また、この逆であってもよい。また、搬送エリアと加工エリアとが前後方向同位置に重複していてもよい。また、搬送加工エリアA1と作業エリアA2との間に、他のエリアが介在していてもよい。
工作機械の種類は特に限定しない。例えば、横型旋盤、正面旋盤、立型旋盤、フライス盤、ボール盤、ミーリングセル、マシニングセンタ、ターニングセンタなどとして、本発明の工作機械を具現化してもよい。
1:旋盤(工作機械)、2:機械本体、20:主軸台、200:本体、201:主軸、202:チャック、21:工具台、210:本体、211:タレット、212:ガイド部材、213:スライド、22:操作盤、220:運転準備スイッチ、221:爪交換起動ボタン、222:ボタン、223:ランプ、23:ベース、24:カバー、240:開口、241:扉、3:制御装置、30:演算部、31:記憶部、32:入出力インターフェイス、4:ワーク搬送装置、40:走行台、400:支柱部、401:横梁部、41:搬送ロボット、410:本体、411:第一アーム、412:第二アーム、413:チャック、414:ロボット走行用モータ、415:チャック昇降用モータ、416:チャック旋回用第一モータ、417:チャック旋回用第二モータ、418:チャック回転部、419:第二アーム、6:工程間中継装置(上流側装置、下流側装置)、60:ベース、61:トレイ、A1:搬送加工エリア、A2:作業エリア、B:回転軸、C:回転軸、F:爪取付面、J:爪、O:作業者、P1:ワーク加工位置、P2:ワーク搬入位置、P3:ワーク搬出位置、P4〜P12:交換位置、T:工具、W:ワーク

Claims (5)

  1. ワークを把持、解放可能な爪と、前記爪が交換可能に取り付けられる爪取付面と、を有し前記ワークを搬送する搬送ロボットと、前記搬送ロボットを案内する走行台と、を有するワーク搬送装置と、
    前記ワークに所定の加工を施す機械本体と、
    前記ワーク搬送装置および前記機械本体を制御する制御装置と、
    を備える工作機械であって、
    前記走行台の延在する方向を左右方向、水平面内において前記左右方向に直交する方向を前後方向、前記左右方向および前記前後方向に直交する方向を上下方向として、
    前記ワーク搬送装置により前記ワークが搬送され、前記機械本体により前記ワークが加工されるエリアを搬送加工エリアとして、
    前記搬送加工エリアの前側には、作業者が前記爪の交換作業を行う作業エリアが設定され、
    前記制御装置は、前記交換作業の際、前記搬送ロボットを所定の交換位置に位置決めし、
    前記交換位置において、前記爪取付面は、前記作業エリアから見て、上側、前側、左側、右側のいずれかを向いていることを特徴とする工作機械。
  2. 前記作業エリアと前記搬送加工エリアとを連通する開口と、前記開口を開閉可能な扉と、を有するカバーを備え、
    前記交換位置は、前記扉が開いた後の前記開口を介して、前記作業エリアから、前記作業者が前記爪を交換可能な位置に設定される請求項1に記載の工作機械。
  3. 前記搬送ロボットと、前記機械本体の主軸台と、の間で前記ワークを受け渡す位置をワーク加工位置、
    前記機械本体の左側または右側のうち、一方に隣接する上流側装置から、前記搬送ロボットが、前記ワークを取り出す位置をワーク搬入位置、
    前記機械本体の左側または右側のうち、他方に隣接する下流側装置に、前記搬送ロボットが、前記ワークを払い出す位置をワーク搬出位置として、
    前記開口は、前記ワーク加工位置、または前記ワーク搬入位置、または前記ワーク搬出位置に近接して配置される請求項2に記載の工作機械。
  4. 前記交換位置は、前記作業エリアから前記爪取付面までの距離が最短になる位置である請求項1ないし請求項3のいずれかに記載の工作機械。
  5. 前記交換作業の後、前記制御装置は、前記搬送ロボットを、前記機械本体始動時の位置である原位置に位置決めする請求項1ないし請求項4のいずれかに記載の工作機械。
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KR102013448B1 (ko) * 2018-03-21 2019-08-22 주식회사 이엠에스 가공물 취출장치
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